JPS6351959B2 - - Google Patents
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- JPS6351959B2 JPS6351959B2 JP15483181A JP15483181A JPS6351959B2 JP S6351959 B2 JPS6351959 B2 JP S6351959B2 JP 15483181 A JP15483181 A JP 15483181A JP 15483181 A JP15483181 A JP 15483181A JP S6351959 B2 JPS6351959 B2 JP S6351959B2
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- JP
- Japan
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- brake
- rod
- pin
- brake pedal
- lever
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- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 claims description 8
- 241000272184 Falconiformes Species 0.000 claims 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 10
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 10
- 230000000881 depressing effect Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000013589 supplement Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
- Braking Elements And Transmission Devices (AREA)
- Jib Cranes (AREA)
- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、足踏みブレーキと自動ブレーキ(巻
上げおよび巻下げ作業を行つていない時に巻上ウ
インチに自動的に制動をかけるブレーキ)とを組
替え可能に装備してなる移動式クレーンにおける
ブレーキペダル機構に関する。
上げおよび巻下げ作業を行つていない時に巻上ウ
インチに自動的に制動をかけるブレーキ)とを組
替え可能に装備してなる移動式クレーンにおける
ブレーキペダル機構に関する。
まず、足踏みブレーキと自動ブレーキとを組替
え可能に装備してなる移動式クレーンを第1図な
いし第4図により説明する。第1図は移動式クレ
ーンをクローラクレーンについて例示しており、
クレーン本体1の前部には起伏自在にブーム2が
取付けられ、本体1上に搭載された巻上ウインチ
3から繰り出される巻上ロープ4はブーム2の先
端のトツプシーブ5に掛け渡され、垂下部分には
フツク6が取付けられている。7は本体1上の運
転席に設けられた操作レバーであり、巻上ウイン
チ4の回転方向を操作するものである。8は同じ
く運転席に設けられた足踏みブレーキペダルであ
り、巻上ウインチ3のブレーキをオンオフするも
のである。
え可能に装備してなる移動式クレーンを第1図な
いし第4図により説明する。第1図は移動式クレ
ーンをクローラクレーンについて例示しており、
クレーン本体1の前部には起伏自在にブーム2が
取付けられ、本体1上に搭載された巻上ウインチ
3から繰り出される巻上ロープ4はブーム2の先
端のトツプシーブ5に掛け渡され、垂下部分には
フツク6が取付けられている。7は本体1上の運
転席に設けられた操作レバーであり、巻上ウイン
チ4の回転方向を操作するものである。8は同じ
く運転席に設けられた足踏みブレーキペダルであ
り、巻上ウインチ3のブレーキをオンオフするも
のである。
この移動式クレーンにおいて、一般的には操作
レバー7の操作によつてフツク6により吊下げら
れる吊荷の巻上げ、巻下げを行い、ブレーキペダ
ル8を運転者が足で踏むことにより、ブレーキを
