JPS6347370Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6347370Y2 JPS6347370Y2 JP17513282U JP17513282U JPS6347370Y2 JP S6347370 Y2 JPS6347370 Y2 JP S6347370Y2 JP 17513282 U JP17513282 U JP 17513282U JP 17513282 U JP17513282 U JP 17513282U JP S6347370 Y2 JPS6347370 Y2 JP S6347370Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- relief
- bearing hole
- extrusion die
- corner
- width
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 claims description 16
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 6
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 235000012438 extruded product Nutrition 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Extrusion Of Metal (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、押出しダイス、特にアルミ型材を成
形押出すに当つて、型材の形状寸法を決定するベ
アリング孔の角部外周に亀裂が生ずるのを防止す
るため、上記ベアリング孔の後段にもうけられて
いる裏逃げ部のベアリング孔開口端における逃げ
幅を、上記ベアリング部の角部外周についてのみ
小さくするように形成せしめた押出しダイスに関
するものである。
形押出すに当つて、型材の形状寸法を決定するベ
アリング孔の角部外周に亀裂が生ずるのを防止す
るため、上記ベアリング孔の後段にもうけられて
いる裏逃げ部のベアリング孔開口端における逃げ
幅を、上記ベアリング部の角部外周についてのみ
小さくするように形成せしめた押出しダイスに関
するものである。
一般に、アルミ型材の押出し加工は、コンテナ
内に供給されたインゴツト・アルミ材が押圧杆に
より押出しダイスに押圧移行され、該ダイスのベ
アリング孔において押圧流の方向が整えられ且つ
所定の寸法形状に成形され、バツクプレートおよ
びボルスタなど後面補助手段を経て押出される。
この際、例えば第1図に図示されている従来の押
出しダイス1においては、ベアリング孔3の角部
外周に、図示矢印aに表わされているような亀裂
の発生が見られる。該亀裂発生の原因を第1図図
示従来例について説明する。第1図Aは従来の押
出しダイスの平面図、第1図Bは第1図A図示矢
印A−A′における断面図を示している。
内に供給されたインゴツト・アルミ材が押圧杆に
より押出しダイスに押圧移行され、該ダイスのベ
アリング孔において押圧流の方向が整えられ且つ
所定の寸法形状に成形され、バツクプレートおよ
びボルスタなど後面補助手段を経て押出される。
この際、例えば第1図に図示されている従来の押
出しダイス1においては、ベアリング孔3の角部
外周に、図示矢印aに表わされているような亀裂
の発生が見られる。該亀裂発生の原因を第1図図
示従来例について説明する。第1図Aは従来の押
出しダイスの平面図、第1図Bは第1図A図示矢
印A−A′における断面図を示している。
第1図A,Bにおいて、流し込み部2に供給さ
れて図示省略された押圧装置によりベアリング孔
3の方向に押圧されるアルミ材は、ベアリング孔
3によつて成型されて裏逃げ部4に押出される。
上記流し込み部2に押圧されたアルミ材は、小間
隙のベアリング孔3に集中されて圧入されるた
め、該ベアリング孔3およびその周辺には大きな
圧力が集中する。特に、ベアリング孔3の角部に
大きな圧力が印加されることになる。ところが、
裏逃げ部4のベアリング孔3の開口端には、通常
逃げ(図示矢印d)が形成されている。そして、
第1図図示従来例においては、上記ベアリング孔
3の開口端の全周縁にほぼ同一寸法(図示矢印
d)の逃げが形成されている。そのため、圧力が
集中する角部において第1図Aに図示されている
ような亀裂aが発生し易くなる。
