JPS6336268A

JPS6336268A - 電子写真用現像剤

Info

Publication number: JPS6336268A
Application number: JP61178703A
Authority: JP
Inventors: Shigeo Aonuma; 青沼　茂夫; Koichi Oyamada; 小山田　孝一
Original assignee: Fuji Xerox Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date: 1986-07-31
Filing date: 1986-07-31
Publication date: 1988-02-16
Anticipated expiration: 2010-12-06
Also published as: JPH07113781B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、静電荷像を現像するための電子写真用現像剤
、特に、転写効率を向上させ、かつ環境依存のない耐久
性の優れた電子写真用現像剤に関する。

従来の技術従来、電子写真法としては、米国特許第２，２９７，６９１号明細用、特公昭／１．２−２３
９１０号公報及び持分ＩＩ（４３−２／１７４８号公報
などに各種の方法が記載されているが、一般には、光導
電↑４物質を利用し、種々の手段により感光体上に電気
的潜像を形成させ、次いで該潜像をトナーを用いて現像
し、必要に応じて紙などに粉体像を転写した後、加熱あ
るいは溶剤蒸気などにより定着し、コピーを１ｑるもの
である。

電気的潜像をトナーを用いて可視化する方法としては、
例えば米国特許第２，８７４，０６３号明細書に記載さ
れている磁気ブラシ法、同第２，６１８，５５２号明細
書に記載されているカスケード現像法及び同第２，２２
１，７７６号明細占に記載されている粉末雲法等が知ら
れている。

現像剤としては、ポリスチレン、スヂレンーブタジエン
共重合体、ポリエステル等の樹脂類にカーボンブラック
、フタロシアニンブルー等の顔料及び染料を着色剤とし
て使用し、溶融混練後、１μｍから３０μ而に粉砕され
たトナーと、平均粒径がトナーの粒径とほぼ同じか、な
いしは５００μ■までのガラスピーズ、鉄、ニッケル、
フェライト等の粒子、あるいはこれ等に種々の樹脂を被
覆したキャリアとを混ぜ合わせたものが一般に用いられ
ている。

これ等の現像剤を使用する場合、カスケード法であって
も、磁気ブラシ法であっても、１〜ナーのみが現像剤混
合物から遊離して、直接現像に関与するもであるが、そ
の際ドラム上の静電荷像を現像する際の効率及び紙など
に転写する際の効率の高低は、トナーにとって極めて重
要な問題である。

又、帯電の均一性、画質の環境依存性及び現像剤の耐久
性が要求される。そのため、しばしば、帯電コントロー
ラーを添加剤として加える試みが行われている。

発明が解決しようとする問題点しかしながら、従来用いられている帯電コントローラー
は、必ずしも上記した要求を満足するものではなく、所
望の結果が得られるものとは言えないのが現状である。

したがって、本発明の目的は、上記従来の技術において
要求される性質のすべてを満足する電子写真用現像剤を
提供することにある。

すなわち、本発明の目的は、転写効率を向上させた電子
写真用現像剤を提供することにある。

本発明の他の目的は、現像性の良好な、特に電荷分布が
シャープな摩擦帯電性の安定した電子写真用現像剤を提
供することにある。

本発明の他の目的は、帯電量、画質に対して環境依存性
のない電子写真用現像剤を提供することにある。

本発明の更に他の目的は、多数枚の複写においても画質
低下やカブリのない耐久性に優れた電子写真用現像剤を
提供することにある。

本発明の更に仙の目的は、カラートナーを使用する際に
、上記の要求を満足し、かつ色調を損なわない電子写真
用現像剤を提供することにある。

問題点を解決するための手段及び作用本発明者等は、鋭意研究の結果、トナー粒子と酸化錫微
粒子とを混合することにより、上記の欠点がすべて解消
した電子写真用現像剤が得られることを見出だし、本発
明を完成するに至った。

本発明の電子写真用現像剤は、トナー粒子と電気抵抗が
１０　Ω・ｃｍ〜１０９Ω・ｃｍを有する酸化錫微粒子
を含有することを特徴とする。

本発明において、酸化錫の微粒子は、ＳｎＯ２又はＳｎ
Ｏ２とＳｎＯとより構成されるもので、その電気抵抗は
、１０　Ω・ｃｍ〜１０９Ω・ｒａｍ、好ましくは１０
　Ω・ｃｍ〜１０８Ω・ｃｍである。

