JPH085633B2 - フオ−クリフトのロ−ドプツシユ・プル制御装置 - Google Patents
フオ−クリフトのロ−ドプツシユ・プル制御装置Info
- Publication number
- JPH085633B2 JPH085633B2 JP62107376A JP10737687A JPH085633B2 JP H085633 B2 JPH085633 B2 JP H085633B2 JP 62107376 A JP62107376 A JP 62107376A JP 10737687 A JP10737687 A JP 10737687A JP H085633 B2 JPH085633 B2 JP H085633B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- push
- pull
- bypass passage
- clutch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はフォークの爪上でフェイスを進退移動するこ
とにより、スリップシート上の荷物をフォーク上に引き
上げ、又はフォーク上より押し出して荷役作業するよう
にしたフォークリフトのロードプッシュ・プル制御装置
に関する。
とにより、スリップシート上の荷物をフォーク上に引き
上げ、又はフォーク上より押し出して荷役作業するよう
にしたフォークリフトのロードプッシュ・プル制御装置
に関する。
従来の技術 ロードプッシュ・プル制御装置の中でも、フェイスの
進退移動を車体の前後移動と同期させるようにしたもの
は、例えば実開昭58-4599号公報,実開昭58-4600号公
報,実開昭58-7797号公報等、数多く知られている。
進退移動を車体の前後移動と同期させるようにしたもの
は、例えば実開昭58-4599号公報,実開昭58-4600号公
報,実開昭58-7797号公報等、数多く知られている。
発明が解決しようとする問題点 プッシュ・プル荷役作業を行う車体の低速移動時に
は、エンジン回転数に対する車速と、エンジン駆動され
るポンプの吐出量、即ち、プッシュ・プル装置のプッシ
ュ・プルシリンダによるフェイスの移動速度とを比較す
ると車速の方が一方的に早まってしまうことから、通常
はエンジン回転数を高めてブレーキにより車速をコント
ロールしている。このブレーキ操作は、トルクコンバー
タ付トランスミッション仕様のフォークリフトでは、イ
ンチングペダルの踏み込み操作によって行われるが、プ
ッシュ・プル作動初期にインチングペダルを踏み込んだ
制動状態から、徐々に踏み込み量を浅くして半クラッチ
状態にして車速制御しようとしても、もともと、インチ
ングバルブは、セレクトバルブの供給油量を継続する構
造であるため、微妙なクラッチ操作を行うことができず
所謂半クラッチ状態が生じ難く、半クラッチ発進性が悪
く急発進的な状況に陥り易くプッシュ・プル作動との同
期がむづかしくなってしまう。また、同期モード作動に
よる荷役作業速度を早めようとする場合、インチングペ
ダルの踏み込みを解除するとクラッチが接続されるた
め、アクセル開度を増大しても負荷が大きいためエンジ
ン回転の立ち上がりが鈍く、従って、ポンプ回転の立ち
上がりも鈍くプッシュ・プル作動流量が不足して早い同
期モード作動を望めないという不具合を生じる。そこ
で、本発明はプッシュ・プル作動時にはインチングペダ
ルの操作如何に拘わらず、クラッチを半クラッチ状態に
保つことができて、半クラッチ発進性はもとより、荷役
作業速度を早める場合にも応答性よく作動させることが
できるフォークリフトのロードプッシュ・プル制御装置
を提供するものである。
は、エンジン回転数に対する車速と、エンジン駆動され
るポンプの吐出量、即ち、プッシュ・プル装置のプッシ
ュ・プルシリンダによるフェイスの移動速度とを比較す
ると車速の方が一方的に早まってしまうことから、通常
はエンジン回転数を高めてブレーキにより車速をコント
ロールしている。このブレーキ操作は、トルクコンバー
タ付トランスミッション仕様のフォークリフトでは、イ
ンチングペダルの踏み込み操作によって行われるが、プ
ッシュ・プル作動初期にインチングペダルを踏み込んだ
制動状態から、徐々に踏み込み量を浅くして半クラッチ
