JPS6333417B2 - - Google Patents

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JPS6333417B2
JPS6333417B2 JP56005896A JP589681A JPS6333417B2 JP S6333417 B2 JPS6333417 B2 JP S6333417B2 JP 56005896 A JP56005896 A JP 56005896A JP 589681 A JP589681 A JP 589681A JP S6333417 B2 JPS6333417 B2 JP S6333417B2
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JP
Japan
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clay
weight
catalyst
fired
carrier
Prior art date
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JP56005896A
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English (en)
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JPS57122935A (en
Inventor
Shigeki Takeo
Takashi Matsuzaka
Yoshihiko Ueki
Takao Yoshimura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Netsukigu KK
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Netsukigu KK
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Netsukigu KK filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP56005896A priority Critical patent/JPS57122935A/ja
Publication of JPS57122935A publication Critical patent/JPS57122935A/ja
Publication of JPS6333417B2 publication Critical patent/JPS6333417B2/ja
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  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、排ガス浄化用の触媒体、とりわけ、
低温時の触媒効果が大きくかつ耐熱衝撃性にすぐ
れる触媒体に関する。 近年、密閉空間の住居様式の普及、調理方法の
変化などに伴つて、暖房器若しくは調理器などか
ら発生する一酸化炭素、炭化水素、酸化窒素、油
煙などの有害な燃焼排ガスによる住居環境の汚染
が問題となつている。 そのため、これら排ガスを浄化するための各種
手段が研究されており、その1つとして例えば、
排ガス中の有害物質を分解して無害な物質に変換
する触媒体に関する研究がある。 このような触媒体としては、例えば、アルミ
ナ、アルミナ−シリカ、コージライト質から成る
ハニカム状、球状、ペレツト状の多孔者素材又は
ガラス繊維の担体に、触媒として白金、パラジウ
ムなどの貴金属又は銅、マンガン、クロム、鉄、
亜鉛、ニツケルの金属酸化物の少くとも1種を担
持せしめたものが提案されている。 しかしながら、上記触媒体においては、これら
の触媒を担体に均質かつ効果的に担持せしめるこ
とがはなはだ困難で、その結果、少量の触媒で高
い触媒効果を得ることができなかつた。そのた
め、従来は、担体に予め活性アルミナを担持せし
めた後、これに触媒を担持せしめるという方法が
試みられてきたが、この方法は必ずしも満足のい
く触媒効果をもたらさないのみならず、コストの
面で問題があつた。 とりわけ、触媒効果の点でみた場合、従来の触
媒体は、例えば一酸化炭素との接触時、その温度
が200℃以下においては一酸化炭素の除去率が40
%以下と小さく、そのため、暖房器や調理器を着
火した時のように全体が未だ低温状態にあるとき
は、その触媒効果が期待できないという問題があ
つた。 更に、従来の触媒体、とりわけその担体は機械
的強度が小さく振動等による損耗を生じ易く、ま
た耐熱衝撃性に劣るため、急熱・急冷に対し亀裂
又は破壊を生じ易すいという欠点があつた。 本発明は、上記のような欠点を解消し、触媒の
担持量が少くても触媒効果は低下せず、低温時に
おける高い触媒効果を有し、耐熱衝撃性にすぐ
れ、かつ製造も簡単で安価な触媒体を提供するこ
とを目的とするものである。 本発明の触媒体は、その担体が粘土質物の焼成
体で、該焼成体に白金族元素を担持せしめて構成
される。 一般に、粘土は主成分の酸化アルミニウム
(Al2O3)、二酸化ケイ素(SiO2)のほかに、例え
ば酸化鉄(Fe2O3)、酸化カルシウム(CaO)、酸
化マグネシウム(MgO)、酸化ナトリウム
