JPS6358357A - カラ−現像剤 - Google Patents

カラ−現像剤

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JPS6358357A
JPS6358357A JP61201254A JP20125486A JPS6358357A JP S6358357 A JPS6358357 A JP S6358357A JP 61201254 A JP61201254 A JP 61201254A JP 20125486 A JP20125486 A JP 20125486A JP S6358357 A JPS6358357 A JP S6358357A
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JP
Japan
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pigment
toner
particles
weight
color
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JP61201254A
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English (en)
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Yutaka Sugizaki
裕 杉崎
Takeshi Hashimoto
健 橋本
Yasuo Yamamoto
保夫 山本
Kensuke Ito
健介 伊藤
Masayuki Maruta
将幸 丸田
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/09Colouring agents for toner particles

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電子写真法、静電記録法等、電気的潜像又は
その他電気信号を可視画像化するのに用いられる二成分
現像剤に関し、カラー印刷画像と同等の画像を形成し、
かつ経時安定性に優れた現像剤に関する。
従来の技術 カラー現像方法は、減色彩色方法等の3色合成力式を基
礎とし、米国特許第2962374号明細書中に記載さ
れる様に少なくとも3枚の静電潜像を形成後、異なる少
なくとも3色のトナーによって現像し、複写紙上で合成
する方法が一般的である。この場合、使用するトナーに
請求される性能は、黒色画像を得る場合に較べ厳しいも
のとなる。すなわち、トナーとしては衝撃や湿度等の外
的要因に対する機械的電気的安定性に加え、適正な色彩
の発現及び維持が必要である。
着色剤として染料を用いるものとしては、例えば、特開
昭57−130043号公報、特開昭57−13004
4号公報に記載のものがめげられ、又、顔料を用いるも
のとしては、例えば、特公昭49−46951@公報、
特開昭52−17023号公報に記載のものがめげられ
る。
一方、紙、フィルム等の上にトナーが定着された後、良
好な画質、色再現性を達成するには、トナー中の色材の
種類、濃度、分散状態等の外に、結着樹脂の影響が大き
い。
トナーは、定着時に印加される、熱、圧力等のエネルギ
ーあるいは溶剤などにより黒トナー以上に良好に流動し
、紙、フィルム等の被定着材と密着し、かつ、同色及び
異色トナー同士が良好に接触定着されないと、良好な色
再現が期待しえない。
この時、過度にトナーが横方向へ流動拡張すると、当然
画像が太くなり、解像性等画質劣化の原因となるので、
この点の注意も必要である。
この様な要求のため、カラートナー用の結着樹脂として
は、比較的分子量の低い、及び/又はガラス転移温度(
