JPH1037511A - コンテナ用シャーシ貯蔵装置 - Google Patents

コンテナ用シャーシ貯蔵装置

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JPH1037511A
JPH1037511A JP20046596A JP20046596A JPH1037511A JP H1037511 A JPH1037511 A JP H1037511A JP 20046596 A JP20046596 A JP 20046596A JP 20046596 A JP20046596 A JP 20046596A JP H1037511 A JPH1037511 A JP H1037511A
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JP
Japan
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pallet
elevator
pit
slide mechanism
entrance
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP20046596A
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English (en)
Inventor
Akira Kawase
晃 川瀬
Hiroo Kondo
弘雄 近藤
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 限られたスペースに多数のシャーシを保管で
き、且つ所望のシャーシを格納庫に効率よく入出庫し
得、省スペース化を図り得るコンテナ用シャーシ貯蔵装
置を提供する。 【解決手段】 ピット1上に昇降空間2aを形成すると
共に、昇降空間2aと隣接するよう入出庫口2cと多段
の保管棚2bとを配設して格納庫2を形成し、格納庫2
に、昇降空間2aとピット1との間で昇降可能となるよ
うエレベータ5を配設し、パレット3をエレベータ5側
に引き寄せ可能且つエレベータ5側から送り出し可能と
し、複数枚積み重ねたパレット3を空の保管棚2bのパ
レットスライド機構15上に仮置き可能とし且つ空の保
管棚2bに仮置きされた複数枚のパレット3をエレベー
タ5を介して入出庫口2c下方のピット1内との間で受
け渡し可能となるよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテナ用シャー
シ貯蔵装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、貨物のユニット化を目的とする輸
送用容器としてコンテナは陸上及び海上輸送に幅広く利
用されており、これに伴い、陸上及び海上輸送の接点と
なる港付近には、船舶の入出港に合わせてコンテナの陸
上輸送を効率よく行うために、コンテナを搭載するシャ
ーシの待機場所の拡充が望まれているが、従来において
は、前記シャーシは、地上に並列させる形で保管するの
が一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如く、シャーシを単に地上に並列させる形で保管するの
では、広大な土地が必要となるという欠点を有してい
た。
【0004】本発明は、斯かる実情に鑑み、限られたス
ペースに多数のシャーシを保管でき、且つ所望のシャー
シを格納庫の所望の位置に効率よく入出庫し得、省スペ
ース化を図り得るコンテナ用シャーシ貯蔵装置を提供し
ようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ピット上に昇
降空間を形成すると共に、該昇降空間と隣接するよう入
出庫口と多段の保管棚とを配設して格納庫を形成し、該
格納庫に、昇降空間とピットとの間で昇降可能となるよ
うエレベータを配設し、該エレベータ内と各保管棚と
に、シャーシを積載可能なパレットを支持し且つ幅方向
にスライドさせ得るパレットスライド機構を配設すると
共に、前記エレベータ内に、水平旋回可能で且つ水平旋
回時に先端部がエレベータ外側へ所要量張り出すアーム
と、パレット下面に取り付けられたガイド部材に係合離
脱可能となるよう前記アーム先端部に突設された係合部
材とを有し、前記パレットをエレベータ側に引き寄せ可
能且つエレベータ側から送り出し可能なパレット移載装
置を設け、前記入出庫口下方のピット内における深さ方
向所要位置に、前記パレットを支持し且つ幅方向にスラ
イドさせ得るパレットスライド機構を配設し、該入出庫
口下方のピット内のパレットスライド機構上に積層され
るパレットを入出庫口の入出庫レベルに上昇せしめる一