作動させるようになつている。ところが、巻上ウ
インチ3の用途によつては、足踏みブレーキ方式
から自動ブレーキ方式、即ち操作レバー7の動き
によりブレーキペダル8を踏まなくとも自動的に
ブレーキを作動させる方式に組替えることができ
るような構造を採用している移動式クレーンがあ
る。
レバー7の操作によつてフツク6により吊下げら
れる吊荷の巻上げ、巻下げを行い、ブレーキペダ
ル8を運転者が足で踏むことにより、ブレーキを
作動させるようになつている。ところが、巻上ウ
インチ3の用途によつては、足踏みブレーキ方式
から自動ブレーキ方式、即ち操作レバー7の動き
によりブレーキペダル8を踏まなくとも自動的に
ブレーキを作動させる方式に組替えることができ
るような構造を採用している移動式クレーンがあ
る。
この種のクレーンのブレーキ機構を第2図ない
し第4図により説明する。第2図に示すように、
巻上ウインチ3の巻胴に直結されたドラム9には
ブレーキバンド10が巻かれており、該ブレーキ
バンド10の端部に設けられたブレーキブラケツ
ト11を矢印aの方向に押圧すればブレーキがか
かるようになつている。また、ドラム9の内周側
には、ウインチ軸12と共に回転するクラツチシ
ユー13とクラツチシリンダ14とが設けられ、
クラツチシリンダ14に圧油を供給するとクラツ
チシユー13がドラム9の内周面に圧接されてク
ラツチが投入されるようになつている。ブレーキ
の作動は、足踏みブレーキを使用する際にはブレ
ーキペダル8を踏み込むことにより、また自動ブ
レーキを使用する場合には前記操作レバー7の操
作に関連してブレーキシリンダ15を作動させる
ことにより行われる。次に各方式について説明す
る。
し第4図により説明する。第2図に示すように、
巻上ウインチ3の巻胴に直結されたドラム9には
ブレーキバンド10が巻かれており、該ブレーキ
バンド10の端部に設けられたブレーキブラケツ
ト11を矢印aの方向に押圧すればブレーキがか
かるようになつている。また、ドラム9の内周側
には、ウインチ軸12と共に回転するクラツチシ
ユー13とクラツチシリンダ14とが設けられ、
クラツチシリンダ14に圧油を供給するとクラツ
チシユー13がドラム9の内周面に圧接されてク
ラツチが投入されるようになつている。ブレーキ
の作動は、足踏みブレーキを使用する際にはブレ
ーキペダル8を踏み込むことにより、また自動ブ
レーキを使用する場合には前記操作レバー7の操
作に関連してブレーキシリンダ15を作動させる
ことにより行われる。次に各方式について説明す
る。
まず足踏み方式についてその構成を作用と共に
説明する。ブレーキペダル8は、ブレーキロツド
16の先端のホーク17に対して自身のピン穴と
ホーク17の長穴17a(第3図参照)とに連結
ピン18を挿着することにより連結され、ブレー
キペダル8を二点鎖線で示すように踏み込むこと
により、ロツド16もb方向に移動する。ロツド
16には、下記の機構により、ロツド20が接続
されており、ブレーキ反力(この反力は、ブレー
キを開としておく作用をなすばね(図示せず)や
構成部品の摩擦力等によつて生じる。)が小であ
る状態においては、ロツド20がロツド16に連
動してb方向に動き、ブレーキが作動し始め、前
記反力が大になると、ロツド16はロツド20を
いわば置きざりにした状態でb方向に動くように
なつている。
説明する。ブレーキペダル8は、ブレーキロツド
16の先端のホーク17に対して自身のピン穴と
ホーク17の長穴17a(第3図参照)とに連結
ピン18を挿着することにより連結され、ブレー
キペダル8を二点鎖線で示すように踏み込むこと
により、ロツド16もb方向に移動する。ロツド
16には、下記の機構により、ロツド20が接続
されており、ブレーキ反力(この反力は、ブレー
キを開としておく作用をなすばね(図示せず)や
構成部品の摩擦力等によつて生じる。)が小であ
る状態においては、ロツド20がロツド16に連
動してb方向に動き、ブレーキが作動し始め、前
記反力が大になると、ロツド16はロツド20を
いわば置きざりにした状態でb方向に動くように
なつている。
すなわち、ロツド16の端部には円筒部を有す
るブラケツト19が固設され、該円筒部にロツド
20の端部が摺動自在に嵌入されている。また、
ロツド20には、ブレーキシリンダ15制御用の
バルブ45が取付けられ、また、レバー65が、