れて図示省略された押圧装置によりベアリング孔
3の方向に押圧されるアルミ材は、ベアリング孔
3によつて成型されて裏逃げ部4に押出される。
上記流し込み部2に押圧されたアルミ材は、小間
隙のベアリング孔3に集中されて圧入されるた
め、該ベアリング孔3およびその周辺には大きな
圧力が集中する。特に、ベアリング孔3の角部に
大きな圧力が印加されることになる。ところが、
裏逃げ部4のベアリング孔3の開口端には、通常
逃げ(図示矢印d)が形成されている。そして、
第1図図示従来例においては、上記ベアリング孔
3の開口端の全周縁にほぼ同一寸法(図示矢印
d)の逃げが形成されている。そのため、圧力が
集中する角部において第1図Aに図示されている
ような亀裂aが発生し易くなる。
本考案は、上記の如き亀裂の発生を防止するこ
とを目的とし、そのため本考案の押出しダイスは
圧力の集中するベアリング孔の角部における裏逃
げ部の逃げ寸法を小さくすることによつて上記ベ
アリング孔の角部を補強したことを特徴としてい
る。以下図面を参照しつつ説明する。
とを目的とし、そのため本考案の押出しダイスは
圧力の集中するベアリング孔の角部における裏逃
げ部の逃げ寸法を小さくすることによつて上記ベ
アリング孔の角部を補強したことを特徴としてい
る。以下図面を参照しつつ説明する。
第2図は本考案の一実施例を示す図であつて、
第2図Aは平面図、第2図Bは第2図A図示矢印
B−B′における断面図である。そして、図中の
符号は第1図に対応している。
第2図Aは平面図、第2図Bは第2図A図示矢印
B−B′における断面図である。そして、図中の
符号は第1図に対応している。
第2図に図示されている本考案の押出しダイス
1の一実施例は、第1図図示従来例と同様に、流
し込み部2、ベアリング孔3および裏逃げ部4を
そなえている。また、裏逃げ部4のベアリング孔
3開口端に幅dなる逃げが形成されていること
も、第1図図示従来例と同様である。本願明細書
冒頭に説明した如く、第1図図示従来例における
上記逃げは、ベアリング孔3の開口端に沿つてほ
ぼ均一な逃げ幅dでもつて形成されているのに対
して本考案は上記ベアリング孔3の直線部分にお
いては第1図図示従来例と同様にほぼ均一な幅d
なる逃げが形成されているが、ベアリング孔3の
角部(図示矢印b,b,…)における逃げを、第
2図Bに図示されている如く、上記直線部分の逃
げ幅dより極端に小さい△dとなるように形成し
ている。該角部bにおける逃げ幅△dは、上記直
線部分の逃げ幅dが例えば1〜2mm程度であるの
に対して0.5mm以下になるようにし、該逃げ幅を
予め定められた寸法(図示矢印l=3mm以上)に
達するまで徐々に増加せしめるようにしている。
なお、第2図B図示断面図は、第2図A図示矢印
B−B′における断面図であるが、その他の角部
b,b,…においても同様であることは言うまで
もない。
1の一実施例は、第1図図示従来例と同様に、流
し込み部2、ベアリング孔3および裏逃げ部4を
そなえている。また、裏逃げ部4のベアリング孔
3開口端に幅dなる逃げが形成されていること
も、第1図図示従来例と同様である。本願明細書
冒頭に説明した如く、第1図図示従来例における
上記逃げは、ベアリング孔3の開口端に沿つてほ
ぼ均一な逃げ幅dでもつて形成されているのに対
して本考案は上記ベアリング孔3の直線部分にお
いては第1図図示従来例と同様にほぼ均一な幅d
なる逃げが形成されているが、ベアリング孔3の
角部(図示矢印b,b,…)における逃げを、第
2図Bに図示されている如く、上記直線部分の逃
げ幅dより極端に小さい△dとなるように形成し
ている。該角部bにおける逃げ幅△dは、上記直
線部分の逃げ幅dが例えば1〜2mm程度であるの
に対して0.5mm以下になるようにし、該逃げ幅を
予め定められた寸法(図示矢印l=3mm以上)に
達するまで徐々に増加せしめるようにしている。
なお、第2図B図示断面図は、第2図A図示矢印
B−B′における断面図であるが、その他の角部
b,b,…においても同様であることは言うまで
もない。
このようにして、アルミ成形時に大きな圧力が
集中する角部bにおける裏逃げ部4のベアリング
孔3開口端に形成される逃げの幅を小さくするこ
とによつて、当該角部bを補強することができ
る。なお、第2図図示実施例における流し込み部
が一体に形成されていない押出しダイスにおいて
も、本考案が適用されることは言うまでもない。
集中する角部bにおける裏逃げ部4のベアリング
孔3開口端に形成される逃げの幅を小さくするこ
とによつて、当該角部bを補強することができ