(Na2O)、酸化カリウム(K2O)などを含む天然
産の鉱物の土状集合体で、その微粉末を水で湿ら
せると可塑性を生じて各種形状の成形が可能とな
る。この成形体を、適宜な温度で焼成すると、所
定の機械的強度を有する多孔構造の焼成体が得ら
れる。 発明者らは、この焼成体を触媒体の担体として
用いるべく鋭意研究を重ねた結果、得られる触媒
体の低温時の触媒効果は、出発粘土中のAl2O3
SiO2の組成比(逆にいえば、Fe2O3、CaO、
MgO、Na2O、K2O等の含有量、とりわけCaO、
MgO、Na2O、K2O等の含有量)によつて影響を
受け、また該触媒体の耐熱衝撃性は、出発粘土中
に酸化リチウム(Li2O)成分を所定量添加する
ことによつて向上する事実を見出し、本発明を完
成するに到つた。 すなわち、本発明の触媒体は、Li2O:1重量
%〜5重量%含み、かつAl2O3:20重量%以上、
SiO2:40重量%以上の成分組成比を有する粘土
質物の焼成体に、白金族元素を担持せしめて成る
ことを特徴とする。 本発明で、触媒体の出発原料である粘土質物
は、粘土にLi2O含有組成物を添加したものを指
称する。 本発明で用いる粘土としては、例えばカオリン
チヤイナクレー、陶土、酸性白土、ダイアスポア
粘土、蛙目粘土、木節粘土、ボールクレー、〓器
粘土、ベントナイト、ロウ石、沖積土、壊土、白
絵土、炉器粘土の1種又は2種以上を適宜に混合
して成るものがあげられる。 また、上記の粘土に添加されるLi2O含有組成
物としては、Li2Oを含むものであれば何を用い
てもよいが、通常スポヂユメン(Spodumene:
Li2O・Al2O3・4SiO2)又はペタライト
(Petalite:Li2O・Al2O3・8SiO2)、リチウム長
石(Lithium feldspar:Li2O・Al2O3・6SiO2
などが好んで用いられる。 本発明において、粘土質物は、上記のような粘
土にLi2O含有組成物を添加・混合して調製され
るが、この場合、得られた粘土質物中の成分組成
比がAl2O3:20重量%以上、SiO2:40重量%以
上、Li2O:1重量%〜5重量%となるように混
合比を調製することが必要である。 粘土質物中のAl2O3及びSiO2の成分組成比が、
それぞれ20重量%未満、60重量%未満の場合(逆
にいえば、Fe2O3、CaO、MgO、Na2O、K2O
等、とりわけCaO、MgO、Na2O、K2Oの含有量
が多い場合)には、得られる担体(焼成体)への
触媒の担持が円滑に進行せず、また低温時の触媒
効果を向上せしめることがない。 更に、粘土質物中のLi2Oの成分組成比が1重
量%未満の場合には、得られる担体(焼成体)の
耐熱衝撃性の向上効果がみられない。Li2Oの成
分組成比が5重量%を超えると、得られる担体
(焼成体)の耐熱衝撃性は向上する反面、ガサつ
ぽくなり機械的強度が低下して損耗し易すくな
る。そのため、粘土質物中のLi2Oの成分組成比
の上限は5重量%程度であることが好ましい。 上記のように調製された粘土質物は、適当量の
水を加えられ充分に混練されて後、適宜な形状に
成形されて空気中で焼成される。焼成条件として
は、得られる焼成体が適宜な機械的強度(通常、
曲げ強さ:50〜300Kg/cm2が好ましい)及び適宜
な比表面積(通常、50〜200m2/gが好ましい)
の多孔構造を備えるために、焼成温度500℃以上、
焼成時間1時間以上、とくに焼成温度1000〜1400
℃の範囲に設定されることが好ましい。 このようにして得られた焼成体には、白金、パ
ラジウム、ロジウム、ルテニウムのような白金族
元素が担持されて、本発明の触媒体が構成され
る。 このとき、該触媒を溶解して成る溶液を該焼成
体(担体)の表面又は内部気孔内に、浸漬法、ス
プレー塗布法又は刷毛塗布法などによつて、付
着、含浸せしめた後、これを例えば200〜500℃の
温度で加熱して熱分解、該触媒を金属又は金属酸
化物の形で該焼成体に担持せしめる。この場合、
該触媒を均質に該焼成体(担体)に担持せしめる
ために、通常該触媒を溶解して成る溶液中に、該
担体を浸漬する方法(浸漬法)が好んで適用され
る。 このようにして得られる本発明の触媒体は、(1)
担体中に含まれている触媒効果への妨害作用を有
する成分の影響が抑制されているので、担持せし
める触媒量が少くても大きな触媒効果を示す、(2)
低温時における触媒効果が大きい、(3)耐熱衝撃性
にすぐれている、(4)担体が、入手容易な粘土を素
材とするため、特別な結合剤(バインダー)を用
いることなく安価に担体を得ることができるので
有用である。 以下に本発明触媒体を実施例に基づいて説明す
る。 実施例 (1) 担体の作成 Al2O3:35重量%、SiO2:48重量%を主成分
とする木節粘土の粉末とAl2O3:34重量%、
SiO2:50重量%を主成分とする蛙目粘土の粉
末とを1:1の重量比で混合して混合粘土の粉
末を作成した。 ついで、Al2O3:53重量%、SiO2:45重量を
主成分とするムライト(3Al2O3・2SiO2)の粉
末に、ペタライト(Al2O3含有量19.04重量%、
SiO2含有量74.36重量%)の粉末を、その混合
比がそれぞれ2重量%、6重量%、10重量%と
なるように混合して3種類の混合粉末を調製し
た。 それぞれのペタライト混合粉末と混合粘土粉
末とを1:1の重量比で混合して粘土質物の出
発原料とした。これら粘土質物の粉末を常法に
より化学分析したところ、Al2O3はそれぞれ
