JPH0939881A - パレット輸送船 - Google Patents

パレット輸送船

Info

Publication number
JPH0939881A
JPH0939881A JP20929695A JP20929695A JPH0939881A JP H0939881 A JPH0939881 A JP H0939881A JP 20929695 A JP20929695 A JP 20929695A JP 20929695 A JP20929695 A JP 20929695A JP H0939881 A JPH0939881 A JP H0939881A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cargo
conveyor
ship
elevator
outboard
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20929695A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoji Suminaka
友治 住中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ENOMOTO KAISOUTEN KK
Original Assignee
ENOMOTO KAISOUTEN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ENOMOTO KAISOUTEN KK filed Critical ENOMOTO KAISOUTEN KK
Priority to JP20929695A priority Critical patent/JPH0939881A/ja
Publication of JPH0939881A publication Critical patent/JPH0939881A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ship Loading And Unloading (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】荷役時にパレッタイズした貨物が破損したり多
くの荷役時間を要した。この荷役時間を大幅に短縮する
とともに安定して貨物の積込や積卸しをする。 【解決手段】貨物を船内に積み込むとき、舷側の一部に
設けたサイドポ−トハッチ4を回動して載貨口5を開
く。貨物エレベ−タ6側に装着してあった船外コンベヤ
12で岸壁18と貨物エレベ−タ6とを連結する。パレ
ッタイズした貨物3を船外コンベヤ12で貨物エレベ−
タ6に移載する。貨物エレベ−タ6をフロア−2cまで
移動し、搬送した貨物3を船内コンベヤ14cに移載す
る。この貨物3を船内にあるフォ−クリフト19で所定
の位置まで移送して積み付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は段ボ−ル,木箱,
袋類,缶などの容器類に納めた包装貨物をパレットに搭
載して輸送するパレット輸送船、特に荷役作業の高効率
化と積荷の保全に関するものである。
【0002】
【従来の技術】段ボ−ルや木箱等の容器に納めた包装貨
物を船舶で輸送する場合、パレッタイズした貨物や貨物
を収納したコンテナを船舶に搭載したデリック装置や岸
壁に設置されたコンテナクレ−ン等を使用して船舶に積
込んだり積卸したりして、荷役作業を円滑に推進して作
業者の安全と貨物の損傷防止を図るとともに荷役時間を
短縮するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにパレッタ
イズした貨物のカ−ゴスリングをフックに掛けて船外か
ら船内あるいは船内から船外に移動しているときに、作
業者の揚貨装置の取扱技術の拙劣や装置及び装具類の不
備により貨物が破損したり、手かぎ等不適当な用具の使
用により包装が損傷するなどの危険性がある。また、パ
レッタイズした貨物を個々に吊り上げて移動するため、
積込みや積卸しに多くの時間を要した。
【0004】コンテナを利用した場合には、積込みや積
卸しの時間は短縮できるが、コンテナ内に貨物を収納す