る。なお、第2図図示実施例における流し込み部
が一体に形成されていない押出しダイスにおいて
も、本考案が適用されることは言うまでもない。
また、一般に押出しダイスにおいては、ベアリ
ング孔3によつて成型されて押出された成型物の
先端が接触することがないようにするため、裏逃
げ部4の逃げ寸法(第1図A,B図示d)を大き
くする(1〜2mm程度)ことが望ましい。従つて
本考案は、前述したように強度が問題となるベア
リング孔3の角部(第2図A図示矢印b)におい
てのみ上記裏逃げ部4の逃げ寸法(第2図B図示
△d)を小さくし、その他の部分の逃げ寸法(第
2図A図示d)は大きくするようにしている。
ング孔3によつて成型されて押出された成型物の
先端が接触することがないようにするため、裏逃
げ部4の逃げ寸法(第1図A,B図示d)を大き
くする(1〜2mm程度)ことが望ましい。従つて
本考案は、前述したように強度が問題となるベア
リング孔3の角部(第2図A図示矢印b)におい
てのみ上記裏逃げ部4の逃げ寸法(第2図B図示
△d)を小さくし、その他の部分の逃げ寸法(第
2図A図示d)は大きくするようにしている。
以上説明した如く、本考案によれば、ベアリン
グ孔の角部における裏逃げ部のベアリング孔開口
端に形成される逃げの幅を小さくすることによつ
て、当該ベアリング孔の角部を補強し、亀裂発生
防止を可能ならしめる押出しダイスを提供するこ
とができる。
グ孔の角部における裏逃げ部のベアリング孔開口
端に形成される逃げの幅を小さくすることによつ
て、当該ベアリング孔の角部を補強し、亀裂発生
防止を可能ならしめる押出しダイスを提供するこ
とができる。
第1図Aは押出しダイスの従来例平面図、第1
図Bは第1図A図示矢印A−A′における断面図、
第2図Aは本考案の一実施例平面図、第2図Bは
第2図A図示矢印B−B′における断面図を示す。 図中、1は押出しダイス、2は流し込み部、3
はベアリング孔、4は裏逃げ部を表わす。
図Bは第1図A図示矢印A−A′における断面図、
第2図Aは本考案の一実施例平面図、第2図Bは
第2図A図示矢印B−B′における断面図を示す。 図中、1は押出しダイス、2は流し込み部、3
はベアリング孔、4は裏逃げ部を表わす。
Claims (1)
- ベアリング孔と裏逃げ部とをそなえた押出しダ
イスにおいて、上記裏逃げ部のベアリング孔開口
端における逃げ寸法は、上記ベアリング孔の角部
における凹角側の逃げ寸法を、他の部分の逃げ寸
法よりも小さくするように構成されていることを
特徴とする押出しダイス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17513282U JPS5977508U (ja) | 1982-11-18 | 1982-11-18 | 押出しダイス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17513282U JPS5977508U (ja) | 1982-11-18 | 1982-11-18 | 押出しダイス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5977508U JPS5977508U (ja) | 1984-05-25 |
JPS6347370Y2 true JPS6347370Y2 (ja) | 1988-12-07 |
Family
ID=30381095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17513282U Granted JPS5977508U (ja) | 1982-11-18 | 1982-11-18 | 押出しダイス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5977508U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5641831B2 (ja) * | 2010-09-02 | 2014-12-17 | 昭和電工株式会社 | 半中空形材製造用押出ダイス |
-
1982
- 1982-11-18 JP JP17513282U patent/JPS5977508U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5977508U (ja) | 1984-05-25 |
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