JPS6341547Y2 - - Google Patents

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JPS6341547Y2
JPS6341547Y2 JP1983080270U JP8027083U JPS6341547Y2 JP S6341547 Y2 JPS6341547 Y2 JP S6341547Y2 JP 1983080270 U JP1983080270 U JP 1983080270U JP 8027083 U JP8027083 U JP 8027083U JP S6341547 Y2 JPS6341547 Y2 JP S6341547Y2
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JP
Japan
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air
throttle valve
valve
autostarter
fuel
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JP1983080270U
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JPS59186452U (ja
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  • Means For Warming Up And Starting Carburetors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は、エンジンの始動装置の改良に係
り、特にオートスタータ機構を有するエンジンに
おいて、オートスタータ機構の作動時にスロツト
ルバルブを開としたときに、このスロツトルバル
ブの開きに応じてオートスタータ機構に空気を供
給することにより、オートスタータ機構からの燃
料を希釈して混合気の過濃化を防止し、短距離走
行時の燃料消費率を改善するとともに、スロツト
ルバルブを閉としたときには空気を供給せずに暖
機完了まで高濃度混合気を供給し得て暖機運転性
を損なうことなく確保し得るエンジンの始動装置
に関する。
〔考案の技術的背景〕
従来、エンジンのオートスタータ機構付き燃料
供給装置においては、可変ベンチユリ型のスロツ
トルバルブとした主燃料供給装置と、エンジンの
始動から暖機完了までの間、高濃度の混合気をエ
ンジンに供給するオートスタータ機構とが組合わ
されたものがある。このオートスタータ機構は、
スロツトルバルブとは無関係に自動的に制御され
ていた。
〔背景技術の問題点〕
このようにオートスタータ機構は、始動時に燃
料を追加供給し、高濃度混合気をシリンダに送
り、始動時の燃焼不良を解消することを目的とす
るものである。そこで、オートスタータ機構によ
り始動後3〜5分間程は自動的に高濃度混合気を
供給する構成となつているエンジンでは、車両の
通常の使用方法では燃焼の状態、機関の寿命等に
好結果をもたらすものである。
しかし、フアミリーバイクのように自転車の代
わりに手軽に、いつでも直ちに使えることに価値
のある、走行区間が短い車両にあつては、エンジ
ンを始動後に直ちに発進し走行することが多々あ
る。このため、エンジン始動直後のオートスター
タ機構が作動しているときに走行を開始すると、
スロツトルバルブが開かれて主燃料供給装置から
供給される燃料に加え、オートスタータ機構から
も燃料が供給されることにより混合気が過濃化
し、燃料消費量が大となる欠点があつた。
〔考案の目的〕
そこで、この考案の目的は、エンジン始動後オ
ートスタータ機構が作動している状態のときに、
車両走行のためスロツトルバルブを開けると、こ
のスロツトルバルブの開きに応じた空気がオート
スタータ機構の燃料供給部に供給されてオートス
タータ機構からの混合気を薄くし、これによつて
燃料消費量の低下を図るとともに、スロツトルバ
ルブを閉じた場合には、空気がオートスタータ機
構に供給されずにオートスタータ機構からの混合
気の薄化を防止しこれによつて暖機完了まで高濃
度混合気を供給し得て暖機運転性を損なうことな
く確保し得るエンジンの始動装置を実現するもの
である。
〔考案の構成〕
この目的を達成するためにこの考案は、オート
スタータ機構を有するエンジンにおいて、前記オ
ートスタータ機構に開口連通する空気通路を設け
るとともにこの空気通路に空気弁を設け、前記エ
ンジンのスロツトルバルブを開けた際にこのスロ
ツトルバルブの開閉に応動して前記空気通路を漸
次開閉し前記オートスタータ機構に空気を供給し
て過濃化を防止すべく前記スロツトルバルブに前
記空気弁の運動を機械的に連通させる作動機構を
設け、この作動機構は前記スロツトルバルブ側面
の開閉移動方向に形成された深い溝部及び漸次浅
くなる浅い部分からなる溝状カムとこの溝状カム
にスプリング付勢力により当接されるとともに前
記スロツトルバルブの開閉移動により当接する前
記溝状カムの深い溝部及び漸次浅くなる浅い溝部
に応じ押動されて前記空気弁を漸次開閉する空気
弁押棒とを有することを特徴とする。
〔考案の実施例〕
以下図面に基づいてこの考案の実施例を具体的
に説明する。
第1図及び第2図は従来の装置で、第1図はス
ロツトルバルブ、第2図はオートスタータ機構を
示す。主燃料供給装置であるスロツトルバルブ部
と、エンジンの始動から暖機完了まで高濃度混合
気を供給するオートスタータ機構とは、通常特別
な関連はなく設けられている。スロツトルバルブ
2は、運転者がスロツトル索4を引くことにより
開となり、戻すことにより閉となり、吸気通路6
の開度により吸気量を、ニードルバルブ8の開度