状態にして車速制御しようとしても、もともと、インチ
ングバルブは、セレクトバルブの供給油量を継続する構
造であるため、微妙なクラッチ操作を行うことができず
所謂半クラッチ状態が生じ難く、半クラッチ発進性が悪
く急発進的な状況に陥り易くプッシュ・プル作動との同
期がむづかしくなってしまう。また、同期モード作動に
よる荷役作業速度を早めようとする場合、インチングペ
ダルの踏み込みを解除するとクラッチが接続されるた
め、アクセル開度を増大しても負荷が大きいためエンジ
ン回転の立ち上がりが鈍く、従って、ポンプ回転の立ち
上がりも鈍くプッシュ・プル作動流量が不足して早い同
期モード作動を望めないという不具合を生じる。そこ
で、本発明はプッシュ・プル作動時にはインチングペダ
ルの操作如何に拘わらず、クラッチを半クラッチ状態に
保つことができて、半クラッチ発進性はもとより、荷役
作業速度を早める場合にも応答性よく作動させることが
できるフォークリフトのロードプッシュ・プル制御装置
を提供するものである。
問題点を解決するための手段 車体の前部にプッシュ・プル装置を配置したトルクコ
ンバータ付トランスミッション仕様のフォークリフトに
おいて、トルクコンバータ付トランスミッションの油圧
回路のレギュレータバルブとインチングバルブとを連絡
する作動油供給通路に、リザーバタンクに連絡するバイ
パス通路を設けると共に、インチングバルブとセレクト
バルブとを連絡する作動油供給通路と前記バイパス通路
とに跨って、通常時はバイパス通路を遮断し、プッシュ
・プル装置の作動時にバイパス通路からセレクトバルブ
側に低圧の作動油を分流して半クラッチ状態を得るクラ
ッチ制御手段を設けてある。
ンバータ付トランスミッション仕様のフォークリフトに
おいて、トルクコンバータ付トランスミッションの油圧
回路のレギュレータバルブとインチングバルブとを連絡
する作動油供給通路に、リザーバタンクに連絡するバイ
パス通路を設けると共に、インチングバルブとセレクト
バルブとを連絡する作動油供給通路と前記バイパス通路
とに跨って、通常時はバイパス通路を遮断し、プッシュ
・プル装置の作動時にバイパス通路からセレクトバルブ
側に低圧の作動油を分流して半クラッチ状態を得るクラ
ッチ制御手段を設けてある。
作用 プッシュ・プル装置を作動すると、レギュレータバル
ブを経由してバイパス通路を流れる作動油の一部が、ク
ラッチ制御手段によりインチングバルブとセレクトバル
ブとを連絡する作動油供給通路の下流でセレクトバルブ
側に低圧の作動油が分流されるため、セレクトバルブを
操作すれば直ちに半クラッチ状態となる。
ブを経由してバイパス通路を流れる作動油の一部が、ク
ラッチ制御手段によりインチングバルブとセレクトバル
ブとを連絡する作動油供給通路の下流でセレクトバルブ
側に低圧の作動油が分流されるため、セレクトバルブを
操作すれば直ちに半クラッチ状態となる。
実施例 以下、本発明の実施例を図面と共に詳述する。
第1図において、1は車体18の前部に配置したプッシ
ュ・プル装置を示し、リンク機構3を伸,縮させてフェ
イス4をフォーク6上で進退させるプッシュ・プルシリ
ンダ2と、このプッシュ・プルシリンダ2と並列接続さ
れて、図外のスリップシートを握持,解放するグリッパ
5とを備えている。7はフォークリフトの車輪Wの回動
に応動して、エンジン駆動されるポンプ23から供給され
る作動油を前記プッシュ・プルシリンダ2,グリッパ5に
供給する油吐出器で、前記車輪Wの回動を駆動源とし
て、該車輪Wの正,逆回動に応じて正,逆回転するポン
プ8と、このポンプ8の正,逆回転と連動して切換作動
する切換弁9とからなっている。この切換弁9は、車体
18が前進するとポンプ8の吐出作動油をプッシュ・プル
シリンダ2のプル側に、また、車体18が後退するとポン
プ8の吐出作動油をプッシュ・プルシリンダ2のプッシ
ュ側に切換供給する。前記ポンプ8の駆動は、同期作動
スイッチ10の操作によりコントローラ11を介して作動さ
れる電磁クラッチ12によって断・接制御される。13はプ
ッシュ・プルシリンダ2のプル作動に先立ってグリッパ
5を握持作動させるシーケンス弁、14は車体18の後退移
動時にグリッパ5側への作動油供給量を絞ってプッシュ
・プルシリンダ2を直ちにプッシュ作動させてフェイス
4の押し出し遅れを回避させるための流量調整弁、15は
