JPS63307063A

JPS63307063A - 金属ストリツプコイル格納用容器

Info

Publication number: JPS63307063A
Application number: JP62141500A
Authority: JP
Inventors: Masanori Tsuchiya; 正徳土屋; Teruo Suzuki; 照夫鈴木
Original assignee: NISSHIN KIKO KK; TOREEDE OOSHIYAN RAIN KK
Current assignee: NISSHIN KIKO KK; TOREEDE OOSHIYAN RAIN KK
Priority date: 1987-06-08
Filing date: 1987-06-08
Publication date: 1988-12-14
Also published as: EP0294629A3; EP0294629A2; JPH0253306B2; EP0294629B1; US4805794A; DE3866168D1; KR910002423B1; KR890000324A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、金属ストリップコイルを輸送する際に使用
される、前記金属ストリップコイルを格納するための容
器に関するものである。

〔従来の技術〕

例えば、製鉄所において製造された鋼ストリツプコイル
を客先まで輸送する際には、鋼ストリツプコイルに錆や
疵が発生したシ、塵埃が付着することを防止するために
、これを梱包している。

このコイルが輸出用の場合には、上述した梱包は、コイ
ルを防水紙によって包み、更にその表面を鋼製のフィル
ムによって被包することによって行なわれている。

次に、上述のようにして梱包された輸出用のコイルを、
例えばシカゴまたはデトロイトに輸送するまでの過程の
一例について説明する。

コイルを、製鉄所から船積み港に近い保税上屋まで運搬
し、保税上屋内に俵積み状に複数段に積み重ねて保管す
る。複数段に積み重ねられたコイルの中から、船積み用
のコイルを選び出し、これを岸壁まで運搬し、岸壁上に
一時スドックする３゜次いで、岸壁上のコイルを吊シ上
げて貨物船の船艙内に搬入し、複数段に積み重ね、ワイ
ヤーロープ等で固縛する。

このようにしてコイルを積載し、出港した貨物船は、夏
期はパナマ運河を経て五大湖に、また冬期はパナマ運河
を経て北米東岸に至シ、そして、これらの地域において
コイルを陸上げする。陸上げされたコイルは、コイル専
用貨車によって、目的地である例えばシカゴまたはデト
ロイトに輸送する。

従って、日本を出港してから目的地に到着するまで、海
上輸送に３０〜３２日間、陸上輸送に４日間合計３４〜
３６日間を要している。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述した特に輸出用鋼ストリツプコイルの梱包および輸
送には、次のよう々問題がちる。

（１）　　梱包に当っては、鋼ストリツプコイルを防水
紙によって包んだ後、更にその表面を鋼製のフィルムに
よって被包しなければならない。従って、梱包のために
多くの手間、時間、資材および費用を要する。

（２）　　コイルの運搬、保税上屋内への保管および上
屋からの搬出、貨物船や貨車への積荷およびそれらから
の荷降ろし等のためＫ、コイルに対し多くのハンドリン
グが行なわれるので、その間に、コイルに損傷が生じや
すい。

（３）保税上屋内にコイルを積み重ねて保管するための
資材として、コイル寸法に応じた多くの当て木、ワイヤ
等を必要とする。

（４）保税上屋内に積み重ねられたコイルから、船積み
用のコイルを選び出しそして搬出する作業が容易ではな
い。

（５）船積みのために、保税上屋から搬出されたコイル
を岸壁上に一時スドックするに当り、雨天の場合には、
岸壁上のコイルをシートで覆い、且つ、岸壁上への搬出
を一時中止しなければならず、このだめの作業が繁雑で
あり、且つ、作業能率が低下する。

（６）船艙内に積み重ねたコイルの固縛のための資材と
して、コイル寸法に応じた多くの当て木、ワイヤ等を必
要とする。

（７）海上輸送時、荒天によって船のローリングが激し
いときには、船艙内に積み重ねて収納されたコイルの固
縛が緩み、コイル同士が衝接してコイルが損傷するばか
りでなく、甚しいときには、コイルの固縛が切れてほど
け、コイルが船艙内に散乱し、収拾不能に至る場合が発
生する。

