JPH01282256A - 新規な耐衝撃性樹脂組成物 - Google Patents

新規な耐衝撃性樹脂組成物

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Publication number
JPH01282256A
JPH01282256A JP11050288A JP11050288A JPH01282256A JP H01282256 A JPH01282256 A JP H01282256A JP 11050288 A JP11050288 A JP 11050288A JP 11050288 A JP11050288 A JP 11050288A JP H01282256 A JPH01282256 A JP H01282256A
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JP
Japan
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acid
aromatic
polyphenylene ether
unsaturated
polyester
Prior art date
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Pending
Application number
JP11050288A
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English (en)
Inventor
Katsuro Okabe
岡部 勝郎
Shoichi Ametani
章一 雨谷
Masahiko Ishikawa
雅彦 石川
Shigeru Murabayashi
茂 村林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、耐溶剤性、耐衝撃性、耐熱性、成形性シこ優
れた新規な樹脂組成物に係わり、さらに詳細ンこは囚ボ
リフヱニレンエーテルと、03)芳香族ポリカーボネー
トと、(Qポリエステルと、■エラストマーおよびD不
飽和カルボン酸誘導体で、水酸基、アミノ基、7ミド基
、エステル基からなる群からの官能基を少なくとも1ケ
有する化合物の少なくとも11類からなる新規な耐衝撃
性樹脂組成物に係わる。
〔従来の技術〕
ポリフェニレンエーテルは、耐熱性、剛性、電気特性等
に秀でた樹脂であり、エンジニアリングプラスチックと
して有用な高分子材料である。しかしながら、ポリフェ
ニレンエーテルは耐溶剤性に劣り、さら¥−は、成形加
工性が悪いという大きな欠点を有することはよく知られ
ている。
ポリフェニレンエーテルの成形加工性、即ち、流れ特性
を改良するための技術としては、ポリスチレン樹脂をブ
レンドする技術が米国特許3゜383.435号明細書
等に開示されている。
しかしながら、これらの技術によってはポリフェニレン
エーテルの耐溶剤性はまったく改良されないばかりか耐
熱性の低下も著しく、耐熱材料としての用途には不適で
ある。
芳香族ポリカーボネートをポリフェニレンエーテルにブ
レンドする技術も特公昭42−15872号に開示され
ている。この技術によればポリフェニレンエーテルの耐
熱性を大きく損なうことなしに成形性をある程度改良し
得るが、芳香族ポリカーボネートの溶融粘度が比較的高
いため、十分な改良とは言えない。また耐溶剤性もほと
んど改良されない。
ポリエステルをポリフェニレンエーテルにブレンドする
技術も特開昭49−50050号に開示されている。こ
の技術によれば耐溶剤性のある程度改良された成形性の
良好な材料が得られるが、ポリエステルとポリフェニレ
ンエーテルの本質的な相溶性不良のために十分な機械的
性能を有する材料は得られない。
一方、特開昭60−258249号にはポリフェニレン
エーテルとポリエステルとフェノキシ樹脂および不飽和
カルボン酸類を含む樹脂組成物が開示されている。この
技術によれば確かに耐溶剤性と成形性および機械的強度
に優れたポリフェニレンエーテル系樹脂組成物が得られ
るが、機械的性能の中で柔軟性、すなわち引張り伸びや
耐衝撃性等が不十分である。
そこで本発明者らは、これらの改良を目的として既に、
ポリフェニレンエーテルと、芳香族ポリカーボネートと
ポリエステルおよび不飽和カルボン酸誘導体で水酸基、
7ミノ基、アミド基、エステル基からなる群からの官能
基を少なくとも1ケ有する化合物の少なくとも1種類か
らなる樹脂組成物(特願昭62−17174号)を見い
出した。
確かにこの組成物により、耐溶剤性、機械的性能、耐熱
性、成形性に優れた材料は得られるものの、更にいっそ
うの耐衝撃性を要求される例えば自動車用途等にはこれ
では不十分と言える。
一方特開昭49−50050号および、pcT/US 
 86101572には、ポリフェニレンエーテルと芳
香族ポリカーボネートおよびポリエステルからなる組成
物の耐衝撃性を改良するためにエラストマーを配合する
技術が示されている。しかしながらこれらの技術によっ
ても、耐衝撃性の改良は不十分である。すなわち従来技
術においてはポリフェニレンニーテルトポリエステルの
本質的相溶性不良のため両樹脂を含む組成物にエラスト
マーを配合しても十分な耐衝撃性の改良が得られないの