油吐出器7とプッシュ・プル装置1との間に配設した流
量制御弁で、フェイス移動量検出器16と車体移動量検出
器17との検出作用にもとづいてコントローラ11を介して
作動され、荷物取り込み時にフェイス4の後退移動が車
体18の前進移動よりも早まった場合に開弁作動されて、
プッシュ・プル装置1への作動油供給量を減少してフェ
イス4の後退移動を同期させる。
ュ・プル装置を示し、リンク機構3を伸,縮させてフェ
イス4をフォーク6上で進退させるプッシュ・プルシリ
ンダ2と、このプッシュ・プルシリンダ2と並列接続さ
れて、図外のスリップシートを握持,解放するグリッパ
5とを備えている。7はフォークリフトの車輪Wの回動
に応動して、エンジン駆動されるポンプ23から供給され
る作動油を前記プッシュ・プルシリンダ2,グリッパ5に
供給する油吐出器で、前記車輪Wの回動を駆動源とし
て、該車輪Wの正,逆回動に応じて正,逆回転するポン
プ8と、このポンプ8の正,逆回転と連動して切換作動
する切換弁9とからなっている。この切換弁9は、車体
18が前進するとポンプ8の吐出作動油をプッシュ・プル
シリンダ2のプル側に、また、車体18が後退するとポン
プ8の吐出作動油をプッシュ・プルシリンダ2のプッシ
ュ側に切換供給する。前記ポンプ8の駆動は、同期作動
スイッチ10の操作によりコントローラ11を介して作動さ
れる電磁クラッチ12によって断・接制御される。13はプ
ッシュ・プルシリンダ2のプル作動に先立ってグリッパ
5を握持作動させるシーケンス弁、14は車体18の後退移
動時にグリッパ5側への作動油供給量を絞ってプッシュ
・プルシリンダ2を直ちにプッシュ作動させてフェイス
4の押し出し遅れを回避させるための流量調整弁、15は
油吐出器7とプッシュ・プル装置1との間に配設した流
量制御弁で、フェイス移動量検出器16と車体移動量検出
器17との検出作用にもとづいてコントローラ11を介して
作動され、荷物取り込み時にフェイス4の後退移動が車
体18の前進移動よりも早まった場合に開弁作動されて、
プッシュ・プル装置1への作動油供給量を減少してフェ
イス4の後退移動を同期させる。
20はトルクコンバータ21を備えたトランスミッション
の油圧回路を示し、25は油圧ポンプ23からの吐出油のラ
イン圧を定圧に調整するレギュレータバルブ、26はイン
チングペダル27の操作により作動されるインチングバル
ブ、28はメーンシャフト22上の図外の前進クラッチ,後
進クラッチへ作動油を供給切り換えするセレクトバル
ブ、29はセレクト操作した時にライン圧が急激にクラッ
チに作用するのを防いで発進時のショックを緩和するモ
ジュレータバルブである。インチングペダル27は周知の
ように踏み込むことによりインチングバルブ26を作動し
て、ライン圧を定圧状態から更に下げてクラッチを切り
更に、一定量以上の踏み込みで図外のブレーキペダルを
連動して車両を制動させる。前記インチングバルブ26と
セレクトバルブ28とを連絡する作動油供給通路30には、
セレクトバルブ28をセレクト操作した時にクラッチに急
激に作動油が供給されるのを回避するための絞り31を介
装してある。そして、このような油圧回路20の前記レギ
ュレータバルブ25とインチングバルブ26とを連絡する作
動油供給回路32に、リザーバタンク24に連絡するバイパ
ス通路33を設けると共に、インチングバルブ26とセレク
トバルブ28とを連絡する作動油供給通路30の絞り31下流
と前記バイパス通路33とに跨ってクラッチ制御手段34を
設けてある。このクラッチ制御手段34は、同期作動スイ
ッチ10の操作により作動されて、通常時はバイパス通路
33を遮断し、同期作動スイッチ10のオン操作によりプッ
シュ・プル装置1が作動するとバイパス通路33から前記
絞り31下流に作動油を分流する切換弁35と、バイパス通
路33の切換弁35下流に設けられて、前記絞り31下流に分
流する作動油圧を半クラッチ状態が得られる所定圧に調
整するリリーフ弁36とで構成している。
の油圧回路を示し、25は油圧ポンプ23からの吐出油のラ
イン圧を定圧に調整するレギュレータバルブ、26はイン
チングペダル27の操作により作動されるインチングバル
ブ、28はメーンシャフト22上の図外の前進クラッチ,後
進クラッチへ作動油を供給切り換えするセレクトバル