その中間部を該ロツド20にピン付けすることに
より、回動自在に取付けてある。前記ブラケツト
19には、前記バルブ45の操作手段として作用
するロツド68が取付てあり、前記レバー65の
一端は該ロツド68に回動自在にピン付けしてあ
る。また、前記レバー65の他端に連結されたロ
ツドは、前記ブラケツト19に摺動自在に嵌挿さ
れ、かつ圧縮ばね69により、レバー65を時計
方向に回動させる方向、すなわち、ロツド20を
ロツド16側に引き寄せる方向に付勢している。
該圧縮ばね69の力は、前記ブレーキ反力が小で
ある場合にはその反力に打勝ち、反力が大になる
と、圧縮ばね69が圧縮され、レバー65が反時
計方向に回動する大きさに設定される。従つて、
前記ブレーキ反力が小さい間は、ロツド16がb
方向に動くことによりロツド20もロツド16と
一体的にb方向に動く。ロツド20がb方向に動
くことにより、該ロツド20にピン21により連
結されかつ軸23に取付けられたレバー22が回
動し、これによつて該軸23に取付けられたロツ
ド24が時計方向に回動する。これにより、軸6
6に取付けられたロツド67も時計方向に回動し
て軸25を時計方向に回動させ、該軸25に取付
けられたレバー26が二点鎖線で示すように回動
する。これにより、該レバー26にピン27を介
して連結されたロツド28、該ロツド28にピン
29を介して連結されたレバー30を介して軸3
1が時計方向に回動し、軸31に取付けられたロ
ツド32が同方向に回動し、これによつて軸33
が時計方向に回動し、軸33に取付けられたレバ
ー34と前記ブレーキブラケツト11との間にピ
ン35,36を介して連結されたロツド37を介
してブレーキブラケツト11を前記a方向に押圧
する。これによつて巻上ウインチ3にブレーキが
かかる。
るブラケツト19が固設され、該円筒部にロツド
20の端部が摺動自在に嵌入されている。また、
ロツド20には、ブレーキシリンダ15制御用の
バルブ45が取付けられ、また、レバー65が、
その中間部を該ロツド20にピン付けすることに
より、回動自在に取付けてある。前記ブラケツト
19には、前記バルブ45の操作手段として作用
するロツド68が取付てあり、前記レバー65の
一端は該ロツド68に回動自在にピン付けしてあ
る。また、前記レバー65の他端に連結されたロ
ツドは、前記ブラケツト19に摺動自在に嵌挿さ
れ、かつ圧縮ばね69により、レバー65を時計
方向に回動させる方向、すなわち、ロツド20を
ロツド16側に引き寄せる方向に付勢している。
該圧縮ばね69の力は、前記ブレーキ反力が小で
ある場合にはその反力に打勝ち、反力が大になる
と、圧縮ばね69が圧縮され、レバー65が反時
計方向に回動する大きさに設定される。従つて、
前記ブレーキ反力が小さい間は、ロツド16がb
方向に動くことによりロツド20もロツド16と
一体的にb方向に動く。ロツド20がb方向に動
くことにより、該ロツド20にピン21により連
結されかつ軸23に取付けられたレバー22が回
動し、これによつて該軸23に取付けられたロツ
ド24が時計方向に回動する。これにより、軸6
6に取付けられたロツド67も時計方向に回動し
て軸25を時計方向に回動させ、該軸25に取付
けられたレバー26が二点鎖線で示すように回動
する。これにより、該レバー26にピン27を介
して連結されたロツド28、該ロツド28にピン
29を介して連結されたレバー30を介して軸3
1が時計方向に回動し、軸31に取付けられたロ
ツド32が同方向に回動し、これによつて軸33
が時計方向に回動し、軸33に取付けられたレバ
ー34と前記ブレーキブラケツト11との間にピ
ン35,36を介して連結されたロツド37を介
してブレーキブラケツト11を前記a方向に押圧
する。これによつて巻上ウインチ3にブレーキが
かかる。
なお、前記軸66にはレバー41が取付けられ
ており、一方前記ブレーキシリンダ15のピスト
ンロツド15aの先端には、第4図に示すよう
に、長穴42aを有するホーク42が取付けられ
ており、レバー41とホーク42とは長穴42a
に挿通するピン43により連結されている。そし
て、足踏みブレーキ使用時には、シリンダ15に
連通されたカプラ39と、油圧ポンプ44にバル
ブ45を介して連通されたカプラ38とが接続さ
れ、カプラ39とカプラ40との間は接続されな
い。このため、ブレーキペダル8の踏み込み量の
