JPS6345736A - 固体電子ビ−ム発生装置 - Google Patents
固体電子ビ−ム発生装置Info
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- JPS6345736A JPS6345736A JP61189398A JP18939886A JPS6345736A JP S6345736 A JPS6345736 A JP S6345736A JP 61189398 A JP61189398 A JP 61189398A JP 18939886 A JP18939886 A JP 18939886A JP S6345736 A JPS6345736 A JP S6345736A
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Landscapes
- Cold Cathode And The Manufacture (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[a業上の利用分野]
本発明は、固体電子ビーム発生装置に関するものである
。
。
〔従来の技術1
従来から知られている固体電子ビーム発生装置のひとつ
として、例えば米国特許・4,259,678号に開示
された装置がある。この米国特許に開示された装置は、
St半導体基板上にpn接合を形成し、当該pn接合に
逆電圧を印加し、アバランシェ効果により熱平衡状態よ
りも高いエネルギーをもった電子(以後、ホットエレク
トロンを呼ぶ)を生成し、ホットエレクトロンの有する
運動エネルギーを利用して真空中に電子ビームを取り出
すものである。
として、例えば米国特許・4,259,678号に開示
された装置がある。この米国特許に開示された装置は、
St半導体基板上にpn接合を形成し、当該pn接合に
逆電圧を印加し、アバランシェ効果により熱平衡状態よ
りも高いエネルギーをもった電子(以後、ホットエレク
トロンを呼ぶ)を生成し、ホットエレクトロンの有する
運動エネルギーを利用して真空中に電子ビームを取り出
すものである。
しかしながら、かかる装置にあっては、アバランシェ効
果により生じるホットエレクトロンのうち、真空準位よ
りも高いエネルギーをもつ割合が少ないため、取り出さ
れる電流量が小さいという問題点があった。
果により生じるホットエレクトロンのうち、真空準位よ
りも高いエネルギーをもつ割合が少ないため、取り出さ
れる電流量が小さいという問題点があった。
従来から知られている第2の固体電子ビーム発生装置は
、特公昭54−30274号公報に開示されているよう
に、GaP半導体基板上に^l1XGa (1−XI
P (0≦X≦1)からなるpn接合領域を設け、その
pn接合領域に順方向電圧を印加し、n領域からp領域
に注入された電子を外部に取り出すものである。
、特公昭54−30274号公報に開示されているよう
に、GaP半導体基板上に^l1XGa (1−XI
P (0≦X≦1)からなるpn接合領域を設け、その
pn接合領域に順方向電圧を印加し、n領域からp領域
に注入された電子を外部に取り出すものである。
ところが、かかる装置にあっては先に述べた米国特許の
場合に比べてキャリア量を大きくすることができるとい
う利点を有する反面、ホットエレクトロンを形成する領
域がないため、真空中への電子の放出効率が低く、且つ
GaP基板には結晶欠陥が多く良好なpn接合領域が形
成できないという欠点がみられる。
場合に比べてキャリア量を大きくすることができるとい
う利点を有する反面、ホットエレクトロンを形成する領
域がないため、真空中への電子の放出効率が低く、且つ
GaP基板には結晶欠陥が多く良好なpn接合領域が形
成できないという欠点がみられる。
また、上述した2つの従来技術より先に知られている米
国特許3,119,947号には、55半導体基板上に
npn領域を形成し、両者のn型領域間に電圧を印加さ
せて電子を放出させる装置が提案されている。かかるn
pn型の装置によれば、第1の従来技術として述べた装