Tg>の低い樹脂が使用される場合が多い。結着樹脂の
透明性が要求されるのは勿論である。
一方、従来の二成分カラー現像剤においては、キャリア
粒子として粒径100μm前後、比重8前後の鉄粉やニ
ッケル粉等が用いられている。
発明が解決しようとする問題点 ところで、着色剤として、染料を用いたものは、)qら
れる画像は透明性に優れ、鮮明である。しかしながら、
画像は耐光性に問題がおり、染料を用いたトナー粒子を
、キャリア粒子と混合し、電子写真装置内で用いる場合
、繰り返し使用するうちに、キャリア粒子表面に染料が
付着することにより、望ましい摩擦帯電量が得られなく
なるとともに、各サブシステム部材や感光体に付着、フ
ィルミングする傾向も顕著であり、画像形成の経時安定
性上問題が多い。
一方、着色剤として、顔料を用いた場合には、得られる
複写画像は、耐光性に優れ、又繰り返し使用時における
経時安定性も、染料を着色剤として用いたトナーに比べ
て、かなり改善されているが、まだ充分満足できるもの
ではない。したがって、上記のようなカラー現像用トナ
ーに用いられる着色剤として、好ましいし色相、透明性
を示し、かつ良好な帯電性及び連続使用における耐久性
を満足するものは得られていないのが現状である。
又、低分子量及び/又は低ガラス転移温度の樹脂を結着
樹脂として用いた場合、当然のことながら、前述の染料
、顔料等、色材のブリード、脱落等に起因する各種トラ
ブルが、より一層増幅されることとなる。即ち、初期的
に良好な画質、色再現性が得られたとしても繰返し使用
時の経時安定性が非常に大きな問題となる。又、この問
題は、温度、湿度等の環境変化によって、−層促進され
る。
ざらに、キャリア粒子として、比重8前後の鉄粉ヤニッ
ケル粉が用いられる場合、その現像剤系での機械的衝撃
力を見積ると、キャリア粒子によってトナー粒子に印加
される衝撃力は、一般に100KF!/cttiからせ
いぜい200KI/cttt以下と考えられる。一方、
トナー粒子の力学的強度は、通常、圧縮降伏値が200
KI/ctr、以上と実験的に確認されている。即ち、
平均的には、キャリア粒子によって、トナー粒子が過粉
砕されたり、トナー粒子がキャリア粒子に粘着、固着す
る可能性はないわけである。しかしながら、現実には1
、応力集中やホットスポット、或いは更に磁力、静電力
の作用によって、トナー粒子の弱い部分、欠陥部分が破
砕されたり、キャリア粒子表面に固着し、現像剤が劣化
すると考えられる。キャリア粒子の比重を小さくするこ
とで、キャリア粒子によってトナー粒子に印加される衝
撃力が低減されるなら、現像剤の劣化が、若干緩和され
るであろうことは、ある程度予測しうろことであるが、
前述の応力集中、ホットスポット等の観点からは、大幅
な改善は期待しがたい。
この様に、従来初期画質、安定性共に満足のいくカラー
現像剤は、得られていないのが現状でおる。
ところが、本発明者等の鋭意なる研究によって、比重的
6.0以下、より好ましくは約5.0以下の球形に近い
形状を有するキャリア粒子と、C9■、ピグメント・ブ
ルー15:3に属する顔料、c、r、ピグメント・レッ
ド57:1に属する顔料及びC.I.ピグメント・イエ
ロー12に属する顔料から選択された2種以上の顔料よ
りなる着色剤を1〜20重量%含有するトナー粒子とか
ら成る現像剤を用いると、予想以上に現像剤の繰返し使
用時の安定性が向上し、しかも、極めて良好な色再現性
が得られることが判明した。又、経時安定性上問題とな
る、キャリア表面等への着色剤の付着は、トナーの帯電
、搬送、現像時にトナーに加わる衝撃力を軽減すること
によって解消されることが分かった。
したがって、本発明の目的は、必要に応じて求められた
色の画像が得られるフラットカラー現像剤を提供するこ
とにある。
本発明の他の目的は、画像再現の繰り返し及び環境安定
性に優れた単一色カラー現像剤を提供することにある。