が現状である。
〔本発明が目的とした解決すべき問題点〕本発明が目的
とした解決すべき問題点は、ポリフェニレンエーテルと
ポリエステルと芳香族ポリカーボネートからなる樹脂組
成物に耐衝撃性の改良を目的としてエラストマーを配合
した時に、ポリフェニレンエーテルとポリエステル、ポ
リフェニレンエーテルと芳香族ポリカーボネートの本質
的相溶性不良のために耐衝撃性が発現しない現象を解決
することにある。
この点を解決したことにより従来技術では得られなかり
た耐溶剤性、耐衝撃性、耐熱性、成形性に優れた材料を
創出することが可能となりた。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち本発明は、Aポリフェニレンエーテルと、■芳
香族ポリカーボネートと、0ポリエステルと、0エラス
トマーと、■不飽和カルボン酸誘導体で、水酸基、アミ
ノ基、アミド基、エステル基からなる群からの官能基を
少なくとも1ケ有する化合物の少なくとも1種類からな
る新規な耐衝撃性樹脂組成物である。
本発明の樹脂組成物において用いられるポリフェニレン
エーテルとは、一般式(I)で示される単1式フェノー
ルの一種以上を重縮合して得ら(ココC、R1は炭素8
1〜3の低級アルキル基、R2およびR3は水素原子ま
たは炭素数1〜3の低級アルキル基であり、水酸基の少
なくとも一方のオルト位には必ず低級アルキル置換基が
存在しなければならない。)レンエーテルにビニル芳香
族化合物をグラフト重合して得られる根幹にポリフェニ
レンエーテルを有するグラフト共重合体を包含する。こ
のポリフェニレンエーテルは、単独重合体であっても共
重合体であってもよい。
前記一般式(I)で示される単環式フェノールとしては
、例えば、2,6−ジエチルフェノール、2.6−ジエ
チルフェノール、2.6−ジプロピルフェノール、2−
メチル−6−エチルフェノール、2−メチル−6−プロ
ピルフェノール、2−エチル−6−プロピルフェノール
、m−クレゾール、2.3−ジメチルフェノール、2゜
3−ジエチルフェノール、2,3−ジプロピルフェノー
ル、2−メチル−3−エチルフェノール、2−メチル−
3−プロピルフェノール、2−エチル−3−メチルフェ
ノール、2−エチル−3−プロピルフェノール、2−プ
ロピル−3−メチルフェノール、2−7’ロピルー3−
エチルフェノール、2,3.6−)ジエチルフェノール
、2,3.6−)ジエチルフェノール、213.6−)
ジプロピルフェノール、2.6−シメチルー3−エチル
−フェノール、2.6−シメチルー3−ブーピルフェノ
ール等が挙げられる。そして、これらのフェノールの一
種以上の重縮合により得られるポリフェニレンエーテル
としては、例えば、ボ!J(2,6−シメチルー1.4
−フェニレン)エーテル、ポリ(2,6−ジエチル−1
,4−フエニレン)エーテル、ポリ(2,6−ジプロビ
ルー1.4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−メチル
−6−エチル−1,4−フエニレン)エーテル、ポリ(
2−メチル−6−ブロビルー1.4−フェニレン)エー
テル、ボ9 (2−エチル−6−プロピル−1,4−7
エニレン)エーテル、2.6−シメチルフエノール/2
,3.6−)リメチルフェノール共!合体、2.6−シ
メチルフエノール/2.3.6−ドリエチルフエ/−ル
共重合体、2.6−ジエチルフェノール/2.3.6−
)ジエチルフェノール共重合体、2 、6  Q フv
xビルフェノール/2,3.6−1リメチルフ工ノール
共重合体、ボ!I(2,6−シメチルー1゜4−)二二
しン)エーテルにスチレンをグラフト重合したグラフト
共重合体、2.6−シメチルフエノール/2.3.6−
ドリメチルフエノール共重合体にスチレンをグラフト重
合したグラフト共重合体等が挙げられる。特に、ポリ(
2,6−シメチルー114−フェニレン)エーテル、2
.6−ジエチルフェノール/2 、3 。
6−ドリメチルフエノール共重合体および前二者rこそ
れぞれスチレンをグラフト重合したグラフト共重合体が
本発明ンご用いるポリフェニレンエーテルとして好まし
いものである。
次に本発明の樹脂組成物に用いられる芳香族ポリカーボ
ネート樹脂とt裏、芳香族ジヒドロキン化合物又はこれ
と少量のポリヒドロキシ化合物をホスゲン又は炭酸のジ
エステルと反応させることによって作られる分岐してい
てもよい熱可塑性芳香族ポリカーボネート重合体である
芳香族ジヒドロキシ化合物の一例は、2.2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)プロパン(−ビスフェノールA
)、テトラメチルビスフェ/−ルA、テトラブロモビス
フェノールA、ビス(4−ヒドロキ・ンフェニル)−P
−ジイソプロピルベンゼン、ハイドロキノン、レゾルシ
/−ル、4.4’−ジヒドロキシジフェニルなどであり
、特に、ビスフェノールAが好ましい。また、分岐した
芳香族ポリカーボネート樹脂を得るには、プロログルシ
ン、4.6−シメチルー2゜4.6−)す(4−ヒドロ
キ・ンフェニル)へブチソー2.4.6−シメチルー2
.4.6−)す(4−hドpキ・ンフェニル)へブタン
、2゜6−シメチルー2.4.6−)リ (4−ヒドロ
キシフェニル)へブテン−3,4,6−シメチルー2.
