JPS63312923A - 炭素繊維強化アルミニウム合金用ワイヤプリフォーム - Google Patents

炭素繊維強化アルミニウム合金用ワイヤプリフォーム

Info

Publication number
JPS63312923A
JPS63312923A JP62149085A JP14908587A JPS63312923A JP S63312923 A JPS63312923 A JP S63312923A JP 62149085 A JP62149085 A JP 62149085A JP 14908587 A JP14908587 A JP 14908587A JP S63312923 A JPS63312923 A JP S63312923A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbon
carbon fiber
weight
titanium
preform material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62149085A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0469214B2 (ja
Inventor
Tetsuyuki Kyono
京野 哲幸
Seiichiro Onishi
大西 征一郎
Toru Hanano
花野 徹
Toru Hotta
徹 堀田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Agency of Industrial Science and Technology filed Critical Agency of Industrial Science and Technology
Priority to JP62149085A priority Critical patent/JPS63312923A/ja
Priority to EP88109489A priority patent/EP0295635B1/en
Priority to DE3852848T priority patent/DE3852848T2/de
Priority to US07/208,039 priority patent/US4929513A/en
Publication of JPS63312923A publication Critical patent/JPS63312923A/ja
Publication of JPH0469214B2 publication Critical patent/JPH0469214B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C49/00Alloys containing metallic or non-metallic fibres or filaments
    • C22C49/14Alloys containing metallic or non-metallic fibres or filaments characterised by the fibres or filaments
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/12All metal or with adjacent metals
    • Y10T428/12465All metal or with adjacent metals having magnetic properties, or preformed fiber orientation coordinate with shape
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/12All metal or with adjacent metals
    • Y10T428/12486Laterally noncoextensive components [e.g., embedded, etc.]

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Manufacture Of Alloys Or Alloy Compounds (AREA)
  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、炭素繊維強化アルミニウム複合材料(以下
、CF/AIという)を成形するのに使用するワイヤプ
リフォーム材(以下、プリフォーム材という)に関する
炙米五辣ガ 炭素繊維を強化材とし、金属をマトリクスとする炭素繊
維強化金属複合材FI(以下、CFRMという〉は、金
属のみからなる材料にくらべて比強度ヤ比弾性率が高い
ことから、いろいろな産業分野で注目されている。なか
でも、アルミニウムまたはその合金をマトリクスとする
CFRM、すなわちCF/AIは、比強度や比弾性率が
