JPS633821Y2 - - Google Patents
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- JPS633821Y2 JPS633821Y2 JP2362082U JP2362082U JPS633821Y2 JP S633821 Y2 JPS633821 Y2 JP S633821Y2 JP 2362082 U JP2362082 U JP 2362082U JP 2362082 U JP2362082 U JP 2362082U JP S633821 Y2 JPS633821 Y2 JP S633821Y2
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- 230000001012 protector Effects 0.000 claims description 15
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 3
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 3
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Common Mechanisms (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はワイヤドツトプリンタ装置等に用いら
れる印字ヘツド位置決め機構に関する。
れる印字ヘツド位置決め機構に関する。
ワイヤドツトプリンタ装置において、複写紙を
用いて印字を行う場合、その複写枚数及び用紙連
量等により印字用紙の総厚さは種々で、大きく変
化することがある。例えば連量55Kgの1枚紙で
は、その厚さが約0.08mmであるのに対し、連量34
Kgの裏カーボンまたは感圧紙の6枚複写紙では約
0.3mmとなる。
用いて印字を行う場合、その複写枚数及び用紙連
量等により印字用紙の総厚さは種々で、大きく変
化することがある。例えば連量55Kgの1枚紙で
は、その厚さが約0.08mmであるのに対し、連量34
Kgの裏カーボンまたは感圧紙の6枚複写紙では約
0.3mmとなる。
一方、高速印字を必要とするワイヤドツトプリ
ンタ装置では、印字ヘツドのワイヤ運動距離を大
きくすると、印字速度が低下するため、ワイヤ運
動距離はできる限り小さい方が好ましいことが知
られている。
ンタ装置では、印字ヘツドのワイヤ運動距離を大
きくすると、印字速度が低下するため、ワイヤ運
動距離はできる限り小さい方が好ましいことが知
られている。
そのため、高速印字を必要とし、かつ複写枚数
の多いワイヤドツトプリンタ装置においては、印
字用紙の厚さが変わつても、印字ヘツド先端面か
ら印字用紙表面までの距離が一定の値となるよう
に印字ヘツドを位置決めすることが要求されてい
る。
の多いワイヤドツトプリンタ装置においては、印
字用紙の厚さが変わつても、印字ヘツド先端面か
ら印字用紙表面までの距離が一定の値となるよう
に印字ヘツドを位置決めすることが要求されてい
る。
そこで、従来のこの種のプリンタ装置では、前
記の要求を満足させるため、使用する印字用紙の
厚さに応じて、印字ヘツドと印字用紙との距離を
段階的に変化させることができる手動の切替レバ
を有する印字ヘツド位置決め機構が用いられてお
り、その構成及び動作を以下に説明する。
記の要求を満足させるため、使用する印字用紙の
厚さに応じて、印字ヘツドと印字用紙との距離を
段階的に変化させることができる手動の切替レバ
を有する印字ヘツド位置決め機構が用いられてお
り、その構成及び動作を以下に説明する。
第1図は従来の印字ヘツド位置決め機構を備え
たワイヤドツトプリンタ装置の平面図、第2図は
その右側面図、第3図は第2図における偏心カム
部の拡大図で、図において1と2はプリンタ装置
の左右のサイドフレームであり、この両サイドフ
レーム1,2間にはプラテン3が回転可能に支持
されている。
たワイヤドツトプリンタ装置の平面図、第2図は
その右側面図、第3図は第2図における偏心カム
部の拡大図で、図において1と2はプリンタ装置