4,6−)リ (4−ヒドロキシフェニル)へブタン、
1 、3 、5−1リ (4−ヒドロキンフェニル)ベ
ンゼン、1,1.1−)リ (4−ヒドロキンフェニル
)エタンナトテ例示すれるポリヒドロキシ化合物、およ
び3,3−ビス(4−ヒドロキンアリール)オキシイン
トール(−イサチンビスフェノール)、5−グロロイサ
チンビスフェノール、5.7−シクロルイサチンビスフ
エノール、5−7’ロモイサチンビスフエノールなどを
前記ジヒドロキシ化合物の一部、例えば、0.1〜2モ
ル%をポリヒドロキシ化合物で置換する。更に、分子量
を調節するのに適した一圃芳香族ヒドブキシ化合物はm
−およびp−メチルフェノール、m−およびp−プロピ
ルフェノール、p−ブロモフェノール、p −tert
−ブチルフェノールおよびp−長鎖アルキル置換フェノ
ールなどが好ましい。芳香族ポリカーボネート樹脂とし
ては代表的には、ビス(4−ヒドロキシフェニル)アル
カン系化合物、特にビスフェノールAを主原料とするポ
リカーボネートが挙げられ、2種以上の芳香族ジヒドロ
キシ化合物を併用して得られるポリカーボネート共重合
体、3価のフェノール系化合物を少量併用して得られる
分岐化ポリカーボネートも挙げることが出来る。芳香族
ポリカーボネート樹脂は2種以上の混合物として用いて
もよい0 さらに本発明の樹脂組成物に用いられるポリエステル樹
脂とは、分子の主鎖にエステル結合を持っている高分子
量の熱可塑性樹脂を冨い、具体的には、ジカルボン酸ま
たt裏その誘導体と2価アルコールまたは2価フェノー
ル化合物とから得られる重縮合生成物;ジカルボン酸ま
たはその誘導体と環状エーテル化合物とから得られる重
縮合物ニジカルボン酸の金属塩とジハロゲン化合物とか
ら得られる重縮合物;環状エステル化合物の開環重合物
が挙げられる。ここでジカルボン酸の誘導体とは、酸無
水物、エフ、fル化物あるいは酸塩化物を言う。ジカル
ボン酸は、脂肪族であっても芳香族であってもよく、芳
香族ジカルボン酸としては、例えば、テレフタル酸、イ
ソフタル酸、フタル酸、クロルフタル酸、ニトロフタル
酸、p−カルボキシルフェニルh酸、p−7工ニレンジ
酢m、m−フェニレンSラグリコール酸、p−フェニレ
ンジクリコール酸、ジフェニルエタン、ジフェニル−p
p−ジカルボン酸、ジフェニル−m%m’−ジカルボン
酸、ジフェニル−4,41−ジ酢酸、ジフェニルメタン
−p 、 p’−ジカルボン酸、ジフェニルエタン−m
 、 m’−ジカルボン酸、スチルベンジカルボン酸、
ジフェニルブタン−p 、 p’ −ジカルボン酸、ベ
ンシフ嶌ノン−4、4’−ジカルボン酸、ナフタリン−
1,4−ジカルボン酸、ナフタリン−1,5−ジカルボ
ン酸、ナフタリン−2,6−ジカルボン酸、ナフタリン
−2゜7−ジカルボン酸、p−カルボキシフェノキシ酢
酸、p−カルボキシフェノキシブチル酸、1゜2−ジフ
ェノキシブタンーp 、 p’−ジカルボン酸、1.3
−シフ1ノキシブロパンーp、p’−ジカルポン酸、1
.4−ジフェノキシブタン−p、pμジカルボン酸、1
,5−ジフェノキシペンタン−p 、 p’−ジカルボ
ン酸、I+6−ジフエツキシヘキサンーp 、 p’−
ジカルボン酸、p−(p−カルボキシフェノキン)安息
香酸、1.2−ビス(2−メトキシフェノキ7)−エタ
ソーp 、 p’−ジカルボン酸、1.3−ビス(2−
メトキシフェノキシ)プロパン−p、p’−ジカルボン
酸、1.4−ビス(2−メトキシフェノキシ)−ブタ7
−p、p’−ジカルボン酸、l、5−ビス(2−メトキ
シフェノキシ)−3−オキサペンタノ−p 、 p’−
ジカルボン酸等を挙げることができ、また脂肪族ジカル
ボン酸としては、例えば、シュウ酸、コハク酸、アジピ
ン酸、コルク酸、アゼライノ酸、セバシン酸、ドデカン
ジカルボン酸、ウソデカンジカルボン酸、マレイン酸、
フマル酸、等が挙げられる。
好ましいジカルボン酸の例は、芳香族ジカルボン酸類で
あり、さらに好ましくは、テレフタル酸、インフタル酸
あるいはフタル酸を挙げることができる。
