JPS6326397Y2 - - Google Patents

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JPS6326397Y2
JPS6326397Y2 JP11840083U JP11840083U JPS6326397Y2 JP S6326397 Y2 JPS6326397 Y2 JP S6326397Y2 JP 11840083 U JP11840083 U JP 11840083U JP 11840083 U JP11840083 U JP 11840083U JP S6326397 Y2 JPS6326397 Y2 JP S6326397Y2
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brake
cylinder
hydraulic
hydraulic pressure
winch drum
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JP11840083U
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【考案の詳細な説明】 この考案は、ウインチドラムのブレーキ力をブ
レーキ解除ペダルの踏込みにより解除できるよう
にした自動ブレーキタイプのクレーンのウインチ
ブレーキ装置に関する。
例えば、トラツククレーンなどのクレーンに
は、そのウインチドラムに対して常時フレーキシ
ユーを締め付ける方向に付勢し、かつウインチド
ラムが駆動される場合のみ、ブレーキシユーを弛
めてそのブレーキ力を解除するようにした自動ブ
レーキタイプのウインチブレーキ装置を備えたも
のがある。
また、この種のウインチブレーキ装置には、ウ
インチドラムが駆動されない場合でも、そのブレ
ーキ力を作業運転キツブ内に配置したブレーキ解
除ペダルの踏込みによつて解除できるような機構
が採用されており、このものはこのブレーキ力解
除機構によりフツクの自由落下作業を容易に行な
えるようになつている。
ところで、このようなブレーキ解除ペダルを備
えたウインチブレーキ装置においては、ブレーキ
解除ペダルを踏込んでフツクを自由落下させてい
る際、このフツクの自由落下を停止しようとすれ
ば、ブレーキ解除ペダルを元の状態に戻し、これ
によりウインチドラムに自動的にブレーキをかけ
てこのウインチドラムの自由回転を停止させる必
要がある。すなわち、上記ブレーキ解除ペダルの
機能としては、その踏込みによつてブレーキ力が
解除され、逆にその踏込みを元に戻すことでブレ
ーキが作用するものである。このため、フツクの
自由落下を緊急に停止しようとする場合などにあ
つては、オペレータがブレーキ解除ペダルをさら
に踏込む方向にその操作を誤る場合が考えられ
る。
この考案はこのような事情にもとづいてなされ
たもので、その目的とするところは、上記ブレー
キ解除ペダルの操作を誤ることがなく、フツクの
自由落下作業を安全に行なうことができるクレー
ンのウインチブレーキ装置を提供することにあ
る。
すなわち、この考案は上記ブレーキ解除ペダル
を所定の踏込み量以上に踏込んだ場合でも、ウイ
ンチドラムのブレーキがかかるようにしたことを
特徴とするものである。
以下この考案の一実施例を図面にもとづき説明
する。
第1図はトラツククレーンを示し、図中1は車
体1、2は旋回台、3は伸縮ブーム、4はそのフ
ツク、5は作業運転キヤブ、6は走行用運転室、
7…はアウトリガである。
第2図には、この実施例に係るウインチブレー
キ装置が示されており、以下にこのウインチブレ
ーキ装置を詳細に説明する。
第2図中20は、ウインチドラムであり、21
はそのブレーキシユーである。このブレーキシユ
ー21は、ブレーキ駆動シリンダ22のロツド2
3に連結され、このブレーキ駆動シリンダ22の
内蔵スプリング24によつて常時ウインチドラム
20を締め付ける方向に付勢されている。すなわ
ちウインチドラム20は、通常の状態では常にブ
レーキがかかる状態に設定されている。
また、25はブレーキ解除ペダルであつて、こ
のブレーキ解除ペダル25は前述したように作業
運転キヤブ5内に配置されている。ブレーキ解除
ペダル25は、ペダルアーム26に連結されてお
り、このペダルアーム26はその中央部の枢軸2
7を中心として回動可能となつている。ペダルア
ーム26の下端は、リンク28を介してレバー2
9の中央部に連結されており、このレバー29の
両端には第1油圧発生シリンダ30のロツド31
及び第2油圧発生シリンダ32のロツド33がそ
れぞれ連結されている。なお、34は上記ブレー
キ解除ペダル25の復帰用ばねである。
上記第1油圧発生シリンダ30のピストンヘツ
ド側の圧力室35は、油圧管路36を介して前記
ブレーキ駆動シリンダ22のピストンヘツド側の
圧力室10に連通されている。一方、第2油圧発
生シリンダ32のピストンヘツド側の圧力室37
は、油圧管路38を介してブレーキ駆動シリンダ
22のスプリング収容室39に連通されている。
第2油圧発生シリンダ32の圧力室37側には、
所定の位置にスピルポート40が開口されてお
り、このスピルポート40は管路41を介して油
