JPH0231508Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0231508Y2
JPH0231508Y2 JP1984090058U JP9005884U JPH0231508Y2 JP H0231508 Y2 JPH0231508 Y2 JP H0231508Y2 JP 1984090058 U JP1984090058 U JP 1984090058U JP 9005884 U JP9005884 U JP 9005884U JP H0231508 Y2 JPH0231508 Y2 JP H0231508Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pads
winch
sliding surface
brake
rotor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984090058U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS615891U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP9005884U priority Critical patent/JPS615891U/ja
Publication of JPS615891U publication Critical patent/JPS615891U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0231508Y2 publication Critical patent/JPH0231508Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はクレーン(トラツククレーン、舶用ク
レーン等)などに使用される油圧駆動ウインチに
関し、さらに詳しくはそのような油圧駆動ウイン
チに使用されるブレーキ装置の構造に関するもの
である。
(従来技術) 従来のクレーンなどに使用されている油圧駆動
ウインチでは、ウインチの油圧駆動に連動してそ
の駆動停止時に自動的にブレーキ力を発生せしめ
るための自動制御式ブレーキ装置と、吊荷の自由
降下時において人力(足踏み式)でブレーキ力を
発生せしめるための人力制御式ブレーキ装置とが
それぞれ個別に備えられている。
ところが、上記した従来例の如く油圧駆動ウイ
ンチ用のブレーキ装置として自動制御式のものと
人力制御式のものとをそれぞれ個別に備える場合
には、ブレーキ装置全体がコストアツプになると
ともに、その両(自動制御式及び人力制御式)ブ
レーキ装置を取付けるのに大きな設置スペースが
必要となるという問題があつた。
(考案の目的) 本考案は上記した従来の油圧駆動ウインチ用ブ
レーキ装置の問題点に鑑み、ウインチ油圧駆動時
において自動制御されるブレーキと吊荷の自由降
下時において人力制御されるブレーキとを安価で
しかもコンパクトに形成することができるように
したブレーキ装置を備えた油圧駆動ウインチを提
供することを目的としてなされたものである。
(目的を達成するための手段) 本考案は、油圧駆動ウインチに、ドラムに設け
たデイスクロータに対してキヤリパを、該デイス
クロータの両側の摺動面にまたがり且つ該摺動面
に直交する方向に移動可能に取り付けるととも
に、該キヤリパ内に同軸状に対向配置され且つそ
の先端部にそれぞれパツドを備えた左右一対のピ
ストンの該各パツドを前記デイスクロータの各摺
動面に押圧又は押圧解除可能とし、該各パツドを
前記デイスクロータ摺動面に押圧することによつ
て該デイスクロータ摺動面とパツドとの間に発生
する摩擦力により前記ドラムにブレーキ力を作用
せしめる如くしたデイスクブレーキ型のブレーキ
装置を備えた油圧駆動ウインチであつて、前記キ
ヤリパに、前記デイスクロータの一方の摺動面側
にあつて前記ウインチの油圧駆動に連動してその
駆動停止時にはスプリングのバネ力によつて前記
各パツドをデイスクロータ摺動面側へ押圧してブ
レーキ力を発生させる一方、該ウインチ1の駆動
時には油圧力によつて前記スプリングのバネ力に
抗して前記各パツドの押圧を解除してブレーキ力
を解除させる如く作動する自動制御式パツド押圧
装置と、前記デイスクロータを挟んで該デイスク
ロータの他方の摺動面側にあつて人力操作によつ
て前記パツドをデイスクロータ摺動面側へ押圧又
は押圧解除してブレーキ力を発生又は解除させる
如く作動する人力制御式パツド押圧装置とを備
え、もつて油圧駆動ウインチにおいて自動制御式
と人力制御式の両ブレーキ装置をコンパクトに構
成し得るとともにコストダウンを図ることができ
るようにしたことを特徴とするものである。
(実施例) 第1図及び第2図に示す本考案実施例の油圧駆