問題点を解決するための手段及び作用 本発明のカラー現像剤は、結着樹脂中にC,I。
ピグメント・ブルー15=3に属する顔料、C0■、ピ
グメント・レッド57:1に属する顔料及びC.I.ピ
グメント・イエロー12に属する顔料から選択された2
種以上の顔料よりなる着色剤を1〜20重量%含有する
トナー粒子と、比重6以下のキャリア粒子とからなるこ
とを特徴とする次に本発明のカラー現像剤の組成に付い
て説明する。
本発明のカラー現像剤の構成成分であるトナー粒子は、
着色剤成分として、C.I.ピグメント・ブルー15:
3に属する顔料、C.I.ピグメント・レッド57:1
に属する顔料及びc、r。
ピグメント・イエロー12に属する顔料から選択された
2種以上の顔料を含有する。
本発明において、C.I.ピグメント・ブルー15:3
に属する顔料は下記化学構造式を有するものである。
また、C.I.ピグメント・レッド57:1に属する顔
料は下記化学構造式を有するものである。
更に、C.I.ピグメント・イエロー12に属する顔料
は、下記化学構造式を有するものである。
本発明におけるこれ等の顔料は、他の有機あるいは無機
顔料又は染料に比へて画像再現などの単一色としての発
色性、及び多色のカラートナーとの混色性に極めて優れ
ると共に、耐光性、安全性の点でも問題はない。
前記C.I.ピグメント・ブルー15:3に属する顔料
としては、シアニンブルー4938 (大日精化)、モ
ナストラル・ブルーBG(ICI)、ホスタペルム・ブ
ルーBG(ヘキスト)、スミカブリント・シアニン・ブ
ルー〇N−0−3(住友化学)、リオノール・ブルーG
LA等があげられ、C.I.ピグメント・レッド57:
1に属する顔料としては、レジノカレジン6B(レジン
カラー)、スミカブリント・カーミン6BC−450(
住友化学)、スイメイカレジン6B(山水色素)、力レ
ジン68100(日本ピグメント)、ブリリアントカー
ミン6B(計量化学)、フジカーミン6B(富士色素)
、NO,800カーミン6B(東京色材)、ブリリアン
トカーミン6B−R(往生カラー)、ブリリアントカー
ミン68G(東洋インク)等があげられる。また、C,
I。
ピグメント・イエロー12に属する顔料としては、スミ
カブリント・イエロー5T−0(住友化学)、イエロー
152(有水化学)、スイメイ・イエローA (山水色
素)、リオノール・イエローGRO(東洋インキ)、ピ
グメント・イエローGRT(出隅色素)、ジスアゾ・イ
エローGR(日本ピグメント)、ベンジジン・イエロー
1316(計量化学)、レジン・イエローGGS (レ
ジノカラ−)、シムラフ7スト・イエローGFコンク(
大日本インキ化学)、セイ力フ7スト・イエロー230
0 (大日精化)等があげられる。
トナー粒子中におけるこれ等顔料の混合割合は、要求に
応じた分光特性等を示す割合で決定される。
一方、トナー粒子中の顔料濃度は、トナー結着樹脂及び
顔料等のトナー構成材料の比重、トナー粒子の粒度分布
等に依存し、更には、現像トナー但、トナー粒子層厚の
影響も受けるので、−概に ゛決定しがたいが、現像ト
ナー粒子の層厚がほぼ一層か二層程度に制御されたとし
て、例えば、平均粒度d50が約10μmのトナーの場
合、上記顔料の混合物の含有量は、2重量%から8重量
%程度が適当となる。トナーの平均粒度がより大きな場
合には、当然顔料濃度はより低く、逆にトナーの平均粒
度が小さい場合には、顔料濃度は、より高く調整される
。なお、色調補正等の目的で、他の顔料や染料を併用す
る場合、それらは、トナー中、5重量%以下の濃度で添
加するのが望ましい。トナーの粒度は、d 50= 1
μm程度の微粒トナーから、トナーの粒度d 50> 
30μmの粗粒トナーまで基本的には使用可能であるが
、解像性、発色性等の画質上の観点及び、トナー粒子の
取扱い性、定着性等の画像形成システム適性の観点から
