JPS62138466A - 4,4′−モノチオビスフエノ−ル類の製法 - Google Patents

4,4′−モノチオビスフエノ−ル類の製法

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JPS62138466A
JPS62138466A JP60280745A JP28074585A JPS62138466A JP S62138466 A JPS62138466 A JP S62138466A JP 60280745 A JP60280745 A JP 60280745A JP 28074585 A JP28074585 A JP 28074585A JP S62138466 A JPS62138466 A JP S62138466A
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catalyst
reaction
sulfur dichloride
phenol
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Akira Onoe
明 尾上
Masao Kawamura
河村 昌男
Kunioki Kato
邦興 加藤
Hirokazu Kagano
宏和 加賀野
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Sumitomo Seika Chemicals Co Ltd
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Seitetsu Kagaku Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
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    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、樹脂の改質剤、感熱紙の顕色剤、酸化防止剤
、安定剤など工業的に重キな物質の中間原料トして有用
な4.4′−モノチオビスフェノールの製法に関する。
更に詳しくは、フェノール類をハロゲン触Uの存在下で
、二塩化硫黄と反応させて、4.4′−モノチオビスフ
ェノールを製造する方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の化合物を工業的に昶遺する方法としては
、フェノール類と塩化J直歯(−塩化)丸背および二塩
化1毫黄)より、4,4′−モノチオビスフェノール類
を製造する方法が一般的で、例えば下記の方法が知られ
ている。
(1)クロロホルム溶媒中、フェノールと塩化硫黄との
反応が示されているホーランド(Howland)の米
国特許1.849.489号 (2)2.6−ジーtert  −ブチルフコ−ノール
のモノスルフィドの製法が示されているンジサワ(Fu
jisawa )等の米国特許第3.687.115号
(3)  二硫化炭素中、フェノールと二塩化1.1黄
との反応が示されているミケスカ(Mikeska )
等の米国特許第2.139.766号 (4)  置換フェノールと一塩化硫黄または、二塩化
j部位との反応が示されているコーンイールド(Cof
f1eld )の米国特許* 3.057.926号(
5)トルエン溶媒中、フェノールと二塩化硫黄との反応
および精製法が示されているカーテイス(Curtis
 )等の米国特許第3.390.190号(6)  シ
クロヘキサン溶媒中、フェノール化合物と二塩化r長欠
との反応が示されているメール(Merle )等の特
開昭51−34134等があるがこれらの方法は、下記
のような間窟点を有する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
(1)〜(5)の方法では、4.4′−モノチオビスフ
ェノール類の収率が比較的低く、また異性体、ポリスル
フィド、塩素化フェノールなど多くの副生物が生成する
(6)のメールの方法は、反応液中で4.4′−モノチ
オビスフェノール類を結晶状態に保つため、反応−C農
°゛4 の初期 fi万4.4−モノチオビスフェノール類を添
加する必要がある。そのため操作が複雑でまた、溶媒を
多量に使うため容積効率が悪い。
したがって現在のところ、工業的に4,4 ″−モノチ
オビスフェノール類を高選択率で収率よく有利に得る方
法は知られていない。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本発明者らは、従来技術の欠点を改善し4.4−
モノチオビスフェノールyiJを効率よく安価に製造す
る方法について鋭意検討を重ねた結果、フェノール類を
