JPH09110176A - コンテナー用の大容量集積デポ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンテナーを迅速に出し入れする。 【解決手段】 コンテナーを受け入れるように設計され
たセルの垂直方向及び水平方向の列を形成するように互
いに積み重ねられ隣接させられたセルを有するセラー構
造物のある第１の通過セクター、コンテナーを積み重ね
る区域のある貯蔵ヤード構造物よりなる第２の貯蔵セク
ター、コンテナーをコンテナー到着・出発区域及びセラ
ー構造物のセルに出し入れ移送するための第１の手段、
コンテナーをセラー構造物のセル及び貯蔵ヤード構造物
の区域に出し入れ移送するための第２の手段を備える集
積コンテナーデポである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、コンテナーの整然とし
た配置及び貯蔵のための新奇な構造物に関する。

【０００２】

【従来技術及びその課題】公知の技術においては、大量
のコンテナーの受入れ、配置、貯蔵及び船積みの問題が
よく知られている。例えば、港湾において、コンテナー
船の荷揚げ及び荷積みは長くてかつ退屈な作業であり、
重要な論理的問題を作ることが非常にしばしばある。事
実上、船の荷揚げ及び荷積みは可能な最短時間内で行わ
れることが好ましい。コンテナーの荷揚げの順序は、引
出しの時間に関しても、また（道路、鉄道などによる）
輸送手段に関しても、受入れ用構造物からコンテナーを
引き出せる順序とはほとんど一致しない。この逆もまた
同じである。コンテナーの荷揚げ中に少なくも部分的に
これを再配置することが試みられたが、荷揚げ作業が相
当に遅くなった。

【０００３】大型でかつ非常に大量のコンテナーの貯蔵
用構造物の一つが古典的な貯蔵タードであり、コンテナ
ーはその最終行先への輸送待ちの間、ここに積み上げら
れる。デポとしての貯蔵ヤードの使用は、倉庫用の構造
物を減らすため、及び取扱いと設備のために取られる空
間と費用とを最適化するため有用である。

【０００４】しかし、コンテナーの積み上げは、ある特
定のコンテナーを引き出して送り出すためには、それが
関連したスタックの一番上ににない場合は極めて困難で
あるという欠点が生ずる。従って、貯蔵ヤードデポにお
いては、コンテナーを再配置することが重要である。し
かし、これはデポ内への荷揚げ作業を相当に遅くさせ、
かつスタック当たりのコンテナー数を減少させ、貯蔵ヤ
ードの大きさを増加させる傾向がある。

【０００５】公知の技術においては、不規則な順序でデ
ポへのコンテナーの出し入れができるコンテナー用のデ
ポも提案された。これは、多数のセルよりなる複雑なハ
ニカム状構造物の手段であって、その中でトランスエレ
ベーターがコンテナーをセルに出し入れするために動く
前記手段により達成される。この方法では、コンテナー
のデポへの挿入順序と取出し順序との間の独立性を得る
ことができる。

【０００６】新しいターミナルでは、貯蔵されるコンテ
ナーの数が非常に大きい（コンテナーが数千個にもな
る）ことが多く、従ってこの種の構造物は、占有すべき
設備面積のためと非常に長い距離にわたって非常に短時
間内に垂直方向と水平方向の両方で移動しなければなら
ない取扱い用の設備の効率の欠如のため、建設が非常に
困難である。

【０００７】コンテナー数が増加するとこれらセラーデ
ポは急速に非経済的となり、かつ特に移動寿命に関して
幾分か非効率となる。

【０００８】本発明の一般的な目的は、コンテナーを極
めて迅速に受け入れ効率的に再配置でき、更に同時に極
めて大量のコンテナーを比較的低費用かつ限定された要
求の取扱い設備で貯蔵できる貯蔵用構造物又は集積デポ
の提供により上述の諸問題を取り除くことである。

