JPS63312358A - 貯蔵安定性に優れたオルガノポリシロキサン組成物 - Google Patents

貯蔵安定性に優れたオルガノポリシロキサン組成物

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JPS63312358A
JPS63312358A JP14859887A JP14859887A JPS63312358A JP S63312358 A JPS63312358 A JP S63312358A JP 14859887 A JP14859887 A JP 14859887A JP 14859887 A JP14859887 A JP 14859887A JP S63312358 A JPS63312358 A JP S63312358A
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俊夫 猿山
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、貯蔵安定性に優れたオルガノポリシロキサン
組成物に間する。
[従来技術] ケイ素原子結合水素原子含有オルガノポリシロキサンを
主成分とし、これに微粒子状親水性シリカを配合してな
るオルガノポリシロキサン組成物は、撥水剤、繊維処理
剤、硬化性オルガノポリシロキサン組成物を架橋させる
ための硬化剤組成物として広く使用されている。ところ
が、ケイ素原子結合水素原子含有オルガノポリシロキサ
ンと微粒子状親水性シリカが共存するこれらの組成物に
おいては、ケイ素原子結合水素原子含有オルガノポリシ
ロキサンは製造時及び保存中に徐々に化学変化して、そ
の化学組成が変化すると同時にその特性が失われるとい
う問題点があった。この問題点は安価で経済的に有利な
湿式シリカを用いる場合に特に顕著であった。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明者らは上記問題点を解決すべく鋭意検討した結果
、ケイ素原子結合水素原子含有オルガノポリシロキサン
と微粒子状親水性シリカを主成分とする組成物に特定の
金属化合物を配合するとケイ素原子結合水素原子含有オ
ルガノポリシロキサンの化学変化が抑制され、その化学
組成も変化しないことを見出し本発明に到達した。
本発明の目的は製造時および長門間保存中にケイ素原子
結合水素原子含有オルガノポリシロキサンの化学組成が
変化せず、貯蔵安定性に優れたオルガノポリシロキサン
組成物を提供するにある。
[問題点を解決するための手段および作用コすなわち、
本発明は、 (A)1分子中にケイ素原子結合水素原子を少なくとも
2個含有するオルガノポリシロキサン 100重量部、 (B)微粒子状親水性シリカ   任意量、および (C)アルカリ金属アルコラート、アルカリ金属シラノ
レート、アルカリ土類金属アルコラート、アルカリ土類
金属シラノレートおよびアルカリ土類金属水酸化物から
成る群から選択された化合物 (B)成分100重量部に対して 0.1〜50重量部 から成る貯蔵安定性に優れたオルガノポリシロキサン組
成物に関する。
これを説明すると(A)成分は本発明の組成物の主体と
なる成分である。すなわち、本発明の組成物を撥水剤や
繊維処理剤などに使用する場合には、適用する材料に目
的の特性を付与する主成分となり、また、本発明の組成
物を硬化剤組成物として使用する場合には架橋剤として
の作用する成分である。
かかるケイ素原子結合水素原子含有オルガノポリシロキ
サンは、従来公知のオルガノポリシロキサンであり、1
分子中にケイ素原子結合水素原子を少なくとも2個含有
するならば、その分子形状は、鎖状シロキサン骨格があ
る限り、直鎖状、分岐鎖状のいずれてもよい。ケイ素原
子に結合する水素原子とシロキサン結合の酸素原子以外
の基としては、ヒドロキシル基、有機基、加水分解性基