電気抵抗が１０２０・ｃｍより低い場合には、現像剤の
電気抵抗が低くなり、又摩擦帯電効果が薄れ、転写性の
低下、あるいは像濃度の低下や、かぶりの上昇をきたす
。また１０９Ω・ｃｍより高い場合には、エツジ効果が
出易く、又、摩擦帯電量が大きくなり過ぎ、像濃度の低
下や、転写性の低下をきたす。

平均粒径は好ましくは０．３μｍ以下のものである。こ
の酸化錫微粒子は、トナー１００重量部に対して０．１
〜５．０重量部、より好ましくは１．０〜３．０重量部
の範囲の含有量において、好結果を与える。

本発明における酸化錫微粒子の上記電気抵抗値は、直径
５．５ｃｍのテフロンセル、直径４．２ｃｍ５面積１３
．８５ｃｍのプレスラムを用いた簡易型比抵抗測定装置
において、ハンドプレスに油圧３５．５に９／ｃｒＡの
圧力（試料には１００Ｋｇ／ｒｆｆｌの圧力がかかる）
をかけて測定したものである。

又、酸化錫微粒子の粒径は、自然沈降法及び遠心沈澱法
により求めたものである。

本発明の現像剤において、前記酸化錫微粒子と混合され
るトナー粒子は、公知のものが使用される。このトナー
粒子に使用される結着樹脂としては、スチレン、クロロ
スチレン、ビニルスチレン等のスチレン類、エチレン、
プロピレン、ブヂレン、イソプレン等のモノオレフィン
、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル、
酢酸ビニル等のビニルエステル、アクリル酸メチル、ア
クリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ドデシ
ル、アクリル酸オクヂル、アクリル酸フェニル、メタク
リル酸メチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸ブヂ
ル、メタクリル酸ドデシル等のα−メチレン脂肪族モノ
カルボン酸ニスデル、ビニルメチルエーテル、ビニール
下Ｊ−ルＩ−−−ｆル、ビニルメチルエーテル、等のビ
ニルエーテル、ビニルメチルケトン、ビニルへキシルケ
トン、ビニルイソプロペニルケ１〜ン等のビニルヶ１〜
ン等の単独重合体あるいは共重合体を例示することがで
き、特に代表的な結着樹脂としては、ポリスチレン、ス
チレン−アクリル酸アルキル共重合体、スチレン−メタ
クリル酸アルキル共重合体、スチレン−アクリロニトリ
ル共重合体、スヂレンーブタジエン共重合体、スヂレン
ー無水マレイン酸共重合体、ポリエチレン、ポリプロピ
レンをあげることができる。

更に、ポリエステル、ポリウレタン、エポキシ樹脂、シ
リコン樹脂、ポリアミド、変性ロジン、パラフィン、ワ
ックス類をあげることができる。

又、１〜ナーの着色剤としてｔよ、カーホンブラック、
ニグロシン染料、アニリンブルー、カルコイルブルー、
クロムイエロー、クル１〜ラマリンブルー、デュポンオ
イルレッド、キノリンイエロー、スチレンブルークロリ
ド、フタロシアニンブルー、マクカイ１〜グリーンオキ
サレート、ランプブラック、ローズベンガル等を代表的
なものとして例示することができる。

なお、本発明において、結着樹脂及び着色剤は上記の例
示したものに限定されるものではない。

本発明において、１〜ナ一粒子は、約３０μｍより小さ
く、好ましくは３〜２０μｍの平均粒径を有するものを
用いることができる。

前記の酸化錫微粒子を混合した本発明の現像剤は、キャ
リアとトナーとを有する、いわゆる二成分現像剤として
用いられる。すなわち、まず、上記酸化錫微粒子と１〜
ナ一粒子とを混合し、次いでキャリアと混ぜて現像剤と
する。

