JP2021067163A - 固定手段の固定装置 - Google Patents

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Shigemitsu Mizutani
重光 水谷
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【課題】従来、山岳地帯の登山道などの急な歩道に丸太が設置されて歩行者の通行の安全を図るとともに、降雨時の表層流による土砂の流出が防止されており、丸太の固定は木材や金属材のような杭となる固定手段を槌で打ち付けて丸太及び地面と同一高さとなるようにしているが、槌が重いとともに地面の硬さにより固定手段の地面への打ちつけに時間を要し作業性が悪いという問題点があった。【解決手段】本発明は、固定手段の固定装置を地面のような固定部に所定の開口面積と深さを有する穴を穿孔するドリルと、前記穴に挿入する固定手段と、前記穴に注入する発泡剤とで構成することにより、上記課題を解決している。【選択図】図1

Description

本発明は、固定手段の固定装置に関するものである。
特許文献1に示すように、山岳地帯の登山道などの急な歩道に丸太などの階段手段が設置されて歩行者の通行の安全を図るとともに、降雨時の表層流による土砂の流出が防止されている。階段手段の固定は木材、合成樹脂材、金属材のような杭となる固定手段を槌で打ち付けて丸太及び地面と同一高さとなるようにしているが、槌が重いとともに地面の硬さにより固定手段の地面への打ちつけに時間を要し作業性が悪いという問題点があった。また、槌が重いとともに地面の硬さにより固定手段の地面への打ちつけに力が必要であり、非力な男性や女性には作業ができないという問題点があった。また、登山道に階段手段を設置したのち降雨時の表層流による土砂の流出などにより補修することが必要な場所ができたとしても、一人では容易に補修することができないので、そのまま放置され、その結果、階段手段が無くなって急坂な危険箇所になったとしても、これらが放置されるという問題点があった。また、登山道の谷側は危険箇所でもロープが設けられておらず、設けられていたとしても登山道から離れた位置にある樹木を使用したものであり、体を支えられるものでは無く、滑落の危険もあり安心して登山道を歩けないという問題点があった。
上記問題点を解消するために、例えば、特許文献2に示す鋼管杭の埋設工法が提案されたが、鋼管杭の埋設に使用する装置が大型になり山岳地帯の登山道に持ち込むことができないという問題点があった。
実用新案登録第3096150号公報 特開2001−73367号公報
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、軽いと共に作業性も良く、作業に力を必要とせず、手軽に登山道の補修や安全確保ができる固定手段の固定装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の固定手段の固定装置は、地面のような固定部に所定の開口面積と深さを有する穴を穿孔するドリルと、前記穴に挿入する固定手段と、前記穴に注入する発泡剤とからなることを特徴とする。
又、本発明の固定手段の固定装置にあっては、前記ドリルの先端には前記固定部の硬さが前記固定手段の前記固定部への固定強度が所定の強度を得ることができるかを調べるマークが形成されているのが望ましい。
又、本発明の固定手段の固定装置にあっては、前記固定手段は、外周胴に多数の開口部が形成された筒部を備えているのが望ましい。
又、本発明の固定手段の固定装置にあっては、前記固定手段は、有底で外周胴に多数の開口部が形成された筒部を備えており、底部には開口部が形成されていないのが望ましい。
又、本発明の固定手段の固定装置にあっては、前記固定手段の筒部の底部及び前記底部と連接される前記筒部の下部外周胴には開口部が形成されていないのが望ましい。
又、本発明の固定手段の固定装置にあっては、前記固定手段の外周胴に多数形成された開口部は、一部を切断せずに切起こしにより外方に突出する突出片を備えているのが望ましい。
又、本発明の固定手段の固定装置にあっては、前記固定手段の上端には前記穴よりも面積が大きく前記穴の開口部を閉じる閉塞部が形成されるとともに、前記閉塞部には前記発泡剤を注入する開口部が形成されているのが望ましい。
又、本発明の固定手段の固定装置にあっては、前記固定手段には前記固定手段が前記穴の中心位置からずれないようにするスペーサーが設けられているのが望ましい。
又、本発明の固定手段の固定装置にあっては、前記固定手段には前記固定手段が前記穴から抜けるときの抵抗となるストッパーが設けられているのが望ましい。
