JPS63350A - 樹脂組成物の製造方法 - Google Patents

樹脂組成物の製造方法

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JPS63350A
JPS63350A JP14319386A JP14319386A JPS63350A JP S63350 A JPS63350 A JP S63350A JP 14319386 A JP14319386 A JP 14319386A JP 14319386 A JP14319386 A JP 14319386A JP S63350 A JPS63350 A JP S63350A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はポリフェニレンエーテルとポリエステルと特定
の構造を有する化合物からなる樹脂組成物の製造方法に
関するものであり、更?こ詳しくは曲げ弾性率に代表さ
れる剛性、熱変形温度に代表される耐熱性および成形加
工性、耐水性のすぐれた上記樹脂組成物の製造方法に関
するものである。
〈従来の技術〉 ポリフェニレンエーテルは、r11熱性、剛性など揮々
の性能に秀でた樹脂であり、エンジニアリング・プラス
チックとして注目されているが、融解粘度が高いためン
ここの圏脂自体を溶融下ンこ成形するtζは実温を要し
、これに伴って変色、酸化劣化など好ましくない」々の
間@?生じる。
一方、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレ
フタレートに代表される熱可塑性ポリエステルは、その
すぐれた機械力性1、劇薬品性、電気特性、および成形
のしやすさ等の性質により、電気および電子機器部品、
自動車部品など広汎な分野で使用されているが、高荷重
下における熱変形温度(ASTM D648.18.5
6#/d荷重)が低いため、高温下で荷重のかかる構造
材料として使用できない欠点がある。
ポリフェニレンエーテルの成形加工性を改善するために
、ポリフェニレンエーテルとゴム変性ポリスチレン樹脂
との樹脂組成物(米国特許第3,383,435号明細
書など)、ポリフェニレンエーテルとポリアミドよりな
る樹脂組成物(特公昭45−997号公報)、さらにポ
リフェニレンエーテルとポリエステルよりなる樹脂組成
物(特開昭57−177018号公報、特開昭59−1
59847号公報)が開示されている。
また、ポリエステルの耐熱性の改善を目的として、ポリ
エステルとポリグルタルイミドよりなる樹脂組成物(特
開昭59−41355号公報)や、ポリエステルとマレ
イミド系共重合体よりなる樹脂組成物(特開昭59−5
3547号公報)が開示されている。
さらにポリフェニレンエーテルとポリアミドを無水カル
ボン酸に代表される特定の構造を有する化合物ととも1
こ溶融混練することによって得られる組成物(特公昭6
0−11966号公報)も開示されている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかるに、米国特許第3,383,435号明細書記載
ノポリフエニレンエーテルとゴム変性ポリスチレン樹脂
よりなる樹脂組成物は成形加工性を改善しているものの
機械強度、耐熱性を損ねるため好ましくない。
特公昭45−997号公報に記載のポリフェニレンエー
テルとポリアミドよりなる樹脂組成物は同成分の相溶性
が極めて悪いため、機械強度の低下が著しく好ましいも
のではない。
また、特開昭59−159847号公報などに記載ノポ
リフエニレンエーテルとポリエステルとからなる樹脂組
成物も同成分の相溶性が悪いため、期待したほどの耐熱
性は得られていない。さらに、特開昭59−41355
号公報や特開昭59−53547号公報に記載の樹脂組
成物も耐熱性が改善されてはいるものの、まだ満足でき
るものではない。
また、特公昭60−11966号公報に記載のボIJ 
