JPS6322184Y2 - - Google Patents

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JPS6322184Y2
JPS6322184Y2 JP12382484U JP12382484U JPS6322184Y2 JP S6322184 Y2 JPS6322184 Y2 JP S6322184Y2 JP 12382484 U JP12382484 U JP 12382484U JP 12382484 U JP12382484 U JP 12382484U JP S6322184 Y2 JPS6322184 Y2 JP S6322184Y2
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JP
Japan
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ridge
soil
flange portion
block
vertical
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JP12382484U
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JPS60151930U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は田畑の畔にかかり、細長く盛り上げら
れた畦畔土内に畦畔ブロツクを有する畔構造に関
する。
〔従来技術及びその問題点〕
従来、コンクリートブロツクを利用した畔とし
ては実公昭39−20134号公報記載のものが存在し
た。これは、壁状に構成されたブロツクをその下
部1/3程の高さまで水田中に土内に打ち込み、各
水田間の仕切とするものであつた。従つて、その
上端の水幅が狭いため、そこを歩行面とするには
板厚自体を相当広くせざるを得ず、ブロツクの重
量が増し、経済性を失うとともに、それを用いて
畔を構築することも比較的困難であつた。又、他
の実施例としては実開昭49−50410号公報記載の
ものが存在した。これは、上端にフランジ部を有
するコンクリート畔板と各コンクリート畔板間を
連結するコンクリート杭とからなつていた。そし
て、このコンクリート畔もコンクリート畔板の下
端1/4以下を土中に埋設し、畔板自体を基礎平面
から露出して壁状に立ち上げるものであつた。こ
の実施例においては、そのコンクリート畔板の上
端面を走行面とすることができるが、このフラン
ジ部にある程度以上の荷重が加わると、畔板自体
が次第に土中に埋設され、各ブロツクの上端面が
夫々凹凸となる虞れがあつた。そのため特に水田
の如く土質の柔らかい場所においてはこのフラン
ジ部上面を歩行したり、一輪車で走行したりする
ことはほとんど困難である。さらに、他の従来例
としては第1図及び第2図に示す如く横断面がレ
ール型をし、長手方向の両端面に凹溝のあるもの
があつた。そして、その構築のためにはそこに存
在していた土盛りからなる畔を取り除き、田の水
を排水した後に、幅60cm〜100cm、深さ30cm〜50
cm程の溝を土中に形成し、溝底を水平にし、水糸
を張設しつつこの従来型ブロツクを夫々水平に配
設し、それらの結合部にセメント等を注入し、セ
メントの硬化後、該ブロツクのほぼ下半分が埋設
されるように土を埋め戻し、畔を完成していた。
従つて、このような従来型ブロツクよる畔造りは
多くの労力、時間、費用を要し、省労力が望まれ
る現在の農作業には適さないものであつた。
〔考案の概要〕
そこで、本考案はかかる欠点を解消した畔構造
を提供するのもで、その要旨とするところは次の
とおりである。
即ち、本畔構造は基礎平面上に畦畔土9を細長
く盛り上げると共に、該畦畔土9中にほぼ上端面
のみを露出して複数の畦畔ブロツク1をその長手
方向に直列に埋設する。そして、この畦畔ブロツ
ク1は、水平フランジ部2を有し、その下面が畦
畔土9の上面に当接する。さらに、水平フランジ
部2の下面のほぼ中心線上に垂直壁部3が突設さ
れると共に、該垂直壁部3及び水平フランジ部2
に夫々直交して且つ垂直壁部3の長手方向の一端
に垂直フランジ部4を一体的に突設し、それらが
すべて畦畔土中に埋設される。さらに、垂直フラ
