JPS6335554B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6335554B2
JPS6335554B2 JP57064490A JP6449082A JPS6335554B2 JP S6335554 B2 JPS6335554 B2 JP S6335554B2 JP 57064490 A JP57064490 A JP 57064490A JP 6449082 A JP6449082 A JP 6449082A JP S6335554 B2 JPS6335554 B2 JP S6335554B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
winch
clutch
neutral position
brake
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP57064490A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58183591A (ja
Inventor
Yukio Koizumi
Takahiro Kobayashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP6449082A priority Critical patent/JPS58183591A/ja
Publication of JPS58183591A publication Critical patent/JPS58183591A/ja
Publication of JPS6335554B2 publication Critical patent/JPS6335554B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Control Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、油圧駆動ウインチの操作機構に関す
るものである。
一般に油圧駆動ウインチには、ウインチ駆動モ
ータの駆動力をウインチドラムに伝達するクラツ
チと、ウインチドラムの空転を制動するブレーキ
とが設けられており、レバー操作によりクラツチ
をオン、オフ制御すると共に、ペダル操作により
ブレーキをオン、オフ制御して、ウインチの駆
動、停止、フリーフオールの切換えを行うように
している。
このように従来では、クラツチの操作レバーと
ブレーキの操作ペダルとを別個に操作しなければ
ならないため、操作が非常に面倒であり、かつ、
両操作の組合わせを誤ると所定の作業が行えなく
なり、また、誤操作によつて吊具および吊荷等が
落下する危険性があつた。
本発明は、このような事情に鑑み、単一のレバ
ーによる簡単な操作でクラツチとブレーキを所定
の組合わせで同時にオン、オフ制御し得て、ウイ
ンチの駆動、停止、フリーフオールの切換えを容
易に行うことができ、かつ、中立自動ブレーキを
可能にして安全性を高めることができる油圧駆動
ウインチの操作機構を提供するものである。
本発明は、油圧駆動ウインチのウインチ駆動モ
ータの回転をウインチドラムに伝達するクラツチ
装置と、ウインチドラムに対してブレーキオンす
る方向に付勢され圧油の流入によりブレーキオフ
するネガテイブブレーキ装置と、圧油源からの圧
油をクラツチ装置とネガテイブブレーキ装置とに
導く作業切換弁とを有し、作業切換弁は、クラツ
チ装置内の作動油とネガテイブブレーキ装置内の
作動油とをタンクに導いてクラツチオフおよびブ
レーキオンするウインチドラム停止用中立位置
と、上記圧油源からの圧油をクラツチ装置とネガ
テイブブレーキ装置に導いてクラツチオンおよび
ブレーキオフするウインチドラム駆動装置と、ク
ラツチ装置内の作動油をタンクに導いてクラツチ
オフすると共に圧油源からの圧油をネガテイブブ
レーキ装置に導いてブレーキオフするフリーフオ
ール位置とに切換自在に構成され、一方、固定フ
レームに枢軸を介してレバー支持筒が回動自在に
支持され、この支持筒の回動によつて上記作業切
換弁が上記の3位置に切換えられるように支持筒
と作業切換弁が連結され、操作レバーが上記支持
筒に軸方向摺動自在に支持されてばねにより伸長
方向に付勢され、操作レバーに突設されたピンが
固定フレームに設けられた案内孔に係合され、こ
の案内孔が、レバー中立位置でレバーの伸縮を許
容する中立案内部と、中立案内部の下端からフリ
ーフオール用操作位置への回動を許容する案内部
と、中立案内部の上端からドラム駆動用操作位置
への回動を許容する案内部とによつて構成され、
上記レバーをフレーフオール用操作位置から中立
位置に戻す方向に付勢する中立復帰用ばねが設け
られていることを特徴とするものである。
この構成により、単一の操作レバーによつて作
