JP5665269B2 - 荷役車両 - Google Patents
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Description
前記通常ブレーキペダルを操作することにより油圧を前記ブレーキ装置に供給して走行車輪を制動停止可能な第1ブレーキバルブと、
前記インチングブレーキペダルを操作することにより、油圧ポンプからパイロット管を介して前記第1ブレーキバルブのパイロット操作ポートに油圧を供給して操作し、前記第1ブレーキバルブから前記ブレーキ装置に油圧を供給して走行車輪を制動停止可能な第2ブレーキバルブと、
前記パイロット管の油圧を検出するインチング圧力スイッチか、または前記インチングブレーキペダルの踏込み位置を検出するインチング位置検出スイッチにより、前記インチングブレーキペダルの踏込み操作の中間検出位置を検出するインチング操作検出部と、
荷役操作器が、エンジンを高回転で駆動して前記荷役装置を駆動する駆動操作側に操作されたことを検出する荷役操作検出部と、
前後進レバーの前進側、後進側とニュートラル位置の操作により、前記クラッチへの作動用油圧を供給または停止してクラッチを接続、分離可能な前後進切換バルブと、
前記インチング操作検出部により前記インチングブレーキペダルが中間検出位置を超えて踏込まれたことが検出されると同時に、前記荷役操作検出部により前記荷役操作器が駆動装置側に操作されたことが検出されることにより、前記前後進切換バルブをニュートラル位置にするインチングリレーと、を有し、
前記インチングブレーキペダルが中間検出位置を超えて踏込まれることにより、クラッチが接続された状態で、前記ブレーキ装置に油圧が送られて走行車輪が制動され、これが前記インチング操作検出部で検出されると同時に、前記荷役操作器が駆動操作されて前記荷役操作検出部で検出されると、前記インチングリレーにより前記前後進切換バルブが操作されてクラッチが分離され、さらに前記インチングブレーキペダルを、前記中間検出位置を挟んで交互に踏み込みと戻しを行うことで、前記インチングリレーをオン、オフして前記前後進切換バルブをニュートラル位置と前進側、後進側との間で操作しクラッチを半接続状態として、走行車輪を微速前進または微速後進するように構成されたものである。
前記通常ブレーキペダルを操作することにより、制動用高圧エアをエア式蓄圧器からダブルチェックバルブを介して前記ブレーキ装置に供給して走行車輪を制動停止可能な第1ブレーキバルブと、
前記インチングブレーキペダルを操作することにより、制動用高圧エアを、前記エア式蓄圧器から前記ダブルチェックバルブを介して前記ブレーキ装置に供給して走行車輪を制動停止可能な第2ブレーキバルブと、
前記第2ブレーキバルブの吐出口と前記ダブルチェックバルブの間で制動用高圧エアのエア圧を検出するインチング圧力スイッチか、または前記インチングブレーキペダルの踏込み位置を検出するインチング位置検出スイッチにより、前記インチングブレーキペダルの踏込操作の中間検出位置を検出するインチング操作検出部と、
荷役操作器が、エンジンを高回転で駆動して前記荷役装置を駆動する駆動操作側に操作されたことを検出する荷役操作検出部と、
前後進レバーの前進側、後進側とニュートラル位置の操作により、前記クラッチへの作動用油圧を供給、停止してクラッチを接続、分離可能な前後進切換バルブと、
前後進レバーを操作してクラッチに作動用油圧を供給または停止しクラッチを接続、分離可能な前後進切換バルブと、
前記インチング操作検出部により前記インチングブレーキペダルが中間検出位置を超えて踏込まれたことが検出されると同時に、前記荷役操作検出部により前記荷役操作器が駆動装置側に操作されたことが検出されることにより、前記前後進切換バルブをニュートラル位置としてクラッチを分離するインチングリレーと、を有し、
前記インチングブレーキペダルが中間検出位置を超えて踏込まれることにより、クラッチが接続された状態で、前記ブレーキ装置に油圧が送られて走行車輪が制動され、これが前記インチング操作検出部で検出されると同時に、前記荷役操作器が駆動操作されて前記荷役操作検出部で検出されると、前記インチングリレーにより前記前後進切換バルブが操作されてクラッチが分離され、さらに前記インチングブレーキペダルを、前記中間検出位置を挟んで交互に踏み込みと戻しを行うことで、前記インチングリレーをオン、オフして前記前後進切換バルブをニュートラル位置と前進側、後進側との間で操作しクラッチを半接続状態として、走行車輪を微速前進または微速後進するように構成されたものである。
