JP2555569Y2 - ウインチブレーキ装置 - Google Patents

ウインチブレーキ装置

Info

Publication number
JP2555569Y2
JP2555569Y2 JP3859892U JP3859892U JP2555569Y2 JP 2555569 Y2 JP2555569 Y2 JP 2555569Y2 JP 3859892 U JP3859892 U JP 3859892U JP 3859892 U JP3859892 U JP 3859892U JP 2555569 Y2 JP2555569 Y2 JP 2555569Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
cylinder
piston
hydraulic
bracket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3859892U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0592290U (ja
Inventor
幸夫 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP3859892U priority Critical patent/JP2555569Y2/ja
Publication of JPH0592290U publication Critical patent/JPH0592290U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2555569Y2 publication Critical patent/JP2555569Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はクレーン等で用いられ
るウインチのブレーキ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の油圧駆動ウインチの説明用システ
ム構成を図9に示す。図において、第1スプリングaで
付勢されたブレーキ部材bを備えたウインチドラムc、
油圧ポンプpから油圧の供給を受けることにより前記第
1スプリングaの付勢力に抗して、ブレーキ部材bを解
除方向に作用させる第1ブレーキシリンダd、足踏ペダ
ルeで作動させるマスタシリンダf、マスタシリンダf
よりの圧油の供給を受け、上記ブレーキ部材bを制動方
向に作用させる第2ブレーキシリンダg、およびウイン
チドラムと油圧モータh間の動力伝達系に介装したクラ
ッチiを備え、上記第1ブレーキシリンダdへの圧油の
給排を、油圧モータhによるウインチドラムcの駆動時
に圧油の供給を受け、駆動停止時にタンクに接続される
油圧給排回路jを介して行うように構成すると共に、こ
の油圧給排回路jに、当該油圧給排回路jを連通する位
置m1と、当該油圧給排回路jを遮断し、かつ遮断後の
油圧給排回路jの該1ブレーキシリンダd側を油圧源p
に接続する位置m2の二つの切換位置を有する手動操作
式の選択弁mを介装して構成している。
【0003】この種の油圧駆動ウインチは選択弁mをm
1の位置にし、かつ、クラッチiを接続した状態で油圧
モータhを駆動することにより、ウインチドラムを巻
上、および巻下駆動するものであり、この場合、第1ブ
レーキシリンダdはウインチドラムcの駆動時に圧油の
供給を受け、駆動停止時にタンクに接続される油圧給排
回路jに接続されているので、第1スプリングaによる
ブレーキ部材bの制動は、ウインチドラムcの駆動時に
解除され、停止時に制動されるものである。また、クラ
ッチiを断ち、選択弁mをm2の位置に切換え、第1ブ
レーキシリンダdに油圧源から圧油を供給することで、
ウインチドラムcを自由に回転できるようにし、ウイン
チで吊下した吊荷を自由降下させることができる。この
とき足踏ペダルeによりマスタシリンダfを介して、第
2ブレーキシリンダg内に設けられた第2スプリングn
によりリンクqを介して付勢されたブレーキ部材bによ
る制動力を加減し、吊荷の降下速度を調整するものでの
ある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のウインチブ
レーキ装置においては、手動で操作する選択弁によりブ
レーキを作動,解除する第1ブレーキシリンダと、ペダ
ルを操作することによりブレーキを作動,解除する第2
ブレーキシリンダとが、それぞれ独立して別個に必要で
あり、構造が複雑で構成部品数も多く、必要なスぺース
も大きいという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】この考案は上記
に鑑みなされたものであって、外部収縮式のブレーキバ
ンドを備えたウインチのブレーキ装置であって、スプリ
ングによるブレーキ作動機構と、ブレーキ解除用油圧シ
リンダを有し、さらにペダル等により油圧を発生させて
ブレーキを作動するウインチブレーキ装置において、ブ
レーキバンドの可動端を可動ブラケットに連結し、該可
動ブラケットにブレーキ解除用油圧シリンダを固着し、
該シリンダに圧油が入ると、ピストンによりスプリング
が縮み、リターンスプリングにより可動ブラケットがブ
レーキを弛める方向へ移動できるようにしてある。また
該固定ブラケットに固着したブレーキ作動用シリンダに
嵌合する第2ピストンに油圧が作用して該第2ピストン
が延伸すると、ブレーキ解除用シリンダの本体の一部を
構成する反力壁に当接し、該ブレーキ解除用シリンダが
固着する可動ブラケットを介してブラケットバンドの可
動端に作動して該ブレーキバンドを引き締めるように構
成することにより、ブレーキ装置の構造を簡素化し、装
置全体を小さくすることを可能にしたものである。