がある。有機基としては、メチル基、エチル基、プロペ
ニル基、n−オクチル基などのアルキル基; フェニル
基、ナフチル基などのアリール基: シクロヘキシル基
、シクロへブチル基などのシクロアルキル基; 3−ク
ロルプロピル基、3.3.3−)リフルオロアリキル基
などのハロゲン化アルキル基: 2−フェニルエチル基
、2−フェニルプロピル基などのアラルキル基が例示さ
れる。加水分解性基は、加水分解してシラノール基を発
生しうる官能基であり、具体的には、アルコキシ基、ア
シロキシ基、アミド基、オキシム基、アルケノキシ基が
挙げられる。これらのヒドロキシル基、有機基、加水分
解性基は、1分子中に1種だけでも、2種以上が混在し
てもよい。これらの中で、メチル基のみ、または、メチ
ル基と他の有機基、ヒドロキシル基、加水分解性基が混
在するのが一般的である。
本発明の組成物を、硬化性組成物の架橋用に用いる場合
には、高い硬化活性を得るため、ケイ素原子結合水素原
子の結合したケイ素原子に結合したシロキサン結合の酸
素原子の数は、1個または2gf3であることが好まし
い。また、 (A)成分の製造の容易さから、1個のケ
イ素原子に結合した水素原子は1個を越えないのが一般
的である。かかるケイ素結合水素原子の結合したシロキ
サン単位としては、 fh)ISiO+#、RH5iO (式中、Rは上記のような有機基を示す。)が例示され
る。
(A)成分の分子量は、特に制限されない。
即ち、2量体から分子量1,000,000を越えるも
のまで使用することができるが、3量体から分子量5,
000までであることが好ましい。2量体未溝では揮発
性が高く取り扱いが困難になり、分子量5,000を越
えると、他材料の処理剤組成物や、架橋剤組成物として
の機能が著しく低下するからである。かかるケイ素原子
結合水素原子含有オルガノポリシロキサンは、1種を単
独で用いてもよいし、また2種以上のケイ素原子結合水
素原子含有オルガノポリシロキサンを併用してもよい。
(B)成分は、本発明の組成物に適度な粘稠性もしくは
チクソトロビック性を付与して、懸濁液状、ペースト状
、塑性体状等とし、使用しやすい状態にするという作用
をする。また、本発明の組成物を非シロキサン成分の多
い組成物用架橋剤組成物として使用する場合には、混合
性向上剤としての作用をする。また、本発明の組成物を
硬化性組成物として使用する場合には、硬化後の機械的
物性を向上させる作用をする。
かかる微粒子状親水性シリカはよく知られているように
、製法から大きく二種に分類できる。
第1は、テトラクロロシランなどを酸水素炎中て反応さ
せて製造されるシリカで、フユームドシリ力、乾式シリ
カと呼ばれるもの、第2は、水ガラスに酸を反応させた
後、水分と塩を除去して得られるシリカで、湿式シリカ
と呼ばれるものである。本発明では、乾式、湿式どちら
のシリカも使用することができるが、経済的に有利な組
成物を得るためには、湿式シリカを用いることが望まし
い。
(B)成分の(A)成分に対する配合量は任意量であり
特に制限されない。組成物の使用目的や全体の配合比を
考慮のうえで決定されるべきものである。
例えば、本発明の組成物が(A)、 (B)、(C)の
3成分のみからなる場合には、 (B)成分は、 (A
)成分100重量部に対して、0.1〜100重量部が
必要である。0.1重量部未満になると本発明の組成物
が懸濁液状、ペースQ− ト状、塑性体状とならず、使用しやすい状態にならず、
100重量部を越えると(A)成分と均一に混ざらなく
なるので好ましくないからである。
また、 (A)〜(C)成分をジメチルポリシロキサン
、有機溶剤等の溶剤で希釈する場合もしくは(A)〜(
C)成分に加えて更に後記するような(D)成分もしく
は(E)成分を配合してオルガノポリシロキサン組成物
とする場合には、より多量の(B)成分を配合すること
が可能であり、かかる場合には(B)成分の(A)成分
