JPS6344429A

JPS6344429A - 殺菌装置

Info

Publication number: JPS6344429A
Application number: JP18045386A
Authority: JP
Inventors: 亮林; 昌之柴田; 正人小池; 一男宮崎
Original assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Current assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date: 1986-07-31
Filing date: 1986-07-31
Publication date: 1988-02-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、円形、楕円形、或いは六角形や六角形等の多
角形等の殺菌に、特に有効な殺菌装置に関するものであ
る。

（従来の技術）従来、無菌包装等に用いられる容器の蓋材はロール状に
巻き取られたシートを引き出してきて、該シートを打ち
抜いて作られているものが多かった。従ってその殺菌等
は、上記ロール状に巻き取られたシートをフィードロー
ラ等で引き出してきて、殺菌剤の入った浴槽に浸漬した
り、または殺菌剤を噴霧し、次に乾燥するか、或いは殺
菌作用を有する紫外線等を照射して行われていた。

これに対して、成形済の蓋材は、該蓋材の一部をチャッ
キング装置で挟持して搬送し、殺菌材を噴霧した後、乾
燥して殺菌等を行なっていた。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながら、上記のような成形済の蓋材の殺菌の仕方
では、まず、チャフキング装置を使用しなければならず
、蓋材の搬送装置が非常に複雑となりメンテナンスも難
しく、さらにチャフキング装置で掴んだ蓋材の部分の殺
菌が行われないという問題があった。また、従来は、殺
菌剤をスプレーした後、乾燥のみを行っていたが、乾燥
のみでは殺菌剤を完全に除去することが困難であり、蓋
材に多量の殺菌剤が残留するという問題もあった。

（発明の目的）本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、搬送
装置の構造がシンプルで且つメンテナンスも容易であり
、殺菌剤の残留もない殺菌装置を提供することを目的と
するものである。

（問題点を解決するための手段）すなわち、本発明は、被殺菌物を搬送するために傾斜し
て設けられてなる搬送用ガイドと、該搬送用ガイドに沿
って移動する被殺菌物に殺菌剤を吹きつける殺菌剤噴出
部と、該殺菌剤噴出部により殺菌剤が付着した被殺菌物
に無菌水を吹きつける無菌水洗浄部とからなる殺菌装置
を要旨とするものである。

（作用）前記の如く、本発明の殺菌装置は、搬送用ガイドが傾斜
して設けられているので、そこに被殺菌物をｉ置すると
、被殺菌物が自ら転がるか或いは滑って移動するもので
ある。そして、移動する被殺菌物に対して、まず殺菌剤
噴出部にて殺菌剤を吹きつけて殺菌を行い、次に無菌水
洗浄部にて無菌水を吹きつけて被殺菌物に付着した殺菌
剤を完全に洗い落とし、被殺菌物の殺菌を行うものであ
る。

（発明の実施例）次に、本発明を図示の実施例に基づいて説明する。

第１図は本発明の一実施例を示す殺菌装置１の一部切欠
き正面図、第２図は第１図のＡ−Ａ線断面図、第３図は
第１図に示す殺菌剤噴出部の部分拡大図である。

先ず殺菌装置ｌは、第１図示の如く、右上から左下にか
けて傾斜した搬送用ガイド２が設けられており、該搬送
用ガイド２に沿って、殺菌剤噴出部３、殺菌剤水切り部
４、無菌熱風噴出部５、無菌水洗浄部６及び水切り部７
が設けられている。

そして上記殺菌剤噴出部３、殺菌剤水切り部４、無菌熱
風噴出部５、無菌水洗浄部６及び水切り部７は無菌チャ
ンバー２８内にあり、該無菌チャンバー２８内は、無菌
空気により陽圧に保たれている。

上記搬送用ガイド２の殺菌剤噴出部３、殺菌剤水切り部
４、無菌熱風噴出部５、無菌水洗浄部６及び水切り部７
の位置に相当する部分は、第２回及び第３図示の如く、
被殺菌物である円板状の蓋材８を上下から挟むように設
けられてなるコ字状断面を有するガイドレール９．１０
と、蓋材８を両側から支持する円形断面を有するガイド
バー１１．１２とから構成されている。

