JP3508552B2 - 油圧ウィンチ - Google Patents

油圧ウィンチ

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JP3508552B2
JP3508552B2 JP18025598A JP18025598A JP3508552B2 JP 3508552 B2 JP3508552 B2 JP 3508552B2 JP 18025598 A JP18025598 A JP 18025598A JP 18025598 A JP18025598 A JP 18025598A JP 3508552 B2 JP3508552 B2 JP 3508552B2
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pressure
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克己 山縣
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油圧モータによって
ウィンチドラムを駆動する油圧ウィンチに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、クレーン等に装備される油圧ウィ
ンチは、一般に、モータによって負荷(吊荷)を巻上・
巻下駆動する動力運転モードとは別にフリーフォール運
転モードを備え、このフリーフォール運転モードで、負
荷によりウィンチドラムを巻下回転させて負荷を自由落
下させるように構成されている(特開平9−21679
3号公報参照)。
【0003】このフリーフォール運転モードを備えた従
来の油圧ウィンチの構成を図10によって説明する。
【0004】なお、図10ではウィンチ本体部分の構成
を模式的に示している。
【0005】同図において、1はウィンチドラム、2は
このウィンチドラム1の駆動源としての油圧モータ(以
下、ウィンチモータという)で、このウィンチモータ2
の出力軸2aとウィンチドラム1との間に動力伝達を行
う遊星歯車機構3が設けられている。
【0006】4はこの遊星歯車機構3のサンギヤ、5は
プラネタリギヤ、6はウィンチドラム1の内周に設けら
れたリングギヤ、7はプラネタリギヤ5を支持するキャ
リア、8はキャリア軸で、このキャリア軸8に多板ディ
スク9が設けられ、この多板ディスク9と、同ディスク
9に対して圧接・離間するプレッシャープレート10
と、このプレッシャープレート10を駆動するブレーキ
シリンダ11と、加圧バネ12とにより、ウィンチドラ
ム1をモータ出力軸2aに対して連結・分離し、かつ、
同ドラム1のフリーフォール回転を制動するクラッチ兼
用の油圧ブレーキ13が構成されている。
【0007】多板ディスク9は、キャリア軸8に対して
一体回転可能で軸方向に移動可能に取付けられた複数の
インナプレート14…と、この各インナプレート14…
に対して接離しうるように軸方向移動可能でかつ回転不
能な状態でブレーキケース15に固定された複数のアウ
タプレート16…とから成り、このインナ、アウタ両プ
レート14,16がブレーキケース15の一方の側壁1
5aとプレッシャープレート10との間に挟み込まれて
ブレーキ(クラッチ)オン、解放されてブレーキ(クラ
ッチ)オフとなる。
【0008】加圧バネ12は、ブレーキケース15の他
方の側壁15bとプレッシャープレート10との間に設
けられ、プレッシャープレート10にブレーキオン方向
のバネ力を付与する。
【0009】ブレーキシリンダ11は、両ロッド型のピ
ストン11Pと、プレッシャープレート10をブレーキ
オン方向に加圧するポジティブ側油室11aと、同プレ
ート10をブレーキオフ方向に加圧するネガティブ側油
室11bとを有し、ネガティブ側油室11bに接続され
たネガティブライン17が直接、ブレーキ油圧源18に
接続されている。
【0010】一方、ポジティブ側油室11aに接続され
たポジティブライン19は、高圧選択弁(シャトル弁)
20を介して二つに分岐され、一方の分岐ラインが電磁
式のモード切換弁21を介して油圧源18またはタンク
Tに、他方の分岐ラインがブレーキ弁(減圧弁)22を
介して油圧源18またはタンクTにそれぞれ接続され
る。
【0011】モード切換弁21は、図示しないモード切
換スイッチの操作によってブレーキ位置aとフリーフォ