又、本発明の固定手段の固定装置にあっては、前記固定手段は、発泡剤が固定手段と穴の側面に介在するネットにより覆われているのが望ましい。
又、本発明の固定手段の固定装置にあっては、前記固定手段は、チェーンにより構成されているのが望ましい。
又、本発明の固定手段の固定装置にあっては、前記固定手段は、前記チェーンと、外周胴に多数の開口部が形成された筒部とを備えているのが望ましい。
又、本発明の固定手段の固定装置にあっては、前記固定手段は、有底で外周胴に多数の開口部が形成された第1の筒部と、前記第1の筒部に挿入される第2の筒部により構成され、第2の筒部には外周胴に多数の開口部が形成されるとともに、丸太などの階段手段を支持する支持部を備えているのが望ましい。
本発明の固定手段の固定装置は、地面のような固定部に所定の開口面積と深さを有する穴を穿孔するドリルと、前記穴に挿入する固定手段と、前記穴に注入する発泡剤とからなることを特徴とするものであるから、例えば、登山用のザックにこれらを入れて持ち運び作業をすることができ、作業性が良く、所定の時間で作業が完了するとことができるという効果がある。更に、作業に力を必要としないので、非力な者でも一人で完成度の高い作業が出来るという効果がある。更に、固定手段の断面積に発泡剤の断面積が付加されることとなるともに、発泡剤が穴の側面に押圧されて喰らい付き、穴の側面に割れ目が発生しているとその割れ目に入り込むので固定手段の地面への固定が強固となり、大きな力が側面や上方から加わっても固定手段を槌で地面へ打ちつけるものに比し、容易に抜けることがないという効果がある。
又、請求項2のように、前記ドリルの先端には前記固定部の硬さが前記固定手段の地面のような前記固定部への固定強度が所定の強度を得ることができるかを調べるマークが形成されているものは、マークが地面に入ってしまうような軟弱な地面に固定手段を固定しても固定手段が抜けてしまい所定の性能を達成しないという問題が発生するがそれを防止し、所定の性能を得ることができるという効果がある。
又、請求項3のように、前記固定手段が外周胴に多数の開口部が形成された筒部を備えているものは、前記固定手段の開口部から発泡剤が外部に膨出し、前記穴の側面に押圧される前記発泡剤により前記固定手段が前記固定部に強固に固定されるという効果がある。
又、請求項4のように、前記固定手段が有底で外周胴に多数の開口部が形成された筒部を備えており、底部には開口部が形成されていないものは、地面のような固定部に穿孔された穴に固定手段を挿入し、その後に固定手段内に発泡剤を注入しても前記固定手段の底部に発泡樹脂が回り込むことが少なく前記発泡剤が前記固定手段を持ち上げることがなく、前記固定手段を固定部の所定位置に埋設することができるという効果があり、更に、前記固定手段の開口部から発泡剤が外部に膨出し、前記穴の側面に押圧される前記発泡剤により前記固定手段が前記固定部に強固に固定されるという効果がある。
また、請求項5のように、前記固定手段の筒部の底部及び前記底部と連接される前記筒部の下部外周胴には開口部が形成されていないものは、地面のような固定部に穿孔された穴に固定手段を挿入し、その後に固定手段内に発泡剤を注入することで前記固定手段の底部及び前記筒部の下端外周胴に発泡樹脂が回り込むことが少なく前記発泡剤が前記固定手段を持ち上げることがなく、前記固定手段を固定部の所定位置に埋設することができるという効果がある。
また、請求項6のように、前記固定手段の外周胴に多数形成された開口部は、一部を切断せずに切起こしにより外方に突出する突出片を備えているものは、別体のストッパーを設けることなく、前記固定手段の突出片が前記発泡剤から固定手段が抜けるのを阻止することとなり、固定手段を強固に固定することができるという効果がある。
また、請求項7のように、前記固定手段の上端には前記穴よりも面積が大きく前記穴の開口部を閉じる閉塞部が形成されるとともに、前記閉塞部には前記発泡剤を注入する開口部が形成されているものは、前記開口部から発泡剤を注入することができるとともに、上記発泡剤から発生するガスを該開口部から放出でき、前記固定手段の浮き上がりを防止でき、固定手段を所定の位置に固定することができるという効果がある。
また、請求項8のように、前記固定手段には前記固定手段が前記穴の中心位置からずれないようにするスペーサーが設けられているものは、前記固定手段の位置を穴の中心位置に位置させることが可能となり、前記固定手段と前記穴の側面との間に発泡剤を均一な厚みに注入させることができ、固定手段を安定した強度で固定することができるという効果がある。