、トナーの平均粒度d50が、約5μmないし約20μ
m程度の粒子を採用するのが望ましい。又、粒度分布を
d 90/ d 10で表示するなら、粒度分布はd9
0/dlOで5.O以下、好ましくは3.0以下のトナ
ーを使用するのが望ましい。なお、ここで用いた粒度は
、重量平均径に基づくもので、累積重量分布が50%に
なる粒径を平均粒度d50で表す。
又、粒度分布は、累積重量分布が90%、10%の粒度
の比d90/dlOで表現したものでおる。これら粒度
分布の測定は、例えばマイクロトラック法、コールタ−
カウンター法等で行うことができる。
本発明のトナーに適用する結着樹脂としては公知のもの
がすべて使用可能である。
例えば、スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレ
ン、クロルスチレン、アミノスチレン等のスチレン及び
その誘導体めるいは置換体の単独重合体または共重合体
、メタクリル酸及びメチルメタクリレート、エチルメタ
クリレート、ブチルメタクリレート等のメタクリル酸エ
ステル類の単独または共重合体、アクリル酸及びメチル
アクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレー
ト、2−エチルへキシルアクリレート等のアクリル酸エ
ステル類の単独または共重合体、ブタジェン、イソプレ
ン等のジエン類、アクリロニトリル、ビニルエーテル類
、マレイン酸及びマレイン酸エステル類、無水マレイン
酸、塩化ビニル、酢酸ビニル等のビニル系単量体の単独
或いは、他の単量体との共重合体、エチレン、プロピレ
ン等のオレフィン系単独または共重合体、ポリエステル
、ポリアミド、ポリウレタン、エポキシ樹脂、ポリカー
ボネート、シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂、フェノー
ル樹脂、石油樹脂、ロジン及び誘導体、合成及び天然の
ワックス状物質等を単独もしくは混合した形で用いるこ
とができる。
良好なカラー再現を得るためには、結着樹脂として、数
平均分子量(Mn>が約10,000以下の結着樹脂成
分を含有することが望ましい。重量平均分子!(Mw)
は、画像形成システムとして採用される定着方式や、現
像剤を繰返し使用する際の安定性等の観点から決められ
る。トナーの力学強度を強くしたり、ヒートロール定着
時の定着温度許容幅を広げたりすることが望まれる場合
には、重量平均分子量(Mw)が約100,000以上
の高分子量樹脂成分や架橋樹脂成分をトナー結着樹脂成
分として、含有させるのが好ましい。
なお、前記架橋樹脂の架橋結合は必ずしも共有結合では
なく、イオン結合やその他の2次結合によってもよい。
共重合体を結着樹脂として用いる場合、その共重合体は
、ランダム共重合体のほか、要求される用途に合わせて
、交互共重合体、グラフト共重合体、ブロック共重合体
、相互貫入型共重合体等の共重合様式を適宜選択して用
いる。又、2棟以上の結着樹脂成分を混合して用いる場
合には、溶融混合、溶液混合、エマルション混合等の機
械的混合のほか、結着樹脂成分の製造時に、共存重合、
多段重合法等で混合してもよい。なお、結着樹脂として
その透明性が強く要求されるのは良好なカラー再現上、
自明のことである。
トナーの帯電制御は、結着樹脂、顔料自体で行なっても
よいが、必要に応じて、色再現上問題の生じないような
帯電制御剤を併用してもよい。
正帯電性制御剤の場合は、四級アンモニウム塩、その他
、塩基性、電子供与性の有機物質、負帯電性制御剤の場
合は、含金染料等の金属キレート類、酸性もしくは電子
吸引性の有機物質等を用いることが出来る。この他、金
属酸化物等の無機粒子や前記有機物質で表面を処理した
無機物質を用いてもよい。
これら帯電制御剤は、トナー結着樹脂中に混合添加して
用いても、トナー粒子表面に付咎させた形で用いてもよ
