JPS6335207A - 電磁波シールド性を有するパイル敷物 - Google Patents

電磁波シールド性を有するパイル敷物

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JPS6335207A
JPS6335207A JP17782386A JP17782386A JPS6335207A JP S6335207 A JPS6335207 A JP S6335207A JP 17782386 A JP17782386 A JP 17782386A JP 17782386 A JP17782386 A JP 17782386A JP S6335207 A JPS6335207 A JP S6335207A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電磁波シールド性を有する敷物に関するもので
ある。更に詳しく述べるならば、少なくとも1層の金属
シート層、好ましくはアモルファス金属シート層、を含
み、電磁波に対するシールF′性のすくれた敷物に関す
るものである。
〔従来の技術〕
近年エレクトロニクス機器の発達および普及に伴い、こ
れらの機器を、その設置場所において、静電気、および
/又は、電も分波の悪影響から保護することのできる床
用敷物が求められている。
従来上記の目的のために、敷物の上表層を、導電性繊維
により形成するとか、或は、敷物の裏打層を、カーボン
粉末又はカーボン繊維、或は金属箔又は金属粉を含有す
る導電性材料により形成するごとなどが実用されている
。しかしながら、上述のような導電性敷物は、その電磁
波シールド性が不十分であるため、エレクトロニクス機
器を電磁波の悪影響から十分に保護することのできない
ものであった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、従来の導電性敷物の低電磁波シールド性とい
う問題点を解消し、すぐれた電磁波シールド性を有し、
エレクトロニクス機器を電磁波の悪影響から十分に保護
することのできる、新規な敷物を提供しようとするもの
である。
〔問題点を解決するだめの手段〕
繊維材料を用いて形成された繊維上表層と、この繊維上
表層の裏面側に、重合体材料を用いて形成された裏打層
とを有する敷物において、前述の問題点は少なくとも前
記裏打層に少なくとも1層の金属シート含有層を具有さ
せ、得られる敷物にずくれた電磁波シールド性を付与す
ることによって解決される。
繊維−上表層は繊維材料からなるものであって、その構
成や形状に格別の限定はなく、1.li物、編物、不織
布、これらの複合物、又は立毛布帛などのいづれであっ
てもよい。しかし、一般にはパイル層を有する立毛布帛
が好ましい。例えば、立毛布帛からなる繊維上表層は、
基布層と、この基布層から伸び出ているパイルからなる
パイル層によって構成される。
繊維上表層を形成する繊維の種類にも格別の限定はなく
、綿、麻、羊毛など天然繊維や、ポリエステル、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ナイロン6、ナイロン66、
アクリル重合体などの合成重合体から形成された合成繊
維、酢酸セルロースなどの半合成繊維などの1種以上を
用いて形成されていてもよ(、更に、ガラス繊維、カー
ボン繊維や金属繊維が混用されていてもよい。これらの
繊維は、綿状、又は糸(スパンヤーン又はマルチフィラ
メントヤーン)、テープヤーン、スプリットヤーン或い
は、円形又は異形断面を有するモノフィラメント、偏平
モノフィラメントなどのいづれの形状で用いられていて
もよい。また、繊維上表層に用いられる立毛布帛は、カ
ットパイル布帛、ループパイル布帛、ニードルパンチ立
毛布帛、タフテッド立毛布帛などの既知の立毛布帛のい
づれであってもよい。繊維上表層には、カーボン繊維や
