JP2011086536A - 押しボタン組立構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】スイッチを実装した基板面の高さ位置に制約されずに自由に押しボタンの配置を設定可能とし、押しボタンの動きで生じるガタを小さくでき、かつ組立性の良い構造を実現する。
【解決手段】筺体下板12に設けた円筒部12aと、筺体上板11に設けたリブ12bを筺体側板13の開口部13aを挟んで配置し、押しボタン部材40は、押しボタン本体41のスイッチ押下面41a側の対向する左右側面からそれぞれ反対方向に延びる一対の突片43と、一方の突片43の先端部に円筒部12aの穴径よりも小さい径を持つ回転軸44を有し、回転軸44を円筒部12aの穴に挿入して押しボタン部材40を支持回転させて押しボタン本体41を内側から開口部13aに嵌め込み、押しボタン本体41に対する加重操作時に押しボタン部材40が回転軸44を中心に逆回転するのを阻止するようにリブ12bを他方の突片43の遊動端に対して隣接配置する。
【選択図】図1

Description

この発明は、小型電子機器などに使用される押しボタン組立構造に関するものである。
電子機器筺体の前面パネルの背面にプリント基板を配置し、該プリント基板に実装したスイッチに対向して設けた前面パネルの開口に押しボタンを係合装着し、当該押しボタンを表側から押し込み操作することで上記スイッチのノブを押してスイッチを切り替えるようにする押しボタン組立構造がある(例えば特許文献1参照)。このような従来の押しボタン組立構造例を図8により説明する。この押しボタン組立構造は、箱型筐体の側板開口に押しボタンが設定され、押しボタン押下時の移動方向とスイッチノブの作動方向が同一であるような構造である。押しボタン部材110は、図8(a)に示すように、樹脂で一体成形したものであり、押しボタン本体111の対向する左右側面からそれぞれ反対方向に延びる対称な一対の突片112を有している。突片112は、図8(b)のように、筐体101の開口105内に押しボタン本体111を挿着したときに、プリント基板102の端縁と筐体内壁との間に先端部112aを介在させる。このことにより押しボタン部材110が開口105から抜落ちるのを防止するようにしている。また、突片112は、図8(c)のように押しボタン本体111が筐体内方へ押し込まれてスイッチ103のノブ104を押してスイッチ103をオンにしたときに、先端部112aだけをプリント基板102に設けられた凹所102aの外側端面102a’に引っ掛けることにより弾性変形され、復帰力を蓄える。そして、押しボタン本体111が押圧解除された場合には、突片112は蓄えた原形復帰力により押しボタン部材110を図8(b)の姿勢に復元させるよう動作する。
特開平5−325712号公報(第5頁、図1)
上記のような従来の押しボタン組立構造は、一対の突片112の先端部112aを基板102の外側端面102a’で支持しているので押しボタンを支える高さ位置が基板面の高さ位置に限定されることになる。このため、例えば図9(a)に示すように、押しボタン本体111の被加重面110bの中心と基板面の高さが大きくずれている場合、図9(b)のように被加重面110bに掛かる押し込み力は、突片112を支えている基板外側端面102a’を中心として押しボタンを回転させることになる。しかし、押しボタン本体111は移動軌跡がスイッチノブ104の作動中心とずれているため移動量がとれずに当該スイッチノブ104を押し込むことができない。すなわち、押しボタンとしての機能を果たせないという問題がある。また、図8(b)に示すように、押しボタンの突片112を収納するプリント基板102の外縁102bと筐体101の内壁とで形成する隙間は、プリント基板102の寸法、筐体101の寸法、プリント基板102と筐体101の位置決め精度等、複数の要素により左右されるため、ばらつきが大きくなりやすく、それぞれの部品間の干渉を避けるために、該隙間を十分狭くすることが困難である。該隙間が大きいと、開口105に装着された押しボタン本体111が傾いたり、押しボタン本体111の表面が筐体表面から陥没したりするため、操作や意匠上の問題となる。
さらに、上述のような問題点の解決策として、例えば図10(a)のように、突片112を基板端面ではなく筐体101に一体成形で設けたフック形状リブ118で支える構造とすることが考えられる。しかしながら、このような構造は、筐体内面から筐体外面までの距離、すなわち押しボタン本体111を筐体内へ押し込む距離(ストローク)を大きく取った場合、図10(c)のように、突片112を大きく変形させて押しボタンを組み立てなければならないため、突片112の根元112bに過大な力がかかり、突片112を破損させてしまうという問題がある。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、スイッチを実装した基板面の高さ位置に制約されずに自由に押しボタンの配置を設定可能とし、押しボタンの動きで生じるガタを小さくでき、かつ組立性の良い構造を実現する押しボタン組立構造を得ることを目的とする。