フェニレンエーテルとポリアミドを特定の構造を有する
化合物とともに溶融混練することによって得られる組成
物は、ポリアミドの代表的樹脂であるナイロン6やナイ
ロン66にみられるごと(吸湿率が高く、耐水性、寸法
安定性が悪いため好ましくない。
すなわち高耐熱性で湊械強度と成形加工性、耐水性の優
れた樹脂はいまだ得られておらず、これらの性能を兼備
した樹脂の開発が望まれているのが現状である。
よって、本発明は曲げ弾性率、耐熱性が高く、かつ成形
加工性、耐水性の優れた樹脂の開発を課題とする。
く問題点を解決するための手段〉 本発明者らは上記課題を解決すべく説意検討した結果、
ポリフェニレンニーデルおよびポリエステルと特定の構
造を有する化合物を配合さ1゜せることによって上記目
的を達成できることを見出し本発明に到達した。
すなわち本発明は およびQ4はそれぞれ独立して水素、ハロゲン、炭化水
素、ハロ炭化水素、炭化水素オキシ、およびハロ炭化水
素オキシで構成される群から選択され、nはモノマ一単
位の総数を表わし、20以上の整数である)で示される
ポリフェニレンエーテル5〜95重量%と熱可塑性ポリ
エステル95〜5重量%とからなる樹脂100重量部と
、分子内に、カルボ/酸基、酸無水物基、酸アミド基、
イミド基、カルボン酸エステル基、エポキシ基、アミノ
基、および水酸基の1つ以上を有する化合物0.1〜2
0*fi部を配合させることを特徴とする樹脂組成物の
製造方法を提供するものである。
本発明の樹脂組成物の製造方法で用いられるポリフエニ
レンエーテルは、前記一般式で示される単位1種以上を
含有するホモポリマーまたはコポリマーが望ましい。
ポリフェニン/エーテルの製造法は特に制限しないが、
たとえば、米国特許第3,306,874号明細書およ
び第3,306,875号明細書ならびに米国特許第3
,257,357号−明細書および第3,257,35
8号明細書に記載のごとき手順に従ってフェノール類の
反応によって製造することができる。これらフェノール
類には、2,6−ジメチルフェノール、2.6−ジメチ
ルフェノール、2.6−ジメチルフェノール、2,6−
ジラウリルフェノール、2.6−ジプロピルフェノール
、2,6−ジフェニルフェノール、2−メチル−6−ニ
チルフエノール、2−メチル−6−シクロヘキジルフエ
ノール、2−メチル−6−トリルフェノール、2−メチ
ル−6−メドキシフエノール、2−メチル−6−ブチル
フェノール、2.6−シメトキシフエノール、2.3.
6−トリメチルフエノール、2、3.5.6−チトラメ
チルフエノールおよび2.6−ジメチルフェノールが包
含されるがこれらに限定されるものではない。
これらの各々は単独に反応させて対応するホモポリマー
としてもよいし、別のフェノールと反応させて上記式に
包含される異なる単位を有する対応のコポリマーとして
もよい。特記すると、2,6−ジメチルフェノールとこ
れに対応するポリマーすなわちポリ (2,6−シメチ
ルー1゜4−)二二しン)エーテル、ならびに2.6−
ジメチルフェノールと他のフェノール類たとえば2.3
.6−)ジメチルフェノール、2−メチル−6−ブチル
フェノールなどとの併用およびこれらに対応するコポリ
マー、たとえばポリ(2゜6−シメチルーコー2−メチ
ル−6−プチルー1、4−フェニレン)エーテルなどが
挙げられる。
本発明の製造方法で用いるポリエステルとは、比較的高
分子量でほぼ線状の通常は可燃性の熱可塑性ポリマーで
ある。好ましいものは、テレフタル酸及びイソフタル酸
のポリマー性グリコールエステルなどである。これらの
ポリマーは市販されているが、或いは公知の技術、例え
ば、フタル酸エステルのグリコールによるアルコール分
解とその後の重合、遊離の7タル酸又はそのハロゲン化
物誘導体とグリコールの加熱、及び他の類似の方法によ
って製造することができる。これらのポリマー及びその
製造方法に関する詳細は、米国特許第2,465,31
9号明細書や米国特許第3,047,539号明細書等
