JPH1045258A - パレット輸送船 - Google Patents

パレット輸送船

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JPH1045258A
JPH1045258A JP22191396A JP22191396A JPH1045258A JP H1045258 A JPH1045258 A JP H1045258A JP 22191396 A JP22191396 A JP 22191396A JP 22191396 A JP22191396 A JP 22191396A JP H1045258 A JPH1045258 A JP H1045258A
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JP
Japan
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cargo
ship
car floor
loaded
actuator
Prior art date
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Pending
Application number
JP22191396A
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English (en)
Inventor
Tomoji Suminaka
友治 住中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Emoto Kaisouten Kk
Original Assignee
Emoto Kaisouten Kk
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】荷役時間を大幅に短縮するとともに、安定して
貨物の積卸しをする。 【解決手段】貨物10を船内に積み込むとき、横行フレ
−ム6を舷側から船外まで送り出してから横行フレ−ム
6の先端に設けられたアクチュエ−タ7を伸長させてか
ご床8を岸壁まで下降させる。かご床8が岸壁まで下降
したら貨物10をかご床に移載し、アクチュエ−タ7を
引き込め、貨物10を搭載したかご床8を上昇させ、横
行フレ−ム6を船内方向に引き戻して貨物を搭載したか
ご床8を初期位置に戻す。その後、再びアクチュエ−タ
7を伸長させ、貨物10を搭載したかご床8を所定のフ
ロア−まで下降させて、かご床8に搭載している貨物1
0を船内に移載する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は段ボ−ル,木箱,
袋類,缶などの容器類に納めた包装貨物をパレットに搭
載して輸送するパレット輸送船、特に荷役作業の高効率
化と積荷の保全に関するものである。
【0002】
【従来の技術】段ボ−ルや木箱等の容器に納めた包装貨
物を船舶で輸送する場合、パレッタイズした貨物や貨物
を収納したコンテナを船舶に搭載したデリック装置や岸
壁に設置されたコンテナクレ−ン等を使用して船舶に積
込んだり荷降したりして、荷役作業を円滑に推進して作
業者の安全と貨物の損傷防止を図るとともに荷役時間を
短縮するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにパレッタ
イズした貨物のカ−ゴスリングをフックに掛けて船外か
ら船内あるいは船内から船外に移動しているときに、作
業者の揚貨装置の取扱技術の拙劣や装置及び装具類の不
備により貨物が破損したり、手かぎ等不適当な用具の使
用により包装が損傷するなどの危険性がある。また、パ
レッタイズした貨物を個々に吊り上げて移動するため、
積込みや積卸しに多くの時間を要した。
【0004】コンテナを利用した場合には、積込みや積
卸しの時間は短縮できるが、コンテナ内に貨物を収納す
るときに貨物を適切に積み付ける必要があり、コンテナ
内に貨物を収納するときに多くの時間を要した。
【0005】この発明はかかる短所を解消するためにな
されたものであり、荷役時間を大幅に短縮するととも
に、安定して貨物の積卸しをするとともに積荷の保全と
安定した輸送をすることができるパレット輸送船を得る
ことを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るパレット
輸送船は、船内を上下に多段層構造とし、上甲板に立設
された複数の支柱の上端部に設けられた架台に取り付け
られ舷側から船外まで伸縮する横行フレ−ムと、横行フ
レ−ムの先端部下面に取り付けられ上下方向に伸縮自在
なアクチュエ−タと、アクチュエ−タの先端に取り付け
られたかご床と、上甲板に立設された支柱間に設けられ
船内の各甲板を上下方向に貫通する搬送路と、各甲板の
搬送路に沿って設けられた船内移送用コンベヤとを備え
たことを特徴とする。上記アクチュエ−タは多段の油圧
シリンダを有する。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明のパレット輸送船は船内
を上下に複数のフロア−を有する多段層構造にする。パ
レット輸送船の上甲板には1又は複数のスタッカクレ−
ン式の搬送装置を有する。搬送装置は上甲板に立設され
た複数の支柱の上端部に設けられた架台に取り付けられ
舷側から船外まで伸縮する横行フレ−ムと、横行フレ−
ムの先端部下面に取り付けられ、多段の油圧シリンダに
より上下方向に伸縮自在なアクチュエ−タと、アクチュ
エ−タの先端に取り付けられたかご床と、横行フレ−ム
やアクチュエ−タを駆動する油圧ユニットを有する。
【0008】そして貨物を船内に積み込むときは、横行
フレ−ムを舷側から船外まで送り出してから横行フレ−