置(pn接合を利用した装置)の放出効率が10−6程
度であるのに対し、放出効率を10”’程度まで向上さ
せることが考えられる。
国特許3,119,947号には、55半導体基板上に
npn領域を形成し、両者のn型領域間に電圧を印加さ
せて電子を放出させる装置が提案されている。かかるn
pn型の装置によれば、第1の従来技術として述べた装
置(pn接合を利用した装置)の放出効率が10−6程
度であるのに対し、放出効率を10”’程度まで向上さ
せることが考えられる。
しかしながら、上記p型領域と電子放出面側のn型領域
は数100人と薄く、かつ、均一に設ける必要があるた
め、その作製が難しく現実的でないという問題点をもっ
ていた。
は数100人と薄く、かつ、均一に設ける必要があるた
め、その作製が難しく現実的でないという問題点をもっ
ていた。
[発明が解決しようとする問題点]
よって本発明の目的は、上述の点に鑑み、簡易な構成に
より製作工程を容易にすると共に、電子放出効率を十分
に高めた固体電子ビーム発生装置を提供することにある
。
より製作工程を容易にすると共に、電子放出効率を十分
に高めた固体電子ビーム発生装置を提供することにある
。
E問題点を解決するための手段]
かかる目的を達成するために、本発明では、第1のバン
ドギャップを有するエミッタ領域と、前記第1のバンド
ギャップより狭い第2のバンドギャップを有するベース
領域と、電子放出面を有するコレクタ領域とにより成る
ヘテロバイポーラ半導体を、Si基板上に設けたGaA
sエピタキシャル、膜の上に形成する際に、所定材料の
混晶比を徐々に変化させた傾斜層を前記エミッタ領域と
前記ベース領域との間に挿入し、前記エミッタ領域から
前記ベース領域に対して電子を注入すると共に、前記ベ
ース領域および前記コレクタ領域間に逆バイアス電圧を
印加して当該電子を前記電子放出面から放出するもので
ある。
ドギャップを有するエミッタ領域と、前記第1のバンド
ギャップより狭い第2のバンドギャップを有するベース
領域と、電子放出面を有するコレクタ領域とにより成る
ヘテロバイポーラ半導体を、Si基板上に設けたGaA
sエピタキシャル、膜の上に形成する際に、所定材料の
混晶比を徐々に変化させた傾斜層を前記エミッタ領域と
前記ベース領域との間に挿入し、前記エミッタ領域から
前記ベース領域に対して電子を注入すると共に、前記ベ
ース領域および前記コレクタ領域間に逆バイアス電圧を
印加して当該電子を前記電子放出面から放出するもので
ある。
[作 用]
Si基板上にAJlGaAs系膜を成長させることによ
り、広いバンドギャップを有するエミッタ領域から傾斜
層を介して狭いバンドギャップを有するベース領域に電
子を注入し、さらにコレクタ領域に生じている電界で加
速して十分大なる運動エネルギーを電子に与え、その電
子をコレクタ領域の端面から放出させる。Si基板は熱
抵抗が小さいため、電流密度の高い電子ビーム発生装置
が実現できる。また、Siの集積回路と電子ビーム発生
装置との結合も容易になる。
り、広いバンドギャップを有するエミッタ領域から傾斜
層を介して狭いバンドギャップを有するベース領域に電
子を注入し、さらにコレクタ領域に生じている電界で加
速して十分大なる運動エネルギーを電子に与え、その電
子をコレクタ領域の端面から放出させる。Si基板は熱
抵抗が小さいため、電流密度の高い電子ビーム発生装置
が実現できる。また、Siの集積回路と電子ビーム発生
装置との結合も容易になる。
[実施例1
以下、実施例に基づいて本発明の詳細な説明する。
第1図は、本発明の一実施例を示す断面構成図である。
本実施例では、St基板l上に MOCVD(Meta
lorganic (:hemical Vapour
Depositon)法を用いて、AIFi2および
AuGaP層3を成長させ、続いてGaPとGaAsP
の超格子層4. GaAsPとGaAsの超格子層5を
設け、その上にGaAs層6を成長させる。更に、Ga
As層6の上にn′″型GaAs層7、N型Al1xG
a(+−+uAS層8(0<x≦1)を成長させる。こ
