JPS6336376A - データ表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はＬＳＩのＣＡＤシステムなどの階層構造の複数
レベルの表示データを有するデータ処理装置のデータ表
示方法に係り、特にデータ表示領域の大きさなどを随時
変更しつつそれに合せて表示データを選択し加工して表
示できるデータ表示方法に関する。

〔従来の技術〕

従来一般にＬＳＩのＣＡＤシステムなどのグラフィック
ワークステーションでは、データの表示画面の大きさに
制約があって設計中の図面全体を設計作業に十分な大き
さで表示することができない。そこで現在設計対象とし
ている部分だけを拡大して表示画面の主要部分に表示す
るとともに、設計対象としている部分が全体の図面のど
の部分であるのかを知るため図面全体を表示画面の一部
分に表示する方法がとられている。このさい表示画面の
一部分に表示される全体図面は設計作業中に頻繁に参照
されるわけではないので、設計作業の妨げになる場合に
は表示領域の大きさを変更してより小さな表示領域に表
示するのが普通である。

従って全体図面は表示のさいの縮小率がしばしば変更さ
れ、しかも大きな縮小率により座櫟変換されたのち表示
されることが多い。このため小さな表示領域で縮小率が
ある程度以上になると文字がつぶれたり２本の線が１本
の線として表示されてしまうなど、表示に必要な処理量
は変化しないにもかかわらず実際に画面に表示された全
体図面は元の全体図面に比べて情報量が減少することに
なる。なお従来のこの種の表示方法を用いたシステムに
ついては、たとえば雑誌「ピクセルＪ　１９８３年、Ｎ
α１４の第１６９頁から第１７３頁に記載されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来技術は表示画面の表示領域の大きさが変化して
も表示すべきデータ量が変化しないので、表示領域をあ
る程度以上縮小すると表示データの個々の要素が表示画
面上で区別できなくなり、たとえば文字がつぶれて読め
なくなったり２本の線が１体になったりして意味のない
情報を表示メモリに書き込むことになるため、処理効率
が悪くかつ表示結果も見にくくなるなどの問題点がある
。

本発明の目的は階層構造の複数レベルの表示データを表
示領域の大きさく拡大縮小率）を変えて処理効率よくか
つより見やすい表示データを表示できるデータ表示方法
を提供するにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は、階層構造の複数レベルの表示データを構成
しておき、表示データの表示画面上の表示領域を表示領
域指定手段により指定し、指定された表示領域に選択さ
れた表示データを表示手段により表示するデータ処理装
置において、上記表示領域指定手段により指定された表
示領域の大きさまたは表示領域の指定により決定される
表示図形の拡大縮小率に従い最適レベルの表示データを
選択するデータ選択手段を設け、該データ選択手段によ
り選択されたレベルの表示データを表示画面の上記指定
された表示領域に上記表示手段により表示するようにし
たデータ表示方法により達成される。なお上記データ選
択手段は各レベルのデータと各データが選択表示される
べき表示領域の大きさの範囲または表示領域の指定によ
り決定される表示図形の拡大縮小率の範囲などの表示条
件との対応表をもつことができる。

〔作用〕

上記手段のデータ表示方法は、階層構造の大まかな概略
構造を記述した上位レベルからより詳細構造を記述した
下位レベルまでの複数レベルのデータを構成しておき、
上記表示領域指定手段により表示画面上の表示領域が指
定されると上記データ選択手段により上記指定された表
示領域の大きさまたは表示領域の指定により決定される
表示図形の拡大縮小率に対して最適レベルのデータを選
択して、上記指定された表示領域が小さい場合には概略
構造の上位レベルのデータを選択表示して表示領域が十
分に大きい場合には詳細構造の下位レベルのデータを選
択表示することができる。なおこのさい上記表示領域が
指定されると上記データ選択手段により上記対応表内の
表示条件と指定された表示領域により決定される表示条
件とを比較して表示条件を満たす表示データを容易に選
択できる。このようにして表示処理の効率化および表示
データの見やすさの向上がはかれる。

