JPH0287160A

JPH0287160A - 電子写真用カラートナー

Info

Publication number: JPH0287160A
Application number: JP63238874A
Authority: JP
Inventors: Toshiaki Murofushi; 利昭室伏; Harumitsu Mizuishi; 水石　春光; Hiroshi Seto; 弘瀬戸; Hiroshi Suzuki; 宏鈴木
Original assignee: Fuji Xerox Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date: 1988-09-26
Filing date: 1988-09-26
Publication date: 1990-03-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、ブレードクリーニング性の良好な電子写真用
カラートナーに関する。

従来の技術カラー現像方法は、減色彩色方法等の３色合成力式を基
礎とし、米国特許筒２，９６２，３７４号明細書中に記
載される様に、少なくとも３枚の静電潜像を形成後、異
なる少なくとも３色のカラートナによって現像し、複写
紙上で合成する方法か一般的である。

着色剤として顔料を用いるものとしては、例えば、特公
昭４９−４６９５１号公報、特開昭５２−１７２０２３
号公報に記載のもの等があけられる。

発明か解決しようとする課題ところで、−ｉにカラートナーは、カーボンブラック含
有黒色トナーに比べて、ブレードクリーニング性が劣り
、形成されるコピー画１象の画質が劣化したものになる
という問題がある。

ブレードクリーニング性を向上させるために、例えばポ
リフッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン、ポ
リメチルメタクリレート、エチレンビスステアリルアミ
ド等の微粒子よりなるクリーニング助剤を使用すること
も提案されているが、これ等のクリーニング助剤を用い
ると、感光体表面を損傷して感光体の劣化を早めるとい
う新たな問題が生じる。

本発明は、カラートナーにおける上記のような事情に鑑
みてなされたもので、その目的は、クリーニング助剤を
用いないでも良好なりリーニング性を示す電子写真カラ
ートナーを提供することにある。

課題を解決するための手段本発明は、結着樹脂及び有彩色顔料を主成分としてなる
電子写真用カラートナーにおいて、該有彩色顔料が、結
着樹脂中に平均粒径０．５租以下の微粒子として分散し
てなることを特徴とする。

以下、本発明の電子写真カラートナーについて詳記する
。

本発明において用いられる顔料としては、有彩色のもの
であれば如何なるものでも使用できる。

例えば、Ｃ．Ｉ．ピグメント・レッド４８：１、Ｃ．Ｉ
．ピグメント・レッド５７：１、Ｃ．Ｉ．ピグメント・
レッド１２２、Ｃ．Ｉ．ピグメント・イエロー９７、Ｃ
．Ｉ．ピグメント・イエロー１２、Ｃ．Ｉ．ピグメント
・ブルー１５：１、Ｃ．Ｉ．ピグメント・ブルー１５：
３等が代表的なものとして例示することができる。

また、本発明において使用される結着樹脂は、特に限定
されるものではなく、例えば、スチレン、クロロスチレ
ン等のスチレン類、エチレン、プロピレン、ブチレン、
イソプレン等のモノオレフィン、酢酸ビニル、プロピオ
ン酸ビニル、安息香酸ビニル、酢酸ビニル等のビニルエ
ステル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリ
ル酸ブチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸オクチル
、アクリル酸フェニル、メタクリル酸メチル、メタクリ
ル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ドデシ
ル等のα−メチレン脂肪族モノカルボン酸エステル、ビ
ニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルブ
チルエーテル等のビニルエーテル、ビニルメチルゲトン
、ビニルへキシルケトン、ビニルイソプロペニルケトン
等のビニルケトン等の単独重合体あるいは共重合体を例
示することができ、特に代表的な結着樹脂としては、ポ
リスチレン、スチレン−アクリル酸アルキル共重合体、
スチレン−メタクリル酸アルキル共重合体、スチレン−
アクリロニトリル共重合体、スチレン−ブタジェン共重
合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンをあげることができる。

更に、ポリエステル、ポリウレタン、エポキシ樹脂、シ
リコン樹脂、ポリアミド、変性ロジン、パラフィン、ワ
ックス類をあげることができる。

本発明において、カラートナーには、公知の添加剤か含
まれていてもよい。その様な添加剤の例としては、例え
ば、ポリプロピレンワックス、第４級アンモニウム塩等
の帯電制御剤等があげられる。

本発明のカラートナーの平均粒径は、約３０１よりも小
さく、好ましくは３〜２０ａの範囲に設定される。

本発明においては、カラートナー中において、上記の有
彩色顔料が、平均粒径０．５−以下の微粒子の状態で分
散されていることか必要であり、それによりカラートナ
ーのブレードクリーニング性が向上する。顔料の平均粒
径か０．５１ＩＭよりも大きくなると、ブレードクリー
ニング性が劣化する。

有彩色顔料を、その平均粒径が０．５μｍ以下になるよ
うに分散させるためには、例えば■結着樹脂との混線条
件を平均粒径０．５ｔＩｍ以下の微粒子が形成されるよ
うに設定する方法、■結着樹脂の重合時に、有彩色顔料
を分散させる方法、■有彩色顔料を超微細粒子の形態で
結着樹脂中に添加する方法などが採用できる。

