JPH09208190A - ウインチの操作装置 - Google Patents

ウインチの操作装置

Info

Publication number
JPH09208190A
JPH09208190A JP4059396A JP4059396A JPH09208190A JP H09208190 A JPH09208190 A JP H09208190A JP 4059396 A JP4059396 A JP 4059396A JP 4059396 A JP4059396 A JP 4059396A JP H09208190 A JPH09208190 A JP H09208190A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
winch
clutch lever
brake pedal
brake
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4059396A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Kobayashi
優樹 小林
Takeshi Hasegawa
健 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Komatsu MEC Corp
Original Assignee
Komatsu Ltd
Komatsu MEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd, Komatsu MEC Corp filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP4059396A priority Critical patent/JPH09208190A/ja
Publication of JPH09208190A publication Critical patent/JPH09208190A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control And Safety Of Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウインチドラムの非制動時には、クラッチの
遮断から接続への操作は可能であるが、クラッチの接続
から遮断への操作を不可能とするインターロック機構を
有するウインチの操作装置を提供する。 【解決手段】 ブレーキ操作手段の操作に連動してウイ
ンチドラムを制動するブレーキと、クラッチ操作手段の
操作に応じて駆動源とウインチドラムとを断続するクラ
ッチと、ブレーキの制動時にクラッチを遮断可能とする
インターロック機構とを有するウインチの操作装置にお
いて、前記ウインチドラムの非制動時には、クラッチの
遮断から接続への操作は可能であるが、クラッチの接続
から遮断への操作を不可能とするインターロック機構を
有するウインチの操作装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はウインチの操作装置
に係わり、特にフリーフォール操作のインターロック機
構を有するウインチの操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トラッククレーン、及びラフテレ
ーンクレーン用の油圧駆動のウインチにおいて、作業能
率を向上させるために吊荷を自然落下させることにより
吊荷の速度を増大させるフリーフォール作業が行われ
る。しかし、このフリーフォール作業は重量物である吊
荷の速度が著しく大きくなるために急に停止させること
ができず危険を伴う作業である。このフリーフォール作
業における危険を防止するためのインターロック機構を
有するウインチの操作装置として知られている、特開平
3−64439号公報につき図7により説明する。
【0003】フットブレーキを操作するブレーキペダル
45と、クラッチとをON、OFF制御する作業切換弁
の操作用クラッチレバーとの間に、機械的に連動する自
動ストッパ機構を設け、ブレーキペダルを踏込み操作し
ないと、クラッチレバーをフリーフォール位置に切替え
ることができず、誤操作による吊荷の落下を防止する装
置が ウインチ操作装置の全体構成図を示す図7におい
て、ウインチの操作装置40はフットブレーキを操作す
るブレーキペダル装置41と、ウインチのクラッチをO
N、OFFするクラッチレバー装置42と、油圧駆動に
よるウインチ装置43と、クラッチとをON、OFF制
御する作業切換弁の装置44により構成されている。