〔実施例〕

以下に本発明の一実施例を第１図ないし第５図により説
明する。

第１図（ａ）　、（ｂ）、（ｃ）は本発明によるデータ
表示方法の一実施例を示すＬＳＩのＣＡＤ用グラグラフ
イックワークステーションける各表示領域が小、中、大
の場合の一表示内容の説明図である。第１図（ａ）、（
ｂ）、（Ｑ）において、１は表示画面、２は表示領域、
２１は機能ブロック図、２２は論理回路図、２３はトラ
ンジスタ回路図である。

上記へＸのＬＳＩのＣＡＤ用グラグラフイックワークス
テーション計データとして階層構造の機能ブロック図２
１．論理回路図２２、トランジスタ回路図２３の３レベ
ルの表示データを構成しておき、表示データの表示領域
の大きさなどを随時変更して表示データを選択表示して
加工し設計作業を行なうさい、第１図（ａ）に示すよう
に表示領域指定手段により指定された表示画面１の表示
領域２が小さい場合には大まかな概略構造の上位レベル
の情報量の少ない機能ブロック図２１がデータ選択手段
により選択されて表示手段により画面表示され、第１図
（ｂ）のように指定された表示領域２が少し大きい場合
には少し詳細構造の中位レベルの情報量の少し多い論理
回路図２２が選択表示され、第１図（ｃ）のように指定
された表示領域２が十分に大きい場合には詳細構造の下
位レベルの情報量の多いトランジスタ回路図２３が表示
される。このようにして表示領域指定手段により表示画
面１上の表示領域２の大きさを変更すると、表示領域２
の大きさに最適なレベルの情報量の適当な図面の表示デ
ータを自動的に選択して表示画面１上の指定された表示
領域２に表示される。　第２図は本発明によるデータ表
示方法の一実施例を示すＬＳＩのＣＡＤ用グラグラフイ
ックワークステーション成ブロック図である。第２図に
おいて、各図面を通じて同一符号は同一または相当部分
を示すものとし、１はＣＲＴおよびＣＲＴ制御装置から
なる表示画面、３は中央処理装置（ＣＰＵ）、４は主メ
モリ（ＭＭ）　、５はグラフィックイメージ描画専用プ
ロセッサ（ＧＩＰ）、６はＣＲＴの表示画面１上の１画
素と複数ビットずつ対応するフレームメモリ（ＦＭ）　
、７は設計データや画面表示データ等を格納しておくデ
ィスク、８は表示画面１上の任意の１画素を指定できる
ボタン付きポインティングデバイス（Ｐ／Ｄ）、９はキ
ーボードである。

上記構成のディスク７にはＬＳＩの設計図面表示データ
が階層構造の機構ブロック図２１、論理回路図２２、ト
ランジスタ回路図２３の各レベルごとに格納されており
、ＬＳＩ設計時には各レベルの図面表示データを主メモ
リ４上に転送して表示図面の参照および更進を行ないつ
つ加工して設計を行ない、設計終了後に再びディスク７
にデータを格納する。このさい設計中宮に全レベルの図
面表示データを主メモリ４へ上に転送しておく必要はな
く、参照する必要が生じた時点で必要部分だけを取り出
してきてもよい。またディスク７内の図面表示データを
主メモリ４上に単に転送するだけでなくてＣＰＵ３によ
り何らかのデータの変換を施してもよく、例えば主メモ
リ４上ではＣＰＵ３や描画専用プロセッサ５の参照しや
すいデータ形式に変換した図面表示データを記憶してお
き、ディスク７に格納するときには再び記憶容量が最小
となるデータ形式に変換したのち格納するようにしても
よい。

こうして描画専用プロセッサ５はＣＰＵ３から起動命令
および主メモリ４上の開始アドレスを受けると、開始ア
ドレスから順次コマンドを用み出して実行しつつ終了コ
マンドを読み出すまで実行し続ける。描画専用プロセッ
サ５の命令には直線や円弧などの基本図形の描画命令お
よび主メモリ４やフレームメモリＦＭ間のデータのブロ
ック転送・論理演算命令およびジャンプ・終了などの制
御命令などが含まれる。その図形描画命令ではオペラン
ドとして図形を描画すべき位置を指定する座標値をとり
、この座標値を指定するための座標系は実際の表示画面
ｌの画素配列とは無関係に指定可能で、描画専用プロセ
ッサ５のユーザが自分で任意の座標系（一般にワールド
座標系と呼ばれＷＣ座標系と略す）を想定して描画専用
プロセッサ５の描画コマンド列を生成し、描画専用プロ
セッサ５がＷＣ座標系から実際の表示画面１上の１画素
を単位とする座標系（一般にデバイス座標系と呼ばれＤ
Ｃ座標系と略す）への写像を行なう。