業切換弁が、クラツチオフおよびブレーキオンさ
せるウインチ停止用中立位置と、ウインチ作業時
にクラツチオンおよびブレーキオフさせるドラム
駆動位置と、クラツチオフおよびブレーキオフさ
せるフリーフオール位置とに切換えられ、これに
よつてクラツチとブレーキとが所定の組合わせで
オン、オフ制御され、ウインチ作業、停止、フリ
ーフオールの各作業が円滑に行われる。しかも、
上記レバーを中立位置からフリーフオール位置に
切換える際に、レバーを一旦ばねに抗して押込ん
だ後、さらに、中立復帰用ばねに抗して回動させ
る必要があり、これによつて2段操作にしてしか
も各ばねによる抵抗力が付与され、オペレータに
フリーフオール状態をレバーを介して感覚的に感
知され、安全に操作される。さらに、レバーから
手を離せばすなわち何の操作もしないときはレバ
ーを中立位置に自動復帰されてブレーキオンされ
ると共に、レバーが中立、ブレーキオンの状態に
保持されて吊荷等の落下が確実に防止される。
以下、図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の操作機構が適用される油圧回
路の一例を示す。同図において、P1は第1ポン
プで、その吐出回路10に、第1リリーフ弁11
と油圧クレーンのブーム俯仰等の他のアクチユエ
ータ回路からの余剰油を合流させるためのパイロ
ツト弁12と、ウインチ駆動モータMの回転方向
すなわち巻方向を切換えるための巻方向切換弁1
3とを備えた第1制御弁V1を介してモータMの
両側回路14,15と、タンクTへの排出回路1
6が切換自在に接続されている。巻方向切換弁1
3は、中立位置13aから巻上げ位置13bと巻
上げ位置13cとに切換自在で、その切換えのた
めの操作レバー13dと、中立位置13aに保持
するための自動復帰用ばね13e,13fを具備
している。17はカウンタバランス弁、18,1
9はパイロツト回路を示す。
P2は第2ポンプで、その吐出回路20には、
チエツク弁21と、第2リリーフ弁22と、主巻
用作業切換弁23と、補巻用作業切換弁23′と、
パイロツト切換弁24とを備えた第2制御弁V2
を介して、前記モータMの駆動力を主巻用と補巻
用の各ウインチドラム50,50′に伝達するク
ラツチ装置30,30′のクラツチ回路31,3
1′と、各ドラム50,50′の空転を制動するネ
ガテイブブレーキ装置40,40′のブレーキ回
路41,41′と、タンクTへの排出回路25と
が切換自在に接続されている。
各作業切換弁23,23′は、主巻用と補巻用
の各クラツチ装置30,30′と各ネガテイブブ
レーキ装置40,40′をオン、オフ制御して各
ウインチドラム50,50′の駆動、停止、フリ
ーフオールの切換えを行うもので、ドラム停止用
中立位置23a,23′aと、ドラム駆動位置2
3b,23′bと、フリーフオール位置23c,
23′cとに切換自在に設けられており、操作レ
バー80,80′等の後述する操作機構によつて
切換えられ、自動復帰ばね23e,23′eによ
つてフリーフオール位置から中立位置に自動復帰
され、かつ、中立位置で保持されるようになつて
いる。26は補助回路、27はアキユムレータで
ある。
なお、60は主巻用ポジテイブブレーキ装置、
60′は補巻用ポジテイブブレーキ装置で、前記
各クラツチ回路31,31′およびネガテイブブ
レーキ回路41,41′とは別の独立した油圧回
路で構成され、それぞれブレーキペダル61,6
1′の踏力をマスタシリンダ62,62′を介して
ブレーキシリンダに伝達するようになつている。
63,63′はポジテイブブレーキ用圧油源、6
4はサプライタンクを示す。この圧油源63,6
3′はドレン回路から導いてもよく、こうすれば
サプライタンク64を省略できる。
次に、主巻用作業切換弁23と補巻用作業切換
弁23′の各操作機構を第2図乃至第5図に基づ
いて説明する。たゞし、主巻と補巻の操作機構は
同一構造につき、こゝでは主巻系について説明
し、補巻系において、主巻系と同一部品には同一
付号に「′」を付して図示し、以下、必要に応じ
て説明する。
第2図乃至第5図において、操縦席71の一側
部に設けられた固定フレーム70に軸受部材72
を介して水平配置の枢軸73が設けられ、該枢軸
73に筒軸81が回動自在に外嵌支持されてい
る。筒軸81には外周面に径方向に突出するレバ
ー支持筒82とアーム83が固着され、該支持筒
82に操作レバー80が軸方向に摺動自在に連結
され、アーム83にコントロールケーブル84を
介して前記作業切換弁23のスプールが連結され
ている。
操作レバー80は、固定フレーム70に設けら
れた窓孔74から上方に突出した状態で前記レバ
ー支持筒82に軸方向に摺動自在に挿入されて伸
縮自在となり、かつ、該支持筒82と筒軸81を
介して枢軸73を中心に前後方向に回動自在とな
り、中立位置80aから後方のウインチ作業用操
作位置80bと前方のフリーフオール用操作位置
