JP2525476Y2 - 樹脂成形部材の取付構造 - Google Patents

樹脂成形部材の取付構造

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JP2525476Y2 JP10183790U JP10183790U JP2525476Y2 JP 2525476 Y2 JP2525476 Y2 JP 2525476Y2 JP 10183790 U JP10183790 U JP 10183790U JP 10183790 U JP10183790 U JP 10183790U JP 2525476 Y2 JP2525476 Y2 JP 2525476Y2
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resin molded
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、車両のシフトレバーの先端部に取付けら
れるシフトノブなどの硬質樹脂により形成されたフレー
ム体と、軟質樹脂により形成された保護被覆体とからな
る樹脂成形部材の取付構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、上記樹脂成形部材の取付構造としては、例えば
第5図に示す車両用シフトノブ1bのように硬質樹脂によ
り形成されたノブ本体2bと、このノブ本体2bの外表面を
覆うように軟質樹脂により上記ノブ本体2bと一体成形さ
れたノブ被覆体3bとからなり、上記ノブ本体2b内に形成
された下方に開口する中空穴21bをシフトレバー5の先
端部51に外挿し、ビス61などにより位置固定するものが
知られている。そして上記中空穴21bの上部にプッシュ
操作可能に配置された自動変速機用のプッシュボタン41
と、上記シフトレバー5内に上下動可能に内挿されたロ
ッド42とが互いに接続され、上記プッシュボタン41のプ
ッシュ操作により上記ロッド42が上下してシフトレバー
5は他のポジションにシフト操作可能となる。
またプッシュボタンのプッシュ操作時に、このプッシ
ュボタンと当たるように、中空穴内に突出する突部(図
示せず)が上記ノブ被覆体の成形時にノブ本体に形成さ
れた連通孔を介して充填された軟質樹脂により形成さ
れ、この突部を衝撃吸収ストッパーとして用い、これに
より上記プッシュボタン操作に伴う衝突音を緩和するよ
うにしたものも知られている(例えば実公昭63-13528号
公報参照)が、この構造はシフトレバーへのシフトノブ
の取付を考慮したものではない。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来の樹脂成形部材の取付構造において、中空穴
21bが形成されたノブ本体2bは硬質樹脂により形成され
ているために、その中空穴径はシフトレバー5の先端部
51の外径よりわずかに大きく設定され、これにより上記
シフトレバー先端部51にシフトノブ1bを外挿可能にする
必要がある。このため上記中空穴21bの内周面とシフト
レバー先端部51の外周面との間には微小な隙間Sが存在
し、シフトノブ1bをシフトレバー先端部51に外挿した
後、ビス61の締結前の状態ではシフトノブ1bがシフトレ
バー5に対してシフトレバー5回りに回転したり、その
軸方向に移動して脱落したりして上記ビス締結に際して
その位置決めに手間取る場合がある。
このような問題は、突部がプッシュ操作時のプッシュ
ボタンと接触するように形成されている従来公報で開示
されたシフトノブであっても、同様に生じている。
この考案は、このような事情に鑑みてなされたもので
あり、硬質樹脂製のフレーム体と、軟質樹脂製の保護被
覆体とが一体成形されている樹脂成形部材において、被
取付部材への取付けに際し、ビスなどによる最終位置固
定前であっても被取付部材に対して所定の取付位置に確
実に仮位置固定することができる樹脂成形部材の取付構
造を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、この考案の請求項1で
は、硬質樹脂により形成されたフレーム体と、このフレ
ーム体の外表面を覆うように軟質樹脂により上記フレー
ム体と一体成形された保護被覆体とからなり、上記フレ
ーム体に被取付部材を収容する中空穴が形成された樹脂
成形部材の取付構造において、上記フレーム体には上記
中空穴と保護被覆体との間を連通する連通穴が貫通形成
され、上記保護被覆体は上記連通穴を貫通して上記被取
付部材の外面と接触するように中空穴の内面から突出す
る突部を有するように構成した。
また請求項2では、樹脂成形部材が車両用シフトノ
ブ、被取付部材が車両用シフトレバーによってそれぞれ
構成され、上記シフトノブをフレーム体としてのノブ本
体と、保護被覆体としてのノブ被覆体と、上記シフトレ
バーの外周面と接触するように上記ノブ本体の中空穴の