金属繊維などの導電性材料が含まれていてもよい。
本発明の敷物において、繊維上表層の裏面側に積層結着
されている裏打層は熱可望性重合体材料又はゴムを母材
して形成される。このような重合体材料としては、ポリ
塩化ビニール(P v c)、ポリウレタン、エチレン
−酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレンアスファルト、
ビチューメンなどが用いられ、ゴムとしては、天然ゴム
、並びに、SBR,およびクロルスルホン化ポリエチレ
ンゴムなどのような合成ゴムを用いることができる。
最も好ましい重合体材料としてはPvCがあり、これは
可塑剤、充填剤、着色剤、安定剤および/又はその他の
変性剤を含有していてもよい。母材中には、7タクチン
クポリプロピレンおよび/成は、ビチューメンなどの増
量材および/又は、カーボンブランク、導電性繊維、金
属粉などの導電外添加削を含有していてもよい。
本発明の繊維上表層と裏打層とを含んでなる敷物におい
て、少なくとも裏打層に少なくとも1層の金属シート含
有層が含まれる。この金属シートは、例えばアルミニウ
ム、鉄、スチール、ニッケルおよび銅、並びにこれら金
属の2種以上の合金、および化合物などのような導電性
材料の箔又はシートからなるものであってもよいが、ア
モルファス金属シートであることが好ましい。
アモルファス(非晶質)金属を利用して静電気および電
磁波の両方に対して高い遮蔽および保護効果を有する材
料を開発しようとする試みが従前からなされてきた。一
般に、アモルファス金属は、幅2.54〜10.16 
cmのリボン状材料として供給されており、近い将来、
幅20.32 C1nのものが供給されることが期待さ
れている。従って、このようなリボン状、又は小幅材料
を、敷物のような広巾シートの分野に利用することは到
底不可能と考えられていた。
しかしながら本発明者らは、リボン状、又は小幅アモル
ファス金属薄膜から広巾薄膜を構成することに成功し、
この広巾アモルファス金属シートを用いて、電磁波シー
ルド性にすぐれた敷物の開発に成功したものである。こ
のような広巾アモルファス金属シートを得るには、複数
枚のアモルファス金属薄膜リボンを並列に配置し、互い
に隣接する前記リボンの側縁部を接着する。必要に応じ
て、この広巾シートの少くとも一面上に可視性重合体材
料からなる保護液゛覆層を形成して補強された広幅長尺
のアモルファス金属積層シートとしてもよい。
本発明の敷物に有用なアモルファス金属薄膜リボンは、
アモルファス金属シート単独から形成されたものであっ
てもよいし、アモルファス金属薄膜と、その少くとも1
面を被覆している導電性金属メッキ層とからなるもので
あってもよい。
メッキに用いられる導電性金属とし7は、例えば銅、ニ
ッケル、コバルト、鉄、アルミニウム、金、銀、錫、曲
鉛およびこれらから選ばれた2種以上の合金などを用い
ることができる。このような金属によって得られるメッ
キ薄膜は、アモルファス金属の具有する磁界シールド性
に、メッキ層による電界シールド性が加算され、薄膜全
体として、低周波から高周波までの広範囲の電磁波に9
月して、すぐれたシールド効果を示すことができる。
また、導電性金属メッキ層はアモルファス金属薄膜の半
田又は接着剤の接着性を向−トさせる効果も有している
本発明に用いられるアモルファス金属の種類については
、それが、静電気および電磁波から、エレクトロニクス
機器を保護する効果を有している限り、格別の限定はな
く、市販の材料から選択することができるが、一般には
鉄を主成分とし、これにホウ素、硅素、炭素、ニッケル
、コバルト、およびモリブデンなどから選ばれた1種以
−ヒを添加して得られるアモルファス合金から選ばれる
ことが好ましい。例えば、アライド社の商品名肝TG1
.八S  Na2605SC(Fe:  8 1  %
 、  B  :  13.5% 。