動ウインチを説明すると、第2図には例えばトラ
ツククレーン等に使用される油圧駆動ウインチ1
が示されており、又第1図には第2図の油圧駆動
ウインチ1に使用されるブレーキ装置及びその油
圧回路が示されている。
第2図に示す油圧駆動ウインチ1において、符
号2は油圧モータ、3は減速機、4はワイヤ巻取
用のドラムである。
ドラム4の一端側にはデイスクロータ5が設け
られている。
ドラム4の一端側の内側にはクラツチ6が設け
られていて、該クラツチ6が嵌合されると油圧モ
ータ2からの動力がドラム4側に伝達されるよう
になつている。
この油圧駆動ウインチ1に使用されているブレ
ーキ装置はデイスクブレーキ型のものが採用され
ている(以下、この実施例ではブレーキ装置をデ
イスクブレーキ10と称する)。このデイスクブ
レーキ10は、そのサポート20をウインチドラ
ム4の支持部材側の適所に固定することによつて
デイスクロータ5の近傍に設置されている。
このデイスクブレーキ10は、第1図に示すよ
うに単一のキヤリパ11内にデイスクロータ5の
摺動部をその両側から挟むようにして2つのパツ
ド14,24を対向配置させるとともに、該単一
のキヤリパ11に、ウインチ1の油圧駆動時にお
いて使用される自動制御式のパツド押圧装置12
と吊荷の自由降下時において使用される人力(足
踏)制御式のパツド押圧装置22とをそれぞれ備
えて構成されている。尚、このキヤリパ11は、
デイスクロータ5の摺動面に直交する方向に所定
量だけ移動可能とされている。このデイスクブレ
ーキ10における自動制御式及び人力制御式の各
パツド押圧装置12,22はそれぞれ油圧作動式
に構成されている。
自動制御式パツド押圧装置12は、シリンダ1
5内のピストン後室15aにスプリング17を設
置してピストン16を常時パツド押圧方向(矢印
A方向)に付勢するとともに、ウインチ駆動時に
はシリンダ15内のピストン前室15bに高圧油
を導入することによりピストン16を前記スプリ
ング17に抗してパツド押圧解除方向(矢印B方
向)に移動させる如く構成されている。尚、ピス
トン16がスプリング17によつて一方のパツド
14を押圧する方向(矢印A方向)に付勢されて
いるときにはキヤリパ11はその反作用によつて
矢印B方向に付勢されて該ピストン16によつて
押圧されるパツド14の対向位置に位置している
他方のパツド24を後述する人力制御式パツド押
圧装置22のピストン26を介してデイスクロー
タ5の摺動面に押し付けるように作用する。
第1図に示す油圧回路において符号31は油圧
ポンプ、32はアキユームレータ、33はクラツ
チ切換用の制御弁、34はウインチ運転用の制御
弁、35は自動制御式パツド押圧装置12のピス
トン前室15b内への高圧油の給・排を制御する
ための電磁切換弁、38はクラツチレバー39に
よつて操作されるリミツトスイツチ、40はウイ
ンチレバー41によつて操作されるリミツトスイ
ツチを示している。
この自動制御式パツド押圧装置12では、クラ
ツチ切換用制御弁33の導通状態(クラツチ嵌合
状態でしかもリミツトスイツチ38の接点38a
が開の状態)でウインチレバー41をニユートラ
ルに入れたとき即ちウインチ1の作動が停止され
ているときには、リミツトスイツチ40の接点4
0aが開となり電磁切換弁35が非導通状態とな
つてアキユームレータ32からの高圧油はシリン
ダ15側へは供給されず、従つてスプリング17
の作用によりデイスクロータ5にブレーキ力が負
荷されるようになり、ウインチレバー41をウイ
ンチ巻上げ或いは巻下げ側に入れるとリミツトス
イツチ40の接点40aが閉とされて電磁切換弁
35が導通状態に切換えられ、それによつてアキ
ユームレータ32からの高圧油がシリンダ15の
ピストン前室15b内に導入されてブレーキ力が
解除されるようになつている。
次に、人力制御式パツド押圧装置22は、単一
のキヤリパ11における自動制御式パツド押圧装
置12のシリンダ15と対向する位置に設けられ
たシリンダ25に人力式(足踏式)切換弁36を
介してアキユームレータ32からの高圧油を導入
し得るように構成されている。この人力制御式パ
ツド押圧装置22は、ウインチ作用の停止時(ウ
インチレバー41のニユートラル時で自動ブレー
キ力が負荷されている)において吊荷を適宜に自
由降下させるときに使用されるものである。この
場合は、先ずクラツチレバー39を操作して前記
クラツチ切換用制御弁33を非導通(この状態で
はクラツチレバー側リミツトスイツチ38の接点
38aが閉となつて自動ブレーキ力が解除され
る)としてクラツチ6を離脱状態とするとともに
リミツトスイツチ38の接点38aを閉とするこ
とにより電磁切換弁35を導通側に作動せしめて
ピストン前室15b内に高圧油を導入し自動制御
式パツド押圧装置12によるブレーキ力を解除す