80cとに変更自在となつている。
また、レバー80にはピン85が突設され、ピ
ン85は支持筒82に設けられた長孔86と軸受
部材72に設けられた案内孔75とに係合され、
これによつてレバー80の摺動(伸縮)範囲およ
び回動範囲が規制され、かつ、該レバー80は支
持筒82内に設けられたばね87によつて突出
(伸長)方向に付勢されている。案内孔75はレ
バー中立位置80aで枢軸73の径方向に沿つた
縦長の中立案内部75aと、該案内部75aの上
端から後方のウインチ作業用操作位置80bに向
つて円弧状に延びる案内部75bと、下端から前
方のフリーフオール用操作位置80cに向つて円
弧状に延びる案内部75cとからなるほゞZ形も
しくはほゞS形に形成されている。
91は中間筒軸で、枢軸73に回動自在に外嵌
支持され、該中間筒軸91に固着突設された一対
の中間アーム92,93のうち、一方のアーム9
3と軸受部材72に突設されたばね掛け部材76
との間にばね94が張設され、このばね94によ
り中間アーム92,93が反時計方向に回転する
方向に付勢されている。さらに、該中間アーム9
3の背面に直交して横杆95が固着突設され、こ
の横杆95が前記レバー80に連なるアーム83
の背面に当接され、以つて、レバー80を前方に
倒すときに、その回動力がアーム83から横杆9
5、中間アーム93に伝達され、ばね94による
抵抗力を受けるようになつている。また、中間ア
ーム92は中立位置でその背面が軸受部材72に
固定バー77を介して設けられたストツパーボル
ト78に当接し、中間アーム92,93が中立位
置より後方に回動することを阻止し、以つて、レ
バー80を後方に倒すときは、中間アーム92,
93およびばね94による抵抗力を受けないよう
になつている。
96a,96bはレバー80を中立位置でロツ
クするためのロツクピンで、固定フレーム70に
設けた筒状ブラケツト97a,97bに進退自在
かつ回動自在に支持され、該ロツクピン96a,
96bに突設した撮み具98a,98bと筒状ブ
ラケツト97a,97bに設けたコ字形の係合孔
99a,99bとの係合によつて、ロツクピン9
6a,96bをレバ一ロツク位置とロツク解除位
置とに変更できるようになつている。なお、レバ
ー80の前方のロツクピン96bは省略してもよ
い。
次に作用について説明する。
まず、何の操作もしないときは、巻方向切換弁
13は第1図に示すようにばね13e,13fに
よつて中立位置に保持され、第1ポンプP1の吐
出油は矢印A1方向に導かれてタンクTに戻され、
モータMは停止している。このとき、パイロツト
回路18,19には圧力が導かれないのでパイロ
ツト切換弁24は中立位置24aに保持されてい
る。
一方、主巻および補巻の各作業切換用操作レバ
ー80,80′は第2図乃至第5図に示すように
ばね87,87′によつて上方に付勢され、ピン
85,85′が案内孔75,75′の中立案内部7
5aの上端に位置し、かつ、該レバー80,8
0′はロツクピン96a,96b,96′a,9
6′bによつて前方および後方に倒れることなく、
中立位置80a,80′aに保持されている。こ
れに伴つて各作業切換弁23,23′も中立位置
23a,23′aに保持され、このため、各クラ
ツチ装置30,30′内の作動油および各ネガテ
イブブレーキ装置40,40′内の作動油が矢印
A2,A2′方向およびA3,A3′方向に導かれてタン
クTに戻され、各クラツチ装置30,30′がク
ラツチオフされ、ネガテイブブレーキ装置40,
40′がそれ自身のばね力によつて自動的にブレ
ーキオンされ、各ウインチドラム50,50′の
空転が阻止され、吊具および吊荷等の停止状態が
保持されている。
なお、上記ウインチドラム50,50′の停止
時には、第2ポンプP2の吐出油は矢印A4方向に
導かれ、アキユームレータ27に流入して蓄圧さ
れ、該アキユームレータ27に所定圧力が蓄圧さ
れた後、該吐出油が第2リリーフ弁22を経てタ
ンクTに戻される。
次いで、主巻の巻上げ作業を行うときは、まず
撮み具98aによりレバー後方のロツクピン96
aを後退させ、作業切換用操作レバー80を後方
に引倒してウインチ作業操作位置80bに切換え
ることにより、作業切換弁23をウインチ作業位
置23bに切換える。このとき、レバー80が中
立位置80aで伸長状態にあり、ピン85が案内
孔75の中立案内部75aの上端にあるので、前
記ロツクピン96aを後退させれば、レバー80
を伸長状態のまゝで後方に倒すだけで、ピン85
が後方の案内部75bにスムーズに移入してレバ
ー80を前記位置80bに容易に切換えることが
でき、作業切換弁23をウインチ作業位置23b
に容易に切換えることができる。
これにより、第2ポンプP2の吐出油が矢印B1
方向に導かれ、クラツチ装置30に流入してクラ
ツチオンされる。たゞし、このとき当初は巻方向
切換弁13が中立位置13aにあるので、モータ