Si:3.5%、C:2%のアモルファス合金)、陰2
6055−2 (Fe: 78%、B:13%、Si:
9%のアモルファス合金) 、k2605−CO(Fe
:87部。
B;14部、5il1部、 Co: 18部のアモルフ
ァス合金) 、11に12826−MR(Fe:40%
、Ni:3部%。
Mo:4%、B:13%のアモルファス合金)などを用
いることができる。
また、−ヒ記の鉄を主成分とする合金系の外に、コバル
トを主成分とする合金系(例えばC0qoZr1o+c
o7[1siloB12 +CO56Crz6C+e 
+ C044M016C26。
Co34CCo34Crze+s ) 、ニッケルを主
成分とする合金系(例えばN1qoZr+o + N1
qaSi+oLz +Ni34CN134Cr24+a
 ) 、およびその他の金属を主成分とする合金系(例
えばF’d?O” ’ 20 + CIl e oZr
 20  +Nb5oNiso + Ti5oCuso
)等も利用できる。
これらのアモルファス金属材料は、前述のようにリボン
又は小幅シートの形状で供給されているので、本発明の
方法において、これらを使用するためには、’4M数個
のリボン状又は小幅シート状アモルファス金属材料を互
に並列に配列し、互に隣接するりボンの対向する側縁部
を接着剤又は半田により接着して、所望の幅を有するシ
ート状体とする。このとき接着剤は、導電性であること
が好ましい。
本発明の敷物において、金属シートの厚さには、格別の
限定はないが、金属シートは500μm以下の厚さを有
することが好ましく10〜300,17111の厚さを
有することがより好ましい。
金属シートがアモルファス金属シートからなる場合、そ
の厚さは70μm以下であることが好ましく、10〜7
0μmの範囲内にあることがより好まシく、20〜40
μmの範囲内にあることが、より一層好ましい。
アモルファス金属薄膜の厚さが70μmより大きくなる
と、その剛性が過大となり、長尺にわたり巻き取ること
か困難になることがある。また、得られる敷物も取扱い
が難かしくなる。
アモルファス金属薄膜」二に形成される導電性金属メッ
キ層の厚さにも格別の限定はないが、その効果を十分に
発揮するためには0.1μm以上の厚さを有することが
好ましく、0.1〜5μm程度の厚さを有することがよ
り好ましい。
アモルファス金属薄膜リボンを半田接着して得られた広
幅シートは、全体として導電性を有し、電界シールド性
のすぐれたものである。半田接着は、連続的に又はスポ
ット的に行うことが好ましい。また、リボンを導電性接
着剤で連続的に又はスポット的に接着してもよい。リボ
ンを単にその側縁部を重ねるだけで導電性接着をしない
場合、又は、非導電性接着剤等で接着した場合は、電気
的薄膜の電気的接触が不十分となり電界シールド性が不
十分となることがある。
また、アモルファス金属薄膜又は金属メッキされたアモ
ルファス金属薄膜は、その表面に防錆剤、腐食防止剤そ
の他の薄い保護膜が形成されたものであっても良い。
更にアモルファス金属薄膜リボンは、前述のような接合
方法によってよこ継ぎされてもよく、又はたて継ぎ接着
されてもよい。
本発明敷物に用いられる金属シート、特にアモルファス
金属薄膜シートは、そのま\使用されてもよいが、前述
のように保護被覆層と積層複合されて金属シート含有層
を形成してもよい。
保護被覆層としては、可撓性重合体材料によって形成さ
れ、従って屈曲や変形によって容易に損傷を受けること
のないものが好ましい。このような可撓性重合体材料と
しては、天然ゴム、またはネオプレンゴム、クロロプレ
ンゴム、シリコーンゴム、ハイパロンその他の合成ゴム
、或はPVC樹脂、エチレン−酢酸ビニルコポリマー(
EVA)樹脂、ポリアクリル樹脂、シリコーン樹脂、ポ
リウレタン樹脂、ポリエチレン(P E)樹脂、ポリプ
ロピレン(p 、p >樹脂、ポリエステル+M脂、フ