るときに貨物を適切に積み付ける必要があり、コンテナ
内に貨物を収納するときに多くの時間を要した。
【0005】この発明はかかる短所を解消するためにな
されたものであり、荷役時間を大幅に短縮するととも
に、安定して貨物の積込や積卸しをするとともに積荷の
保全と安定した輸送をすることができるパレット輸送船
を得ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るパレット
輸送船は、船内を上下に多段層構造とし、舷側に設けら
れ開閉するサイドポ−トハッチを有する載貨口と、載貨
口の近傍に設けられ、かご床にコンベヤを有する貨物エ
レベ−タと、貨物エレベ−タの載貨口側に上下方向に回
動自在に設けられた船内外間移送用コンベヤと、貨物エ
レベ−タの載貨口と反対側の船内の各フロア−に設けら
れた船内移送用コンベヤとを備えたことを特徴とする。
【0007】上記船内外間移送用コンベヤに設けられ陸
上との間隔を検出する位置センサと、位置センサからの
信号により船内外間移送用コンベヤを昇降させるコンベ
ヤ昇降装置とを有することが好ましい。
【0008】船内の各フロア−の左右方向に複数の仕切
壁を設け、相対する仕切壁のうち一方の仕切壁を固定仕
切壁とし、他方の仕切壁を固定仕切壁の方向に可動する
可動仕切壁にすると良い。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明のパレット輸送船は船内
を上下に複数のフロア−を有する多段層構造にする。舷
側には舷側の一部を例えば上下方向に回動して開閉する
サイドポ−トハッチを有する載貨口を設け、載貨口の近
傍に貨物エレベ−タを設置する。貨物エレベ−タのかご
床にはコンベヤが設けられ、載貨口側には船内外間移送
用コンベヤが上下方向に回動自在に設け、貨物エレベ−
タの載貨口と反対側の船内の各フロア−にはそれぞれ船
内移送用コンベヤを設けておく。
【0010】そして貨物を船内に積み込むときは、サイ
ドポ−トハッチを上方向に回動して載貨口を開き、船内
外間移送用コンベヤを回動して船内外間移送用コンベヤ
で船内と陸上を連結する。この状態で積荷するためパレ
ッタイズした貨物を陸上のフォ−クリフトにより搬送し
て船内外間移送用コンベヤに搭載する。船内外間移送用
コンベヤに搭載された貨物は船内外間移送用コンベヤに
より搬送して貨物エレベ−タに移載する。貨物エレベ−
タに搭載された貨物は貨物エレベ−タの上下移動により
あらかじめ定められた所定のフロア−に送られ、船内移
送用コンベヤに移載して、所定のフロア−に排出する。
所定のフロア−に排出された貨物はフォ−クリフトやス
タッカクレ−ンで積付け位置に移送して積み付ける。
【0011】このように貨物を船内に積み込んでいると
きに、載貨重量や潮位の変化により船内外間移送用コン
ベヤと陸上との間隔が変化して貨物をフォ−クリフトか
ら船内外間移送用コンベヤに移載できなくなる。そこで
船内外間移送用コンベヤに設けた位置センサで陸上との
間隔を検出し、検出した間隔が所定間隔になるように船
外コンベヤ昇降装置で船内外間移送用コンベヤを昇降さ
せて、船内外間移送用コンベヤと陸上との間隔を一定に
保持する。
【0012】また、船内に積付けた貨物の左右方向の荷
動きを防止するために、船内の各フロア−の左右方向に
相対する固定仕切壁と可動仕切壁を設け、船内荷役をす
るときは可動仕切壁を固定仕切壁と反対方向に移動して
フォ−クリフトの移動範囲を拡大し、運航しているとき
は可動仕切壁を固定仕切壁の方に移動して、積付けた貨
物を固定する。
【0013】
【実施例】図1,図2はこの発明の一実施例の構成を示
し、図1は断面図、図2は一部を裁断して示した構成図
である。図に示すように、パレット輸送船1は船内を上
下に多段層例えば3層構造とし、各フロア−2a,2
b,2cにパレッタイズした貨物3を積み重ねて輸送す
るものであり、舷側には図3の斜視図に示すように、舷
側の上端部を基準にして上下方向に回動して開閉するサ
イドポ−トハッチ4を有する載貨口5が設けられてい
る。載貨口5の近傍の船内には貨物エレベ−タ6が設け
られている。貨物エレベ−タ6の上下方向に移動するか
ご枠7のかご床8には図4の構成図に示すようにコンベ