ール位置(ブレーキ解除位置)bとの間で切換わり作動
し、ポジティブ側油室11aが、ブレーキ位置aで油圧
源18に、フリーフォール位置bでタンクTにそれぞれ
接続される。
【0012】ブレーキ弁22は、ペダル23によって操
作され、その操作量に応じた二次圧が高圧選択弁20を
介してブレーキシリンダ11のポジティブ側油室11a
に供給される。
【0013】この構成により、次のような作用が得られ
る。
【0014】 モード切換弁21がブレーキ位置aに
セットされた状態では、ブレーキシリンダ11の両側油
室11a,11bが同圧となるため、同シリンダ11そ
のものには推力は発生せず、加圧バネ12のバネ力によ
りプレッシャープレート10が多板ディスク9側に押さ
れてブレーキオンとなる。
【0015】この状態では、キャリア軸8が回転不能に
固定されるため、ウィンチモータ2の回転力が遊星歯車
機構3を介してウィンチドラム1に伝達され、図示しな
いリモコン弁の操作に応じてウィンチドラム1が巻上ま
たは巻下回転する。
【0016】 モード切換弁21がフリーフォール位
置bにセットされると、ブレーキシリンダ11のポジテ
ィブ側油室11aがタンクTに連通してネガティブ側油
室11bとの間に圧力差が生じ、この差圧が加圧バネ1
2のバネ力を超えるため、同シリンダ11が多板ディス
ク9と反対側に押されてブレーキオフとなる。
【0017】この状態では、キャリア軸8がフリーとな
るため、ウィンチドラム1が負荷にによって巻下方向に
自由回転しうる状態、すなわちフリーフォールが可能な
状態となる。
【0018】そして、このときブレーキ弁22が操作さ
れることにより、その操作量に応じた圧力によって多板
ディスク9がオンとなり、ウィンチドラム1にブレーキ
力が作用する。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
にフリーフォール運転時に、ブレーキ弁22の二次圧を
高圧選択弁20を介してブレーキシリンダ11のポジテ
ィブ側油室11aに供給してブレーキ力を作用させるよ
うにした公知技術、すなわち、ブレーキ弁22とポジテ
ィブ側油室11aとの間に高圧選択弁20という故障因
子が存在するウィンチ構成によると、この高圧選択弁2
0の故障や作動不調が生じてブレーキ弁二次圧がポジテ
ィブ側油室11aに正常に伝えられなくなり、オペレー
タの意思通りのブレーキ作用が行われなくなるおそれが
あった。
【0020】そこで本発明は、フリーフォール運転時に
オペレータの意思通りのブレーキ作用を確保して作業の
安全性を向上させることができる油圧ウィンチを提供す
るものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、油圧
モータによって回転駆動されるウィンチドラムに、同ド
ラムのフリーフォール回転を制動する油圧ブレーキが設
けられ、この油圧ブレーキはブレーキシリンダを具備
し、このブレーキシリンダは、ブレーキ作用方向に加圧
されるポジティブ側油室と、ブレーキ解除方向に加圧さ
れるネガティブ側油室とを有する油圧ウィンチにおい
て、上記ブレーキシリンダのポジティブ側油室とブレー
キ油圧源との間に、ポジティブ側油室の圧力を調整可能
なブレーキ弁と、ポジティブ側油室を加圧しうるブレー
キ位置とポジティブ側油室の圧力を減圧し得るフリーフ
ォール位置との間で切換わり作動するモード切換弁装置
とが設けられ、このモード切換弁装置が上記ブレーキ位
置にあるときは上記ポジティブ側油室がこの切換弁装置
を介してブレーキ油圧源に接続され、上記フリーフォー
ル位置にあるときはポジティブ側油室が切換弁装置およ
び上記ブレーキ弁を介してブレーキ油圧源に接続される
ように構成されたものである。
【0022】請求項2の発明は、請求項1の構成におい
て、モード切換弁装置が複数の切換弁によって構成さ
れ、この各切換弁がすべてフリーフォール位置にある状
態でのみポジティブ側油室の圧力を減圧し得るように構
成されたものである。
【0023】請求項3の発明は、請求項1または2の構
成において、ブレーキシリンダのポジティブ側油室に対
する油圧源が、同シリンダのネガティブ側油室に対する
油圧源とは別にかつ高圧に設定されて設けられたもので
ある。
【0024】請求項4の発明は、請求項1乃至3のいず
れかの構成において、ブレーキシリンダのネガティブ側
油室と、同油室に対する油圧源との間に、モード切換弁