ッ素樹脂、ポリアミド樹脂、サーリン樹脂などの合成樹
脂、および、場合によっては再生セルロース樹脂(セロ
ファン)又はセルロースアセテートなどを用いることが
できる。
上述のような材料から形成された保護被覆層は、アモル
ファス金属薄膜の広幅シートの、折り曲げ、巻き取り、
或は衝撃などによる裂損、折損、亀裂を防止し、或は、
これらが発生しても、その拡大を防11ニジ、アモルフ
ァス金属薄膜の局部的脱落を防止することができる。ま
た、保護被覆層は、上記の効果に加えて、防水性、難燃
性、防炎性およびその他所望の特性、効果を具備してい
てもよいし、或は所要添加剤を混合したものであっても
よい。
保護被覆層の厚さには、それが所望の目的を達成できる
限り格別の限定はないが、一般には1〜70μmの範囲
内にあることが好ましく、3〜30μmの範囲内にある
ことが、より一層好ましい。
保護被覆層は所望の可撓性重合体材料よりなる薄膜の貼
着により形成されたものであってもよく、或は可撓性重
合体材料を含む液体(溶液又はエマルジョン、ラテック
ス等)を塗布し、この塗布液層を固化することによって
形成されたものであってもよい。
上述のように、保護被覆層形成のために、可撓性重合体
材料の溶液、ペースト、ストレート、又はエマルジョン
を用いる場合、公知の方法、例えば、トッピング、コー
ティング、ディッピング、ラミネーティング、押出しコ
ーティング、スプレーイング、カレンダリングなどの方
法を適用することができる。また保護被覆層は可伊剤、
安定剤、着色剤、紫外線吸収剤、防炎剤、難燃剤その他
の機能付与剤が含まれていてもよい。
保護被覆層用可撓性重合体材料薄膜をアモルファス金属
薄膜シートに貼着する場合、両者は直接接合されてもよ
く、或は接着剤を介して接着されていてもよい。一般に
上記の接着剤として用いられる接着材料の種類には格別
の限定はなく、イソシアネート系接着材料、エポキシ系
接着材料、ポリアクリル系接着材料、ポリウレタン系接
着材lit、ポリアミド系接着材料、ゴム系(特に合成
ゴム系)接着材料などのいづれを用いてもよい。また、
アミノ基、イミノ基、エチレンイミン残基、アルキレン
ジアミン残基を含む7クリレート、アジリジニル基を含
有するアクリレート、アミノエステル変性ビニル重合体
−芳香族エポキシ接着剤、アミノ窒素含有メタクリレー
ト重合体、なども好ましい接着材料であるが、その他の
接着剤を併用してもよい。
また、本発明の敷物において、リボン接合により形成さ
れたアモルファス金属広幅シートは、必ずしも平坦なも
のではなく、多くの場合、波状にうねっており、また、
接合部分にも凹凸段差が生じている。このような凹凸や
ウェーブのある広幅シートに、保護被覆層を形成すると
、保護被覆層と、アモルファス金属シート表面との間に
、多数の気泡を生ずることがある。このような気泡の存
在は、保護被覆層に局部的浮き上りや凹凸を生じ、また
、保護被覆層とアモルファス金属シート表面の密着性お
よび接着強度を低下させ、また外観を損うおそれがある
。このような気泡の形成を防止するために、保護被覆層
に脱気孔を形成することが好ましい。脱気孔の大きさや
形成密度には格別の限定はなく、適宜に設定することが
できるが、脱気孔の大きさは直径0.1〜11で、1o
ocutの面積当り10〜100個の密度で形成される
ことが好ましい。このような脱気孔を形成するためには
、保護被覆層を形成する可撓性重合体材料のフィルムに
予じめ脱気孔を形成しておいてもよく、また保護被覆層
を形成するときに、フィルム側から気泡に吸引処理を施
して、脱気孔を形成させてもよい。
本発明において、得られる敷物の用途や要求される性能
に応じて、保護被覆層、および接着削層などの1つ以上
を、導電性又は半導電性化してもよく、或は絶縁性にし
てもよい。或は、各層に異る導電性ないし絶縁性を付与
して、これらを組合せてもよい。このようにすることに
よって種々な特性又は性能を有する敷物製品を得ること