方、入出庫口の入出庫レベルに位置するパレットを下降
させて前記ピット内のパレットスライド機構上に積層せ
しめるパレット供給装置を、前記ピット内に配設し、複
数枚積み重ねたパレットを空の保管棚のパレットスライ
ド機構上に仮置き可能とし且つ該空の保管棚に仮置きさ
れた複数枚のパレットを前記エレベータのパレット移載
装置の作動により前記入出庫口下方のピット内との間で
受け渡し可能となるよう構成したことを特徴とするコン
テナ用シャーシ貯蔵装置にかかるものである。
【0006】前記コンテナ用シャーシ貯蔵装置において
は、入出庫口下方のピット内に昇降可能に配設した供給
フレームに、パレットを支持し且つ幅方向にスライドさ
せ得るパレットスライド機構を、パレット支持位置と退
避位置との間でパレットの長手方向へ移動可能となるよ
う配設すると共に、パレットの長手方向両端部を支持可
能なフォーク部材を、パレット支持位置と退避位置との
間でパレットの長手方向へ移動可能となるよう配設し
て、パレット供給装置を構成することができる。
【0007】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
【0008】シャーシを格納庫内に搬入する場合、パレ
ット供給装置上に空のパレットを載せ、入出庫口の入出
庫レベルに位置させ、且つエレベータを入出庫口の高さ
位置に待機させた状態で、シャーシを前記パレット上に
載置した後、パレット移載装置のアームを所要方向に水
平旋回させると、該アーム先端の係合部材がガイド部材
に係合し、前記アームの水平旋回に伴い前記係合部材が
ガイド部材に沿って移動し、前記シャーシが載置された
パレットが入出庫口側からエレベータ側に引き寄せら
れ、該エレベータのパレットスライド機構上に載置さ
れ、次に、エレベータを所要高さ位置まで上昇させ、前
記パレット移載装置のアームを前述と反対方向に水平旋
回させると、前記パレットスライド機構上に載置されて
いるパレットが保管棚側へ送り出され、該保管棚上のパ
レットスライド機構上に載置され、一台目のシャーシの
格納庫の所望の保管棚に対する搬入が完了する。
【0009】引き続き、次の二台目のシャーシの搬入を
行う場合には、前記エレベータによってシャーシを載置
したパレットを搬送している間に、ピット内のパレット
スライド機構上に積み重ねられた複数枚のパレットのう
ち最上段に位置するパレットをパレット供給装置により
入出庫口の入出庫レベルまで上昇させ、この後、前述の
一台目のシャーシの搬入時と同様の操作により、二台目
のシャーシの格納庫の所望の保管棚への搬入が行われ、
更に、複数台のシャーシの格納庫の所望の保管棚への搬
入が行われ、ピット内に最後の一枚のパレットが残った
後、それ以降も複数台のシャーシの搬入が行われる場合
には、前記エレベータによってシャーシを所望の保管棚
へ搬入した後、空の保管棚のパレットスライド機構上に
仮置きされた複数枚のパレットを、パレット移載装置に
よってエレベータのパレットスライド機構上に移載し、
該エレベータを昇降空間からピット内へ下降させると共
に、前記ピット内に残る最後の一枚のパレットを前記パ
レット供給装置の作動により入出庫口の入出庫レベルま
で上昇させ、前記エレベータのパレットスライド機構上
に載置された複数枚のパレットを前記パレット移載装置
のアームの旋回によりピット内のパレットスライド機構
上へ移載し、この後、前記エレベータを入出庫レベルま
で上昇させ、以下、前述と同様に、パレット上にシャー
シを載置し、エレベータにより格納庫の所望の保管棚へ
順次シャーシを搬入して行く。
【0010】一方、格納庫内からシャーシを搬出する場
合、搬出すべきシャーシが保管された保管棚のレベルま
でエレベータを上昇させ、前記パレット移載装置のアー
ムの旋回により保管棚のパレットスライド機構上に載置
されたパレットをエレベータのパレットスライド機構上
に引き寄せて移載した後、該エレベータを入出庫口の入
出庫レベルまで下降させる。
【0011】ここで、入出庫口の入出庫レベルにパレッ
トがある場合には、該パレットを一旦パレット供給装置
の作動によりピット内のパレットスライド機構上に下降
させ載置させてから、パレット供給装置のパレットスラ
イド機構を入出庫レベル近傍の高さ位置まで復帰させた
状態で、前記エレベータのパレットスライド機構上に載
置されたパレットを、パレット移載装置のアームの旋回
により入出庫口側に送り出し、パレット上のシャーシを
牽引車によって牽引し、前記入出庫口の入出庫レベルの
パレットを空とした後、該空のパレットを前記パレット
供給装置の作動によりピット内のパレットスライド機構
上に載置されたパレットの上に積み重ね、以下、前述と
同様に順次、格納庫の所望の保管棚からシャーシを搬出