のN型AJZ 、Ga C1−++lAS層8の電子ビ
ーム発生部以外は、0をイオン注入装置で打ち込み、不
活性層9を形成する。
lorganic (:hemical Vapour
Depositon)法を用いて、AIFi2および
AuGaP層3を成長させ、続いてGaPとGaAsP
の超格子層4. GaAsPとGaAsの超格子層5を
設け、その上にGaAs層6を成長させる。更に、Ga
As層6の上にn′″型GaAs層7、N型Al1xG
a(+−+uAS層8(0<x≦1)を成長させる。こ
のN型AJZ 、Ga C1−++lAS層8の電子ビ
ーム発生部以外は、0をイオン注入装置で打ち込み、不
活性層9を形成する。
N型AJ2 、Ga 、、−、) As層8の上には、
AILの混晶比Xを徐々に少なくしていきGaAsまで
連続的に変化させた傾斜(graded)層20を形成
する。更に、この傾斜層20の上には、n型GaAs層
10およびn型GaAs層11を設ける。また、このn
型GaAs層11の表面には仕事関数低下材(例えば、
酸化セシウム(Cs−0)) 12を拡散もしくは付着
する。
AILの混晶比Xを徐々に少なくしていきGaAsまで
連続的に変化させた傾斜(graded)層20を形成
する。更に、この傾斜層20の上には、n型GaAs層
10およびn型GaAs層11を設ける。また、このn
型GaAs層11の表面には仕事関数低下材(例えば、
酸化セシウム(Cs−0)) 12を拡散もしくは付着
する。
上述した構成を更に詳述にすると次のとおりである。
8はエミッタとして作用するN型
Al2 xGall−xl”’層である。ここで、Xは
iの混晶比を表す定数であり、O<x≦1の値を有する
。また、大文字の“N ”は、バンドギャップが広いN
型領域であることを表す。9は、このN型AλxGa(
+−x、As層に酸素を注入して形成した不活性層であ
る。
iの混晶比を表す定数であり、O<x≦1の値を有する
。また、大文字の“N ”は、バンドギャップが広いN
型領域であることを表す。9は、このN型AλxGa(
+−x、As層に酸素を注入して形成した不活性層であ
る。
lOは、ベースとして作用するp型Gaへs層である。
ここで、小文字の“p”は、バンドギャップが狭いp型
領域であることを表す。なお、p型GaAs層の代わり
に、 八1を加えてp型Aj2 zGa 1l−21A
S層(0≦z<x)とすることにより、バンドギャップ
の大きさをν°′1することも可能である。
領域であることを表す。なお、p型GaAs層の代わり
に、 八1を加えてp型Aj2 zGa 1l−21A
S層(0≦z<x)とすることにより、バンドギャップ
の大きさをν°′1することも可能である。
11は、コレクタとして作用するn型GaAs層である
。ここで、小文字の“n ”は、先に述べた“ρ“と同
じく、バンドギャップが狭いn型領域であることを表す
。なお、n型GaAs層の替わりに、n型Aj! tG
a +1−tl^S層(0≦t≦1)を用いることも可
能である。
。ここで、小文字の“n ”は、先に述べた“ρ“と同
じく、バンドギャップが狭いn型領域であることを表す
。なお、n型GaAs層の替わりに、n型Aj! tG
a +1−tl^S層(0≦t≦1)を用いることも可
能である。
また、12はコレクタ層11の表面に付着もしくは拡散
させたCs−0層であり、電子放出面として作用する。
させたCs−0層であり、電子放出面として作用する。
このCs−0層の替わりに、Cs等のアルカリ金属と、
Cu、Ag、Au、Sb、Bi、Se、As、P、Te
、Si、Oの中の少なくともひとつを含む材料を付着も
しくは拡散させることも可能である。
Cu、Ag、Au、Sb、Bi、Se、As、P、Te
、Si、Oの中の少なくともひとつを含む材料を付着も
しくは拡散させることも可能である。
13はエミッタ用電極、14はベース用電極、15はコ
レクタ用電極である。
レクタ用電極である。
n型、N型半導体用電極としては、Au−Ge 、Au
−Ge−Ni等を、p型半導体用電極としてはAu−5
n。
