JPS6343551Y2 - - Google Patents

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JPS6343551Y2
JPS6343551Y2 JP14559082U JP14559082U JPS6343551Y2 JP S6343551 Y2 JPS6343551 Y2 JP S6343551Y2 JP 14559082 U JP14559082 U JP 14559082U JP 14559082 U JP14559082 U JP 14559082U JP S6343551 Y2 JPS6343551 Y2 JP S6343551Y2
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JP
Japan
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push button
lever
ejector pin
trimmer
trunnion
Prior art date
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JP14559082U
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JPS5951414U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は押しボタン構造、たとえばひげそり
装置のトリマーに用いて好適な押しボタン構造の
改良に関するものである。
押しボタンの押圧方向と力の作用方向とが互い
に逆向きとなる従来の押しボタン構造としては、
たとえば、中間部に支点を設けた剛性レバーの各
端部に、押しボタンおよび突き出しピンを一体成
形したものあるいは押しボタンだけをレバーとは
別体成形して押しボタンの下面にて剛性レバーの
力点を押圧できるようにしたものなどがある。
ところが、これらの従来技術にあつては、レバ
ーが剛体であるが故に、一定の大きさの下方への
押しボタン圧下力で突き出しピンに所要量の突き
上げ運動を行わせるためには、押しボタンの移動
量を比較的多くしなければならず、そのストロー
クのための余分なスペースが必要となる問題があ
つた他、とくに、前者にあつては、レバーの回動
につれてそれと実質的に直角をなす押しボタン
が、その周りを閉止するケーシングに対して相対
的に回動するため、押しボタンのための長孔を設
けることが必要になり、その長孔からの塵埃その
他侵入に対する手段を講ずることが必要になる問
題があつた。また、後者にあつては、突き出しピ
ンおよび剛性レバーと押しボタンとが別体である
ことから、それらを別個に製造するため、ならび
に組み立てるための工数上の問題があつた。
この考案は、従来技術のこのような問題を解決
した押しボタン構造を提供するものである。
この考案の押しボタン構造は、とくに、押しボ
タンおよび突き出しピンをレバーと一体に成形す
るとともに、レバーの支点と押しボタンとの間に
可撓部分を設け、押ボタンのその軸線方向への圧
下で可撓部分を弾性変形させることにより、突き
出しピンに所要量の突き上げ運動を行わせるもの
であり、突き出しピン、レバーおよび押しボタン
を一体成形することで製造および組み立て工数の
削減をもたらし、また支点と押しボタンとの間に
可撓部分を設けることで押しボタンの軸方向への
少ない圧下ストロークによる突き出しピンの所要
量の変位を可能ならしめるとともに、押しボタン
への外力の除去による突き出しピンの自動復帰を
もたらすものである。
以下に、この考案の実施例を図面に基づいて説
明する。
第1図a,bはそれぞれこの考案の実施例を変
形前後で示す側面図である。
図中1は中間部に支点を設けたレバーを示す。
このレバー1の支点は、たとえばその中間に設け
た孔内へピンを貫通させることにより構成し得る
ことはもちろんであるが、好ましくはその両側へ
突出するトラニオン2にて支点を構成して、ピン
成形工程の省略を可能ならしめる。
またレバー1の各端には、その一側方へ突出し
てそれと直角をなす押しボタン3および突き出し
ピン4をそれぞれ一体成形し、さらに、レバー1
の支点としてのトラニオン2を押しボタン3との
間に可撓部分5を設ける。ここで、押しボタン3
および突き出しピン4のレバー1からの突出量
は、所要に応じて適宜に選択することができ、ま
た図示例ではトラニオン2の中心を通る水平面よ
りも上方に位置してレバー1の十分大きな回動を
可能ならしめる可撓部分5の位置を所要に応じて
変更することもできる。
なお、可撓部分5は、レバー1、押しボタン3
および突き出しピン4とたとえば金属またはナイ
ロン、ポリプロピレンなどの単一種類の合成樹脂
で一体成形し、トラニオン2と押しボタン3との
間を、他部分よりも薄肉とすること、あるいは合
成樹脂からなるレバー1のトラニオン2と押しボ
タン3との間に金属製のばね部材を埋め込み成形
することなどによつて構成することができる。
図中6はケーシングを示し、このケーシング6
は押しボタン3の外側への突出を可能ならしめる
開口7を有する。
このように構成してなる押しボタン構造によれ
ば、押しボタン3を、第1図bに矢印Aで示すよ
うにケーシング6の外側からその軸線方向へ圧下
することにより、押しボタン3のケーシング6に
対する相対回動が、その寸法と頂度嵌合する内径
の開口7によつて阻止されるが故に、トラニオン
2によつて下向運動を拘束されるレバー1の可撓
部分5が下方へ曲げ変形され、この結果として突
き出しピン4のトラニオン2の周りでの突き上げ
運動がもたらされる。
なお、ここで、可撓部分5のかかる曲げ変形
は、押しボタン軸線とトラニオン中心との接近を
もたらし、変形前は距離Bであつたものを変形後
は距離C(∠距離B)とするので、トラニオン2
は、突き出しピン4の所要突出量との関連におい
て、少なくとも一定量だけ押しボタン3の方向へ
水平移動できるよう支持される必要がある。
また、可撓部分5のこの変形は、下方へ突出す
る方向への曲げ変形となることから、可撓部分5
のトラニオン側への取付端は、押しボタン3の一
定量の圧下ストロークに対してその変形量相当分
だけ前述した従来技術よりも突き出しピン4をト
ラニオン2の周りに余分に回動させることにな
る。
一方、可撓部分5の曲げ変形は、押しボタン3
への外力を除去することにより、可撓部分自身の