（８）　　コイルをアメリカ国内において陸上輸送する
ためには、コイル専用貨車によらなければならないので
、輸送力に限度がある。従って、例えばシカゴまたはデ
トロイトまで輸送するためには、五大湖または北米東岸
まで貨物船によシ海上輸送せざるを得す、このために輸
送に長期間を必要とし、需要家の希望する納期まで罠所
定量のコイルを納入することができない場合が生ずる。

従って、この発明の目的は、金属ス）　ＩＪツブコイル
を陸上および海上輸送中並びにそのハンドリング時にコ
イルに損傷が生じたシ、雨天時にコイルに錆が発生する
ことがなく、コイル専用貨車によらずにコイルを陸上輸
送することができ、コイルの輸送能率を格段に同上し得
て、しかも、コイルの梱包を簡略化することができる、
金属ストリップコイル格納用容器を提供することにある
。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明の金属ストリップコイル格納用容器は、四角な
底枠と、前記底枠の四隅に立設された支柱と、前記支柱
間に設けられた側板とからなり、金属ストリップコイル
を、前記コイルのほぼ上半部を露出させて収容し得る容
積を有する、上面が開口した四角形状の下部ゼツクスと
、四隅に立設された柱体と、前記柱体間に設けられた側
板とからなり、前記下部ゼツクスの前記支柱をガイドと
して昇降自在に前記下部？ツクスに嵌装された、上昇時
に前記下部ゼツクス内忙収容された前記コイルの露出部
分の周囲を覆い得る高さを有する四角な枠状の上部ゼツ
クスと、前記上部ゼツクスの前記柱体の各々の内側面に
、前記柱体に沿って設けられ、その相対向する上部が互
いに内側に向けて彎曲し、前記上部ゼツクス側板の上端
縁に沿って水平状に形成されたガイドレールと、前記ガ
イドレールに沿って移動自在な１対のシャッタと、前記
上部ゼツクスの昇降機構と、前記上部ｉツクスの上昇時
には前記上部ゼツクスの上面を閉鎖し、前記上Ｎｉミッ
クス下降時には前記上部ぎツクスの上面を開口するよう
に、前記上部ボックスの昇降と連動して前記シャッタを
開閉するだめのシャッタ開閉機構とからなることに特徴
を有するものである。

次に、この発明を図面を参照しながら説明する。

第１図はこの発明の容器の一実施態様を示す一部縦断正
面図、第２図はその一部縦断側面図、第３図はシャッタ
を除いた平面図、第４図は昇降機構の拡大垂直断面図、
第５図は第４図のＡ−Ａ線断面図である。第１〜第５図
に示すように、この発明の容器は、金属ストリップコイ
ル１をそのほぼ上半部を露出させて収容し得る容積を有
する、上面が開口した四角形状の下部ゼツクス２と、昇
降自在に下部ゼツクス２内に嵌装された、上昇時に下部
ゼツクス２内に収容された金属ストリップコイル１の露
出部分の周囲を覆い得る高さを有する四角な枠状の上部
ゼツクス３とからなっている。

下部ボックス２は、複数本の溝形鋼によってすのこ状に
組立てられた四角な底枠４と、底枠４上の四隅罠立設さ
れた断面り形状の４本の支柱５゜５’、５．５’と、支
柱５　、５’　、　５　、５’間に設けられた側板６と
からなっている。底枠４上にはコイル受け７が設けられ
ておシ、底枠４の四隅の下面には、容器を段積みするた
めの下部隅金具８が設けられている。

底枠４上の四隅には、支柱５．５′の各々に沿いその内
側に空気供給管９が立設されておシ、空気供給管９の上
端には、空気供給管９よりも大径の円板状の空気噴出類
１１が固定され、空気噴出類１１の中心には、空気噴出
孔１０が設けられている。底枠４の外周には、空気供給
管９に圧縮空気を供給するための導管１２が設けられて
おシ、導管１２の途中には、導管１２に圧縮空気を送シ
込むためのホースが接続される、開閉バルブ付きのホー
ス接続金具１３が取シ付けられている。