−Ge−Ni等を、p型半導体用電極としてはAu−5
n。
Ag−2n 、Au−Be 、Au−Zn等を使用すれ
ば良い。it図においてp型GaAsの電極は直接p型
GaAs表面に形成されているが、電極形成部の下にB
eイオンをドープし、p十型領域を形成した後に電極を
形成してもよい。あるいは、p型GaAs表面にp・小
型GaAs層を成長させ、その上に電極を形成しても良
い。
ば良い。it図においてp型GaAsの電極は直接p型
GaAs表面に形成されているが、電極形成部の下にB
eイオンをドープし、p十型領域を形成した後に電極を
形成してもよい。あるいは、p型GaAs表面にp・小
型GaAs層を成長させ、その上に電極を形成しても良
い。
以上のように、本発明の第1実施例では、Si基板上に
GaAs−An 、Ga (1−xlAs系によるNp
n形のエピタキシャル膜を成長させである。
GaAs−An 、Ga (1−xlAs系によるNp
n形のエピタキシャル膜を成長させである。
次に、第2図に示すエネルギーバンド図を用いて、本実
施例の動作原理を説明する。
施例の動作原理を説明する。
第2図において、実線は熱平衡時のエネルギーレベル[
eV]、点線はバイアス印加時のエネルギーレベル[e
V]を示す。エミツタ層8には、ベースへのキャリア注
入効率を上げるために、広いバンドギャップ材であるA
11 、Ga N −XI Asを用いる。本□実施
例において、 Al2の混晶比Xは、良質なヘテロ接合
が得られるようにすると共に、 L−バンドおよびX−
バンドの影響も考慮してX=0.3に設定したが、この
値に限定されるものではない。
eV]、点線はバイアス印加時のエネルギーレベル[e
V]を示す。エミツタ層8には、ベースへのキャリア注
入効率を上げるために、広いバンドギャップ材であるA
11 、Ga N −XI Asを用いる。本□実施
例において、 Al2の混晶比Xは、良質なヘテロ接合
が得られるようにすると共に、 L−バンドおよびX−
バンドの影響も考慮してX=0.3に設定したが、この
値に限定されるものではない。
さらに、エミツタ層8のドープ量は高ドープ(5X 1
017〜1 x 1019cm−3) として、多く
のキャリアがベース層10にン主人されるようにしであ
る。
017〜1 x 1019cm−3) として、多く
のキャリアがベース層10にン主人されるようにしであ
る。
このような程度のドープ量になると、縮退状態となり、
フェルミ準位が伝導帯の上に位置する。
フェルミ準位が伝導帯の上に位置する。
エミツタ層8とベース層10の間には、傾斜層4が挿入
されているので、Alの混晶比Xが徐々に減少し、ベー
ス層10との境界ではx=Oとなる。
されているので、Alの混晶比Xが徐々に減少し、ベー
ス層10との境界ではx=Oとなる。
このような傾斜層20を挿入することにより、エミツタ
層8とベース層lOとのへテロ界面には、第2図に示す
如く、スパイク等が発生しない。このように、スパイク
などの障壁が生じないため、ベース層10へ数多くのキ
ャリアが注入され、注入効率が向上する。
層8とベース層lOとのへテロ界面には、第2図に示す
如く、スパイク等が発生しない。このように、スパイク
などの障壁が生じないため、ベース層10へ数多くのキ
ャリアが注入され、注入効率が向上する。
ベース層lOとしては、狭いバンドギャップ材である9
型GaAs層を用いる。このベース層10へのドープ量
は低抵抗化のため5 X 10”cm−’とし、且つ、
ベース領域での散乱を少なくするためにベース層の膜厚
を300人にする。
型GaAs層を用いる。このベース層10へのドープ量
は低抵抗化のため5 X 10”cm−’とし、且つ、
ベース領域での散乱を少なくするためにベース層の膜厚
を300人にする。
p型GaAsベース層lOの上5はn型GaAsコレク
タ層11を成長させる。このn型GaASコレクタ層1
1の表面にはCs−012が拡散(もしくは付着)され
ているため、コレクタ層表面の仕事関数は、1.4eV
程度と低くなっている。先に述べたとおり、この表面層