また、請求項9のように、前記固定手段には前記固定手段が前記穴から抜けるときの抵抗となるストッパーが設けられているものは、前記ストッパーが前記発泡剤から固定手段が抜けるのを阻止することとなり、固定手段を強固に固定することができるという効果がある。
また、請求項10のように、前記固定手段が固定手段と穴の側面に介在するネットにより覆われているものは、発泡剤がネットの開口部から外部に膨出して穴の側面を押圧するので、固定手段が地面から抜けるのをネットが防止するよう作用し、固定手段が抜けるのを防止することができるという効果がある。
また、請求項11のように、前記固定手段がチェーンにより構成されているものは、チェーンの穴に発泡剤が充填され強固に固定されるとともに、チェーンの穴を利用してロープを固定することができるという効果がある。
また、請求項12のように、前記固定手段は、前記チェーンと、外周胴に多数の開口部が形成された筒部とを備えているものは、チェーンの穴に発泡剤が充填され強固に固定されるとともに、チェーンの穴を利用してロープを固定することができるという効果があるとともに、前記固定手段の開口部から発泡剤が外部に膨出し、前記穴の側面に押圧される前記発泡剤により前記固定手段が前記固定部に強固に固定されるという効果がある。
また、請求項13のように、有底で外周胴に多数の開口部が形成された第1の筒部と、前記第1の筒部に挿入される第2の筒部により固定手段が構成され、第2の筒部には外周胴に多数の開口部が形成されるとともに、丸太などの階段手段を支持する支持部を備えているものは、第2の筒部の高さを丸太などの階段手段の高さに合わせて最適な位置に調整することができ、確実に階段手段を支持できるという効果がある。
本発明の固定手段の固定装置の概略図 同上の固定手段の固定装置における固定手段の第1の実施例図 同上の固定手段の固定装置における固定手段の第2の実施例図 同上の固定手段の固定装置における固定手段の第3の実施例図 同上の固定手段の固定装置における固定手段の第4の実施例図 同上の固定手段の固定装置における固定手段の第5の実施例図 同上の固定手段の固定装置における固定手段の第6の実施例図 同上の固定手段の固定装置における固定手段の第7の実施例図 同上の固定手段の固定装置における固定手段の第8の実施例図 同上の固定手段の固定装置における固定手段の第9の実施例図 同上の固定手段の固定装置における固定手段の第10の実施例図 同上の第10の実施例における施工状態を示す概略図
以下、本発明の実施の形態を図1乃至図12に基づいて詳述すると、固定手段の固定装置1は、地面Gのような固定部に所定の開口面積と深さを有する穴Aを穿孔するドリル2と、前記穴Aに挿入する固定手段3と、前記穴Aに注入する発泡剤4とからなっており、地面に所定の開口面積と深さを有する穴をドリル2の正回転と逆回転により穿孔する穿孔工程と、前記穿孔工程により穿孔した穴に固定手段3を挿入する固定手段挿入工程と、前記穴に発泡剤4を注入して前記固定手段3を前記穴に固定する発泡剤注入工程により施工することができる。固定手段挿入工程と、発泡剤注入工程とは、固定手段挿入後でも発泡剤を注入することに支障が無ければこの順序での施工方法において固定手段3が穴Aにどのように挿入されているのかが確認でき望ましいものであるが、固定手段の形状などにより固定手段挿入後に発泡剤を注入することに支障があるのであれば、発泡剤注入工程後に固定手段を挿入しても構わないものである。
ドリル2は、商用電源が得られない場所で使用される充電式の電動ドライバーや商用電源が得られる場所で使用されるACタイプの電動ドライバーに着脱自在に取り付けられるものや、手動で地面に対し垂直に回転させる手回しドリルに着脱自在に取り付けられるものや、手動で地面に対し水平に回転させるT字状のドリル取付具に着脱自在に取り付けられるものでも構わないものである。ドリル2の先端には地面の硬さが固定手段3の地面への固定強度が所定の強度を得ることができるかを調べるマーク5(図1参照)が形成されているものは、マーク5が地面に入ってしまうような軟弱な地面に固定手段を固定しても固定手段3が抜けてしまい所定の性能を達成しないという問題が発生するのを防止し、所定の性能を得ることができるようにしている。マーク5の位置は、ドリル2の径及び発泡剤4によって所定の強度を得ることができる地面の硬さが求められるものであり、固定手段1の使用目的に応じて実験により求めれば良いものである。
固定手段3は、杭状のものであり、強度、耐候性、使用される場所などにより、金属製、合成樹脂製、木製のものが選択されるものである。