の左右のサイドフレームであり、この両サイドフ
レーム1,2間にはプラテン3が回転可能に支持
されている。
4と5はガイドシヤフトで、一方のガイドシヤ
フト4の両端部にはネジにより偏心カム6と7が
各々固定されていて、この偏心カム6と7は前記
サイドフレーム1と2に設けられたカム受穴に
各々回転可能に嵌合されており、また他方のガイ
ドシヤフト5の両端部はサイドフレーム1と2に
固定されている。
フト4の両端部にはネジにより偏心カム6と7が
各々固定されていて、この偏心カム6と7は前記
サイドフレーム1と2に設けられたカム受穴に
各々回転可能に嵌合されており、また他方のガイ
ドシヤフト5の両端部はサイドフレーム1と2に
固定されている。
8は前記プラテン3と平行して走行できるよう
に設けられたキヤリツジフレームで、このキヤリ
ツジフレーム8の前部には取付穴が設けてあつ
て、この取付穴に前記ガイドシヤフト5が貫通し
ており、また後部は第2図に示すようにガイドシ
ヤフト6と係合している。
に設けられたキヤリツジフレームで、このキヤリ
ツジフレーム8の前部には取付穴が設けてあつ
て、この取付穴に前記ガイドシヤフト5が貫通し
ており、また後部は第2図に示すようにガイドシ
ヤフト6と係合している。
9は前記キヤリツジフレーム8上に搭載された
印字ヘツドで、この印字ヘツド9の先端面10は
前記プラテン3と対向している。
印字ヘツドで、この印字ヘツド9の先端面10は
前記プラテン3と対向している。
11は同じくプラテン3と対向するようにキヤ
リツジフレーム9上に搭載されたリボンプロテク
タである。
リツジフレーム9上に搭載されたリボンプロテク
タである。
12は切替レバで、この切替レバ12は下端が
前記ガイドシヤフト4の右端に固定されており、
また上部には突起13を有している。
前記ガイドシヤフト4の右端に固定されており、
また上部には突起13を有している。
14は前記サイドフレーム2上に固定された切
替レバ用ブラケツトで、この切替レバ用ブラケツ
ト14には前記切替レバ12の突起13をロツク
するための溝15が複数個形成されている。
替レバ用ブラケツトで、この切替レバ用ブラケツ
ト14には前記切替レバ12の突起13をロツク
するための溝15が複数個形成されている。
16は印字用紙である。
上述した構成は、切替レバ12を回転させる
と、ガイドシヤフト4が左右のサイドフレーム
1,2のカム受穴に嵌合している偏心カム6,7
の偏心量に従つて前記カム受穴を中心として回転
するので、第3図に示すように初期の偏心方向を
上方にとることにより、プラテン3に対してキヤ
リツジフレーム8を前後方向に移動させることが
できる。すなわち、キヤリツジフレーム8に搭載
されている印字ヘツド9の先端面10とプラテン
3との間〓を切替レバ12の操作によつて変化さ
せることができる。
と、ガイドシヤフト4が左右のサイドフレーム
1,2のカム受穴に嵌合している偏心カム6,7
の偏心量に従つて前記カム受穴を中心として回転
するので、第3図に示すように初期の偏心方向を
上方にとることにより、プラテン3に対してキヤ
リツジフレーム8を前後方向に移動させることが
できる。すなわち、キヤリツジフレーム8に搭載
されている印字ヘツド9の先端面10とプラテン
3との間〓を切替レバ12の操作によつて変化さ
せることができる。
そこで、実際に使用する場合は、予じめ印字用
紙16の無い状態で切替レバ12の突起13を切
替レバ用ブラケツト14の1と表示されている溝
15に嵌めておき、この状態で偏心カム6,7を
回転させてプラテン3と印字ヘツド9の先端面と
の間〓を調整した後、偏心カム6,7をネジによ
りガイドシヤフト4に固定する。
紙16の無い状態で切替レバ12の突起13を切
替レバ用ブラケツト14の1と表示されている溝
15に嵌めておき、この状態で偏心カム6,7を
回転させてプラテン3と印字ヘツド9の先端面と
の間〓を調整した後、偏心カム6,7をネジによ
りガイドシヤフト4に固定する。
印字ヘツド9の位置決めは、使用する印字用紙
16の複写枚数、または印字用紙16の厚さに応
じて切替レバ用ブラケツト14の複数個の溝15
のうちの1つを選択し、切替レバ12を手で操作