い。
結着樹脂成分自体で帯電制御を行う場合、正帯電性を付
与する際は、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジ
エチルアミノエチルメタクリレート、2−ビニルピリジ
ン、4−ビニルピリジン等の電子供与性単量体成分を含
む結着樹脂を用いることができる。前述の単量体成分を
用いる場合、アミンの部分を四級アンモニウム塩化して
もよい。
又、負帯電性を結着樹脂成分に付与する場合は、メタク
リル酸、アクリル酸、ケイ皮酸、無水マレイン酸、ビニ
ルスルホン酸や含弗素アクリレート、含弗素メタクリレ
ート等の電子吸引性単量体成分を含む結着樹脂を用いれ
ばよい。酸系の単量体を用いる場合も、対カチオンを付
加し、塩化構造を取らせてもよい。
一般に、着色剤として用いる染、顔料は、トナーの帯電
性に大きな影響を及ぼす。したがって、本発明における
前述の有機顔料も顔料粒子表面を結着樹脂成分や、上記
の帯電制御剤等で予め処理してから、トナー中に添加し
てもよい。更にまた、固体電解質、高分子電解質、電荷
移動錯体、酸化スズ等の金属酸化物等の導電体、半導体
、或いは強誘電体、磁性体等を添加し、トナーの電気的
性質を制御することができる。
このほか、トナー中には、体質顔料、繊維状物質の様な
補強充填剤、熱特性あるいは力学特性調整剤、防腐剤、
酸化防止剤、消臭剤、発泡剤、離型剤、粘着剤、等を必
要に応じて添加することができる。
更に、トナー粒子表面に、トナーの粉体流動性や帯電性
を改善したり、感光体やキャリア粒子表面へのトナーの
フィルミングを防止したり、或いは更に、感光体上の残
留トナーのクリーニング性を向上させること等を目的と
して、各種外添剤を付着もしくは固着させることができ
る。
これら外添剤としては、ステアリン醸等の長鎖脂肪酸及
びそのエステル、アミド、金属塩、更には酸化スズ、フ
ッ化黒鉛、炭化ケイ素、窒化ホウ素、シリカ、酸化アル
ミニウム、二酸化チタン、酸化亜鉛等の微粉末、フッ素
系樹脂、アクリル系樹脂等の微粉末、多環芳香族化合物
、ワックス状物質、架橋又は非架橋樹脂微粉末等を用い
ることができる。臨界表面張力30dVn/cmn下の
低表面エネルギーを有するか、摩擦係数が0.1以下の
平滑な表面を有する固体微粒子或いは非粘着性、若干の
研磨性を有する微粒子は、流動性改善、フィルミング防
止のためには、特に望ましい。
上記組成のトナー粒子の製造方法としては、従来から知
られるバンバリーミキサ−、ニーダ、ロールミル、エク
ストルーダー等により溶融混練、冷却した後、ジェット
気流等の利用にて粉砕し、風力等により分級して所望の
粒径のトナー粒子を得る方法のほかに、結着樹脂溶液中
、に、着色剤、帯電制御剤等の材料を混合分散した後、
噴霧乾燥するスプレードライ法、或いは結着樹脂を構成
すべき単量体と着色剤等の所定材料を適当溶媒中に分散
し、この懸濁液を重合させることによりトナーを得る懸
濁重合法等が適用可能である。
また、必要に応じて得られたトナーを熱風等にて処理し
球状トナーとしてもよい。
一方、本発明に用いられるキャリア粒子としては、比重
が6.0以下、より好ましくは、5.0以下のものであ
って、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、黄銅、アル
ミニウム等の金属粒子、合金粒子、金属酸化物等の金属
化合物、その他、砂、ガラス粒子等の無機粒子、有機及
び無機高分子粒子、或いは更に、高分子と金属系、無機
系材料との複合粒子等が採用される。
本発明においては、キャリアー粒子@構成する物質自体
の真比重が仮りに6.0以上であっても、それが、例え
ば、中空粒子、多孔質粒子等の形態になっていて、粒子
としての実効比重6.0以下であれば、本発明のキャリ
ア粒子として採用することができる。