【０００９】

【課題を解決するための手段】この目的は、本発明に従
って、コンテナーを受け入れるように設計されたセルの
垂直方向及び水平方向の列を形成するように互いに重ね
かつ隣接させたセルを有するセラー構造物のある第１の
通過セクター、コンテナーを積み重ねるための区域を有
する貯蔵ヤード構造物よりなる第２の貯蔵セクター、コ
ンテナーをコンテナー到着・出発区域及びセラー構造物
のセルに出し入れするために移送する第１の手段、コン
テナーをセラー構造物のセル及び貯蔵ヤード構造物の区
域に出し入れするために移送する第２の手段を備えた集
積コンテナーデポの提供により達せられる。

【００１０】本発明の新奇な原理及び公知技術と関連す
るその利点は、本発明の原理を適用した例示的かつ非限
定的なあり得る実施例についての、付属図面を参照した
以下の説明より明らかになるであろう。

【００１１】

【実施例】図面を参照すれば、番号１０で一般的に示さ
れた貯蔵設備は、コンテナー通過用の第１の区域又はセ
クター１１とコンテナー貯蔵用の第２の区域又はセクタ
ー１２とを備える。第１のセクターは、隣接したセルよ
りなる少なくも一つの壁を形成するように上下及び左右
に配置された多数のセルよりなるセラー構造物１３を備
える。図に見られるように、また以下説明されるよう
に、セルで作られた壁は互いに向かい合って配置された
２面の壁であることが有利である。

【００１２】コンテナー到着・出発区域とセラー構造物
のセルとの間にコンテナー移送用の第１の手段が配置さ
れ、一方、セラー構造物のセルと貯蔵ヤード構造物の区
域との間にコンテナー移送用の第２の手段が配置され
る。特に、セラー構造物は、両側の側部又は面を備え、
ここにはその面にコンテナーを出し入れするための手段
１４、１５が配置される。２方の側の一方の出し入れ用
の手段１５は移送手段１６により貯蔵ヤード構造物１２
のコンテナー取扱い手段１７に連絡される。出し入れ手
段１４は、典型的には、デポの外部から到着した配列・
貯蔵すべき到来コンテナーを受け取る手段である。基本
的に、セラー構造物の手段１４が作業する側（即ち、集
積デポ１０と外部又はコンテナーの到着・出発区域との
間）はコンテナー船の接岸埠頭１９と平行であり、手段
１４はコンテナーを船に積み降ろしする埠頭クレーン１
８に従ってコンテナーを船から降ろす（又は積む）。

【００１３】図２に明らかに見られるように、出し入れ
手段１４及び１５は、それぞれ多数の頭上走行式クレー
ン２０及び２１を備え、これらはセラー構造物の両側の
２面に沿って水平方向に走行する。頭上走行式クレーン
２０、２１は、一つの列のセルに沿って走行するように
セラー構造物の一つの階に配置することができ、あるい
は数個の階に配置することができる。例えば、ここに示
された例示の実施例においては、図３に見られるよう
に、頭上走行式クレーン２０は３個の階に配置され、一
方、頭上走行式クレーン２１は一つの階にだけ配置され
る。これにより、船からコンテナーを迅速に受け取ると
同時に構造物の複雑さを限定することができる。

【００１４】各頭上走行式クレーン２０、２１は、コン
テナーの長い方の側をセル内への挿入方向と平行に配置
して引き出したり重ねたりできるように、セルからのコ
ンテナーの出し入れの機能、及びコンテナーをそれ自体
９０゜回転させる機能を備える。同様な機能を有する頭
上走行式クレーンはよく知られ、従ってここでは更には
説明しない。

【００１５】セラーセクターと貯蔵ヤードセクターとの
間の移送手段は、クレーン２２及び走路２４に沿って滑
る自動シャトル２３を備える。コンテナーを頭上走行式
クレーンと自動シャトル２３との間で移送させるため
に、クレーン２２が、頭上走行式クレーン２１の上方を
セラー構造物の前面に沿って走行する。

【００１６】クレーン２２は、例えばコンテナーをセラ
ー構造物で行われた再配置後にデポから直接引き出し得
ることが要求されたときはいつでも、コンテナーを貨物
自動車又は鉄道車両３５の上、並びに自動シャトル上に
降ろし得るような寸法のものとすることができる。図２
に明らかに見られるように、走路は、頭上走行式クレー
ンと平行でかつこれに近い第１の側２７、及び貯蔵ヤー
ド内で作業する取扱い手段１７が走行する貯蔵ヤード構
造物と平行でかつこれに近い第２の側を有する環状の通
路を備える。取扱い手段１７は、貯蔵ヤードクレーン２
５を備え、このクレーンは走路の環状通路の第２の側に
沿って走行し、第２の側に到着したシャトルと貯蔵ヤー
ドとの間でコンテナーを移送する。