底枠４上には、その相対向する一方の辺４ａ。

４ｂＫ沿って、後述するシャッタが巻き取られるシャッ
タ巻取り箱１４　、１４’が設けられている。

上部ゼツクス３は、下部ゼツクス２に設けられたＬ形状
の４本の支柱５　、５’　、、　５　、５’の各々の内
面に摺接する４本の角管状柱体１５ｓ１５’５１５ｓ１
５′と、角管状柱体１５　、１５’　、　１５　、１５
’間に設けられた側板１６とからなっておシ、その上面
および下面は開口している。

次に、上部ゼツクスの昇降機構について説明する。第４
図および第５図に示すように、角管状柱体１５　、１５
’の内面は円形である。角管状柱体１５゜１５’の外面
は、前述したように下部ヂツクス２の支柱５，５′の各
々の内面に摺接し、そして、その円形の内面は、下部デ
ツクス２に立設された空気供給管９の上端に固定されて
いる空気噴出類１１の周面に摺接している。

角管状柱体１５　、１５’の各々の上端には、容器を段
積みするための上部隅金具１７が固定されておシ、上部
隅金具１７によって角管状柱体１５゜１５′の各々の上
端は閉鎖されている。上部隅金具１７の上面には、底枠
４の下面に設けられた下部隅金具８の突出部８ａが嵌入
される凹部１７ａが形成されている。

角管状柱体１５　、１５’の各々の下部内面には、空気
供給管９の上端に固定された空気噴出頭１１の下面に当
接するストツノぞ１８が設けられておシ、ストッパ１８
の下方には、上昇した上部ボックス３を下部ヂツクス２
に固定するための、下部ボックス２の支柱５．５′の上
部に設けられた止めビン１９の挿入孔２０と連通する長
孔２１が形成されている。

下部ゼツクス２に立設された空気供給管９内に圧縮空気
を供給し、その空気噴出類１１の空気噴出孔１０から、
上部ボックス３の角管状柱体１５゜１５′内に圧縮空気
を噴出させることにより、上部ゼツクス３は下部ｉツク
ス２の支柱５．５′をガイドとして上昇する。一方、角
管状柱体１５　、１５’内の圧縮空気を空気供給管９を
通して放出することによシ、上部ゼツクス３はその自重
で下部ボックス２内に、第１図に１点鎖線で示す位置ま
で下降する。

上部ゼツクス３に設けられた４本の角管状柱体１５　、
１５’の各々の側面には、後述するシャッタをガイドす
るための例えばリップ溝形鋼製の４本のガイドレール２
２　、２２’　、　２２　、２２’が取シ付けられてい
る。相対向する１対のガイドレール２２゜２２′の上部
は、角管状柱体１５　、１５’の上部付近から互いに内
側に向けて彎曲し、上部ゼツクス３の側板１６の上端縁
に沿って水平に形成され、その水平部２２ａ、２２’ａ
の端部は、側板１６の上端縁中央に至っている。水平部
２２８．２２’ａは、側板１６４”Ｃ図示しないブラケ
ットによって固定されている。

第６図はシャッタ開閉機構を示す上部ボックスの下降時
における容器の一部縦断拡大正面図、第７図はその部分
平面図である。第６図および第７図に示すように、ガイ
ドレール２２．２２’に沿い移動自在の２枚のシャッタ
２３　、２３’の下端は、下部ぎツクス２の底枠４上に
設けられたシャッタ巻取９箱１４　、１４’内のシャッ
タ巻取り用ロー２２４に取付けられている。シャッタ巻
取シ用ローラ２４は図示しないゼンマイバネを内蔵して
おシ、ゼンマイバネの弾力によって、シャッタ２３ｊ２
３’に、シャッタ巻取り用ローラ２４に巻き取られる習
性を付与している。