2価アルコールとしては、例えば、エチレ:、ノグリコ
ール、プロピレングリフール、トリメチレングリコール
、ブタン−1,3−ジオール、ブタン−1,4−ジオー
ル、2,2−ジメチルプロパン−1,3−ジオール、c
is−2−ブテン−1,4−ジオール、trans−2
−ブテンー1.4−ジオール、テトラメチレングリコー
ル、ペンタメチレングリプール、ヘキサメチレングリコ
ール、ヘプタメチレングリコール、オクタメチレングリ
フール、デカメチレングリスール等が挙げられる。好ま
しい二価アルコールの例は、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、トリメチレングリプール、ブタン−
1,4−ジオールあるいはブタン−1,3−ジオールで
、あるが、さらに好ましくは、エチレングリコールとブ
タン−1,4−ジオールを挙げることができる。2価フ
ェノール化合物としては、例えハ、ヒドロキノン、レゾ
ルシノール、ビスフェノールA等を挙げることができる
前記環状エーテル化合物としては、エチレンオキサイド
やプロピンンオキサイドなどを挙げることができ、また
前記環状エステル化合物としては、δ−パンロラクトン
や8−カブ四ラクトンなどを挙げることができる。ジカ
ルボン酸金属塩と反応させるジハロゲン化合物とは、上
記2(iアルコールまたは2価フェノール化合物02つ
の水酸基を塩素またを1臭素といった)・ロゲン原子で
置換することによって得られる化合物を言う。
本発明の樹脂組成物において用いられるポリエステル樹
脂は、玉揚の原料を用いて公知の方法によって製造され
ればよく、その製造方法としては、例えば、特公昭33
−13998号や同34−2594号、その他の公知文
献に教示されている方法が採用される。
また本発明の樹脂組成物に用いられるエラストマー成分
とは、一般的な意味でのエラストマーであり、例えばA
、V、Tobolsky著″Proper−ties 
and 5tructures of Polymer
s″(JohnWiley & 5ons、 Inc、
、 1960年)71〜78ページに採用された定義を
引用でき、エラストマーとは常温に於けるヤング率が1
0〜10dynes/clTl’(0、1〜1020 
h/d)である重合体を意味する。エラストマーの具体
例としては、A−B−に型エラストマー状ブロック共重
合体、ポリブタジェン部分の二重結合が水添されたA−
B−A!型エラストマー状ブ田ツク共重合体、ポリブタ
ジェン、ポリインプレン、ジエン化合物とビニル芳香族
化合物との共重合体、ニトリルゴム、エチレン−プロピ
レン共重合体、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体
(EPDM)、チオコールゴム、ポリスルフィドゴム、
アクリル酸ゴム、ポリウレタンゴム、ブチルゴムとポリ
エチレンとのグラフト物、ハードセグメントがポリエス
テルの結晶構造でソフトセグメントがポリエーテルの結
晶構造であるポリエステルエラストマー、ポリアミドエ
ラストマー等が挙げられる。とりわけ、A−B−A’梨
型エラストマーブロック共重合体が望ましい。このブロ
ック共重合体の末端ブロックAおよびX +を重合され
たビニル系芳香族炭化水素ブロックであり、Bは重合さ
れた共役ジエンブロック或いは二重結合の大部分が水添
された共役ジエンブロックであ’11、Bブロックの分
子量はAおよびNブロックの組み合わされた分子量より
も大であることが望ましい。末端ブロックAおよびA1
は同一でも異なってもよく、かつ該ブロックは、芳香族
部分が単環でも多環でもよいビニル芳香族化合物から誘
導された熱可塑性単独重合体または共重合体である。か
かるビニル芳香族化合物の例は、スチレン、α−メチル
スチレン、ビニルトルエン、ビニルキシレン、エチルビ
ニルキシレン、ビニルナフタレンおよびそれらの混合物
が挙げられる。中央ブロックBa!、、共役ジエン系炭
化水素、たとえば1,3−ブタジェン、2 、3−、?
