JPS6343238Y2 - - Google Patents

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JPS6343238Y2
JPS6343238Y2 JP1983197432U JP19743283U JPS6343238Y2 JP S6343238 Y2 JPS6343238 Y2 JP S6343238Y2 JP 1983197432 U JP1983197432 U JP 1983197432U JP 19743283 U JP19743283 U JP 19743283U JP S6343238 Y2 JPS6343238 Y2 JP S6343238Y2
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JP
Japan
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tree
fake
anchor
artificial
steel pipe
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JP1983197432U
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JPS60104524U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は自然歩道等の階段に用いる擬木製階
段ステツプに関するものである。
(従来の技術) 例えば、山林などを切り開いて人工的に造られ
る自然歩道において、傾斜部には階段が設けられ
るが、この場合、階段のステツプとしては、自然
の美観を損わないようにするため、丸木や丸木に
外観を似せた擬木が用いられる。特に、擬木は鉄
筋コンクリート製で耐久性に優れるという長所を
有し、多用されている。そして、上記擬木には固
定用のアンカーが取付けられ、該アンカーを地中
に埋設して擬木が地面に固定される構造である。
ところで、上記アンカーは擬木の鉄筋の一部を
擬木の外方へ突出して一体に構成され、その長さ
は取扱上の問題から15〜20cmと短いのが一般的で
あり、したがつて、アンカーの地中への埋設は強
度上基礎コンクリート工法により行われている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このような構造では、基礎コン
クリートを埋設するための穴掘り作業に手間がか
かるだけでなく、岩盤、石等があるとさらに上記
穴掘り作業を困難にし、施工上問題を生じてい
た。また、上記のようにアンカーの長さが比較的
短いにもかかわらず、擬木と一体にされているた
め、輸送時にアンカーが曲がつてしまつたり、あ
るいは他の擬木の表面に傷がついたりして、輸送
が不便であつた。さらに、階段の傾斜角度が大き
い場合、擬木を2段あるいは3段に積み重ねて用
いるが、上記構成では、それぞれ2段構造、3段
構造のステツプをそれぞれ別個に製作しなければ
ならず、汎用性に乏しく、コストの上昇を招いて
いた。
本考案はかかる従来の問題点に鑑みてなされた
ものであつて、固定用のアンカーボルトを擬木に
着脱可能な別部品とすることにより、種々の長さ
のアンカーボルトを使用可能として、基礎コンク
リート工法のほか、土中埋設工法をも施工可能と
し、作業性の向上を図るとともに、輸送が容易で
かつ汎用性に富む擬木性階段ステツプを提供する
ことを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案に係る擬木製階段ステツプは、芯材であ
る鋼管6の周囲に肉材であるコンクリート7が金
網8を介して肉付けされてなる擬木4の下側部分
に、ナツト部材9が長手方向に所定間隔をもつて
複数埋設されるとともに、ナツト部材9の底が鋼
管6の外壁に取着されており、該ナツト部材9に
擬木固定用のアンカーボルト5が着脱可能になさ
れているものである。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
本考案に係る階段を第1図に示し、階段1は山
林などを切り開いて人工的に造られた自然歩道の
傾斜部に設けられたもので、1段構造の階段ステ
ツプ2…および2段構造の階段ステツプ3…から
構成されている。
1段構造の階段ステツプ2は傾斜角度が比較的
小さい部分Aに用いられ、第2図に示すように、
一本の擬木4と該擬木4の下側に取付けられた数
本(図面では3本)のアンカーボルト5…で形成
される。擬木4は、第3図に示すように、芯材で
ある鋼管6の周囲に、肉材であるコンクリート7
が金網8を介し肉付けされてなるもので、外周面
4Aには例えばくぬぎ調の模様が施される一方、
両端面4b,4bには年輪模様が施されている。
また、該擬木4の下側部分には長手方向に所定間
隔をもつて、数個のナツト部材9が埋設されると
ともに、ナツト部材9の底が鋼管6の外壁に取着
されており、該ナツト部材9の雌ネジ部9aに、
アンカーボルト5の雄ネジ部5aが着脱可能に螺
合されている。なお、ナツト部材9と鋼管6との
取着手段としては、溶接や接着等であればよい。
また、2段構造の階段ステツプ3は傾斜角度が
比較的大きい部分Bに用いられ、第4図に示すよ
うに、2本の擬木10,11と該擬木10,11
の下側に取付けられた数本(図面では3本)のア
ンカーボルト12…とからなる。上側の擬木10
は上述した擬木4と同一構造である。一方、下側
の擬木11は基本的構造が第5図に示すように、
擬木4つまり擬木10と同様であるが、上側の擬
木10のナツト部材9に対応する個所には管状部
材13がそれぞれ上下方向に埋設されて、貫通孔
14が形成されている。また、アンカーボルト1
2は、上述したアンカーボルト5よりも長さが若
干、つまり下側の擬木11の直径分だけ長い同一
構造で、該擬木11の貫通孔14を挿通して雄ネ
ジ部12aが上側の擬木10のナツト部材9に着