してその突起13を前記の選択した溝15に嵌め
ることにより行い、その後印字用紙16をプラテ
ン3にセツトする。
16の複写枚数、または印字用紙16の厚さに応
じて切替レバ用ブラケツト14の複数個の溝15
のうちの1つを選択し、切替レバ12を手で操作
してその突起13を前記の選択した溝15に嵌め
ることにより行い、その後印字用紙16をプラテ
ン3にセツトする。
このように従来の印字ヘツド位置決め機構は、
印字用紙の複写枚数や厚さに応じて、切替レバの
突起を切替レバ用ブラケツトに設けられた複数個
の溝のうちのいずれかの適正な溝に嵌めてセツト
しなければならず、そのため操作する人の選択の
誤りが許されないという欠点があつた。これは、
もしも適正でない溝に切替レバの突起がセツトさ
れると、印字ヘツドの先端面と印字用紙との間〓
が所定の距離とならず、プリンタ装置の設定条件
と外れた条件にて印字動作が行われることになる
ため、印字ヘツドの寿命の低下、あるいは印字濃
度が薄くなる等、印字品質上好ましくない結果と
なるからである。
印字用紙の複写枚数や厚さに応じて、切替レバの
突起を切替レバ用ブラケツトに設けられた複数個
の溝のうちのいずれかの適正な溝に嵌めてセツト
しなければならず、そのため操作する人の選択の
誤りが許されないという欠点があつた。これは、
もしも適正でない溝に切替レバの突起がセツトさ
れると、印字ヘツドの先端面と印字用紙との間〓
が所定の距離とならず、プリンタ装置の設定条件
と外れた条件にて印字動作が行われることになる
ため、印字ヘツドの寿命の低下、あるいは印字濃
度が薄くなる等、印字品質上好ましくない結果と
なるからである。
本考案はこのような欠点を解決することを目的
とし、そのためガイドシヤフトに固定された一方
の偏心カムと一体に第1のギヤを設け、該第1の
ギヤと噛合う第2のギヤを軸支すると共に該第2
のギヤの回転負荷トルクとなる板バネを固定した
略扇状の揺動ギヤを前記第1のギヤの中心部に設
けられた軸に回転可能に取付け、さらに前記偏心
カムを嵌合させたサイドフレームには前記揺動ギ
ヤと噛合う第3のギヤを取付けたパルスモータを
固定することにより、パルスモータを一定ステツ
プ数だけ回転、逆転させるだけで、印字用紙の複
写枚数や厚さに拘わらず、印字ヘツドの先端面と
印字用紙の表面との間〓が自動的に一定の値とな
るように印字ヘツドの位置決めを行えるようにし
たことを特徴とする。
とし、そのためガイドシヤフトに固定された一方
の偏心カムと一体に第1のギヤを設け、該第1の
ギヤと噛合う第2のギヤを軸支すると共に該第2
のギヤの回転負荷トルクとなる板バネを固定した
略扇状の揺動ギヤを前記第1のギヤの中心部に設
けられた軸に回転可能に取付け、さらに前記偏心
カムを嵌合させたサイドフレームには前記揺動ギ
ヤと噛合う第3のギヤを取付けたパルスモータを
固定することにより、パルスモータを一定ステツ
プ数だけ回転、逆転させるだけで、印字用紙の複
写枚数や厚さに拘わらず、印字ヘツドの先端面と
印字用紙の表面との間〓が自動的に一定の値とな
るように印字ヘツドの位置決めを行えるようにし
たことを特徴とする。
以下本考案の一実施例を図面により説明する
と、第4図は本考案による印字ヘツド位置決め機
構を備えたワイヤドツトプリンタ装置の平面図、
第5図は第4図の右側部の拡大断面図、第6図は
第4図の側面図であり、図において17と18は
プリンタ装置の左右のサイドフレームで、このサ
イドフレーム17,18間にはプラテン19が回
転可能に支持されている。
と、第4図は本考案による印字ヘツド位置決め機
構を備えたワイヤドツトプリンタ装置の平面図、
第5図は第4図の右側部の拡大断面図、第6図は
第4図の側面図であり、図において17と18は
プリンタ装置の左右のサイドフレームで、このサ
イドフレーム17,18間にはプラテン19が回
転可能に支持されている。
20と21は前記プラテン19と平行に設置さ
れたガイドシヤフトで、一方のガイドシヤフト2
0の両端部には偏心カム22と23が各々ネジに
より固定されていて、この偏心カム22と23は
前記サイドフレーム17と18に設けられたカム
受穴に各々回転可能に嵌合されており、また他方
のガイドシヤフト21の両端部はサイドフレーム