本発明のカラートナーは、トナー粒子のみよりなる一成
分現像剤として使用してもよく、また、キャリアとトナ
ーとを混合した二成分現像剤として使用することもでき
る。

二成分現像剤におけるキャリアとしては、平均粒径５０
０μｍまでの粒子が使用され、鉄、ニッケル、コバルト
、酸化鉄、フェライト、カラスビーズ、粒状シリコンな
ど、公知のものならば、如何なるものでも使用すること
ができる。また、これ等粒子の表面をフッ素系樹脂、ア
クリル系樹脂、シリコン樹脂等の被覆剤で被覆してもよ
い。

本発明のカラートナーは、感光体或いは静電記録体に形
成された静電潜像を現像するのに用いることができる。

すなわち、セレン、酸化亜鉛、硫化カドミウム、無定形
シリコン等の無機光導電材料、フタロシアニン顔料、ビ
スアゾ顔料などの有機光導電材料からなる感光体に、電
子写真的に静電潜像を形成し、或いはポリエチレンテレ
フタレートのような誘電体を有する静電記録体に、針状
電極などにより静電潜像を形成し、磁気ブラシ法、カス
ゲート法等の現像方法によって、静電潜像に本発明のカ
ラートナーを付着させ、トナー像を形成させる。このト
ナー像は、紙などの転写材に転写後、定着して複写物と
なり、感光体などの表面に残留するトナーはブレードク
リーニング法によって除去することかできる。

実施例以下、本発明を実施例によって具体的に説明する。

スチレン−ｎ−ブチルアクリレート共重合体（重量比　　　　９０．０ｗｔ％４０：
６０、分子量ＭＩ４　＝５０，０００＞Ｃ．Ｉ．ピグメ
ント・レッド１２２　　　　７．Ｏｗｔ％Ｃ．Ｉ．ピグ
メント・イエロー９７　　　２．５ｗｔ％Ｃ．Ｉ．ピグ
メント・ブルー１５：３　　　０．５ｗｔ％上記成分を
バッチ式混練機によって混練した後、粉砕し、分級して
、平均粒径１２ρのカラートナーを得た。このカラート
ナーにおける分散顔料の平均粒径は０．４μｍであった
。

得られたカラートナーに、酸化アルミニウム（日本アエ
ロジル社製、アルミニウムオキサイドＣ）２％を加え、
ミキサーによって混合して、トナー粒子表面に付着させ
た。

スチレン−ｎ−ブチルアクリレート共重合体（重量比　　　　３０．　Ｏｖｔ％８５
：１５、分子量Ｍ圓＝　９０．０００　）マグネタイト
（ＥＰＴｌｏｏｏ、戸田工業■製）　　　　　　　　　
　　　　？０．Ｏｗｔ％上記成分を混練し、粉砕し、分
級して平均粒径５０μｍのキャリア粒子を得た。

上記のカラートナー５重量％及びキャリア９５重量％を
混合して現像剤を作製した。この現像剤を用い、電子写
真複写Ｍ　（ＦＸ７７７０ブレードクリーニング改造機
、富士ゼロックス■製）によってコピー操作を行ない、
クリーニングテストを実施したところ、１０万枚目まで
ブレードクリーニング不良は発生しなかった。

比較例上記実施例におけるバッチ式混練機の代わりに連続式混
練機を使用して、カラートナーを作製しな。得られたカ
ラートナーにおける顔料の平均粒径は０．７μｓであっ
た。

このカラートナーを使用して、実施例１におけると全く
同様にクリーニングテストを行なったところ、１万枚目
においてブレードクリーニング不良が発生した。

発明の効果本発明のカラートナーは、上記のように、結着樹脂中に
分散した有彩色顔料が平均粒径０．５μｍ以下の微粒子
よりなるから、ブレードクリーニング性か改善され、ク
リーニング助剤を使用する必要がない。したがって、本
発明のカラートナーを使用してコピー操作を行なうと、
電子写真感光体を劣化させることがない。

特許出願人　　富士セロックス株式会社代理人　　　　
弁理士　　渡部　剛

Claims

【特許請求の範囲】

（１）結着樹脂及び有彩色顔料を主成分としてなる電子
写真用カラートナーにおいて、該有彩色顔料が、結着樹
脂中に平均粒径０．５μｍ以下の微粒子として分散して
なることを特徴とする電子写真用カラートナー。
（２）有彩色顔料がＣ．Ｉ．ピグメント・レッド１２２
であることを特徴とする請求項（１）記載の電子写真用
カラートナー。
（３）有彩色顔料がＣ．Ｉ．ピグメント・イエロー９７
であることを特徴とする請求項（１）記載の電子写真用
カラートナー。
（４）有彩色顔料がＣ．Ｉ．ピグメント・ブルー１５：
３であることを特徴とする請求項（１）記載の電子写真
用カラートナー。