JPH0395824A - 半導体電子放出素子 - Google Patents

半導体電子放出素子

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JPH0395824A
JPH0395824A JP1233939A JP23393989A JPH0395824A JP H0395824 A JPH0395824 A JP H0395824A JP 1233939 A JP1233939 A JP 1233939A JP 23393989 A JP23393989 A JP 23393989A JP H0395824 A JPH0395824 A JP H0395824A
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JP
Japan
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type semiconductor
semiconductor layer
group
electron
layer
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JP1233939A
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English (en)
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Takeo Tsukamoto
健夫 塚本
Nobuo Watanabe
信男 渡辺
Masahiko Okunuki
昌彦 奥貫
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、半導体電子放出素子に関するものである。
[従来の技術] 従来の半導体電子放出素子のうち、アバランシェ増幅を
用いたものとしては、例えば米国特許第4259678
号および米国特許第4303930号に記載されている
ものが知られている。
この半導体電子放出素子は、半導体基板上にP型半導体
層とN型半導体層とを形戒し、該N型半導体層の表面に
セシウム等を付着させて表面の仕事関数を低下させるこ
とにより電子放出部を形成したものであり、P型半導体
層とN型半導体層とにより形成されたダイオードの両端
に逆バイアス電圧をかけてアバランシェ増幅を起すこと
により電子をホット化し、電子放出部より半導体基板表
面に垂直な方向に電子を放出するものである。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来の半導体電子放出素子は、アバ
ランシェ増幅により高いエネルギーを得た電子がN型半
導体層内を通過して電子放出部表面に達する構造となっ
ていたため、電子のエネルギーの多くはN型半導体層内
での格子散乱等によって失われてしまうという欠点もあ
った。このエネルギー損失を抑えるためにはN型半導体
層を極めて薄( (200λ以下)形成する必要がある
が、この場合には、以下のような問題点があった。
■N型半導体層の抵抗が高くなるため、必要とされる場
所に電圧を印加しにくいばかりか、N型半導体層の発熱
によりセシウム等の低仕事関数材料の蒸発、マイグレー
ション等が生じ、このため電子放出領域の不均一が生じ
たり、寿命が著しく制限されたりした. ■このような極めて薄いN型半導体層を均一かつ高濃度
、低欠陥で作製することは困難であり、従って素子を安
定に作製することが困難であるという課題を有していた
本発明は、上記従来の問題点を解決し、安定した電子放
出特性を容易に達戒できる基板断面出射型の電子放出素
子を提供することを目的とする. [課題を解決するための手段] 本発明の要旨は、半導体基体上に形成された、電子なだ
れ降伏を生じるような不純物濃度範囲を有するP型半導
体層と、 前記P型半導体層と接合して形成されたN型半導体層と
、 前記N型半導体層と前記P型半導体層とに逆バイアス電
圧を印加して前記N型半導体層から電子を放出させるた
めの手段と、 前記放出された電子を外部に引き出すための引き出し電
極と を有し、 前記N型半導体層と前記P型半導体層とが異なる材料に
より形成され、かつ、該N型導体層と該P型半導体層と
の接合がヘテロ接合であることを特徴とする半導体電子
放出素子に存在する。
[作 用] 本発明によれば、N型半導体層を、P型半導体基体と異
なるバンドギャップを持つ材料定より形戒したこと、N
型半導体層のバンドギャップがP型半導体層のバンドギ
ャップより小さくなるように構成したことおよびN型半
導体層とP型半導体層がヘテロ接合を形成することによ
り、N型半導体層の発熱を抑えることができるので、低
仕事関数材料の蒸発、マイグレーション等の発生や、こ
れによる電子放出領域の不均一化、低寿命化を防ぐこと
ができる. 以下、本発明の半導体電子放出素子の作用についてエネ
ルギーバンド図を用いて説明する.第3図は、本発明の
半導体放出素子におけるエネルギーバンド図である。な
お、図において、pはP型半導体層を示し、nはN型半
導体層を示す。
第3図に示すように、N型半導体層はP型半導体層より
もバンドギYツブが小さいので、P型半導体層とN型半
導体層とのへテロ接合の間を逆バイアスすることによっ
て、真空準位E VACをp型半導体層の伝導fECよ
り低いエネルギー準位とすることができ、大きなエネル