キャリアーとしては、平均粒径が５００μｍまでの粒子
であり、鉄、ニッケル、］パル１−１Ｍ化鉄、フェライ
ト、ガラスピーズ、粒状シリコン等、公知の種々のもの
が用いられる。

また、これ等粒子の表面をフッ素系樹脂、アクリル系樹
脂、シリコン樹脂などの被覆剤で被覆してもよい。

本発明の現像剤は、感光体あるいは静電記録体に形成さ
れた静電潜像を現像するのに用いることができる。すな
わち、セレン、酸化亜鉛、酸化カドミウム、無定形シリ
コン等の無機光導電材料、フタロシアニン顔料、ビスア
ゾ顔料などの有機光導電材料からなる感光体に、電子写
真的に静電潜像を形成し、あるいはポリエチレンテレフ
タレートのような誘電体を有する静電記録体に、針状電
極などにより静電潜像を形成し、磁気ブラシ法、カスケ
ード法などの現像方法によって、静電潜像に本発明の現
像剤を何着させ、トナー像を形成さゼる。このトナー像
は、紙などの転写材に転写後、定石して複写物となり、
感光体などの表面に残留する１〜ナーはクリーニングさ
れる。クリーニング法としては、ブレード法、ブラシ法
、ウェブ法、ロール法など種々の方法を用いることがで
きる。

実施例以下、本発明を実施例により具体的に説明する。

実施例１スチレン−ｎ−ブチルメタ　　　　８９重量部アクリレ
ート共重合体ジメチルキナクリドン赤色顔料　　　１重量部銅フタロ
シアニン青色顔利　　　　１０重量部を溶融混練後、微
粉砕、分級して平均粒径１１．０μｍの青色トナーを得
た。

次いで、トナー１００重量部に対しＳｎＣ，ｆ１４を水
に溶かし、沈澱回収した後、平均粒径０．２μｍのＳ　
ｎ　Ｏ２またはＳｎＯ２・ＳｎＯで示される酸化スズ混
合物の微粉末（この微粉末をＸ線回析分析の結果では金
属スズは認められず、電気比抵抗は４．ＩＸ”ｔｏ７Ω
”　ｃｍであった。）１．０重量部、弗化ポリビニリデ
ン粉末０．５重量部及びコロイド状シリカ粉末０．５重
量部をヘンシェルミキサーで混合し、トナーを得た。

実施例２実施例１のトナー組成に対し、スチレン−ｎ−プチルメ
タクリレート共重合体の代わりにプロピレン共重合体と
スチレン−ｎ−ブチルメタクリレート共重合体のグラフ
ト共重合体６２重量部とスチレン−ｎ−ブチルメタクリ
レート架橋共重合体２７重量部を用いること以外は実施
例１と同様の方法でトナーを得た。

実施例３実施例１のトナー組成に対し、ジメチルキナクリドン赤
色顔料および銅フタロシアニン青色顔料の代わりにカー
ボンブラック１１重量部を用いること以外は実施例１と
同様の方法で］−ナーを得た。

比較例１Ｓ　ｎ　０２またはＳ　ｎ　０２　”　Ｓ　ｎ　Ｏで示
される混合物を用いないこと以外は実施例２と同様の方
法でトナーを得た。

比較例２Ｓ　ｎ　Ｏ２またはＳ　ｎ　Ｏ２’　Ｓ　ｎ　Ｏで示さ
れる混合物を用いないこと以外は実施例３と同様の方法
でトナーを得た。

比較試験平均粒径１３０μｍのフェライトコアにスチレン−ｎ−
ブチルメタクリレート共重合体を被覆したキャリアに対
し、実施例１〜３および比較例１〜２のトナーをそれぞ
れ混合し、現像剤を調整した。次いで、複写機（富士ゼ
ロックス３８７０）を用いて１．５万枚の連続複写試験
を行ったところ次表の如き結果が得られた。