特に優れていることから、軽量構造材として、航空宇宙
分野をはじめとするいろいろな産業分野で大きな期待が
寄せられている。
ところで、一般に、炭素繊維は、溶融したアルミニウム
やその合金との濡れ性に乏しく、また高温でアルミニウ
ムと容易に反応して特性が低下するという性質があるた
め、濡れ性を改善する方法や、反応を防止するためのい
ろいろな工夫が行われている。
たとえば、特公昭59−12733号公報には、炭素繊
維に、ホウ化チタンや、炭化チタンとホウ化チタンとの
混合物を被覆することが、濡れ性の改善に有効であるこ
とが記載されている。しかしながら、この方法では、炭
素繊維とアルミニウムとの反応を十分に防止できないた
め、炭素繊維として、いわゆる高強度タイプと呼ばれる
米国ユニオンカーバイド社の“Thornel ” 3
00を使用し、アルミニウム合金としてAA202を使
用した場合でも、 4A + +3C→A 1403 なる反応のため、引張強度は、炭素!Altlftの体
積含有+(以下、V、f トイウ) カ29 %(7)
CF/A Iでわずかに0.24GPaにすぎない(”
JOu、OfComposite Materials
 ” 、第10巻、第279〜296頁、1976年1
0月)、。
一方、特開昭61−69448号公報には、炭素繊維に
炭素を被覆し、ざらに金属炭化物などを主成分とする物
質を被覆すると、劣化反応が防止され、複合則の86%
の引張強度を持つプリフォーム材が得られるむねの記載
がある。しかしながら、これらの物質を被覆することで
は、濡れ性はほとんど改善されないので、ざらにチタン
やホウ素などを主成分とする物質を被覆する必要がでて
くる。これは、製造コストの点で大変不利である。
また、工程も繁雑になる。
そこで、特開昭61−130439号公報においては、
アルミニウムとの反応性が低い、繊維軸方向の弾性率が
373GPa  (38トン/mm2 )以上で、かつ
表面酸化処理を施していない炭素繊維(以下、無処理炭
素繊維という)の連続繊維束を用い、それに溶融アルミ
ニウムを含浸し、Vfが50%で引張強度が1.5GP
aのプリフォーム材を得ている。このように、高弾性率
の無処理炭素繊維を使用すると、表面酸化処理が施され
ている炭素w4vL(以下、表面処理炭素繊維という)
を使用する場合にくらべて、無処理炭素繊維は、不活性
、すなわち表面エネルギーが小さいために劣化反応が起
こりにくいという利点があるが、一方で、無処理炭素繊
維には濡れ性を付与するための物質が付着しにくいとい
う事情があり、生産性が低いという問題点が残されてい
る。
明が解決しようとする問題点 この発明は、従来のプリフォーム材の上述した問題点を
解決し、強度の高いCF/AI用プリフォーム材を提供
することを目的としている。
同 点を解決するための P 上記目的を達成するためのこの発明は、レーザーラマン
分光分析によって得られるスペクトルのうち、波数15
85cm’付近の、黒鉛構造のE2(J対称の振動によ
るラマンバンドのピーク高さの2/3におけるバンド幅
が25〜75cm’である炭素繊維の連続繊維束に、銅
の量が0.1重量%以下で、かつケイ素の量が0.45
重量%以下であるアルミニウムまたはアルミニウム合金
が含浸され、かつ前記連続繊維束を構成している各単繊
維には、炭素、炭化ケイ素、チタン、炭化チタン、ホウ
素およびホウ化チタンから選ばれた1種または2種の物
質が被覆されているCF/AI用プリフォーム材を特徴
とするものである。
以下、この発明のプリフォーム材をその製造方法ととも
にさらに詳細に説明する。
この発明においては、炭素繊維を連続繊維束の形態で使
用する。炭素繊維は、ポリアクリロニトリル系、ピッチ
系、レーヨン系等のいずれであってもよいが、ポリアク
リロニトリル系炭素繊維が最も好ましい。また、炭素繊
維は、無処理炭素繊維であっても、表面処理炭素繊維で
あっても、いずれでもよい。表面処理炭素繊維を使用す
る場合、処理は、一般に行われている方法によることが
できる。すなわち、処理は、たとえば、炭素繊維を、そ
れを陽極として通電ローラを介して直流電流を流しなが
ら0.01〜1N水酸化ナトリウム水溶液中に通し、炭
素繊維に1gあたり5〜2000クーロン、好ましくは
5〜1000クーロン、さらに好ましくは5〜500ク
ーロンのエネルキーを与えることによって行う。
しかして、この発明においては、炭素繊維として、レー
ザーラマン分光分析によって分析したとき、黒鉛構造の
E2g対称の振動によるものであるといわれる波数15
85Cm−”付近におけるラマンバンド(以下、結晶バ
ンドという)のピーク高さく強度)の2/3におけるパ
ン下幅(以下、2/3幅という)が、25〜75CI+
1−1、好ましくは30〜60cm−1、ざらに好まし
くは35〜55Cm−1の範囲にあるものを使用する。
かかる炭素繊維を使用することによって、高強度のプリ
フォーム材を安定して効率よく′#A造することができ
るようになる。ここで、2/3幅は、結晶バンドのピー
ク高さは、スペクトルのバックグランドを基準にして得
