JPS6347540A

JPS6347540A - 差動装置

Info

Publication number: JPS6347540A
Application number: JP61191591A
Authority: JP
Inventors: Kazunori Shibuya; 和則渋谷; Tetsuo Hamada; 哲郎浜田; Katsuhiko Masuda; 勝彦増田; Kazuhiko Shimada; 和彦島田
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 1986-08-18
Filing date: 1986-08-18
Publication date: 1988-02-29
Anticipated expiration: 2010-03-06
Also published as: US4825724A; JPH0718480B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、１つの入力軸から２つの出力軸へトルクが伝
達され、かつこれら２つの出力軸が互いに異なった回覧
迷電で差動し得るようにした差動装置に閏する。

支Ｘ五五このようｔｉ差動装置は、自動ｆ等の左右１対の駆動車
輪を有する重両においで、］ニンジン動力を両駆動Φ輪
に伝達するのに用いられている。上記重両が旋回運動を
行う時には、左右駆動ｒｒＴ輪のころがり距離に旋回半
径の差による差が生ヂるので、一方の駆動車輪がスリッ
プするのを防止するため、上記差動装置によって左？ｉ
駆動車輪の差動を可能にしである。

この差１Ｆｊｌ装置としては、通常、差動歯中箱、差動
小歯中および差動大歯車から成る差！Ｉ）南中機構が用
いられているが、このような差動装置にＪ３いてＣよ常
に両駆動中輪に同じトルクが伝達されるので、一方の駆
動車輪がぬかるみ、雪３Ｑ　、凍結路等にはまると、使
方の車輪の伝達トルクが減少し走行性能が低下する。従
って差動装置内にイｊ効４ｇ摩擦トルクを発生さＶて低
速回転側車輪の伝）ｚトルクを増大さけろようにしたも
のが差動制限装置として知られている。

差動制限装置として、従来、差動小歯車憎部のカム機構
に発生するスラスト力で多板クラッチ摩擦機構に差動抵
抗を発生させるトルク比例式差動制限装置が知られてい
る。また、特開昭５１−８９０６８号公報には、差動歯
車箱（ケーシング）と差動大ｔＥ４重（側部１′Ｘ７）
との速度差に応答して摩擦クラッチを係合させる速度感
応差動機構が開示されている。

１がｒ゛１しよ２とするｎ　″ しかし、トルク比例式差動制限装置においては、伝達ト
ルクによって生ずるスラスト力を利用して差動制限を行
っているため、例えば低速の急旋回時にトルクをかける
と差動がυ１限されてしまい、スリップを生ずることと
なる。また高速直進時には左右両輪の差動を制限した方
が安定な走行状態が得られて望ましいが、高速走行時に
はトルクが小さいので、差動制限が行われない。さらに
、片輪が完全に脱輪した時には、１〜ルクが伝達されな
いので差動制限が行われず、従って他方の車輪にトルク
を伝えて脱輪状態から脱出することができなくなる。

前記特ｆａｉｌ　１１ｒ！５１−８９０６８号公ｆｆｌ
１７）ｆＩｆｆ感応差動’＋ｎ　４Ｍは、トルクに感応
するものではなく、速度に感応するものであるが、しか
しこれは前述のにうにケーシングど測部ギヤとの間の速
度差に応答するものであって、車速に応答するものでは
ないので、上記のように高速直進時に左右両輪の差ｆＪ
Ｊを制限して走行安定性を向上させることは望めない。

１−　　　す７ための−およく３本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、入力
軸によって回転駆動される差動山車箱、該差動歯車箱に
半径方向に延びる差動小歯＋、ｌ工軸を介して枢名され
た？！２数の差動小歯車、前記差動山車箱と共通の回転
軸線を有し前記差動小歯車と哨合う２個の；！、動大人
山車よびこれらの差動大歯車にそれぞれ固定された２つ
の出力軸から成ろ差動装置にＪ３いて、前記Ｚ動小歯巾
軸に回動自在に嵌装されるとともに半径方向内方に向け
て付勢された遠心錘部材と、前記差動山車箱と前記出ツ
ノ軸との間に設けられ前記遠心錘部材の半径方向外方へ
の移動に応じて係合する多板クラッチとを有する。