【0006】
【実施例】以下図面に基づいて、この考案の実施例につ
いて説明する。図1はこの考案によるウインチブレーキ
装置の要部側面外観図であって、ウインチドラム1の外
周には外部収縮式のブレーキバンド2が設けられ、バン
ド2の一端はピンA、3及びレパー4を介して固定支点
5に連結され、バンド2の他端(以下において可動端と
も記す)はピンB、6を介して可動ブラケット7に連結
されている。8は固定ブラケットであって、ピンA、3
に連結されている。
【0007】図1における20−20断面図を図2に、
図2における30−30断面図を図3に示し、図3にお
ける40−40一部断面矢視図を図4に示す。図におい
て2箇の側板を主構成部品とする可動ブラケット7の内
側にはブレーキ解除用シリンダ9が、ブラケット7の部
材71を介してボルト10により固着され、シリンダ9
内には第1ピストン11が内包され、手動操作式の選択
弁(図示せず)を操作することにより油圧管12より圧
油が第1油圧室13に入ると、第1ピストン11を矢印
17の反対方向へ押し、スプリングA、16を押し縮
め、その縮小分だけリターンスプリングPによって可動
ブラケット7が矢印17の方向へ引っ張られ、ピンB、
6が矢印17の方向へ動き、ブラケットバンド2を弛め
ブレーキが解放となる。
【0008】また、固定ブラケット8には部材81を介
してブラケット作動シリンダ18がボルト19により固
着され、該ブレーキ作動用シリンダ18のシリンダ部に
は第2ピストン21が嵌合し、該ピストン21のブレー
キ解除用シリンダ9側は、該シリンダ9本体の反力壁9
1に当接するようになっており、ブレーキペダル(図示
せず)を操作することにより油圧管路22より圧油が第
2油圧室23に入ると、第2ピストン21、ブレーキ解
除用シリンダ9の反力壁91、第1ブレーキシステム
9、可動ブラケット7を介して、矢印17とは反対方向
にピンB、6を動かして、ブラケットバンド2を締め付
けて、ブラケットをかけるようになっている。
【0009】次にこの実施例の作動について図5〜図8
を参照して説明する。図5は自動ブレーキ作動、ペダル
ブレーキ解除を示し、第1油圧室13はタンク回路に接
続されており圧力は発生していない。スプリング16は
固定ブラケット8の一部である壁100を固定端とし、
可動ブラケット7を矢印17’の方向へ押し、ピン6を
介してブレーキバンド2が引き締められる方向(矢印1
7’)に動く。また第2油圧室23はタンク回路に接続
されており、第2ピストン21を押す力はゼロである。
【0010】次に図6は自動ブレーキ解除、ペダルブレ
ーキ解除を示し、上記図5の状態で管路12から第1油
圧室13に圧油が流入すると、第1ピストン11は矢印
17’方向におされスプリング16を縮める。その縮み
長さ分だけ引張バネPが可動ブラケット7を矢印17の
方向に引張り、スプリング座102を固定ブラケット8
の壁100に固着させる。従って可動ブラケット7と一
緒にピン6も矢印17の方向に移動し、ハンドブレーキ
2が弛められる。
【0011】次に図8を参照して図5から図6に移る説
明をする。圧油が第1シリンダ9の第1油圧室13に入
るとスプリング16が縮み隙間Sが生じる。引張バネP
が可動ブラケット7を引張りスプリング座102が固定
ブラケットの壁100に当たる迄可動ブラケット7は動
くのである。
【0012】次に図7を参照して自動ブレーキ解除、ペ
ダルブレーキ作動の説明をする。上記図6の状態で管路
22から第2油圧室23に圧油が流入すると第2ピスト
ン21が可動ブラケット7に固着された第1シリンダ9
の反力壁91を矢印17’の方向へ押しピン6も矢印1
7’の方向へ動き、ブレーキバンド2が引締められブレ
ーキが作動するものである。
【0013】このようにして、この実施例においては、
ブレーキ解除用であるブレーキ解除シリンダ9の本体の
反力壁91が、ブレーキペダルからの油圧管路22を介
して入ってくる圧油の反力を受けるので、ブレーキ装置
全体を小さく、かつ簡素化が可能になるものである。
【0014】またこの実施例において、31,32,3
3はそれぞれ固定ブラケット8および可動ブラケット7
を平行に保つボルトであり、油圧管路12および22、
ブレーキペダル側配管内エア抜き用管路34およびクラ
ッチ側エア抜き用管路35を配設するためのスペース
が、上記31,32,33のボルトの高さ部分を利用す
ることにより確保できるので、クラッチ、ブレーキ配管
スペースの小型かと、油圧配管内のエア抜き作業が容易
になるものである。
【0015】
【考案の効果】この考案は以上詳述したようにして成
り、ブレーキ解除用シリンダの反力壁が、ブレーキ作動
用シリンダのピストンの作動力を受け持つので、ブレー
キ装置全体を小さく、また大幅な簡素化が可能になると
いう大きい効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例の要部側面外観図である。
【図2】図1における20−20断面図である。
【図3】図2における30−30断面図である。
【図4】図3における40−40一部断面矢視図であ
る。
【図5】上記実施例の作動説明図で、自動ブレーキ作
動、ペダルブレーキ解除を示す。
【図6】上記実施例の作動説明図で、自動ブレーキ解
除、ペダルブレーキ解除を示す。
【図7】上記実施例の作動説明図で、自動ブレーキ解
除、ペダルブレーキ作動を示す。
【図8】図5から図6の状態に移るときの作動説明図で
ある。
【図9】従来の油圧駆動ウインチの説明用システム構成
図である。
【符号の説明】
2 ブレーキバンド 6 可動端 7 可動ブラケット 8 固定ブラケット 9 ブレーキ解除用シリンダ 11 第1ピストン 16 スプリングA 18 ブレーキ作動用シリンダ 21 第2ピストン 91 反力壁