小さい間はシリンダ15には油圧ポンプ44から
圧油が供給されており、ピスントンロツド15a
は圧縮ばね46の力に抗して伸張しているので、
ピン43はホーク42の長穴42aの途中に位置
し、このため、レバー41、即ちロツド24を拘
束することはなく、ロツド24は自由に動きう
る。
ており、一方前記ブレーキシリンダ15のピスト
ンロツド15aの先端には、第4図に示すよう
に、長穴42aを有するホーク42が取付けられ
ており、レバー41とホーク42とは長穴42a
に挿通するピン43により連結されている。そし
て、足踏みブレーキ使用時には、シリンダ15に
連通されたカプラ39と、油圧ポンプ44にバル
ブ45を介して連通されたカプラ38とが接続さ
れ、カプラ39とカプラ40との間は接続されな
い。このため、ブレーキペダル8の踏み込み量の
小さい間はシリンダ15には油圧ポンプ44から
圧油が供給されており、ピスントンロツド15a
は圧縮ばね46の力に抗して伸張しているので、
ピン43はホーク42の長穴42aの途中に位置
し、このため、レバー41、即ちロツド24を拘
束することはなく、ロツド24は自由に動きう
る。
ブレーキペダル8の踏み込み量が大きくなり、
ロツド20に作用する前記ブレーキ反力が圧縮ば
ね69の力より大になると、圧縮ばね69が圧縮
され、レバー65がロツド20に取付けたピンの
部分を中心として反時計方向に回動し、ロツド6
8がロツド20に対して相対的にb方向に動くよ
うに回動する。ここで、バルブ45はロツド20
に固定されているから、前記ロツド68の相対的
な動きにより、バルブ45よりロツド68が抜
け、これにより、バルブ45が図示の状態、すな
わち油圧ポンプ44の圧油をブレーキシリンダ1
5に供給している状態から、ブレーキシリンダ1
5を油タンク70に連通させる位置に切換わり、
ブレーキシリンダ15の圧油が油タンク70へと
排出される。これによつてロツド15a、ホーク
42が図面上右行し、レバー41を介して軸66
を回すことにより、ブレーキペダル8の踏み込み
操作力を圧縮ばね46で補なうようになつてい
る。
ロツド20に作用する前記ブレーキ反力が圧縮ば
ね69の力より大になると、圧縮ばね69が圧縮
され、レバー65がロツド20に取付けたピンの
部分を中心として反時計方向に回動し、ロツド6
8がロツド20に対して相対的にb方向に動くよ
うに回動する。ここで、バルブ45はロツド20
に固定されているから、前記ロツド68の相対的
な動きにより、バルブ45よりロツド68が抜
け、これにより、バルブ45が図示の状態、すな
わち油圧ポンプ44の圧油をブレーキシリンダ1
5に供給している状態から、ブレーキシリンダ1
5を油タンク70に連通させる位置に切換わり、
ブレーキシリンダ15の圧油が油タンク70へと
排出される。これによつてロツド15a、ホーク
42が図面上右行し、レバー41を介して軸66
を回すことにより、ブレーキペダル8の踏み込み
操作力を圧縮ばね46で補なうようになつてい
る。
47はクラツチレバー、48はクラツチ用油圧
ポンプであり、クラツチレバー47を操作する
と、切換バルブ49が切換わり、油圧ポンプ48
からの圧油がクラツチシリンダ14に供給されて
クラツチが投入される。この状態において、前記
操作レバー7を巻上方向(e方向)または巻下方
向(f方向)に操作すると、コントロールバルブ
50が切換わり、操作用油圧ポンプ51からの圧
油は、主回路(図示せず)に設けられた切換バル
ブ(図示せず)の操作部に、左側バルブ50aま
たは右側バルブ50bを介して供給され、これに
よつて前記巻上ウインチの軸12に連結された油
圧モータ(図示せず)への圧油の供給方向が切換
えられて該油圧モータが巻上方向または巻下方向
に回転させられ、巻上ウインチ3も同方向に回転
させられる。
ポンプであり、クラツチレバー47を操作する
と、切換バルブ49が切換わり、油圧ポンプ48
からの圧油がクラツチシリンダ14に供給されて
クラツチが投入される。この状態において、前記
操作レバー7を巻上方向(e方向)または巻下方
向(f方向)に操作すると、コントロールバルブ
50が切換わり、操作用油圧ポンプ51からの圧
油は、主回路(図示せず)に設けられた切換バル
ブ(図示せず)の操作部に、左側バルブ50aま
たは右側バルブ50bを介して供給され、これに
よつて前記巻上ウインチの軸12に連結された油
圧モータ(図示せず)への圧油の供給方向が切換