Mには圧油が供給されず、かつ、モータMの流入
側の圧力が低圧であるので、パイロツト切換弁2
4が中立位置にあり、このため、ネガテイブブレ
ーキ装置40内の作動油が矢印B2方向に導かれ
てタンクTに開放され、同ブレーキ装置40はそ
れ自身のばね力によつてブレーキオンの状態にあ
り、ウインチドラム50は停止状態に保持されて
いる。
然る後、レバー13dにより巻方向切換弁13
を巻上げ位置13bに切換えると、第1ポンプ
P1の吐出油が矢印B3方向に導かれてモータMに
流入し、モータMの流入側の圧力が次第に上昇
し、その圧力が所定圧力以上になると、その圧力
が回路14からパイロツト回路18を経て矢印
B4方向に導かれてパイロツト切換弁24が右位
置24bに切換えられ、これに伴つて、前記第2
ポンプP2の吐出油が矢印B1方向と矢印B5方向と
に導かれ、クラツチ装置30に流入してクラツチ
オンしながら、ネガテイブブレーキ装置40に流
入してブレーキオフされ、モータMが巻上げ方向
に回転し、その回転力が動力伝達機構51および
クラツチ装置30を介してウインチドラム50に
伝達され、同ドラム50が巻上げ方向に回転し、
主巻の巻上げ作業が行われる。このとき、レバー
13dのストローク調節によつてインチング操作
を行う。なお、モータMの排出油は矢印B6方向
に導かれてタンクTに戻される。
上記主巻の巻上げ作業を一旦停止するときは、
巻方向切換弁13を中立位置13aに戻せばよ
い。これにより、モータMへの圧油の供給が停止
されてモータMが停止し、その流入側の圧力が低
圧となるため、パイロツト切換弁24が中立位置
24aに戻され、このため、クラツチ装置30に
は引続いて圧油が導かれてクラツチオンとなつて
いるが、ネガテイブブレーキ装置40内の作動油
は矢印B2方向に導かれて直ちにブレーキオンと
なり、以つて、ウインチドラム50は停止され
る。
なお、主巻の巻下げ作業を行うときは、前記作
業切換弁23をウインチ作業位置23bに保持し
たまゝで、巻方向切換弁13を巻下げ位置13c
に切換えればよい。
また、ウインチ作業の終了後は、巻方向切換弁
13を中立位置13aに戻した後、作業切換弁2
3を中立位置23aに戻す。この場合、作業切換
弁23の操作レバー80は伸長状態のまゝで中立
位置80aに戻されるので、この中立位置80a
でピン85が案内孔75の中立案内部75aの上
端に当ると共に、レバー80がロツクピン96b
に当り、このため、レバー80が前方のフリーフ
オール側に行き過ぎることはなく、中立位置80
aで確実に一旦停止され、作業切換弁23も中立
位置23aに確実に一旦停止され、ウインチドラ
ム50の停止状態が確実に保持される。
次に、主巻のフリーフオールを行うときは、巻
方向切換弁13を中立位置13aに保持してモー
タMを停止したまゝで、撮み具98bによりロツ
クピン96bを後退させ、レバー80を中立位置
80aでばね87に抗して押下げて短縮させた
後、前方に押倒してフリーフオール用操作位置8
0cに切換えることにより、作業切換弁23を中
立位置23aからフリーフオール位置23cに切
換える。これにより、第2ポンプP2の吐出油が
矢印C2方向に導かれ、ネガテイブブレーキ装置
40に流入してブレーキオフとなると共に、クラ
ツチ装置30内の作動油が矢印C2方向に導かれ
てタンクTに戻され、クラツチオフとなり、以つ
て、吊具および吊荷等がその自重によつてウイン
チドラム50を空転させながら自由降下する。
このフリーフオールに切換える際、レバー80
を中立位置80aでばね87に抗して一旦押下げ
で短縮させた後、前方に押倒してフリーフオール
用操作位置80cに切換えなければならず、かつ
前方に倒すときはこのレバー80に連なるアーム
83が横杆95に当り、この横杆95を介して中
間アーム93をばね94に抗して反時計方向に回
動させることになる。従つて、オペレータは、こ
のフリーフオールの切換え時に、レバー80の短
縮状態と、ばね87およびばね94による抵抗力
を手を通じて感覚的に意識でき、かつ、フリーフ
オールを継続するためには、レバー80をばね9
4に抗してフリーフオール用操作位置80cに押
倒した状態で保持しておく必要があり、このた
め、必然的に注意深く切換えることになり、操作
を誤るおそれはない。また、この切換位置80c
において仮りにオペレータがレバー80から手を
離すと、ばね94,87およびばね23eによつ
てレバー80および作業切換弁23が自動的に中
立位置に復帰され、ネガテイブブレーキ装置30
が自動的にブレーキオンとなつてウインチドラム
50が停止され、吊荷等が不測に落下するおそれ
はない。この場合、ばね94を省略し作業切換弁
23に付設されたばね23eによつて作業切換弁
23とレバー80とを中立位置に復帰させるよう
にしてもよい。
上記フリーフオールを停止させるときは、ポジ
テイブブレーキ装置60のブレーキペダル61を