磁気ブラシ現像用キャリアを例にとって、更に詳しく説
明すると、粒径的10μmから約500μm、より好ま
しくは平均粒径的20μmから約150μm程度の中空
もしくは多孔質鉄粉、酸化鉄粉、及びフェライト粒子、
中でも四三酸化鉄、三二酸化鉄、またはFeとNr、z
n、Cu、Mn等から選択される金属元素とから構成さ
れるフェライト粒子が、本発明にあけるキャリアー粒子
として好適に用いることができる。これらフェライト粒
子は、通常の鉄粉に比し、比重が軽く、トナー粒子に印
加される機械的衝撃力が低減されるだけでなく、磁気特
性も調整可能なため、トナー粒子に印加される磁気的衝
撃力も緩和することができる。更に又、サビ等の発生も
無視しえ、カラートナーの色再現上、極めて有利である
フェライト粒子等は、そのままキャリア粒子として用い
ても良いが、帯電性、表面エネルギー、衝撃力緩和等の
物性制御のために、その表面を、全面もしくは部分的に
、高分子物質やその個有機、無機物質でコーティング処
理を施してから使用するのが好ましい。
コーティング処理剤としては、アクリル系樹脂、スチレ
ン系樹脂、シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂、ウレタン
系樹脂、ポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネート
、ポリエチレン等、従来公知の樹脂状物、或いはこれら
樹脂中に帯電性、導電性、力学特性等を制御する低分子
物質、無機微粉等を混入したもの、更には、シラン系、
チタネート系、アルミニウム系、ジルコニウム系等のカ
ップリング剤等が好ましく用いられる。被覆層厚は、単
分子層程度から数μm程度の薄層が好ましい。
更に又、前述のフェライト粒子、鉄粉等の磁性金属、金
属酸化物の平均粒径的0.01μmから約5μm、より
好ましくは約0.1μmから約2μmの微粒子を、結着
樹脂中に分散した複合キャリアも、トナー粒子への衝撃
力を緩和し、安定なカラー現像剤を得るのに有効である
この様な複合分散型キャリアの場合、結着樹脂状物とし
ては、従来トナーもしくはキャリアの被覆材料として公
知の樹脂状物を用い、マグネタイトその他フェライト等
の微粒子を約30乃至約80重量%、より好ましくは約
55乃至約75重市%程度、結着樹脂中に含有させ、キ
ャリア粒子としてその粒径を約20μmから約100μ
m程度に調整すればよい。
キャリア粒子の電気的性質、磁気的性質は、現像プロセ
スに依存するため、限定しがたいが、本発明の目的を達
成するためには、電気抵抗率106Ωcm以上、好まし
くは1010ΩCI!を以上、飽和磁化は、9QemL
J/g以下、より好ましくは、30emu/g以上、6
0emu/g以下の場合が有利に使用できる。
なお、トナー粒子への応力集中を防ぐため、キャリア粒
子の形状は、球形もしくは、見かけ上球形に近い形状で
おることが望ましい。
本発明の作用の詳細な機構は必ずしも明確ではないが、
c、r、ピグメント・ブルー15:3に属する顔料、C
.I.ピグメント・レッド57:1に属する顔料及びc
、r、ピグメント・イエロー12に属する顔料に属する
顔料の物理的、化学的安定性と良好な色特性及び、軽量
キャリア粒子を組合せることで、トナー粒子の力学的、
熱的安定性が向上すると共に、キャリア粒子によってト
ナー粒子に印加される機械力が、平均値だけでなく応力
集中を含め、実質的に低下したものと考えられる。又、
機械力だけでなく、磁力、静電力等の総合的作用が良好
な効果をもたらすものと考えられる。
実施例 以下、本発明の実施例の一部を紹介するが、本発明は勿
論、これら実施例のみに限定されるものではない。
なお、例中、部と表示したものは、特にことわりのない
限り重量部を意味する。
実施例1 トナー粒子 スチレン/アクリル酸共重合体   34重量部(Tg