えられて該油圧モータが巻上方向または巻下方向
に回転させられ、巻上ウインチ3も同方向に回転
させられる。
なお、足踏みブレーキ使用の際は、コントロー
ルバルブ50に対してパイロツト管路53,54
により接続されたシヤトルバルブ52によるブレ
ーキ制御は行わない(カプラ39と40とは接続
されていない)ので、該シヤトルバルブ52と切
換バルブ49との間に挿入された手動バルブ55
は閉塞される。
ルバルブ50に対してパイロツト管路53,54
により接続されたシヤトルバルブ52によるブレ
ーキ制御は行わない(カプラ39と40とは接続
されていない)ので、該シヤトルバルブ52と切
換バルブ49との間に挿入された手動バルブ55
は閉塞される。
一方、自動ブレーキを使用する際には、前記カ
プラ38と39とを切り離し、カプラ39と40
とを接続すると共に、前記手動バルブ55を開と
する。この場合、操作レバー7が中立位置にある
時は、シヤトルバルブ52も中立位置にあり、カ
ツプラ40に接続された管路56はシヤトルバル
ブ52を介して油タンク57に連通するため、前
記ブレーキシリンダ15内圧油が圧縮ばね46の
力によつて押し出されて油タンク57に流出し、
かつホーク42が圧縮ばね46の力によつて第4
図のg方向に移動させられるため、レバー41に
取付けられたピン43が長穴42aの先端側端部
に圧接されて該ピン43およびレバー41を二点
鎖線で示すように移動させ、これによつて前記ロ
ツド24を第2図の時計方向に回動させるため、
前記と同様の力の伝達によつてブレーキがかか
る。
プラ38と39とを切り離し、カプラ39と40
とを接続すると共に、前記手動バルブ55を開と
する。この場合、操作レバー7が中立位置にある
時は、シヤトルバルブ52も中立位置にあり、カ
ツプラ40に接続された管路56はシヤトルバル
ブ52を介して油タンク57に連通するため、前
記ブレーキシリンダ15内圧油が圧縮ばね46の
力によつて押し出されて油タンク57に流出し、
かつホーク42が圧縮ばね46の力によつて第4
図のg方向に移動させられるため、レバー41に
取付けられたピン43が長穴42aの先端側端部
に圧接されて該ピン43およびレバー41を二点
鎖線で示すように移動させ、これによつて前記ロ
ツド24を第2図の時計方向に回動させるため、
前記と同様の力の伝達によつてブレーキがかか
る。
ここで、クラツチレバー47を操作して切換バ
ルブ49を切換えると、前記同様に、油圧ポンプ
48からの圧油がクラツチシリンダ14に供給さ
れてクラツチが投入される。この状態において、
操作レバー7をe方向またはf方向に操作する
と、前述のように巻上用油圧モータが巻上げまた
は巻下げ方向に駆動され、かつパイロツト管路5
3,54を介してシヤトルバルブ52にパイロツ
ト圧が加わることによつて該シヤトルバルブ52
が左位置または右位置に切換わるが、いずれの場
合も切換バルブ49の二次側を前記管路56に連
通させるため、油圧ポンプ48からの圧油がブレ
ーキシリンダ15に供給されてピストンロツド1
5aは圧縮ばね46の力に抗して図面上左行する
ので、ブレーキが解放され、巻上げまたは巻下げ
作業が遂行される。
ルブ49を切換えると、前記同様に、油圧ポンプ
48からの圧油がクラツチシリンダ14に供給さ
れてクラツチが投入される。この状態において、
操作レバー7をe方向またはf方向に操作する
と、前述のように巻上用油圧モータが巻上げまた
は巻下げ方向に駆動され、かつパイロツト管路5
3,54を介してシヤトルバルブ52にパイロツ
ト圧が加わることによつて該シヤトルバルブ52
が左位置または右位置に切換わるが、いずれの場
合も切換バルブ49の二次側を前記管路56に連
通させるため、油圧ポンプ48からの圧油がブレ
ーキシリンダ15に供給されてピストンロツド1
5aは圧縮ばね46の力に抗して図面上左行する
ので、ブレーキが解放され、巻上げまたは巻下げ
作業が遂行される。
このような従来の移動式クレーンのブレーキ機
構においては、自動ブレーキを使用する場合、も
しブレーキペダル8を踏み込んだ状態にしてロツ
ク用の爪60でロツクするとすれば、フオーク1
7は常に矢印bの方向に引張られたままとなり、
ブレーキの解放ができなくなるから、ブレーキペ
ダル8は常に第2図の実線に示すオフの位置(即
ち、フオーク17がブレーキオンオフに伴なつて