17と18に固定されている。
れたガイドシヤフトで、一方のガイドシヤフト2
0の両端部には偏心カム22と23が各々ネジに
より固定されていて、この偏心カム22と23は
前記サイドフレーム17と18に設けられたカム
受穴に各々回転可能に嵌合されており、また他方
のガイドシヤフト21の両端部はサイドフレーム
17と18に固定されている。
24は前記プラテン19と平行して走行できる
ように設けられたキヤリツジフレームで、このキ
ヤリツジフレーム24の前部には取付穴が設けて
あつて、この取付穴に前記ガイドシヤフト20が
貫通しており、また後部は第6図に示すようにガ
イドシヤフト21と係合している。
ように設けられたキヤリツジフレームで、このキ
ヤリツジフレーム24の前部には取付穴が設けて
あつて、この取付穴に前記ガイドシヤフト20が
貫通しており、また後部は第6図に示すようにガ
イドシヤフト21と係合している。
25は前記キヤリツジフレーム24上に搭載さ
れた印字ヘツドで、その先端面26は前記プラテ
ン19と対向している。
れた印字ヘツドで、その先端面26は前記プラテ
ン19と対向している。
27は同じくプラテン19と対向するようにキ
ヤリツジフレーム24の前端にネジで固定された
リボンプロテクタである。
ヤリツジフレーム24の前端にネジで固定された
リボンプロテクタである。
なお、これら17〜27の構成部品は、第1図
〜第3図における1〜11に相当するものであ
る。
〜第3図における1〜11に相当するものであ
る。
28は前記偏心カム23と同軸にしてこれと一
体に形成された第1のギヤで、この第1のギヤ2
8の中心部には軸29が設けられていて、この軸
29には略扇状の揺動ギヤ30が回転自在に取付
けられており、そしてこの揺動ギヤ30には第2
のギヤ31が回転自在に軸支され、この第2のギ
ヤ31は前記第1のギヤ28と噛合つている。
体に形成された第1のギヤで、この第1のギヤ2
8の中心部には軸29が設けられていて、この軸
29には略扇状の揺動ギヤ30が回転自在に取付
けられており、そしてこの揺動ギヤ30には第2
のギヤ31が回転自在に軸支され、この第2のギ
ヤ31は前記第1のギヤ28と噛合つている。
32は前記第2のギヤ31の回転負荷トルクと
なる板バネで、この板バネ32は揺動ギヤ30に
ネジ等で固定されており、常時第2のギヤ31を
押圧している。
なる板バネで、この板バネ32は揺動ギヤ30に
ネジ等で固定されており、常時第2のギヤ31を
押圧している。
33は前記偏心カム23の外周面部に圧入され
たピンで、このピン33と対応するリミツタ34
が前記サイドフレーム18に取付けられている。
たピンで、このピン33と対応するリミツタ34
が前記サイドフレーム18に取付けられている。
35はパルスモータで、スタツド36を介して
ネジ37によりサイドフレーム18に固定されて
いる。このパルスモータ35の回転軸38には第
3のギヤ39が取付けられていて、この第3のギ
ヤ39は前記揺動ギヤ30と噛合つている。
ネジ37によりサイドフレーム18に固定されて
いる。このパルスモータ35の回転軸38には第
3のギヤ39が取付けられていて、この第3のギ
ヤ39は前記揺動ギヤ30と噛合つている。
40は印字用紙である。
次に上述した構成の動作を第6図〜第12図によ
り説明する。第6図はパルスモータ35の初期励
磁位置における状態を示しており、この状態にて
印字用紙40をプラテン19の後方から挿入し、
該プラテン19に沿つて巻付けてセツトするが、
このときガイドシヤフト20は偏心カム22,2
3によりプラテン19から最も離れていて、キヤ
リツジフレーム24上のリボンプロテクタ26と
プラテン19との間〓は最も大きくなつているの
で、印字用紙40は容易にセツトすることができ
る。なお、この状態のときピン33はリミツタ3
4と当接した位置にある。
り説明する。第6図はパルスモータ35の初期励
磁位置における状態を示しており、この状態にて
印字用紙40をプラテン19の後方から挿入し、
該プラテン19に沿つて巻付けてセツトするが、
このときガイドシヤフト20は偏心カム22,2
3によりプラテン19から最も離れていて、キヤ