第３図は第２図の描画専用プロセッサ５のワールド座標
系（ｗｃ４標系）とデバイス座標系（ＤＣ座標系）との
表示領域の写像関係を示す説明図である。第３図におい
て、１０はＷＣ座標系、１１はＷＣ座標系１０上の表示
領域、１２はＤＣ座標系（表示画面１）である。第２図
の描画専用プロセッサ５のユーザが第３図のｗＣ座櫟系
（３２７６７Ｘ３２７６７画素）１０上の表示領域（矩
形領域）１１の左下点（ｘｚ＋ｙ”）および右上点（ｘ
２゜ｙｚ）とＤＣ座標系（７６８ｘ１０２４画素）１２
（表示画面１）上の表示領域（矩形領域）２の左下点（
Ｘｌ、Ｙｌ）および右上点（Ｘｘｒ　Ｙｘ）を指定する
と、描画専用プロセッサ５はユーザの指定したＷＣ座標
系１０上の表示領域１１内の図面表示データをＤＣ座標
系１２（表示画面１）上の図面表示データに次の座標変
換式を用いて写像する。なおこの図面表示データを描画
専用プロセッサ５のコマンド列として保持する。

第４図は第２図の表示画面１上の表示領域２のポインテ
ィングデバイス８による指定方法を示す説明図である。

第４図において、１３はグラフィックカーソルである。

第２図のワークステーションで第４図に示すように表示
画面１上の表示領域２の大きさを変更して表示するにさ
いして、ここに説明を簡単にするため図面全体を常に表
示する場合を対象として第３図のＷＣ座標系１０上の表
示領域（矩形領域）１１は図面全体が入るように設定さ
れていて、表示画面１　（ＤＣ座標系１２）上の表示領
域２が変化してもＷＣ座標系１０上の表示領域１１は固
定しておくものとする。すると第４図の表示画面１上の
表示領域２の大きさを変更するには第２図のポインティ
ングデバイス８と連動して表示画面１上を動くグラフィ
ックカーソル１３を用いて先づ表示領域（矩形領域）２
の左上点ＰＩを指定してから次に右下点Ｐ２を指定すれ
ばよい。このような表示画面１上の座標点の指定はポイ
ンティングデバイス８を動かしてカーソル１３を所望の
位置に移動し、そこでデバイス８に付帯のボタンを押す
ことにより行なう。このデバイス８のボタンが押される
とＣＰＵ３にハードウェアの割込みがかけられ、カーソ
ル１３の座標値を取り込む割込み処理がＣＰＵによって
実行され、これにより第２図のワークステーションのユ
ーザは表示画面１上の表示領域２を指定できる。

こうして表示画面１上の表示領域２が指定されると、Ｃ
ＰＵ３は表示領域２の大きさくａＸｂ）などの表示条件
に適合したレベルの図面表示データを選択して表示画面
１上の指定された表示領域２に表示する。

第５図は第２図のＣＰＵ３の表示条件と表示データとの
対応表を示す説明図である。第５図において、１４は表
示領域２の大きさくａＸｂ）の範囲などを区分して示す
表示条件欄、１５は左欄の表示条件が成立した場合に表
示すべきデータへのポインタを格納するデータへのポイ
ンタ欄である。

第２図のＣＰＵ３が第４図のように表示画面１上の表示
領域２の大きさくａＸｂ）などの表示条件を指定される
と、ＣＰＵ３は第５図の対応表の表示領域２の表示条件
！！１１４を探索して指定された表示領域（矩形領域）
２の大きさくａＸｂ）の適合する表示条件を見つけ、該
当する表示条件が見つかったら表示データへのポインタ
！１５の同じ行に位置するポインタを取り出すことによ
り、例えば表示条件の表示領域２の大きさくａｘｂ）の
範囲に対応して、 ０＜　ａ　＜　１０ａｎｄＯ＜　ｂ　＜　１０の場合に
は第１図の機能ブロック図２１の表示データを選択し、 １０＜ａ＜１００ａｎｄｌＯ＜ｂ＜、１００の場合には
第１図の論理回路図２２の表示データを選択し、 １００＜ａ＜７６８ａｎｄｌ　ＯＯ＜ｂ＜１０２４の場
合には第１図のトランジスタ回路図２３の表示データを
選択する。表示データの選択が完了したら、取り出した
表示データのポインタと表示領域２を第２図の描画専用
プロセッサ５にセットした起動命令をかければＣＲＴの
表示画面１への表示が開始される。