る。この発明が、かかる炭素繊維を使用するのは、次の
ような理由による。
すなわち、一般に、炭素繊維は、繊維軸方向に配向する
、ベンゼン環で縮合された細゛長いリボン状の多環芳香
族分子状断片を構造単位としている。
このリボン状断片は、ベンゼン環の縮合度がきわめて高
く、芳香族の究極的な化合物とみることができるが、そ
れらはいくつか積み重なって黒鉛結晶領域を形成してい
る(「工業材料」、第26巻、第41〜44頁、197
8年7月)。したがって、炭素繊維の黒鉛化度と上述し
た劣化反応とは密接な関係がある。また、炭素繊維の黒
鉛化度はプリ。
カーサ−の種類や黒鉛化の際の繊維の延伸度などにも影
響されるが、はぼ焼成温度によって決定付けられる。そ
こで、発明者は、まず黒鉛化度と劣化反応との関係につ
いて検討し、炭素lIi維の極く表層における黒鉛化度
が劣化反応に大きく影響を及ぼすこと、また、その黒鉛
化度が、焼成温度だけではなく、表面酸化処理の程度に
も支配され、その程度がレーザーラマン分光分析におけ
る2/3幅とよく対応していることを見出した。ざらに
、発明者は、2/3幅とプリフォーム材の引張強度と製
造効率との関係について検討を重ねた結果、273幅が
25〜75cm’の範囲にある炭素繊維を用いることに
よって、高い引張強度を有するプリフォーム材を安定し
て効率よく製造できることを見出した。
上述した炭素繊維を使用すると、製造工程でプリフォー
ム材中に生成するAl403と、炭素繊維との重量の比
、すなわちAl403/C(以下、重量比という)が0
.01以下と極くわずかになり、上述した劣化反応によ
るプリフォーム材の引張強度の低下をほとんど生じなく
なる。しかも、そのような炭素繊維は、濡れ性付与の目
的で被覆する物質が表面に容易に付着する程度の表面エ
ネルギーを有していて、プリフォーム材の製造効率も大
変高くなる。2/3幅が75cm’を越える炭素繊維は
、劣化反応が激しいためにプリフォーム材の引張強度が
極端に低くなり、また、25cm−1未満のものは、表
層の黒鉛化度が非常に高いので表面エネルギーが小さく
、被覆される物質との接着性が乏しいためにプリフォー
ム材の製造効率が著しく悪くなる。なお、重量比は、プ
リフォーム材を6Nの塩酸に浸漬し、発生するガス中の
メタンの濃度をガスクロマトグラフィによって定量分析
し、計鋒によって求める。
ここで、レーザーラマン分光分析は、物質にレーザー光
を照射したとき、その物質に特有な量だけ波長がシフト
した散乱光が出てくる現象、すなわちラマン効果を利用
して物質の分子構造に関する情報を得る方法であり、こ
の発明においては、この分析を、仏画ジョバン・イボン
(Jobin Yvon)社製レーザーラマンシステム
”Ra1llanOr ” U −1000を使用し、
ホルダーに取り付けた炭素繊維束に、窒素雰囲気中にて
波長514.5止のアルゴンイオンレーザ−をあて、ラ
マン散乱光を集光した後ダブルグレーティングで分光し
、その光を7オトマルヂメーターで検出し、フォトンカ
ウンティング方式(Photon  Counting
  System)によってスペクトルを測定するとと
もにチャート上に記録し、チャート上から2/3幅を読
み取ることによって行う。
さて、この発明においては、上述した炭素繊維の連続繊
維束の各車繊維に、アルミニウムまたはその合金との濡
れ性を向上させるための炭素、炭−化ケイ素、チタン、
炭化チタン、ホウ素およびホウ化チタンから選ばれた1
種または2種の物質を被覆する。被覆は、たとえば特公
昭59−12733号公報に記載されている化学気相蒸
着法(CVD法)や、溶射等の物理蒸着法(PVD法)
など、周知の方法によって行えばよい。
この発明においては、次に、各単繊維に濡れ性物質が被
覆されている連続繊維束に、アルミニウムまたはその合
金を含浸し、凝固させてプリフォーム材を得る。この含
浸は、アルミニウムまたはその合金の溶湯に連続繊維束
を浸漬、走行せしめることによって行う。ここで、マト
リクスとしては、銅の口が0.1重量%以下で、ケイ素
の瓜が0.45重量%以下であるアルミニウムまたはア
ルミニウム合金を使用することが必要である。
すなわち、発明者は、炭素繊維とマトリクスとの界面に
着目してざらに検討を重ねた結果、マトリクスであるア
ルミニウムまたはその合金中における化学成分のうち、
銅とケイ素が、プリフォーム材の製造中における、溶融
したアルミニウムまたはその合金の凝固過程において炭
素繊維の表面に優先的に脆性な共晶組織を形成する傾向
が極めて高く、特に表面処理炭素繊維を用いた場合にプ
リフォーム材の強度低下が著しいことを見出した。
したがって、アルミニウムまたはその合金中に含まれる
銅とケイ素は可能な限り少ないほうが好ましいが、上述
したように、銅が0.1重量%以下、ケイ素が0.45
重徂%以下であれば問題はない。
好ましい銅の量は0.05重量%であり、ざらに好まし
くは0.03重量%である。また、好ましいケイ素の量
は0.3重量%以下、さらに好ましくは0.2重量%以
下である。銅とケイ素以外のものについては、鉄が0.