により燃料供給量を制御して、エンジンの運転が
制御される。
一方、オートスタータ機構は、エンジンの冷・
暖によるエンジン温度に応じて膨張・収縮するワ
ツクス10を備え、このワツクス10の膨張・収
縮によりスタータ弁12を第4図において上・下
動し、燃料管14の出口を開・閉する。これによ
り、冷却したエンジンの始動後暖機完了までの3
〜5分間程は、ワツクス10の収縮によりスター
タ弁12は上動して燃料管14の出口を開け、こ
の燃料管14から流出する燃料を空気路42から
の空気と混合して高濃度混合気とし、吸気通路6
に供給する。暖機が進捗しエンジン温度が上昇す
るに従いワツクス10の膨張によりスタータ弁1
2は燃料管14の出口を漸次閉じ、高濃度混合気
の供給を減少する。暖機が完了すると、スタータ
弁12は燃料管14の出口を閉塞し、高濃度混合
気の供給を停止する。
第3図乃至第6図は、この考案によるエンジン
の始動装置の実施例を示す。第3図、第5図に示
す如くスロツトルバルブ2の側面には、スロツト
ルバルブ2の開閉移動する方向(第3,5図の上
下方向)に溝状カム20を設ける。この溝状カム
20は、図の上方、つまりスロツトル索4の引上
げ方向でスロツトルバルブ2の径方口に深い溝部
と、図の下方、つまりスロツトルバルブ2の先端
方向でスロツトルバルブ2の径方向に漸次浅くな
る浅い溝部とから形成する。
また、この溝状カム20に当接し、溝状カム2
0によつて押動される空気弁押棒22と、その他
端に空気弁24を設け、空気弁24、同押棒22
はスプリング26によつてカム20に当接するよ
う図で左方に付勢されている。これにより、前記
溝状カム20と押棒22及びスプリング26によ
つて作動機構を構成し、この作動機構によつてス
ロツトルバルブ2を開いた際にスロツトルバルブ
2の開閉に応動して後述の空気通路を漸次開閉
し、オートスタータ機構に空気を供給して過濃化
を防止するように、スロツトルバルブ2に空気弁
24を機械的に連通させて漸次開閉する。なお、
ダイヤフラム28は、吸気圧の変動に対する補正
をするために設けられたものである。
また、エアクリーナ(図示せず)からの空気取
入口30、空気路32、第4図及び第6図のオー
トスタータの燃料管14の出口に空気出口開孔4
0を設け、空気取入口、空気弁24、空気路3
2、空気出口開孔40からなる空気通路を構成す
る。
次に、この実施例について作用を説明する。
機関始動時、アイドリング状態では、第3図に
示すように、スロツトルバルブ2は閉であり、図
では下がつている。したがつて、空気弁押棒22
の位置は、溝状カム20の深い溝部に対向するよ
うになる。空気弁押棒22は、スプリング26の
付勢力によつて突出方向たる第3図で左方へ、カ
ム20の深い溝部に当たるまで押されるので、空
気弁24は閉となり、空気通路を閉塞する。これ
により、オートスタータ機構の燃料管14の出口
に空気は供給されないので、通常の始動状態であ
り、オートスタータ機構の燃料供給作用は従来の
ものと同じであり、高濃度混合気を吸気通路6に
供給する。
このオートスタータ機構の作動中に、運転走行
のためスロツトル索4を引上げた場合は第5図に
示すようになる。即ち、スロツトルバルブ2は開
となるとともにニードルバルブ8が開となり、所
要の空気と燃料とが吸気通路6に供給される。こ
のとき、スロツトルバルブ2は図で上方へ移動
し、カム20の漸次浅くなる浅い溝部の底部が空
気弁押棒22の先端に当たることになる。このた
め、空気弁押棒22は、スプリング26の力に抗
して次第に図の右方へ押され、空気弁24は次第
に開となり空気通路を漸次開放する。これによ
り、エアクリーナから空気取入口30、空気弁2
4、空気路32を通つてスロツトルバルブ2の開
きに応じて空気が空気出口開孔40からオートス
タータ機構の燃料管14の出口に供給される。こ
の空気は、オートスタータ機構の燃料管14から
の供給燃料中に混合して燃料を希釈する。
このように、オートスタータ機構が作動してい
るときに、運転走行するためスロツトルバルブ2
を開とすれば、このスロツトルバルブ2の開きに
応動して空気弁24が次第に開かれてオートスタ
ータ機構からの燃料にスロツトルバルブ2の開き
に応じて空気を混入するので、これにより燃料を
希釈し、混合気を薄化して過濃化を防止し、燃料
消費量を改善することができる。
前記スロツトル索4を戻しスロツトルバルブ2
を閉じると、スロツトルバルブ2は図の下方へ移
動し、溝状カム20の深い溝部に空気弁押棒22
の先端が当接する。このため、空気弁押棒22
は、スプリング26の付勢力によつて突出方向た
る第3図において左方へ、深い溝部に当るまで押
されるので、空気弁24は閉となり、空気通路を
閉塞する。これにより、オートスタータ機構の燃
料管14の出口に空気は供給されないので、混合
気の薄化は防止され、高濃度混合気が供給され
る。従つて、スロツトルバルブ2を閉じれば、暖
機完了までオートスタータ機構により高濃度混合
気を供給し得るので、暖機運転性を損うことなく
確保することができる。
なお、暖機完了後は、ワツクス10の膨張によ
りスタータ弁12は燃料管14の出口を閉塞する
ので、この考案による空気通路の空気出口開孔4
0も閉塞され、この装置は機能しなくなり、通常
の運転状態に戻る。
なお、空気出口開孔40は、この実施例では燃
料管14の出口付近に設けたが、要するにオート
スタータ機構から供給される燃料を希釈し、混合
気を薄化して空燃比を大とすることを目的とする
ものであるから、空気出口開孔40はスタータ弁
12よりも上流の空気路42に開口させてもよい
ことは勿論である。
また、この実施例では、空気弁24の作動機構
としてカムと押棒とからなるカム機構を利用した
が、リンク機構をもつてスロツトルバルブ2と空