:約60℃、酸化=25) スチレン/ブチルメタクリレート  60重量部共重合
体 顔料 ジスアゾ イエロー GR3重間部 (日本ピグメント) スミカブリント シアニン    3重量部ブルー 〇
N−0−3 (住友化学) 上記2種の顔料をあらかじめ充分混合しておき、上記樹
脂と共に混練礪でよく混合した後、カッターミルで粗粉
砕し、更にジェット気流を用いた微粉枠間を用いて粉砕
した。この粉砕物を風力分級機を用い分級し、平均粒径
d50=12μmの微粉体を得た。更にシリカ微粉末(
アエロジルR−972>を微粉体に対して0.8重量%
添加、混合して緑色(グリーン)トナー粒子を得た。
キャリア粒子 平均粒径100μm1比重約5、飽和磁化的50emu
/gのCu−Zn系フェライト粒子100部に対し、メ
チルメタクリレート/スチレン/2−ビニルピリジン3
元共重合体2部を含むトルエン溶液を用いて被覆し、キ
ャリア粒子を得た。
現像剤 前記キャリア粒子100重量部に、トナー粒子3型囲部
を混合して、現像剤としたトナーのブローオフ帯電量は
、21μC/9であった。
この現像剤を用いFX2300■複写機改造機(富士ゼ
ロックス■製)で画像形成したところ、極めて良質な緑
色の鮮明なカラー画像が得、られた。
更に、約20000枚の連続複写でも、画質変化は、は
とんど見られなかった。
実施例2 トナー粒子 顔料を スミカブリント シアニン    3重量部ブルー 〇
N−0−3 (住友化学) ブリリアント カージン 6B   3重量部(計量化
学) に代え、他は実施例1と同様にして平均粒径d50=1
2μmのシリカ微粉末(アエロジルR−972>を微粉
体に対して0.8重量%添加、混合して青色(ブルー)
トナー粒子を得た。
上記トナー粒子3重量部と実施例1のキャリア粒子10
0重旧都を混合し、現像剤とし、前記複写機改造機で画
像形成したところ、極めて良質な青色の鮮明画像が得ら
れ、又、更に、約80000枚の連続複写後でも、画質
変化は、はとんど見られなかった。
実施例3 トナー粒子 顔料を スミカブリント カージン    3重量部68C−4
50 (住友化学) スミカブリント イエロー     3重量部T−0 (住友化学) に代え、実施例1と同様にして平均粒径d 50=12
μmの微粉体を作成し、シリカ微粉末(アエロジルR−
972>を微粉体に対して0.8重量%添加、混合して
赤色(レッド)トナー粒子を1qた。
上記トナー粒子3重量部と実施例1のキャリア粒子10
0重量部を混合し、現像剤とし、前記複写機で画像形成
したところ、極めて良質な赤色の鮮明画像が得られた。
更に、約20000枚の連続複写後でも、画質変化は、
はとんど見られなかった。
実施例4 トナー粒子 顔料を ブリリアント カージン 6B  2.7重量部(計量
化学) ジスアゾ イエロー GR2,7重量部(日本ピグメン
ト) スミカブリント シアニン   0.6重量部ブルー 
〇N−0−3 (住友化学〉 に代えた以外は実施例1と同様にして、混合、微粉砕分
級をして平均粒径d50=12μmの微粉体。
を作成し、シリカ微粉末(アエロジルf?−972>を
微粉体に対して0.8重量%添加、混合してトナー粒子
を(qた。
上記トナー粒子3重量部と実施例1のキャリア粒子10
0重量部を混合し、現像剤とし、実施例1と同様にして
画像形成したところ、彩度、明度の低下した赤色画像が
得られた。約20000枚の連続複写後でも画質変化は
みられなかった。
実施例5 トナー粒子 顔料を スミカブリント カージン   2.7重量部68G−
450 (住友化学) スミカブリント シアニン   2.7重量部ブルー 
〇N−0−3 (住友化学) スミカブリント イエロー    0.6重量部T−0 (住友化学) に代えた以外は実施例1と同様にして、混合、微粉砕分
級をして平均粒径d50=12μmの微粉体を作成し、
シリカ微粉末(アエロジルR−972>を微粉体に対し