5重囲%以下、マンガンが1.5重量%以下、マグネシ
ウムが6手足%以下、クロムが0.35重量%以下、亜
鉛が0゜25重量%以下、チタンが0.2重量%以下で
あるのが好ましい。
かくして、この発明のプリフォーム材が得られるが、こ
のプリフォーム材を、150〜500°C1好ましくは
200〜400’C,ざらに好ましくは200〜350
°Cで熱処理すると、引張強度が熱処理前にくらべて1
0〜50%程度向上するので好ましい。
すなわち、上述したように、2/3幅が25〜75c「
1の炭素繊維を使用すると、炭素繊維とアルミニウムと
の反応によるプリフォーム材の引張強度の低下が大変少
なくなる。しかしながら、プリフォーム材中には、重量
比で0.01以下ではあるが少量のAl403が生成し
ていることから、炭素繊J「と71〜リクスとの界面は
化学的に結合しているものと考えられる。そのため、熱
処理前のプリフォーム材はノツチ感受性が高く、脆性に
なりやすい。しかるに、150〜500℃の温度で熱処
理すると、熱処理前にくらべて引張強度が10〜50%
程度向上する。これは、熱処理によって残留応力が緩和
されるとともに、炭素11tとマトリクスとの化学的な
界面接着力が小さくなってノツチ感受性が低くなるため
であると推定される。
ここで、熱処理時間は1時聞以上とするのが好ましい。
また、熱処理雰囲気は、炭素繊維の酸化を防止するため
、不活性ガス雰囲気または真空雰囲気とするのが好まし
いが、300℃以下の温度であれば大気中でもかまわな
い。
この発明のプリフォーム材を用いたCF/Alの成形は
、周知の、ホットプレス成形法、ロール成形法、引I友
成形法等の、いわゆる固相法や、液相法などによること
ができる。
以下、この発明を実施例に基いてざらに詳細に説明Jる
実施例1 アクリル酸を共重合させたポリアクリロニトリル系重合
体を、ジメチルスルオキシドを溶媒とし、水を凝固剤と
して湿式紡糸し、単繊維数が3000本であるアクリル
繊維の連続繊維束を得た。
次に、上記連続繊維束を、酸化性雰囲気中にて240℃
で2時間焼成して耐炎化し、さらに窒素雰囲気中にて1
600〜2500’Cの焼成温度で熱処理して炭素繊維
の連続繊維束とした後、その連続繊維束を陽極′とし、
通電ローラーを介して炭素繊維1gあたり10〜100
クーロンのエネルギーを与えて表面酸化処理を施し、2
/3幅が異なる、第1表に示すN、1〜5の合計5種類
の炭素繊維の連続繊維束を)qだ。
次に、N、1〜5の各連続繊維束を、四塩化チタンが3
.2重量%、亜鉛が2.5重量%、アルゴンが94.3
重量%である680℃の混合蒸気中で1分間処理し、各
単繊維に厚みが1100nのチタン被覆を施した。
次に、チタン被覆を施した各連続繊維束を、温度が66
5℃で、かつ銅の間が0.02[i%で、ケイ素の量が
0.2ffiffi%であるアルミニウム合金(JIS
  1100)の溶湯に通し、引き上げながらアルミニ
ウム合金を凝固させ、vfが約50%である5種類のプ
リフォーム材を得た。
次に、上記5種類のプリフォーム材について、株式会社
島津製作所製オートグラフAG−500Bを用いて、引
張速度2 mm1分の条件で引張試験をした。試験結果
を第1表に示す。
第1表から、高い収率で、かつ高い引張強度を有するプ
リフォーム材は、2重3幅゛が25〜75cm−1の範
囲にある炭素繊維を使用した場合に限られることがわか
る。ここで、収率は、式、収率=[炭素繊維の連続繊維
束の長ざ/プリフォーム材の長さ]X100 として定義されるものである。また、強度発現率は、式
、 強度発現率=[プリフォーム材の引張強度/(炭素繊維
の連続繊維束の引張 強度XVf)]X100 で求めた。
丈簾珂ユ 実施例1における、2重3幅が5 、’;l cm−”
であるN、3の炭素繊維の連続繊維束を用い、それを構
成している各単繊維に第2表に示す被覆を施し、次いで
上記アルミニウム合金を含浸することによっ′て、10
種類の、Vfが約50%のプリフォーム材を製造し、同
様に引張試験を行なった。
その結果、第2表に示すように、この発明における被覆
を有するものは、強度発現率、収率ともに高かったが、
それ以外のものは、プリフォーム材の形態にほとんどな
らなかった。