メチルブタジェン、イソプレンおよび1,3−ペンタジ
ェンおよびそれらの混合物から誘導されたエラストマー
状重合体である。
各末端ブロックAおよびA’の分子量は好ましくは約2
,000〜約100 、000の範囲であり、一方中央
ブロックBの分子量は好ましくは約25,000〜約1
,000,000の範囲である。
また最も好ましいエラストマーはこれらの中でA 、 
A’がスチレンの重合体でBがその二重結合の大部分が
水素添加されたものであり、AとBおよびA1の合計の
分子量が40.000以上のものである。
さらに本発明の樹脂組成物に用いらhる不飽和カルボン
酸誘導体で水酸基、アミノ基、アミド基、エステル基か
らなる群からの官能基を少なくとも1ケ有する化合物(
以後場合によりカルボン酸誘導体と略する)としては、
アクリル酸、プラン酸、クロトン酸、ケイ皮酸、ビニル
酢酸、メタクリル酸、ペンテン酸、アンゲリカ酸等の不
飽和モノカルボン酸とメタノール、エタノール、プロパ
ツール、ブタノール、フェノール、クレゾール、ナフト
ール等の脂肪族−価アルコール類または芳香族モノヒド
ロキシ化合物類から誘導される構造を有するカルボッ酸
エステル;前述の不飽和モノカルボン酸2モルとzfレ
ングリフール、フロピレンゲリコール、トリメチレング
リコール、ブタン−1,4−ジオール、trans−2
−ブテン−1,4−ジオール、テトラメチレングリコー
ル、ペンタエチレングリコール等の脂肪族ジオール類お
よびヒドロキノン、レゾルミン、カテコール、1m−キ
シリレンジオール、p−キシリレンジオール、4 、4
’−ジヒドロキシビフェニル、4 、4’−ジヒドロキ
シビフェニルエーテル、ビスフェノールA1ビスフエノ
ールS1ビスフエノールF等の芳香族二価アルコール類
又は芳香族ジヒドロキシ化合物類(以後芳香族ジヒドロ
キシ化合物と総称する。)1モルから誘導される構造を
有するビス不飽和モノカルボン酸エステル;前述の不飽
和モノカルボン酸1モルと前述の脂肪族ジオール類また
は芳香族ジヒドロキシ化合物1モルから誘導される構造
すなわち1ケの水酸基がエステル化されないで残存して
いるヒドロキシ不飽和モノカルボン酸エステル;さらに
は不飽和モノカルボン酸とグリセロール、ペソタエリス
リトール、ビルガロール等の脂肪族多価アルコールまた
は芳香族多価フェノールから誘導される構造を有するポ
リ不飽和モノカルボン酸エステル:不飽和モノカルボン
酸と多価アルコールから誘導される構造のエステルで多
価アルフールの1ケ以上の水酸基が残存した構造を有す
るヒドロキシポリ不飽和モノカルボン酸エステル;前述
の不飽和モノカルボン酸とアンモニア、メチルアミン、
エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、7ニリ
ン、ナフチルアミン等の脂肪族あるいは芳香族アミンか
ら誘導される構造を有する不飽和モノカルポンヤアミド
;不飽和そツカAポン酸1モルと脂肪族または芳香族ジ
アミン1モルとから誘導される構造を有するアミノ不飽
和モノカルボン酸アミド;不飽和モノカルボン酸2モル
と脂肪族または芳香族ジアミン1モルから誘導される構
造を有するビス不飽和モノカルボン酸7ミド;前述の脂
肪族ジオール類またt1芳香族ジヒドロキシ化合物の一
方の水酸基が7ミノ基で置換された構造を有する脂肪族
又は芳香族アミノアルコール類又は芳香族アミノヒドロ
キシ化合物類と不飽和モノカルボン酸から誘導されるエ
ステル、またはアミ1’i;マレイン酸、クロロマレイ
ン酸、シトラコン酸、イタコン酸等のα、β−不飽和ジ
カルボン酸と前述の脂肪族−価アルコール類または芳香
族モノヒドロキシ化合物類から誘導される構造を有する
、α、β−不飽和ジカルボン酸モノエステルまたはα、
β−不飽和ジカルボン酸ジエステル;α、β−不飽和ジ
カルボン酸2モルと前述の脂肪族ジオール類または芳香
族ジヒドロキシ化合物1モルから誘導される構造を有す
るビスーα、β−不飽和ジカルボン酸エステル;α、β
−不飽和ジカルボン酸1モルと脂肪族ジオール類あるい
は芳香族ジヒドロキシ化合物2モルから誘導される構造
を有するししドロキシ−α、β−不胞和ジカルボン酸ジ
エステル;α、β−不飽和ジカルボン酸1モルと脂肪族
ジオール類または芳香族ジヒドロキシ化合物1モルおよ
び前述の脂肪族−価アルコール類あるいは芳香族モノヒ
ドロキシ化合物類1モルから誘導されるモ/ヒドロキシ
ーα、β−不飽和ジカルボン酸ジエステル類;多価アル
コールとα、β−不飽和ジカルボン酸より誘導される構
造を有する、ヒドロキンエステルおよびエスチル類;α
、β−不飽和ジカルボン酸1モル、7ンモニ7、前述の
脂肪族、芳香族アミン1モルから誘導される構造を有す
るα、β−不飽和ジカルボン酸モノ7ミド:α、β−不
飽和ジカルボン酸1モルとアンモニア、脂肪族、芳香族
アミン2モルから誘導される構造を有するα。