ブ、29はセレクト操作した時にライン圧が急激にクラッ
チに作用するのを防いで発進時のショックを緩和するモ
ジュレータバルブである。インチングペダル27は周知の
ように踏み込むことによりインチングバルブ26を作動し
て、ライン圧を定圧状態から更に下げてクラッチを切り
更に、一定量以上の踏み込みで図外のブレーキペダルを
連動して車両を制動させる。前記インチングバルブ26と
セレクトバルブ28とを連絡する作動油供給通路30には、
セレクトバルブ28をセレクト操作した時にクラッチに急
激に作動油が供給されるのを回避するための絞り31を介
装してある。そして、このような油圧回路20の前記レギ
ュレータバルブ25とインチングバルブ26とを連絡する作
動油供給回路32に、リザーバタンク24に連絡するバイパ
ス通路33を設けると共に、インチングバルブ26とセレク
トバルブ28とを連絡する作動油供給通路30の絞り31下流
と前記バイパス通路33とに跨ってクラッチ制御手段34を
設けてある。このクラッチ制御手段34は、同期作動スイ
ッチ10の操作により作動されて、通常時はバイパス通路
33を遮断し、同期作動スイッチ10のオン操作によりプッ
シュ・プル装置1が作動するとバイパス通路33から前記
絞り31下流に作動油を分流する切換弁35と、バイパス通
路33の切換弁35下流に設けられて、前記絞り31下流に分
流する作動油圧を半クラッチ状態が得られる所定圧に調
整するリリーフ弁36とで構成している。
以上の実施例装置によれば、同期作動スイッチ10をオ
ン操作し、油吐出器7を作動してプッシュ・プル装置1
を車体の前後移動と同期してプッシュ・プル作動させて
荷役作業を行う場合、前記同期作動スイッチ10のオン操
作によりコントローラ11を介してバイパス通路33と作動
油供給通路30の絞り31下流との間に設けた切換弁35が切
り換え作動し、レギュレータバルブ25を経由してバイパ
ス通路33に流れる作動油をリリーフ弁36の圧力制御の下
に絞り31下流に分流してセレクトバルブ28に供給する。
従って、インチングペダル27の踏み込み量をブレーキペ
ダルと連動する制動位置から半クラッチ位置にまで戻
し、セレクトバルブ28をセレクト操作すると、絞り31に
より流量規制されずにバイパス通路33側から分流した所
定圧の作動油が、該セレクトバルブ28を経由して図外の
前進クラッチ側又は後進クラッチ側に供給されて速やか
に半クラッチ状態を得ることができ、インチングペダル
のインチング操作に対して極めて容易かつ確実に半クラ
ッチ状態が得られ、プッシュ・プル作動初期にあっても
適正に同期をとることができる。また、このようなプッ
シュ・プル作動時には前述のように切換弁35の切り換え
作動によって、セレクトバルブ28側にはバイパス通路33
から作動油が分流されているので、インチングペダル27
の操作如何に拘わらずセレクトバルブ28をセレクト操作
すれば直ちに半クラッチ状態が得られるため、アクセル
開度を増大すればエンジン回転の立ち上がりも速やかに
行われてポンプ23の吐出量を増大でき、従って、プッシ
ュ・プルシリンダ2を作動するポンプ8への油の供給を
充分に行うことができ、同期モード作動を速めて荷役作
業能率を高めることもできる。プッシュ・プル作動によ
る荷役作業が終了して同期作動スイッチ10をオフ操作す
れば、切換弁35が切り換え作動してバイパス通路33を遮
断すると共に、絞り31下流の作動油供給通路30を開放す
るため、既存のコントロールバルブ油圧回路に復元す
る。
ン操作し、油吐出器7を作動してプッシュ・プル装置1
を車体の前後移動と同期してプッシュ・プル作動させて
荷役作業を行う場合、前記同期作動スイッチ10のオン操
作によりコントローラ11を介してバイパス通路33と作動
油供給通路30の絞り31下流との間に設けた切換弁35が切
り換え作動し、レギュレータバルブ25を経由してバイパ
ス通路33に流れる作動油をリリーフ弁36の圧力制御の下
に絞り31下流に分流してセレクトバルブ28に供給する。
従って、インチングペダル27の踏み込み量をブレーキペ
ダルと連動する制動位置から半クラッチ位置にまで戻
し、セレクトバルブ28をセレクト操作すると、絞り31に
より流量規制されずにバイパス通路33側から分流した所