【００１７】この分野の専門家が容易に想像できるよう
に、極めて大型の貯蔵ヤードに対しては、走路の環状構
造物は、これを貯蔵ヤードに沿ってある間隔で繰り返す
ことができ、そして、各環状構造物は連結部分２６の手
段により互いに連絡される。セラーセクターに最寄りの
環状構造物を除き、その他の環状構造物は、コンテナー
をシャトル２３と貯蔵ヤードとの間で往復させるために
貯蔵ヤードクレーンが作業する２個の直線の側を有する
であろう。

【００１８】図に明らかに見られるように、走路は、貯
蔵ヤードクレーンの作業する部分とクレーン２２の作業
する部分とを持つことが有利であり、シャトルが他のシ
ャトルの循環を妨げることなしに積み降ろしができるよ
うに、２車線を有し、或いは操作及び追越し用の退避場
所を有して作られる。

【００１９】セラー通過区域と最終貯蔵ヤード区域とを
有し、このように作られた集積デポにより、限られた費
用とコンテナー船の最短の繋船時間の高い格納速度とが
達せられる。同時に、デポの融通性により、到着コンテ
ナーの正確かつ効果的な配置を許し、更に続いてこれら
を容易にデポから回収し引き出すことができる。

【００２０】作動時には、デポはクレーン１８の手段に
よりコンテナーを受け入れる。このクレーンは、岸壁側
に繋留された船からコンテナーを降ろして頭上走行式ク
レーン２０に載せる。迅速な荷揚げを確保するように、
クレーン及び頭上走行式クレーンの数を合わせることは
容易である。

【００２１】頭上走行式クレーンは徐々にコンテナーを
受け取ると移動し、空のセルの正面で停止し、次いでコ
ンテナーを横向きの受取り位置から前向きの挿入位置に
回転させ、そしてこれをセル内に差し入れる。

【００２２】セルが荷揚げされたコンテナーで一杯であ
るときは、セラー構造物の反対側で、頭上走行式クレー
ン２１の手段によりコンテナーを引き出す。コンテナー
は、これがセル内に差し込まれた順序と異なったいかな
る順序でも引き出すことができる。この方法で、船は迅
速な荷揚げに最も便利な順序で荷を下ろすことができ、
またコンテナーを希望の異なった順序で最終のスタック
に配置することできる。

【００２３】コンテナーがセラー構造物から取り出され
頭上走行式クレーン２１上に置かれると、頭上走行式ク
レーンはコンテナーを引出し用の位置から持上げ用の位
置に回転させ、クレーン２２の１台がコンテナーを頭上
走行式クレーン２１から走路の部分２７で待機している
シャトル２３に移送する。

【００２４】シャトルは、コンテナーをデポの貯蔵ヤー
ドセクターの予定位置に達するまで走路に沿って輸送
し、ここで、貯蔵ヤードクレーンがコンテナーを持ち上
げてデポの貯蔵ヤードセクタ内の予定のスタックにこれ
を置き、ここで貯蔵ヤードクレーンがコンテナーを持ち
上げて、これを貯蔵ヤードの予定されたスタックに置
く。

【００２５】この方法で、貯蔵ヤードのいかなる場所に
でも、スタック内のコンテナーのいかなる希望順序を持
ったスタックでも作り得ることが明らかである。例え
ば、貯蔵時間のより短いコンテナーをスタックの一番上
におくこと、或いは同じ時期に送り出すこと又は同じ目
的地に向けることが計画されたコンテナーを貯蔵ヤード
の予定位置で一緒にまとめることなどのようにコンテナ
ーを配列することが可能である。