β−不飽和ジカルボン酸ジアミド;α、β−不飽和ジカ
ルボン酸1モルと脂肪族または芳香族ジアミン2モルか
ら誘導される構造を有するジアミノ−α、β−不飽和ジ
カルボン酸ジアミド;α、β−不飽和ジカルボン酸2モ
ルと脂肪族または芳香族ジアミン1モルから誘導される
構造を有するビスーα、β−不飽和ジカルボン酸モノア
ミド;α、β−不飽和ジカルボン酸1モルと、脂肪族あ
るいは芳香族シアミソ1モルおよびアンモニアまたは脂
肪族または芳香族アミン1モルから誘導される構造を有
するアミノ−α、β−不飽和ジカルボン酸ジアミド;脂
肪族ジオール類または芳香族ジヒドロキシ化合物の一方
の水酸基が7ミノ基に置換された構造を有する脂肪族、
または芳香族アミノアルコール類または芳香族アミノヒ
ドロキシ化合物類と、α。
β−不飽和ジカルボン酸から誘導されるエステル、また
はアミド類;α、β−不飽和ジカルボン酸1モルと脂肪
族ジオール類または芳香族ジヒドロキシ化合物の1モル
から誘導される構造を有するヒドロキシ−α、β−不飽
和ジカルボン酸モノエステルや不飽和ポリエステルオリ
ゴマーさらにはポリマー類;α、β−不飽和ジカルボン
酸1モルと脂肪族または芳香族ジアミンの1モルから誘
導されるアミノ−α、β−不飽和ジカルボン酸モノアミ
ド、あるいは不飽和ポリアミドオリゴマー、さらr−は
ポリマー類:を−例として挙げることができる。
これらの中で好ましいものは;不飽和モノカルボン酸と
脂肪族ジオール類あるいは芳香族ジヒドロキシ化合物か
ら誘導される構造の前述のエステル類;不飽和モノカル
ボン酸と脂肪族あるいは芳香族ジアミン、アミ/アルコ
ール類から誘導される構造の前述のアミド類;α、β−
不飽和ジカルボン酸と脂肪族ジオール類あるいは芳香族
ジヒドロキシ化合物から誘導される構造の前述のエステ
ル類;α、β−不飽和ジカルボン酸と脂肪族あるいは芳
香族ジアミン、アミノアルコール類から誘導される構造
の前述のアミド類であワ、さらに好ましいものは、不飽
和モノカルボン酸1モルと脂肪族ジオール類あるいは芳
香族ジヒドロキシ化合物、ジアミン、アミノアルフール
類1モルから誘導される構造のエステル、アミド類;α
、β−不飽和ジカルボン酸1モルと脂肪族ジオール類あ
るいは芳香族ジヒドロキシ化合物、ジアミン、アミノア
ルコール類2モルから誘導される構造のエステル、アミ
ド類である。また最も好ましいものはアクリル酸あるい
はメタクリル酸1モルとエチレングリコール、1.3−
プロパンジオール、1゜2−プロパンジオールあるいは
1.4−ブタンジオール等のジオール類1モルから誘導
される2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロ
キシエチルメタクリレート、3−ヒト−キシプロピルア
クリレート、3−ヒドロキシプロピルメタクリレート、
2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシ
プロピルメタクリレート、4−ヒト冒キシブチルアクリ
レート、4−ヒドロキシブチルメタクリレートである。
さらに本発明では成分■の不飽和カルボン酸誘導体を1
種類以上混合して使用してもよく、さらにこれらの化合
物と他のビニル化合物、例エバスチレン類、アクリロニ
トリル類、ビニルエーテル類、不飽和アルコール類、不
飽和アミン類を併用してもかまわない。
次に本発明の樹脂組放物に用いられる成分(2)、θ、
C)、C1)、[F]の配合量は、^ボリフヱニレンエ
ーテル 5〜80重i%1好ましくは10〜60重量%
と■芳香族ポリカーボネート 5〜80重量%、好まし
くは10〜60重量%と0エラストマー 1〜25重量
%、好ましくは3〜15重景%重量最も好ましくは3〜
7重量%を配合する。また不飽和カルボン酸誘導体であ
る成分IElは(A11’B)、0、tp)の合計量1
00重量部に対し”co、oi〜10重量部、好ましく
は0.05〜5重量部を配合する。ポリフェニレンエー
テルがこれらの量より多いと耐溶剤性、成形性が劣り、
また少ないと耐熱性が劣る。芳香族ポリカーボネートも
これらの量より多いと耐溶剤性、成形性が劣り少ないと
柔軟性が劣る。
ポリエステルはこれらの量より多いと耐熱性が劣り、少
ないと耐溶剤性が劣る。エラストマーはこれらの量より
多いと、強度、剛性、耐熱性等が劣り、少ないと耐衝撃
性が劣る。不飽和カルボン酸誘導体もこれらの量より多
いと耐熱性、強度が劣り、また少ないと相溶性の改良が
十分でなく耐衝撃性等が劣る。
本発明の樹脂組成物を構成する各成分の配合方法は、特
に限定されないものであるが、例えば各成分を一括配合
し溶融混練する方法;ポリフェニレンエーテルと不飽和
カルボン酸誘導体を溶融混練した後に芳香族ポリカーボ
ネートと、ポリエステルと、エラストマーを配合して溶
融混練する方法;ポリフェニレンエーテルと不飽和カル