ヤ9を有する。貨物エレベ−タ6の載貨口5側には船外
コンベヤ昇降モ−タ10により上下方向に移動するコン
ベヤ昇降機構部11が設けられ、コンベヤ昇降機構部1
1に船内外間移送用コンベヤ(以下、船外コンベヤとい
う)12が上下方向に回動自在に取付けられている。船
外コンベヤ12の先端部には船外コンベヤ12と陸上の
岸壁や桟橋との間隔を検出する位置センサ13が設けら
れている。また、貨物エレベ−タ6の載貨口5と反対側
の船内の各フロア−2a,2b,2cには船内移送用コ
ンベヤ(以下、船内コンベヤという)14a,14b,
14cが設けられている。
【0014】図5は上記のように構成された貨物エレベ
−タ6と船外コンベヤ12と船内コンベヤ14a〜14
cの駆動を制御する制御装置の構成を示すブロック図で
ある。主制御装置21は貨物エレベ−タ6の昇降を制御
する。貨物エレベ−タ6のかご床8に設けられたコンベ
ヤ9には荷役をする貨物3の有無を検知する貨物検知セ
ンサ22と各フロア−2a〜2cの位置を検知するフロ
ア−位置検知センサ23と船外コンベヤ12の位置を検
知する船外コンベヤ検知センサ24とを有し、エレベ−
タ用コンベヤ駆動制御装置25は貨物検知センサ22と
フロア−位置検知センサ23と船外コンベヤ検知センサ
24からの検知信号及び主制御装置21からの制御信号
によりコンベヤ9の駆動モ−タ26を制御する。船外コ
ンベヤ12には位置センサ13の他に船外側貨物検知セ
ンサ27と船内側貨物検知センサ28を有し、船外コン
ベヤ駆動制御装置29は船外側貨物検知センサ27と船
内側貨物検知センサ28からの検知信号と主制御装置2
1からの制御信号により船外コンベヤ12の駆動モ−タ
30を制御する。船外コンベヤ位置制御装置31は船外
コンベヤ12に設けた位置検知センサ13からの信号に
より船外コンベヤ昇降モ−タ10を駆動して船外コンベ
ヤ12の上下方向の位置を制御する。各フロア−2a〜
2cに設けた船内コンベヤ14a〜14cにはそれぞれ
エレベ−タ側貨物検知センサ32とフロア−側貨物検知
センサ33が設けられ、船内コンベヤ駆動制御装置34
はエレベ−タ側貨物検知センサ32とフロア−側貨物検
知センサ33からの検知信号と主制御装置21からの制
御信号により船内コンベヤ14a〜14cの各駆動モ−
タ35を制御する。
【0015】船内の各フロア−2a〜2cには、図6の
断面図に示すように、左右方向に複数の仕切壁15,1
6を設け、相対する仕切壁15,16のうち一方を固定
仕切壁15とし、他方を固定仕切壁15の方向に可動す
る可動仕切壁16としている。可動仕切壁16は、図7
の斜視図に示すように、例えば油圧で作動する平行クラ
ンク機構を有する可動仕切壁移動装置17を有し、可動
仕切壁移動装置17により固定仕切壁15と可動仕切壁
16の間隔を可変する。
【0016】上記のように構成されたパレット輸送船1
に陸上の岸壁から貨物を積み込むときの動作を図2を参
照して説明する。
【0017】貨物を船内に積み込むとき、主制御装置2
1はサイドポ−トハッチ4を上方向に回動して載貨口5
を開く。この状態で貨物エレベ−タ6側に装着してあっ
た船外コンベヤ12を下方に回動して陸上の岸壁18と
貨物エレベ−タ6とを連結する。このように船外コンベ
ヤ12で陸上の岸壁18と貨物エレベ−タ6とを連結し
たときに、船外コンベヤ12に設けた位置センサ13で
岸壁18までの間隔を検出し、検出した間隔が所定間隔
になるように船外コンベヤ昇降モ−タ10でコンベヤ昇
降機構部11を昇降させて船外コンベヤ12と岸壁18
との間隔を一定に保持する。この船外コンベヤ12と岸
壁18との間隔は荷役作業しているときに常時検出して
載貨重量や潮位の変化があっても船外コンベヤ12と岸
壁18との間隔が一定になるようにして、荷役作業が中
断することを防ぐ。
【0018】船外コンベヤ12で岸壁18と貨物エレベ
−タ6とを連結した後、主制御装置21は貨物エレベ−
タ6のかご枠7を移動してかご床8を船外コンベヤ12
の位置に停止させ、船外コンベヤ駆動制御装置29に貨
物3の積込信号を送る。この状態で積荷するため例えば
平パレットに積み重ねてパレッタイズした貨物3を陸上
のフォ−クリフト19により搬送して船外コンベヤ12
に搭載する。船外コンベヤ駆動制御装置29は主制御装