43.4重量%、42.8重量%及び42.1重量%であり、
SiO2はそれぞれ47.3重量%、47.9重量%及び
48.5重量%含有されており、かつ、LiO2はそれ
ぞれ1重量%、3重量%及び5重量%含有され
ていることが確認された。 これら粘土質物の粉末に適量の水を加えて約
1時間混練し、得られた混練物をプレス加工し
て直径130mm厚み5mmのハニカム状円板を成形
した。ついで、該円板を空気中で乾燥養生した
後、1200℃で1時間以上焼成して担体とした。 (2) 触媒体の調製 得られた3種類の担体をそれぞれ、濃度0.20
%、0.15%、0.10%、0.05%の塩化白金酸溶液
中に1分以内浸漬して、塩化白金酸の含有量の
異なる4種の試料を作成した。ついで、これら
を空気中で乾燥した後、水素雰囲気中において
200〜300℃で10分以上加熱処理して触媒体を調
製した。 得られた触媒体に担持されている白金の量を
常法により分析したところ、担体の見掛容積
()に対する白金の担持重量(g)として、
それぞれ0.90g/、0.70g/、0.45g/、
0.25g/であつた。 (3) 一酸化炭素除去率の測定 Li2O:3.0重量%含む粘土質物を担体の出発
原料とし、白金担持量の異なる4個の触媒体に
ついて一酸化炭素除去率を測定した。 上記4個の触媒体を、それぞれ独立して流通
式反応装置に設置し、それにS.V.値(空間速
度)が10000 1/hrとなるように空気バランス
の一酸化炭素250ppmのガスを11.1/minの
流量で通流した。触媒体の前後における一酸化
炭素の濃度を、N・D・I・R方式のCO分析
計で測定してCO除去率(%)を算出した。こ
のときの測定温度は200℃であつた。 その結果を、白金担持量(g/)に対する
CO除去率の関係として第1図に示した。図か
ら明らかなように、本発明の触媒体は、その白
金担持量が0.3〜1.0g/と少なく、かつ200
℃という比較的低い温度においても、CO除去
率は90%以上の値を示すことが判明した。 つぎに、白金担持量0.90g/の本発明触媒
体の入口ガス温度100℃、150℃、200℃におけ
るCO除去率(%)を前記と同一条件で測定し
た。比較のために、コージライト質担体に白金
を1〜2g/担持させて成る従来の市販触媒
体についても同様の測定を行なつた。 これらの結果を第1表に一括して示し、かつ
第2図として示した。第1表及び第2図から明
らかなように、本発明の触媒体は従来の市販触
媒体に比べて、低温でもすぐれた触媒効果を有
することが判明した。
【表】 (4) 耐熱衝撃試験 (1)と同様にしてLi2Oの含有量がそれぞれ1
重量%、3重量%、5重量%の粘土質物から各
50個の担体を作成しこれらに(2)の方法によつて
白金担持量0.9g/の触媒体を各50個調製し
た。 これら触媒体を、発熱量2140Kcal/hrのポ
ータブル石油ストーブの放熱ネツト上約7.5cm
の位置に設置し、定常燃焼状態で30分〜1時間
加熱した後、即座に水中(25℃)に投入した。
水中投入直前の触媒体の中心部温度は530〜570
℃、周辺部温度は450〜500℃であつた。 触媒体を水中に投入して急冷したとき、ワレ
た触媒体の個数及びヒビ、クラツク等の亀裂が
発生した触媒体の個数をそれぞれかぞえた。な
お、比較のために、(3)で用いた前記市販の触媒
体についても同様の試験を行なつた。 この結果を一括して第2表に示した。なお、
これら触媒体それぞれの曲げ強さ、比表面積、
線膨張係数の測定値の平均を求め、それを第2
表に併記した。
【表】 第2表から明らかなように、本発明の触媒体
は、従来の触媒体に比べて、耐熱衝撃性に格段す
ぐれていることが判明した。なお、Li2Oの成分
組成比が大きくなると、触媒体の機械的強度は低
下することも判明した。
【図面の簡単な説明】
第1図は、Li2O:3.0重量%含む粘土質物を担
体の出発原料とする本発明の触媒体の白金担持量
(g/)とCO除去率(%)との関係図、第2図
はLi2O:3.0重量%含む粘土質物を担体の出発原
料とし、白金担持量0.9g/の本発明触媒体及
び市販触媒体のCOガス温度とCO除去率との関係
図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 酸化リチウム:1重量%〜5重量%を含み、
    かつ酸化アルミニウム:20重量%以上、二酸化ケ
    イ素:40重量%以上の成分組成比を有する粘土質
    物の焼成体に、白金族元素を担持させて成る排ガ
    ス浄化用触媒体。 2 該粘土質物の基材粘土が、カオリン、チヤイ
    ナクレー、陶土、酸性白土、ダイアスポア粘土、
    蛙目粘土、木節粘土、ボールクレー、〓器粘土、
    ベントナイト、ロウ石、沖積土、壊土、白絵土、
    炉器粘土から選ばれる少なくとも1種である特許
    請求の範囲第1項記載の排ガス浄化用触媒体。 3 該焼成体が、該粘土質物を空気雰囲気下、
    500℃以上の温度で1時間以上焼成して成る焼成
    体である特許請求の範囲第1項記載の排ガス浄化
    用触媒体。
JP56005896A 1981-01-20 1981-01-20 Catalyst for purifying exhaust gas Granted JPS57122935A (en)

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