【0004】ブレーキペダル装置41はブレーキペダル
45と、マスターシリンダ46とにより構成されてい
る。ブレーキペダル45は図示しない運転室の座席の前
方に枢軸47を介して回転自在に設けられ、マスターシ
リンダ46のピストンロッド46b先端が自在継手48
と、連結金具49aと、ピン49bとにより連結されて
いる。又、ブレーキペダル45のボス部45aに連結さ
れた突片45bに連結金具50aと、ピン50bを介し
て連動ケーブル51の一端が連結され、同ケーブル51
の他端が後述するストパロッド70に連結されている。
52はブレーキペダル45の復帰ばねである。クラッチ
レバー装置42は図示しない運転室の座席の一側部に設
置される。クラッチレバー53は枢軸54にボス部55
が回転自在に支持され、このボス部55にレバー支持筒
56、ストパ片57が所定の角度間隔で径方向に一体に
連設され、操作片58にピン59と連結金具60を介し
て連動ケーブル61の一端が連結され、このケーブル6
1の他端が作業切替弁94のスプールに連結されてい
る。62は連動ケーブル61のブラッケトである。
【0005】そして、レバー支持筒56に軸方向に慴動
自在に挿入され伸縮自在となり、支持筒56のばね63
によりにより伸長方向に付勢され、かつ、支持筒56と
ボス部55を介して枢軸54を中心に前後方向に回転自
在で、後方の作業位置(図1の実線)から前方のフリー
フォール位置(同図の二点鎖線)とに切換自在となつて
いる。上記クラッチレバー53にはピン64が突設さ
れ、ピン64は支持筒56に設けられた軸方向の長穴6
5と案内板66に設けられた略L字形の案内穴67とに
係合され、クラッチレバー53の慴動(伸縮)範囲及び
回動範囲が規制され、かつ、クラッチレバー53を短縮
方向にフリーフォール位置に切換えることができないよ
うになっている。自動ストッパ機構のストパロッド70
は支持部材71に軸方向に慴動自在に支持され、前述し
た連動ケーブル61の他端に連結金具72を介して連結
され、ブレーキペダル45の操作により支持部材71か
ら突設した状態と後退した状態とに切換自在であり、ば
ね73により突設方向に付勢されている。74はケーブ
ル51のブラッケトである。なお、手動ストッパ機構も
設けられているが詳細な説明は省略する。
【0006】次に、油圧駆動によるウインチ装置43
と、クラッチとをON、OFF制御する作業切換弁装置
44を説明する。油圧モータ80は駆動回路81、82
から接続されている。油圧モータ80の出力軸80aに
は減速装置84を介してドラム軸85が連結され、ドラ
ム軸85にウインチドラム86が回転自在に嵌装されて
いる。87はクラッチで、常時はクラッチシュウ87a
がばね87bによりドラム86から離間する方向に付勢
されてクラッチOFF状態にあり、クラッチ回路88か
らクラッチシリンダ87cに圧油が流入されることによ
りクラッチシュウ87aがウインチドラム86に圧接し
てクラッチONとなりドラム軸85に伝達する。
【0007】89はフットブレーキで、常時はブレーキ
バンド89aがばね89bによりドラム86から離間す
る方向に付勢されてブレーキOFF状態にあり、ブレー
キペダル45の踏込み操作によりマスターシリンダ46
を経てフットブレーキシリンダ89cに圧油が流入さ
れ、ブレーキバンド89aがドラム86に圧接されてフ
ットブレーキがONされる。90がフットブレーキ回路
で、46aがフットブレーキ89のタンクである。91
は油圧ポンプで、その吐出回路92に圧油供給回路9
3、作業切換弁94を介してクラッチ回路88、タンク
95への戻り回路96が切換自在に接続されている。9
7はチェク弁、98は補助リリ−フ弁である。作業切換
弁94はクラッチレバー53によつて作業位置94a
と、フリーフォール位置94bに切換えられるもので、
作業位置94aでは圧油供給回路93をクラッチ回路8
8に連通させ、フリーフォール位置94bでは圧油供給
回路93をクラッチ回路88をタンク95への戻り回路
96に連通させる。
【0008】次に、上記構成の作動を説明する。先ず、
ウインチ巻上、巻下作業時はクラッチレバー53を図の
実線の作業位置とし、自動ストッパ機構のストパロッド
70が突出してストパ片57の先端部上面に係合してい
るので、ブレーキペダル45を操作しない限り、クラッ
チレバー53の図7の二点鎖線のフリーフォール方向へ
の回動が阻止される。同レバー53が作業位置に保持さ
れるとともに、作業切換弁94が作業位置94aに保持
され、クラッチ87クラッチがONされ作業れる。しか
も、作業時にはブレーキペダル45は操作されず、自動
ストッパ機構のストパロッド70がストパ片57の上面