リツジフレーム24上のリボンプロテクタ26と
プラテン19との間〓は最も大きくなつているの
で、印字用紙40は容易にセツトすることができ
る。なお、この状態のときピン33はリミツタ3
4と当接した位置にある。
第7図は上述した第6図の初期状態からパルス
モータ35数ステツプ回転動作した状態を示して
いる。すなわちパルスモータ35をその回転軸3
8に取付けた第3のギヤ39が矢印a方向に回転
するように数ステツプ回転させると、この第3の
ギヤ39と噛合つている略扇状の揺動ギヤ30は
軸29を中心として矢印b方向に一定角度回転す
る。このとき、揺動ギヤ30に軸支されている第
2のギヤ31は板バネ32によつて押えられてい
るため回転せず、従つてこの第2のギヤ31と噛
合つている第1のギヤ28は揺動ギヤ30と一体
にその回転角と等しい量だけ同方向に回転し、同
時にこの第1のギヤ28と一体の偏心カム23も
回転する。そしてこの偏心カム23の回転により
ガイドシヤフト20がプラテン19側に移動する
ため、このガイドシヤフト20がに取付けられた
キヤリツジフレーム24と一体に、このキヤリツ
ジフレーム24上に搭載された印字ヘツド25及
びリボンプロテクタ27が矢印c方向に移動して
プラテン19に近ずく。
モータ35数ステツプ回転動作した状態を示して
いる。すなわちパルスモータ35をその回転軸3
8に取付けた第3のギヤ39が矢印a方向に回転
するように数ステツプ回転させると、この第3の
ギヤ39と噛合つている略扇状の揺動ギヤ30は
軸29を中心として矢印b方向に一定角度回転す
る。このとき、揺動ギヤ30に軸支されている第
2のギヤ31は板バネ32によつて押えられてい
るため回転せず、従つてこの第2のギヤ31と噛
合つている第1のギヤ28は揺動ギヤ30と一体
にその回転角と等しい量だけ同方向に回転し、同
時にこの第1のギヤ28と一体の偏心カム23も
回転する。そしてこの偏心カム23の回転により
ガイドシヤフト20がプラテン19側に移動する
ため、このガイドシヤフト20がに取付けられた
キヤリツジフレーム24と一体に、このキヤリツ
ジフレーム24上に搭載された印字ヘツド25及
びリボンプロテクタ27が矢印c方向に移動して
プラテン19に近ずく。
次に、第8図はリボンプロテクタ27が印字用
紙40に接触し始めた状態を示しており、第7図
の状態からパルスモータ35がさらに数ステツプ
回転すると、それに伴つて揺動ギヤ30がさらに
矢印b方向に回転する。このときも第2のギヤ3
1は板バネ32に押えられているため回転せず、
従つて第1のギヤ28は揺動ギヤ30と一体にそ
の回転角と等しい量だけ回転し、同時に偏心カム
23も一体に回転して、この偏心カム23の回転
によりガイドシヤフト20がプラテン19側に移
動するため、キヤリツジフレーム24はさらにプ
ラテン19に近ずき、これによりリボンプロテク
タ27は印字用紙40を介してプラテン19に当
接する。
紙40に接触し始めた状態を示しており、第7図
の状態からパルスモータ35がさらに数ステツプ
回転すると、それに伴つて揺動ギヤ30がさらに
矢印b方向に回転する。このときも第2のギヤ3
1は板バネ32に押えられているため回転せず、
従つて第1のギヤ28は揺動ギヤ30と一体にそ
の回転角と等しい量だけ回転し、同時に偏心カム
23も一体に回転して、この偏心カム23の回転
によりガイドシヤフト20がプラテン19側に移
動するため、キヤリツジフレーム24はさらにプ
ラテン19に近ずき、これによりリボンプロテク
タ27は印字用紙40を介してプラテン19に当
接する。
第9図はリボンプロテクタ27が印字用紙40
を介してプラテン19に当接した後であつて、初
期状態からパルスモータ35を或る一定ステツプ
回転させたときの状態を示している。第8図の状
態からさらにパルスモータ35を一定値に達する
まで数ステツプ回転させると、リボンプロテクタ
27は印字用紙40とプラテン19の反力によつ
て動くことができないため、キヤリツジフレーム
24はプラテン19側へは移動できなくなる。そ
の結果、揺動ギヤ30は回転しようとするが、偏
心カム23と一体の第1のギヤ28は回転できな
くなり、すると板バネ32の押圧力に抗して第2