としては、 (Cs等のアルカリ金属+(Sb、Bi。
タ層11を成長させる。このn型GaASコレクタ層1
1の表面にはCs−012が拡散(もしくは付着)され
ているため、コレクタ層表面の仕事関数は、1.4eV
程度と低くなっている。先に述べたとおり、この表面層
としては、 (Cs等のアルカリ金属+(Sb、Bi。
Se、As、P、Te、Cu、Ag、Au、Si、O)
)等を含む材料も使用することができる。
)等を含む材料も使用することができる。
コレクタ層11へのドープ量はコレクタ用電極15との
接触がオーミックとなり、かつ低抵抗になるように高ド
ープ(1x 10”/ cm−’)とする。本実施例で
はコレクタ層11の膜厚を1000人としたが、何らこ
の値に限定されるものではない。すなわち、コレクタ用
電極15とのオーミック接触が良好に行われれば、コレ
クタ層11の膜厚はさらに薄いものが望ましい、これら
各層は、MBE装置もしくはMOCVtl装置等を用い
て成長させることにより、良質で且つ均一な膜が形成さ
れる。
接触がオーミックとなり、かつ低抵抗になるように高ド
ープ(1x 10”/ cm−’)とする。本実施例で
はコレクタ層11の膜厚を1000人としたが、何らこ
の値に限定されるものではない。すなわち、コレクタ用
電極15とのオーミック接触が良好に行われれば、コレ
クタ層11の膜厚はさらに薄いものが望ましい、これら
各層は、MBE装置もしくはMOCVtl装置等を用い
て成長させることにより、良質で且つ均一な膜が形成さ
れる。
次にバイアス印加時の説明を行う(第2図の破線参照)
、エミッタベース間には順方向バイアス電圧を印加し、
ベースコレクタ間には逆方向バイアス電圧し、さらに外
部加速用電極(図示せず)にはコレクタに対して正のバ
イアスを印加すると、エミッタからベースへ注入された
キャリア(電子)は、ペースコレクタ間の電界により加
速され、Cs−0等が拡散もしくは付着された表面から
放出される。放出もしくは付着された電子は、図示しな
い外部加速用電極により形成された外部電界により、さ
らに運動エネルギーを得る。
、エミッタベース間には順方向バイアス電圧を印加し、
ベースコレクタ間には逆方向バイアス電圧し、さらに外
部加速用電極(図示せず)にはコレクタに対して正のバ
イアスを印加すると、エミッタからベースへ注入された
キャリア(電子)は、ペースコレクタ間の電界により加
速され、Cs−0等が拡散もしくは付着された表面から
放出される。放出もしくは付着された電子は、図示しな
い外部加速用電極により形成された外部電界により、さ
らに運動エネルギーを得る。
本実施例においては、エミツタ層とベース層の間に傾斜
層が設けられているため、両層の間にはスパイク等の障
壁が生じない。したがって、エミツタ層からベース層へ
のキャリア注入量は大きくなり、ペースコレクタ間の逆
バイアスにより加速されるキャリア数も増大し、電子の
放出効率は向上する。
層が設けられているため、両層の間にはスパイク等の障
壁が生じない。したがって、エミツタ層からベース層へ
のキャリア注入量は大きくなり、ペースコレクタ間の逆
バイアスにより加速されるキャリア数も増大し、電子の
放出効率は向上する。
第3図は、Si基板を用いた第2実施例を示す断章構成
図である。この第2実施例は、第1図に示した第1実施
例と同様の素子をイオン注入技術より作製したものであ
る。
図である。この第2実施例は、第1図に示した第1実施
例と同様の素子をイオン注入技術より作製したものであ
る。
第3図において、30はSi基板、32はAJitP層
、34はAl1 GaP層、36はGaPとGaAsP
の超格子層、38はGaAsP層とGaAsの超格子層
、40はGaAs層である。これら各層の層構成は、第
1図に示した第1実施例の層構成と同様である。
、34はAl1 GaP層、36はGaPとGaAsP
の超格子層、38はGaAsP層とGaAsの超格子層
、40はGaAs層である。これら各層の層構成は、第
1図に示した第1実施例の層構成と同様である。
また、42はエミッタ用電極44とのオーミック接触を