に対する配合量は0.1〜10000重量部の範囲内で
ある。これらの配合量はあくまで例示であり、本発明組
成物における(B)成分の配合量を制限するものではな
い。 (C)成分は(A)成分と(B)成分が共存し、
長期間貯蔵されても、 (A)成分の化学組成もしくは
化学構造を安定に保つための必須の成分である。
かかる(C)成分は、アルカリ金属アルコラート、アル
カリ金属シラノレート、アルカリ土類金属 類金属アルコラート、アルカリ土類金属シラノレートお
よびアルカリ土類金属水酸化物から成る群から選択され
た化合物であり、これらの中でもアルカリ金属アルコラ
ート、アルカリ土類金属アルコラートが好ましく、アル
カリ金属シラノレート、アルカリ土類金属シラノレート
が特に好ましい。ここで、アルコラート類およびシラノ
レート類に含まれるアルカリ金属としては、リチウム、
ナトリウム、カリウムが例示され、アルカリ土類金属に
は、マグネシウム、カルシウムが例示される。アルコラ
ート類のアルコキシ基は、1価の炭化水素基から選ばれ
る基であり、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、
ブトキシ基が例示される。本願発明におけるシラノレー
ト類はケイ素原子が2個以上のシロキサン骨格を有する
いわゆるシリコネート類も含まれ、特に制限されないが
、製造の容易さの点からα、ω−ジメチルシロキサンジ
オレートが好ましい。アルカリ金属アルコラートの具体
例としては、リチウムメチラート、リチウムブチラード
、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラート、ナト
リウムプロピラード、ナトリウムブチラード、カリウム
メチラート、カリウムエチラート、カリウムブチラード
なとが例示される。アルカリ土類金属アルコラートの具
体例としては、マグネシウムメトキシド、マグネシウム
ブトキシド、マグネシウムプロポキシド、マグネシウム
ブトキシド、カルシウムメトキシド、カルシウムメトキ
シド、カルシウムプロポキシドが例示される。シラノし
一ト類としては、リチウムジメチルシラノレート、ナト
リウムジメチルシラノレート、カリウムジメチルシラノ
レートが例示されるほか、アルカリ土類金属アルコラー
トとジメチルポリシロキサンから1n−situで合成
されたシラノレートが例示される。アルカリ土類金属水
酸化物としては、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウ
ム、水酸化バリウムが例示される。
(C)成分の配合量は(B)成分100重量部に対して
0. 1〜50重量部の範囲内であり、これは0.1重
量部未満になると本発明の組成物が安定せず、貯蔵中に
(A)成分のケイ素原子結合水素原子含有オルガノポリ
シロキサンのシロキサン結合が切断して所定の性能が得
られなくなるからであり、一方、50重量部を越えると
、ケイ素原子結合水素原子が加水分解し、やはり初期の
性能が得られないからである。また、 (C)成分の好
ましい配合量はアルカリ金属アルコラート及びアルカリ
土類金属アルコラートについては0. 1〜5重量部の
範囲内であり、アルカリ金属シラノレート及びアルカリ
土類金属シラノレートについては5〜25重量部の範囲
内である。
さらに本発明の組成物は、 (A)成分〜(C)成分に
加えて(D)成分として1分子中に少なくとも2個のケ
イ素原子結合アルケニル基含有オルガノポリシロキサン
を配合することにより、ヒドロシリル化反応によって硬
化可能な貯蔵安定性に優れたオルガノポリシロキサン組
成物となり得る。かかるケイ素原子結合アルケニル基含
有オルガノポリシロキサンは、従来公知のオルガノポリ
シロキサンであり、1分子中にケイ素原子結合アルケニ
ル基を少なくとも2個含有するならば、その分子形状は
、鎖状シロキサン骨格がある限り、直鎖状、分岐鎖状の