ムの先端に設けられたアクチュエ−タを伸長させてかご
床を岸壁まで下降させる。かご床が岸壁まで下降したら
貨物をかご床に移載する。かご床に貨物が移載したらア
クチュエ−タを引き込め、貨物を搭載したかご床を上昇
させ、横行フレ−ムを船内方向に引き戻して貨物を搭載
したかご床を初期位置に戻す。その後、再びアクチュエ
−タを伸長させ、貨物を搭載したかご床を所定のフロア
−まで下降させて、かご床に搭載している貨物を船内に
移載する。
【0009】このように貨物を船内に積み込んでいると
きに、載貨重量の変動や潮位の干満により岸壁から上甲
板までの高さが変動しても、かご床を下降,上昇させる
アクチュエ−タは船内の下甲板まで下降でき、かつアク
チュエ−タは油圧シリンダで駆動するから、かご床を任
意の位置に停止させることができ、岸壁から上甲板の高
さの変動に影響されずにかご床を岸壁まで下降させるこ
とができる。
【0010】
【実施例】図1,図2はこの発明の一実施例のパレット
輸送船を示し、図1は斜視図、図2は平面図である。図
に示すように、パレット輸送船1は上甲板3aに1又は
複数のスタッカクレ−ン式の搬送装置2を有する。搬送
装置2は、図3の正面断面図と図4の側面断面図に示す
ように、上甲板3に立設された複数、例えば4本の支柱
4の上端部に設けられた架台5に取り付けられ舷側から
船外まで伸縮する横行フレ−ム6と、横行フレ−ム6の
先端部下面に取り付けられ、多段の油圧シリンダからな
り上下方向に伸縮自在な4本のアクチュエ−タ7と、ア
クチュエ−タ7の先端に取り付けられたかご床8と、横
行フレ−ム6やアクチュエ−タ7を駆動する油圧ユニッ
ト9を有する。
【0011】このパレット輸送船1は船内を上下に多段
層、例えば2層構造とし、中甲板3bと下甲板3cにパ
レッタイズした貨物10を積み重ねて輸送する。上甲板
3aに立設された支柱4間の上甲板3aと中甲板3bに
はかご床8が通る開口部11が設けられ、上下方向に貫
通する搬送路12を形成している。中甲板3bと下甲板
3cには、図5の平面図に示すように、各搬送路12に
沿って船内移送用コンベヤ13が設けられている。また
中甲板3bと下甲板3cには、図6の断面図に示すよう
に、左右方向に複数の固定仕切壁14と、固定仕切壁1
4に取り付けられた可動仕切壁15を有する。可動仕切
壁15は、図7の斜視図に示すように、例えば油圧で作
動する平行クランク機構又は油圧ジャッキにより作動す
る可動仕切壁移動装置16を有し、可動仕切壁移動装置
16により固定仕切壁14と可動仕切壁15の間隔が可
変できるようになっている。
【0012】上記のように構成されたパレット輸送船1
に陸上の岸壁から貨物を積み込むときの動作を説明す
る。
【0013】貨物10を船内に積み込むときは、図3に
示すように、搬送装置2の横行フレ−ム6を初期位置か
ら船外まで送り出す。横行フレ−ム6が前進端まで送り
出されたら横行フレ−ム6の先端に設けられたアクチュ
エ−タ7を伸長させてかご床8を岸壁21まで下降させ
る。かご床8が岸壁21まで下降したら、岸壁21上に
かご床8に沿って船外コンベヤヤ22を配置する。この
状態で積荷するため例えば平パレットに積み重ねてパレ
ッタイズした貨物10を陸上のフォ−クリフトにより搬
送して船外コンベヤ22に搭載する。その後、船外コン
ベヤ22をかご床8側に駆動し、搭載された貨物10を
かご床8まで搬送して移載する。かご床8に所定量の貨
物10が移載されると、アクチュエ−タ7を引き込め、
貨物10を搭載したかご床8を上昇端すなわち舷側より
上の位置まで上昇させる。かご床8が上昇したことを確
認したら横行フレ−ム6を船内方向に引き戻し、貨物1
0を搭載したかご床8を初期位置に戻す。その後、再び
アクチュエ−タ7を伸長させ、図4に示すように、貨物
10を搭載したかご床8を上甲板3aの開口部11を通
って所定のフロア−例えば下甲板3cまで下降させる。
かご床8が下甲板3cまで下降したことを確認したら、
かご床8に搭載している貨物10をかご床8の搬送路1
2に沿って設けた船内移送用コンベヤ13に移載する。
かご床8に搭載している貨物10を船内移送用コンベヤ
13に移載したことを確認したら、再びアクチュエ−タ
7を引き込め、かご床8を上昇させて初期位置に戻す。
その後、横行フレ−ム6を船外側に移動して、貨物10
の積込作業を繰り返す。
【0014】一方、船内では船内移送用コンベヤ13に
移載した貨物10を船内にあるフォ−クリフトで所定の
位置まで運搬して積み付ける。この貨物10を積付ける
ときに、可動仕切壁移動装置16を縮めて可動仕切壁1
5を引き込めておき、フォ−クリフトの移動範囲を拡大
して積付けが容易にできるようにしておく。そして、上
記のように貨物10の積込作業を繰り返して、図6に示
すように所定の位置に所定個数の貨物10の積付けが終
了したら、可動仕切壁移動装置16を張り出して可動仕
切壁14を前進させて積付けた貨物10を固定し、運航
中の貨物が移動して荷崩れすることを防ぐ。
【0015】船内に積付けた貨物10を船外に荷降しす
るときは、上記積込の場合と逆の工程でかご床8を移動
しながら各フロア−に積付けた貨物10を荷降する。こ
のようにして貨物10を岸壁21から船内に積み込んだ
り、船内から岸壁21に荷降するときに、載貨重量の変
動や潮位の干満により岸壁21から上甲板3aの高さが
変動しても、かご床8を下降,上昇させるアクチュエ−
タ7は下甲板3cまで下降でき、かつアクチュエ−タ7
は油圧シリンダで駆動するから、かご床8を任意の位置
に停止させることができ、岸壁21から上甲板3aの高
さの変動に影響されずにかご床8を岸壁21まで下降さ
せることができる。
【0016】なお、上記実施例はアクチュエ−タ7を多