装置のブレーキ位置への切換わり時にネガティブ側油室
をタンクに連通させるアシスト切換弁が設けられたもの
である。
【0025】請求項5の発明は、請求項1乃至4のいず
れかの構成において、ブレーキシリンダにおけるポジテ
ィブ側油室の受圧面積がネガティブ側油室の受圧面積よ
りも大きく設定されたものである。
【0026】上記構成によると、モード切換弁装置がフ
リーフォール位置にセットされた状態、すなわちブレー
キ弁の操作によるブレーキ作用が行われる状態で、ブレ
ーキ弁とブレーキシリンダのポジティブ側油室との間に
はモード切換弁装置のみが存在し、従来ウィンチの高圧
選択弁のような故障因子が存在しないため、フリーフォ
ール運転時にオペレータの意思通りのブレーキ作用が行
われて、作業の安全性を確保することができる。
【0027】また、請求項2の構成によると、モード切
換弁装置をフリーフォール位置からブレーキ位置に切換
えようとするときに、同切換弁装置を構成する切換弁の
一部が切換信号にかかわらずフリーフォール位置に固着
してしまう故障が発生した場合でも、他の切換弁がブレ
ーキ位置に切換わっている限り、切換弁装置全体として
ブレーキ位置に切換わるため、オペレータがブレーキ位
置に切換えたつもりがフリーフォール位置にとどまると
いうおそれがない。
【0028】一方、請求項3の構成によると、油圧ブレ
ーキとして摩擦ブレーキを採用した場合に、熱によって
摩擦面の摩擦係数が低下してブレーキ力が不足するフェ
ード現象が生じたとき、または加圧バネのバネ力が経年
変化によって低下したときでも、ブレーキシリンダのポ
ジティブ側油室の圧力がネガティブ側油室の圧力よりも
高圧となって、その差圧がブレーキオン方向に作用する
ため、必要なブレーキ力を確保することができる。
【0029】なお、上記フェード現象対策として、油圧
ブレーキ内に冷却油を供給する所謂湿式ブレーキとして
使用する技術が提案されているが(たとえば特開平9−
100093号公報参照)、冷却油に含まれる添加剤の
種類によってブレーキ性能が変化するため、所定のブレ
ーキ性能を確保するためには同種冷却油でも銘柄が特定
され、汎用性が得られない。
【0030】これに対し、請求項3の構成によると、油
圧ブレーキを湿式とした場合でも、上記のように冷却油
の種類、銘柄に関係なく確実なブレーキ作用を確保する
ことができるため、冷却油の汎用性が増す。
【0031】請求項4の構成によると、モード切換弁装
置がブレーキ位置にセットされた状態で、ブレーキシリ
ンダのネガティブ側油室がタンクに連通するため、同油
室を油圧源に直結した場合と比較して、上記フェード現
象やバネ力の低下が生じた場合でも、ブレーキシリンダ
のネガティブ側油室の圧力がタンク圧になることでブレ
ーキシリンダの両側油室の差圧を確保して油圧ブレーキ
を確実にブレーキオン状態にすることができる。
【0032】また、切換弁装置が、ブレーキ位置への切
換指令にかかわらずフリーフォール位置で固着する事態
が発生しても、上記ネガティブ側油室がタンク圧になる
ことで加圧バネのバネ力によってブレーキオン状態を確
保することができる。
【0033】さらに、請求項3の構成とした場合と同様
に、湿式ブレーキとした場合に冷却油の汎用性に富むも
のとなる。
【0034】また、請求項5の構成によっても、請求項
3,4と同様の作用を得ることができる。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図1〜図9に
よって説明する。
【0036】第1実施形態(図1,2参照) 第1実施形態にかかる油圧ウィンチの基本構成は図10
に示す従来のウィンチ構成と同じである。
【0037】すなわち、図1において、31はウィンチ
ドラム、32はウィンチモータ、33はウィンチモータ
32の出力軸32aとウィンチドラム31との間で動力
伝達を行う遊星歯車機構、34はこの遊星歯車機構33
のサンギヤ、35はプラネタリギヤ、36はリングギ
ヤ、37はキャリア、38はキャリア軸、39はこのキ
ャリア軸38に設けられた多板ディスクで、この多板デ
ィスク39と、同ディスク39に対して圧接・離間する
プレッシャープレート40と、このプレッシャープレー
ト40を駆動するブレーキシリンダ41と、加圧バネ4
2とにより、ウィンチドラム31をモータ出力軸32a
に対して連結・分離し、かつ、同ドラム31のフリーフ
ォール回転を制動するクラッチ兼用の油圧ブレーキ43