この発明に係る押しボタン組立構造は、スイッチを実装したプリント基板を電子機器の筺体側板の背面に配置し、スイッチに対向して筺体側板に設けた開口部に押しボタン部材を係合装着し、筺体側板の表側から加重操作することで押しボタン部材を筺体内に移動させてスイッチノブを押してスイッチを切り替えるように構成される押しボタン組立構造において、筺体下板と一体成形され、当該筺体下板から筺体側板の内側面に沿って上方向に延びる円筒部と、筺体上板と一体成形され、当該筺体上板を筺体に被せたときに当該筺体上板から筺体側板の内側面に沿って下方向に延び、かつ円筒部とで開口部を挟んだ位置に配置されるリブを備え、押しボタン部材は、押しボタン本体のスイッチ押下面側の対向する左右側面からそれぞれ反対方向に延びる一対の突片と、一方の突片の先端部に当該突片の方向に対して直角で、かつ円筒部の穴径よりも小さい径を持つ回転軸とを一体成形により有し、回転軸を円筒部の穴に挿入して押しボタン部材を支持回転させて押しボタン本体を内側から開口部に嵌め込み、押しボタン本体に対する加重操作時に押しボタン部材が回転軸を中心に逆回転するのを阻止するようにリブを他方の突片の遊動端に対して隣接配置させるようにしたものである。
この発明によれば、押しボタン部材はその一対の突片が筺体側に設けられた円筒部とリブに関わるように構成しているので、スイッチを実装したプリント基板自体とは直接関わることがないため、基板面の高さ位置に制約されずにスイッチノブの位置に合わせて自由に押しボタンの配置を設定可能とし、押しボタンの動きで生じるガタを小さくして安定した動作を可能にする。
また、押しボタン本体をフロントパネルの開口部に装着するとき、回転軸を中心として押しボタン本体を回転させながら嵌め込むようにしているため、押しボタン本体と開口部との嵌合の長が大きい場合でも、押しボタンの突片に過大な力を掛けずに組立可能であるため、破損の少ない組立性の良い構造を実現できる。
この発明の実施の形態1による押しボタン組立構造を示す構成図である。 この発明の実施の形態1に係る押しボタン部材の構造を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る押しボタン部材の組立方法を示す断面図である。 この発明の実施の形態2による押しボタン組立構造を示す構成図である。 この発明の実施の形態2に係る構成の組立動作を示す説明図である。 この発明の実施の形態3による押しボタン組立構造を示す構成図である。 この発明の実施の形態3に係る押しボタン部材の構造を示す斜視図である。 従来の押しボタン組立構造の構成例を示す説明図である。 従来の押しボタン組立構造の問題点を示す説明図である。 従来の押しボタン組立構造の改良構成例を示す説明図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による押しボタン組立構造を示す構成図で、図1(a)は組立完了状態を示す斜視図、図1(b)は組立完了状態を示す断面図、図1(c)は動作状態を示す断面図である。また、図2は、押しボタン部材の構造を示す斜視図である。さらに、図3は、押しボタン部材の組立方法を示す断面図である。
図1において、電子機器の筐体10は、例えば樹脂成形された下蓋と上蓋からなり、下蓋は一体成形された筺体下板12と筺体側板13を有し、上蓋は筺体上板11を有する。筺体下板12は、筺体側板13の内側面に沿って上方向に延びる円筒部12aを一体成形により有する。筺体上板11は、筐体10を組み立てたときに円筒部12aから所定距離を隔て配置され、かつ筺体側板13に沿って下方向に延びるリブ11aを一体成形により有する。筺体側板13は、電子機器の例えばフロントパネルであり、リブ11aと円筒部12aの中間位置に対応する部分に所定の形状(例えば正方形)の開口部13aを有する。筐体10内にはスイッチ30を縁部に実装したプリント基板20が取り付けられる。このプリント基板20は、例えば筺体下板12に対して適当な高さを保ち、かつスイッチ30の作動部であるスイッチノブ31を筺体側板13の開口部13aの中央に位置付けて固定される。このプリント基板20の固定は周知の手段を用いて行われるのでここでは説明を省略する。