いずれてもよい。該オルガノポリシロキサンのケイ素原
子に結合するアルケニル基とシロキサン結合の酸素原子
以外の基としては、ヒドロキシル基、有機基、加水分解
性基がある。有機基としては、メチル基、エチル基、プ
ロペニル基、n−オクチル基などのアルキル基、フェニ
ル基、ナフチル基などのアリール基、シクロヘキシル基
、シクロへブチル基などのシクロアルキル基、3−クロ
ルプロピル基、3,3.3−トリフルオロアリキル基な
どのハロゲン化アルキル基、2−フェニルエチル基、2
−フェニルプロピル基などのアラルキル基が例示される
。加水分解性基は、加水分解してシ弓ノール基を発生し
ろる官能基であり、該官能基はヒドロシリル化硬化反応
に悪影響を与えないものならば従来公知にものがすべて
適用できる。具体的には、アルコキシ基、アシロキシ基
、アミド基、アミノキシ基、オキシム基、アルケノキシ
基が挙げられる。これらのヒドロキシル基、有機基、加
水分解性基は、1分子中に1種だけでも、2種以上が混
在してもよい。これらの中で、メチル基のみ、または、
メチル基と他の有機基、ヒドロキシル基、加水分解性基
が混在するのが一般的である。
かかるオルガノポリシロキサンの粘度や分子量はは、特
に制限されないが、硬化後の組成物の使用目的によって
最適なものを選択することができる。例えば、硬化して
エラストマー組成物となる液状組成物を得るためには、
25℃における粘度が500〜ao帆 oooセンチス
トークスの範囲内にあるものから選択するのが必要であ
り、また、硬化して高物性のエラストマー組成物を得る
ためには、重量平均分子量が500 、OOO〜1 、
OO0,000の範囲内にあることが望ましい。
(D)成分として1分子中にケイ素原子結合アルケニル
基を少なくとも2個含有するオルガノポリシロキサンを
含む組成物は、ヒドロシリル化反応によって硬化させる
のが一般的であり、その硬化触媒としてはヒドロシリル
化反応を起こす触媒として、当業者に知られたものをす
べて使用可能である。かかる硬化触媒は、遷移金属触媒
が一般的であり、特に均一系遷移金属触媒が好ましく、
それらの中でも均一系白金化合物系触媒が最も適した触
媒である。
また、本発明の組成物は、 (A)〜(C)成分として
1分子中にケイ素原子結合水酸基を少なくとも2個含有
し、25℃における粘度が500〜aoo、oooセン
チストークスの範囲内にあるオルガノポリシロキサンを
配合することにより、脱水素反応によって硬化可能な貯
蔵安定性に優れたオルガノポリシロキサン組成物となり
得る。
かかるケイ素原子結合水酸基含有するオルガノポリシロ
キサンは、従来公知のオルガノポリシロキサンであり、
その分子形状は、鎖状シロキサン骨格がある限り、直鎖
状、分岐鎖状のいずれでもよい。該オルガノポリシロキ
サンのケイ素原子に結合する水酸基とシロキサン結合の
酸素原子以外の基としては、有機基、加水分解性基があ
る。有機基としては、前述のアルキル基、アリール基、
シクロアルキル基、ハロゲン化アルキル基、アラルキル
基に加え、ビニル基、アリル基、1−へキセニル基なと
のアルケニル基が例示される。加水分解性基は、加水分
解してシラノール基を発生しうる官能基であり、該官能
基は従来公知にものがすへて適用できる。
具体的には、アルコキシ基、アシロキシ基、アミノ基、
アミド基、アミノキシ基、オキシム基、アルケノキシ基
が挙げられる。ヒドロキシル基、有機基、加水分解性基
は、1分子中に1種だけでも、2種以上が混在してもよ
い。これらの中で、メチル基のみ、または、メチル基と
他の有機基、加水分解性基が混在するのが一般的である
ケイ素原子結合水酸基含有オルガノポリシロキサンの分
子量は、25℃における粘度が500〜aoo、ooo
センチストークスの範囲内にあることが必要である。こ
れより低い粘度では硬化後に望ましい物性が得られず、
また、これより高い粘度では組成物の扱いが困難となる