内面から突出された突部とによって構成した。
請求項3では、樹脂成形部材が車両用のスイッチ支持
部材、被取付部材がスイッチ本体によってそれぞれ構成
されているように構成した。
〔作用〕
上記請求項1の構成によれば、軟質樹脂により形成さ
れた突部が取付穴内面に突出しているために、被取付部
材を上記取付穴内に押込むと、上記突部が上記被取付部
材の外面と接触して上記樹脂成形部材と被取付部材との
相対移動が規制されることになり、これにより樹脂成形
部材が仮位置固定される。
上記請求項2の構成によれば、軟質樹脂により形成さ
れた突部が中空穴内面に突出しているために、シフトノ
ブをシフトレバー先端部に被せて押込むと、上記突部が
上記シフトレバー先端部の外周面と接触して上記シフト
ノブとシフトレバーとの相対移動が規制されることにな
り、これによりシフトノブが仮位置固定される。
請求項3の構成によれば、軟質樹脂により形成された
突部が中空穴内面に突出しているために、スイッチ支持
部材をスイッチ本体に被せて押込むと、上記突部が上記
スイッチ本体の外面と接触して上記スイッチ支持部材と
スイッチ本体との相対移動が規制されることになり、こ
れによりスイッチ本体が仮位置固定される。
〔実施例〕
第1図に示す第1実施例において、シフトノブ(樹脂
成形部材)1はその形状を保持するフレーム体として硬
質樹脂により形成されたノブ本体2と、このノブ本体2
の外表面を覆うように軟質樹脂により上記ノブ本体2と
一体成形された保護被覆体としてのノブ被覆体3とから
形成されている。
上記ノブ本体2には、その内部に自動変速機のシフト
操作用のプッシュボタン41やシフトレバー5の先端部
(被取付部材)51を収容する中空穴21が下方に開口する
ように形成され、この中空穴2とノブ被覆体3との間を
連通する連通穴22が第2図に示すように上記ノブ本体2
の周方向に複数個(図例では4個)貫通形成されてい
る。この連通穴22には、第2図および第3図に示すよう
に軟質樹脂が充填されるとともに、その中空穴21側には
突部31が上記中空穴21内に所定量突出するように上記軟
質樹脂により上記ノブ本体2と一体成形されている。
上記中空穴21は、第2図に示すようにシフトレバー5
の先端部51の外径よりもわずかに大きい内径を有するよ
うに形成され、上記突部31はその先端を結ぶ円がシフト
レバー5の外径よりもわずかに小さくなるように形成さ
れている。
上記構成のシフトノブ1は、まずノブ本体2が硬質樹
脂により成形され、つぎに、このノブ本体2を中子部材
として、ノブ被覆体3がこのノブ本体2の外周面と密着
するように軟質樹脂により成形される。このノブ被覆体
3の成形に際して連通穴22の中空穴21側の開口部に例え
ば蓋体などが設けられることにより、突部31の先端311
が中空穴21側に所定量突出した状態に成形される。
このシフトノブ1をシフトレバー5に取付けるには、
そのシフトレバー5の先端部51の上からシフトノブ1を
被せればよい。中空穴21の下端開口部211を上記先端部5
1に合せ、そのままシフトノブ1を落し込むと、中空穴2
1内に突出している突部31の先端311にシフトレバー先端
部51の外周面が接触し、両者間の摩擦抵抗によりシフト
ノブ1は止められることになる。この状態からシフトノ
ブ1をさらに下方に押込むと、上記先端311が圧縮され
るとともに、シフトレバー先端部51の外周面上を摺動し
て図示しない位置決めストッパーにより所定の取付位置
で止められる。この状態では4つの突部31の先端311が
シフトレバー先端部51の外周面と接触して放射方向に押
圧し、上記先端311とシフトレバー先端部51の外周面と
の間に作用する接触摩擦力により上記シフトノブ1はシ
フトレバー5に対して仮位置固定される。
つぎに、ビス61をシフトノブ1に貫通させてシフトレ
バー5にねじ込むことにより、シフトノブ1がシフトレ
バー5に位置固定されて組付けが完了する。
このように、この実施例によれば、シフトノブ1のシ
フトレバー5への組付けに際して、上記シフトノブ1を
シフトレバー5に被せて押込むことにより、そのシフト
ノブ1は上記シフトレバー5に対して仮位置固定される
ために、次工程のビス締付けまでにシフトレバー5回り
に回転したり、その軸方向に移動して脱落したりするこ
となく、上記シフトノブ1を所定の取付位置に確実に保
持することができる。このため次工程のビス締付けを従
来の取付構造(第5図参照)よりも容易に行うことがで
きる。
また突部31をノブ被覆体3の成形と同時に形成するこ
とができるために、例えばノブ本体2の中空穴21内に個
別に突部を形成する場合と比べて容易に形成することが
でき、しかもコスト増を抑制することができる。
第4図には第2実施例が示されている。この第2実施
例は樹脂成形部材が車両用のスイッチ支持部材1a、被取
付部材がスイッチ本体5aによって構成されたものであ
る。上記スイッチ支持部材1aは上記スイッチ本体5aを収