実施例3 実施例1におけるN、3の炭素繊維を使用し、これを三
塩化ホウ素が1.2重量%で、四塩化チタンが5.1重
量%で、アルゴンが93.7重量%である680℃の混
合蒸気中で1分間処理し、各単繊維に厚みが30nmの
ホウ化チタン被覆を施した。
次に、ホウ化チタン被覆を施した連続繊維束に、第3表
に示すアルミニウム合金を含浸し、Vfが約50%であ
る4種類のプリフォーム材を製造し、得られた各プリフ
ォーム材について同様に引張試験をした。試験結果を第
3表に示す。
第3表に示すように、いずれのプリフォーム材も高い収
率で製造できるが、強度の発現率が高いのは、銅の量が
0.1重」%以下で、ケイ素の量が0.45重量%以下
の範囲にあるアルミニウム合金を使用したものに限られ
ることがわかる。
実施例4 実施例1におけるN、3の炭素繊維の連続繊維束を用い
、これを三塩化ホウ素が1.6重14%で、アルゴンが
98.4垂fi%である680℃の混合蒸気中で1分間
処理し、各単繊維に厚みが20止のホウ素を被覆し、ざ
らに四塩化チタンが5.8重量%で、アルゴンが94.
2重量%である680℃の混合蒸気中で1分間処理し、
各軍amに厚みが20止のチタンを被覆した後、実施例
3で使用した合金1を用いて、第4表に示す条件でプリ
フォーム材を得た。
第4表から、II比が0.01を越えるプリフォーム材
は強度発現率が低く、重量比は0.01以下であるのが
好ましいことがわかる。
第1表 第2表 第3表 第4表 発明の効果 この発明のプリフォーム材は、レーザーラマン分光分析
によって得られるスペクトルのうち、波数1585cm
’付近の、黒鉛構造のE2(l対称の振動によるラマン
バンドのピーク高ざの2/3におけるバンド幅が25〜
75cm’である炭素繊維の連続繊維束に、銅の量が0
.1手足%以下で、かつケイ素の間が0.45重量%以
下であるアルミニウムまたはアルミニウム合金を含浸し
、かつ連続繊維束を構成している各単繊維には、炭素、
炭化ケイ素、チタン、炭化チタン、ホウ素およびホウ化
チタンから選ばれた1種または2種の物質が被覆してな
るものであるから、実施例にも示したように、強度が大
変高い。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. レーザーラマン分光分析によって得られるスペクトルの
    うち、波数1585cm^−^1付近の、黒鉛構造のE
    2g対称の振動によるラマンバンドのピーク高さの2/
    3におけるバンド幅が25〜75cm^−^1である炭
    素繊維の連続繊維束に、銅の量が0.1重量%以下で、
    かつケイ素の量が0.45重量%以下であるアルミニウ
    ムまたはアルミニウム合金が含浸され、かつ前記連続繊
    維束を構成している各単繊維には、炭素、炭化ケイ素、
    チタン、炭化チタン、ホウ素およびホウ化チタンから選
    ばれた1種または2種の物質が被覆されていることを特
    徴とする炭素繊維強化アルミニウム複合材料用ワイヤプ
    リフオーム材。
JP62149085A 1987-06-17 1987-06-17 炭素繊維強化アルミニウム合金用ワイヤプリフォーム Granted JPS63312923A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62149085A JPS63312923A (ja) 1987-06-17 1987-06-17 炭素繊維強化アルミニウム合金用ワイヤプリフォーム
EP88109489A EP0295635B1 (en) 1987-06-17 1988-06-14 A preform wire for a carbon fiber reinforced aluminum composite material and a method for manufacturing the same
DE3852848T DE3852848T2 (de) 1987-06-17 1988-06-14 Vorgeformter Draht für kohlenstoffaserverstärkten Aluminiumverbundwerkstoff und Verfahren zu dessen Herstellung.