置21から貨物の積込信号が入力しているときに船外側
貨物検知センサ27から貨物3が搭載されたことを示す
信号を受けると、船外コンベヤ12を貨物エレベ−タ6
側に駆動し、搭載された貨物3を貨物エレベ−タ6まで
搬送して移載する。そして船内側貨物検知センサ28で
貨物3が貨物エレベ−タ6に移載したことを検知する
と、船外コンベヤ駆動制御装置29は船外コンベヤ12
の駆動を停止して待機状態に入り、次の貨物が搭載され
るのを待つ。
【0019】貨物エレベ−タ6に貨物3が搭載されたこ
とをかご床8のコンベヤ9に設けた貨物検知センサ22
で検知すると主制御装置21は所定のフロア−例えばフ
ロア−2cの位置まで貨物エレベ−タ6を移動し、エレ
ベ−タ用コンベヤ駆動制御装置25とフロア−2cの船
内コンベヤ駆動制御装置34cに貨物の積込信号を送
る。エレベ−タ用コンベヤ駆動制御装置25は主制御装
置21から貨物の積込信号が入力しているときに、貨物
エレベ−タ6がフロア−2cの位置まで移動してフロア
−位置検知センサ23でフロア−2cを検出するとコン
ベヤ9をフロア−側に駆動して、搭載している貨物3を
船内コンベヤ14cに移載する。この貨物3を船内コン
ベヤ14cに移載したことを貨物検知センサ22で検知
するとエレベ−タ用コンベヤ駆動制御装置25はコンベ
ヤの駆動を停止し、主制御装置21は貨物エレベ−タ6
を船外コンベヤ12の位置まで移動して、船外コンベヤ
12に貨物の積込信号を送る。
【0020】一方、船内コンベヤ駆動制御装置34cは
主制御装置21から貨物の積込信号が入力しているとき
に、エレベ−タ側貨物検知センサ32cで貨物3が搭載
されたことを検知すると、船内コンベヤ14cをフロア
−側に駆動して貨物3を搬送し、船内コンベヤ14cの
フロア側の端部まで搬送したことをフロア−側貨物検知
センサ33cで検出したら船内コンベヤ14cの駆動を
停止させる。この貨物3を船内にあるフォ−クリフト1
9で所定の位置まで移送して積み付ける。この貨物3を
積付けるときに、可動仕切壁16を固定仕切壁15と反
対方向に移動しておき、フォ−クリフト19の移動範囲
を拡大して積付けが容易にできるようにしておく。
【0021】上記貨物3の積込作業を繰り返して、図8
の斜視図に示すように所定の位置に所定個数の貨物3の
積付けが終了したら、可動仕切壁16を固定仕切壁15
の方に移動して、積付けた貨物3を固定し、運航中の貨
物が移動して荷崩れすることを防ぐ。その後、可動仕切
壁16を固定仕切壁15で固定した貨物3の前面又は後
面に図9に示すようにL字状の固定具20を配置してか
ら積み込まれる貨物3を積付ける。このように可動仕切
壁16と固定仕切壁15で左右方向の荷動きを防止し、
L字状の固定具20で前後方向の荷動きを防止するか
ら、安定して輸送することができる。
【0022】このようにして貨物3を積み込んでから所
定の港まで輸送して例えばフロア−2cにある貨物3を
荷卸しするときは、船内のフォ−クリフト19で貨物3
を船内コンベヤ14cに移載する。船内コンベヤ駆動制
御装置34cは貨物エレベ−タ6がフロア−2cに停止
して主制御装置21から貨物の積卸信号が入力されてい
るときに、フロア−側貨物検知センサ33cで貨物3が
搭載されたことを検知すると、船内コンベヤ14cを貨
物エレベ−タ6側に駆動して貨物3を搬送し、貨物エレ
ベ−タ6のコンベヤ9に移載する。そして貨物エレベ−
タ6に貨物3を移載したことをエレベ−タ側貨物検知セ
ンサ32cで検出したら船内コンベヤ14cの駆動を停
止させる。
【0023】貨物エレベ−タ6は貨物3が搭載されたこ
とをかご床8のコンベヤ9に設けた貨物検知センサ22
で検知すると主制御装置21は船外コンベヤ12の位置
まで貨物エレベ−タ6を移動し、船外コンベヤ駆動制御
装置29に積卸信号を送る。エレベ−タ用コンベヤ駆動
制御装置25は主制御装置21から貨物の積卸信号が入
力しているときに、船外コンベヤ検知センサ24で船外
コンベヤ12を検出するとコンベヤ9を船外コンベヤ1
2側に駆動して、搭載している貨物3を船外コンベヤ1
2に移載する。この貨物3を船外コンベヤ12に移載し
たことを貨物検知センサ22で検知するとエレベ−タ用
コンベヤ駆動制御装置25はコンベヤ9の駆動を停止