して行く。
【0012】尚、前述の如きシャーシの搬出時に、前記
ピット内のパレットスライド機構上に複数枚のパレット
が積み重ねられ、ピット内が満杯状態になった場合に
は、前記エレベータを一旦ピット内に下降させ、前記ピ
ット内のパレットスライド機構上に積み重ねられた複数
枚のパレットを、パレット移載装置のアームの旋回によ
りエレベータのパレットスライド機構上に引き寄せて載
置した後、該エレベータを空となっている所望の保管棚
のレベルまで上昇させ、該保管棚に前記複数枚のパレッ
トを仮置きしてから、引続き、前述と同様に順次、格納
庫の所望の保管棚からシャーシを搬出して行けばよい。
【0013】前記コンテナ用シャーシ貯蔵装置におい
て、入出庫口下方のピット内に昇降可能に配設した供給
フレームに、前記パレットを支持し且つ幅方向にスライ
ドさせ得るパレットスライド機構を、パレット支持位置
と退避位置との間でパレットの長手方向へ移動可能とな
るよう配設すると共に、パレットの長手方向両端部を支
持可能なフォーク部材を、パレット支持位置と退避位置
との間でパレットの長手方向へ移動可能となるよう配設
して、パレット供給装置を構成すると、ピット内のパレ
ットスライド機構上に積み重ねられた複数枚のパレット
のうち最上段に位置するパレットをパレット供給装置に
より入出庫口の入出庫レベルまで上昇させる場合には、
パレット供給装置のパレットスライド機構を退避位置
に、又、フォーク部材を退避位置にそれぞれシフトさせ
た状態で、供給フレームを所要量だけ下降させた後、前
記フォーク部材をパレット支持位置に移動させると、該
フォーク部材によって、前記ピット内のパレットスライ
ド機構上に積み重ねられた複数枚のパレットのうち最上
段に位置するパレットが支持され、この状態で、前記供
給フレームを所要量だけ上昇させ、前記フォーク部材に
支持されたパレットを入出庫レベルまで持ち上げ、前記
パレットスライド機構を退避位置からパレット支持位置
に移動させた後、前記フォーク部材をパレット支持位置
から退避位置へ引き抜くように移動させると、前記パレ
ットがパレットスライド機構上に載置され且つ入出庫レ
ベルに位置した状態となり、一方、入出庫口の入出庫レ
ベルに位置するパレットをパレット供給装置によりピッ
ト内のパレットスライド機構上に積み重ねる場合には、
パレット供給装置のフォーク部材をパレット支持位置へ
移動させ且つパレットスライド機構を退避位置へシフト
させ、前記フォーク部材によって前記パレットを支持し
た状態で、供給フレームを下降させ、前記パレットをピ
ット内のパレットスライド機構上に下降させ載置させて
から、パレット供給装置のパレットスライド機構を入出
庫レベル近傍の高さ位置まで復帰させ且つパレット支持
位置に移動させる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0015】図1〜図9は本発明を実施する形態の一例
であって、ピット1上に昇降空間2aを形成すると共
に、該昇降空間2aと隣接するよう入出庫口2cと多段
の保管棚2bとを配設して格納庫2を形成し、該格納庫
2に、昇降空間2aとピット1との間で昇降可能となる
ようエレベータ5を配設し、該エレベータ5内と各保管
棚2bとに、シャーシ19を積載可能なパレット3を支
持し且つ幅方向にスライドさせ得るパレットスライド機
構14,15を配設する。
【0016】前記エレベータ5は、図1〜図4に示す如
く、ピット1内から格納庫2の昇降空間2aにかけて上
下方向へ延びるよう敷設されたガイドレール22に対
し、本体フレーム23をローラ24,25を介して昇降
自在に配設すると共に、格納庫2の上部に、モータ7に
より減速機8を介して回転駆動されるウインチ11を配
置し、該ウインチ11から繰り出されたワイヤロープ6
を固定シーブ9に掛け回した後、該ワイヤロープ6の先
端を前記本体フレーム23に固定してなる構成を有して
いる。
【0017】前記パレットスライド機構14,15は、
図4に示す如く、パレット3の長手方向両端部下面にパ
レット3の幅方向へ延びるよう配設された脚レール部材
16の下面を支持する複数のガイドローラ17と、前記
脚レール部材16の両側面を挟持するように支承する複
数の補助ガイドローラ18とを備えてなる構成を有して
いる。
【0018】又、前記エレベータ5の本体フレーム23
に、前記パレット3をエレベータ5側に引き込み可能且
つエレベータ5側から送り出し可能なパレット移載装置
26を設ける。
【0019】前記パレット移載装置26は、図4に示す
如く、本体フレーム23上にパレット3の幅方向へ延び
るよう配設されたガイドレール27に、台座28をシリ
ンダ29の伸縮動作によりパレット3の幅方向へ所要量
だけシフト可能に配設し、該台座28上に、モータ30