のギヤ31が回転し、この第2のギヤ31の回転
により揺動ギヤ30はさらに矢印b方向に回転す
る。
を介してプラテン19に当接した後であつて、初
期状態からパルスモータ35を或る一定ステツプ
回転させたときの状態を示している。第8図の状
態からさらにパルスモータ35を一定値に達する
まで数ステツプ回転させると、リボンプロテクタ
27は印字用紙40とプラテン19の反力によつ
て動くことができないため、キヤリツジフレーム
24はプラテン19側へは移動できなくなる。そ
の結果、揺動ギヤ30は回転しようとするが、偏
心カム23と一体の第1のギヤ28は回転できな
くなり、すると板バネ32の押圧力に抗して第2
のギヤ31が回転し、この第2のギヤ31の回転
により揺動ギヤ30はさらに矢印b方向に回転す
る。
第10図は前記の如くパルスモータ35を一定
ステツプ回転させた後、或る一定ステツプ逆転し
たときの状態を示している。第9図の状態からパ
ルスモータ35を或る一定ステツプ逆転させて励
磁保持すると、回転軸38に取付けられた第3の
ギヤ39は今までとは逆の方向すなわち矢印d方
向に回転し、それに伴つて揺動ギヤ30も今まで
とは逆の矢印e方向に一定角度回転する。する
と、このときはリボンプロテクタ27が印字用紙
40とプラテン19から反力を受けないので、第
1のギヤ28が揺動ギヤ30の回転角と等しい量
だけ同方向に回転し、同時にこの第1のギヤ28
と一体に偏心カム23が回転するため、ガイドシ
ヤフト20がプラテン19から離間する方向に移
動する。これによりキヤリツジフレーム24は矢
印f方向に移動してリボンプロテクタ27は印字
用紙40から一定距離だけ離れ、この状態で印字
ヘツド25の位置決めが終了する。
ステツプ回転させた後、或る一定ステツプ逆転し
たときの状態を示している。第9図の状態からパ
ルスモータ35を或る一定ステツプ逆転させて励
磁保持すると、回転軸38に取付けられた第3の
ギヤ39は今までとは逆の方向すなわち矢印d方
向に回転し、それに伴つて揺動ギヤ30も今まで
とは逆の矢印e方向に一定角度回転する。する
と、このときはリボンプロテクタ27が印字用紙
40とプラテン19から反力を受けないので、第
1のギヤ28が揺動ギヤ30の回転角と等しい量
だけ同方向に回転し、同時にこの第1のギヤ28
と一体に偏心カム23が回転するため、ガイドシ
ヤフト20がプラテン19から離間する方向に移
動する。これによりキヤリツジフレーム24は矢
印f方向に移動してリボンプロテクタ27は印字
用紙40から一定距離だけ離れ、この状態で印字
ヘツド25の位置決めが終了する。
従つて印字時における印字ヘツド25の先端面
26と印字用紙40の表面との間〓の設計値に対
応するリボンプロテクタ27と印字用紙40との
間〓の適正値を予じめ決めておき、偏心カム23
の偏心量と、リボンプロテクタ27が印字用紙4
0を介してプラテン19に当接した後の揺動ギヤ
30の角度変位量を決めて、パルスモータ35に
より駆動すれば、印字用紙40の厚さ及び複写枚
数の変化に拘わらず、印字時における印字ヘツド
25の先端面26と印字用紙40の表面との間〓
を一定の値にすることができる。
26と印字用紙40の表面との間〓の設計値に対
応するリボンプロテクタ27と印字用紙40との
間〓の適正値を予じめ決めておき、偏心カム23
の偏心量と、リボンプロテクタ27が印字用紙4
0を介してプラテン19に当接した後の揺動ギヤ
30の角度変位量を決めて、パルスモータ35に
より駆動すれば、印字用紙40の厚さ及び複写枚
数の変化に拘わらず、印字時における印字ヘツド
25の先端面26と印字用紙40の表面との間〓
を一定の値にすることができる。
次に、第11図、第12図は第10図の状態か
ら印字ヘツド25を初期の状態に戻す過程を示し
ており、第11図に示すように印字終了後にパル
スモータ35を第3のギヤ38が矢印d方向に回
転するように一定ステツプ数逆転させると、揺動
ギヤ30は矢印e方向に一定角度回転し、この揺
動ギヤ30の回転に伴つて第1のギヤ28は同方
向に回転してキヤリツジフレーム24は矢印f方
向に移動する。そして偏心カム23に設けられた
ピン33がリミツタ34に当接すると、これによ