US07/208,039 US4929513A (en) 1987-06-17 1988-06-17 Preform wire for a carbon fiber reinforced aluminum composite material and a method for manufacturing the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62149085A JPS63312923A (ja) 1987-06-17 1987-06-17 炭素繊維強化アルミニウム合金用ワイヤプリフォーム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63312923A true JPS63312923A (ja) 1988-12-21
JPH0469214B2 JPH0469214B2 (ja) 1992-11-05

Family

ID=15467370

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62149085A Granted JPS63312923A (ja) 1987-06-17 1987-06-17 炭素繊維強化アルミニウム合金用ワイヤプリフォーム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US4929513A (ja)
EP (1) EP0295635B1 (ja)
JP (1) JPS63312923A (ja)
DE (1) DE3852848T2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112226704A (zh) * 2020-10-19 2021-01-15 西安工程大学 一种晶须颗粒混杂增强铜基复合材料的制备方法

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2647524B1 (fr) * 1989-05-23 1991-10-31 Inst Francais Du Petrole Conduite flexible comportant un materiau composite a matrice en alliage d'aluminium et procede de fabrication dudit materiau
US5697421A (en) * 1993-09-23 1997-12-16 University Of Cincinnati Infrared pressureless infiltration of composites
US6245425B1 (en) 1995-06-21 2001-06-12 3M Innovative Properties Company Fiber reinforced aluminum matrix composite wire
AT405295B (de) * 1997-07-18 1999-06-25 Oesterr Forsch Seibersdorf Verfahren und anlage zur herstellung von armierten drahtfilamenten bzw. drähten
US6723451B1 (en) 2000-07-14 2004-04-20 3M Innovative Properties Company Aluminum matrix composite wires, cables, and method
US6466414B1 (en) * 2000-08-29 2002-10-15 International Business Machines Corporation Continuously wound fiber-reinforced disk drive actuator assembly
US7175687B2 (en) * 2003-05-20 2007-02-13 Exxonmobil Research And Engineering Company Advanced erosion-corrosion resistant boride cermets
US7074253B2 (en) * 2003-05-20 2006-07-11 Exxonmobil Research And Engineering Company Advanced erosion resistant carbide cermets with superior high temperature corrosion resistance
US7731776B2 (en) * 2005-12-02 2010-06-08 Exxonmobil Research And Engineering Company Bimodal and multimodal dense boride cermets with superior erosion performance
DE102007012426A1 (de) * 2007-03-15 2008-09-18 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Leichtmetallwerkstoff
JP5063176B2 (ja) * 2007-04-27 2012-10-31 日精樹脂工業株式会社 カーボンナノ複合金属材料の製造方法
WO2009067178A1 (en) * 2007-11-20 2009-05-28 Exxonmobil Research And Engineering Company Bimodal and multimodal dense boride cermets with low melting point binder
TWI403576B (zh) * 2008-12-31 2013-08-01 Ind Tech Res Inst 含碳金屬複合材料及其製作方法
US10480288B2 (en) * 2014-10-15 2019-11-19 Baker Hughes, A Ge Company, Llc Articles containing carbon composites and methods of manufacture
US9962903B2 (en) 2014-11-13 2018-05-08 Baker Hughes, A Ge Company, Llc Reinforced composites, methods of manufacture, and articles therefrom