段の油圧シリンダで構成した場合について説明したが、
図8に示すように、互いに嵌合する固定コラム17と複
数の中間コラム18及びかご床8を取り付けた先端コラ
ム19を有し、固定コラム17を取り付けた横行フレ−
ム6と先端コラム19の間を多段の油圧シリンダ20で
連結するようにしても良い。
【0017】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、貨物を
船内に積み込むときは、横行フレ−ムを舷側から船外ま
で送り出してから横行フレ−ムの先端に設けられたアク
チュエ−タを伸長させてかご床を岸壁まで下降させて貨
物をかご床に移載し、かご床に貨物が移載したらアクチ
ュエ−タを引き込め、貨物を搭載したかご床を上昇させ
てから横行フレ−ムを船内方向に引き戻して貨物を搭載
したかご床を初期位置に戻し、再びアクチュエ−タを伸
長させ、貨物を搭載したかご床を所定のフロア−まで下
降させて、かご床に搭載している貨物を船内に移載する
ようにしたから、パレッタイズした貨物を吊り下げて船
内に搬入する必要がなく、短時間で安定して荷役作業を
行うことができる。
【0018】また、船内に設けた横行フレ−ムとアクチ
ュエ−タを駆動するだけで貨物を搬送するから、作業人
員を大幅に削減することができ、荷役作業費を低減する
ことができる。
【0019】さらに、貨物を岸壁から船内に積み込んだ
り、船内から岸壁に荷降するときに、載貨重量の変動や
潮位の干満により岸壁から上甲板の高さが変動しても、
かご床を下降,上昇させるアクチュエ−タは下甲板まで
下降でき、かつアクチュエ−タは油圧シリンダで駆動す
るから、かご床を任意の位置に停止させることができ、
載貨重量の変動や潮位の干満に影響されずにかご床を岸
壁まで下降させることができ、安定して貨物を陸上から
船内あるいは船内から陸上に移載することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例のパレット輸送船を示す斜視
図である。
【図2】上記パレット輸送船の平面図である。
【図3】搬送装置の構成を示す正面断面図である。
【図4】搬送装置の構成を示す側面断面図である。
【図5】下甲板の平面図である。
【図6】船内の貨物積載状態を示す断面図である。
【図7】可動仕切壁の構成を示す斜視図である。
【図8】他のアクチュエ−タを示す側面図である。
【符号の説明】
1 パレット輸送船 2 搬送装置 3a 上甲板 4 支柱 5 架台 6 横行フレ−ム 7 アクチュエ−タ 8 かご床 9 油圧ユニット 10 貨物 21 岸壁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船内を上下に多段層構造としたパレット
    輸送船において、 上甲板に立設された複数の支柱の上端部に設けられた架
    台に取り付けられ舷側から船外まで伸縮する横行フレ−
    ムと、横行フレ−ムの先端部下面に取り付けられ上下方
    向に伸縮自在なアクチュエ−タと、アクチュエ−タの先
    端に取り付けられたかご床と、上甲板に立設された支柱
    間に設けられ船内の各甲板を上下方向に貫通する搬送路
    と、各甲板の搬送路に沿って設けられた船内移送用コン
    ベヤとを備えたことを特徴とするパレット輸送船。
  2. 【請求項2】 上記アクチュエ−タは多段の油圧シリン
    ダを有する請求項1記載のパレット輸送船。
JP22191396A 1996-08-06 1996-08-06 パレット輸送船 Pending JPH1045258A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22191396A JPH1045258A (ja) 1996-08-06 1996-08-06 パレット輸送船

Applications Claiming Priority (1)

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JP22191396A JPH1045258A (ja) 1996-08-06 1996-08-06 パレット輸送船

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JPH1045258A true JPH1045258A (ja) 1998-02-17

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ID=16774128

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JP22191396A Pending JPH1045258A (ja) 1996-08-06 1996-08-06 パレット輸送船

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JP (1) JPH1045258A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101350173B1 (ko) * 2012-11-26 2014-01-10 삼성중공업 주식회사 연료 공급선
KR20170039362A (ko) * 2015-10-01 2017-04-11 대우조선해양 주식회사 시추선의 스러스터 구조

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101350173B1 (ko) * 2012-11-26 2014-01-10 삼성중공업 주식회사 연료 공급선
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