踏んでブレーキオンすることにより、吊荷等を停
止させることができる。なお、レバー80により
作業切換弁23を中立位置に戻すことにより、ネ
ガテイブブレーキ装置40をブレーキオンして停
止させることも可能であり、その停止後はレバー
80を中立位置81aに保持させておくことによ
つて上記停止状態を完全に保持できる。
補巻の駆動、停止、フリーフオールの制御を行
うときは、レバー80′とレバー13′dとを操作
して補巻用作業切換弁23′と、巻方向切換弁1
3dとを前記主巻時と同様に切換えればよい。
ところで、上記実施例では、主巻と補巻の各ウ
インチドラム50,50′を同一のモータMで駆
動するように構成してあるが、互いに別個のモー
タで駆動してもよく、補巻を省略してもよい。
以上説明した如く、本発明によれば、1個の作
業切換弁のレバー操作によつてウインチのクラツ
チとブレーキの双方を所定の組合わせで容易にオ
ン、オフ制御でき、ウインチの駆動、停止、フリ
ーフオールの制御を簡単に行うことができる。と
くに、レバー操作において、フリーフオールへの
切換え時に抵抗力を付与するようにしてあるので
操縦者が手でもつてフリーフオール状態を感覚的
に意識し、注意深く切換えることができ、誤操作
によつてフリーフオールに切換えられるおそれは
なく、かつ、レバーから手を離せば自動的に中立
復帰してブレーキオンでき、ウインチドラムを自
動的に停止でき、吊荷等が落下するおそれはな
く、安全性を向上できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の操作機構が適用される油圧駆
動ウインチの一例を示す油圧回路図、第2図は本
発明の操作機構の実施例を示す側面図、第3図は
その要部の側面図、第4図は第3図の−線断
面図、第5図は第3図の平面図である。 P1……第1ポンプ、P2……第2ポンプ、M…
…ウインチ駆動モータ、T……タンク、13……
巻方向切換弁、1……主巻用作業切換弁、23′
……補巻用作業切換弁、23a,23′a……中
立位置、23b,23′b……ウインチ作業位置、
23c,23′c……フリーフオール位置、30
……主巻用クラツチ装置、30′……補巻用クラ
ツチ装置、40……主巻用ネガテイブブレーキ装
置、40′……補巻用ネガテイブブレーキ装置、
50……主巻用ウインチドラム、50′……補巻
用ウインチドラム、70……固定フレーム、72
……軸受部材、73……枢軸、75……案内孔、
76……ロツクピン、80……主巻作業切換用操
作レバー、80′……補巻作業切換用操作レバー、
80a,80′a……中立位置、80b,80′b
……ウインチ作業用操作位置、80c,80′c
……フリーフオール用操作位置、81,81′…
…筒軸、82,82′……レバー支持筒、83,
83′……アーム、84,84′……コントロール
ケーブル、85,85′……ピン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 油圧駆動ウインチのウインチ駆動モータの回
    転をウインチドラムに伝達するクラツチ装置と、
    ウインチドラムに対してブレーキオンする方向に
    付勢され圧油の流入によりブレーキオフするネガ
    テイブブレーキ装置と、圧油源からの圧油をクラ
    ツチ装置とネガテイブブレーキ装置とに導く作業
    切換弁とを有し、作業切換弁は、クラツチ装置内
    の作動油とネガテイブブレーキ装置内の作動油と
    をタンクに導いてクラツチオフおよびブレーキオ
    ンするウインチドラム停止用中立位置と、上記圧
    油源からの圧油をクラツチ装置とネガテイブブレ
    ーキ装置に導いてクラツチオンおよびブレーキオ
    フするウインチドラム駆動位置と、クラツチ装置
    内の作動油をタンクに導いてクラツチオフすると
    共に圧油源からの圧油をネガテイブブレーキ装置
    に導いてブレーキオフするフリーフオール位置と
    に切換自在に構成され、一方、固定フレームに枢
    軸を介してレバー支持筒が回動自在に支持され、
    この支持筒の回動によつて上記作業切換弁が上記
    の3位置に切換えられるように支持筒と作業切換
    弁が連結され、操作レバーが上記支持筒に軸方向
    摺動自在に支持されてばねにより伸長方向に付勢
    され、操作レバーに突設されたピンが固定フレー
    ムに設けられた案内孔に係合され、この案内孔
    が、レバー中立位置でレバーの伸縮を許容する中
    立案内部と、中立案内部の下端からフリーフオー
    ル用操作位置への回動を許容する案内部と、中立
    案内部の上端からドラム駆動用操作位置への回動
    を許容する案内部とによつて構成され、上記レバ
    ーをフリーフオール用操作位置から中立位置に戻
    す方向に付勢する中立復帰用ばねが設けられてい