ばかりか、硬化反応も完結しなくなる。かかるケイ素原
子結合水酸基含有オルガノポリシロキサンは、1種を単
独で用いてもよいし、また2種以上のケイ素原子結合水
酸基含有オルガノポリシロキサンを併用してもよい。
このように(E)成分として1分子中にケイ素原子結合
水酸基を少なくとも2個含有するオルガノポリシロキサ
ンを含む組成物は、脱水素縮合触媒を添加することによ
り硬化可能である。
かかる触媒としては、脱水素縮合触媒として当業者に知
られたものがすべて使用可能であり、具体的には、スズ
(11)オクトエート、ジブチルスズジアセテート、テ
トラブチルチタネーI・、テトライソプロピルチタネー
トが挙げられる。
本発明の組成物は、 (A)〜(C)成分、=18− (A)〜(D)成分または(A)〜(E)成分を均一に
混合することによって容易に得られる。
この混合の方法や順序にとくに制限はないが、(A)成
分を除いた成分をあらかじめ十分に混合した後、 (A
)成分を添加、混合するのが好ましい方法である。特に
、 (A)成分添加前の組成物を熱処理することは、ケ
イ素原子結合水素原子含有オルガノポリシロキサンの貯
蔵安定性を一層向上させ、初期の性能を長く保持するた
めにより好ましい方法である。
本発明の組成物には、必要に応じて、有機溶媒、架橋反
応抑制剤、酸化鉄、希土類化合物のような耐熱剤、炭酸
マンガン、煙霧状チタン、白金化合物のような難燃剤、
そのほか石英粉末、けいそう土、ガラス繊維、カーボン
ブラックなどを本発明の目的を損なわない限り添加配合
してもよい。
以上のようにして得られた(A)〜(C)成分から成る
本発明の組成物は、ペースト状、塑性体、またはディス
パージョンなどの形態で使用でき、また、これにケイ素
原子結合アルケニル基含有オルガノポリシロキサンまた
は水酸基含有オルガノポリシロキサン組成物は、これら
に硬化触媒を添加配合して硬化しうるシリコーン・エラ
ストマー組成物としても好適に使用することができる。
[実施例] 次に本発明の実施例をあげて説明するが、実施例中、粘
度は25℃における値である。
実施例1 (B)成分として前もって120℃で2時間予備乾燥し
た湿式シリカ、 [ニブシールLP(日本シリカニ業(
株)製)110gと希釈剤として重合度10のジメチル
ポリシロキサン100gを混合し、次いて(C)成分と
して、表1に示すようなアルカリ金属アルコキシド、ア
ルカリ土類金属アルコキシドを添加混合した。次いて(
A)成分として両末端トリメチルシロキシ封鎖メチルハ
イドロジエンシロキサンテトラマーマ、1gを添加混合
してオルガノボリシロキサン組成物を得た。得られたオ
ルガノポリシロキサン組成物を50℃にて1力月間加熱
エージングした。この加熱エージング後のオルガノポリ
シロキサン組成物と前記混合直後のオルガノポリシロキ
サン組成物を遠心分離機にかけ、遠心分離によりオルガ
ノポリシロキサン成分を分離した。次いで、ガスクロマ
トグラフによりノルマルウンデカンを内部標準として各
々のオルガノポリシロキサン組成物中のメチルハイドロ
ジエンシロキサンテトラマーを定量した。
混合直後のオルガノポリシロキサン組成物中の測定値を
基準として加熱エージング後のオルガノポリシロキサン
組成物中のメチルハイドロジエンポリシロキサンテトラ
マーの測定値の比率を計算し、これをメチルハイドロジ
エンテトラマーの残存率として表1に示した。
比較のため上記オルガノポリシロキサン組成物において
、アルカリ金属アルコキシドとアルカリ土類金属アルコ
キシドを添加配合しない点を除いて上記と同じ方法によ
りオルガノボリシロキサン組成物を調製し、上記と同様
にしてメチルハイドロジエンシロキサンテトラマーを定
量した結果をメチルハイドロジエンテトラマーの残存率
として表1に示した。表1からアルカリ金属アルコキシ
ド、アルカリ土類金属アルコキシドを添加配合したオル
ガノポリシロキサン組成物は、加熱エージング後も両末