し、主制御装置21は貨物エレベ−タ6をフロア−2c
の位置まで移動して、船内コンベヤ駆動制御装置34c
に貨物の積卸信号を送る。
【0024】船外コンベヤ駆動制御装置29は主制御装
置21から貨物の積卸信号が入力しているときに船内側
貨物検知センサ28から貨物3が搭載されたことを示す
信号を受けると、船外コンベヤ12を岸壁18側に駆動
し、搭載された貨物3を搬送する。そして船外側貨物検
知センサ27で貨物3が船外コンベヤ12の岸壁18側
端部まで搬送されたことを検知すると船外コンベヤ12
の駆動を停止する。この船外コンベヤ12に搭載されて
いる貨物3を陸上のフォ−クリフト19で所定の位置ま
で搬送する。
【0025】この処理を各フロア−2a〜2cに積付け
ている貨物3を順次繰り返して荷降しする。
【0026】なお、上記実施例は船内の各フロア−2
a,2b,2cにパレッタイズした貨物3を直接積み重
ねる場合について説明したが、船内の各フロア−2a,
2b,2cに多段層のドライブインラックや流動ラック
を設け、フォ−クリフトスタッカクレ−ンを使用して貨
物を移送してドライブインラックや流動ラックに搭載す
るようにしても良い。このようにラック構造にすること
により、積重ね加重による損傷を防止することができる
とともに、多様な荷姿の貨物を混載することができる。
【0027】また、上記実施例は舷側に設けたサイドポ
−トハッチ4を上下方向に回動して開閉する場合につい
て説明したが、サイドポ−トハッチ4をスイング方式,
観音扉方式,スライド方式で開閉するようにしても良
い。
【0028】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、船内を
上下に複数のフロア−を有する多段層構造にし、舷側に
は開閉するサイドポ−トハッチを有する載貨口を設け、
載貨口の近傍にかご床にはコンベヤが設けられた貨物エ
レベ−タを設置し、貨物を船内に積み込むときは、パレ
ッタイズした貨物を船内外間移送用コンベヤにより搬送
して貨物エレベ−タに移載し、貨物エレベ−タに搭載さ
れた貨物を貨物エレベ−タによりあらかじめ定められた
所定のフロア−に送り、船内移送用コンベヤに移載して
所定のフロア−に排出するようにしたから、パレッタイ
ズした貨物を吊り下げて船内に搬入する必要がなく、短
時間で安定して荷役作業を行うことができる。
【0029】また、船内に設けた船内外間移送用コンベ
ヤと貨物エレベ−タ及び船内移送用コンベヤで自動的に
貨物を搬送するから、作業人員を大幅に削減することが
できでき、荷役作業費を低減することができる。
【0030】さらに、パレッタイズした貨物を何ら加工
せずにそのまま搬送することができるから荷痛みを防止
することができるとともに貨物の保全を確実に行うこと
ができる。
【0031】また、貨物を船内に積み込んでいるとき
に、船内外間移送用コンベヤに設けた位置センサで陸上
との間隔を検出し、検出した間隔が所定間隔になるよう
にコンベヤ昇降装置で船内外間移送用コンベヤを昇降さ
せて、船内外間移送用コンベヤと陸上との間隔を一定に
保持するようにしたから、載貨重量や潮位の変化により
船内外間移送用コンベヤと陸上との間隔が変化しても安
定して貨物を陸上から船内あるいは船内から陸上に移載
することができる。
【0032】また、船内に積付けた貨物の左右方向の荷
動きを防止するために、船内の各フロア−の左右方向に
相対する固定仕切壁と可動仕切壁を設け、船内荷役をす
るときは可動仕切壁を固定仕切壁と反対方向に移動して
フォ−クリフトの移動範囲を拡大し、運航しているとき
は可動仕切壁を固定仕切壁の方に移動して、積付けた貨
物を固定することにより、貨物の積付作業を容易に行う
ことができるとともに安定して運航を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の構成を示す断面図である。
【図2】上記実施例の一部を裁断して示した構成図であ
る。
【図3】上記実施例を示す斜視図である。
【図4】上記実施例の貨物エレベ−タと船外コンベヤの
構成図である。
【図5】上記実施例の制御装置の構成を示すブロック図
である。
【図6】上記実施例の船内の断面図である。
【図7】可動仕切壁の構成を示す斜視図である。