シャッタ２３　、２３’は、以下に述べるシャッタ開閉
機構によシ、上部ゼツクス３の上昇時にはその上面を閉
鎖し、上部ゼツクス３の下降時にはその上面を開く。大
部分が一方のシャッタ巻取り箱１４内に巻き取られてい
る一方のシャッタ２３の上端両側には、ワイヤ２５の一
端２５ａが取り付けられている。

ワイヤ２５は、下部ボックス２の底枠４上に設けられた
一方のシャッタ巻取り箱１４の開口１４ａの直上に位置
する、上部ボックス３に取シ付けられた一方のガイドレ
ール２２を通シ、側板１６の上端縁中央から他方のガイ
ドレール２２′の水平部２２′ａに至シ、そして、水平
部２２’ａＫ形成された孔２６を通ってガイドレール２
２′の外に出る。

ガイドレール２２′から出たワイヤ２５は、上部ボック
ス３に設けられた角管状柱体１５’の上端付近の側板１
６に取シ付けられたがイドローラ２７を介し、角管状柱
体１５′に沿って下降し、下部ボックス２の底枠４の他
方端に取シ付けられたがイドローラ２８に至る。そして
、ワイヤ２５は、ガイドローラ２８を介し、底枠４に沿
って水平に伸び、底枠４の一方端に取シ付けられたガイ
ドローラ２９を介し、上部ボックス３の角管状柱体１５
の下部に導かれ、前記下部にワイヤ２５の他端２５ｂが
取り付けられている。

ガイドローラ２８とガイドローラ２９との間のワイヤ２
５の途中には、前述したシャッタ巻取シ用ロー２２４に
内蔵されているゼンマイバネの弾性よりも大きい弾性を
有する引張コイルバネ３３が設けられている。

上述したと同様に、他方のシャッタ巻取り箱１４′内に
大部分が巻き取られている他方のシャッタ２３′の上端
両側にも、ワイヤ２５′の他端２５′ａが取シ付けられ
ている。ワイヤ２５′は、上部ボックス３に取り付けら
れた他方のガイドレール２２′および一方のガイドレー
ル２２の水平部２２ａを通シ、水平部２２ａに形成され
た孔２６′を通って、上部ゼツクス３に設けられた角管
状柱体１５の上端付近の側板１６に取り付けられたがイ
ドローラ３０に至る。ワイヤ２５′は、角管状柱体１５
に沿って下降し、下部ゼツクス２の底枠４の一方端に取
シ付けられたガイドローラ３１を介し、底枠４に沿って
水平に伸び、底枠４の他方端に取り付けられたがイドロ
ーラ３２を介し、上部デックス３の角管状柱体１５′の
下部に導かれ、前記下部にワイヤ２５′の他端２５′ｂ
が取シ付けられる。ガイドローラ３１とガイドローラ３
２との間のワイヤ２５′の途中には、前述した引張コイ
ルバネ３３が設けられている。

〔作　用〕

下部ゼツクス２の底枠４に設けられた導管１２のホース
接続金具１３を開放状態にしておくことにより、第８図
に概略斜視図で示すように、上部ゼツクス３は、下部ぎ
ツクス２内に自重によって下降している。このとき、シ
ャッタ２３　、２３’の大部分は、下Ｎｄラックス上の
シャッタ巻取シ箱１４内に巻き取られ、従って、上部ゼ
ツクス３の上面は開口している。この状態で、第６図に
示すように、金属ストリップコイル１を、下部ボックス
２内に収容し、その底枠４に設けられたコイル受け７上
に載置する。このとき、コイル１の中心孔の上半部は、
容器より露出しているので、容器内へのコイルの搬入を
容易に行なうことができる。

次いで、ホース接続金具１３から導管１２内に圧縮空気
（５〜７Ｋｆ／ｉ）を供給する。導管１２内に供給され
た圧縮空気は、底枠４の四隅に立設された空気供給管９
を通り、空気噴出類１１の空気噴出孔１０から、上部ボ
ックス３の角管状柱体１５゜１５′内に噴出する。この
ように角管状柱体１５゜１５′内に噴出した空気の圧力
によって、上部ゼツクス３は、下部ぎツクス２の支柱５
，５′をガイドとして上昇し、第１図および第９図の概
略斜視図で示すようにコイル１の露出部分の周囲を覆う
。