り偏心カム23及び第1のギヤ28の回転が停止
され、同時にキヤリツジフレームも停止して印字
ヘツド25は初期位置に戻つた状態となる。一
方、第1のギヤ28が停止しても揺動ギヤ30に
はパルスモータ35の回転力が加わり、ここで第
1のギヤ28と噛合つている第2のギヤ31が板
バネ32の押圧力に抗して回転するため、揺動ギ
ヤ30は第12図に示すように初期の位置まで回
転する。このようにして第6図の状態に戻る。
ら印字ヘツド25を初期の状態に戻す過程を示し
ており、第11図に示すように印字終了後にパル
スモータ35を第3のギヤ38が矢印d方向に回
転するように一定ステツプ数逆転させると、揺動
ギヤ30は矢印e方向に一定角度回転し、この揺
動ギヤ30の回転に伴つて第1のギヤ28は同方
向に回転してキヤリツジフレーム24は矢印f方
向に移動する。そして偏心カム23に設けられた
ピン33がリミツタ34に当接すると、これによ
り偏心カム23及び第1のギヤ28の回転が停止
され、同時にキヤリツジフレームも停止して印字
ヘツド25は初期位置に戻つた状態となる。一
方、第1のギヤ28が停止しても揺動ギヤ30に
はパルスモータ35の回転力が加わり、ここで第
1のギヤ28と噛合つている第2のギヤ31が板
バネ32の押圧力に抗して回転するため、揺動ギ
ヤ30は第12図に示すように初期の位置まで回
転する。このようにして第6図の状態に戻る。
第13図は本考案におけるパルスチヤートの一
例を示す図で、この図によりパルスモータ35の
制御の概要について説明する。まず、印字動作直
前にパルスモータ35を初期励磁位置(第6図の
状態)より、或る一定ステツプ数(仮にNステツ
プとする。)回転させ、その後リボンプロテクタ
27と印字用紙40との一定量の間〓を取るステ
ツプ数(仮にnとする)だけ逆転させて励磁保持
し、印字ヘツド25の位置決めを終了する。この
状態で印字を行い、印字終了後(N−n)ステツ
プ数パルスモータ35を逆転し、初期状態に戻
す。なお、このときの各ギヤの回転変位は図示の
通りとなる。
例を示す図で、この図によりパルスモータ35の
制御の概要について説明する。まず、印字動作直
前にパルスモータ35を初期励磁位置(第6図の
状態)より、或る一定ステツプ数(仮にNステツ
プとする。)回転させ、その後リボンプロテクタ
27と印字用紙40との一定量の間〓を取るステ
ツプ数(仮にnとする)だけ逆転させて励磁保持
し、印字ヘツド25の位置決めを終了する。この
状態で印字を行い、印字終了後(N−n)ステツ
プ数パルスモータ35を逆転し、初期状態に戻
す。なお、このときの各ギヤの回転変位は図示の
通りとなる。
以上説明したように本考案は、使用する印字用
紙の複写枚数及び厚さが異なるたび毎に印字ヘツ
ドの位置をレバの操作により選択して変える必要
がなく、いずれの条件においても設定されたステ
ツプ数パルスモータの回転と反転を行うだけで印
字ヘツドの先端面と印字用紙表面との間〓が一定
の値となるように正確に印字ヘツドの位置決めを
行うことができる。そのため操作性が向上するこ
とはもちろんのこと、誤操作による印字品質の低
下を防止できると共に印字ヘツドの寿命を短かく
させるようなこともなくなるという効果が得られ
る。
紙の複写枚数及び厚さが異なるたび毎に印字ヘツ
ドの位置をレバの操作により選択して変える必要
がなく、いずれの条件においても設定されたステ
ツプ数パルスモータの回転と反転を行うだけで印
字ヘツドの先端面と印字用紙表面との間〓が一定
の値となるように正確に印字ヘツドの位置決めを
行うことができる。そのため操作性が向上するこ
とはもちろんのこと、誤操作による印字品質の低
下を防止できると共に印字ヘツドの寿命を短かく
させるようなこともなくなるという効果が得られ
る。
第1図は従来の印字ヘツド位置決め機構を備え
たワイヤドツトプリンタ装置の平面図、第2図は
その右側面図、第3図は第2図における偏心カム
部の拡大図、第4図は本考案の一実施例による印
字ヘツド位置決め機構を備えたワイヤドツトプリ
ンタ装置の平面図、第5図は第4図の右側部の拡
大断面図、第6図から第12図は本考案による印
字ヘツド位置決め機構の動作工程を示す右側面