端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジエンシロ
キサンテトラマーの減少量が著しく少ないことが判る。
表1 実施例2 式、  Me3SiO[Me2SiO]m[Me)IS
iOコnsiMe3(m+nは3〜13の数、Meはメ
チル基である)で示される分子鎖両末端がトリメチルシ
ロキシ基で封鎖された粘度8センチストークスのメチル
ハイドロジエンシロキサン・ジメチルシロキサン共重合
体[ケイ素原子結合水素原子の含有to、75重量%コ
 1 oog、実施例1で使用した湿式シリカ10gと
カリウム含有量2.8重量%のカリウムジメチルシラル
−1・(ジカリウムα−ω−ジメチルシロキサンジオレ
ート)1gを均一とこ混合してオルガノポリシロキサン
組成物を得た。このオルガノポリシロキサン組成物を5
0℃にて6力月間加熱エージングした。
この加熱ニーソング後のオルガノポリシロキサン組成物
と前記混合直後のオルガノポリシロキサン組成物中のメ
チルハイドロジエンシロキサン・ジメチルシロキサン共
重合体の残存率を実施例1と同様にして測定した(上式
中、n=1であり、m=3であるメチルハイドロジエン
シロキサン・ジメチルシロキサン共重合体と、n=2で
ありm=2であるメチルハイドロジエンシロキサン・ジ
メチルシロキサン共重合体と、m=3でありn=1であ
るメチルハイドロジエンシロキサン・ジメチルシロキサ
ン共重合体の合計量を定量した)ところ99.0%であ
った。
比較のため上記オルガノポリシロキサン組成物において
、カリウムジメチルシラノレートを添加配合しない点を
除いて上記と同じ方法によりオルガノポリシロキサン組
成物を調製し、上記と同様にしてメチルハイドロジエン
シロキサン・ジメチルシロキサン共重合体の残存率を測
定したところ、その値は96.2%であった。
実施例3 分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された
ジメチルポリシロキサン200g、湿式シリカ[ニップ
シールLP(日本シリカニ業(株)製)160gとカリ
ウムジメチルシラノレート6.0gを加えて、減圧下、
 170’Cで2時間混合した。この混合物に1分子中
にメチルハイドロジエンシロキサン単位、ジメチルシロ
キサン単位、トリメチルシロキサン単位を各々平均5個
、3個、2個含有するシロキサンオリゴマー2gを均一
に混合しオルガノポリシロキサン組成物を得た。次いて
このオルガノポリシロキサン組成物20gおよびこのオ
ルガノポリシロキサン組成物を実施例1と同様50℃に
て1か月間加熱エージング後のオルガノポリシロキサン
組成物20gに硬化触媒として塩化白金酸のイソプロピ
ルアルコール溶液を白金金属として110PP加え、さ
らに硬化遅延剤としてメチルブチノール0.004gを
添加配合し硬化性オルガノポリシロキサン組成物を調製
した。
この硬化性オルガノポリシロキサンの硬化特性をキュラ
ストメータ3型[東洋ボードウィン(株)製]を使用し
て調べた。得られた硬化特性の中で130℃における最
大トルク値を表2に示す。
比較のため上記においてカリウムジメチルシラノレート
6、Ogを添加配合しない点を除いて、上記と同じ方法
により硬化性オルガノポリシロキサン組成物を調製し、
上記と同じ方法によりその硬化特性を測定した結果を表
2に併記した。表2からカリウムジメチルシラノレート
を添加配合したオルガノポリシロキサン組成物からなる
硬化性オルガノポリシロキサンはその硬化が十分進行し
ているが、カリウムジメチルシラノレートを添加配合し
ないオルガノポリシロキサンからなる硬化性オルガノポ
リシロキサンはその硬化が著しく低下していることが判
明した。
表2 実施例4 粘度12000センチストークスの両末端水酸基封鎖ジ
メチルポリシロキサン200gに湿式シリカ[ニブシー
ルLP(日本シリカニ業(株)製)]20gとカリウム