なお第５図の表示条件と表示データとの対応表における
表示条件の指定方法は各種考えられる。

例えば第５図に示すように表示条件として表示画面上上
の表示領域２の大きさの範囲を矩形領域の縦横の各辺の
長さａ、ｂの範囲を与え、指定された表示領域２の該当
する条件を対応表の表示条件欄１４上から探索して、該
当する条件が見つかった時点で表示データの選択を完了
する方法がある。

また他の方法として表示画面１上の表示領域２の面ｆｆ
１（画素数）の範囲を表示条件とする方法でもよい。さ
らに他の方法として、表示画面１上の表示領域２が指定
された時点で決まる第３図のＷＣ座標系１０からＤＣ座
標系１２（表示画面１）への拡大縮小率の範囲によって
表示条件を設定してもよく、この場合の拡大縮小率は表
示領域２が指定されると例えば（１）式の行列Ａの（１
，１）要素および（２，２）要素によって横方向と縦方
向が別々に指定される。もちろん表示画面１上の表示領
域２の大きさだけでなく表示領域の形状により表示条件
を説明してもよい。

〔発明の効果〕

本発明のデータ表示方法によれば、表示画面上の表示領
域の大きさまたは表示領域の指定により決定される表示
図形の拡大縮小率に応じて最適レベルの表示データを選
択して表示することが可能となり、表示処理の効率およ
び表示の見やすさの向上がはかれる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）、（ｂ）、（ｃ）は本発明によるデータ表
示方法の一実施例を示す各小、中、大表示領域の表示内
容の説明図、第２図は本発明によるデータ表示方法の一
実施例を示す構成ブロック図、第３図は第２図のワール
ド座標系とデバイス座標系の写像関係の説明図、第４図
は第２図の表示画面上の表示領域の指定方法の説明図、
第５図は第２図の表示条件と表示データの対応表の説明
図である。 １・・・表示画面、２・・・表示領域、３・・・中央処
理装置（ＣＰＵ）、４・・・主メモリ（ＭＭ）、５・・
・グラフィックイメージ描画専用プロセッサ（Ｇ　、Ｉ
　Ｐ　）、６・・・フレームメモリ（ＦＭ）　、７・・
・ディスク、８・・・ポインティングデバイス（Ｐ／Ｄ
）、９・・・キーボード（Ｋ／Ｂ）　、１０・’７−／
Ｌ／ド座標系（ｗＣ）、１１・・・ｗＣ上の表示領域、
１２・・・デバイス座標系（ＤＣ）、１３・・・グラフ
ィックカーソル、１４・・・表示条件欄、１５・・・表
示データへのポインタ欄、２１・・・機能ブロック図、
２２・・・論理回路図、２３・・トランジスタ回路図。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、階層構造の概略構造を記述した上位レベルから詳細
   構造を記述した下位レベルまでの複数レベルの表示デー
   タを構成しておき、上記表示データを表示する表示画面
   上の表示領域を入力手段により指定し、上記表示画面上
   の指定された表示領域の大きさに応じて適合したレベル
   の表示データをデータ選択手段により選択し、上記選択
   されたレベルの表示データを上記表示画面上の指定され
   た表示領域に表示手段により表示するデータ表示方法。 ２、上記表示データを上記表示領域の大きさの区分され
   た範囲とそれに適合するレベルの表示データとの対応表
   を有する上記データ選択手段により選択する特許請求の
   範囲第１項記載のデータ表示方法。 ３、上記表示データを上記表示領域の大きさの区分され
   た範囲によつて決定される表示のさいの座標変換の拡大
   縮小率の区分された範囲とそれに適合したレベルの表示
   データとの対応表を有する上記データ選択手段により選
   択する特許請求の範囲第１項記載のデータ表示方法。