なお、上Ｎゼツクス３の上昇時に、角管状柱体１５゜１
５′の下部内面に設けられたストッパ１８が空気供給管
９の空気噴出類１１の下面に当接することによシ、上部
ゼツクス３が下部ゼツクス２から飛び出すことはない。

上部ボックス３が上昇するに伴い、一端がシャッタ２３
　、２３’の各々の上端に取シ付けられ、他端が上部ゼ
ツクス３の角管状柱体１５　、１５’の下部に取シ付け
られたワイヤ２５．２５’ＩＣより、シャッタ２３　、
２３’は１．シャッタ巻取り箱１４　、１４’から引出
される。シャッタ巻取シ箱１４　、１４’から引出され
たシャッタ２３　、２３’は、上部ゼックス３に設けら
れたがイドレール２２．２２’ｔｌ￥って移動し、その
水平１２２　ａ　、　２２’ａに至る。そして、シャッ
タ２３　、２３’の端面は、水平部２２ａ。

２２′ａの端部において互いに衝接する。このとき、ガ
イドローラ２８とガイドローラ２９との間のワイヤ２５
の途中、および、ガイドローラ３１とガイドローラ３２
との間のワイヤ２５′の途中に設けられた引張コイルバ
ネ３３ｖ−９−ｅ’の弾性によシ、シャッタ２３　、２
３’の端面は、互いに確実に衝接される。

このようにして、上部ゼツクス３の上昇によシ下部デツ
クス２のコイル受け７上に載置されたコイル１の露出部
分が覆われ、且つ、シャッタ２３゜２３′により上部セ
ツクス３の上面が閉鎖されたら、第４図に示すように１
下部ボックス・２の支柱５゜５′の上部に設けられたビ
ン挿入孔２０と、上部ボックス３の角管状柱体１５　、
１５’の下部に設けられた長孔２１との間に止めビン１
９を挿入し、下部ボックス２と上部ボックス３とを固定
する。かくして、コイル１は下部ゼツクス２と上部ゼツ
クス３とからなるこの発明の容器内に完全に格納される
。

コイル１を容器から取り出す場合は、上部ボックス３０
角管状柱体１５　、１５’内に空気供給管９を通して少
量の圧縮空気を送シ込み、角管状柱体１５　、１５’に
設けられた長孔２１の長さだけ上部ボックス３ｔ−上昇
させた後、止めピン１９を抜き取る。

次いで、導管１２に設けられた空気接続金具１３のバル
ブを開放する。かくして、上部ボックス３は下部デツク
ス２内に自重によって下降すると共に、シャッタ２３　
、２３’の各々の上端と角管状柱体１５　、１５’の各
々の下部との間に張設されたワイヤ２５　、２５’の張
力が緩む結果、上部ボックス３の上面を閉鎖していたシ
ャッタ２３　、２３’は、シャッタ巻取り箱１４　、１
４’内に巻き取られ、第６図および第８図に示すように
、上部ゼックス３の上面が開放して、コイル１の上半部
が露出する。

従って、下部ゼツクス２内から、コイル１を容易に取り
出すことができる。

以上述べた説明において、上Ｎゼツクスの昇降機構およ
びシャッタ開閉機構は、前述した構造に限定されるもの
ではなく、同様の機能を有する他の機構を使用すること
ができる。

〔発明の効果〕

以上述べたように、この発明によれば、次のような優れ
た効果がもたらされる。

＜１）　　コイルの格納は、上部ボックスが下部ボック
ス内に下降した状態で行なわれ、上部ボックスの上昇と
連動してシャッタが自動的に閉鎖する。従って、上述し
たコイルの格納が極めて簡単容易である。

（２）　　コイルの梱包は、防水紙による被包のみでよ
く、従って、梱包作業が簡単になる。

（３）　　コイルは、容器内に格納された状態で運搬さ
れるから、全天候での運搬が可能となシ、運搬およびハ
ンドリング中にコイルが損傷したシ、雨にぬれてコイル
に錆が発生することはない。また、船積みに当シ保税上
屋へ搬入する必要がなく、野積みが可能となるので、船
積み作業か極めて簡単罠なり、作業能率が向上する。