【図8】船内における左右方向の貨物の積付状態を示す
斜視図である。
【図9】船内における前後方向の貨物の積付状態を示す
配置図である。
【符号の説明】
1 パレット輸送船 2 フロア− 3 貨物 4 サイドポ−トハッチ 5 載貨口 6 貨物エレベ−タ 8 かご床 9 コンベヤ 10 船外コンベヤ昇降モ−タ 11 コンベヤ昇降機構部 12 船内外間移送用コンベヤ(船外コンベヤ) 13 位置センサ 14 船内移送用コンベヤ(船内コンベヤ) 15 固定仕切壁 16 可動仕切壁 17 可動仕切壁移動装置 20 固定具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船内を上下に多段層構造としたパレット
    輸送船であって、 舷側に設けられ開閉するサイドポ−トハッチを有する載
    貨口と、載貨口の近傍に設けられ、かご床にコンベヤを
    有する貨物エレベ−タと、貨物エレベ−タの載貨口側に
    上下方向に回動自在に設けられた船内外間移送用コンベ
    ヤと、貨物エレベ−タの載貨口と反対側の船内の各フロ
    ア−に設けられた船内移送用コンベヤとを備えたことを
    特徴とするパレット輸送船。
  2. 【請求項2】 上記船内外間移送用コンベヤに設けられ
    陸上との間隔を検出する位置センサと、位置センサから
    の信号により船内外間移送用コンベヤを昇降させるコン
    ベヤ昇降装置とを有する請求項1記載のパレット輸送
    船。
  3. 【請求項3】 船内の各フロア−の左右方向に複数の仕
    切壁を設け、相対する仕切壁のうち一方の仕切壁を固定
    仕切壁とし、他方の仕切壁を固定仕切壁の方向に可動す
    る可動仕切壁とした請求項1又は2記載のパレット輸送
    船。
JP20929695A 1995-07-26 1995-07-26 パレット輸送船 Pending JPH0939881A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20929695A JPH0939881A (ja) 1995-07-26 1995-07-26 パレット輸送船

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20929695A JPH0939881A (ja) 1995-07-26 1995-07-26 パレット輸送船

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0939881A true JPH0939881A (ja) 1997-02-10

Family

ID=16570605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20929695A Pending JPH0939881A (ja) 1995-07-26 1995-07-26 パレット輸送船

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0939881A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002293438A (ja) * 2001-03-29 2002-10-09 Kawasaki Steel Corp 物品の搬出方法その方法に使用する搬出用治具
JP2008528355A (ja) * 2005-01-21 2008-07-31 マクレガー (エスダブリューイー) アーベー 貨物船舶における貨物取扱装置及びシステム
DE202011108861U1 (de) 2011-12-12 2012-12-13 Schuster Engineering Gmbh Palette
CN105883330A (zh) * 2016-05-11 2016-08-24 河海大学 软包装袋装货物自动装车机及其装车方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49128482A (ja) * 1973-04-16 1974-12-09