得るためのn0型GaAs層、46はN型AJ2’xG
an−+uAS(0< x≦1)エミツタ層、48はエ
ミツタ層46から離れるに従って^1の混晶比を徐々に
減少させた傾斜層、50はp型GaAsベース層、52
はn型GaAsコレクタ層、54はコレクタ用電極56
とのオーミック接触を得るためのn+型GaAs層、5
8は仕事関数を低下させるためにCs−0等を拡散(も
しくは付着)処理した層である。66はベース用電極、
62は外部加速用電極である。
得るためのn0型GaAs層、46はN型AJ2’xG
an−+uAS(0< x≦1)エミツタ層、48はエ
ミツタ層46から離れるに従って^1の混晶比を徐々に
減少させた傾斜層、50はp型GaAsベース層、52
はn型GaAsコレクタ層、54はコレクタ用電極56
とのオーミック接触を得るためのn+型GaAs層、5
8は仕事関数を低下させるためにCs−0等を拡散(も
しくは付着)処理した層である。66はベース用電極、
62は外部加速用電極である。
n0型GaAs層54を形成した後、p型GaAs (
ベース)電極形成部にBeをイオン注入したp0型領域
64、ベースエミッタ間の絶縁および素子間分離のため
にBをイオン注入した領域68を形成する。さらに、5
in2保護層60を形成し、コレクタ用電極56および
ベース用電極66を作製する。エミッタ川霧8144に
ついては、n0型GaAs層42に到達するまで穴を掘
り、そこにAu−Ge/Au等の電極を形成する。
ベース)電極形成部にBeをイオン注入したp0型領域
64、ベースエミッタ間の絶縁および素子間分離のため
にBをイオン注入した領域68を形成する。さらに、5
in2保護層60を形成し、コレクタ用電極56および
ベース用電極66を作製する。エミッタ川霧8144に
ついては、n0型GaAs層42に到達するまで穴を掘
り、そこにAu−Ge/Au等の電極を形成する。
最後にCs−0の拡散(もしくは付着)を行って層58
を形成し、本実施例の作製を完了する。かかる第2実施
例は、先に述べた第1実施例と異なり、p型GaAsベ
ース層10(第1図参照)までのエツチングなど難しい
プロセスが不要となるばかりでなく、素子表面が平坦に
なる等の利点を有する。
を形成し、本実施例の作製を完了する。かかる第2実施
例は、先に述べた第1実施例と異なり、p型GaAsベ
ース層10(第1図参照)までのエツチングなど難しい
プロセスが不要となるばかりでなく、素子表面が平坦に
なる等の利点を有する。
第2実施例の動作原理等は第1実施例と同様であるので
、説明は省略する。
、説明は省略する。
このように、プレーナ型のデバイス構成とすることによ
り、複数のデバイスを同一平面上に配列する所謂マルチ
化に際しても、適切に対応することができる。
り、複数のデバイスを同一平面上に配列する所謂マルチ
化に際しても、適切に対応することができる。
なお、これまで述べてきた第1実施例および第2実施例
では超格子層を用いたバッファ層を利用するものについ
て説明したが、Si基板上に低温成長させた超薄膜バッ
ファ層を利用するもの(GaAs/GaAsバッファ層
(<200人)/Si系)であっても良い。
では超格子層を用いたバッファ層を利用するものについ
て説明したが、Si基板上に低温成長させた超薄膜バッ
ファ層を利用するもの(GaAs/GaAsバッファ層
(<200人)/Si系)であっても良い。
[発明の効果]
以上詳述したとおり、本発明によれば、次に列挙する効
果を得ることができる。
果を得ることができる。
■ エミッタ・ベース間のバンドギャップが異なる構成
(Npn構成)とし、且つエミッタ・ベース間に傾斜層
を介挿させであるので、エミッタからベースに注入され
るキャリア量が増大する。
(Npn構成)とし、且つエミッタ・ベース間に傾斜層
を介挿させであるので、エミッタからベースに注入され
るキャリア量が増大する。
さらに、ベースに注入されるキャリアは電界により加速
されるので、運動エネルギーを増大させることができる
。
されるので、運動エネルギーを増大させることができる
。