ができる。
本発明の敷物に用いられる金属シートが50μm以下の
厚さを有する金属箔からなる場合、その機械的強度は極
めて低いものである。特にアモルファス金属薄膜を使用
すると、その引裂き強さは殆んど0に等しく、低い負荷
で容易に裂断する。またこのようなアモルファス金属薄
膜は引張強さにおいても比較的弱くかつ強度のバラツキ
が大きい。
従って、アモルファス金属薄膜リボンを並列に配列して
シート状にすると、たとえこれらをその対向している側
縁部で、半田により或は接着剤で接着しても、このシー
トの縦方向の引張り強さは不十分であり、しかもそのバ
ラツキが大きいという問題が生ずる場合がある。
上述のような問題点を解決するためには、本発明の敷物
内に配置された金属シートにできるだけ近接して、繊維
布帛からなる繊維補強層を配置することが好ましい。こ
の目的に用いられる繊維の種類や布帛の種類には格別の
限定はない。しかしながら金属シート、特にアモルファ
ス金属薄膜は極めて破断伸度が小さいので、繊維補強層
用繊維布帛としては、5%以下の破断伸度および130
kg/1112以上の引張強さを有する繊維からなるも
のを用いることが好ましい。このような低伸度繊維補強
層を金属シート層に近接して配置すると、両者のS−8
荷重曲線の形状が近似しているので、繊維補強層は金属
シート層に対し、大きな補強効果を示すことができる。
このような性能を有する繊維の種類に格別の限定はない
が下記のものが例示される。
炭素繊維    200〜300   1.5〜0.5
スチール繊維     240    1.7芳香族ア
ラミド繊維    285   2.0〜5.0前述の
ように繊維補強層を形成する繊維および布帛の種類には
格別の限定はなく、布帛は織物、編物および不織布のい
づれであってもよいが、粗目の織物又は編物、或は不織
布が最も好ましい。
これらの布帛を形成する繊維の種類にも格別の限定はな
く、ガラス繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、
ポリプロピレン繊維、レーヨン繊維などのいづれであっ
てもよいが、ガラス繊維およびポリエステル繊維が好ま
しい。
繊維補強層の配置位置についても、それが金属シート層
に近接して配置されている限り格別の制限はなく、例え
ば裏打層の上層部(繊維上表層に近い位W)、下層部(
M面部)又は中間層部に配置されていてもよい。
繊維補強層を形成する布帛の目付(重量)および厚さに
も格別の限定はないが、例ば、裏打層の中間層部に配置
された場合は、10〜200g/rrfの目付を有する
ことが好ましく、50〜150g/rrlの目付を有す
ることが更に好ましい。また、繊維補強層が裏打層の下
層部(裏面部)に配置されている場合は、その目的は1
0〜100g/%であることが好ましく、20〜7og
/nrであることがより好ましい。
繊維補強層を裏打層内に配置すると、それを形成する布
帛は、裏打層を形成している重合体材料の一部分を含浸
して、適当な硬さや剛直性を有するようになる。
本発明の敷物において、少なくとも1層の金属シートが
、少なくとも裏打層中に含まれていなければならない。
裏打層は上下2層の重合体材料からなる層と、それらの
中間に配置された金属シート層とから構成されているこ
とが好ましい。裏打層中に配置された金属シート層に加
えて、他の金属シート層が他の層、例えば繊維上表層中
に絹み込まれていてもよい。
本発明の敷物は長尺カーペットの形状のものであっても
よい。しかしながら、このような長尺カーペットは、運
搬、搬入、床敷施工が面倒であり、かつ、局部的汚損が
あったとき、局部的交換ができず、局部的補修は、著る
しく美観を損うなどの問題点がある。
上記のような諸問題点を解消する床敷材料として、近年
種々の形状、例えば正方形、長方形、菱形などのタイル
カーペットが使用されるようになってきた。このよ・う