ギー差ΔE(= EC− EVAC )を得ることがで
きる。この状態でアバランシェ増幅を起こすことにより
、P型半導体層においては少数キャリアであった電子を
う数生成することが可能となり、電子の放出効率を高め
ることが出来る.また空乏層内の電界が電子にエネルギ
ーを与えるために、電子がホット化されて格子系の温度
よりも運動エネルギーが大きくなり、N型半導体層表面
の仕事関数よりも大きなポテンシャルを持つ電子が散乱
によるエネルギーロスをともなわずに表面から飛び出す
ことが可能となる。
一般に、半導体電子放出素子から電子を放出させる時に
多くの電子放出電流を得ようとすると非常に多くの電流
を素子にかけねばならない。通常、上述のようなPN接
合から電子を放出させる場合には、1万アンペア以上の
電流密度が必要である。このような電流を電気伝導度の
低い半導体に流すと電流のほとんどは熱となって消費さ
れてしまう。熱による電流のロスを防ぐには、N型半導
体層の抵抗をできるだけ下げる必要がある。このため、
極めて多くの不純物を添加して半導体の抵抗を下げるよ
う工夫しなければならないが、般に、バンドギャップの
大きいGaAs,GaP等の材料は伝導帯の有効状態密
度が小さいため、半導体の抵抗率をSt,Geのように
10−4Ω・cm程度にまで下げることは困難である。
このため本発明ではP型半導体層上にP型半導体層のバ
ンドギャップよりも小さいバンドギャップを持つN型半
導体層を形成することで、N型半導体層の抵抗を下げる
ことにより、発熱等を低下させたものである。
バンドギャップの小さい半導体層としては、St,Ge
,InAs等があげられるが、これらの材料は1xlO
20(atom/cm3)以上の不純物をドーブするこ
とが出来る。このため、N型半導体層をICM’(Ωc
m)代の抵抗率にすることが可能である。
さらに、本発明では、N型半導体層をこのような低い抵
抗率にすることにより、一般にバンドギャップの大きな
半導体で必要とぎれるオーミック電極形成のための熱に
よる合金化処理も不要となり、プロセスの簡略化信頼性
の向上が可能となった。
[実施例] 以下、本発明の一実施例について、第1図を用いて詳細
に説明する。
第1図は本発明の一実施例に係る半導体電子放出素子を
示す図であり、第1図(A)は平面図、第1図(B)は
第1図(A)のA−A断面における断面図である。図に
おいて、1はP型半導体基板であり、本実施例ではGa
As (100)を用いた62はP型半導体層、3はN
型半導体領域、4は空乏−層、5はN型半導体層、6は
絶縁層、7は引き出し電極、8はP型半導体基板1の他
方にAu−Zn合金を蒸着した才一くツクコンタクト用
の電極である。9はN型半導体層5と電極8との間に逆
バイアス電圧Vdを印加するための電源であり、10は
N型半導体層5と引き出し電極7との間に電圧Vgを印
加するための電源である。
第1図(A),(B)に示した半導体電子放出素子は、
以下のような方法により製造した。
■P型半導体基板1上に、5X1016am”3の不純
物濃度を持つGaAsをMBE法で2μmの厚さにエビ
タキシャル成長させることにより、P型半導体層2を形
成した。
■次いで、2X10”am−’の不純物濃度を持つGe
を、MBE法で200人の厚さにエビタキシャル成長さ
せることにより、N型半導体層5を形成した。P型半導
体層2を形戊するGaAsとN型半導体層5を形戒する
Geの格子不整合は小さく、良質の単結晶Geを形戒す
ることができた。
■次に、フォトリソグラフィーのレジストプロセスによ
り所定の位置のフォトレジストを開口し、Siイオンを
、濃度傾配をつけて傾斜接合が形成されるように打ち込
み、これをアニールしてN型半導体領域3を形成した. ■同様にレジストプロセスによりn“領域5を形成し、
不用のGe層をCF4によるドライエッチングにて除去
した。
■最後にSin2およびポリシリコンを堆積し、フォト
リソグラフィー技術を用いて電子放出用の開口部を形成
し、選択エッチングによりGeのN型半導体層5上にS
i02層6を介して引き出し電8i7を形成した。
このようにして作成した半導体電子放出素子に逆バイア
ス電圧V4をP型半導体層2とN型半導体層5とにより
形成されるヘテロPN接合ダイオードにかけると、PN
接合界面でアバランシェ増幅が生じ、生成されたホット
エレクトロンは極めて薄く形成ざれたN型半導体層5を
通り抜けて真空領域にしみ出し、引き出し電極7による
電界によって素子外部へ引き出される。
本実施例によれば、N型半導体層の電気抵抗を下げるた
めにP型半導体基体のバンドギャップより小さい半導体
を用いることで素子の発熱を押さえることが可能となり
、ざらにオーミックコンタクトが熱をかけずにとれるよ
うになった。
なお、本実施例では表面に仕事関数を下げるための処理
は行っていないが、必要に応じて表面の仕事関数低下材
料を表面にコートしてもかまわない。
(実施例2) 第2図は、本発明の半導体電子放出素子の第二の実施例
に係る半導体電子放出素子の概略構戒図である。
本実施例は、上記実施例1の半導体放出素子における素
子間でのクロストークを防ぐように構成したものである
。なお本実施例では、電子放出の効率が高くなるように
,6JZ。,5 Gao.s As(バンドギャップが
約1.9eV)が使用されている。
本実施例半導体電子放出素子は、以下の手順で作成した
■半絶縁性のGaAs (100)基板12aにBeを
I X 1 0”cm−’ドーブしながら、Aj2o.