【００２６】貯蔵されたコンテナーを貯蔵ヤードから送
り出すには、最寄りの貯蔵ヤードクレーンが希望のコン
テナーを対応するスタックの一番上から引き出し、これ
を集積デポの外側に向ける。貯蔵ヤードから出て行くコ
ンテナーのたどり得る経路は変更できる。例えば、クレ
ーンは貯蔵ヤードの端で待機している貨物自動車、鉄道
車両等の上にコンテナーを直接降ろすことができる。ク
レーンはコンテナーを走路１６上のシャトルの上に降ろ
し、シャトルはこれをクレーン２２に送り、これをこの
クレーンが取り上げて貨物自動車、鉄道車両等の上に降
ろす。クレーンはコンテナーを走路１６上のシャトルの
上に降ろし、シャトルがこれをクレーン２２に送り、こ
れをこのクレーンが取り上げて頭上走行式クレーン２１
の上に降ろし、再びセラー構造物内に差し込み、ここか
ら引き出して、例えば岸壁で待機している船に送ること
ができる。

【００２７】ここに図示され説明された例においては、
セラー構造物外部の荷扱い設備の複雑さが限定され、特
にセラー構造物の単一の列又は階に沿った水平運動、或
いはいずれの場合でもセラー構造物の階数より少ない階
数に沿った水平運動で頭上走行式クレーンを使用するこ
とができる。

【００２８】複雑性のかかる限定を得るために、図２及
び３に明らかに見られるような、一方が頭上走行式クレ
ーン２０に面し、他方が頭上走行式クレーン２１に面し
ているセルの２重壁３６、３７よりなるセラー構造物を
作るのが有利なことが見いだされた。２個の壁の間には
通路又は隙間２９が配置され、これは構造物内部にあっ
てこの上にセルの開口端が向いている。

【００２９】通路に沿って内部取扱い手段が走行し、こ
れによりコンテナーがセルから取り出され、通路内に動
かされ、通路に沿って送られ別のセル内に差し込まれ
る。

【００３０】この方法で、船から荷揚げされたコンテナ
ーは頭上走行式クレーン２０によりその階の岸壁側の壁
のセル内に差し込まれる。すると、内部取扱い手段がセ
ルの反対側の端部から同じコンテナーを取り出し、これ
を通路２９に沿って輸送し（２個の壁の別の方の）別の
セル内に差し込み、その頭上走行式クレーンの作業する
セルを迅速に空にして船から荷揚げされた別のコンテナ
ーをこの中に差し込めるようにする。

【００３１】次いで、内部輸送手段は種々のセルに貯蔵
されたコンテナーを希望の順序で引き出し、これを頭上
走行式クレーン２１に向いているセル内に差し込み、そ
こで、頭上走行式クレーン２１は、これに向いているセ
ルからコンテナーを引き出して最終貯蔵のために貯蔵ヤ
ードに送ることができる。

【００３２】図２及び３は、内部輸送手段の可能な実施
例を示す。かかる具体化に従って、通路２９の端部、及
び要すれば数箇所の中間位置に、コンテナーの垂直方向
の取扱いのために、構造物の種々の階の間を垂直方向に
走行するエレベーター３０が設けられる。種々の階に
は、通路２９に沿って水平方向に走行する内部の頭上走
行式クレーン３１も設けられる。頭上走行式クレーン３
１は、通路に面したセルからのコンテナーの出し入れの
ためのトロリーを備える。コンテナーをあるセルから高
さの異なった別のセルに移動させるためには、出発の高
さ位置の頭上走行式クレーン３１が、移送すべきコンテ
ナーに対面するまで通路に沿って滑り、セルからコンテ
ナーを取り上げ、これを最寄りの空のエレベーターに輸
送し、このエレベーターがコンテナーを到着階に運び、
ここでその階の頭上走行式クレーン３１がこれを取り上
げて到着セルに面するまでこれを通路に沿って運び、そ
してこれを差し込む。

【００３３】種々のエレベーターの機能の差別化を計画
することができる。例えば、端部エレベーターの対は、
コンテナーを保持用セル内に置くためにこれを種々の階
の間で動かすために使用し、一方、中間のエレベーター
は、コンテナーを保持用セルから外部の頭上走行式クレ
ーン２０、２１に対応して配置された出入り用のセルに
移送するようにすることができる。