が構成されている。
【0038】44…は多板ディスク39を構成する複数
のインナプレート、45はブレーキケース、46はこの
ブレーキケース45に固定された複数のアウタプレート
である。
【0039】ブレーキシリンダ41は、両ロッド型のピ
ストン41Pと、プレッシャープレート40をブレーキ
オン方向(ブレーキケース45の一方の側壁45a側)
に加圧するポジティブ側油室41aと、同プレート40
をブレーキオフ方向(ブレーキケース45の他方の側壁
45b側)に加圧するネガティブ側油室41bとを有
し、ネガティブ側油室41bに接続されたネガティブラ
イン47が、従来ウィンチ同様、直接、ブレーキ油圧源
48に接続されている。
【0040】一方、ポジティブ側油室41aに接続され
たポジティブライン49は、電磁切換弁であるモード切
換弁(モード切換弁装置)50およびブレーキ弁(減圧
弁)51を介して、ネガティブ側油室41bと共通のブ
レーキ油圧源48およびタンクTに接続されている。
【0041】モード切換弁50は、ブレーキ位置aとフ
リーフォール位置bとの間で切換わり作動し、このモー
ド切換弁50のブレーキ位置aでブレーキシリンダ41
のポジティブ側油室41aが油圧源48に接続される。
【0042】一方、モード切換弁50がフリーフォール
位置bに切換わると、ポジティブ側油室41aが同切換
弁50を介してブレーキ弁51の二次側に接続され、ブ
レーキ弁51の操作量に応じた二次圧がポジティブ側油
室41aに供給される。52はブレーキ弁51の操作ペ
ダルである。
【0043】53はウィンチモータ32の巻上・巻下回
転を制御するリモコン弁、54はこのリモコン弁53の
二次圧(リモコン圧)によって中立、巻上、巻下の三位
置イ,ロ,ハ間で切換わり制御されるウィンチ用コント
ロールバルブ、55はウィンチモータ32の油圧源であ
る油圧ポンプである。
【0044】また、56は油圧シリンダ式のパーキング
ブレーキで、バネ56aの力によってモータ出力軸32
aに制動力を付与し、油圧導入時に制動力を解除するネ
ガティブブレーキとして構成され、このパーキングブレ
ーキ56の油室56bが、油圧パイロット式のパーキン
グブレーキ制御弁57を介してブレーキ用油圧源48ま
たはタンクTに接続される。
【0045】パーキングブレーキ制御弁57は、リモコ
ン弁53の非操作時(中立時)には図示のブレーキ位置
aに、操作時にはリモコン圧を供給されて図右側のブレ
ーキ解除位置bにそれぞれセットされる。
【0046】すなわち、巻上・巻下操作されたときにパ
ーキングブレーキ56が解除されてウィンチドラム31
が巻上・巻下回転し、非操作時に同ブレーキ56が作用
してウィンチドラム31が制動停止する。
【0047】58はリモコン圧を取出してパーキングブ
レーキ制御弁57に供給するための高圧選択弁、59は
このリモコン圧を検出して図示のb(常閉)接点からa
(常開)接点に切換わる圧力スイッチである。
【0048】一方、図2において、60はモード切換ス
イッチで、このモード切換スイッチ60と、圧力スイッ
チ59と、モード切換弁50のソレノイド50sの直列
回路が電源に接続され、 圧力スイッチ59がb接点にある(リモコン弁52
が操作されない)状態で、 モード切換スイッチ60がオン操作された ときに、ソレノイド50sが通電されてモード切換弁5
0がフリーフォール位置bに切換わるように構成されて
いる。
【0049】いいかえれば、モード切換弁50は、リモ
コン弁操作時(巻上・巻下運転時)、またはモード切換
スイッチ60の非操作時にはブレーキ位置aにセットさ
れる。
【0050】次に、この油圧ウィンチの作用を説明す
る。
【0051】このウィンチの基本的作用は図10に示す
従来のウィンチの場合と同じである。
【0052】すなわち、モード切換弁50がブレーキ位
置aにセットされた状態では、ブレーキシリンダ41の
両側油室41a,41bがともに油圧源48に接続され
て同圧となるため、同シリンダ41そのものには推力は
発生せず、加圧バネ42のバネ力によりプレッシャープ
レート40が多板ディスク39側に押されてブレーキオ
ンとなる。
【0053】これにより、ウィンチモータ32の回転力
が遊星歯車機構33を介してウィンチドラム31に伝達
され、リモコン弁53の操作に応じてウィンチドラム3
1が巻上または巻下回転する。
【0054】一方、モード切換弁50がフリーフォール