図2の固定手段3は、有底で外周胴に多数の第1の開口部6が形成された金属製の筒部7を備えており、筒部7の底部8及び底部8と連接される筒部7の下部外周胴9には第1の開口部6が形成されていない。筒部7の上端開口部には円形形状の金属製の蓋体10が固定されている。蓋体10には発泡剤3を注入するとともに、発泡した発泡剤3を溢れさせて固定手段3が浮き上がるのを防止する第2の開口部11が形成されている。蓋体10にはシートSを押えることができるようになっている。
図3の固定手段12は、有底で外周胴に多数の第1の開口部13が形成された金属製の筒部14を備えており、筒部14の底部15及び底部15と連接される筒部14の下部外周胴16には第1の開口部13が形成されていない。筒部14の上端開口部にはロープを取付ける取付部17が形成されている。
図4の固定手段18の筒部19の外周胴に多数形成された第1の開口部20は、一部を切断せずに切起こしにより外方に突出する突出片21を備えている。実施例の第1の開口部20は、第1の開口部20の下部を切断せずに切起こしにより外方に突出する突出片21を形成しているが、第1の開口部20の下部ではなく、側部や上部であっても効果が期待できるものである。
図5の固定手段22は、上端にロープを固定する穴23を有する固定部24が形成された棒状のものであり、下端位置には固定手段22が穴Aから抜けないようにストッパー部25が設けられている。固定手段22が穴Aの中心位置からずれないようにするスペーサー26が発泡剤4を注入するときの障害とならないように強度を備えた薄肉に設けられている。固定手段22は上端にロープを固定する固定部24が形成されているが、固定部24との間に1メートル程度の延出部27を設けることで、特に、固定手段22を登山道の谷側に複数本設置し、これらをロープで連結することでロープを把持しながら歩くことができる安心な登山道にすることができる。
図6の固定手段28は、地面から突出し穴Aを閉塞する蓋部29には発泡剤3を注入するとともに、発泡した発泡剤3を溢れさせて固定手段28が浮き上がるのを防止する開口部30が形成されている。蓋部29から延出された棒部31の外周胴には羽根状で発泡剤3が絡み、固定手段28が穴Aから抜けないようにストッパー部32が複数個形成されている。ストッパー部32は、棒部31が穴Aの中心位置からずれないようにするスペーサーの効果も有するものであり、発泡剤4を注入するときの障害とならないように例えば120度の間隔を開けて設けられている。
図7の固定手段33は、蓋部34から延出されたボルト35の中間位置には内部にねじが形成されボルト35が穴Aの中心位置からずれないようにするスペーサー36が発泡剤4を注入するときの障害とならないように強度を備えた薄肉に設けられている。ボルト35の下端位置には固定手段33が穴Aから抜けないようにストッパー部37がナット38により固定されている。ボルト35の先端には内部にボルト35と螺合するねじが形成されたロープを固定する固定部(図示せず)などが選択して固定できるようになっていても構わないものである。
図8の固定手段39は、固定手段39と穴Aの側面に介在する金属製のネット40により覆われており、発泡剤4がネット40の開口部41から外部に膨出して穴Aの側面を押圧するので、固定手段39が穴Aから抜けるのをネット40が防止するよう作用し、固定手段39が穴Aから抜けるのを防止することができる。
図9の固定手段42は、チェーン43を用いたものであり、チェーン43の穴に発泡剤4が充填され強固に固定されるとともに、チェーン43の穴を利用してロープを固定することができる。チェーン43はロープの代わりに登山道に設けられるものであるがそのチェーン43を利用しても構わないものである。
図10の固定手段44は、チェーン43と有底で外周胴に多数の第1の開口部13が形成された金属製の筒部14を備えており、筒部14の底部15及び底部15と連接される筒部14の下部外周胴には第1の開口部13が形成されていないものであり、上述したチェーン43と筒部14の作用効果をそれぞれ備えているものである。
図11の固定手段45は、有底で外周胴に多数の開口部46が形成された第1の筒部47と、第1の筒部47に挿入される第2の筒部48により構成され、第2の筒部48には外周胴に多数の開口部49が形成されるとともに、丸太などの階段手段Kを支持する支持部50を備えており、丸太などの階段手段Kの大きさに応じて第2の筒部48の高さを調整できるものである。発泡剤4は、第1の筒部47と第2の筒部48の開口部46、49に絡み、第1の筒部47と第2の筒部48とを強固に連結する。
図12は、図11の固定手段45の施工例を示す概要図であり、丸太などの階段手段Kは固定手段45により、最適に固定される。