その結果、電子放出効率が格段に向上する。
■ MBE装置やMOCVD装置などを用いて、エミ、
ツタ領域およびベース領域を数lθ人程度のエピタキシ
ャル膜とすることができるので、良質かつ均一な層構成
を容易になすことができる。
ツタ領域およびベース領域を数lθ人程度のエピタキシ
ャル膜とすることができるので、良質かつ均一な層構成
を容易になすことができる。
また、各層の膜厚を薄くできることから、駆動電圧を小
さくすることができる。
さくすることができる。
■ 基板として熱抵抗の小さいSiを用いることができ
るので、発熱の問題が少なくてすむ。
るので、発熱の問題が少なくてすむ。
■ Si基板を用いて電子ビーム発生装置(デバイス)
を製作することができるので、同一基板上に複数の電子
ビーム発生装置を配列したり、他の機能を有するデバイ
スと結合することが容易に行われる。その結果として、
半導体素子の集積度を上げることが可能となる。
を製作することができるので、同一基板上に複数の電子
ビーム発生装置を配列したり、他の機能を有するデバイ
スと結合することが容易に行われる。その結果として、
半導体素子の集積度を上げることが可能となる。
また、本発明の実施例によれば、上記発明の効果に加え
て、次の効果を得ることができる。
て、次の効果を得ることができる。
イオン注入技術を用いて本発明を実施した場合には、■
エツチングなどのプロセスが不要になる、■素子の表面
が平坦になる、■同一基板上にその他のデバイスを形成
して、集積度を上げることができる。
エツチングなどのプロセスが不要になる、■素子の表面
が平坦になる、■同一基板上にその他のデバイスを形成
して、集積度を上げることができる。
第1図は、本発明の第1実施例を示す断面構成図、
第2図は第1実施例のエネルギ状態を示すエネルギーバ
ンド図、 第3図は本発明の第2実施例を示す断面構成図である。 1・・・Si基板、 2・・・IP層、 3・・・^11 GaP層、 4− GaP/GaAsP超格子、 5 ・−GaAsP/GaAs超格子、6・・・GaA
s層、 ? −・−n+型GaAs層、 8 ・N型AJ2 xGa Tl−x)68層(エミッ
タ)、9 ・N型^jZXGa(、−、)As酸素注入
不活性層、10・p型GaAs層(ベース)、 tt−−−n型GaAs (コレクタ)、12・・・C
5−Q拡散層、 20・・・傾斜層。 −fi平衡状態。 一一一一一一バイアスナp71O? 雇 ′:)M 手続補正書 昭和62年10月21日
ンド図、 第3図は本発明の第2実施例を示す断面構成図である。 1・・・Si基板、 2・・・IP層、 3・・・^11 GaP層、 4− GaP/GaAsP超格子、 5 ・−GaAsP/GaAs超格子、6・・・GaA
s層、 ? −・−n+型GaAs層、 8 ・N型AJ2 xGa Tl−x)68層(エミッ
タ)、9 ・N型^jZXGa(、−、)As酸素注入
不活性層、10・p型GaAs層(ベース)、 tt−−−n型GaAs (コレクタ)、12・・・C
5−Q拡散層、 20・・・傾斜層。 −fi平衡状態。 一一一一一一バイアスナp71O? 雇 ′:)M 手続補正書 昭和62年10月21日
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)第1のバンドギャップを有するエミッタ領域と、前
記第1のバンドギャップより狭い第2のバンドギャップ
を有するベース領域と、電子放出面を有するコレクタ領
域とにより成るヘテロバイポーラ半導体を、Si基板上
に設けたGaAsエピタキシャル膜の上に形成する際に
、所定材料の混晶比を徐々に変化させた傾斜層を前記エ
ミッタ領域と前記ベース領域との間に挿入し、 前記エミッタ領域から前記ベース領域に対して電子を注
入すると共に、前記ベース領域および前記コレクタ領域
間に逆バイアス電圧を印加して当該電子を前記電子放出
面から放出するようにしたことを特徴とする固体電子ビ
ーム発生装置。 2)Si基板上に第1のバンドギャップを有するN型A
l_xGa_(_1_−_x_)As層(ここで、0<