に記載されている。
好ましいポリエステルは、下記式の繰返し単位を有する
高分子量のポリマー性グリコールテレフタレート又はイ
ソフタレート及びこれらエステルの混合物で構成される
1群トこ属するものである。
C)11 ここで、nは2〜IOの整数であるが、2〜4であるこ
との方が多い。前記の鮮には、イソフタル酸単位が30
モル%まで含まれるテレフタル酸とイソフタル酸のコポ
リマーが包含される。
特に好ましいポリエステルはポリ(エチレンテレフタレ
ート)及びポリ (l、4−ブチレンテレフタレート)
であり、特に銘記すべきは後者のものである。
また分枝ポリ (l、4−ブチレンテレフタレート)も
用いることができる。
これはエステル形成基を少なくとも3個町する分枝成分
を少量、例えばテレフタレート単位に対して5モル%ま
で含有する。分枝成分は、ポリエステルの酸単位部分又
はグリコール単位部分に分枝を形成するものでもよ(、
又はこれらの混成でもよい。このような分枝成分の例と
しては、トリー若しくはテトラカルボン酸、例えばトリ
メシン酸、ピロメリトづ及びこれらの低級アルキルエス
テル等、又は好ましいものとして、ポリオール、特に好
ましくはテトロール類例えばペンタエリトリトール、ト
リオール須例えばトリメチロールプロパン、又はジヒド
ロ中シカルゲン酸及びヒドロキシジカルボン酸及びその
誘導体例えばヒドロキシテレフタル酸ジメチル等がある
分枝ポリ (l、4−ブチレンテレフタレート)樹脂及
びその製造方法は米国特許第3,953,404号明細
書に記載されている。
本発明の実施に有用な高分子量のポリエステルは、例え
ば、250〜30℃でO−クロロフェノール又は60/
40フ工ノール/テトラクロロエタン混合物に溶解した
溶液として測定したときに、少なくとも約0.2 dl
/yの固有粘度を有し、約0.4〜L5 dl/yの固
有粘度を有するのがより普通である。
コポリエステルも有用であり、例えば、米国特許第3,
651,014号明細書、第3,763,109号明細
書及び第3,766,146号明細書に記載されている
ような、多数の繰返しエーテル−エステル及び/又はエ
ステル単位を有するセグメントコポリエステルがある。
本発明の製造方法で用いる特定の構造を有する化合物と
は、分子内tこ、カルボン酸基、酸無水物X、酸アミド
基、イミド基、カルボン酸エステル基、エポキシ基、ア
ミノ基及び水酸基のうちから選ばれた少なくとも1つの
構造を有する化合物であり、その好ましい具体例として
は無水マレイン酸、無水ハイミック酸、無水イタコン酸
、無水グルタコン酸、無水シトラコン酸、無水アコニッ
ト酸、5−ノルボルネン2−メチル−2−カルボン酸、
フタル酸、フマール酸、マレイミド、マレイン酸ヒドラ
ジド、無水マレイン酸とジアミンとの反応物たとえば II             II        
  II                II(但し
、Rは脂肪族、芳香族基を示す。)などで示される構造
を有するもの、無水メチルナジック酸、無水ジクロロマ
レイン酸、マレイン酸アミド、大豆油、キリ油、ヒマン
油、アマニ油、麻実油、綿実油、ゴマ油、菜種油、落花
生油、椿油、オリーブ油、ヤシ油、イワシ油などの天然
油脂類、エポキシ化大豆油などのエポキシ化天然油脂類
、アクリル酸、ブテン酸、クロトン酸、ビニル酢酸、メ
タクリル象、ペンテン酸、アンゲリカ酸、チプリン酸、
2−ペンテン酸、3−ペンテン酸、α−エチルアクリル
酸、β−メチルクロトン酸、4−ペンテン酸、2−ヘキ
セン酸、2−メチル−2−ペンテン酸、3−メチル−2
−ペンテン酸、α−エチルクロトン酸、2・2−ジメチ
ル−3−ブテン酸、2−ヘプテン酸、2−オクテン酸、
4−デセン酸、9−ウンデセン酸、IO−ウンデセン酸
、4−ドデセン酸、5−ドデセン酸、4−テトラデセン
酸、9−テトラデセン酸、9−へキサデセン酸、2−オ
クタデセン酸、9−オクタデセン酸、アイコセン酸、ト
コセン酸、エルカ酸、テトラコセン酸、マイコリペン!