ピン18と係合する長穴17aの範囲で自由に動
きうる位置)にしておく必要がある。しかし、ブ
レーキペダル8を常時オフの位置にしておくと運
転者が足を置く位置が制約され、ブレーキペダル
8が邪魔になるという不具合がある。
構においては、自動ブレーキを使用する場合、も
しブレーキペダル8を踏み込んだ状態にしてロツ
ク用の爪60でロツクするとすれば、フオーク1
7は常に矢印bの方向に引張られたままとなり、
ブレーキの解放ができなくなるから、ブレーキペ
ダル8は常に第2図の実線に示すオフの位置(即
ち、フオーク17がブレーキオンオフに伴なつて
ピン18と係合する長穴17aの範囲で自由に動
きうる位置)にしておく必要がある。しかし、ブ
レーキペダル8を常時オフの位置にしておくと運
転者が足を置く位置が制約され、ブレーキペダル
8が邪魔になるという不具合がある。
本発明は、足踏みブレーキと自動ブレーキとが
組替え可能に装備された移動式クレーンにおい
て、自動ブレーキ使用時にブレーキペダルを踏み
込んだ状態にしておくことのできる構成のブレー
キペダルを提供することを目的とする。
組替え可能に装備された移動式クレーンにおい
て、自動ブレーキ使用時にブレーキペダルを踏み
込んだ状態にしておくことのできる構成のブレー
キペダルを提供することを目的とする。
本発明は、ブレーキペダルとブレーキロツドの
いずれか一方にホークを、他方にブラケツトを取
付け、該ホークとブラケツトのいずれか一方に長
穴を、他方に第1、第2のピン穴を設け、前記第
1、第2のピン穴のいずれか一方と前記長穴に連
結ピンを着脱可能に挿着する連結構造を有し、前
記第1のピン穴に前記連結ピンを挿着した場合は
前記ブレーキペダル踏み込み時に該連結ピンが前
記長穴の途中に位置し、前記第2のピン穴に前記
連結ピンを挿着した場合は前記ブレーキペダル踏
み込みロツク時にブレーキがかかるように構成し
たことを特徴とする。
いずれか一方にホークを、他方にブラケツトを取
付け、該ホークとブラケツトのいずれか一方に長
穴を、他方に第1、第2のピン穴を設け、前記第
1、第2のピン穴のいずれか一方と前記長穴に連
結ピンを着脱可能に挿着する連結構造を有し、前
記第1のピン穴に前記連結ピンを挿着した場合は
前記ブレーキペダル踏み込み時に該連結ピンが前
記長穴の途中に位置し、前記第2のピン穴に前記
連結ピンを挿着した場合は前記ブレーキペダル踏
み込みロツク時にブレーキがかかるように構成し
たことを特徴とする。
以下本発明の詳細を第5図および第6図に示す
実施例により説明する。これらの図に示すブレー
キペダル8は、第2図に例示したような構成、即
ち足踏みブレーキと自動ブレーキとが組替え可能
に装備された移動式クレーンを前提にしており、
第2図および第3図と同一符号は同一または等価
の機能を有するものを示す。本実施例において
は、ブレーキロツド16の端部に取付けられかつ
ピン連結用長穴17aを有するフオーク17に対
し、連結ピン61により連結されるブレーキペダ
ル8のブラケツト部8aに、長穴17aの長手方
向の2箇所に第1のピン穴62と第2のピン穴6
3とを配設し、第1のピン穴62即ちロツド16
に近い方のピン穴62に連結ピン61を挿着した
場合は、第5図の実線に示すようなブレーキペダ
ル8の踏み込みロツク時、即ち爪60によつてブ
レーキペダル8を踏み込み状態にロツクしている
時には、連結ピン61は長穴17aの途中の部分
にあり、一方第2のピン穴63、即ちロツド16
から遠い方のピン穴は、該ピン穴63に連結ピン
61を挿着した時に、第5図の二点鎖線に示すよ
うに、該連結ピン61が長穴17aのブレーキペ
ダル側端部に当接してロツド16をブレーキがか
かる位置に移動させうる位置にあるように構成す
る。勿論このような2つのピン穴62,63を設
けるには、ブラケツト部8aを従来よりも広巾に
するとか、図示のようにロツド側に突出する突出
部8bを設ける必要がある。連結ピン61は、先
端に小さなピン穴を有し、該ピン穴に抜け止め用
ピン64を挿着する着脱可能な構造を有する。即
ち、該ピン64を抜けば連結ピン61をピン穴6
2または63と長穴17aから抜くことができ、
かついずれか一方のピン穴62,63と長穴17
aに挿入してピン64を挿着することにより、い
ずれか一方のピン穴へ挿着しうるようになつてい
る。
実施例により説明する。これらの図に示すブレー
キペダル8は、第2図に例示したような構成、即