    ることを特徴とする油圧駆動ウインチの操作機
    構。
JP6449082A 1982-04-16 1982-04-16 油圧駆動ウインチの操作機構 Granted JPS58183591A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6449082A JPS58183591A (ja) 1982-04-16 1982-04-16 油圧駆動ウインチの操作機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6449082A JPS58183591A (ja) 1982-04-16 1982-04-16 油圧駆動ウインチの操作機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58183591A JPS58183591A (ja) 1983-10-26
JPS6335554B2 true JPS6335554B2 (ja) 1988-07-15

Family

ID=13259698

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6449082A Granted JPS58183591A (ja) 1982-04-16 1982-04-16 油圧駆動ウインチの操作機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58183591A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58220094A (ja) * 1982-06-14 1983-12-21 株式会社神戸製鋼所 油圧駆動ウインチの操作機構
JP5145931B2 (ja) * 2007-12-28 2013-02-20 コベルコクレーン株式会社 建設機械のレバー操作反力制御装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4813974B1 (ja) * 1968-01-12 1973-05-02

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4813974U (ja) * 1971-06-30 1973-02-16
JPS56127184U (ja) * 1980-02-29 1981-09-28

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4813974B1 (ja) * 1968-01-12 1973-05-02

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58183591A (ja) 1983-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3776518A (en) Winch and control means therefor
CN109328015B (zh) 安装于作业车的悬臂前端的配件、具备该配件的作业车及配件用制动器
US3722707A (en) Hydraulic crane control to prevent uncontrolled falling of load
JPS6335554B2 (ja)
JPH0127956B2 (ja)
US3092261A (en) Crane boom safety apparatus
US3240371A (en) Inching control system for a vehicle
JPS6335555B2 (ja)
US3039576A (en) Fluid system for a windlass
JPH01145997A (ja) 油圧駆動ウインチの操作装置
US3301532A (en) Automatic limit control for air hoist
JPH0127953B2 (ja)
JPH053514Y2 (ja)
JPH0127954B2 (ja)
JPS6127886A (ja) エレベ−タ−の液圧開放装置付き電磁ブレ−キ
JP3162764B2 (ja) クレーンのクラッチレバー装置
US3135367A (en) Transmission control
JP3326116B2 (ja) ロープウインチの制御装置
JPH0248477B2 (ja) Makiageuinchinososasochi
JP3508684B2 (ja) 油圧ウィンチ
JP2001165111A (ja) 油圧駆動ウインチの制御装置
JPS6326397Y2 (ja)
JPH02197424A (ja) 車両用動力取出装置
JPH0355398B2 (ja)
JPH0126714Y2 (ja)