本発明によれば、差動小歯車憎に嵌装され差動山車箱と
ともに回転する遠心錘部材が、ばね等による付勢力に打
勝って遠心力により半径方向外方へ移動することにより
、多板クラッチが係合し、差動山車箱と出力軸との間に
差動制限トルクが作用する。寸なわら、差動歯車箱従っ
て入力軸の回転数が大きい詩に両出力軸の差動が制限さ
れるので、この差動装置を備えた車両においては、高速
走行時に左右の駆動車輪の差動が制限され、′安定した
走行が（りられる。低速時には差動が制限されないので
、急旋回を行っても駆動車輪がスリップすることはない
。また、片輪が完全に脱輪した場合でも、トルクの減少
により入力軸の回転数が増ずことによって差動制限され
るので、脱輪状態からの脱出が容易である。さらに、遠
心錘部材に対する付勢力を変えることにより、多板クラ
ッチの結合力を変化させて種々の特性の差動制限装置を
容易に１７ることができる。なお、遠心錘部材は差、勤
小歯Ｉ！軸に１択装して差動歯車箱内に設けられるので
、装防仝体がコンパクトにまとまる。

尖１１以下、本発明を図示の実店例について説明する。

図示の差動装置１は自動車の推進軸２と左右の両車軸３
Ｌ、３Ｒとの間に設けられ、推進ｌＮｌ２が入力軸、車
＠３Ｌ、３Ｒが出力軸となっている。推進軸２の端部に
形成された減速小歯車４が減速大歯車５と噛合っており
、減速大歯車５は差動歯車箱６に固定されている。差動
歯車箱６には前記減速大歯車５の回転軸線に直交する差
ｎＪ小小中巾軸が枢動自在に装着されており、この差動
小歯車憎７に差動小歯車８が固定されている。差動小歯
車８は２個または４個Ｓ２けられ、これらの差動小歯車
８に、前記左中軸３Ｌに装着された差動大歯車９［−と
、右車軸３Ｒに装着された差動大南中９Ｒとが噛合って
いる。

このような差動装置においては、周知のように推進＠２
の駆動トルクは巾軸３Ｌ、３Ｒに均等に伝達され、通常
は差動山車箱６から車軸３までの各部分は一体となって
回転するが、ｋ回時には差動小歯中８が差動小歯車＠７
の軸線まわりに枢動することにより両車軸３Ｌ、３Ｒが
差動する（異なる回転速度で回転づる）。一方の車軸例
えば３Ｌにかかる負荷が減少した場合にも両車軸３１゜
３Ｒは差動を生じ、車軸３Ｌは高速回転し車＠３Ｒは低
速回転するが、この時車軸３Ｒに伝ｊヱされるトルクは
車＠３Ｌに伝達されるトルクによって制限され減少する
。従ってこのような場合に両車軸３Ｌ、３Ｒの差動を制
限して巾軸３Ｒに伝達されるトルクを増すために差動制
限装置が設けられている。

この差動制限装置は本実施例においては次のように構成
されている。前記差動小歯車憎７の差動小歯車８と差１
’ＪＪ歯市箱６内面との間の部分に遠心錘部材１０が摺
動自在に嵌装され、かつスプリング１１によって半径方
向内方へ向（）で付勢されている。

この遠心錘部材１０は斜面１２を有するくさび状をなし
ている。遠心錘部材１０に隣接してその左右にそれぞれ
クラッチ外方部材１３が配設されている。これらのクラ
ッチ外方部材１３は差ｆＪＪ歯車箱６の内面にスプライ
ンを介して該差動歯車箱６の回転軸線方向に摺動自在に
取付けられており、差動歯車箱６と一体的に回転する。

クラッチ外方部材１３には前記遠心錘部材１０の斜面１
２と係合する斜面１４が設けられており、遠心錘部ＩＪ
ＩＯがスプリング１１の力に抗して半径方向外方へ移動
するとクラッチ外方部材１３が軸線方向外側へ移動する
ようになっている。クラッチ外方部材１３の外端部分に
はり数の環状のクラッチ外板１５が軸線力向に移動可能
にスプライン嵌合しており、その内側に圧接板１６が一
体に設番プられている。

一方、車軸３Ｌ、３Ｒには前記クラップ外方部材１３と
半径方向に向かい合わせてそれぞれクラッチ内方部材１
７が固定されており、該クラッチ内方部材１７の外周に
スプラインを介して複数の環状のクラッチ内板１８が軸
線方向に移動可能に設けられ、その外側に圧接板１９が
固定されている。クラッチ内板１８と前記クラップ−外
板１５は交Ｈに配列され、両圧接板１６．１９により互
いに圧接されて係合づ”る。