位置bにセットされると、ブレーキシリンダ41のポジ
ティブ側油室41aがブレーキ弁51を介してタンクT
に連通してネガティブ側油室41bとの間に圧力差が生
じ、その差圧が加圧バネ42のバネ力を超えることによ
り、同シリンダ41が多板ディスク39と反対側に押さ
れてブレーキオフとなる。
【0055】これにより、フリーフォール状態、すなわ
ち、ウィンチドラム1が負荷によって巻下方向に自由回
転しうる状態となる。
【0056】そして、このときブレーキ弁52が操作さ
れることにより、その操作量に応じた圧力によって多板
ディスク39がオンとなり、ウィンチドラム31にブレ
ーキ力が作用する。
【0057】ここで、このウィンチにおいては、モード
切換弁50がフリーフォール位置bにセットされた状
態、すなわちブレーキ弁51の操作によるブレーキ作用
が行われる状態で、ブレーキ弁51とブレーキシリンダ
41のポジティブ側油室41aとの間にはモード切換弁
50のみが存在し、従来ウィンチの高圧選択弁のような
故障因子が存在しないため、フリーフォール運転時に、
ブレーキ弁51の操作がブレーキシリンダ41に確実に
伝達される。
【0058】つまり、フリーフォール運転時にオペレー
タの意思通りのブレーキ作用が確実に行われるため、作
業の安全性を確保することができる。
【0059】第2実施形態(図3,4参照) 以下の実施形態では第1実施形態との相違点のみを説明
する。
【0060】第2実施形態においてはブレーキ弁51に
電磁比例減圧弁が用いられ、ポテンショメータ61の操
作に基づくコントローラ72からの出力によってこのブ
レーキ弁51が制御されるように構成されている。
【0061】すなわち、ポテンショメータ61は、図示
しないペダル、ダイヤル、レバー等により操作されて出
力電圧が変化し、図4の実線(または破線)で示すよう
にこのポテンショメータ出力に応じてブレーキ弁51の
二次圧が変化するように(フリーフォール運転時にはポ
テンショメータ出力が下がるように)コントローラ72
が構成されている。
【0062】この構成によっても、基本的に第1実施形
態と同じ作用効果を得ることができる。
【0063】しかも、ポテンショメータ61の操作(出
力)に対するブレーキ弁51の二次圧特性をコントロー
ラ72によってどのようにも設定できるため、フリーフ
ォール運転時の始動・停止、加速・減速の諸特性をオペ
レータの好みや負荷の大小等に応じて任意に選択するこ
とができる。
【0064】また、ポテンショメータ61をペダルで操
作するようにすれば、従来および第1実施形態のウィン
チと同じ操作感覚での操作が可能となる。
【0065】さらに、ポテンショメータ61をダイヤル
等の位置固定可能な操作手段で操作するようにすれば、
ブレーキ弁51の出力を一定に保つことが容易となるた
め、クレーンの場合の吊荷の一定速度降下が容易とな
る。
【0066】第3実施形態(図5,6参照) 第3実施形態では、切換弁装置62が第1および第2の
二つの電磁式切換弁63,64によって構成されてい
る。
【0067】両切換弁63,64はそれぞれブレーキ位
置aとフリーフォール位置bとを備え、図6に示すよう
にモード切換スイッチ60がオン操作され、かつ、圧力
スイッチ59のb接点が閉じたとき(リモコン弁非操作
時)に、両切換弁63,64のソレノイド63s,64
sが通電されて両切換弁63,64がともにフリーフォ
ール位置bに切換わる。
【0068】この場合、両切換弁63,64がともにフ
リーフォール位置b,bに切換わったときにのみ、ブレ
ーキシリンダ41のポジティブ側油室41aがブレーキ
弁51を介してタンクTに接続されてフリーフォール運
転が可能となる。いいかえれば、両切換弁63,64の
一方でもブレーキ位置aにあるときはフリーフォール運
転は行われないように構成されている。
【0069】この構成によれば、オペレータがフリーフ
ォール運転から動力運転に切換えようとするときに、一
方の切換弁63または64が切換信号にかかわらずフリ
ーフォール位置bに固着する故障が生じた場合でも、動
力運転に切換わるため、オペレータの意に反して吊荷が
落下するおそれがなくなり、安全性を高めることができ
る。
【0070】第4、第5実施形態(図7,8参照) 第4実施形態においては、図7に示すように、ブレーキ
油圧源として、ブレーキシリンダ41のポジティブ側油
室41aに対する油圧源48Aとネガティブ側油室41