なタイルカーペットは、運搬、搬入、施工が容易であり
、局部的交換が可能で、しかも、各種色彩のタイルカー
ペットを組合せて所望の模様を形成することができるな
どの長所を有している。
本発明の敷物は、上記長所を有するタイルカーペットの
形状のものであってもよい。
本発明の敷物に含まれる金属シート層は、単一層であっ
てもよく、複数層であってもよい。また、金属シートは
無孔シートであってもよく、或は1個以上の孔を有する
ものであってもよい。
〔実施例〕 本発明の敷物を、以下に実施例により更に説明する。
プl訂秒1」シし碩I 実施例1において、金属シート層を形成するために厚さ
30μmのアルミニウム箔を用いた。
実施例2において、金属シート層形成のために、アモル
ファス金属シートを用いた。このアモルファス金属シー
トは下記のようにして調製された。
アモルファス合金(Fe:81%、 B : 13.5
%。
Si:3.5%、C:2%、商標: METGLAS 
m2605sc。
アライド社製、巾7.62cm、厚さ25μmのリボン
状体)の全表面に、厚さ1μmの銅メッキを施した。こ
の銅メッキされたアモルファス合金リボンの13枚を、
互に並列に配列し、それぞれの側縁端を半田接合して巾
約1mの広巾シートを作成した。実施例1および2にお
いて、それぞれ、アルミニウム箔および広幅長尺のアモ
ルファス合金シートの片面に、合成ゴム系接着剤(商標
: SC12N、ソニーケミカル社製)を連続的に塗布
し、その面にFRP用ガラス繊維布帛(商標:KS−2
671、カネボウ硝子繊維社製、厚さ0.22mm、目
付210g/m、平織経19本/25.4mm、緯19
本/25.4mm、繊維引張り強さ350kg/mm!
、繊維破断伸度3%、布帛引張り強さ、経緯両方向共に
111.6kg/ 3 cm、布帛破断伸度、経緯両方
向ともに3.0%)からなる繊維補強層を貼着した。
実施例1および2のそれぞれにおいて、下記構成のナイ
ロンパイルカーペットを繊維」二表層として用いた。
基 布: 5重量%のカーボンファイバーを含むポリエ
ステル繊維不織布 パイル: 帯電防止能を有するナイロン繊維(長さ81
重) 目  付 :   750g/m2 上記ナイロンカーペットの裏面に、約20重量%のカー
ボンブラックを含むポリ塩化ビニル樹脂を、乾燥厚さl
 Ilmになるように被覆して導電性中間層を形成した
この導電性中間層の裏面上に前述の繊維補強層付金属シ
ートのそれぞれを貼着し、更に貼着された金属シートの
裏面上に、厚さ約2鶴の前記カーボンブランク含有ポリ
塩化ビニル樹脂層を形成し、更にその裏面上に目付10
0g/m2のガラス繊維不織布を、貼着し、前記カーボ
ンブランク含有ポリ塩化ビニル樹脂層の一部がこの不織
布層中に侵入するようにした。得られた積層複合体を、
50anX50cmの正方形に切断してタイルカーペッ
トとした。
比較のために、アルミニウム箔を用いなかったこと以外
は、実施例1と同様の操作を行った。
得られた実施例1および2並び比較例の敷物に対し、電
磁波シールド性テストを施した。その結果を第1図およ
び第2図に示す。比較例の敷物は、良好な不帯電性を示
したが、電磁波シールド性は認められなかった。
実施例1および2の敷物は、良好な不帯電性とともに、
第1図および第2図から明らかなようにすくれた電磁波
シールド性を示した。実施例2の敷物は、磁界に対する
シールド性は、実施例1のそれよりもかなりすぐれたも
のであった。
実施−秒しLお劫1 実施例3においては、実施例1と同一の操作が、また実
施例4においては、実施例2と同一の操作が行われた。
但し、実施例3および4において、それぞれ、アルミニ
ウム箔およびアモルファス金属シートに、直径21膳の
円形の孔を3個/ cJの密度で穿孔したものを用いた
得られた敷物は、□それぞれ、実施例1および2の敷物
と同様の不帯電性および、電磁波シールド性を示した。