ンジ部4の下端及び垂直壁部3の下端に沿つて押
し込み用の楔形条6,7を形成したことを特徴と
する。
〔考案の実施例〕
次ぎに図面に基づいて本考案の実施例につき説
明する。
本考案の畔構造は第11図及び第12図の如く
構成され、基礎平面上に細長く盛り上げられた畦
畔土9と、該畦畔土中にほぼ上端面のみを露出し
てその長手方向に直列に埋設された複数の畦畔ブ
ロツク1,1′とからなる。ここにおいて、畦畔
ブロツク1は第3図の如く畦畔土9の表面に下面
が当接する水平フランジ部2と畦畔土9中に夫々
全て埋設される垂直壁部3及び垂直フランジ部4
とからなり、垂直壁部3上端に水平フランジ部2
を配設し、垂直壁部3の一方の側端に垂直フラン
ジ部4を設けると共に、他方の側端に楔形条5を
突設し、垂直フランジ部4の下端及び垂直壁部3
の下端を楔形条6,7に形成する。そして、隣接
するブロツク1′の(第12図)垂直壁部2の側
端の楔形条5′に整合する凹溝8を前記垂直フラ
ンジ部4の外面に構築したものである。なお、ブ
ロツク側端の前記楔形条5は側端面から凸条に突
出していれば、その水平断面が矩形又は半円形で
もよく、それに対応して垂直フランジ部4の凹溝
8を刻設すればよい。そのようにしてなる畦畔ブ
ロツクと畦畔土9とにより本畔構造を構成するに
はつぎようにすればよい。
先ず、土盛りからなる畦畔土9中に溝Vを形成
し、該V溝に順次畦畔ブロツク1,1′をその垂
直壁部を下方にして挿入(第10図)する。そし
て、その垂直壁部側端の楔形条5に該楔形条側隣
接ブロツク1′の凹溝を整合させつつ敷設し(第
12図)、夫々の水平フランジ部2,2′の下面が
畦畔土表面に当接し、且つ水平になるように木ハ
ンマー等で衝打する。なお、畦畔土9中に溝Vを
形成するには第8図の如き、V溝構築具Sを畔に
突き刺し、第9図の矢印のように左右に揺動さ
せ、順次畔の長手方向に繰り返し行えば、垂直用
のV溝を構築できる。又、畔が踏み固められてい
る場合にはツルハシ等の工具で適当な深さに畔土
を掘り起こした後に前記V溝構築具を用いてV溝
を形成すればよい。これらにより構築されたV溝
が多少不揃いであつてもブロツクの下端は楔形条
をしているから、ブロツク1を該溝に挿入後、ブ
ロツクの水平フランジ部上面を木ハンマー等で衝
打すれば、水平面を容易に揃え得る。而して、水
田等の基礎平面上に第11図の如き畔構造を完成
する。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案の畔構
造は次の構成からなる。
即ち、本畔構造は基礎平面上に畦畔土9を細長
く盛り上げると共に、該畦畔土9中にほぼ上端面
のみを露出して複数の畦畔ブロツク1をその長手
方向に直列に埋設する。そして、この畦畔ブロツ
ク1は、水平フランジ部2を有し、その下面が畦
畔土9の上面に当接する。さらに、水平フランジ
部2の下面のほぼ中心線上に垂直壁部3が突設さ
れると共に、該垂直壁部3及び水平フランジ部2
に夫々直交して且つ垂直壁部3の長手方向の一端
に垂直フランジ部4を一体的に突設し、それらが
すべて畦畔土中に埋設される。さらに、垂直フラ
ンジ部4の下端及び垂直壁部3の下端に沿つて押
し込み用の楔形条6,7を形成したことを特徴と
する。
本考案の畔構造は以上のような構成からなり、
次の効果を有する。
(1) 本構造は基礎平面上に細長く盛り上げられた
畦畔土9中に複数の畦畔ブロツク1がその長手
方向に直列に埋設されるものである。そして、
畦畔ブロツク9のほぼ上端面のみが露出するう
よに構成されている。そして、畦畔土中には垂
直壁部3を及び垂直フランジ部4が夫々すべて
埋設されたものである。従つて、水平フランジ
部2の上面が通路又は通路の一部となり、此の
水平フランジ部上面に加えられる荷重は該水平
フランジ部2の下面に当接する畦畔土9によつ
て直接支えられる。従つて、大荷重にも耐え得
ると共に、それが畦畔土中にめり込むことがな
い。そこで、水平フランジ部上面を通路として
使用でき、人及び一輪車の走行が可能となり、
しかも常に雑草のない整備された歩行面が提供
できる。
(2) 又、畔構造は細く盛り上げられた畦畔土9と
一体となつて互いに補強し合いながら形成され
たものであるため、従来の畔幅を縮小できその
分だけ水田面積等を拡張し得る効果がある。
(3) さらに、畦畔土9中に畦畔ブロツク1が埋設