DE102015200836A1 (de) * 2015-01-20 2016-07-21 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Verfahren zur Bestimmung einer Oberflächenstrukturveränderung zumindest einer Carbonfaser
US10807186B2 (en) 2016-04-06 2020-10-20 Honda Motor Co., Ltd. Hybrid structures for joining of metals and continuous fiber materials
CN105895263A (zh) * 2016-04-25 2016-08-24 国网山东省电力公司莒南县供电公司 一种碳纤维复合导线
CN107254610A (zh) * 2017-06-12 2017-10-17 吉林大学 一种内生纳米尺寸颗粒强化铝合金材料制备方法
CN108914028B (zh) * 2018-06-21 2021-04-13 江苏理工学院 一种高强高韧的铝合金复合材料及其制备方法
US11982624B2 (en) 2020-10-26 2024-05-14 Battelle Savannah River Alliance, Llc Carbon fiber classification using raman spectroscopy

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5181703A (ja) * 1975-01-13 1976-07-17 Fiber Materials Tansoseifukugoseihinoyobisonoseiho
JPS5227826A (en) * 1975-07-19 1977-03-02 Toho Rayon Co Ltd Process for producing composite fibrous materials
JPS5228433A (en) * 1975-07-19 1977-03-03 Toho Beslon Co Production method of carbon fiberrmetal composite material
JPS58107435A (ja) * 1981-12-18 1983-06-27 Nippon Denso Co Ltd 炭素繊維強化金属複合材料
JPS58144441A (ja) * 1982-02-23 1983-08-27 Nippon Denso Co Ltd 炭素繊維強化金属複合材料の製造方法
JPS5912733A (ja) * 1982-07-13 1984-01-23 Hitachi Zosen Corp 有機性廃棄物の乾燥システムにおける有害ガス除去方法
JPS59153860A (ja) * 1983-02-19 1984-09-01 Nippon Denso Co Ltd 炭素繊維強化アルミニウム複合材料およびその製造方法
JPS62133030A (ja) * 1985-12-04 1987-06-16 Agency Of Ind Science & Technol 炭素繊維−金属系複合材料とその製造方法
JPS62149086A (ja) * 1985-12-24 1987-07-03 Toshiba Corp フロツピ−デイスク装置の磁気ヘツド装置

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3553820A (en) * 1967-02-21 1971-01-12 Union Carbide Corp Method of producing aluminum-carbon fiber composites
US3571901A (en) * 1969-06-13 1971-03-23 Union Carbide Corp Method of fabricating a carbon-fiber reinforced composite article
CH516644A (de) * 1970-01-07 1971-12-15 Bbc Brown Boveri & Cie Verfahren zur Herstellung von mit Kohlenstoff-Fasern verstärktem Metall
CH528596A (de) * 1970-07-03 1972-09-30 Bbc Brown Boveri & Cie Verfahren zur Herstellung von mit Kohlenstoff-Fasern verstärktem Metall
US4082864A (en) * 1974-06-17 1978-04-04 Fiber Materials, Inc. Reinforced metal matrix composite
FR2297255A1 (fr) * 1975-01-13 1976-08-06 Fiber Materials Materiaux composites a base de fibres en metal et de graphite
JPS589822B2 (ja) * 1976-11-26 1983-02-23 東邦ベスロン株式会社 炭素繊維強化金属複合材料プリプレグ
US4223075A (en) * 1977-01-21 1980-09-16 The Aerospace Corporation Graphite fiber, metal matrix composite
US4341823A (en) * 1981-01-14 1982-07-27 Material Concepts, Inc. Method of fabricating a fiber reinforced metal composite
CA1213157A (en) * 1981-12-02 1986-10-28 Kohji Yamatsuta Process for producing fiber-reinforced metal composite material
US4816289A (en) * 1984-04-25 1989-03-28 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Process for production of a carbon filament
JPS613864A (ja) * 1984-06-15 1986-01-09 Toyota Motor Corp 炭素繊維強化マグネシウム合金