て0.8重聞%添加、混合してトナー粒子を得た。
上記トナー粒子3重量部と実施例1のキャリア粒子10
0重最部を混合し、現像剤とし、実施例1と同様にして
画像形成したところ、彩度、明度の低下した青色画像が
得られた。約20000枚の連続複写後でも画質変化は
みられなかった。
実施例6 トナー粒子 顔料を スミカブリント シアニン   2.7重量部ブルー 
〇N−0−3 (住友化学) ジスアゾ イエロー GR2,7重量部(日本ピグメン
ト) ブリリアント カージン 6B  2.7重量部(計量
化学) に代えた以外は実施例1と同様にして、混合、微粉砕分
級をして平均粒径C150=12μmの微粉体を作成し
、シリカ微粉末(アエロジルR−972)を微粉体に対
して0.8重量%添加、混合してトナーを得た。
上記トナー粒子3重量部と実施例1のキャリア粒子10
0重聞部を混合し、現像剤とし、実施例1と同様にして
画像形成したところ、彩度、明度の低下した緑色画像が
得られた。約20000枚の連続複写後でも画質変化は
みられなかった。
比較例1 実施例1のトナー粒子3重量部と平均粒径100μm、
比重的8、飽和磁化的50emu/9の鉄粉100重量
部に対し、メチルメタクリレート/スチレン/2−ビニ
ルピリジン3元共重合体を2重量部コートしたキャリア
100重量部を混合し、現像剤として、実施例1と同様
にして画像形成したところ、初期画像としてきわめて鮭
明なカラー画像が1qられた。しかし、約5000枚連
続複写で、かぶりが目立ち、画像濃度も低下した。使用
した現像剤を分析したところ、電荷分布が初期より広く
、トナー粒子の粒径も変化し、キャリア粒子へのトナー
粒子の固着が観察された。
比較例2 実施例4のトナー粒子3重量部とし、以下、比較例1と
同様な実験をした所、同様に初期画像として良好な画質
を持った像が得られた。しかし、約5000枚連続複写
で、かぶりが目立ち、画質濃度も低下した。使用した現
像剤を分析した結果、電荷分布が初期のものより広く、
トナー粒子の粒径も変化し、キャリア粒子へのトナー粒
子の固着が観察された。
発明の効果 上記の実施例と比較例との比較からも明らかなように、
本発明におけるカラー現像剤は、着色剤成分としてC.
I.ピグメント・ブルー15:3に属する顔料、C.I
.ピグメント・レッド57:1に属する顔料及びC.I
.ピグメント・イエロー12に属する顔料から選択され
た2種以上の顔料を使用し、また、キャリア粒子として
、比重6以下のものを用いて構成されるから、現像剤の
繰返し使用時の安定性が向上し、また環境安定性にも優
れ、しかも、極めて良好な色再現性が得られる。そして
、得られた画像は、極めて鮭明であり、高品質印刷並の
優れた色彩再現が達成できる。
又、C.I.ピグメント・ブルー15=3に属する顔料
、C.I.ピグメント・レッド57:1に属する顔料及
びC.I.ピグメント・イエロー12に属する顔料から
選択された2種以上の顔料よりなる着色剤は、画像再現
時の単一色としての発色性及び他のカラートナーとの混
色性にも優れていると共に、耐光性、安全性の点でも満
足すべきものでおるから本発明のカラー現像剤は、これ
等の点でも優れたものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)結着樹脂中にC.I.ピグメント・ブルー15:
    3に属する顔料、C.I.ピグメント・レッド57:1
    に属する顔料及びC.I.ピグメント・イエロー12に
    属する顔料から選択された2種以上の顔料よりなる着色
    剤を1〜20重量%含有するトナー粒子と、比重6以下
    のキャリア粒子とからなることを特徴とするカラー現像
    剤。
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