定圧の作動油が、該セレクトバルブ28を経由して図外の
前進クラッチ側又は後進クラッチ側に供給されて速やか
に半クラッチ状態を得ることができ、インチングペダル
のインチング操作に対して極めて容易かつ確実に半クラ
ッチ状態が得られ、プッシュ・プル作動初期にあっても
適正に同期をとることができる。また、このようなプッ
シュ・プル作動時には前述のように切換弁35の切り換え
作動によって、セレクトバルブ28側にはバイパス通路33
から作動油が分流されているので、インチングペダル27
の操作如何に拘わらずセレクトバルブ28をセレクト操作
すれば直ちに半クラッチ状態が得られるため、アクセル
開度を増大すればエンジン回転の立ち上がりも速やかに
行われてポンプ23の吐出量を増大でき、従って、プッシ
ュ・プルシリンダ2を作動するポンプ8への油の供給を
充分に行うことができ、同期モード作動を速めて荷役作
業能率を高めることもできる。プッシュ・プル作動によ
る荷役作業が終了して同期作動スイッチ10をオフ操作す
れば、切換弁35が切り換え作動してバイパス通路33を遮
断すると共に、絞り31下流の作動油供給通路30を開放す
るため、既存のコントロールバルブ油圧回路に復元す
る。
第2図はクラッチ制御手段34の異なる例を示すもので
ある。本実施例ではバイパス通路33と作動油供給通路30
とに跨って、通常時はバイパス通路33を遮断すると共に
作動油供給通路33を開放し、同期作動スイッチ10をオン
操作すると切り換え作動してバイパス通路33を開放する
と共に作動油供給通路30を遮断する切換弁37を設け、そ
して、バイパス通路33の切換弁37下流に、該バイパス通
路33を流れる作動油を半クラッチ状態が得られる所定の
油圧に減圧して通路39を介して作動油供給通路30の切換
弁37下流に分流する減圧弁38を設けてクラッチ制御手段
34を構成している。従って、この実施例の場合もプッシ
ュ・プル作動時には、バイパス通路33より所定圧に減圧
した作動油をセレクトバルブ28側に供給して、インチン
グバルブ26の操作如何に拘わらず常に半クラッチ状態を
得ることができる。なお、コントロールバルブの手動操
作によりプッシュ・プル作動を行わせるものにも同様に
適用することができる。
ある。本実施例ではバイパス通路33と作動油供給通路30
とに跨って、通常時はバイパス通路33を遮断すると共に
作動油供給通路33を開放し、同期作動スイッチ10をオン
操作すると切り換え作動してバイパス通路33を開放する
と共に作動油供給通路30を遮断する切換弁37を設け、そ
して、バイパス通路33の切換弁37下流に、該バイパス通
路33を流れる作動油を半クラッチ状態が得られる所定の
油圧に減圧して通路39を介して作動油供給通路30の切換
弁37下流に分流する減圧弁38を設けてクラッチ制御手段
34を構成している。従って、この実施例の場合もプッシ
ュ・プル作動時には、バイパス通路33より所定圧に減圧
した作動油をセレクトバルブ28側に供給して、インチン
グバルブ26の操作如何に拘わらず常に半クラッチ状態を
得ることができる。なお、コントロールバルブの手動操
作によりプッシュ・プル作動を行わせるものにも同様に
適用することができる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、プッシュ・プル装置の
作動時にはレギュレータバルブからバイパス通路に流れ
た作動油をセレクトバルブ側に分流して、常に半クラッ
チ状態が得られるようにしてあるため、プッシュ・プル
作動に際してインチング操作により車体を低速発進させ
る場合にタイムラグを生じることなくスムーズに半クラ
ッチ発進することができて、プッシュ・プル作動と車体
の前後移動とを適正に同期させることができる。また、
このプッシュ・プル作動時にアクセル開度を増大すれ
ば、半クラッチ状態にあるためエンジン回転の立ち上が
りが速やかに行われ、ポンプ吐出量を増大して早い同期
モード作動を行うことができて荷役作業能率を向上する
こともできるという実用上多大な効果を有する。
作動時にはレギュレータバルブからバイパス通路に流れ
た作動油をセレクトバルブ側に分流して、常に半クラッ
チ状態が得られるようにしてあるため、プッシュ・プル
作動に際してインチング操作により車体を低速発進させ