筺体側板13の開口部13aには、スイッチノブ31を押すための押しボタン本体41が装着される。押しボタン本体41は樹脂の一体成形品である押しボタン部材40の構成部である。図2に示すように、押しボタン部材40は、押しボタン本体41が筐体10から必要以上飛び出さないようにストッパーの役目をする、開口部13aよりサイズの大きいつば状部42を押しボタン本体41の裏面方向に設けている。また、押しボタン部材40は、押しボタン本体41のつば状部42の対向する両側面より水平方向に突出する一対の突片43を有する。突片43の一方の先端部には円筒部12aの穴径よりも大きい径の円柱45が突片の方向と直角に設けられており、この円柱45の下側には円筒部12aの穴径よりも小さい径の回転軸44が一体に設けられている。なお、上記突片43の他方の先端部は遊動端となっている。
次に、押しボタン組立構造の組立方法について説明する。
まず、図2および図3に示すように、押しボタンの被加重面41bが筐体側板13に接触しない程度の角度で、押しボタンの回転軸44を筐体下板12からの円筒部12aの穴に挿入し、円柱45の下端が円筒部12aの上面に当接するまで押し込む。これにより、押しボタン部材40は円筒部12aにより回転可能に支持される。次に、回転軸44を中心として回転させながら押しボタン本体41を筺体側板13の開口部13aに嵌め込み、押しボタン本体41のつば状部42が筺体側板13の内壁に当接するまで回転させる。次に、プリント基板20を例えば筐体下板12に所定の高さ位置に取り付け、スイッチノブ31が押しボタン本体41の押下面41aと向き合わせる。次に、筐体上板11を被せると、図1(a)、図1(b)に示すように、筐体上板11から下方向に延びるリブ11aが降りてきて、その当て面11bを回転軸のない方の突片43の遊動端の内側面43cに対して隙間を設けた位置に配置される。
次に、動作について説明する。
押しボタンに対する加重操作により図1(b)の状態から図1(c)に示す状態に切り替わる。すなわち、開口部13aに嵌め込まれている押しボタン本体41の被加重面41bに指圧を加えて押しボタン本体41を筐体内方向へ押し込むと、押しボタンは一方の突片43の回転軸44を支点としストロークに対応して反計方向に回転するので、当該一方の突片43は殆ど弾性変形しない。また、遊動端の他方の突片43は突片内側面43cがリブ11aの当て面11bに当接して回転が止められ、当該他方の突片43はリブ11aの当て面11bの角部を支点として弾性変形し、スイッチ押下面41aがスイッチノブ31を押し下げ、スイッチ30をオンにする。このとき押しボタンの復帰力が当該他方の突片に蓄えられる。次に、押しボタンの押下が解除されると、回転軸44のない側の突片43の原形復帰力により押しボタン本体41は図1(b)の状態に戻る。
以上のように、この実施の形態1の押しボタン組立構造によれば、筺体下板12から筺体側板13の内側面に沿って上方向に延びる円筒部12aと、筺体上板11を筺体10に被せたときに筺体上板11から筺体側板13の内側面に沿って下方向に延び、かつ円筒部12aとで開口部13aを挟んだ位置に配置されるリブ12bを備え、押しボタン部材40は、押しボタン本体41のスイッチ押下面41a側の対向する左右側面からそれぞれ反対方向に延びる一対の突片43と、一方の突片43の先端部に当該突片の方向に対して直角で、かつ円筒部12aの穴径よりも小さい径を持つ回転軸44とを一体成形により有し、回転軸44を円筒部12aの穴に挿入して押しボタン部材40を支持回転させて押しボタン本体41を内側から開口部13aに嵌め込み、押しボタン本体41に対する加重操作時に押しボタン部材40が回転軸44を中心に逆回転するのを阻止するようにリブ12bを他方の突片43の遊動端に対して隣接配置させるようにしている。したがって、押しボタン部材40はその一対の突片43が筺体側に設けられた円筒部12aとリブ12bに関わるように構成しているので、スイッチを実装したプリント基板自体とは直接関わることがないため、基板面の高さ位置に制約されずにスイッチノブ31の位置に合わせて自由に押しボタンの配置を設定可能とし、押しボタンの動きで生じるガタを小さくして安定した動作を可能にする。
また、押しボタン本体41を開口部13aに装着するとき、回転軸44を中心として押しボタン本体41を回転させながら嵌め込むようにしているため、押しボタン本体41と開口部13aとの嵌合の長が大きい場合でも、押しボタンの突片43に過大な力を掛けずに組立可能であるため、破損の少ない組立性の良い構造にすることができる。
また、押しボタンの突片43の一方は回転軸44を中心に回転することで押しボタン本体41を移動させるため、空間が狭く、突片43の長さが十分に取れない場合でも、低い押下力で押しボタン本体41をスイッチノブ31の作動方向へ移動させることができる。
実施の形態2.