[実施の形態1]
微速で前後進可能なインチング機構を備えた荷役車両であるフォークリフトの実施の形態1を図1〜図4を参照して説明する。
図1、図4に示すように、フォークリフトの制動機構31に油圧駆動式のディスクブレーキ装置34を具備したものである。この制動機構31は、運転席の床部の右側に配置されて第1ブレーキバルブ(スプール弁)32を操作する第1ブレーキペダル(通常ブレーキペダル)32aと、左側に配置されて第2ブレーキバルブ(スプール弁)33を操作するインチング操作可能な第2ブレーキペダル(インチングブレーキペダル)33aと、エンジンEにより駆動される油圧ポンプP1と、この油圧ポンプP1および油タンクTと第1、第2ブレーキバルブ32,33とをそれぞれ接続する制動油供給管35Aおよび制動油排出管35Bと、ディスクブレーキ装置34を作動させるマスタシリンダ38と第1、第2ブレーキバルブ32,33との間で制動用油圧を給排出する制動油給排管36と、油圧ポンプP1の停止時に制動用油圧を供給する油圧式アキュムレータ(油圧式蓄圧器)37とを具備している。
図2、図4に示すように、荷役装置は、車体前部に設けられたフォーク(図示せず)を昇降して荷役作業を行うリフト装置41により構成されている。このリフト装置41は、エンジンEにより駆動される油圧ポンプ(油圧発生装置)P2と、荷役用パイロットバルブ42を操作する荷役操作レバー(荷役操作器)42aと、荷役用パイロットバルブ42により操作されて油圧ポンプP2から供給される駆動用油圧をリフトシリンダ44の進展室に供給可能なリフトバルブ45と、荷役操作レバー42aのリフト側(駆動操作側)への操作状態を検出する荷役操作検出部であるリフト検出圧力スイッチ47とを具備している。
図4は、エンジンEの動力を走行車輪Wに伝達する動力伝達機構を示し、エンジンEと走行車輪Wの間に、エンジンE側から順に、トルクコンバータTC、前進用クラッチFCおよび後進用クラッチRC、前進用および後進用の減速機TM、プロペラシャフトPS、デファレンシャルギヤDG、アクスルシャフトASが介在されている。
上記構成において、前進走行(または後進走行)する場合には、前後進レバー52aにより前後進スイッチ52を前進側(または後進側)に操作し前進ソレノイドFS(または後進ソレノイドRS)を励磁してセレクトバルブ53を前進側(または後進側)に操作する。これにより、油圧ポンプP3から作動用油圧を前進用クラッチFC(または後進用クラッチRC)に供給して接続し、エンジンEの動力を走行車輪Wに伝達して回転駆動し前進(または後進)する。
上記実施の形態1によれば、第2ブレーキペダル33aを踏圧限まで踏込んで走行車輪Wを制動し停止させると、インチング圧力スイッチ40が作動されてインチングリレー56がオンされるが、リフト検出圧力スイッチ47がオフのままであるため、前進用または後進用クラッチFC,RCは接続状態に保持される。したがって、登坂走行で第2ブレーキペダル33aを踏込んで車体を停止した後、前後進レバー52aを操作して前後進スイッチ52を前進側(または後進側)に入れ、第2ブレーキペダル33aを戻してディスクブレーキ装置34を解除すると、同時にエンジンEの動力がトルクコンバータTCを介して走行車輪Wに伝達されるので、登坂状態であっても車体が後退されることがなく、スムーズに発進させることができる。
フォークリフトの制動機構としてエア駆動式のドラムブレーキ装置を具備した実施の形態2を図5に基づいて説明する。なお、この実施の形態2において、実施の形態1の図2〜図4は同一であるため、図2〜図4を使用して説明するとともに同一符号を付して説明を省略する。
図4,図5に示すように、制動機構61は、運転席の床部の右側に配置されて第1ブレーキバルブ(スプール弁)62を操作する第1ブレーキペダル62aと、運転席の床部の左側に配置されて第2ブレーキバルブ(スプール弁)63を操作するインチング操作可能な第2ブレーキペダル63aと、走行車輪Wにそれぞれ設けられたエア駆動式のドラムブレーキ装置64と、エンジンEにより駆動されるエアコンプレッサACと、このエアコンプレッサACからエアガバナ(調圧弁)65を介して制動用高圧エアを蓄圧するエアリザーバ(エア式蓄圧器)66と、このエアリザーバ66と第1、第2ブレーキバルブ62,63とをそれぞれ接続するブレーキエア供給管67A,67Bと、第1、第2ブレーキバルブ62,63からそれぞれ吐出される制動用高圧エアを合流させるダブルチェックバルブ68と、このダブルチェックバルブ68から制動用高圧エアをエアブースタ69を介してドラムブレーキ装置64の作動シリンダ64aに供給、排出するブレーキエア供給管67Cとを具備している。