そして蓋材８の供給部２９と排出部３０の搬送用ガイド
２は、ガイドレール９．１０及びガイドバー１１．１２
が上記殺菌剤噴出部３等のものに対して９０°ねじれて
おり、蓋材８が横に寝た状態に支持されるものである。

なお、搬送用ガイド２を構成する部材は、被殺菌物が容
易に転がるか、或いは滑って移動できるようなものであ
れば、丸棒、角棒、コ字状断面を有する棒、その他どの
ようなものであって良い。

次に殺菌剤噴出部３には、蓋材８の両側面に殺菌剤を吹
きつけるための殺菌剤噴出用ノズル１３を多数設けてな
る殺菌剤供給用パイプ１４が、搬送用ガイド２の上方に
設けられており、該殺菌剤供給用バイブ１４の一端は殺
菌剤噴出部３の下方に延びて殺菌剤供給用ポンプ１５に
連結している。更に、該殺菌剤供給用ポンプ１５は殺菌
剤タンク１６に連結しており、該殺菌剤タンク１６には
殺菌剤を加温するためのヒーター１８が設けられている
。

尚、殺菌剤としては、過酸化水素が一般的であるが、次
亜塩素酸ナトリウム水溶液等、殺菌効果のあるものであ
ればどのようなものであっても良い、そして、殺菌剤は
常温で使用しても良いが、加温した方が殺菌剤の殺菌効
果が向上するので、第１図の実施例では、ヒーター１８
を設けているものである。但し、ヒーター１８を使用す
る場合は、殺菌剤の過剰な加温に注意し、殺菌剤が分解
等しないようにすることが重要である。

また、搬送用ガイド２の下方には、上記殺菌剤噴出用ノ
ズル１３から噴射された殺菌剤を上記殺凹剤タンク１６
に回収するための殺菌剤受は皿１７が殺菌剤水切り部４
にまで延設されている。

上記殺菌剤噴出用ノズル１３は、第２図及び第３図示の
如く、噴出された殺菌剤が蓋材８の側面に斜め後方から
当たって蓋材８の移動を助けるような位置に固定されて
いる。

そして上記殺菌剤噴出用ノズル１３は、殺菌剤を霧状に
して噴霧するものと、殺菌剤をもっと大きな水滴状にし
て吹きつけるものと、どちらも使用可能であるが、後者
のように大きな水滴状にして吹きつけた方が殺菌剤の被
殺菌物に対する付着率が高く、その結果殺菌効果も良い
ものであり、しかも殺菌剤が前者の如（空気中を浮遊し
て殺菌装置のまわりの作業環境を悪くするという恐れも
ないものである。

殺菌剤噴出部３のつぎの殺菌剤水切り部４には、無菌空
気噴出装置（図示せず）が設けられており、この無菌空
気噴出装置によって蓋材８に無菌空気を吹きつけて、蓋
材８に付着した殺菌剤を下の殺菌剤受は皿１７に落とす
ものである。

つぎに無菌熱風噴出部５には、蓋材８の両側面に無菌熱
風を吹きつけるための無菌熱風噴出用ノズル１９を多数
設けてなる無菌熱風供給用パイプ２０が、搬送用ガイド
２の上方に設けられており、該無菌熱風供給用パイプ２
０の一端は無菌熱風噴出部５の下方に延びて無菌フィル
ター２１及びヒーター２２を介して、ブロアー２３に連
結している。

尚、上記無菌熱風噴出部５は、蓋材８に無菌熱風を吹き
つけて殺菌剤を乾燥させることにより、殺菌剤の吹きつ
けのみによる場合よりも、殺菌効果を向上させるもので
ある。従って、殺菌剤の吹きつけにより、充分殺菌効果
がある場合には、上記無菌熱風噴出部５を設けなくても
良いものである。

次の無菌水洗浄部６には、蓋材８の両側面に無菌水を吹
きつけるための無菌水噴出用ノズル２４を多数設けてな
る無菌水供給用パイプ２５が、搬送用ガイド２の上方に
設けられており、該無菌水供給用パイプ２５の一端は無
菌水洗浄部６の下方に延びて無菌フィルター２６を介し
て無菌水供給用ポンプ２７に連結している。