JPH0550981A (ja) * 1991-08-23 1993-03-02 Kayaba Matsukuguregoo Nabiiles Kk 船舶の重量貨物搬出入装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49128482A (ja) * 1973-04-16 1974-12-09
JPH0550981A (ja) * 1991-08-23 1993-03-02 Kayaba Matsukuguregoo Nabiiles Kk 船舶の重量貨物搬出入装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002293438A (ja) * 2001-03-29 2002-10-09 Kawasaki Steel Corp 物品の搬出方法その方法に使用する搬出用治具
JP2008528355A (ja) * 2005-01-21 2008-07-31 マクレガー (エスダブリューイー) アーベー 貨物船舶における貨物取扱装置及びシステム
DE202011108861U1 (de) 2011-12-12 2012-12-13 Schuster Engineering Gmbh Palette
CN105883330A (zh) * 2016-05-11 2016-08-24 河海大学 软包装袋装货物自动装车机及其装车方法
CN105883330B (zh) * 2016-05-11 2018-01-30 河海大学 软包装袋装货物自动装车机及其装车方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
SG182672A1 (en) Device for coning and/or deconing a container and methods related thereto
KR101992800B1 (ko) 하역방법
US5915905A (en) System for loading and unloading cargo unit such as palletized cargo in cargo vessels
JP2006516014A (ja) ツイストロックを自動的に取り付け取り外しするための装置
CN1072176C (zh) 货物搬运系统
EP1843940B1 (en) Cargo handling arrangement and system on a cargo ship
JPH0939881A (ja) パレット輸送船
EP0528185B1 (en) Car storage apparatus for car carrier
KR20170126978A (ko) 화물 컨테이너
FI111157B (fi) Menetelmä ja sovitelma paperi-, kartonki- ja sellurullien lastaamiseksi kuljetusvälineeseen
JPH02193891A (ja) クレーン
JPH07215665A (ja) パレタイザーおよび空パレット供給装置
KR20020089306A (ko) 화물 하역/선적 방법 및 그 장치
US20050226713A1 (en) Process for handling cargo and cargo handling facility
TWI736853B (zh) 用於容器的收納和轉移裝置、包含該收納和轉移裝置的系統,以及用於收納容器的方法
AU2020267301A1 (en) An intermodal container and method of loading bulk material
JP3462513B2 (ja) 車両運搬船における車両格納装置
KR101992797B1 (ko) 하역장치
CN116424752B (zh) 托盘回收系统及方法
TWI848250B (zh) 可延伸散裝貨料轉運機結構
JPH1045258A (ja) パレット輸送船
CN111391980A (zh) 一种船舶货物补给系统
WO2021090428A1 (ja) ばら積み貨物の荷役方法
JP2540557B2 (ja) ティ―チング方式によるドラム缶搬送方法
JP2002037438A (ja) 自動搬送装置