bに対する油圧源48Bとを別々に備え、かつ、この両
油圧源48A,48Bの設定圧力PA,PBの関係が、P
A>PBに設定されている。
【0071】第5実施形態においては、図8に示すよう
にブレーキシリンダ41のネガティブ側油室41bと油
圧源48との間に電磁式のアシスト切換弁65が設けら
れ、モード切換弁50のブレーキ位置aへの切換えに連
動して同切換弁65が加圧位置bからタンク位置aに切
換わってネガティブ側油室41bがタンクに連通するよ
うに構成されている。
【0072】この構成とすれば、動力運転時に、第4実
施形態の場合はブレーキシリンダ41のポジティブ側油
室41aがネガティブ側油室41bよりも高圧に保たれ
るため、第5実施形態の場合はネガティブ側油室41b
がタンク圧となるため、それぞれフェード現象や経年変
化によって多板ディスク43の摩擦係数が低下し、ある
いは加圧バネ42のバネ力が低下しても、上記差圧によ
って必要なブレーキ力を確保することができる。
【0073】また、第5実施形態の構成によると、モー
ド切換弁50がフリーフォール位置bからブレーキ位置
aへの切換信号を受けたにもかかわらずフリーフォール
位置bに固着する現象が生じた場合でも、このときアシ
スト切換弁65がタンク位置aに転じてブレーキシリン
ダ41のネガティブ側油室41bがタンクTと連通する
ため、両側油室41a,41b間に圧力差は生じず、加
圧バネ42のバネ力によって多板ディスク39がオンと
なる。
【0074】すなわち、モード切換弁50が動力運転に
切換わり、吊荷の落下のおそれがなくなる。
【0075】また、多板ディスク43を湿式として使用
した場合に、冷却油の種類、銘柄を規定する必要がなく
なり、冷却油の汎用性が増す。
【0076】第6実施形態(図9参照) 図9はブレーキシリンダ41とその周辺部分の具体的構
成を示し、これらを模式的に示す図1等と同一部分に同
一符号を付している。
【0077】ピストン41Pの片側にポジティブ側ロッ
ド41R1、反対側にネガティブ側ロッド41R2がそれ
ぞれ一体に設けられている。
【0078】この両側ロッド41R1,41R2は中空軸
として形成され、このうちネガティブ側ロッド41R2
の先端に連結プレート66を介してプレッシャープレー
ト40が取付けられている。
【0079】67,67はプレッシャープレート取付用
のボルト、68はキャリア軸38の外周に固定されたイ
ンナプレート取付体で、同取付体68の外周に多板ディ
スク39のインナプレート44…が取付けられている。
【0080】ブレーキシリンダ41のポジティブ側油室
41aは、シリンダエンドプレート69とピストン41
Pとの間に、またネガティブ側油室41bはピストン4
1Pとブレーキケース45の側壁45bとの間にそれぞ
れ形成され、油路70,71を介してポジティブライン
49、ネガティブライン47に接続されている。
【0081】第6実施形態においては、このブレーキシ
リンダ41におけるポジティブ側ロッド41R1の外径
φpと、ネガティブ側ロッド41R2の外径φnの関係
が、
【0082】
【数1】φp<φn に設定され、このロッド外径差により、ピストン41P
のポジティブ側油室41aの受圧面積が、ネガティブ側
油室41bの受圧面積よりも大きく設定されている。
【0083】なお、ポジティブ側およびネガティブ側両
油室41a,41bは共通のブレーキ油圧源に接続され
る。
【0084】この構成によると、両側油室41a,41
bに同時に同圧が作用する動力巻上・巻下運転時に、ピ
ストン41Pに、
【0085】
【数2】(1/4)×(φn2−φp2)×π×Pp (Pp:共通のブレーキ油圧源48設定圧力) の推力がクラッチオン方向に作用する。
【0086】このため、第4、第5実施形態の場合と同
様に、フェード現象や経年変化によって多板ディスク4
3の摩擦係数が低下し、あるいは加圧バネ42のバネ力
が低下しても、上記推力によって必要なブレーキ力を確
保できるとともに、多板ディスク43を湿式として使用
した場合に、冷却油の種類、銘柄を規定する必要がなく
なり、冷却油の汎用性が増す。
【0087】ところで、上記第4、第5、第6各実施形
態はそれぞれ単独で十分な効果を奏するが、たとえば別
油圧源48A,48Bを用いる第4実施形態の構成と、ア
シスト切換弁65を用いる第5実施形態の構成を組合
せ、あるいは第4または第5実施形態の構成と、受圧面
積に差を持たせる第6実施形態の構成を組み合わせる