に係合したままであり、かつ、図示しない手動ストッパ
機構も係合したままであり、二重のストッパによりクラ
ッチレバー53のフリーフォール方向への回動が阻止さ
れるようにロックされおり、したがつて、誤つてクラッ
チレバー53に手が触れても同レバー及び作業切換弁9
4がフリーフォール位置に切換えられるおそれはなく、
吊荷が落下する恐れがない。
【0009】次に、フリーフォールの作動を説明する。
先ず、図示しない手動ストッパ機構の係合を解除する。
次に、ブレーキペダル45を踏込むと、マスターシリン
ダ46が作動され、ブレーキシリンダ89cに圧油が流
入され、フットブレーキ89がONされるとともに、連
動ケーブル51を介して自動ストッパ機構のストパロッ
ド70が後退され、ストッパ片57に対する係合状態が
解除され、クラッチレバー53回動操作が可能となる。
この状態でクラッチレバー53を一旦軸方向に押込んだ
後、前方に倒すことによつて作業切換弁94を図7の二
点鎖線のフリーフォール位置94bに切換える。
【0010】これにより、クラッチシリンダ87c内の
作動油がタンク95に流出されてクラッチ87がOFF
され、ウインチドラム86がドラム軸85に対してフリ
ーとなる。ただし、当初はブレーキペダル45の踏込み
によつてフットブレーキ89がONされたままであるの
で、上記のように作業切換弁94の切換えによりクラッ
チ87がOFFされても直ちに吊荷がフリーフォールさ
れることなく、その後、ブレーキペダル45の踏込み操
作を解除することによって始めて、吊荷のフリーフォー
ルが行われる。又、クラッチレバー53のフリーフォー
ル位置への切換え後に、ブレーキペダル45の踏込み操
作を解除すると、これに連動して自動スットパ機構のス
トパロッド70が突出し、そのロッド先端が図1の二点
鎖線に示す位置に切換えられているストッパ片57の下
面に係合し、クラッチレバー53がフリーフォール位置
に保持される。
【0011】上記のフリーフォール時にはブレーキペダ
ル45の操作によりマスターシリンダ46を介してフッ
トブレーキ89をON、OFF制御することにより、吊
荷のフリーフォール、停止を随意に行うことができ、こ
のフットブレーキ89にして吊荷を緩速で降下させるこ
ともできる。次に、上記フリーフォール後に吊荷の巻上
を再開する時は、ブレーキペダル45を踏込み、連動ケ
ーブル51を介して自動ストッパ機構のストパロッド7
0を後退させて、そのロッド先端を図7の二点鎖線に示
すストッパ片56から外した後、クラッチレバー53を
操作して作業切換弁94に切換える。作業切換弁94を
作業位置94aに切換えることにより吊荷の巻上運転が
再開される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような、従来技術の特開平3−64439号公報の油圧
駆動ウインチの操作装置には次のような問題点がある。
機械的に連動する自動ストッパ機構を設け、ブレーキペ
ダル45を踏込み操作しないと、クラッチレバー53を
クラッチONの作業位置からクラッチOFFのフリーフ
ォール位置に切替えることができず、かつ、クラッチO
FFのフリーフォール位置からクラッチONの吊荷の巻
上を再開する作業位置にする時もブレーキペダル45を
踏込み操作しないと巻上を再開できない自動ストッパ機
構にして誤操作を防止している。しかしながら、フリー
フォール作業においてフリーフォール位置から吊荷の巻
上を再開する作業位置にする時は吊荷が接地の安定した
状態で作業することが多く、クラッチOFFのフリーフ
ォール位置からクラッチONの吊荷の巻上を再開する作
業位置にする時に関してはブレーキペダル45を踏込み
操作を要求することは逆にオペレタの疲労に繋がるとと
もに、緊急に吊荷の巻上をしなければならない危険が発
生した時に、このロック機構が障害となる。
【0013】本発明は上記のような従来の問題点に着目
し、ブレーキを制動操作しないとクラッチ接続の作業位
置からクラッチ遮断のフリーフォール位置に切替え不可
能として誤操作防止を図ると共に、クラッチ遮断のフリ
ーフォール位置からクラッチ接続の作業位置にして、巻
上作業を再開するような安全側の作業位置に解除する時
には、ブレーキを制動操作しなくても作業位置に操作可
能としてウインチの操作を簡易化し、誤操作防止を図
り、かつ、操作性、作業性を向上するウインチの操作装
置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段及び作用効果】上記目的を
達成するために、本発明に係るウインチの操作装置の第
1発明は、ブレーキ操作手段の操作に連動してウインチ