s Gao.s Asのp”層13をエビタキシャル成
長させ、次いでBeをI X 1 0l6cm−3ドー
プしながらAllo,5 Gao.s A Sのp層2
をエビタキシャル戒長させる。
■次いでFIB(フォーカスドイオンビーム)によって
、p″″層11の不純物濃度がIXIO”cm−3にな
るようにBeを約180keVで深い層に打ち込み、p
層14の不純物濃度が5×1 0 ”c m−’になる
ようにBeを約40keVで比較的薄い層に打ち込む。
■さらに、n層3の不純物濃度がIXIO”cm−3に
なるように、Stを約60keVで打ち込む。
■また、プロトンまたはホウ素イオンを200keV以
上の加速電圧で打ち込んで、素子分離領域12bを形成
した。
■次に、850℃で1分間、アルシン+N,+H2気流
中でアニールを行い、表面を軽くエッチングした後、さ
らにGe層5を200人の厚さにエビタキシャル成長さ
せた。Ge層5では,AsをN型半導体の不純物として
用い、不純物濃度は1 x 1 0”c m”’とし、
良好なヘテロ接合を形戒した。
以上のようにして作威した本実施例半導体電子放出素子
によれば、素子間を絶縁することにより、基板上に多数
の半導体電子放出素子を作製した場合に素子間のクロス
トークを減少させることができ、個々の素子を安定に独
立駆動させることが可能となる。
また、P型半導体基体にワイドギャップ半導体を用いた
ためGaAsより高い電流密度を得ることが可能となり
、さらに、高不純物濃度のGeを用いたことで表面層の
抵抗を下げ発熱を押さえることができ、ノンアロイでオ
ーミックコンタクトを取ることができた。
[発明の効果] 以上詳細に説明したように、本発明による半導体電子放
出素子によれば、N型半導体層の抵抗を小さくすること
が出来るので、電界を効率よく表面層にかけることが可
能となった。
さらに発熱による素子の劣化を押さえることができるの
で安定性が増し、さらに、ノンアロイでオーミックコン
タクトをとることが可能となり、プロセス上の信頼性が
大きく向上した。
従って、本発明の半導体電子放出素子によれば、信頼性
の高いディスプレイ、EB描画装置、真空管、電子線プ
リンター、メモリー等を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A).(B)は、本発明の半導体電子放出素子
の第1実施例の概略的構成図である。第2図は、本発明
の半導体電子放出素子の第2実施例の概略的構成図であ
る。第3図、本発明の半導体電子放出素子における半導
体表面のエネルギーバンド図である。 1・・・P型半導体基板、2・・・P型半導体層、3・
・・N型半導体領域、4・・・空乏層、5・・・N型半
導体層、6・・・絶縁層、7・・・引き出し電極、8・
・・オーミックコンタクト用電極、9.10・・・電源
図(A) 図(8)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)半導体基体上に形成された、電子なだれ降伏を生
    じるような不純物濃度範囲を有するP型半導体層と、 前記P型半導体層と接合して形成されたN型半導体層と
    、 前記N型半導体層と前記P型半導体層とに逆バイアス電
    圧を印加して前記N型半導体層から電子を放出させるた
    めの手段と、 前記放出された電子を外部に引き出すための引き出し電
    極と を有し、 前記N型半導体層と前記P型半導体層とが異なる材料に
    より形成され、かつ、該N型導体層と該P型半導体層と
    の接合がヘテロ接合であることを特徴とする半導体電子
    放出素子
  2. (2)前記N型導体層の厚みが0.1μm以下であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の半導体電子放出素子
  3. (3)前記N型半導体層のバンドギャップが前記P型半
    導体層のバンドギャップよりも小さいことを特徴とする
    請求項1または2に記載の半導体電子放出素子
  4. (4)前記N型半導体層の表面に、1A族,2A族,3
    A族若しくはランタノイドの金属、1A族,2A族,3
    A族若しくはランタノイドの金属シリサイド、1A族,
    2A族,3A族若しくはランタノイドの金属ホウ化物ま
    たは4A族の金属炭化物からなる薄膜が、少なくとも1
    つ存在することを特徴とする請求項1〜3記載の半導体
    電子放出素子
  5. (5)前記N型半導体層がGe半導体により形成され、
    前記P型半導体基体がGaAsにより形成されたことを
    特徴とする請求項1〜4記載の半導体電子放出素子
JP1233939A 1989-09-07 1989-09-07 半導体電子放出素子 Pending JPH0395824A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5331180A (en) * 1992-04-30 1994-07-19 Fujitsu Limited Porous semiconductor light emitting device
KR100765495B1 (ko) * 2007-06-28 2007-10-15 정영철 노면청소차용 사이드 브러쉬

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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