されたものであるから、本畔構造を容易迅速に
つくることができる。即ち、従来型畦畔ブロツ
クの如く既に存在する畦畔土を取り除く必要が
なく、そのまま畦畔土9中に敷設が可能であ
り、その畦畔ブロツク1下端は楔形条となつて
いるため、ブロツク上面を木ハンマー等で衝打
することにより、本ブロツクを容易に且つ水平
に敷設し得る。しかも、本畔構造は細長く盛り
あげられた畦畔土9自体の助けをかりた構造か
らなるため、ブロツクの重量が半減できる故
に、ブロツク敷設のための搬送や埋設が手軽に
行い得る。この面からも本畔構造を容易に構成
し得る。
(4) 又、本構造は盛り上げられた畦畔土9中に垂
直フランジ部が埋設されているため、該畦畔土
の幅方向にモグラ等が貫通孔を開けることを阻
止し、水田においては水落ち等の事故を防止し
得る。
(5) さらに、本構造は垂直フランジ部4を有し、
該フランジ部4が畔の長手方向に垂直な仕切壁
となるため、モグラ、ザリガニ等が畔の長手方
向へも貫通孔を開け得ず、畔がこれらの小動物
により壊されることがない効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の畦畔ブロツクによる畔の横断側
面図、第2図は同平面図、第3図は本畔構造に用
いる畦畔ブロツクの斜視図、第4図は同立面図、
第5図は同平面図、第6図は同左側面図、第7図
は同右側面図、第8図は本畔構造構築のためのV
溝構築具の斜視図、第9図は同具によるV溝構築
作業を示す説明図、第10図は本畔構造の縦断面
図を示し、第11図は本畔構造の縦断面説明図、
第12図は同畔の平面図の一例を示す。 1……畦畔ブロツク、2……水平フランジ部、
3……垂直壁部、4……垂直フランジ部、5〜7
……楔形条、8……凹溝、9……畦畔土、10…
…基礎平面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基礎平面上に細長く盛り上げた畦畔土9と、該
    畦畔土9中にほぼ上端面のみを露出してその長手
    方向に直列に埋設された複数の畦畔ブロツク1
    と、を具備し、該畦畔ブロツク1は、前記畦畔土
    9の上面に下面が当接した水平フランジ部2と、
    該水平フランジ部2の下面のほぼ中心線上に一体
    的に突設されて畦畔土中に全てが埋設された垂直
    壁部3と、垂直壁部3及び水平フランジ部2に
    夫々直交して且つ垂直壁部3の長手方向一端に一
    体的に突設して全てが畦畔土中に埋設された垂直
    フランジ部4と、垂直フランジ部4の下端及び垂
    直壁部3の下端に形成したブロツク打ち込み用の
    楔形条6,7と、を有する畔構造。
JP12382484U 1984-08-13 1984-08-13 畔構造 Granted JPS60151930U (ja)

Priority Applications (1)

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JP12382484U JPS60151930U (ja) 1984-08-13 1984-08-13 畔構造

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JP12382484U JPS60151930U (ja) 1984-08-13 1984-08-13 畔構造

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Publication Number Publication Date
JPS60151930U JPS60151930U (ja) 1985-10-09
JPS6322184Y2 true JPS6322184Y2 (ja) 1988-06-17

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ID=30682558

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JP12382484U Granted JPS60151930U (ja) 1984-08-13 1984-08-13 畔構造

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