等、各実施形態の構成を適宜組み合わせて実施してもよ
い。
【0088】また、各実施形態では、遊星歯車機構33
のキャリア軸38を固定・解放することによってクラッ
チ作用とフリーフォール時のブレーキ作用とを得る構成
をとったが、本発明は、ウィンチドラムと遊星歯車機構
のキャリア軸を一体化し、リングギヤの回転を固定・解
放することによってクラッチ作用とフリーフォール時の
ブレーキ作用とを得る構成の油圧ウィンチにも、またク
ラッチとブレーキが互いに独立して設けられ、別々に制
御される構成をとる油圧ウィンチにも適用することがで
きる。
【0089】
【発明の効果】上記のように本発明によるときは、モー
ド切換弁装置がフリーフォール位置にセットされてブレ
ーキ弁の操作によるブレーキ作用が行われる状態で、ブ
レーキ弁とブレーキシリンダのポジティブ側油室との間
にモード切換弁装置のみが存在し、従来ウィンチの高圧
選択弁のような故障因子が存在しない構成としたから、
フリーフォール運転時にオペレータの意思通りのブレー
キ作用が行われて、作業の安全性を確保することができ
る。
【0090】また、請求項2の発明によると、モード切
換弁装置を複数の切換弁によって構成し、この各切換弁
がすべてフリーフォール位置にある状態でのみポジティ
ブ側油室の圧力を減圧し得るように構成したから、モー
ド切換弁装置をフリーフォール位置からブレーキ位置に
切換えようとするときに、同切換弁装置を構成する切換
弁の一部が切換信号にかかわらずフリーフォール位置に
固着してしまう故障が発生した場合でも、他の切換弁が
ブレーキ位置に切換わっている限り、切換弁装置全体と
してブレーキ位置に切換わる。このため、オペレータが
ブレーキ位置に切換えたつもりがフリーフォール位置に
とどまるというおそれがない。
【0091】一方、請求項3の発明によると、ブレーキ
シリンダのポジティブ側油室に対する油圧源を、同シリ
ンダのポジティブ側油室に対する油圧源とは別にかつ高
圧に設定して設けたから、油圧ブレーキとして摩擦ブレ
ーキを採用した場合に、熱によって摩擦面の摩擦係数が
低下してブレーキ力が不足するフェード現象が生じたと
き、または加圧バネのバネ力が経年変化によって低下し
たときでも、ブレーキシリンダのポジティブ側油室の圧
力がネガティブ側油室の圧力よりも高圧となって、その
差圧がブレーキオン方向に作用する。このため、必要な
ブレーキ力を確保することができる。
【0092】また、油圧ブレーキを湿式とした場合で
も、冷却油の種類に関係なく確実なブレーキ作用を確保
することができるため、汎用性が増す。
【0093】請求項4の発明によると、ブレーキ弁のネ
ガティブ側油室と、同油室に対する油圧源との間に、モ
ード切換弁装置がブレーキ位置にある状態でネガティブ
側油室をタンクに連通させるアシスト切換弁を設けたか
ら、同油室を油圧源に直結した場合と比較して、上記フ
ェード現象やバネ力の低下が生じた場合でも、ブレーキ
シリンダのネガティブ側油室の圧力がタンク圧になるこ
とで側油室の差圧を確保して油圧ブレーキを確実にブレ
ーキオン状態にすることができる。
【0094】また、切換弁装置が、ブレーキ位置への切
換指令にかかわらずフリーフォール位置で固着する事態
が発生しても、上記ネガティブ側油室がタンク圧になる
ことで加圧バネのバネ力によってブレーキオン状態を確
保することができる。
【0095】さらに、請求項3の発明と同様に、湿式ブ
レーキとした場合に冷却油の汎用性に富むものとなる。
【0096】また、請求項5の発明によると、ブレーキ
シリンダのピストンにおけるポジティブ側油室の受圧面
積をネガティブ側油室の受圧面積よりも大きく設定した
ことにより、請求項3,4と同様の作用効果を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる油圧ウィンチ装
置のウィンチ構成と油圧回路構成を示す図である。
【図2】同実施形態におけるモード切換えのための電気
操作回路図である。
【図3】本発明の第2実施形態にかかる油圧ウィンチ装
置の一部の油圧回路構成図である。
【図4】同実施形態におけるポテンショメータ出力電圧
とブレーキ弁二次圧の関係を示す図である。
【図5】本発明の第3実施形態にかかる油圧ウィンチ装
置の一部の油圧回路構成図である。
【図6】同実施形態におけるモード切換えのための電気
回路構成図である。
【図7】本発明の第4実施形態にかかる油圧ウィンチの