、2−4−ペンタジェン酸、2・4−へキサジエン酸、
ジアリル酢着、ゲラニウム酸、2・4−デカジエン酸、
2・4−ドデカジエン・酸、9・12−へキサデカジエ
ン酸、9−12−オクタデカジエン酸、ヘキサデカトリ
エン酸、リノール酸、リルン酸、オクタデカトリエン酸
、アイコサジエン酸、アイコサトリエン酸、アイコサテ
トラエン酸、リシノール酸、エレオステアリン酸、オレ
イン酸、アイコサペンタエン酸、エルシン酸、ドコサジ
エン酸、ドコサトリエン酸、ドコサテトラエン酸、ドコ
サペンタエン酸、テトラコセン酸、ヘキサコセン酸、ヘ
キサコシエン酸、オフタコセン酸、トラアコンテン酸な
どの不飽和カルボン酸、アルいはこれら不飽和カルボン
酸のエステル、酸アミド、無水物、あるいはアリルアル
コール、クロチルアルコール、メチルビニルカルビノー
ル、アリルカルビノール、メチルプロペニルカルビノー
ル、4−ペンテン−1−オール、lO−ウンデセン−1
−オール、グロパルギルアルコール、l@4−ペンタジ
ェン−3−オール、l・4−へキサジエン−3−オール
、3・5−へキサジエン−2−オール、2・4−へキサ
ジエン−1−オール、一般式CnH2n−s CJH、
CnH2n−70H。
CnH2n−5OH(但し、nは正の整数)で示される
アルコール、3−ブテン−1・2−ジオール、2・5−
ジメチル−3−ヘキセン−2115−ジオール、1・5
−へキサジエン−3・4−ジオール、2・6−オクタン
エン−4・5−ジオールなどの不飽和アルコール、ある
いはこのような不飽和アルコールのOH基が、−NH2
基に置き換った不飽和アミン、あるいはブタジェン、イ
ソプレンなどの低重合(たとえば平均分子量が500力
箋ら10000ぐらいのもの)あるいは高分子量体(た
とえば平均分子量が10000以上のもの)に無水マレ
イン酸、フェノール類を付加したもの、あるいはアミノ
基、カルボン酸基、水酸基、エポキシ基などを導入した
ものなどが挙げられる。
また、2種以上の特定化合物を使うことも可能である。
本発明の樹脂組成物の製造方法におけるポリフェニレン
エーテルとポリエステルの配合比は、ポリフェニレンエ
ーテルが5〜95重量%でポリエステルが95〜5重量
%、好ましくはポリフェニレンエーテルがI5〜80重
j!L%でポリエステルが85〜20重量%、特に好ま
しくはポリフェニレンエーテルが20〜70重量%でポ
リエステルが80〜30重量%である。ポリフェニレン
エーテルが5重量%未満あるいは、ポリエステルが95
!ffi%を越えると耐熱性が劣り、ポリエステルが5
重量%未満あるいは、ポリフェニレンエーテルが95重
量%を越えると成形加工性を損ねるため好ましくない。
本発明における特定化合物の使用量は、−ポリフェニレ
ンエーテルとポリエステルよ’)ナルm脂100重量部
に対し0.1〜20重量部、好ましくは0.3〜15重
量部の範囲である。001重量部未満の場合には本発明
の目的とする効果が小さくなる傾向を示すので好ましく
ない。
本発明の製造方法で、樹脂と特定化合物を配合させる時
に、ラジカル発生剤を用いることもできる。用いられる
ラジカル光生劉としては公知の有機過酸化物、ジアゾ化
合物類が挙げられ、好ましい具体例としてはベンゾイル
パーオキシド、ジクミルパーオキシド、ジーtert−
ブチルパーオキシド、tert−ブチルクミルパーオキ
シド、tert−ブチルハイドロパーオキシド、クメン
ハイドロパーオキシド、アゾビスイソブチロニトリルな
どが挙げられる。ラジカル発生剤の使用量は、特定化合
物100 M置部に対し1〜30重量部が好ましく、特
に好ましくは3〜20重量部の範囲である。
本発明において樹脂と特定化合物を配合させる方法とし
ては次のような方法が挙げられる。
(1)ホIJフェニレンエーテル、ポリエステルおよび
特定化合物をペレット、粉末、細片状態などで高速攪拌
様などを用いて均一混合した後、溶融混練して配合させ
る方法。
〔2〕  ポリフェニレンエーテルを溶解させたあるい
は膨潤させた溶液にポリエステルおよび特定化合物を那
えて溶、解あるいは膨潤させ、攪拌しながら加熱する。
またはポリエステルを溶解させた、あるいは膨潤させた
溶液にポリフェニレンエーテルおよび特定化合物を加え
て溶解あるいは膨潤させ、攪拌しながら加熱して配合さ