ドラムを制動するブレーキと、クラッチ操作手段の操作
に応じて駆動源とウインチドラムとを断続するクラッチ
と、ブレーキの制動時にクラッチを遮断可能とするイン
ターロック機構とを有するウインチの操作装置におい
て、前記ウインチドラムの非制動時には、クラッチの遮
断から接続への操作は可能であるが、クラッチの接続か
ら遮断への操作を不可能とするインターロック機構を有
する。
【0015】第1発明の構成によれば、ウインチドラム
が非制動状態のきには、クラッチ操作手段をクラッチ接
続の作業位置からクラッチ遮断のフリーフォール位置に
切替え不可能であり、ウインチドラムが制動状態のきに
は、クラッチ操作手段をクラッチ接続の作業位置からク
ラッチ遮断のフリーフォール位置に切替えできる。また
ウインチドラムが非制動状態であっても、クラッチ遮断
のフリーフォール位置からクラッチを接続して吊荷の巻
上作業を再開する安全側の作業位置に解除する時にはク
ラッチ操作手段を操作できる。
【0016】従って、ブレーキ操作手段を操作してウイ
ンチドラムを制動状態にしないと、クラッチ操作手段を
クラッチ接続の作業位置からクラッチ遮断のフリーフォ
ール位置に切替え不可能にすると共に、クラッチ遮断の
フリーフォール位置からクラッチ接続の吊荷の巻上作業
を再開する安全側の作業位置に解除する操作は、ウイン
チドラムが非制動状態であっても可能としたので、ウイ
ンチの誤操作を防止できるため安全性が向上すると共
に、操作が簡易化されるため操作性、作業性が向上する
ウインチの操作装置が得られる。
【0017】また本発明に係るウインチの操作装置の第
2発明は、第1発明において前記インターロック機構の
他に、クラッチの遮断から接続への操作は可能である
が、クラッチの接続から遮断への操作を不可能にした
り、これを解除可能とするために追加される補助インタ
ーロック機構を有する。
【0018】第2発明の構成によれば、補助インターロ
ック機構によりクラッチの接続から遮断への操作を不可
能とするように設定すれば、第1発明のインターロック
機構が故障のときでも、クラッチ操作手段をクラッチ接
続の作業位置からクラッチ遮断のフリーフォール位置に
切替え不可能であり、クラッチ遮断のフリーフォール位
置からクラッチを接続して吊荷の巻上作業を再開する安
全側の作業位置に解除する時にはクラッチ操作手段を操
作できる。
【0019】従って、第1発明のインターロック機構が
故障のときでも、誤操作が防止できるため安全性が向上
すると共に、操作が簡易化されるため操作性、作業性も
向上するウインチの操作装置が得られる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るウインチの
操作装置に関する実施例を図1及至図6を参照して詳細
に説明する。図1は本発明に係るウインチの操作装置1
に関する一実施例の全体構成図を示す。なお、以下にお
いて本実施例の部品名の後の( )内には、これに相当
する請求項の部品名を記す。また従来技術と同じ部品に
は同一符号を付してその説明は省略する。図1におい
て、ウインチの操作装置1はフットブレーキ45を操作
するブレーキペダル装置(ブレーキ操作手段)2と、ウ
インチのクラッチ87を接続、遮断するクラッチレバー
装置(クラッチ操作手段)3と、油圧駆動によるウイン
チ装置43と、クラッチ87を接続、遮断制御する作業
切換弁装置44により構成されている。
【0021】ブレーキペダル装置2はブレーキペダル4
5と、ブレーキペダル45の踏込み量を伝達するリミッ
ットスイッチ5と、マスターシリンダ46とにより構成
されている。ブレーキペダル45は図示しない運転室の
座席の前方に枢軸47を介して回転自在に設けられ、ま
たマスターシリンダ46のピストンロッド46b先端が
自在継手48と、連結金具49aとピン49bとにより
ブレーキペダル45に連結されている。又、ブレーキペ
ダル45の踏込み量を伝達するリミッットスイッチ5は
配線6の一端が連結され、配線6の他端が後述するソレ
ノイド22に接続されている。52はブレーキペダル4
5の復帰ばねである。
【0022】クラッチレバー装置3は図示しない運転室
の座席の一側部に設けられている。図1及び図2、図3
において、クラッチレバー10は枢軸11にボス部12
が回転自在に支持され、このボス部12にレバー支持筒
13、この支持筒13の上部にストパ片14が径方向に
一体に連設され、操作片15にピン59と連結金具60
を介して連動ケーブル61の一端が連結され、このケー
ブル61の他端が作業切替弁94のスプールに連結され
ている。62は連動ケーブル61のブラッケトである。