図、第13図は本考案におけるパルスチヤートの
一例を示す図である。 17,18……サイドフレーム、19……プラ
テン、20,21……ガイドシヤフト、22,2
3……偏心カム、24……キヤリツジフレーム、
25……印字ヘツド、26……先端面、27……
リボンプロテクタ、28……第1のギヤ、29…
…軸、30……揺動ギヤ、31……第2のギヤ、
32……板バネ、33……ピン、34……リミツ
タ、35……パルスモータ、38……回転軸、3
9……第3のギヤ、40……印字用紙。
たワイヤドツトプリンタ装置の平面図、第2図は
その右側面図、第3図は第2図における偏心カム
部の拡大図、第4図は本考案の一実施例による印
字ヘツド位置決め機構を備えたワイヤドツトプリ
ンタ装置の平面図、第5図は第4図の右側部の拡
大断面図、第6図から第12図は本考案による印
字ヘツド位置決め機構の動作工程を示す右側面
図、第13図は本考案におけるパルスチヤートの
一例を示す図である。 17,18……サイドフレーム、19……プラ
テン、20,21……ガイドシヤフト、22,2
3……偏心カム、24……キヤリツジフレーム、
25……印字ヘツド、26……先端面、27……
リボンプロテクタ、28……第1のギヤ、29…
…軸、30……揺動ギヤ、31……第2のギヤ、
32……板バネ、33……ピン、34……リミツ
タ、35……パルスモータ、38……回転軸、3
9……第3のギヤ、40……印字用紙。
Claims (1)
- 印字用紙がセツトされるプラテンと、このプラ
テンを回転可能に支持したサイドフレームと、該
サイドフレームに設けられたカム受穴に回転可能
に嵌込まれた偏心カムと、該偏心カムを取付けた
ガイドシヤフトと、前記プラテンと平行して走行
できるように前記ガイドシヤフトに取付けられた
キヤリツジフレームと、このキヤリツジフレーム
上に固定された印字ヘツド及びリボンプロテクタ
とを備えたワイヤドツトプリンタ装置に用いられ
る印字ヘツド位置決め機構であつて、前記偏心カ
ムと一体に第1のギヤを設け、該第1のギヤと噛
合う第2のギヤを軸支すると共に該第2のギヤの
回転負荷トルクとなる板バネを固定した略扇状の
揺動ギヤを前記第1のギヤの中心部に設けられた
軸に回転可能に取付け、また前記サイドフレーム
にはパルスモータを固定して、このパルスモータ
の回転軸に前記揺動ギヤと噛合う第3のギヤを取
付けたことを特徴とする印字ヘツド位置決め機
構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2362082U JPS58128049U (ja) | 1982-02-23 | 1982-02-23 | 印字ヘツド位置決め機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2362082U JPS58128049U (ja) | 1982-02-23 | 1982-02-23 | 印字ヘツド位置決め機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58128049U JPS58128049U (ja) | 1983-08-30 |
JPS633821Y2 true JPS633821Y2 (ja) | 1988-01-29 |
Family
ID=30035650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2362082U Granted JPS58128049U (ja) | 1982-02-23 | 1982-02-23 | 印字ヘツド位置決め機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58128049U (ja) |
-
1982
- 1982-02-23 JP JP2362082U patent/JPS58128049U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58128049U (ja) | 1983-08-30 |
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