る。なお、この場合はクラツチレバー39の操作
に先立つて人力制御ブレーキ用のペダル42を踏
んでおく。このペダル42を踏むと足踏式切換弁
36が導通状態に切換つてシリンダ25にアキユ
ームレータ32からの高圧油が導入されてピスト
ン26がパツド24押圧方向(矢印B方向)に作
動せしめられ、それによつてデイスクロータ5に
ブレーキ力が負荷されるようになり、又ペダル4
2から足を離すと足踏式切換弁36が非導通状態
に切換つてシリンダ25から高圧油が排出されて
ブレーキ力が解除されるようになる。尚、この実
施例では足踏式切換弁36には、マスタシリンダ
式足踏ブレーキに比べて応答性の良好なリモート
コントロール弁が採用されており、デイスクブレ
ーキ10を自動制御式から人力制御式に切換えた
ときに、人力制御式パツド押圧装置22が速やか
に作動して吊荷の寸落を防止し得るようになつて
いる。又、この実施例では人力制御式パツド押圧
装置22のシリンダ25にアキユームレータから
の高圧油を供給するようにしているのでペダル4
2に対する足踏力を軽減し得るという作用があ
る。
(考案の効果) 本考案は、油圧駆動ウインチに、ドラム4に設
けたデイスクロータ5の摺動面に向けてパツド1
4,24を押圧してその両者間に発生する摩擦力
によつてウインチドラム4にブレーキ力を作用せ
しめる如くしたデイスクブレーキ型のブレーキ装
置を設けるに際して、該ブレーキ装置として、キ
ヤリパ11に、ウインチ油圧駆動時においてウイ
ンチ操作と連動して自動的にデイスクロータにブ
レーキ力を負荷又は解除せしめるための自動制御
式パツド押圧装置12と、デイスクロータ5を挟
んで該自動制御式パツド押圧装置12と対向する
位置にあつて人力操作によつてデイスクロータ5
にブレーキ力を負荷又は解除せしめるための人力
制御式パツド押圧装置22とをそれぞれ備え、し
かも自動制御式パツド押圧装置12によるブレー
キ力負荷時におけるパツド14,24のデイスク
ロータ摺動面への押圧をコンパクトな形状で有り
ながら大きな押圧力が得られるスプリング17に
よつて行うようにしているので、自動制御式と人
力制御式の両ブレーキ機能を備えたブレーキ装置
であつてもそのブレーキ装置全体をコンパクトに
構成でき、且つそれによつてブレーキ装置の設置
スペースを小さくすることができるとともに、自
動制御式と人力制御式の両ブレーキ機能を備えた
ブレーキ装置全体の製造コストを低減することが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2図に示す本考案実施例の油圧駆動
ウインチで使用される油圧回路図、第2図は本考
案の実施例にかかる油圧駆動ウインチの正面図で
ある。 1……油圧駆動ウインチ、4……ドラム、5…
…デイスクロータ、10……デイスクブレーキ、
11……キヤリパ、12……自動制御式パツド押
圧装置、22……人力制御式パツド押圧装置、1
4,24……パツド、15,25……シリンダ、
16,26……ピストン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドラム4に設けたデイスクロータ5に対してキ
    ヤリパ11を、該デイスクロータ5の両側の摺動
    面にまたがり且つ該摺動面に直交する方向に移動
    可能に取り付けるとともに、該キヤリパ11内に
    同軸状に対向配置され且つその先端部にそれぞれ
    パツド14,24を備えた左右一対のピストン1
    6,26の該各パツド14,24を前記デイスク
    ロータ5の各摺動面に押圧又は押圧解除可能と
    し、該各パツド14,24を前記デイスクロータ
    摺動面に押圧することによつて該デイスクロータ
    摺動面とパツド14,24との間に発生する摩擦
    力により前記ドラム4にブレーキ力を作用せしめ
    る如くしたデイスクブレーキ型のブレーキ装置を
    備えた油圧駆動ウインチであつて、前記キヤリパ
    11に、前記デイスクロータ5の一方の摺動面側
    にあつて前記ウインチ1の油圧駆動に連動してそ
    の駆動停止時にはスプリング17のバネ力によつ
    て前記各パツド14,24をデイスクロータ摺動
    面側へ押圧してブレーキ力を発生させる一方、該
    ウインチ1の駆動時には油圧力によつて前記スプ
    リング17のバネ力に抗して前記各パツド14,
    24の押圧を解除してブレーキ力を解除させる如
    く作動する自動制御式パツド押圧装置12と、前
    記デイスクロータ5を挟んで該デイスクロータ5
    の他方の摺動面側にあつて人力操作によつて前記
    パツド14,24をデイスクロータ摺動面側へ押
    圧又は押圧解除してブレーキ力を発生又は解除さ
    せる如く作動する人力制御式パツド押圧装置22