せる方法。
レンエーテルとポリエステルの組成比などンこよっても
若干変るが、一般tこは150〜350℃の範囲がとら
れる。溶融混練する装置として゛は溶融粘性体を取扱い
得る方法であればいかなる方法でもよく、パッチ方式、
連続方式のいずれの方法も使用できる。その具体例とし
ては例えば、単軸あるいは多軸の押出機、バンバリーミ
キサ−、ロール、ニーダ−などが挙(ザられる。
〔2〕の方法において用いる溶媒としては特に制限はな
く、ポリフェニレンエーテルまたはポリエステルを溶解
あるいは膨潤させることのできるものであればよい。
その具体例としては、クロロホルム、トルエン、0−ク
ロロフェノールなどが挙げられる。
また、溶解あるいは膨潤させることができれば、混合溶
媒であってもかまわない。配合させる温度、時間に関し
ては特に制限はなく、温度としては一般に20〜200
℃の範囲がとられる。時間としては1分〜10時間まで
の範囲がとられるが、好ましくは30分〜5時間である
。溶液に後から加えられるポリマはペレット、粉末、細
片状態で加えることができる力l配合の効率をあげるた
めには粉末状態のような微細なものほど好ましい。
本発明の製造方法によって得られた組成物がポリフェニ
レンエーテルとポリエステルタケ力らなる組成物に比し
剛性、耐熱性に擾れる理由は明確ではないが、特定化合
物を媒介としてポリフェニレンエーテル同志、あるいは
ポリフェニレンエーテルとポリエステルあるいはポリエ
ステル同志が反応しているためと推定される。
すなわち、本発明の製造方法で得た組成物は、ポリフェ
ニレンエーテル部分とポリエステル部分とが著しく微細
に分散しているのが認められる。
本発明の製造方法を実施するに際し、必要に応じてポリ
スチレン(ps) 、スチレン/アクリロニトリル共重
合体(SAN) 、ポリメタクリル酸メチル(PMMA
) 、スチレン/メタクリル酸メチル/アクリロニトリ
ル共重合体、α−メチルスチレン/アクリロニトリル共
重合体、α−メチルスチレン/スチレン/アクリロニト
リル共重合体、α−メチルスチレン/メタクリル酸メチ
ル/アクリロニトリル共重合体、p−メチルスチレン/
アクリロニトリル共重合体、スチレン/N−フェニルマ
レイミド共重合体、スチレン/無水マレイン酸共重合体
などのビニル系重合体、アクリロニトリル−ブタジェン
−スチレン三元共重合体(ABS)樹脂、メタクリル酸
樹脂−ブタジェン−スチシン三元共道合体(iVIBs
)樹脂、AES謝脂、AAS樹脂、ポリカーボネート、
ポリアミドなどの熱可塑性樹脂、を適宜混合したり、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、エチレン/プロピレン共
重合体、エチンン/ブテンー1共重合体、エチレン/プ
ロピレン/ジシクロペンタジェン共重合体、エチレン/
プロピv 715−エチリデン2−ノルボルネン共重合
体、エチレン/フロピレン/1.4−ヘキサジエン共重
合体、エチレン/酢酸ビニル共重合体・エチレン/アク
リル酸ブチル共重合体、エチレン/α、β−不胞和カル
ボン酸および酸無水物共重合体、エチレン/α、β−不
飽和カルボン酸グリンジルエステル共重合体などのオレ
フィン系ゴムや、ジエン系ゴム状重合体の存在下にメタ
クリル酸メチルとアクリロニトリルを必須成分とするビ
ニル系単量体混せ物を重合することによって得られるグ
ラフト共重合体、A、 A’が重合さnたビニル系炭化
水素ブロックであり、Bは重合された共役ジエンブロッ
クからなるA−B−A’型ブロック共重合体や、そのジ
エンブロック部Bが水素添加されたものである水素添加
A−B−A’型ブロック共重合体のようなゴム様18体
を適宜混合することによって、さらに望ましい物性、特
注に調節することも可能である。
また目的に応じて顔料や染料、ガラス擺維、金属ム維、
金富フレーク、炭素懺維などの補強材や充填材、熱安定
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、塑剤、可塑
剤、帯電防止剤および難燃剤などを添加することができ
る。
本発明の製造方法によって得られる樹脂組成物は、エン
ジニアリング・プラスチックとして自動車部品、電子・
電気機器部品などの用途に用いることができ、その他、