本実施例は上記のように構成されているので、推進＠２
を介してエンジンから駆動される差ＦＩＪ歯車箱６の回
転速度が高いと、遠心錘部材１０に作用する遠心力がス
プリング１１に打勝って、遠心錘部材１０が半径方向外
方へ移動し、この遠心・錘部材１０に斜面１２．１４を
介して係合しているクラッチ外方部材１３が軸線方向外
方へ移動して、圧接板１６によりクラップ外板１５およ
びクラッチ内板１８を圧接板１９側に即し付ける。かく
してエンジン１−ルクがクラッチ外板１５およびクラッ
チ内板１８を介して直接車軸３Ｌ、３Ｒに伝達されるよ
うになるので、車４’ｄ＋３Ｌ、３Ｒの差動が制限され
る。車両の高速遊行前にはこのようにして左右両輪の差
動が制限され、安定した走行が得られる。

Ｕターン、小回り等の左右両輪の回転速度差の大きい旋
回は低速状態で行われるが、この時には遠心錘部材１０
に作用する遠心力が小さく、遠心錘部材１０はスプリン
グ１１によって内方へ押圧されているので、クラッチ外
方部材１３を介してクラッチ板１５．１８に圧接力が伝
達されず、クラッチは釈放状態にある。従って車＠３Ｌ
、３Ｒは自由に差動できる。

しかし低速走（）峙においてし、一方の巾軸例えば車＠
３Ｌが空転状態となったような１ｑ合には、トルクの消
失にｊ；つてエンジンの回転迷電が」−胃し差動歯車箱
６が高速回転することにより、前記クラッチが係合し、
他方の車軸３Ｒにエンジントルクが有効に伝達されるの
で、上記空転状態からの脱出が容易である。

スプリング１１の強さを変えることによりクラッチ外１
ｆｉ１５Ｊｊよびクラッチ内板１８から成る多板クラッ
チの結合力を変化させることがＣきるので、これによっ
て種々の特性の差動制限装置をｉりろことができ、また
この差動制限装置は差動歯車箱６内にコンパクトに組込
むことができる。

ｌ旦五匁」以上の通り、本発明にＪ：る差動装置は、入力軸によっ
て回転駆動される差動歯車箱、核子’ＦＪＩ　＋“・ξ
小箱に半径り向に延びる差動小歯車憎を介して１Ｂ着さ
れた？！２数の差動小歯車、前記差動ｒｆＪ中箱と共通
の回転軸線を有し１１を記差動小ｒね車と噛合う２個の
差動大歯車およびこれらの差動大歯車にそれぞれ固定さ
れた２つの出力軸から成るン動装置において、前記差動
小歯車憎に摺動自在に嵌装されるとともに半径方向内方
に向けて何方された遠心錘部材と、前記差動歯車箱と前
記出力軸との間に設けられ＠記遠心錘部材の半径方向外
方への移動に応じ【係合する多板クラッチとを右するの
で、この差ｖＪ装置を椛えた車両の高速走行時に左右の
駆動車輪の差動を制限して、直道安定性を向上させるこ
とができる。また、低速走行時においても、一方の駆動
車輪が空転状態となった場合には、差動制限作用が生じ
、該状態からの脱出が容易である。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示す断面図である。１・・・差動装置、２・・・１ｆｆ進軸、３・・・車軸
、４・・・減速小歯車、５・・・減速大歯車、６・・・
差動歯車箱、７・・・差動小１’ｆｌ巾軸、８・・・差
動小歯車、９・・・差動大歯車、１０・・・遠心錘部材
、１１・・・スプリング、１２・・・斜面、１３・・・
クラッチ外方部材、１４・・・斜面、１５・・・クラッ
チ外板、１６・・・圧接板、１１・・・クラッチ内方部
材、１８・・・クラッチ内板、１９・・・圧接板。

Claims

【特許請求の範囲】

入力軸によって回転駆動される差動歯車箱、該差動歯車
箱に半径方向に延びる差動小歯車軸を介して枢着された
複数の差動小歯車、前記差動歯車箱と共通の回転軸線を
有し前記差動小歯車と噛合う２個の差動大歯車およびこ
れらの差動大歯車にそれぞれ固定された２つの出力軸か
ら成る差動装置において、前記差動小歯車憎に摺動自在
に嵌装されるとともに半径方向内方に向けて付勢された
遠心錘部材と、前記差動歯車箱と前記出力軸との間に設
けられ前記遠心錘部材の半径方向外方への移動に応じて
係合する多板クラッチとを有することを特徴とする差動
装置。