JPS6126737A (ja) * 1984-07-13 1986-02-06 Mitsubishi Chem Ind Ltd 炭素繊維強化金属複合体の製造方法
JPS6169448A (ja) * 1984-09-14 1986-04-10 工業技術院長 炭素繊維強化金属とその製造法
JPS61130439A (ja) * 1984-11-30 1986-06-18 Agency Of Ind Science & Technol 線状複合材料の製造方法
JPS62244565A (ja) * 1986-04-16 1987-10-24 Toyota Motor Corp 閉ル−プ状炭素繊維強化部分を含む金属部材の製造方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5181703A (ja) * 1975-01-13 1976-07-17 Fiber Materials Tansoseifukugoseihinoyobisonoseiho
JPS5227826A (en) * 1975-07-19 1977-03-02 Toho Rayon Co Ltd Process for producing composite fibrous materials
JPS5228433A (en) * 1975-07-19 1977-03-03 Toho Beslon Co Production method of carbon fiberrmetal composite material
JPS58107435A (ja) * 1981-12-18 1983-06-27 Nippon Denso Co Ltd 炭素繊維強化金属複合材料
JPS58144441A (ja) * 1982-02-23 1983-08-27 Nippon Denso Co Ltd 炭素繊維強化金属複合材料の製造方法
JPS5912733A (ja) * 1982-07-13 1984-01-23 Hitachi Zosen Corp 有機性廃棄物の乾燥システムにおける有害ガス除去方法
JPS59153860A (ja) * 1983-02-19 1984-09-01 Nippon Denso Co Ltd 炭素繊維強化アルミニウム複合材料およびその製造方法
JPS62133030A (ja) * 1985-12-04 1987-06-16 Agency Of Ind Science & Technol 炭素繊維−金属系複合材料とその製造方法
JPS62149086A (ja) * 1985-12-24 1987-07-03 Toshiba Corp フロツピ−デイスク装置の磁気ヘツド装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112226704A (zh) * 2020-10-19 2021-01-15 西安工程大学 一种晶须颗粒混杂增强铜基复合材料的制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
US4929513A (en) 1990-05-29
EP0295635A2 (en) 1988-12-21
EP0295635A3 (en) 1991-06-12
DE3852848T2 (de) 1995-05-18
EP0295635B1 (en) 1995-01-25
JPH0469214B2 (ja) 1992-11-05
DE3852848D1 (de) 1995-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63312923A (ja) 炭素繊維強化アルミニウム合金用ワイヤプリフォーム
US4376803A (en) Carbon-reinforced metal-matrix composites
JPS6169448A (ja) 炭素繊維強化金属とその製造法
US4223075A (en) Graphite fiber, metal matrix composite
US4376804A (en) Pyrolyzed pitch coatings for carbon fiber
CA1062509A (en) Graphite fiber/metal composites
US4481257A (en) Boron coated silicon carbide filaments
GB2236540A (en) Boron nitride coated fibres
JPS63312924A (ja) 炭素繊維強化アルミニウム複合材料用ワイヤプリフォ−ム材およびその製造方法
US4737382A (en) Carbide coatings for fabrication of carbon-fiber-reinforced metal matrix composites
JPH02305933A (ja) 炭素繊維強化金属複合材料用プリフォームの製造方法
JPH062269A (ja) 炭素繊維の被覆方法および複合材
US4415609A (en) Method of applying a carbon-rich surface layer to a silicon carbide filament
JPS6354054B2 (ja)
Pinchin et al. Pyrolytic surface treatment of graphite fibres
JPS62133030A (ja) 炭素繊維−金属系複合材料とその製造方法
Subramanian et al. Zirconia and organotitanate film formation on graphite fiber reinforcement for metal matrix composites
DE69204269T2 (de) Methode zur Bildung einer schützenden Aluminiumbeschichtung auf einem Kohlenstoff-Kohlenstoff Verbundwerkstoff.
JPS60184652A (ja) 繊維強化金属の製造方法
JPS6262188B2 (ja)
US3728168A (en) Process of making a titanium carbide sheathed titanium filament
JPH02267236A (ja) 被覆炭素繊維
JPS5831430B2 (ja) 炭素皮膜被覆炭素繊維及びその製造方法
JP2586083B2 (ja) 繊維成型体の製造方法
JPS6354055B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term