圧タンク42に接続されている。また、この管路
41と前記油圧管路38との間は連結管路43で
結ばれるとともに、この連結管路43には油圧管
路38から油圧タンク42への圧油の逆流を阻止
する逆止弁44が介装されている。
また、前記油圧管路36の途中には、パイロツ
ト式の開閉弁45が設けられている。この開閉弁
45は、3ポート2位置の切換弁であり、通常の
状態では第2図に示されるように油圧管路36と
油圧タンク46とを結ぶ戻り管路47を閉じた状
態となつている。また、開閉弁45のパイロツト
管路48は前記油圧管路38に接続されており、
したがつてこの油圧管路38内の圧力が高まる
と、開閉弁45の切換作動がなされるようになつ
ている。なお、第1油圧発生シリンダ30と開閉
弁45との間の油圧管路36と管路41には連結
管70で結ばれるとともに、その連結管70には
油圧管路36から油圧タンク42への圧油の逆流
を阻止する逆止弁71が介装されている。
一方、49はブレーキ解除用油圧回路であつ
て、このブレーキ解除用油圧回路49は油圧源5
0とブレーキ駆動シリンダ22の圧力室10との
間を油圧供給管路51、パイロツト式開閉弁5
2、第1油圧発生シリンダ30及び油圧管路36
を介して結ぶことにより構成されている。すなわ
ち、この実施例の場合、第1油圧発生シリンダ3
0は2重ピストン形となつており、油圧源50か
らの圧油はそのピストン30a,30bで規定さ
れる室53及びピストン30aに形成された逆止
弁54付連通路55を介して圧力室35に供給さ
れるようになつている。また、上記開閉弁52は
2位置2ポートの切換弁であつて、そのパイロツ
ト管路56は、ウインチドラム20の駆動油圧回
路57に接続されている。つまり、58はウイン
チドラム20の正逆回転駆動をなす油圧モータで
あつて、この油圧モータ58は作業運転キヤブ5
内のウインチ操作レバー59により切換操作され
る方向切換弁60を介して油圧源50に接続され
ている。そして、方向切換弁60と油圧モータ5
8とを結ぶ油圧管路61,61はシヤトル弁62
を備えた連結管路63で連結されており、上記パ
イロツト管路56は上記シヤトル弁62に接続さ
れている。したがつて、油圧モータ58つまりウ
インチドラム20の回転駆動に連動して駆動油圧
回路57を流れる圧油の圧力がパイロツト管路5
6を介して開閉弁52に伝達されることにより、
この開閉弁52は開弁されるようになつている。
なお、64は油圧モータ58とウインチドラム2
0との間の動力伝達を断続するクラツチであり、
65はそのクラツチレバーである。
次に、上記構成による一実施例の作用を説明す
る。
まず、ウインチドラム20の駆動が停止されて
いる状態においては、第2図に示されるようにブ
レーキシユー21はブレーキ駆動シリンダ22に
よつてウインチドラム20に締め付けられてお
り、これによりこのウインチドラム20は自動的
にブレーキがかかつた状態となつている。
そして、このような状態から、クレーン作業を
なすためにクラツチレバー65及びウインチレバ
ー59を操作して、ウインチドラム20を回転駆
動しようとすれば、パイロツト管路56を介して
伝達される駆動油圧回路57の圧油により開閉弁
52が開弁されて、油圧源50から開閉弁52、
第1油圧発生シリンダ30及び開閉弁45を介し
て圧油がブレーキ駆動シリンダ22の圧力室10
に供給される。したがつて、ブレーキ駆動シリン
ダ22はそのロツド23を伸張する方向つまりブ
レーキシユー21を弛める方向に作動され、ウイ
ンチドラム20に対するブレーキ力が解除され
る。すなわち、ウインチドラム20のブレーキ力
はウインチドラム20の回転駆動に連動して自動
的に解除されることになる。
そして、上記ウインチドラム20の回転駆動に
より行われる通常のクレーン作業と違つてフツク
4の自由落下作業をなす場合には、まずウインチ
レバー59及びクラツチレバー65を操作してウ
インチドラム20の回転駆動を中立の状態に維持
する。この場合、ウインチドラム20は回転駆動
されないので、このウインチドラム20は自動的
にブレーキがかかつた状態にある。そして、この
ような状態で、ブレーキ解除ペダル25を第2図
中OからAまでの範囲で踏込むと、ペダルアーム
26、リンク28及びレバー29を介して第1及
び第2油圧発生シリンダ30,32のピストンは
それぞれ連動して0からAまでの範囲で押し込ま
れる。これにより、第1油圧発生シリンダ30の
圧力室35から開閉弁45を介してブレーキ駆動
シリンダ22の圧力室10に圧油が供給され、ウ
インチドラム20のブレーキ力は解除されること
になる。この場合、第2油圧発生シリンダ32の
スピルポート40は開かれた状態にあるので、こ
の第2油圧発生シリンダ32からブレーキ駆動シ
リンダ22のスプリング収容室39に圧油が供給
されることはない。したがつて、フツク4はその
自重によつて自由に落下することができる。
そして、フツク4の自由落下中、ブレーキ解除
ペダル25を元の位置つまり0の位置に戻すこと
により、ブレーキ駆動シリンダ22自身のスプリ
ング24によつて自動的にウインチドラム20に
ブレーキがかかり、上記フツク4の自由落下を停
止することができる。また、一方自由落下中のフ
ツク4の落下を停止するには、ブレーキ解除ペダ