ボン酸誘導体を溶融混練した後に芳香族ポリカーボネー
トを配合しこれを溶融混練後さらにポリエステルと、工
2ストマーを配合し溶融混練する方法;ポリフェニレン
エーテルと不飽和カルボン酸誘導体を溶融混練した後に
ポリエステルを配合して溶融混練した後に、芳香族ポリ
カーボネートと、エラストマーを配合し溶融混練する方
法;ポリフェニレンエーテルと芳香族ポリカーボネート
と、ポリエステルと不飽和カルボン酸誘導体を溶融混練
した後にエラストマーを配合し溶融混練する方法;ポリ
フェニレンエーテルと、芳香族ポリカーボネートと、不
飽和カルボン酸を溶融混練した後に、ポリエステルとエ
ラストマーを配合し溶融混練する方法;ポリフェニレン
エーテルと、ポリエステルと、不飽和カルボン酸誘導体
を溶融混練した後に、芳香族ポリカーボネートとエラス
トマーを配合し溶融混練する方法等、いずれも可能であ
ルカ、以上の方法の中でポリフェニレンエーテルと不飽
和カルボン酸誘導体を先に混練した後に他成分を逐次あ
るいは同時に混練する方法がより好ましい。
また不飽和カルボン酸誘導体の配合時に、不飽和カルボ
ン酸誘導体と各成分間の反応を促進するために過酸化ベ
ンゾイル、t−ブチルパーオキシド、ジクミルパーオキ
シド、アゾビスインフチロニトリル等に代表されるラジ
カル開始剤およびナトリウムメトキシドのようなアルコ
キシド、アルミニウムプービレートのようなアルミニウ
ムアルコキシド、テトラ−n−ブチルチタネートのよう
なアルコキシチタニウムエステル、トリーローブチルア
ミンのような第3級アミンに代表される触媒を添加する
ことができる。
またポリエステルの結晶化を促進するため、安息香酸す
11ウムのようなカルボン酸の金属塩、ビス−(4−t
er−ブチルフェノール)アシッドホスフェ−)N、a
’、[、メチレンビス(2゜4−ジーter−ブチルフ
ェノール)アシッドホ、X 7 x−トNa塩のような
アシッドホスフェートの金属塩等の核剤、ポリカーボネ
ートとポリエステルのエステル交換反応を抑制するため
のヒドロキシベンゾフェノン等のヒドロキシ芳香族化合
物、サルチル酸メチル等のサルチル酸誘導体、リン酸2
水素ナトリウムのような抑制剤を添加することも組成物
の性能向上のために好ましい。
さらに芳香族ポリカーボネート、ポリエステルの分子切
断を防止するために、イソフタル酸と2−7ミノエタ/
−ルの縮合閉環物である1゜3−ビス(2−オキサゾリ
ン−2−イル)ベンゼン等のビスオキサゾリン化合物、
グリシジルクロライドとビスフェノールAルゾルシンさ
らには7タル酸との縮合物であるビスフェノールA1グ
リシジルエーテル、エポキシ樹脂、レゾルシンジグリシ
ジルエーテル、フタル酸ジグリシジルエステル等のエポ
キシ化合物 0.01〜5重量%添加することも有効で
ある。
こhらの中で最も好ましいものはビスオキサゾリン化合
物である。
本発明の樹脂組成物には、所望に応じて、他の樹脂;難
燃剤、難燃助剤、安定剤、紫外線吸収剤、可塑剤、滑剤
などの各種添加剤;顔料、充填剤、その他の成分が適宜
配合され得る。
他の樹脂の例としては、たとえばポリスチレン系樹脂、
エポキシ樹脂、ポリアミド、ポリスルホン、ポリフェニ
レンスルフィド等が挙げられる。
前記各種添加剤の例を挙げると、難燃剤の例としては、
トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート
、インプロピルフェノールとフェノールの混合物より得
られるホスフェート、ベンゾヒドロキノンあるいはビス
フェノールAのような二官能性フェノールと他のアルコ
ールあるいはフェノール類から得られるホスフェートの
ようなリン酸エステル類;デカブロモビフェニル、ペン
タプロそトルエン、デカブロモビフェニルエーテル、ヘ
キサブロモベンゼン、ブロム化ポリスチレン等に代表さ
れる臭素化化合物;メラミン誘導体等の含窒素化合物等
を挙げることかできる。難燃助剤が使用されてもよく、
その例としては、アンチモン、はう素、亜鉛あるいは鉄
の化合物などが挙げられる。さらにその他の添加剤とし
て立体障害性フェノール、ホスファイト系化合物のごと
き安定剤;しゆう酸ジアミド系化合物、立体障害性アミ
ン系化合物で例示される紫外線吸収剤;ポリエチレンワ
ックス、ポリプロピレンワックス、パラフィンで例示さ
れる滑剤等が挙げられる。さらには、酸化チタン、硫化
亜鉛、酸化亜鉛で例示される顔料;ガラス繊維、ミルド
ファイバー、ガラスピーズ、アスベスト、ウオラストナ
イト、マイカ、メルク、クレー、炭カル、水酸化マグネ
シウム、シリカ、チタン酸カリウム114111.9藻
土、ロックウール、で例示される鉱物質充填剤;アルミ
ニウムや亜鉛のフレーク、あるいは、黄銅、アルミニウ
ム亜鉛等の金属の繊維で代表される無機充填剤;炭素繊
維で代表される有機充填剤を挙げることができる。
〔発明の効果〕