剛性、耐熱性、寸法安定性などが要求される各種成形品
に用いることができる。
〈実施例〉 以下、実施例および比較例1・こよって本発明をさらに
詳しく説明する。
熱変形温度はASTM 1)648−56、曲げ弾性率
はASTM  D790−61に従って測定した。熱変
形温度は絶乾状態で測定した。曲げ弾性率は絶乾状態と
、試験片を23℃の水中?こ48時間浸漬させて吸水処
理した状態でより定した。
実施例1 ポリフェニレンエーテルとdi粘ix、oのポリエチレ
ンテレフタレート (以下PETと略称する)又は固有
粘度15のポリブチレンテレフタレート(以下PBTと
略称する)を特定化合物と表1に示した配合比で混合し
、260℃に設定した押出機で溶融押出を行いペレット
化した。
次いで射出成形機により、シリンダ一温度260℃、金
型温度80℃に設定して物性測定用試験片を成形した。
測定結果を表1に示した。
比較例 ポリフェニレンエーテル、ポリエステル、特定化合物を
表1に示した配合比で混合し、実施例と同じ方法で物性
を測定した。
測定結果を表1に示した。
実施例2 実施例1で調製したポリフェニレンエーテル、ポリエス
テル、特定化合物よりなる樹脂組成物4次の衝撃改質剤
を表2に示した配合比で混合し、実施例1と同じ方法で
溶融押出および成形を行い物性を測定した。測定結果を
表2に示した。
衝撃改質剤 A:ポリブタジェンゴム70部の存在下にスチレン22
.5部とアクリロニトリル7.5部を重合させてなるグ
ラフト共重合体 BニゲリシジルメタクリレートlO重量%を含有スるエ
チレン/グリシジルメタクリレート共重合体 C:ボ台されたスチレンブロックAおよびA′と重合さ
れた共役ジエンブロックBよりなり、スチレン/ゴム比
が28/72であるA−B−A’型ブロック共重合体 り二重台されたスチレンブロックAおよびA′と重合さ
れた共役ジエンブロックBよ゛りなり、中間電合体ブロ
ックBが水素添加されており、スチレン/ゴム比が29
/71である水素添加A−B −A’型ブロック共這会
体。
実施例1および比較例の結果から次のことが明らかであ
る。
本発明の製造方法によって得られた樹脂組成物(実験4
l−11)はいずれも熱変形温度および曲げ弾性率がと
もに高く、かつ成形加工性が優れたものであった。また
、吸水処理後Fこおいても曲げ弾性率は高い値を保持し
ていた。
一方、ポリフェニレンエーテルを含まない樹脂組成物(
実験412.13)は熱変形温度の低いものであった。
ポリエステルを含まない糊脂組成物(実験、[14)は
、成形加工性の悪いものであった。また、特定の化合物
を用いない樹脂組成物(実験、[15)は充分な耐熱性
の向上がみろ−れなかった。
また実施例2の結果より、本発明の製造方法によって得
られた樹脂組成物は適切な衝撃改ズ剤を配合することに
よって良好な熱変形温度、曲げ弾性率および成形加工性
を保持したまま、衝撃強度を向上させることができるこ
とが明らかになった。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明の製造方法によって得られ
た樹脂組成物は熱変形温度に代表される耐熱性、曲げ弾
性率eこ代表される剛性、溶融粘度に代表される成形加
工性が浸れ、かつ耐水性のよいものである。
持許出頴人東し株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(式中、Q
    _1、Q_2、Q_3、およびQ_4はそれぞれ独立に
    、水素、ハロゲン、炭化水素、ハロ炭化水素、炭化水素
    オキシおよびハロ炭化水素オキシで構成される群から選
    択され、nはモノマー単位の総数を表わし20以上の整
    数である)で示されるポリフエニレンエーテル5〜95
    重量%および熱可塑性ポリエステル9b〜5重量%とか
    らなる樹脂100重量部と分子内にカルボン酸基、酸無
    水物基、酸アミド基、イミド基、カルボン酸エステル基
    、エポキシ基、アミノ基および水酸基の1つ以上を有す
    る化合物0.1〜20重量部を配合させることを特徴と
    する樹脂組成物の製造方法。
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