ル25をA以上に踏込むことによつてもなすこと
ができる。すなわち、第1及び第2油圧発生シリ
ンダ30,32のピストンがそれぞれA以上に押
し込まれると、第2油圧発生シリンダ32におい
ては、スピルポート40がそのピストン自身によ
つて閉じられるので、この第2油圧発生シリンダ
32の圧力室37からは油圧管路38を介してブ
レーキ駆動シリンダ22のスプリング収容室39
に圧油が供給される。また、この場合には上記油
圧管路38の圧油の圧力がパイロツト管路48を
介して開閉弁45に伝達されるので、この開閉弁
45は第2図に示された位置から図示上側の位置
に切換わり、これにより第1油圧発生シリンダ3
0の圧力室35とブレーキ駆動シリンダ22の圧
力室10とを結ぶ油圧管路36は油圧タンク46
に対して開かれた状態となる。したがつて、ブレ
ーキ解除ペダル25をA以上に踏込んだ場合に
は、第1油圧発生シリンダ30がウインチドラム
20のブレーキ力を解除するように、ブレーキ駆
動シリンダ22に対して働くことはなく、これに
対し、第2油圧発生シリンダ32からの圧油がウ
インチドラム20にブレーキをかけるようにブレ
ーキ駆動シリンダ22に対して働くものである。
このように上記一実施例によれば、ブレーキ解
除ペダル25を元に戻しても、またこれを逆に所
定量以上に踏込んだ場合でも、ウインチドラム2
0に対してブレーキをかけることができるから、
緊急の場合にあつてもブレーキ解除ペダル25の
踏込の操作を誤ることがなく、フツク4の自由落
下作業を安全に行なうことができる。
また、この実施例の場合、ブレーキ解除ペダル
25をA以上に踏込むと、第2油圧発生シリンダ
32からの圧油の圧力がブレーキ駆動シリンダ2
2のスプリング24の力を同方向に作用するの
で、ウインチドラム20のブレーキ力をさらに高
めることができ、その安全性に優れたものとな
る。
なお、この考案は上記一実施例に制約されるも
のではない。例えば、上記実施例では第2油圧発
生シリンダ32からの圧油をブレーキ駆動シリン
ダ22のスプリング収容室39に供給できるよう
に構成したが、上記圧油を単に開閉弁45の切換
作動のためのみに用いるようにしてもよい。
また、この考案はトラツククレーンなどの自走
形クレーンに限らず、各種クレーンに適用可能で
あることは勿論である。
以上説明したようにこの考案は、ブレーキ解除
ペダルを元に戻した場合でも、また逆に所定量以
上にさらに踏込んだ場合でも、ウインチドラムに
ブレーキがかかるようにしたから、緊急などの場
合にも上記ブレーキ解除ペダルの踏込み操作を誤
ることはなく、作業の安全性を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図はト
ラツククレーンの側面図、第2図はウインチブレ
ーキ装置の概略構成図である。 20……ウインチドラム、21……ブレーキシ
ユー、22……ブレーキ駆動シリンダ、25……
ブレーキ解除ペダル、30……第1油圧発生シリ
ンダ、32……第2油圧発生シリンダ、45……
開閉弁、49……ブレーキ解除用油圧回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ウインチドラムのブレーキシユーに連結され、
    このブレーキシユーを常時ウインチドラムに対し
    て締め付ける方向に付勢するブレーキ駆動シリン
    ダと、ウインチドラムが駆動される際には、ブレ
    ーキシユーの締め付けを解除する方向に上記ブレ
    ーキ駆動シリンダを作動させるブレーキ解除用油
    圧回路と、このブレーキ解除用油圧回路とは独立
    してブレーキシユーの締め付けを解除する方向に
    上記ブレーキ駆動シリンダに圧油を供給可能な第
    1油圧発生シリンダと、この第1油圧発生シリン
    ダに連結され第1油圧発生シリンダを作動させる
    ブレーキ解除ペダルと、このブレーキ解除ペダル
    の踏込みに伴い第1油圧発生シリンダと連動して
    作動され、上記ブレーキ解除ペダルの踏込み量が
    所定量を越えた場合に圧油を送出する第2油圧発
    生シリンダと第1油圧発生シリンダとブレーキ駆
    動シリンダとを結ぶ油圧管路に設けられ、第2油
    圧発生シリンダからの圧油の圧力により切換作動
    されて上記油圧管路内の圧油を逃がす開閉弁とを
    具備したことを特徴とするクレーンのウインチブ
    レーキ装置。
JP11840083U 1983-07-29 1983-07-29 クレ−ンのウインチブレ−キ装置 Granted JPS6026495U (ja)

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JPS6026495U JPS6026495U (ja) 1985-02-22
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JP11840083U Granted JPS6026495U (ja) 1983-07-29 1983-07-29 クレ−ンのウインチブレ−キ装置

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