t−ブトキシド0.48を加え、減圧下、170℃で2
時間混合した。この混合物に1分子中にメチルハイドロ
ジエンシロキサン単位、ジメチルシロキサン単位、トリ
ノチルシロキサン単位を各々平均3個含有するシロキサ
ンオリゴマー2g加え、常温で十分に混合し、オルガノ
ポリシロキサン組成物を得た。
次いで、この混合直後のオルガノポリシロキサン組成物
、およびこのオルガノポリシロキサン組成物を80℃で
2時間加熱ニーソングした後のオルガノポリシロキサン
組成物100gに対して触媒としてジブチルスズジラウ
レート0゜02gを添加し、混合、脱気の後、常温で1
時間プレス硬化させ、厚さ約0. 5mmのゴムシート
を得た。ゴムの物性をJ I 5K6301に従って測
定した結果を表3に示す。
比較のため、上記においてカリウムt−ブトキシドを添
加しない組成物を調製し、該組成物の硬化特性を測定し
た結果を比較例として表3の併記する。
表3 実施例5 実施例3においてカリウムジメチルシラノレートの代わ
りに、水酸化カルシウム0.46gを使用した他は実施
例3と同様にしてオルガノポリシロキサン組成物を調製
し、その硬化特性を測定したところ混合直後のオルガノ
ポリシロキサン組成物の最大トルク値は21.3Kg・
cm。
エージング後のオルガノポリシロキサン組成物の最大ト
ルク値は19.9Kg・cmてあった。
[発明の効果] 本発明は、 (A)1分子中にケイ素原子結合水素原子
を少なくとも2個含有するオルガノポリシロキサン所定
量と、 (B)微粒子状親水性シリカ所定量および(C
)アルカリ金属アルコラート、アルカリ金属シラノレー
ト、アルカリ土類金属アルコラート、アルカリ土類金属
シラノレートおよびアルカリ土類金属水酸化物からなる
群から選択された化合物所定量からなる貯蔵安定性に優
れたオルガノポリシロキサン組成物なので、製造時およ
び長期間保存中に(A)成分であるケイ素原子結合水素
原子含有オルガノポリシロキサンの化学組成が変化せず
、極めて貯蔵安定性に優れるという特徴を有する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1(A)1分子中にケイ素原子結合水素原子を少なくと
    も2個含有するオルガノポリシ ロキサン 100重量部、 (B)微粒子状親水性シリカ任意量、 および (C)アルカリ金属アルコラート、アルカリ金属シラノ
    レート、アルカリ土類金属アルコラート、アルカリ土類
    金属シラノレートおよびアルカリ土類金属水酸化物から
    成る群から選択された化合物 (B)成分100重量部に対して0.1〜50重量部 から成る貯蔵安定性に優れたオルガノポリシロキサン組
    成物。 2 更に (D)1分子中にケイ素原子結合アルケニル基を少なく
    とも2個含有するオルガノポリシロキサン500〜10
    000重量部 を配合して成る特許請求の範囲第1項記載の貯蔵安定性
    に優れたオルガノポリシロキサン組成物。 3 更に (E)1分子中に、水酸基を少なくとも2個含有し、2
    5℃における粘度が500〜300,000センチスト
    ークスであるオルガノポリシロキサン 500〜10000重量部 を配合して成る特許請求の範囲第1項記載の貯蔵安定性
    に優れたオルガノポリシロキサン組成物。 4 微粒子状親水シリカが湿式シリカである特許請求の
    範囲第1項記載の貯蔵安定性に優れたオルガノポリシロ
    キサン組成物。 5 微粒子状親水性シリカが湿式シリカである特許請求
    の範囲第1項記載の貯蔵安定性に優れたオルガノポリシ
    ロキサン組成物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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