そして、第2ブレーキバルブ63の吐出ポートに接続されたブレーキエア供給管67Bにインチング圧力スイッチ70が設けられており、このインチング圧力スイッチ70により、第2ブレーキペダル63aの踏込み操作が中間検出位置に達したことをエア圧を介して検出することができる。このインチング圧力スイッチ70に替えて、第2ブレーキバルブ63に、踏込みストロークの中間検出位置で第2ブレーキペダル63aの踏込み操作を、スプールの押し込み位置により検出するインチング位置検出器(リミットスイッチ)LSを設けてもよい。
上記構成において、前進(後進)走行中に、第2ブレーキペダル63aを踏込むと、エアリザーバ66から供給された制動用高圧エアが、第2ブレーキバルブ63からエアブースタ69を介してドラムブレーキ装置64の作動シリンダ64aに送り込まれ、ドラムブレーキ装置64が作動されて走行車輪Wが制動される。
なお、上記実施の形態1、2では、荷役車両をフォークリフトとしたが、これに限るものではなく、荷役作業を行いつつ前後進を行うホイールローダなどの土工車両であってもよい。
T 油タンク
E エンジン
FC 前進用クラッチ
FR 後進用クラッチ
LS インチング位置検出器(インチング操作検出部)
TC トルクコンバータ
FS 前進ソレノイド
RS 後進ソレノイド
32 第1ブレーキバルブ
32a 第1ブレーキペダル
32b パイロット操作ポート
33 第2ブレーキバルブ
33a 第2ブレーキペダル(インチングブレーキペダル)
34 ディスクブレーキ装置
37 油圧式アキュムレータ
39 パイロット管
40 インチング圧力スイッチ(インチング操作検出部)
40S インチングスイッチ
41 リフト装置
42 パイロットバルブ
42a 荷役操作レバー(荷役操作器)
44 リフトシリンダ
45 リフトバルブ
45a,45b パイロット操作部
46A,46B 荷役用パイロット配管
47 リフト検出圧力スイッチ(荷役操作検出部)
51A クラッチ用供給管
51B クラッチ用排出管
52 前後進スイッチ
52a 前後進レバー(前後進操作器)
53 セレクトバルブ(前後進切換バルブ)
56 インチングリレー
62 第1ブレーキバルブ
62a 第1ブレーキペダル
63 第2ブレーキバルブ
63a 第2ブレーキペダル(インチングブレーキペダル)
64 ドラムブレーキ装置
66 エアリザーバ
67A,67B ブレーキエア供給管
68 ダブルチェックバルブ
70 インチング圧力スイッチ(インチング操作検出部)
70S インチングスイッチ
Claims (2)
- エンジンにより駆動される油圧ポンプと、当該油圧ポンプから供給される油圧により駆動される荷役装置と、エンジンの駆動力を,クラッチを介して走行車輪に伝達する動力伝達機構と、通常ブレーキペダルおよびインチングブレーキペダルの操作によりブレーキ装置に油圧を供給して走行車輪を制動する制動機構と、を具備した荷役車両であって、
前記通常ブレーキペダルを操作することにより油圧を前記ブレーキ装置に供給して走行車輪を制動停止可能な第1ブレーキバルブと、
前記インチングブレーキペダルを操作することにより、油圧ポンプからパイロット管を介して前記第1ブレーキバルブのパイロット操作ポートに油圧を供給して操作し、前記第1ブレーキバルブから前記ブレーキ装置に油圧を供給して走行車輪を制動停止可能な第2ブレーキバルブと、
前記パイロット管の油圧を検出するインチング圧力スイッチか、または前記インチングブレーキペダルの踏込み位置を検出するインチング位置検出スイッチにより、前記インチングブレーキペダルの踏込み操作の中間検出位置を検出するインチング操作検出部と、
荷役操作器が、エンジンを高回転で駆動して前記荷役装置を駆動する駆動操作側に操作されたことを検出する荷役操作検出部と、
前後進レバーの前進側、後進側とニュートラル位置の操作により、前記クラッチへの作動用油圧を供給または停止してクラッチを接続、分離可能な前後進切換バルブと、
前記インチング操作検出部により前記インチングブレーキペダルが中間検出位置を超えて踏込まれたことが検出されると同時に、前記荷役操作検出部により前記荷役操作器が駆動装置側に操作されたことが検出されることにより、前記前後進切換バルブをニュートラル位置にするインチングリレーと、を有し、