本発明の樹脂組成物はポリフェニレンエーテルの優れた
耐熱性と機械的強度を有し、かつポリエステルの優れた
耐溶剤性と成形性、さらには高い耐衝撃性を兼ねそなえ
た高分子材料であり、自動車、電気、電子等の用途に有
用である。
〔実施例〕
以下、実施例および比較例により本発明の樹脂組成物を
説明する。
実施例 1 25°Cクロロホルム中で測定された極限粘度が0 、
47 (d、6/g)の2,6−シメチルフエノール重
合体 20.8重量部に2−ヒドロキシエチルアクリレ
−)  0.21を量stt添mしてヘンシェルミキサ
ーで混合した後、2軸押用機により320°Cで溶融混
練を行ないペレット化した。得られたベレット 21重
量部と芳香族ポリカーボネート(三菱瓦斯化学6製ニュ
ーピロ7E−2000,分子量30..000)31゜
2 TmK1部とポリブチレンテレフタレート(東し特
製 PBT樹脂1401−XO4、比重 1.31) 
 40重量部とジエン成分が水素添加されたヌチレンー
ブタジエンースチレンブロック共重合体(シェル化学特
製 クレイトンG−1651)  8重量部を混合後2
軸押出し機により270℃で溶融混練を行ないペレット
化した。ペレットを射出成形し、引張り試験用ダンベル
(Kインチ厚)とフイゾフト測定用試験片(3(インチ
および%インチ厚)と熱変形測定用試験片(%インチ厚
)を得た。これらの試験片を用いて、引張強度、伸び、
アイゾツト衝撃強度および4.6h/一応力下における
熱変形温度を測定した。結果は表1に示した。
この結果と比較例1の結果を比べると本発明の樹脂組成
物は衝撃強度が大幅に改良された材料であることがわか
る。
実施例 2 実施例1で用いたポリフェニレンエーテル20.8重量
部と2−ヒドロキシェチルアクリレート 0.21重量
部とジクミルパーオキサイド 0 、02It量部をヘ
ンシェルミキサーで混合後実施例1と同様に2軸押出し
機によりペレット化した。
得られたベレット 21重量部と実施例1で使用した芳
香族ボリカーポネー)  31.2重量部、ポリブチレ
ンチレフタレ−)  40重tm 、水素添加スチレン
−ブタジェン−スチレンブロック共重合体 8重量部を
用いて実施例1を繰り返した。結果は表1に示した。
実施例 3 実施例1のポリフェニレンエーテル 20゜8重量部と
2−ヒドロキシエチルア゛クリレート0.21重量部と
ジクミルパーオキサイド 0゜02重量部とさらにテト
ラブチルチタネート0.02重量部をヘンシェルミキサ
ーで混合後、実施例1と同様に2軸押出し機によりペレ
ット化した。
得られたベレットを用い、後は実施例2を繰ワ返えした
。結果は表1に示した。
比較例 1 実施例1で用いたポリフェニレンエーテル20.8重量
部、芳香族ポリカーボネート 31.211Et部、ポ
リブチレンテレフタレート4C1t部、水素添加スチレ
ン−ブタジェン−スチレンブロック共重合体 8重量部
を270℃で溶融混練を行ないペレット化した。ベレッ
トを射出成形し得られた試験片を用いて引張強度、伸び
、アイゾツト衝撃強度および熱変形温度を実施例1と同
様に測定した。結果は表1に示した。
実施例 4.6.7.8 実施例2を表1に示した組成に変更して繰9返えした。
結果は表1r−示した。
比較例 2.3.4.5 比較例1を表1に示した組成に変更して繰り返えした。
結果は表1に示した。
実施例 5 実施例1を表2に示した組成に変更して繰9返えした。
結果は表2に示した。
実施例 9.10,11 実施例2.4.5で得られたダンベル試験片に降伏応力
の40%に相当する曲げ応力をかけこh をn−へブタ
ン中に浸漬してクラック発生までの時間を測定した。結
果は表3に示した。
比較例 6 実施例1で使用したポリフェニレンエーテルを射出成形
して得られたダンベル片を用いて実施例9を繰り返えし
た。結果は表3に示した。
比較例 7 実施例1で使用した芳香族ポリカーボネートを射出成形
して得られたダンベル片を用いて比較例6を繰り返えし
た。結果は表3に示した。
表3 特許出願人  三菱瓦斯化学株式会社 代理人弁理士(9070)小堀貞文

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (A)ポリフェニレンエーテル、 (B)芳香族ポリカーボネート、 (C)ポリエステル、 (D)エラストマー、および (F)不飽和カルボン酸誘導体で、水酸基、アミノ基、
    アミド基、エステル基からなる 群からの官能基を少なくとも1ヶ有する 化合物の少なくとも1種類 からなる新規な耐衝撃性樹脂組成物。
JP11050288A 1988-05-09 1988-05-09 新規な耐衝撃性樹脂組成物 Pending JPH01282256A (ja)

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