ち足踏みブレーキと自動ブレーキとが組替え可能
に装備された移動式クレーンを前提にしており、
第2図および第3図と同一符号は同一または等価
の機能を有するものを示す。本実施例において
は、ブレーキロツド16の端部に取付けられかつ
ピン連結用長穴17aを有するフオーク17に対
し、連結ピン61により連結されるブレーキペダ
ル8のブラケツト部8aに、長穴17aの長手方
向の2箇所に第1のピン穴62と第2のピン穴6
3とを配設し、第1のピン穴62即ちロツド16
に近い方のピン穴62に連結ピン61を挿着した
場合は、第5図の実線に示すようなブレーキペダ
ル8の踏み込みロツク時、即ち爪60によつてブ
レーキペダル8を踏み込み状態にロツクしている
時には、連結ピン61は長穴17aの途中の部分
にあり、一方第2のピン穴63、即ちロツド16
から遠い方のピン穴は、該ピン穴63に連結ピン
61を挿着した時に、第5図の二点鎖線に示すよ
うに、該連結ピン61が長穴17aのブレーキペ
ダル側端部に当接してロツド16をブレーキがか
かる位置に移動させうる位置にあるように構成す
る。勿論このような2つのピン穴62,63を設
けるには、ブラケツト部8aを従来よりも広巾に
するとか、図示のようにロツド側に突出する突出
部8bを設ける必要がある。連結ピン61は、先
端に小さなピン穴を有し、該ピン穴に抜け止め用
ピン64を挿着する着脱可能な構造を有する。即
ち、該ピン64を抜けば連結ピン61をピン穴6
2または63と長穴17aから抜くことができ、
かついずれか一方のピン穴62,63と長穴17
aに挿入してピン64を挿着することにより、い
ずれか一方のピン穴へ挿着しうるようになつてい
る。
そして、足踏みブレーキ使用時には、連結ピン
61を第2の穴63と長穴17aに挿着し、自動
ブレーキ使用時には連結ピン61を第1の穴62
と長穴17aに挿着する。このようにすれば、足
踏みブレーキ使用時には従来構成による場合と同
様にブレーキペダル踏み込み時にブレーキをかけ
ることが可能であることは言うまでもなく、さら
に自動ブレーキ使用時にはブレーキペダルを踏み
込み状態にて爪60によりロツクしても、連結ピ
ン61によつてホーク17即ちロツド16が拘束
されることなく、前記ネガテイブブレーキブレー
キペダル15によるブレーキの作動と解除がなさ
れる。従つて、自動ブレーキ使用時にブレーキペ
ダル8が運転者の邪魔にならず、運転者は足をブ
レーキペダル8に載せて好姿勢でクレーンを運転
することができる。
61を第2の穴63と長穴17aに挿着し、自動
ブレーキ使用時には連結ピン61を第1の穴62
と長穴17aに挿着する。このようにすれば、足
踏みブレーキ使用時には従来構成による場合と同
様にブレーキペダル踏み込み時にブレーキをかけ
ることが可能であることは言うまでもなく、さら
に自動ブレーキ使用時にはブレーキペダルを踏み
込み状態にて爪60によりロツクしても、連結ピ
ン61によつてホーク17即ちロツド16が拘束
されることなく、前記ネガテイブブレーキブレー
キペダル15によるブレーキの作動と解除がなさ
れる。従つて、自動ブレーキ使用時にブレーキペ
ダル8が運転者の邪魔にならず、運転者は足をブ
レーキペダル8に載せて好姿勢でクレーンを運転
することができる。
なお、本実施例においては、ホーク17をロツ
ド16側に取付けた例を示したが、ホーク17を
ブレーキペダル8側に取付け、2個のピン穴を有
するブラケツトをロツド16側に取付けることに
よつても同様の作用効果を奏することができる。
また、ホークに2個のピン穴を設け、ブラケツト
に長穴を設けるようにしてもよい。
ド16側に取付けた例を示したが、ホーク17を
ブレーキペダル8側に取付け、2個のピン穴を有
するブラケツトをロツド16側に取付けることに
よつても同様の作用効果を奏することができる。
また、ホークに2個のピン穴を設け、ブラケツト
に長穴を設けるようにしてもよい。
以上述べたように、本発明によれば、自動ブレ
ーキ使用時に前記第1のピン穴に連結ピンを挿入
することにより、ブレーキペダルを踏み込み状態
にロツクしておくことができる。従つて、自動ブ
レーキ時に、運転者はブレーキペダル上に足を載
せておくことができ、良好な作業姿勢をとること
ができ、かつブレーキペダルが低位置となるため
に運転者の邪魔になることもない。
ーキ使用時に前記第1のピン穴に連結ピンを挿入