弾性復元力に基づいて自動的に消減する。
第2図はこの考案の適用例を示す断面図であ
り、図中8は図示しない駆動手段にて作動される
ひげそり装置のトリマーを示す。このトリマー8
は、その往復動カツター8aとは反対側の端部
を、ケーシング6に固定したブラケツト9の突部
9aにヒンジされており、図に矢印Dで示すよう
に反時計方向へ90度回動させることにより作動位
置となる。
ここでは、トリマー8の往復動カツター8a側
で、レバー1に設けたトラニオン2を、ブラケツ
ト後延部9bのU字状窪み10にて支持し、突き
出しピン4をトリマー8の下側に、また押しボタ
ン3を開口7から所要高さだけ突出させてそれぞ
れ位置させる。なおここで、U字状窪み10は、
トリマー8から離れる方向へ水平に延在するの
で、可撓部分5の変形に際するトラニオン2の移
動は十分に許容されることになる。
さらにこの例では、中空形状をなす押しボタン
3とブラケツト後延部9bとの間に復元ばね11
を介装し、可撓部分5の弾性復元力に併せてこの
ばね11で押しボタン3の迅速かつ確実な復帰を
担持する。また図示はしないが、好ましくは、ト
リマー8およびブラケツト9にオーバーセンタス
プリングの各端部を固定することにより、トリマ
ー8の作動位置および不作動位置へのスナツプア
クシヨンを可能ならしめる。
このような適用例において、トリマー8を図示
の不作動位置から作動位置へもたらす場合には第
1図bについて述べたように、押しボタン3をそ
の軸線方向へ圧下する。このことにより、可撓部
分5が下方へ曲げ変形され、そのトラニオン側へ
の取付端が、レバー1に、トラニオン2の周りに
おける図の時計方向の回動運動をもたらし、突き
出しピン4が、トリマー8にその支点の周りでの
作動位置方向いいかえれば、反時計方向への運動
を与える。
トリマー8の運動は、それが反時計方向へ90度
回動するまで突き出しピン4にて継続され、所定
位置での回動の停止はトリマー8と突部9aとの
当接によつてもたらされる。なお、オーバーセン
タスプリングを前述したように配置した場合に
は、トリマー8の回動力は、その回動途中におい
て突き出しピン4からオーバーセンタスプリング
に肩代りされるので、突き出しピン4をそれほど
高く突出させる必要はない。
一方、トリマー8のかかる回動をもたらした押
しボタン構造は、押しボタン3への外力を除去す
ることにより、可撓部分5および復元ばね11に
よつて第2図に示す原位置に復帰される。また、
トリマー使用後におけるその不作動位置への収納
は、トリマー8に第2図の矢印Dとは逆方向の外
力を作用させることによつて極めて容易に行うこ
とができる。
以上、この考案をひげそり装置のトリマーに適
用した例について説明したが、この考案は、押し
ボタンの圧下方向がその軸線方向に限定される場
合、押しボタンの圧下ストロークを大きくできな
い場合、製造および組み立て工数の削減を要求さ
れる場合などにおいて各種の装置に適用すること
ができる。
従つて、この考案の押しボタン構造によれば、
その全体を一体成形することによつて、製造およ
び組み立て工数の削減が可能となり、またレバー
の支点と押しボタンとの間に可撓部分を設けるこ
とによつて、押しボタンの少ない圧下ストローク
で突き出しピンの十分大きな突き上げ運動をもた
らし得るとともに、ケーシングの開口面積を必要
最小限にできるなどの顕著なる効果がもたらされ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bはそれぞれこの考案の実施例を変
形前および変形後の状態で示す側面図、第2図は
この考案の適用例を示す要部断面図である。 1……レバー、2……トラニオン、3……押し
ボタン、4……突き出しピン、5……可撓部分、
6……ケーシング、7……開口、8……トリマ
ー、9……ブラケツト、10……U字状窪み、1
1……復元ばね。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 中間部に支点を設けたレバーと、このレバーの
    各端で、レバーの一方側へそれと直角に突設した
    押しボタンおよび突き出しピンとを具え、 これらの押しボタンおよび突き出しピンを前記
    レバーと一体成形するとともに、レバーの支点と
    押しボタンとの間に可撓部分を設けてなることを
    特徴とする押しボタン構造。
JP14559082U 1982-09-28 1982-09-28 押しボタン構造 Granted JPS5951414U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14559082U JPS5951414U (ja) 1982-09-28 1982-09-28 押しボタン構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14559082U JPS5951414U (ja) 1982-09-28 1982-09-28 押しボタン構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5951414U JPS5951414U (ja) 1984-04-04
JPS6343551Y2 true JPS6343551Y2 (ja) 1988-11-14

Family

ID=30324322

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14559082U Granted JPS5951414U (ja) 1982-09-28 1982-09-28 押しボタン構造

Country Status (1)

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JP (1) JPS5951414U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011086536A (ja) * 2009-10-16 2011-04-28 Mitsubishi Electric Corp 押しボタン組立構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5951414U (ja) 1984-04-04

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