（４）船艙内への積載が簡単になり、積載および固定の
ための資材が画一化されるので、これら資材の再利用が
可能となる。

（５）海上輸送時、荒天に遭遇しても、コイルが損傷し
たり、船艙内に散乱することはない。

（６）　　普通の鉄道貨車およびトラックによるコイル
の陸上輸送が可能になるので、例えば、シカビまたはデ
トロイトまで輸送する場合、北米西岸まで貨物船で海上
輸送し、以降鉄道貨車により目的地まで陸上輸送するこ
とが可能となる。従って、従来の五大湖または北米東岸
まで貨物船によシ海上輸送する場合に比べて、輸送日数
が半減し、輸送スピードの向上を図ることができる。

（７）　　目的地にコイルを輸送した後の容器は、下部
ヂツクス内に上部ゼツクスが降下した状態で返送される
。従って、返送に際して空の容器内に例えば穀物等の撒
荷を積載することが可能であり、また、容器を多数段積
載することができるので場所をとらない。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の容器の一実施態様を示す一部縦断正
面図、第２図は一部縦断側面図、第３図はシャッタを除
いた平面図、第４図は上部ボックス昇降機構の拡大垂直
断面図、第５図は第４図のＡ−Ａ線断面図、第６図はシ
ャッタ開閉機構を示す上部ゼツクスの下降時における容
器の一部縦断拡大正面図、第７図はその部分平面図、第
８図および第９図はこの発明の容器の作用を示す概略斜
視図である１１図面において、１・・・コイル、　　　　　２・・・下Ｎ＆ラックス３
・・・上部ゼツクス、　４・・・底枠、５．５′・・・
支柱、　　　　６・・・側板、７・・・コイル受け、　
　　８・・・下部隅金具、９・・・空気供給管、　　　
１０・・・空気噴出孔、１１・・・空気噴出頭、　　１
２・・・導管、１３・・・ホース接続金具、１４・・・
シャッタ巻取り箱、１５　、１５’・・・角管状柱＆１
６・・・側板、１７・・・上部隅金具、　　１８・・・
ストッパ、１９・・・止めビン、　　　２０・・・挿入
孔、２１・・・長孔、　　　　　　２２．２２’・・・
ガイドレール、２３．２３’・・・シャッタ、２４・・・シャッタ巻取シ用ローラ、２５　、２５’・・・ワイヤ、　２６・・・孔、２７〜
３２・・・ガイドローラ、３３・・・引張コイルバネ。

Claims

【特許請求の範囲】四角な底枠と、前記底枠の四隅に立設された支柱と、前
記支柱間に設けられた側板とからなり、金属ストリップ
コイルを、前記コイルのほぼ上半部を露出させて収容し
得る容積を有する、上面が開口した四角形状の下部ボッ
クスと、四隅に立設された柱体と、前記柱体間に設けられた側板
とからなり、前記下部ボックスの前記支柱をガイドとし
て昇降自在に前記下部ボックスに嵌装された、上昇時に
前記下部ボックス内に収容された前記コイルの露出部分
の周囲を覆い得る高さを有する四角な枠状の上部ボック
スと、前記上部ボックスの前記柱体の各々の内側面に、前記柱
体に沿つて設けられ、その相対向する上部が互いに内側
に向けて彎曲し、前記上部ボックス側板の上端縁に沿つ
て水平状に形成されたガイドレールと、前記ガイドレールに沿つて移動自在な１対のシャッタと
、前記上部ボックスの昇降機構と、前記上部ボックスの上昇時には前記上部ボックスの上面
を閉鎖し、前記上部ボックスの下降時には前記上部ボッ
クスの上面を開口するように、前記上部ボックスの昇降
と連動して前記シャッタを開閉するためのシャッタ開閉
機構とからなることを特徴とする、金属ストリップコイ
ル格納用容器。