そして、レバー支持筒13に軸方向に摺動自在に挿入さ
れ伸縮自在となり、支持筒13のばね16により伸長方
向に付勢され、かつ、支持筒13とボス部12を介して
枢軸11を中心に前後方向に回転自在で、後方の作業位
置(図1の実線)から前方のフリーフォール位置(図1
の二点鎖線)とに切換自在となつている。上記クラッチ
レバー10にはピン17が貫通して設置され、ピン17
は支持筒13に設けられた軸方向の長穴18と案内板1
9に設けられた略L字形の案内穴20とに係合され、ク
ラッチレバー10の摺動(伸縮)範囲及び回動範囲が規
制されている。
【0023】インタロック機構はインタロックプレ−ト
21と、電磁ソレノイド22で構成されている。インタ
ロックプレ−ト21はボス部23と一体に連設され、枢
軸23にボス部24が回転自在に支持され、上部はソレ
ノイド22の作動軸22aとピン25を介して連結され
ている。インタロックプレ−ト21のピン25が挿入す
る穴は長穴となっている(図示せず)。又、インタロッ
クプレ−ト21の右側面は後述する作動の関係から、傾
斜部21aを有した形状になつている。インタロックプ
レ−ト21の下部はストッパ26が一体に付設され、運
転席に設けたストッパ受け27に当接している。28は
インタロックプレ−ト21の復帰ばねである。また手動
ロック機構が前記インタロック機構の前方に配置され、
ロックピン31と支持部材との間に軸方向摺動自在なら
びに回転方向自在に支持され、ばね32とボール33か
らなるデテント機構により軸方向の位置を決めている。
【0024】次に、上記構成の作動を説明する。 (1)ウインチの巻上、巻下作業時 クラッチレバー10を図1の実線の作業位置にすると連
動ケーブル61が引張られ、作業切換弁94がばね94
cの力に打ち勝って作業位置94aに保持されるため、
クラッチシリンダ87cに圧油が供給されクラッチ87
が接続される。そして駆動回路81,82に設置された
図示しないウインチ操作弁によりウインチドラムを回転
制御して吊荷を巻上、巻下作業する。このようなウイン
チの巻上、巻下作業時にはブレーキペダル45は操作さ
れないため、ソレノイド22は消磁されており、図2に
詳細を示すインタロックプレ−ト21は復帰ばね28に
よりストッパ26がストッパ受け27に当たるまで回転
して図示の位置になる。従ってクラッチレバー10に貫
通設置されたピン17の下面が、クラッチレバー装置3
のインタロックプレ−ト21の上面に係合することによ
り、クラッチレバー10はクラッチ接続位置からクラッ
チ遮断位置へ操作不可能となるインタロックが作用す
る。しかもレバー支持筒13の径方向外方に固定された
ストッパ片14が、手動ストッパ機構のロックピン31
に当たることにより、クラッチレバー10のフリーフォ
ール方向への回動が二重に阻止されており、誤つてクラ
ッチレバー10に手が触れてもこのクラッチレバー10
をフリーフォール位置に切換えるおそれがないため吊荷
が落下するおそれがない。
【0025】ただし、ウインチの巻上、巻下作業時にソ
レノイド22が消磁されいても、図5に示すようなフリ
ーフォール位置へ切換えられたクラッチレバー10を、
インタロックプレ−ト21の復帰ばね28力に抗して、
枢軸11回りに図6の矢印の方向(反時計方向)に回転
させると、ウインチの巻上、巻下作業時にブレーキペダ
ル45が操作されなくても、フリーフォール位置から作
業位置へ切り換えることができる。このようにしてクラ
ッチレバー10作業位置へ切り換えた後、駆動回路8
1,82に設置された図示しないウインチ操作弁により
ウインチドラムを回転制御して吊荷を巻上、巻下作業す
る。
【0026】(2)フリーフォール作動時 図2に示したロックピン31と、ストッパ片14との手
動ストッパ機構の係合を二点鎖線の通り軸方向に操作し
て解除する。次に、ブレーキペダル45を踏込むと、マ
スターシリンダ46が作動され、ブレーキシリンダ89
cに圧油が流入してフットブレーキ89によりウインチ
ドラム86を制動する。同時にリミットスイッチ5が作
動して配線6を経てソレノイド22に通電されるため、
インタロックプレ−ト21が枢軸23を支点として反時
計方向に回動して図4に示す状態となる。このためクラ
ッチレバー10に貫通設置されたピン17はインタロッ
クプレ−ト21に邪魔されないため、案内穴20に沿っ
て下端まで動かした後、クラッチレバー10を枢軸11
回りに図1の二点鎖線の位置まで時計方向に操作する
と、連動ケーブル61を引張る力が弛むので、作業切換
弁94はばね94cによりフリーフォール位置94bに
保持される。そのためクラッチシリンダ87cから圧油
が排出されクラッチ87が遮断されるため、ドラム軸8