容する中空穴21aが内部に形成された硬質樹脂製のフレ
ーム体2aと、このフレーム体2aの外周囲を覆うように軟
質樹脂により上記フレーム体2aと一体成形された保護被
覆体3aと、上記中空穴21aの内面に上記スイッチ本体5a
と接触するように突出する軟質樹脂製の突部31aとから
構成されている。この突部31aは上記フレーム体2aに形
成された連通穴22aを介して保護被覆体3aの成形時に充
填された軟質樹脂により形成される。
この第2実施例においても、スイッチ本体5aをスイッ
チ支持部材1aの中空穴21aに押込むことにより、上記ス
イッチ本体5aは突部31aにより仮位置固定されるため
に、第1実施例と同様の効果を得ることができる。
なお上記第1および第2の実施例における他の態様を
以下に説明する。
A.上記第1実施例では、突部をシフトノブの周方向に4
つ形成しているが、これに限らず、少なくとも1つ以上
形成されていればよい。また第2実施例では突部を1つ
だけ形成しているが、これに限らず、2つ以上形成して
もよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案の樹脂成形部材の取付
構造によれば、軟質樹脂により形成された突部が取付穴
内面に突出しているために、被取付部材を上記取付穴内
に押込むと、上記突部が上記被取付部材の外面と接触し
て上記樹脂成形部材と被取付部材との相対移動が規制さ
れることになり、これにより樹脂成形部材を仮位置固定
することができる。これによりビスなどによる最終取付
作業を容易に行うことができ、樹脂成形部材の被取付部
材への組付け作業を容易に行うことができる。
請求項2によれば、軟質樹脂により形成された突部が
中空穴内面に突出しているために、シフトノブをシフト
レバー先端部に押込むと、上記突部が上記シフトレバー
先端部の外周面と接触するために、上記シフトノブとシ
フトレバーとの相対移動が規制され、シフトノブを仮位
置固定することができる。これにより請求項1による効
果を車両用シフトノブについて得ることができる。
請求項3によれば、軟質樹脂により形成された突部が
中空穴内面に突出しているために、スイッチ支持部材を
スイッチ本体に押込むと、上記突部が上記スイッチ本体
の外面と接触するために、上記スイッチ支持部材とスイ
ッチ本体との相対移動が規制され、スイッチ支持部材を
仮位置固定することができる。これにより請求項1によ
る効果を車両用スイッチ支持部材について得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1実施例を示す断面説明図、第2
図は第1図のII-II線における拡大断面説明図、第3図
は第1図のIII部拡大断面説明図、第4図は第2実施例
の一部を切欠いた状態の分解斜視図、第5図は従来の樹
脂成形部材の取付構造を示す断面説明図である。 1……シフトノブ、1a……スイッチ支持部材、2……ノ
ブ本体、2a……フレーム体、3……ノブ被覆体、3a……
保護被覆体、5……シフトレバー、5a……スイッチ本
体、21,21a……中空穴、22,22a……連通穴、31,31a……
突部、51……シフトレバー先端部、311……突部先端。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】硬質樹脂により形成されたフレーム体と、
    このフレーム体の外表面を覆うように軟質樹脂により上
    記フレーム体と一体成形された保護被覆体とからなり、
    上記フレーム体に被取付部材を収容する中空穴が形成さ
    れた樹脂成形部材の取付構造において、上記フレーム体
    には上記中空穴と保護被覆体との間を連通する連通穴が
    貫通形成され、上記保護被覆体は上記連通穴を貫通して
    上記被取付部材の外面と接触するように中空穴の内面か
    ら突出する突部を有することを特徴とする樹脂成形部材
    の取付構造。
  2. 【請求項2】樹脂成形部材が車両用シフトノブ、被取付
    部材が車両用シフトレバーによってそれぞれ構成され、
    上記シフトノブはフレーム体としてのノブ本体と、保護
    被覆体としてのノブ被覆体と、上記シフトレバーの外周
    面と接触するように上記ノブ本体の中空穴の内面から突
    出された突部とによって構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の樹脂成形部材の取付構造。
  3. 【請求項3】樹脂成形部材が車両用のスイッチ支持部
    材、被取付部材がスイッチ本体によってそれぞれ構成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の樹脂成形部材
    の取付構造。
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