前記インチングブレーキペダルが中間検出位置を超えて踏込まれることにより、クラッチが接続された状態で、前記ブレーキ装置に油圧が送られて走行車輪が制動され、これが前記インチング操作検出部で検出されると同時に、前記荷役操作器が駆動操作されて前記荷役操作検出部で検出されると、前記インチングリレーにより前記前後進切換バルブが操作されてクラッチが分離され、さらに前記インチングブレーキペダルを、前記中間検出位置を挟んで交互に踏み込みと戻しを行うことで、前記インチングリレーをオン、オフして前記前後進切換バルブをニュートラル位置と前進側、後進側との間で操作しクラッチを半接続状態として、走行車輪を微速前進または微速後進するように構成された
ことを特徴とする荷役車両。 - エンジンにより駆動される油圧ポンプと、当該油圧ポンプから供給される油圧により駆動される荷役装置と、エンジンの駆動力をクラッチを介して走行車輪に伝達する動力伝達機構と、通常ブレーキペダルおよびインチングブレーキペダルの操作により、ブレーキ装置に制動用高圧エアを供給して走行車輪を制動する制動機構と、を具備した荷役車両であって、
前記通常ブレーキペダルを操作することにより、制動用高圧エアをエア式蓄圧器からダブルチェックバルブを介して前記ブレーキ装置に供給して走行車輪を制動停止可能な第1ブレーキバルブと、
前記インチングブレーキペダルを操作することにより、制動用高圧エアを、前記エア式蓄圧器から前記ダブルチェックバルブを介して前記ブレーキ装置に供給して走行車輪を制動停止可能な第2ブレーキバルブと、
前記第2ブレーキバルブの吐出口と前記ダブルチェックバルブの間で制動用高圧エアのエア圧を検出するインチング圧力スイッチか、または前記インチングブレーキペダルの踏込み位置を検出するインチング位置検出スイッチにより、前記インチングブレーキペダルの踏込操作の中間検出位置を検出するインチング操作検出部と、
荷役操作器が、エンジンを高回転で駆動して前記荷役装置を駆動する駆動操作側に操作されたことを検出する荷役操作検出部と、
前後進レバーの前進側、後進側とニュートラル位置の操作により、前記クラッチへの作動用油圧を供給、停止してクラッチを接続、分離可能な前後進切換バルブと、
前後進レバーを操作してクラッチに作動用油圧を供給または停止しクラッチを接続、分離可能な前後進切換バルブと、
前記インチング操作検出部により前記インチングブレーキペダルが中間検出位置を超えて踏込まれたことが検出されると同時に、前記荷役操作検出部により前記荷役操作器が駆動装置側に操作されたことが検出されることにより、前記前後進切換バルブをニュートラル位置としてクラッチを分離するインチングリレーと、を有し、
前記インチングブレーキペダルが中間検出位置を超えて踏込まれることにより、クラッチが接続された状態で、前記ブレーキ装置に油圧が送られて走行車輪が制動され、これが前記インチング操作検出部で検出されると同時に、前記荷役操作器が駆動操作されて前記荷役操作検出部で検出されると、前記インチングリレーにより前記前後進切換バルブが操作されてクラッチが分離され、さらに前記インチングブレーキペダルを、前記中間検出位置を挟んで交互に踏み込みと戻しを行うことで、前記インチングリレーをオン、オフして前記前後進切換バルブをニュートラル位置と前進側、後進側との間で操作しクラッチを半接続状態として、走行車輪を微速前進または微速後進するように構成された
ことを特徴とする荷役車両。
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JP2008310345A JP5665269B2 (ja) | 2008-12-05 | 2008-12-05 | 荷役車両 |
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JP2008310345A JP5665269B2 (ja) | 2008-12-05 | 2008-12-05 | 荷役車両 |
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- 2008-12-05 JP JP2008310345A patent/JP5665269B2/ja active Active
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