    をそれぞれ備えたことを特徴とする油圧駆動ウイ
    ンチ。
JP9005884U 1984-06-15 1984-06-15 油圧駆動ウインチ Granted JPS615891U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9005884U JPS615891U (ja) 1984-06-15 1984-06-15 油圧駆動ウインチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9005884U JPS615891U (ja) 1984-06-15 1984-06-15 油圧駆動ウインチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS615891U JPS615891U (ja) 1986-01-14
JPH0231508Y2 true JPH0231508Y2 (ja) 1990-08-24

Family

ID=30644707

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9005884U Granted JPS615891U (ja) 1984-06-15 1984-06-15 油圧駆動ウインチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS615891U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5053196B2 (ja) * 2008-07-24 2012-10-17 カヤバ工業株式会社 流体圧ブレーキ装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS502217A (ja) * 1973-05-15 1975-01-10
JPS58130894A (ja) * 1982-01-28 1983-08-04 日立建機株式会社 巻上ウインチの操作装置
JPS58183590A (ja) * 1982-04-16 1983-10-26 株式会社神戸製鋼所 油圧駆動ウインチの制御装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS502217A (ja) * 1973-05-15 1975-01-10
JPS58130894A (ja) * 1982-01-28 1983-08-04 日立建機株式会社 巻上ウインチの操作装置
JPS58183590A (ja) * 1982-04-16 1983-10-26 株式会社神戸製鋼所 油圧駆動ウインチの制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS615891U (ja) 1986-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7559412B2 (en) Disc brake apparatus
US6142266A (en) Energy storing brake for a vehicle
US3827758A (en) Brake system
JPS6334117B2 (ja)
JPH0231508Y2 (ja)
JPH081229B2 (ja) ブレーキリギング作動装置
KR100268090B1 (ko) 자동 브레이크 장치
JPS6444372A (en) Compressed liquid power booster
JP4161416B2 (ja) 油圧ウィンチ
GB1317801A (en) Automatic control device for vehicle brake systems
JP3508552B2 (ja) 油圧ウィンチ
JP2003002588A (ja) ウインチのブレーキ装置、およびこのブレーキ装置を備えたクレーンの巻上装置
JPH039332B2 (ja)
JPH0261655B2 (ja)
JPH0439256Y2 (ja)
JP2003002587A (ja) ウインチのブレーキ装置、クラッチ装置、およびこのブレーキ装置、クラッチ装置を備えたクレーンの巻上装置
JPH0746592Y2 (ja) 産業車両の制動装置
JPS58112865A (ja) ネガテイブ式ブレ−キ装置
KR0142534B1 (ko) 자동차용 브레이크 장치
JP3654152B2 (ja) 油圧ウィンチ
JP2555569Y2 (ja) ウインチブレーキ装置
JPH09175368A (ja) ウインチのブレーキ装置
JPH063765U (ja) 車両のパーキングブレーキ解除装置
JPH0456191U (ja)
KR0165766B1 (ko) 자동차 브레이크의 울림 제어장치