この無菌水洗浄部６では、蓋材８に無菌水を噴射し、蓋
材８に付着して残っている殺菌剤を完全に洗い流すもの
である。

尚、上記実施例では、無菌フィルター２６により無菌水
を得ているが、熱交換器等で加熱殺菌して無菌水を得る
ようにしても良い。　　　　゛また、無菌熱風噴出用ノ
ズル１９と無菌水噴出用ノズル２４は、前記殺菌剤噴出
部ノズル１３と同様に、第２図及び第３図示の如く、噴
出された無菌熱風または無菌水が蓋材８の側面に斜め後
方から当たって蓋材８の移動を助けるような位置に固定
されている。ところで殺菌剤噴出用ノズル１３、無菌熱
風噴出用ノズル１９及び無菌水噴出用ノズル２４の数は
、被殺菌物である蓋材８の移動速度、殺菌時間、乾燥時
間、洗浄時間等を考慮して決定すれば良い。

そしてまた、無菌水は上記の如く常温でも良いが、加温
した方が洗浄効果は向上するものである。

最後の水切り部７には、前記殺菌剤水切り部４と同様に
、無菌空気噴出装置（図示せず）が設けられており、こ
の無菌空気噴出装置によって蓋材８に無菌空気を吹きつ
けて、蓋材８に付着した無菌水を下の無菌水受は皿（図
示せず）に落とすものである。

次に上記実施例の殺菌装置１の動作を説明する。

まず、成形済の蓋材８が供給部２９に横に寝た状態で載
置されると、該蓋材８は自重で搬送用ガイド２に沿って
移動し、それに伴って蓋材８は徐々に立った状態になり
無菌チャンバー２８内に入っていく。

無菌チャンバー２８内に入った蓋材８は、殺菌剤噴出部
３にて、殺菌剤噴出用ノズル１３から噴射される殺菌剤
を浴びる。

次に殺菌剤水切り部４に移動した蓋材８には無菌空気噴
出装置から無菌空気が噴射され、蓋材８の表面に付着し
ていた殺菌剤が下の殺菌剤受は皿１７に落とされる。

そして次に蓋材８が無菌熱風噴出部５に移動すると、無
菌熱風噴出用ノズル１９から無菌熱風が吹きつけられ、
乾燥が行われる。

乾燥された蓋材８は次の無菌水洗浄部６で、無菌水噴出
用ノズル２４から噴射される無菌水により表面に残留し
ていた殺菌剤が完全に洗い流されるとともに次の水切り
部７に送られる。

そして、水切り部７では、無菌空気噴出装置から無菌空
気が吹きつけられて、蓋材８の表面に付着した無菌水が
吹き飛ばされ、排出部３０に徐々に横に寝た状態になり
つつ移動するものである。

以上のようにして、蓋材８は殺菌洗浄されるものである
。

（発明の効果）以上のように本発明の殺菌装置は、被殺菌物を搬送する
手段として傾斜した搬送用ガイドを用いたものであるか
ら、その構成は非常にシンプルであり、メンテナンスも
やりやすいものである。

また、無菌水洗浄部６を設けたので、被殺菌物に付着し
た殺菌剤を完全に取り除くことができるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示しており、第１図は本発明
の殺菌装置１の一部切欠き正面図、第２図は第１図のＡ
−Ａ線断面図、第３図は第１図に示す殺菌剤噴出部の部
分拡大図である。１・・・・・殺菌装置２・・・・・搬送用ガイド３・・・・・殺菌剤噴出部４・・・・・殺菌剤水切り部５・・・・・無菌熱風噴出部６・・・・・無菌水洗浄部７・・・・・水切り部１３・・・・殺菌剤噴出用ノズル１９・・・・無菌熱風噴出用ノズル２４・・・・無菌水噴出用ノズル２８・・・・無菌チャンバー

Claims

【特許請求の範囲】

被殺菌物を搬送するために傾斜して設けられてなる搬送
用ガイドと、該搬送用ガイドに沿って移動する被殺菌物
に殺菌剤を吹きつける殺菌剤噴出部と、該殺菌剤噴出部
により殺菌剤が付着した被殺菌物に無菌水を吹きつける
無菌水洗浄部とからなることを特徴とする殺菌装置。