非極性溶媒中で、二塩化ら1黄と反応させるに当り、触
媒として臭岩化合物または、ヨウ素化合物を反応系に存
在させれば、極めて良好な収率で製造し得ることを見出
し、本発明に到達した。
更に、触媒の種類1反応會件などについて検討を重ね本
発明を完成するに到った。
本発明の要旨は一般式 (ここにR1,R2は、それぞれ水素原子またはcl−
c4のアルキル基を示す。)で表わされるフェノール類
を非極性溶媒中で30℃以下の温度に保持して、二塩化
硫黄と反応させて、一般式(ここにR1,R2は、それ
ぞれ水素原子またはcl  −c4のアルキル基を示す
。〕で表わされる4、4−モノチオビスフェノール類を
製造するに当り、ハロゲン触媒、すなわち臭素または、
ヨウ素化合物、好ましくはヨウ素を用いることを特徴と
fる4、4’、−モノチオビスフェノール類の製法であ
る。
本発明において、4.4″−モノチオビスフェノール類
を製造するための原料フェノール類としては。
ヒドロキシル基に対してm、P位がIR換されていない
ことが必要であり、言い換えればベンゼン環のOH基以
外に置換基のないものか、OH基に対し0位のみが置換
されたものである。
このようなフェノール類の例としては、フェノール、0
−クレゾール、2.6−キシレノール、2.6−シーt
ert−ブチルフェノール、2.6−ジイツプロビルフ
エノールなどがあげられる。
反応は通常、非極性溶媒中であらかじめ溶媒中にハロゲ
ン触媒を存在させておき、そこへフェノールを溶解し、
次いで二塩化硫黄を滴下して行なう0 本発明で用いるハロゲン触媒は、通常非ダ性溶媒中で使
用する。
非極性m 媒の例としては、n −ヘキサン、rl−一
・ブタン、シクロヘキサン、四塩化炭素、テトラク【r
ルエチレン。
トルエンなどがあるが、一般的には極性の低い方が4,
4′−モノチオビスフェノール類の生成率が高くなり好
適である。
触媒の使用量は、二塩化l′A黄に対(7,100〜s
oooppm好ましくは、500〜1500 ppmが
適当である。
少な過ぎると触媒効果がなく、逆に多過ぎてもそれに伴
う効果が、増大しないので有利ではない。
本発明で用いるハロゲン触媒の臭素または、ヨウ素化合
物としては、臭化ナトリウノ1.臭化カリウム、臭化リ
チウムなどの臭素化合物、ヨウ化ナトリウム、ヨウ化カ
リウム、ヨウ化リチウム、ヨウ素などのヨウ素化合物が
有効である。
次に本発明の実施態様について説明する。
まずハロゲン触媒を含む非極性溶媒[フェノール類1モ
ルを溶解する。次に冷却しながら原料の7工ノールM1
モルに1対シーC1o、s〜0.55モル+7)二塩化
硫黄を壊拌しながら滴下する。
この時の反応滉1変は、0〜30℃のり囲がよく特に1
0〜15゛Cの71)1間が好ましい。
反応温度が低過ぎると、反応速量が遅く、高くなると副
反応が起り、収率および選Uく件が低下する場合があっ
て好ましくない。
反応混合物は、スラリー状で白色〜L 出色に青色して
おり、通常この混合″#(スラリー)をft” Aする
ことにより4fi 4.4 ’−モノチオビスフェノー
ル類が、原料フェノール類に対し、80〜95写の収率
で得られる。
更に、このff14.4’−モノチオビスフェノール類
をトルエンまたは、トルエンとn−ヘキサンとの混合物
などより、再結晶させてffJ 4.4 ’−モノチオ
ビスフェノール類を得る。
上述のように本発明の方法によれば、反応操作が非常に
容易で、かつ4.4゛−モノチオビスフェノール類を高
選択率で収率よく得ることができる。
臭素または、ヨウ素化合物の触媒作用は、二塩化硫黄と
臭素または、ヨウ素化合物より次式に示すような反応が
進行するためと推定される。
c2 (M : Li、 Na、 K、 &=p−,I、  
)(:Br、 I )上の図から明らかなように、触媒
として用いた臭素または、ヨウ素化合物中の臭素または
、ヨウ素原子は、臭化または、ヨウ化水素を経由してリ
サイクルしているものと考えられる。
〔実鴫例〕。
以下、実施例をあげて本発明をさらに詳細に説明す、る
。特記せぬ限り、仕込み原料比は1【量%で表わす。
(実施例1) 撹拌機、温度計9滴下ロート、速流冷却器をi−備した
12の4ツロフラスコ中で、スローキシレノール122
.21(1,0モル)を、シクロヘキサン350りに溶
解し、ハロゲン触媒としてヨウ素Q、05jlを添加し
た。
次いで攬は下、二塩化硫黄53.61 ((152モル
)を徐々に滴下した。
同時に、冷水で冷却することにより、内部県jWを0〜
15℃に保ちながら反応を行なった。
反応後、徐々に加熱して60゛Cに2時間保ち、塩化水
素ガスを脱気した後、再び室温寸で冷却した0 反応混合物をjツ過し、乾燥後、ビス(4−ヒドロキシ
−3,5−ジメチルフェニル)スルフィド126、51
を得た。
これは、原料の2.6−キシレノールに対して、92.