することにより、ブレーキペダルを踏み込み状態
にロツクしておくことができる。従つて、自動ブ
レーキ時に、運転者はブレーキペダル上に足を載
せておくことができ、良好な作業姿勢をとること
ができ、かつブレーキペダルが低位置となるため
に運転者の邪魔になることもない。
第1図は移動式クレーンの一例の全体側面図、
第2図は足踏みブレーキと自動ブレーキとを組替
え可能に装備した移動式クレーンのブレーキ機構
の構成図、第3図は第2図のA部拡大図、第4図
は第2図のB部拡大図、第5図は本発明の一実施
例を示すブレーキペダルの側面図、第6図は第5
図のc―c断面図である。 3…巻上ウインチ、7…操作レバー、8…ブレ
ーキペダル、8a…ブラケツト、9…ドラム、1
0…ブレーキバンド、16…ブレーキロツド、1
7…ホーク、17a…長穴、61…連結ピン、6
2…第1のピン穴、63…第2のピン穴。
第2図は足踏みブレーキと自動ブレーキとを組替
え可能に装備した移動式クレーンのブレーキ機構
の構成図、第3図は第2図のA部拡大図、第4図
は第2図のB部拡大図、第5図は本発明の一実施
例を示すブレーキペダルの側面図、第6図は第5
図のc―c断面図である。 3…巻上ウインチ、7…操作レバー、8…ブレ
ーキペダル、8a…ブラケツト、9…ドラム、1
0…ブレーキバンド、16…ブレーキロツド、1
7…ホーク、17a…長穴、61…連結ピン、6
2…第1のピン穴、63…第2のピン穴。
Claims (1)
- 1 巻上げウインチにブレーキをかける足踏みブ
レーキと、巻上げおよび巻下げ操作時以外の時に
は前期巻上げウインチに自動的にブレーキをかけ
る自動ブレーキとを組替え可能に装備してなる移
動式クレーンにおいて、ブレーキペダルとブレー
キロツドのいずれか一方にホークを、他方にブラ
ケツトを取付け、該ホークとブラケツトのいずれ
か一方に長穴を、他方に第1、第2のピン穴を設
け、前記第1、第2のピン穴のいずれか一方と前
記長穴に連結ピンを着脱可能に挿着する連結構造
を有し、前記第1のピン穴に前記連結ピンを挿着
した場合は前記ブレーキペダル踏み込みロツク時
に該連結ピンが前記長穴の途中に位置し、前記第
2のピン穴に前記連結ピンを挿着した場合は前記
ブレーキペダル踏み込みロツク時にブレーキがか
かるように構成したことを特徴とする移動式クレ
ーンのブレーキペダル機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15483181A JPS5859195A (ja) | 1981-10-01 | 1981-10-01 | 移動式クレ−ンのブレ−キペダル機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15483181A JPS5859195A (ja) | 1981-10-01 | 1981-10-01 | 移動式クレ−ンのブレ−キペダル機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5859195A JPS5859195A (ja) | 1983-04-08 |
JPS6351959B2 true JPS6351959B2 (ja) | 1988-10-17 |
Family
ID=15592825
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15483181A Granted JPS5859195A (ja) | 1981-10-01 | 1981-10-01 | 移動式クレ−ンのブレ−キペダル機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5859195A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH053519Y2 (ja) * | 1986-09-12 | 1993-01-27 |
-
1981
- 1981-10-01 JP JP15483181A patent/JPS5859195A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5859195A (ja) | 1983-04-08 |
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