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部収縮式のブレーキバンドを備えたウ
    インチのブレーキ装置であって、スプリング16による
    ブレーキ作動機構と、ブレーキ解除用油圧シリンダ9を
    有し、さらにペダル等により油圧を発生させてブレーキ
    を作動するウインチブレーキ装置において、ブレーキバ
    ンド2の可動端6が可動ブラケット7と連結され、該可
    動ブラケット7にブレーキ解除用油圧シリンダ9を固定
    し、固定ブラケット8に固着したブレーキ作動用シリン
    ダ18に嵌合する第2ピストン21に油圧が作用して該
    第2ピストン21が延伸すると、ブレーキ解除用シリン
    ダ9の反力壁91に当接し、該ブレーキ解除用シリンダ
    9が固着する可動ブラケット7を介してブレーキバンド
    2の可動端6に作動して該ブレーキバンド2を引き締め
    ることを特徴とするウインチブレーキ装置。
JP3859892U 1992-05-13 1992-05-13 ウインチブレーキ装置 Expired - Lifetime JP2555569Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3859892U JP2555569Y2 (ja) 1992-05-13 1992-05-13 ウインチブレーキ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3859892U JP2555569Y2 (ja) 1992-05-13 1992-05-13 ウインチブレーキ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0592290U JPH0592290U (ja) 1993-12-17
JP2555569Y2 true JP2555569Y2 (ja) 1997-11-26

Family

ID=12529719

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3859892U Expired - Lifetime JP2555569Y2 (ja) 1992-05-13 1992-05-13 ウインチブレーキ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2555569Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101348954B1 (ko) * 2013-09-25 2014-01-09 권기국 선박용 윈치의 과부하 방지 장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101348954B1 (ko) * 2013-09-25 2014-01-09 권기국 선박용 윈치의 과부하 방지 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0592290U (ja) 1993-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013500193A (ja) 液圧式ブレーキマスタシリンダ
US3999075A (en) Control system for an integral spring-loaded parking and service brake
JPH0467047B2 (ja)
JP2555569Y2 (ja) ウインチブレーキ装置
JPH01297370A (ja) 液圧式ブレーキ作動機
CN101624046B (zh) 机动车辅助制动系统
JPS5811330B2 (ja) ゼンコウシンキリカエヨウ ジドウクラツチソウチ
US3838756A (en) Actuator mechanism for crane turntable brake
US3692147A (en) Brake system using vehicle's own kinetic energy to control the brake and the device thereof
US5706918A (en) Brake apply mechanism
JPH07323834A (ja) 車両のパーキングブレーキ解除装置
JPH0229112Y2 (ja)
JPS5943392B2 (ja) ウインチ
JPH063765U (ja) 車両のパーキングブレーキ解除装置
KR20020031812A (ko) 자동차의 제동장치
DE60024788D1 (de) Nockengetriebene, hydraulische bremsanlage
KR970002204Y1 (ko) 유압식 파킹 브레이크 장치
JPH09175368A (ja) ウインチのブレーキ装置
KR100241386B1 (ko) 차량의 제동 배력장치
KR100258636B1 (ko) 주차브레이크 장치
JPH0231508Y2 (ja)
JPH0353949Y2 (ja)
KR0178648B1 (ko) 자동차의 급제동시 시동오프 방지장치
JP2001347934A (ja) 産業車両のブレーキ装置
JPS58448A (ja) 2系統式ブレ−キ油圧保持装置