図4は、この発明の実施の形態2による押しボタン組立構造を示す構成図で、図4(a)は組立完了状態を示す外観斜視図、図4(b)は組立完了状態を示す断面図である。また、図5は、この実施の形態2に係る構成の組立動作を示す説明図である。図4および図5において、図1の構成と同等の部分については同一の符号を付し、原則として同じ説明は省略する。
この実施の形態2は、筺体下板12と一体成形され、当該筺体下板12から筺体側板13の内側面に沿って上方向に延びるリブ(第2のリブ)12bを追加している点が上述の実施の形態1との相違点である。この場合、リブ12bは、その先端部を、筐体上板11から下方向に延びたリブ11aの先端部と近接する位置に位置づけられる。リブ12bの先端部は、図5(a)に示すように互いが平行な突端面12cと段差面12dを持っている。ここでは、筐体上板11を被せる前に、押しボタン部材40の回転軸を持たない方の突片43の遊動端を、図5(b)のようにリブ12bの先端部の突端面12cにせり上げて載せることで仮留する。次に、図5(b)の状態から、そのまま筐体側板13の方向に突片43の遊動端を押して段差面12d上に落とし込んで図5(c)の状態にしてから筺体上板11を被せるという順序で組み立てる。
この実施の形態2の場合、押しボタンの突片43の遊動端を仮留めすることで、筐体上板11を被せるときに押しボタン本体41を不用意に回転方向に動いてしまうのを防ぐことができるため、回転軸を持たない押しボタンの突片43の遊動端を筐体側板13の内壁と筐体上板側のリブ11aの当て面11bの間に入れて組み立てることを容易にする。また、組立後は、突片43の遊動端はリブ12bの先端部のL形状と筐体側板13との間に係止されるため、押しボタン本体41に加重されていない場合にもガタを少なくして保持できる。
実施の形態3.
図6は、この発明の実施の形態3による押しボタン組立構造を示す構成図で、図6(a)は組立完了状態を示す斜視図、図6(b)は組立完了状態を示す断面図である。また、図7は、押しボタン部材の構造を示す斜視図である。図6および図7において、図1および図2の構成と同等の部分については同一の符号を付し、原則として同じ説明は省略する。
この実施の形態3では、筺体下板12には、筺体側板13の内側面に沿って上方向に、かつ互いが平行して延びる一対の円筒部45が一体成形により設けられている。この一対の円筒部45は開口部13aを挟んだ位置に配置される。
また、押しボタン部材40は、図7に示すように、押しボタン本体41と押しボタン基材46の結合可能な別部品からなり、両者を結合することで構成されるようになっている。押しボタン基材46は、スイッチ押下面41aを持ち開口部13aより面積が大きいつば状部42と、このつば状部42の対向する左右側面からそれぞれ反対方向に延びる一対の突片43を有している。両突片43の先端部には円筒部12aの穴径よりも大きい径のそれぞれの円柱45が突片の方向と直角に設けられており、各円柱45の下側には円筒部12aの穴径よりも小さい径の回転軸44がそれぞれ一体に設けられている。また、つば状部42には、押しボタン本体41と結合するための係止孔(係止手段)42aを持つ。一方、押しボタン本体41は、被加重面41bと反対側にある面から直角に伸びる係止爪(係止手段)を有している
次に、押しボタン組立構造の組立方法について説明する。
押しボタン基材46の一対の回転軸44を筐体下板12から延びる円筒部12aにそれぞれ挿入し、円柱45が円筒部12aの上面に当たるまで押し込む。これにより、押しボタン基材46はつば状部42の中央が筐体側板13の開口部13aの中心と合わさる位置で支持される。次に、筐体側板13の開口部13aに押しボタン本体41を挿入する。これにより押しボタン本体41から延びる係止爪41cが押しボタン基材46の係止孔42aに嵌め込まれ、押しボタン本体41と押しボタン基材46は結合される。
以上のように、この実施の形態3によれば、筺体下板12から筺体側板13の内側面に沿って上方向に延び、互いが開口部13aを挟んで並行に配置される一対の円筒部12aを備え、押しボタン部材40は、係止手段41c,42aにより結合可能な押しボタン本体41と押しボタン基材46の別部品からなり、押しボタン基材46は、スイッチ押下面41aを持つつば状部42と、当該つば状部42の対向する左右側面からそれぞれ反対方向に延びる一対の突片43と、両突片の先端部に当該突片の方向に対して直角で、かつ円筒部12aの穴径よりも小さい径を持つそれぞれの回転軸44とを一体成形により有し、押しボタン基材46のそれぞれの突片の回転軸44を対応するそれぞれの円筒部12aに挿入して押しボタン基材46の中央を開口部13aの中心に合わせて支持し、開口部13aに対して外側から押しボタン本体41を装着することにより、その際押しボタン本体41と押しボタン基材46とを係止手段41c,42aにより結合するようにしている。