【００３４】内部の頭上走行式クレーンを各階に設け、
或いは階数より少ない台数の頭上走行式クレーンを設け
ることができ、更に、ある階から別の階に輸送するエレ
ベーターはコンテナーだけでなく頭上走行式クレーンも
輸送できることは明らかである。

【００３５】セラー構造物は１階の通路の端部に副出口
３２を備えることもできる。この出口は対応しているエ
レベーター用として機能し、そして貨物自動車３４上に
コンテナーを置くための横移動用クレーン３３を備える
ことができる。この副出口はセラー構造物からコンテナ
ーを直接送り出すために利用できる。

【００３６】これまでで、いかにして意図された目的が
達成されたかが明らかであろう。本発明によるデポは、
プロセッサー手段により完全に自動的に管理することが
できる。このプロセッサー手段は、到着コンテナーのデ
ータを記憶することにより、船の荷揚げ時間及び海陸両
方に向かう貯蔵コンテナーの出入りの両者を最適化する
ために、その荷扱いを最適にして貯蔵ヤードにおける可
能な最良のスタック配置を達成する。

【００３７】取扱いクレーン、回転を伴う頭上走行式ク
レーン、セル及び種々の輸送手段に対するコンテナーの
出し入れ用の手段、並びに自動シャトルのような構成要
素は、総て実質的に公知の技術でありかつ本分野の熟練
技術者の容易に考えつくものであるため、ここでは詳細
に図示又は説明されない。

【００３８】本発明の新奇な原理を適用した実施例の以
上の説明は、この新奇な原理を説明するために例示的に
与えられたことは明らかであり、従ってここに請求され
る本発明の範囲を限定するものとして理解すべきではな
い。例えば、セル、取扱い手段及び輸送手段の数は特定
の要求に関連して変更することができる。

【００３９】本発明の実施態様は以下の通りである。

【００４０】１．−コンテナーを受け入れるように設計
されたセルの垂直方向及び水平方向の列を形成するよう
に互いに積み重ねられ隣接させられたセルを有するセラ
ー構造物（１３）のある第１の通過セクター（１０）、 −コンテナーを積み重ねる区域のある貯蔵ヤード構造物
よりなる第２の貯蔵セクター（１２）、 −コンテナーをコンテナー到着・出発区域（１９）及び
セラー構造物（１３）のセルに出し入れ移送するための
第１の手段（１４、１８）、 −コンテナーをセラー構造物（１３）のセル及び貯蔵ヤ
ード構造物（１２）の区域に出し入れ移送するための第
２の手段（１５、１６、１７）を備える集積コンテナー
デポ（１０）。

【００４１】２．隣接したセル（１３）を有するセラー
構造物がセルの第一の壁（３６）とセルの第２の壁（３
７）とを備え、第１及び第２の壁はこれらの間に通路
（２９）を定めるように互いに向かい合っている第１の
面を有し、セルは通路上に開いている入り口開口を有
し、通路にはセルと通路との間のコンテナーの取扱い用
及び通路に沿ったコンテナーの輸送用の内部取扱い手段
（３０、３１）が設けられることを特徴とする実施態様
１に説明されたデポ。

【００４２】３．内部取扱い手段がセルの列に沿って走
行する頭上走行式クレーン（３１）とセルの積み重なり
と平行に走行する垂直方向エレベーター（３０）とを備
え、頭上走行式クレーンがコンテナーをセルに出し入れ
する手段を備えることを特徴とする実施態様２に説明さ
れたデポ。

【００４３】４．エレベーター（３０）が少なくも通路
（２９）の両端に配置されることを特徴とする実施態様
３に説明されたデポ。

【００４４】５．コンテナーをコンテナー到着・出発区
域とセラー構造物のセルとの間で移送するための第１の
手段が、２個の壁の一方（３６）の（対向面とは反対側
の）第２の面に沿って走行する第１の頭上走行式クレー
ン（２０）及びコンテナーをコンテナー到着・出発区域
と第１の頭上走行式クレーン（２０）との間で移送する
第１のクレーン（１８）を備え、第１の頭上走行式クレ
ーンは前記第２の面に開口しているセルにコンテナーを
出し入れするための手段を有すことを特徴とする実施態
様２に説明されたデポ。