気弁24の運動を連動させることができるのは勿
論である。これにより、スロツトルバルブ2の開
閉に対して空気弁2の開閉を、応答遅れを生じる
ことなく確実に行わせることができる。
〔考案の効果〕
以上説明したとおり、この考案によれば、エン
ジン始動後、オートスタータ機構が作動中に走行
するためスロツトルバルブを開とした場合に、作
動機構によりスロツトルバルブに空気弁を機械的
に連動させて漸次開閉することにより、スロツト
ルバルブの開閉に応動してオートスタータ機構に
連通する空気通路を漸次開閉する。これにより、
スロツトルバルブの開きに応じてオートスタータ
機構に空気が供給され、燃料を希釈して薄化する
ことにより過濃化を防止するので、燃料供給が過
大となることを防止し、燃料消費率の改善を図る
ことができる。また、作動機構によりスロツトル
バルブに空気弁を機械的に連動させているので、
応答遅れを生じることなく動作が確実である。さ
らに、スロツトルバルブを閉じれば、オートスタ
ータ機構に空気は供給されないので、暖機完了ま
で高濃度混合気を供給することができ、暖機運転
性を損うことなく確保し得て、実用上有利であ
る。
なお、エンジン始動後のオートスタータ機構作
動時は十分濃い混合気が供給されるため、このよ
うに希釈してもストール等の悪影響は生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のスロツトルバルブの断面図、第
2図は従来のオートスタータ機構の断面図であ
る。第3図及び第5図はこの考案の実施例のスロ
ツトルバルブの断面図、第4図及び第6図はこの
考案の実施例のオートスタータ機構の断面図であ
る。 図において、2はスロツトルバルブ、4はスロ
ツトル索、6は吸気通路、8はニードルバルブ、
10はワツクス、12はスタータ弁、14は燃料
管、20は溝状カム、22は空気弁押棒、24は
空気弁、26はスプリング、28はダイヤフラ
ム、30は空気取入口、32は空気路、40は空
気出口開孔である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. オートスタータ機構を有するエンジンにおい
    て、前記オートスタータ機構に開口連通する空気
    通路を設けるとともにこの空気通路に空気弁を設
    け、前記エンジンのスロツトルバルブを開けた際
    にこのスロツトルバルブの開閉に応動して前記空
    気通路を漸次開閉し前記オートスタータ機構に空
    気を供給して過濃化を防止すべく前記スロツトル
    バルブに前記空気弁の運動を機械的に連動させる
    作動機構を設け、この作動機構は前記スロツトル
    バルブ側面の開閉移動方向に形成された深い溝部
    及び漸次浅くなる浅い溝部からなる溝状カムとこ
    の溝状カムにスプリング付勢力により当接される
    とともに前記スロツトルバルブの開閉移動により
    当接する前記溝状カムの深い溝部及び漸次浅くな
    る浅い溝部に応じ押動されて前記空気弁を漸次開
    閉する空気弁押棒とを有することを特徴とするエ
    ンジンの始動装置。
JP8027083U 1983-05-30 1983-05-30 エンジンの始動装置 Granted JPS59186452U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8027083U JPS59186452U (ja) 1983-05-30 1983-05-30 エンジンの始動装置

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JP8027083U JPS59186452U (ja) 1983-05-30 1983-05-30 エンジンの始動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59186452U JPS59186452U (ja) 1984-12-11
JPS6341547Y2 true JPS6341547Y2 (ja) 1988-11-01

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ID=30210262

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JP8027083U Granted JPS59186452U (ja) 1983-05-30 1983-05-30 エンジンの始動装置

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JP (1) JPS59186452U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56104140A (en) * 1980-01-23 1981-08-19 Suzuki Motor Co Ltd Air fuel ratio control in autostarter for carbureter

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56104140A (en) * 1980-01-23 1981-08-19 Suzuki Motor Co Ltd Air fuel ratio control in autostarter for carbureter

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JPS59186452U (ja) 1984-12-11

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