したがって、押しボタン本体41の突片43を全く変形させることなく、各回転軸44をそれぞれの円筒部12aに挿入するだけで押しボタン基材46を筺体10に対して組立てられるように構成しているため組立性が良い。また、押しボタン本体41が押しボタン基材46と別部品になっているので押しボタン本体41のみに塗装を加えることが可能になり、押しボタン押下時の突片43の変形によって起こる塗装割れの心配も無くなり、外観のデザイン維持上で有利となる。また、押しボタン押下時は押しボタン両側の回転軸44が回転して押しボタン本体41を移動させるため、突片43は変形量が少なくなり、小さい押下力で押しボタン部材40をスイッチ30方向に移動させることができる。
10 筐体、11 筐体上板、11a リブ、11b 当て面、12 筐体下板、12a 円筒部、12b リブ(第2のリブ)、12c 突端面、12d 段差面、13 筐体側板、13a 開口部、20 プリント基板、30 スイッチ、31 スイッチノブ、40 押しボタン部材、41 押しボタン本体、41a スイッチ押下面、41b 被加重面、41c 係止爪(係止手段)、42 つば状部、42a 係止孔(係止手段)、43 突片、43c 突片内側面、44 回転軸、45 円柱、46 押しボタン基材。

Claims (3)

  1. スイッチを実装したプリント基板を電子機器の筺体側板の背面に配置し、前記スイッチに対向して前記筺体側板に設けた開口部に押しボタン部材を係合装着し、前記筺体側板の表側から加重操作することで前記押しボタン部材を筺体内に移動させてスイッチノブを押して前記スイッチを切り替えるように構成される押しボタン組立構造において、
    筺体下板と一体成形され、当該筺体下板から前記筺体側板の内側面に沿って上方向に延びる円筒部と、
    筺体上板と一体成形され、当該筺体上板を筺体に被せたときに当該筺体上板から前記筺体側板の内側面に沿って下方向に延び、かつ前記円筒部とで前記開口部を挟んだ位置に配置されるリブを備え、
    前記押しボタン部材は、押しボタン本体のスイッチ押下面側の対向する左右側面からそれぞれ反対方向に延びる一対の突片と、一方の突片の先端部に当該突片の方向に対して直角で、かつ前記円筒部の穴径よりも小さい径を持つ回転軸とを一体成形により有し、
    前記回転軸を前記円筒部の穴に挿入して前記押しボタン部材を支持回転させて前記押しボタン本体を内側から前記開口部に嵌め込み、前記押しボタン本体に対する加重操作時に前記押しボタン部材が前記回転軸を中心に逆回転するのを阻止するように前記リブを他方の突片の遊動端に対して隣接配置させるようにしたことを特徴とする押しボタン組立構造。
  2. 筺体下板と一体成形され、当該筺体下板から筺体側板の内側面に沿って上方向に延び、筐体上板から下方向に延びたリブの先端と近接する位置に先端を位置づける第2のリブを備え、当該第2のリブは、前記筐体上板を組み立てる前に、回転軸を持たない方の突片の遊動端を仮留することを特徴とする請求項1記載の押しボタン組立構造。
  3. スイッチを実装したプリント基板を電子機器の筺体側板の背面に配置し、前記スイッチに対向して前記筺体側板に設けた開口部に押しボタン部材を係合装着し、前記筺体側板の表側から加重操作することで前記押しボタン部材を筺体内に移動させてスイッチノブを押して前記スイッチを切り替えるように構成される押しボタン組立構造において、
    筺体下板とそれぞれ一体成形され、当該筺体下板から前記筺体側板の内側面に沿って上方向に延び、互いが前記開口部を挟んで並行に配置される一対の円筒部を備え、
    前記押しボタン部材は、係止手段により結合可能な押しボタン本体と押しボタン基材の別部品からなり、
    前記押しボタン基材は、スイッチ押下面を持つつば状部と、当該つば状部の対向する左右側面からそれぞれ反対方向に延びる一対の突片と、両突片の先端部に当該突片の方向に対して直角で、かつ前記円筒部の穴径よりも小さい径を持つそれぞれの回転軸とを一体成形により有し、
    前記押しボタン基材のそれぞれの突片の回転軸を対応するそれぞれの円筒部に挿入して前記押しボタン基材の中央を前記開口部の中心に合わせて支持し、前記開口部に対して外側から前記押しボタン本体を装着することにより、その際前記押しボタン本体と前記押しボタン基材とを前記係止手段により結合することを特徴とする押しボタン組立構造。
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