5とウインチドラム86との動力伝達が遮断される。
【0027】しかしこのときにはブレーキペダル45を
踏込むことによりマスターシリンダ46が作動し、ブレ
ーキシリンダ89cに圧油が流入してフットブレーキ8
9によりウインチドラム86は制動されている。このよ
うに作業切換弁94の切換えによりクラッチ87が遮断
されても直ちに吊荷がフリーフォールされることなく、
その後、ブレーキペダル45の踏込み操作を解除するこ
とによって始めて、吊荷のフリーフォールが行われる。
上記のフリーフォール時にはブレーキペダル45の操作
によりマスターシリンダ46を介してフットブレーキ8
9を制動、制動解除制御することにより、吊荷のフリー
フォール、停止を随意に行うことにより、フットブレー
キ89にて吊荷を緩速で降下させることも、ブレーキペ
ダル45の踏込み量を調節しながら吊荷を所望の降下速
度により安全に下げることもできる。又、クラッチレバ
ー10のフリーフォール位置への切換え後に、ブレーキ
ペダル45の踏込み操作を解除すると、これに連動して
インタロックプレ−ト21の復帰ばねの作動によりイン
タロックプレ−ト21に対する係合状態が解除され、図
5の通りの状態になる。
【0028】次に、上記フリーフォール後に吊荷の巻上
を再開する時は、ブレーキペダル45を踏込まないで、
クラッチレバー10を図5から図6に示すように操作し
て作業切換弁94に切換える。作業切換弁94を作業位
置94aに切換えることにより吊荷の巻上運転が再開さ
れる。すなわち、図6の案内穴20のピン17位置Aか
ら位置B、位置Cの順序で作動する。ピン17位置Aか
ら位置Bでピン17がとインタロックプレ−ト21の傾
斜部21aとが接触し傾斜部21aに沿って作動され、
インタロックプレ−ト21が枢軸23を支点として回動
しピン17位置Cに作動される。ピン17位置Cに作動
されるとインタロックプレ−ト21が復帰ばねにより、
元の位置に戻され図2のような状態になる。その後、ロ
ックピン31を元の位置に戻してロックする。
【0029】上記作動により、ブレーキペダル45の踏
込みに連動して、ブレーキペダルを踏込み操作しない
と、クラッチレバー10をクラッチONの作業位置から
クラッチOFFのフリーフォール位置に切替えられない
ないようになり、クラッチOFFのフリーフォール位置
からクラッチONの吊荷の巻上を再開する安全側の作業
位置に解除する時はブレーキペダルを踏込みをしないで
操作をし、操作を簡易化することができる。なお、本実
施例はウインチブレ−キ踏込み検出部はリッミトスイチ
5とし、作動部は電磁ソレノイド22としたが、検出部
はマスタ−シリンダの出力の圧力を検出する油圧圧力ス
イチと、インタロックプレ−ト21作動部は油圧シリン
ダとの組合せで実施することもできる。さらに、ブレー
キペダル45と、クラッチレバーのインタロックプレ−
ト21とを連動ケーブルとを接続して実施することもで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のウインチの操作装置の実施例の全体構
成図を示す。
【図2】本発明のクラッチレバ−装置の詳細図を示す。
【図3】図1のA−A断面図を示す。
【図4】本発明のクラッチレバ−装置の作動図を示す。
【図5】本発明のクラッチレバ−装置の作動図を示す。
【図6】本発明のクラッチレバ−装置の作動図を示す。
【図7】従来技術のウインチの操作装置の実施例の全体
構成図を示す。
【符号の説明】
1…ウインチの操作装置、2…ブレーキペダル装置(ブ
レーキ操作手段)、3…クラッチレバー装置(クラッチ
操作手段)、5…リミッットスイッチ、6…配線、10
…クラッチレバー、11…枢軸、12…ボス部、13…
レバー支持筒、14…ストッパ片、15…操作片、16
…ばね、17…ピン、18…長穴、19…案内板、20
…案内穴、21…インタロックプレ−ト、21a…傾斜
部、22…ソレノイド、22a…作動軸、23…ボス
部、23…枢軸、24…ボス部、25…ピン、26…ス
トッパ、27…ストッパ受け、28…復帰ばね、31…
ロックピン、43…ウインチ装置、44…作業切換弁装
置、45…ブレーキペダル、46…マスターシリンダ、
46b…ピストンロッド、47…枢軸、52…復帰ば
ね、59…ピン、60…連結金具、61…連動ケーブ
ル、62…ブラッケト、86…ウインチドラム、87…
クラッチ、89…フットブレーキ、94…作業切替弁。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキ操作手段の操作に連動してウイ
    ンチドラムを制動するブレーキと、クラッチ操作手段の