脱可能に螺合されている。
しかして、上記階段ステツプ2,3…は、アン
カーボルト5,12…を地に埋設して固定され、
階段1が構成される。この場合、上記アンカーボ
ルト5,12…は現場において擬木4,10,1
1に組付けられる。
なお、アンカーボルト5,12…の地中への埋
設は、該アンカーボルト5,12を直接埋設する
土中埋込工法か、あるいは基礎コンクリートを介
して間接的に埋設する基礎コンクリート工法によ
り選択的に施工される。例えば、第6図に示すよ
うに岩盤15を含む個所1段構造の階段ステツプ
2を固定する場合、土中埋込工法が適している。
すなわち、岩盤15の部位は強度が十分であると
ともに、穴16がドリルでも掘りにくいので、ア
ンカーボルト5の長さを短くして、穴16との隙
間には接着剤17を充填し、一方、土質18の部
位は強度が不十分であるので、アンカーボルト5
の長さを長くして、そのまま埋設する。また、第
7図に示すような土質18だけの個所においては
基礎コンクリート工法が適用される。すなわち、
アンカーボルト5…の長さを短くして、基礎コン
クリート19を介して埋設すれば良い。
また、上述の実施例において第1図の部分Bよ
りもさらに傾斜角度が大きい部分では、3段構造
あるいはそれ以上の複数段構造の階段ステツプが
必要となるが、この場合においても、擬木11の
本数を増加するとともに、アンカーボルト12の
長さを長くすることにより容易に対応できる。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案は擬木の下側部分
に、ナツト部材が長手方向に所定間隔をもつて複
数埋設されるとともにナツト部材の底が鋼管の外
壁に取着されており、該ナツト部材に擬木固定用
のアンカーボルトが着脱可能に螺合されているか
ら、種々の長さのアンカーボルトが使用可能で、
埋設個所の地質に適宜対応して、基礎コンクリー
ト工法あるいは土中埋設工法が選択的に施工で
き、作業性が極めて良いとともに、擬木とアンカ
ーボルトとがナツトを介して強固に一体化され、
使用中に擬木がぐらついたりアンカーボルトから
脱落するようなことがない。
また、アンカーボルトの擬木への組付けは現場
において行うことができるので、擬木に突出部分
がなく、輸送が容易であり、さらにアンカーボル
トを挿通する貫通孔が設けられた擬木を積み重ね
ることにより、容易に2段構造、3段構造等の複
数段構造の階段ステツプを構成することができ、
汎用性に富み、コストの低減化を図れる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施態様を例示し、第1図は自
然歩道の階段を示す斜視図、第2図は同階段の1
段構造の階段ステツプを一部破断して示す正面
図、第3図は同階段ステツプの擬木を示す第2図
における−線に沿つた断面図、第4図は2段
構造の階段ステツプを一部破断して示す正面図、
第5図は同階段ステツプの第4図における−
線に沿つた断面図、第6図および第7図は階段ス
テツプの埋設方向を説明するための断面図で、第
6図は土中埋設工法および第7図は基礎コンクリ
ート工法をそれぞれ示す。 1……階段、2,3……階段ステツプ、4,1
0,11……擬木、5,12……アンカーボル
ト、9……ナツト部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 芯材である鋼管6の周囲に肉材であるコンクリ
    ート7が金網8を介して肉付けされてなる擬木4
    の下側部分に、ナツト部材9が長手方向に所定間
    隔をもつて複数埋設されるとともに、ナツト部材
    9の底が鋼管6の外壁に取着されており、該ナツ
    ト部材9に擬木固定用のアンカーボルト5が着脱
    可能になされていることを特徴とする擬木製階段
    ステツプ。
JP19743283U 1983-12-21 1983-12-21 擬木製階段ステツプ Granted JPS60104524U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19743283U JPS60104524U (ja) 1983-12-21 1983-12-21 擬木製階段ステツプ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19743283U JPS60104524U (ja) 1983-12-21 1983-12-21 擬木製階段ステツプ

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JPS60104524U JPS60104524U (ja) 1985-07-17
JPS6343238Y2 true JPS6343238Y2 (ja) 1988-11-11

Family

ID=30422795

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JP19743283U Granted JPS60104524U (ja) 1983-12-21 1983-12-21 擬木製階段ステツプ

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JP2021067163A (ja) * 2019-10-25 2021-04-30 朝日精機株式会社 固定手段の固定装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5835706Y2 (ja) * 1981-09-24 1983-08-11 ヨツギ株式会社 傾斜地の階段構成部材

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JPS60104524U (ja) 1985-07-17

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