【００４５】６．第１の頭上走行式クレーン（２０）
が、コンテナーを前記第２の面の開口セルに出し入れす
るための位置及びコンテナーを第１のクレーン（１８）
の手段により移送させるための位置の間でコンテナーを
回転させる手段を備えることを特徴とする実施態様５に
説明されたデポ。

【００４６】７．第１のクレーンが埠頭クレーン（１
８）であり、そして第１のコンテナー到着・出発区域が
コンテナー船の繋船埠頭であることを特徴とする実施態
様５に説明されたデポ。

【００４７】８．コンテナーをセラー構造物のセルと貯
蔵ヤード構造物の区域との間で出し入れ移送するための
第２の手段は、２個の壁の他方（３７）の（対向面とは
反対側の）第２の面に沿って走行する第２の頭上走行式
クレーン（２１）、及びコンテナーの第２の頭上走行式
クレーンへの出し入れ輸送用の第２のクレーン（２
２）、及びコンテナーのコンテナー貯蔵ヤードへの出し
入れ移送用の第２のクレーン（２２）を備え、第２の頭
上走行式クレーンは２個の壁の前記他方の前記第２の面
に開口しているセルにコンテナーを出し入れするための
手段を有すことを特徴とする実施態様２に説明されたデ
ポ。

【００４８】９．第２の頭上走行式クレーン（２１）
が、コンテナーを前記第２の面に開口しているセルに出
し入れするための位置及びコンテナーを第２のクレーン
（２２）の手段により移送させるための位置の間でコン
テナーを回転させる手段を備えることを特徴とする実施
態様８に説明されたデポ。

【００４９】１０．前記輸送の手段が、走路（１６）に
沿って走行する自動シャトル（２３）、及び走路に沿っ
て走行するシャトルと貯蔵ヤードとの間でコンテナーを
出し入れ移送をするための貯蔵ヤードクレーン（２５）
を備えることを特徴とする実施態様８に説明されたデ
ポ。

【００５０】１１．走路（１６）が少なくも１個の環状
部分を備え、環状通路の１部分が第２のクレーン（２
２）の近くを通り別の部分が貯蔵ヤードクレーン（２
５）の近くを通ることを特徴とする実施態様１０に説明
されたデポ。

【００５１】１２．２箇所の部分の第１がセルの列と平
行であり、第２が貯蔵ヤードの一方の側と平行であるこ
とを特徴とする実施態様１１に説明されたデポ。

【００５２】１３．第２のクレーン（２２）も第２の頭
上走行式クレーン（２１）及び例えば貨物自動車又は鉄
道車両のようなコンテナー用の輸送手段（３５）の通過
のための予定位置に近ずいたり離れたり動き得ることを
特徴とする実施態様８に説明されたデポ。

【００５３】１４．内部取扱い手段（３０、３１）が、
コンテナー用の輸送の手段（３４）の通過のためにあら
かじめ配置された通路の端部のターミナル区域（３２）
に達し得ることを特徴とする実施態様２に説明されたデ
ポ。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による貯蔵用構造物の図式的な斜視図を
示す。

【図２】図１の構造物の図式的な部分的平面図を示す。

【図３】図１の構造物の部分的に切り取られた側面図を
示す。

【符号の説明】

１０ 貯蔵設備 １１ 第１の通過セクター １２ 第２の貯蔵セクター １３ セラー構造 １４ 出し入れ手段 １５ 出し入れ手段 １７ コンテナー取扱い手段

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 −コンテナーを受け入れるように設計さ
   れたセルの垂直方向及び水平方向の列を形成するように
   互いに積み重ねられ隣接させられたセルを有するセラー
   構造物のある第１の通過セクター、 −コンテナーを積み重ねる区域のある貯蔵ヤード構造物
   よりなる第２の貯蔵セクター、 −コンテナーをコンテナー到着・出発区域及びセラー構
   造物のセルに出し入れ移送するための第１の手段、 −コンテナーをセラー構造物のセル及び貯蔵ヤード構造
   物の区域に出し入れ移送するための第２の手段、を備え
   る集積コンテナーデポ。