る場合にタイムラグを生じることなくスムーズに半クラ
ッチ発進することができて、プッシュ・プル作動と車体
の前後移動とを適正に同期させることができる。また、
このプッシュ・プル作動時にアクセル開度を増大すれ
ば、半クラッチ状態にあるためエンジン回転の立ち上が
りが速やかに行われ、ポンプ吐出量を増大して早い同期
モード作動を行うことができて荷役作業能率を向上する
こともできるという実用上多大な効果を有する。
第1図は本発明の一実施例を示す油圧回路図、第2図は
クラッチ制御手段の異なる例を示す油圧回路図である。 1……プッシュ・プル装置、18……車体、20……トルク
コンバータ付トランスミッションの油圧回路、21……ト
ルクコンバータ、23……ポンプ、24……リザーバタン
ク、25……レギュレータバルブ、26……インチングバル
ブ、28……セレクトバルブ、30……インチングバルブと
セレクトバルブ間の作動油供給通路、31……絞り、32…
…レギュレータバルブとインチングバルブ間の作動油供
給通路、33……バイパス通路、34……クラッチ制御手
段。
クラッチ制御手段の異なる例を示す油圧回路図である。 1……プッシュ・プル装置、18……車体、20……トルク
コンバータ付トランスミッションの油圧回路、21……ト
ルクコンバータ、23……ポンプ、24……リザーバタン
ク、25……レギュレータバルブ、26……インチングバル
ブ、28……セレクトバルブ、30……インチングバルブと
セレクトバルブ間の作動油供給通路、31……絞り、32…
…レギュレータバルブとインチングバルブ間の作動油供
給通路、33……バイパス通路、34……クラッチ制御手
段。
Claims (1)
- 【請求項1】車体の前部にプッシュ・プル装置を配置し
たトルクコンバータ付トランスミッション仕様のフォー
クリフトにおいて、トルクコンバータ付トランスミッシ
ョンの油圧回路のレギュレータバルブとインチングバル
ブとを連絡する作動油供給通路に、リザーバタンクに連
絡するバイパス通路を設けると共に、インチングバルブ
とセレクトバルブとを連絡する作動油供給通路と前記バ
イパス通路とに跨って、通常時はバイパス通路を遮断
し、プッシュ・プル装置の作動時にバイパス通路から前
記セレクトバルブ側に低圧の作動油を分流して半クラッ
チ状態を得るクラッチ制御手段を設けたことを特徴とす
るフォークリフトのロードプッシュ・プル制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62107376A JPH085633B2 (ja) | 1987-04-30 | 1987-04-30 | フオ−クリフトのロ−ドプツシユ・プル制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62107376A JPH085633B2 (ja) | 1987-04-30 | 1987-04-30 | フオ−クリフトのロ−ドプツシユ・プル制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63272791A JPS63272791A (ja) | 1988-11-10 |
JPH085633B2 true JPH085633B2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=14457537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62107376A Expired - Lifetime JPH085633B2 (ja) | 1987-04-30 | 1987-04-30 | フオ−クリフトのロ−ドプツシユ・プル制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH085633B2 (ja) |
-
1987
- 1987-04-30 JP JP62107376A patent/JPH085633B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63272791A (ja) | 1988-11-10 |
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