注）電子写真学会誌第２２巻第１号（１９８３）の８５
頁で紹介されているチャージ・スペクトログラフ（Ｃｈ
ａｒｇｅ　Ｓｐｅｃｔｒｏｇｒａｐｈ）により測定実施
例４プロピレン重合体と　　　　　　　５６重合部スチレン
−ｎ−ブチルメタアクリレート共重合体のグラフト重合体スチレン−ｎ−ブチルメタ　　　　３６重合部アクリレ
ート架橋重合体銅フタロシアニン青色顔料　　　　　７重量部ジメチル
キナクリドン赤色顔料　　　１重量部を溶融混練後、微
粉砕、分級して平均粒径１１．０μｍの青色トナーを得
た。

次いで、ブルートナー１００重量部に対し５ｎＣ１４を
水に溶かし、沈澱回収した後、平均粒径０．２ｕｍのＳ
　ｎ　０２またはＳｎＯ２、ｓｎｏで示される酸化スズ
混合物の微粉末（この微粉末のＸ線回折分析の結果では
、金属スズは認められず、電気比抵抗は４．ｌＸ１０７
Ω・ｃｍであった。）を２．ＯＭ量部、弗化ポリビニリ
デン粉末を０．５重量部、コロイド状シリカ粉末を０．
５重量部ヘンシェルミキサーで混合し、青色トナーを得
た。

実施例５プロピレン重合体と　　　　　　　５３重合部スヂレン
ーｎ−ブチルメタアクリレート共重合体のグラフト重合体スチレン−ｎ−ブヂルメタ　　　　３５重合部アクリレ
ート架橋重合体銅フタロシアニン青色顔料　　　　　１重量部ジメチル
キナクリドン赤色顔Ｍ’ｉ＋　　　　５重量部ジスアゾ
黄色顔料　　　　　　　　　６重量部を実施例４と同様
の方法で茶色ｌ・ナーを１ｑた。

比較例３実施例４のＳｎＯ２または５ｎ０２・ＳｎＯで示される
混合物の代わりにカーボンブラック（ＲＥＧＡＬ　３３
０Ｒ）を用いること以外は実施例４と同様の方法で青色
トナーを得た。

比較例４実施例４のＳ　ｎ　Ｏ２またはＳ　ｎ　Ｏ２”　Ｓ　ｎ
　Ｏで示される混合物を用いないこと以外は実施例３と
同様の方法で青色トナーを得た。

比較例５実施例５のＳｎＯ２またはＳｎＯ２・ＳｎＯで示される
混合物を用いないこと以外は実施例５と同様の方法で茶
色トナーを１ｑた。

比較試験平均粒径１３０μｍのフェライトコアにスチレン−ｎ−
ブチルメタクリレ−］・共重合体を被覆したキャリアに
対し、実施例４〜５および比較例３〜５のトナーをそれ
ぞれ混合し、現像剤を調整した。次いで、複写機（富士
ゼロックス３８７０）を用いて１，５万枚の連続複写試
験を行ったところ数表の如き結果が得られた。その結果
から、本発明の効果が明らかとなった。

注）上記表中の電荷分布値は、電子写真学会誌第２２巻
第１号（１９８３）の８５頁で紹介されている方法によ
る。

発明の効果本発明の電子写真用現像剤は、電気抵抗が１０２Ω・ｃ
ｒｎ〜１０９Ω・ｃｍの酸化錫微粒子を含有するから、
上記の実施例に於りる比較からも明らかなように、転写
効率が向上し、また良好な現像性、特に電荷介在がシャ
ープな安定した摩擦帯電性を示す。また、帯電徂、画質
に対して環境依存性がなく、さらに耐久性に優れ、多数
枚の複写に、ｌ′３いても画質低下やカブリを生じるこ
とがない。

ざらに又、カラー１〜ナーを使用する場合には、色調を
損なうことがない。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）トナー粒子と、電気抵抗が１０＾２Ω・ｃｍ〜１
０＾９Ω・ｃｍの酸化錫微粒子とを含有してなることを
特徴とする電子写真用現像剤。
（２）酸化錫微粒子の平均粒径が０．３μｍ以下である
ことを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の電子写
真用現像剤。
（３）酸化錫微粒子の添加量がトナー重量に対し、０．
１〜５．０重量部であることを特徴とする特許請求の範
囲第１項に記載の電子写真用現像剤。
（４）酸化錫微粒子がＳｎＯ＿２とＳｎＯより構成され
ていることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の
電子写真用現像剤。