x≦1)を形成して前記エミッタ領域とし、 第2のバンドギャップを有するp型 Al_zGa_(_1_−_z_)As層(ここで、0
≦z<x)を形成して前記ベース領域とし、 n型Al_tGa_(_1_−_t_)As層(ここで
、0≦t≦1)を前記コレクタ領域としたことを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載の固体電子ビーム発生装
置。 3)前記コレクタ領域の電子放出面にアルカリ金属成分
を有する材料を拡散もしくは付着させたことを特徴とす
る特許請求の範囲第1項記載の固体電子ビーム発生装置
。 4)前記傾斜層として、Al_xGa_(_1_−_x
_)As層の混晶比xを徐々に変化させたことを特徴と
する特許請求の範囲第2項記載の固体電子ビーム発生装
置。 5)前記N型Al_xGa_(_1_−_x_)As層
の所定領域に酸素を注入して不活性領域を形成したこと
を特徴とする特許請求の範囲第2項記載の固体電子ビー
ム発生装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18939886A JPH07111866B2 (ja) | 1986-08-12 | 1986-08-12 | 固体電子ビ−ム発生装置 |
EP87111709A EP0257460B1 (en) | 1986-08-12 | 1987-08-12 | Solid-state electron beam generator |
DE3751781T DE3751781T2 (de) | 1986-08-12 | 1987-08-12 | Festkörper-Elektronenstrahlerzeuger |
US07/563,852 US5031015A (en) | 1986-08-12 | 1990-08-07 | Solid-state heterojunction electron beam generator |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18939886A JPH07111866B2 (ja) | 1986-08-12 | 1986-08-12 | 固体電子ビ−ム発生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6345736A true JPS6345736A (ja) | 1988-02-26 |
JPH07111866B2 JPH07111866B2 (ja) | 1995-11-29 |
Family
ID=16240625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18939886A Expired - Fee Related JPH07111866B2 (ja) | 1986-08-12 | 1986-08-12 | 固体電子ビ−ム発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07111866B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014523099A (ja) * | 2011-07-22 | 2014-09-08 | タレス | 真空中での電子放出のための半導体素子 |
-
1986
- 1986-08-12 JP JP18939886A patent/JPH07111866B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014523099A (ja) * | 2011-07-22 | 2014-09-08 | タレス | 真空中での電子放出のための半導体素子 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07111866B2 (ja) | 1995-11-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |