JPS63315857A

JPS63315857A - 温風暖房機の運転制御方法

Info

Publication number: JPS63315857A
Application number: JP15196287A
Authority: JP
Inventors: Katsumi Morito; 森戸　克美; Shinichi Kasahara; 伸一笠原; Takashi Araki; 隆荒木; Takeshi Osawa; 岳史大澤
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1987-06-18
Filing date: 1987-06-18
Publication date: 1988-12-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野この発明は燃焼量、熱交換量等の暖房出力を負荷に応じ
て可変とし、かつ、最大出力を選択可能にした温風暖房
機の運転制御方法に関する。

（ロ）従来の技術従来、温風暖房機では、例えば、特開昭６１−１９０２
４４号公報に開示されているように、室温と設定温度と
を比較し、その温度差に応じて燃焼量と温風の送風量を
決定し、出力を可変にしたものが知られている。また、
広さの異なる部屋で共用できるように、最大出力を選択
可能にした温風暖房機が商品化きれてきた。

（ハ）発明が解決しようとする問題点ところで、上述した温風暖房機では、最大出力が大幅に
制限きれている場合、運転開始直後に最大出力の運転が
行われても、室温が設定温度になるのに時間がかかる問
題があった。

この発明は上述した事実に鑑みてなされたものであり、
運転開始後、室温が速やかに設定温度に維持されるよう
にし、快適な暖房運転が行われるようにするとともに、
経済的な暖房運転が行われるようにすることを目的とす
る。

（ニ）問題点を解決するための手段この発明では燃焼量、熱交換量等の暖房出力を負荷に応
じて可変とし、かつ、最大出力を選択可能にした温風暖
房機において、運転開始時の室温が所定温度以下の場合
、運転開始から所定時間以内で、かつ、室温が設定温度
近傍に到達するまでの間、選択可能な最大出力のうち最
も大きな出力以上の出力で運転を行うようになし、その
後は選択された最大出力を上限とする出力で運転を行う
ようになした構成である。

（ホ）作用このように構成すると、最大出力が大幅に制限されてい
ても、室温が低く、負荷が大きい場合は温風暖房機の能
力が十分に発揮され、室温が速やかに設定温度に引上げ
られる。また、何らかの原因で、室温が設定温度に到達
しない場合でも、上述した高出力運転は所定時間で打切
られ、その後は選択された最大出力を上限とする出力に
て運転が行われるため、燃費の節約が図れ、経済的であ
るとともに、安全性が高い。

くべ）実施例以下、この発明を図面に示す実施例について詳細に説明
する。

第１図はこの発明を適用した温風暖房機１を示すもので
あり、温風暖房機１の前面下部には温風吹出口２が設け
られ、前面側の上部には操作パネル３が設けられている
。操作パネル３は第２図に示すように、発光ダイオード
からなる１０個の表示ランプ４・・・・・・を横に並べ
た出力表示部５と、畳敷選択スイッチ６と、発光ダイオ
ードからなる３個の表示ランプ７Ａ、７Ｂ、７Ｃを縦に
並べた最大出力表示部８と、押圧操作の繰返しにより大
、切動作を交互に行う運転スイッチ９と、シーソー　　
　式の温度設定スイッチ１０と、現在の室温と希望（設
定）の温度のデジタル表示を行う温度表示器１１とを備
えている。また、表示ランプ７Ａ、７Ｂ、７Ｃの横に付
された数字は部屋の広さに適した最大出力を畳敷で示し
ている。

第３図は温風暖房機１の制御装置の１例を示すものであ
り、運転スイッチ９、畳敷選択スイッチ７、温度設定ス
イッチ１０、及びサーミスタ等の室温センサ１２がマイ
クロコンピュータ１３の入力側に接続されている。また
、マイクロコンピュータ１３の出力側には燃料供給ポン
プ１４、バーナモータ１５、送風モータ１６、出力表示
部５、最大出力表示部８及び温度表示器１１が接続され
ている。また、室温センサ１２の検出温度に応じた出力
電圧がＡ／Ｄ変換器１７を介してマイクロコンピュータ
１３に入力されており、Ａ／Ｄ変換器１７はマイクロコ
ンピュータ１３に内蔵させるようにしても良い。

マイクロコンピュータ１３は畳敷選択スイッチ７によっ
て予め最大出力が選択されている。すなわち、温風暖房
機１の初期設定最大出力は３３００　ｋｃａｌ／ｈにな
っており、最大出力表示部８では１０畳表示ラうプ７Ａ
が点灯する。そして、畳敷選択スイッチ７を１回押すご
とに、選択最大出力が３３００ｋｃａｌ／ｈ−”２７０
０ｋｃａｌ／ｈ→２０００ｋｃａｌ／ｈ　→３３００　
ｋｃａｌ／ｈの順に設定され、最大出力表示部８では１
０畳表示ラうプ７Ａ→８畳表示ランプ７Ｂ→６畳表示ラ
ンプ７Ｃ→１０畳表示ランプ７Ａの順に点灯する。また
、マイクロコンピュータ１３は運転スイッチ９が入のと
き、温度設定スイッチ１０の操作による設定温度（１０
°Ｃ〜３０’Ｃ）と室温センサ１２の検出温度とを記憶
し、検出温度、並びに検出温度と設定温度の差温に応じ
て燃料ポンプ１４及びバーナモータ１５を制御し、運転
開始時の室温が所定温度（９°Ｃ）以下のときは下表に
示すように出力（燃焼量）を調整する。また、室温が９
°Ｃより高いときは最初から通常運転を行う。さらにま
た、燃焼量に適した温風量が得られるように、送風モー
タ１６の回転数制御を行う。

く以下余白〉また、マイクロコンピュータ１３は出力が選択された最
大燃焼出力のとき表示が最大値（ランプ点灯数１０）を
示すように、燃焼出力の大きさを選択きれた最大出力と
最小出力との間で按分して表示ランプ４・・・・・・の
点灯数（１〜１０）で表示する。例えば、選択された最
大燃焼出力が３３００ｋｃａｌ／ｈの場合、出力が３３
００　ｋｃａｌ／ｈあれば、ランプ点灯数は最大の１０
となり、出力が１２００　ｋｃａｌ／ｈであれば、ラン
プ点灯数は最小の１となる。また、選択きれた最大燃焼
出力が２０００ｋｃａｌ／ｈの場合、出力が２０００　
ｋｃａｌ／ｈあれば、ランプ点灯数は１０．１２００　
ｋｃａｌ／ｈであれば、ランプ点灯数は１となる。

本実施例によれば、運転開始時の室温が所定温度（９°
Ｃ）以下のとき、運転開始時から室温が所定温度を超え
るまでの間、３８３０　ｋｃａｌ／ｈ〜３４６０　ｋｃ
ａｌ／ｈの出力で運転を行い、さらに運転開始から３０
分以内の条件下で、室温が（設定温度＋２℃）になるま
での間、３３００　ｋｃａｌ／ｈの出力で運転を行うよ
うにしたので、温風暖房機１のもつ能力を十分に活用し
て室温を速やかに設定温度近傍に引上げ、快適な温風暖
房を実現することができる。また、室温が（設定温度＋
２°Ｃ）に到達するか、運転開始から所定時間（３０分
間）が経過した時点で、上述した高出力運転が打切られ
、その後は選択された最大出力（３３００ｋｃａｌ／ｈ
　、または２７００　ｋｃａｌ／ｈ　、または２０００
ｋｃａｌ／ｈ）を上限とし、室温と設定温度の差温に応
じた出力で通常運転を行うようにしたので、燃費を部屋
の大きさに合わせて節約しつつ、過剰な暖房運転が長時
間性われないようにでき、燃費が浪費きれる心配がなく
、安全性も高い。

（ト〉発明の効果この発明は以上のように構成されているので、運転開始
後、室温を速やかに設定温度近傍に引上げ、快適な温風
暖房を実現することができ、さらには燃費を部屋の大き
さに合わせて節約し、過剰な暖房が行われるのを防止で
きるなど、経済性及び安全性の優れたものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を適用した温風暖房機の１例・を示す
要部斜視図、第２図は温風暖房機の操作部を拡大して示
す説明図、第３図は温風暖房機の制御装置を示すブロッ
ク図、第４図は運転開始直後の動作説明用のフローチャ
ートである。１・・・温風暖房機、　１３・・・マイクロコンピュー
タ。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）燃焼量、熱交換量等の暖房出力を負荷に応じて可
変とし、かつ、最大出力を選択可能にした温風暖房機に
おいて、運転開始時の室温が所定温度以下の場合、運転
開始から所定時間以内で、かつ、室温が設定温度近傍に
到達するまでの間、選択可能な最大出力のうち最も大き
な出力以上の出力で運転を行うようになし、その後は選
択された最大出力を上限とする出力で運転を行うように
なしたことを特徴とする温風暖房機の運転制御方法。