また、これらの敷物において、金属シートの上下に配置
された重合体層は、金属シートの孔を介して互に接合し
ており、また、金属シートと重合体層との間に気泡の形
成もなく、敷物全体とじて良好な剥離抵抗を示した。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の敷物の電界における電磁波シールド
性を示すグラフであり、 第2図は、本発明の敷物の磁界における電磁波シールド
性を示すグラフである。 第1図および第2図において、タテ軸のdBm値が小さ
い程シールド効果が高いことを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、繊維材料を用いて形成された繊維上表層と、この繊
    維上表層の裏面側に重合体材料を用いて形成された裏打
    層とを有し、 少なくとも前記裏打層が、少なくとも1層の金属シート
    含有層を有している、 ことを特徴とする電磁波シールド性敷物。 2、前記繊維上表層が、繊維材料からなる基布と、この
    基布から、その表面の上に伸び出ている繊維パイル層と
    からなる、特許請求の範囲第1項記載の敷物。 3、前記裏打層が重合体材料から形成された上下2層と
    、それらの中間にはさまれた金属シート含有層からなる
    特許請求の範囲第1項記載の敷物。 4、前記金属シートがアモルファス金属シートである、
    特許請求の範囲第1項、又は、第3項記載の敷物。 5、前記アモルファス金属シートが、複数枚のアモルフ
    ァス金属薄膜リボンにより形成され、前記リボンが並列
    に配列され、その互に隣接対向している側縁部において
    互に接着されている、特許請求の範囲第4項記載の敷物
    。 6、前記アモルファス金属薄膜リボンが、アモルファス
    金属からなるリボン状薄膜と、その少なくとも1面を被
    覆している導電性金属メッキ層とからなる、特許請求の
    範囲第4項又は第5項記載の敷物。 7、前記アモルファス金属薄膜リボンの接着がハンダに
    よりなされている、特許請求の範囲第5項記載の敷物。 8、前記アモルファス金属薄膜リボンの接着が導電性接
    着剤によりなされている、特許請求の範囲第5項記載の
    敷物。 9、前記金属シートが500μm以下の厚さを有する、
    特許請求の範囲第1項記載の敷物。 10、前記アモルファス金属シートが、70μm以下の
    厚さを有する、特許請求の範囲第4項記載の敷物。 11、前記アモルファス金属薄膜上の導電性金属メッキ
    層が0.1μm以上の厚さを有する、特許請求の範囲第
    6項記載の敷物。 12、前記アモルファス金属シートがFeを主成分とし
    、これにB、Si、C、Co、NiおよびMoから選ば
    れた少なくとも1種が添加されたアモルファス金属から
    なる、特許請求の範囲第1項記載の敷物。 13、前記金属シート含有層が、前記金属シートの少な
    くとも1面上に形成され、かつ可撓性重合体材料からな
    る保護被覆層を有する、特許請求の範囲第1項記載の敷
    物。 14、繊維材料を用いて形成された繊維上表層と、この
    繊維上表層の裏面側に重合体材料を用いて形成された裏
    打層とを有し、 少なくとも前記裏打層が少なくとも1層の金属シート含
    有層を有し、かつ、前記裏打層が繊維布帛によって形成
    され、かつ前記金属シート含有層に近接して配置された
    少なくとも1層の繊維補強層を有している、 ことを特徴とする電磁波シールド性敷物。 15、前記繊維補強層を形成する繊維布帛が5%以下の
    破断伸度を有する繊維により構成されている、特許請求
    の範囲第14項記載の敷物。
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