発泡剤4は、スプレータイプの2液性の発泡ウレタンが携帯性と硬度面で望ましいが、ボンベに入ったものでも構わないとともに、1液性のものでも構わないものであり、発泡剤4の接着性により、種々の固定手段3に固定されると共に、発泡剤4の発泡による押圧力により穴Aの側面に発泡剤4が強固に喰らい付くのであり、穴Aに挿入された固定手段3を穴Aに強固に固定するのである。硬化速度は、1分から10分程度が望ましいものであるが、通常1液性のものは硬化に時間がかかる傾向にある。発泡剤4としては、発泡スチロール、発泡ポリプロピレン、発泡コンクリートも使用可能である。発泡しないものは、穴に注入されてもそのまま硬化してしまうので、穴Aの側面への押圧力が無く、また穴の側面に割れ目が発生していてもその割れ目に入り込むことは殆ど無く、固定手段の地面への固定が強固とならず、穴Aに固定手段3を強固に固定することは期待できないものである。
山などでは鹿避け柵を設けて鹿の侵入を防止しているが、鹿は2メートル以上ジャンプするジャンプ力があるため、柵を高くする必要がある。そのためには柵の支柱を高くしなければならないが、歩いて長い支柱を運ぶのが大変であるため、支柱を分割し、ねじで分割されたものを連結したり、径の異なる支柱を本発明の発泡剤を用いて固定しても構わないものである。
穴Aは、地面Gに所定の開口面積と深さを有するものであり、直径が1センチメートル〜5センチメートル、深さが30センチメートル程度の穴Aをドリル2により穿孔するのが固定強度上望ましいものである。
固定手段1は、山岳地帯の登山道などに設けられる丸太を固定するもの、登山道の危険箇所に設けられるロープを固定するもの、倒木が流れて被害が拡大するのを防止するロープを固定するもの、鹿避け柵の支柱、倒木の固定ロープを固定するもの、土砂の流失を防止するネットを固定するもの、積み上げられた廃棄物の流失を防止するネットを廃棄物に固定するもの、台風などで発生した家屋の屋根を覆うシートを土嚢に替えてロープを使用して安全にロープを地面や壁などに固定することもでき、土嚢を用いてシートにより屋根を覆うという不安定な作業を無くすことで作業者が屋根から落ちることを防止することもできる。
1 固定手段の固定装置
2 ドリル
3、12、18、22、28、33、39、42、45 固定手段
4 発泡剤

Claims (13)

  1. 地面のような固定部に所定の開口面積と深さを有する穴を穿孔するドリルと、前記穴に挿入する固定手段と、前記穴に注入する発泡剤とからなることを特徴とする固定手段の固定装置。
  2. 前記ドリルの先端には前記固定部の硬さが前記固定手段の前記固定部への固定強度が所定の強度を得ることができるかを調べるマークが形成されている請求項1に記載の固定手段の固定装置。
  3. 前記固定手段は、外周胴に多数の開口部が形成された筒部を備えている請求項1又は請求項2に記載の固定手段の固定装置。
  4. 前記固定手段は、有底で外周胴に多数の開口部が形成された筒部を備えており、底部には開口部が形成されていない請求項1乃至請求項3に記載の固定手段の固定装置。
  5. 前記固定手段の筒部の底部及び前記底部と連接される前記筒部の下部外周胴には開口部が形成されていない請求項4に記載の固定手段の固定装置。
  6. 前記固定手段の外周胴に多数形成された開口部は、一部を切断せずに切起こしにより外方に突出する突出片を備えている請求項3乃至請求項5に記載の固定手段の固定装置。
  7. 前記固定手段の上端には前記穴よりも面積が大きく前記穴の開口部を閉じる閉塞部が形成されるとともに、前記閉塞部には前記発泡剤を注入する開口部が形成されている請求項1乃至請求項6に記載の固定手段の固定装置。
  8. 前記固定手段には前記固定手段が前記穴の中心位置からずれないようにするスペーサーが設けられている請求項1又は請求項2に記載の固定手段の固定装置。
  9. 前記固定手段には前記固定手段が前記穴から抜けるときの抵抗となるストッパーが設けられている請求項1又は請求項2に記載の固定手段の固定装置。
  10. 前記固定手段は、発泡剤が固定手段と穴の側面に介在するネットにより覆われている請求項1又は請求項2に記載の固定手段の固定装置。
  11. 前記固定手段は、チェーンにより構成されている請求項1又は請求項2に記載の固定手段の固定装置。
  12. 前記固定手段は、前記チェーンと、外周胴に多数の開口部が形成された筒部とを備えている請求項1乃至請求項6に記載の固定手段の固定装置。
  13. 前記固定手段は、有底で外周胴に多数の開口部が形成された第1の筒部と、前記第1の筒部に挿入される第2の筒部により構成され、第2の筒部には外周胴に多数の開口部が形成されるとともに、丸太などの階段手段を支持する支持部を備えている請求項1又は請求項2に記載の固定手段の固定装置。
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