    操作に応じて駆動源とウインチドラムとを断続するクラ
    ッチと、ブレーキの制動時にクラッチを遮断可能とする
    インターロック機構とを有するウインチの操作装置にお
    いて、前記ウインチドラムの非制動時には、クラッチの
    遮断から接続への操作は可能であるが、クラッチの接続
    から遮断への操作を不可能とするインターロック機構を
    有することを特徴とするウインチの操作装置。
  2. 【請求項2】 前記インターロック機構の他に、クラッ
    チの遮断から接続への操作は可能であるが、クラッチの
    接続から遮断への操作を不可能にしたり、これを解除可
    能とするために追加される補助インターロック機構を有
    することを特徴とする請求項1記載のウインチの操作装
    置。
JP4059396A 1996-02-02 1996-02-02 ウインチの操作装置 Pending JPH09208190A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4059396A JPH09208190A (ja) 1996-02-02 1996-02-02 ウインチの操作装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4059396A JPH09208190A (ja) 1996-02-02 1996-02-02 ウインチの操作装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09208190A true JPH09208190A (ja) 1997-08-12

Family

ID=12584813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4059396A Pending JPH09208190A (ja) 1996-02-02 1996-02-02 ウインチの操作装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09208190A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5141119A (en) Method for limiting movement of a boom
JP2015203302A (ja) 車両
US4673054A (en) Safety brake system
EP0297105B1 (en) Winch drag brake apparatus
JP3647388B2 (ja) 補助電動機付きスケータ
JPH09208190A (ja) ウインチの操作装置
WO2020129864A1 (ja) ジブ係留装置
JPS5841280B2 (ja) ウインチノ カフカジドウブレ−キソウチ
JP2000016774A (ja) ウインチ制御装置
JP5764074B2 (ja) 作業車両のブレーキ操作具
JPS6351959B2 (ja)
US3625373A (en) Fail-safe accessory for hoisting equipment
EP3842201B1 (en) A log splitter with a mechanical winch and operation method
JPH01145997A (ja) 油圧駆動ウインチの操作装置
JP3295594B2 (ja) ウインチの制動装置
JP2001165111A (ja) 油圧駆動ウインチの制御装置
KR100397852B1 (ko) 차량의 파킹 브레이크 시스템
US3028031A (en) Power tagline
JPH10297879A (ja) ウインチの操作装置
JPS641347Y2 (ja)
JPS58183591A (ja) 油圧駆動ウインチの操作機構
US4042084A (en) Vehicle clutch control assembly
JP2539997Y2 (ja) 建設機械のエンジン非常停止装置
JP3725223B2 (ja) 走行作業機の緊急停止装置
JP5916442B2 (ja) スラグダンプトラック

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20040715

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040824

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050124