一部の油圧回路構成図である。
【図8】本発明の第5実施形態にかかる油圧ウィンチの
一部の油圧回路構成図である。
【図9】本発明の第6実施形態にかかる油圧ウィンチの
具体的構造部分を示す断面図である。
【図10】従来の油圧ウィンチ装置のウィンチ構成と油
圧回路構成を示す図である
【符号の説明】
31 ウィンチドラム 32 ウィンチ用油圧モータ 43 油圧ブレーキ 40 油圧ブレーキを構成するプレッシャープレート 41 ブレーキシリンダ 41P ブレーキシリンダのピストン 41a ブレーキシリンダのポジティブ側油室 41b 同ネガティブ側油室 48 ブレーキ油圧源 50 モード切換弁(モード切換弁装置) 51 ブレーキ弁 62 モード切換弁装置 63,64 モード切換弁装置を構成する切換弁 48A ポジティブ側油室用油圧源 48B ネガティブ側油室用油圧源 65 アシスト切換弁 φp ブレーキシリンダのポジティブ側油室の受圧面積
を決めるポジティブ側ロッドの外径 φn 同ネガティブ側油室の受圧面積を決めるネガティ
ブ側ロッドの外径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−175368(JP,A) 特開 平9−216793(JP,A) 実開 平7−2389(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66D 1/00 - 5/34

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧モータによって回転駆動されるウィ
    ンチドラムに、同ドラムのフリーフォール回転を制動す
    る油圧ブレーキが設けられ、この油圧ブレーキはブレー
    キシリンダを具備し、このブレーキシリンダは、ブレー
    キ作用方向に加圧されるポジティブ側油室と、ブレーキ
    解除方向に加圧されるネガティブ側油室とを有する油圧
    ウィンチにおいて、上記ブレーキシリンダのポジティブ
    側油室とブレーキ油圧源との間に、ポジティブ側油室の
    圧力を調整可能なブレーキ弁と、ポジティブ側油室を加
    圧しうるブレーキ位置とポジティブ側油室の圧力を減圧
    し得るフリーフォール位置との間で切換わり作動するモ
    ード切換弁装置とが設けられ、このモード切換弁装置が
    上記ブレーキ位置にあるときは上記ポジティブ側油室が
    この切換弁装置を介してブレーキ油圧源に接続され、上
    記フリーフォール位置にあるときはポジティブ側油室が
    切換弁装置および上記ブレーキ弁を介してブレーキ油圧
    源に接続されるように構成されたことを特徴とする油圧
    ウィンチ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の油圧ウィンチにおいて、
    モード切換弁装置が複数の切換弁によって構成され、こ
    の各切換弁がすべてフリーフォール位置にある状態での
    みポジティブ側油室の圧力を減圧し得るように構成され
    たことを特徴とする油圧ウィンチ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の油圧ウィンチに
    おいて、ブレーキシリンダのポジティブ側油室に対する
    油圧源が、同シリンダのネガティブ側油室に対する油圧
    源とは別にかつ高圧に設定されて設けられたことを特徴
    とする油圧ウィンチ。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の油圧
    ウィンチにおいて、ブレーキシリンダのネガティブ側油
    室と、同油室に対する油圧源との間に、モード切換弁装
    置のブレーキ位置への切換わり時にネガティブ側油室を
    タンクに連通させるアシスト切換弁が設けられたことを
    特徴とする油圧ウィンチ。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の油圧
    ウィンチにおいて、ブレーキシリンダにおけるポジティ
    ブ側油室の受圧面積がネガティブ側油室の受圧面積より
    も大きく設定されたことを特徴とする油圧ウィンチ。
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