2%の収率であった。またこのものの高速液体クロマト
グラフィー(I、C分析)による純度け91.2%であ
った。
更にトルエンとn−へキサンとの混合溶媒中、再結晶で
精製することにより、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−
ジメチルフェニル)スルフィド110.75’(融点1
24−125℃、純度98.6%)をfII製収率87
.5%で得た、。
(比較例1) 触媒として、ヨウ素を加えないこと以外は、実施9]1
と同様に反応を行なった。
反応終了後、実施例1と同様に濾過、乾燥を行なってビ
ス(4−ヒトばキシー&5−ジメチルフェニル)スルフ
ィ)” 80.4 F ヲ得’c。
これは、原料のスローキシレノールに対して。
58.6%の収率であった。またこのもののLC分析に
よる純度は、80.2%であった。
更に、トルエンとn−へキサンとの混合溶媒中で再結晶
を2回繰り返し、精ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジ
メチルフェニル)スルフィド56.7F(純i&9Z5
π)を精製収率70.5%で得た。
(実施例2) 溶媒をトルエンにし、ハロゲン溶媒を臭化リチウムにし
た以外は、実施例1と同様に反応、1過。
乾燥を行ない、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチ
ルフェニル)スルフィ)”120.1pHC6これは、
原料の2.6−キシレノールに対シて、87.5%の収
率であった。オだこのもののLC分析による純度は87
.4%であった。
(実施例3) 溶媒を四塩化炭素にし、ハロゲン触媒をヨウ化リチウム
にした以外は、実施例1と同様に反応、濾過、乾燥を行
ない、ビス(4−ヒドロキシ−へ5−ジメチルフェニル
)スルフィ)’ 124.71 ヲ得た。
これは、原料の2.6−キシレノールに対して、90、
9 Xの収率であった。またこのもののLC分析による
純度は90.8%であった。
(実施例4) スローキシレノール12L2F(1,0モル)をフェノ
ール94. I P (1,0モル)に、溶媒のシクロ
ヘキサンをシクロヘキサン−酢酸エチル(4:1)にし
た以外は、実施例1と同様に反応し、その後、シクロヘ
キサン−酢酸エチルを留去して、粗4,4′−チオジフ
ェノール108.5 Fを得た。
これは、原料のフェノールに対し°r、99.4%の収
率であった。またこのもののLC分析による純度は88
.1πであった。
更に、1,2−ジクロルエタンと四塩化炭素との混合溶
媒で再結晶することにより、槽4,4−チオジフェノー
ル83.6 !l (融点151〜152℃。
LC純度98.3%)を精製収率77.1%で得た。
(実施例5) 2.6−キシレノール122.2F(1,0モル)を0
−クレゾール108. I P (1,0モル)にした
以外は、実施例1と同様に反応、濾過、乾燥を行ない、
ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)スルフィ
ド114.OFを得た。
これは、原料のO−クレゾールに対して、’116にの
収率であった。またこのもののLC分析による純度は9
3.8%であった。
更に、1,2−ジクロルエタンと四塩化炭素との混合溶
媒中で再結晶することにより、精ビス(4−ヒドロキシ
−3−メチルフェニル)スルフィド98、4 Fを得た
精製収率は86.3 %であり、LC分析による純度は
98.2%であった。
〔発明の効果〕
4.4′−モノチオビスフェノール類を製造する方法と
して(く、フェノール類と塩化硫黄(−塩化硫黄および
二塩化t◆、黄)を溶媒中で反応させる方法が知られて
いる。
しかし副生物の生成あるいは、収率が低い等の理由で工
業的規模で実施されるには至っていない。
しかし溶媒として非極性が媒を用い、また触媒として臭
素化合物捷たは、ヨウ素化合物を用いる本発明の新規な
方法では、実施例1と比較例1から明らかなように選択
率、収率とも大きく向上する。
したがって本発明の方法では、分離、精製等の後処理工
程も短縮され、簡便な操作で収率よく、4.4′−モノ
チオビスフェノール類を型令することができる。このこ
とは樹1旨の改質剤、感熱紙の顕色剤など重要な工業製
品の原料である4、4′−モノチオビスフェノール類を
安価に供給できる方法を提供するものである、 出願人  製鉄化学工業株式会社 代表者 増 1)浴 治

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (ここにR_1、R_2は、それぞれ水素原子またはC
    _1〜C_4のアルキル基を示す。)で表わされるフェ
    ノール類を非極性溶媒中ハロゲン触媒の存在下で、二塩
    化硫黄と反応させることを特徴とする一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (ここにR_1、R_2は、それぞれ水素原子またはC
    _1〜C_4のアルキル基を示す。)で表わされる4,
    4′−モノチオビスフェノール類の製法。
  2. (2)ハロゲン触媒が、臭素化合物またはヨウ素化合物
    である特許請求の範囲(1)記載の方法。
  3. (3)ハロゲン触媒がヨウ素である特許請求の範囲(2
    )記載の方法。
JP60280745A 1985-12-12 1985-12-12 4,4′−モノチオビスフエノ−ル類の製法 Granted JPS62138466A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0346824A2 (en) * 1988-06-14 1989-12-20 Seitetsu Kagaku Co., Ltd. Process of producing high purity bis(4-hydroxyphenyl) sulfides and heat-sensitive recording materials contaning the same
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