の駆動により減速機31を介して水平旋回されるアーム
32を、水平旋回時に先端部がエレベータ5外側へ所要
量張り出すよう配設し、該アーム32の先端部に、ロー
ラの如き係合部材33を、パレット3下面に取り付けら
れた断面逆U字状のガイド部材34に対して係合離脱可
能となるよう取り付けてなる構成を有している。
【0020】又、前記入出庫口2c下方のピット1内に
おける深さ方向所要位置に、図5、図6及び図9に示す
如く、前記パレット3を支持し且つ幅方向にスライドさ
せ得るパレットスライド機構35を配設すると共に、前
記ピット1内のパレットスライド機構35上に積層され
るパレット3を入出庫口2cの入出庫レベルに上昇せし
める一方、入出庫口2cの入出庫レベルに位置するパレ
ット3を下降させて前記ピット1内のパレットスライド
機構35上に積層せしめるパレット供給装置36をピッ
ト1内に配設する。
【0021】前記入出庫口2c下方のピット1内におけ
る深さ方向所要位置に設けたパレットスライド機構35
は、前記パレットスライド機構14,15と同様、図8
及び図9に示す如く、パレット3の長手方向両端部下面
にパレット3の幅方向へ延びるよう配設された脚レール
部材16の下面を支持する複数のガイドローラ37と、
前記脚レール部材16の両側面を挟持するように支承す
る複数の補助ガイドローラ38とを備えてなる構成を有
している。
【0022】前記パレット供給装置36は、図6〜図8
に示す如く、ピット1内に上下方向へ延びるよう配設さ
れたガイドレール39に、供給フレーム40を昇降自在
に配設し、且つピット1内に上下方向へ延びるよう配設
されたラック41に対し、前記供給フレーム40に搭載
されたモータ42により減速機43を介して回転駆動さ
れるピニオン44を噛合せしめ、前記供給フレーム40
に、前記パレット3を支持し且つ幅方向にスライドさせ
得るパレットスライド機構45を、パレット支持位置A
と退避位置Bとの間でパレット3の長手方向へ移動可能
となるよう配設すると共に、パレット3の長手方向両端
部を支持可能なフォーク部材46を、パレット支持位置
Cと退避位置Dとの間でパレット3の長手方向へ移動可
能となるよう配設してなる構成を有している。
【0023】尚、前記パレットスライド機構45は、図
6〜図8に示す如く、パレット3の長手方向両端部下面
にパレット3の幅方向へ延びるよう配設された脚レール
部材16の下面を支持し且つ該脚レール部材16の側面
に当接する鍔部47aを有する複数のガイドローラ47
を、前記供給フレーム40の支持部材48に対してパレ
ット3の長手方向へスライド自在に配設された移動フレ
ーム49に取り付けてなり、図7に示すモータ50によ
るピニオン51の駆動により、前記移動フレーム49下
面に取り付けたラック52を移動させるようになってい
る。又、前記フォーク部材46は、前記供給フレーム4
0から立設された枠体40aに対してパレット3の長手
方向へ延びるよう取り付けたガイドレール53に、スラ
イド自在に配設され、図7に示すモータ54によるピニ
オン55の駆動により、前記フォーク部材46をつなぐ
連結材56下面に取り付けたラック57を移動させるよ
うになっている。更に又、前記パレットスライド機構4
5によってパレット3を支持する際には、図7に示すシ
リンダ等で形成された荷重支持装置58からピン59を
突出させ、該ピン59により前記供給フレーム40を支
持するようになっている。
【0024】一方、複数枚(図の例では五枚)積み重ね
たパレット3を空の保管棚2bのパレットスライド機構
15上に仮置き可能とし且つ該空の保管棚2bに仮置き
された複数枚のパレット3を前記エレベータ5のパレッ
ト移載装置26の作動により前記入出庫口2c下方のピ
ット1内との間で受け渡し可能となるよう構成する。
【0025】尚、図中、60は前記パレット供給装置3
6をピット1内に配設したことにより、入出庫レベルに
おいてパレット3と地上との間に形成される間隙を埋め
るためのプラットホームである。
【0026】次に、上記図示例の作動を説明する。
【0027】シャーシ19を格納庫2内に搬入する場
合、パレット供給装置36のパレットスライド機構45
上に空のパレット3を載せ、入出庫口2cの入出庫レベ
ルに位置させ、且つパレット移載装置26のアーム32
を図4に示す如くエレベータ5側の所要位置に停止させ
ると共に、エレベータ5を入出庫口2cの高さ位置に待
機させた状態で、シャーシ19の牽引車20を前進させ
て前記入出庫口2cの入出庫レベルに位置するパレット
3上を通過させ、シャーシ19を前記パレット3上に載
置した後、シャーシ19のアウトリガ21をパレット3
上に接地させ、牽引車20をシャーシ19から切り離し
て退出させる。
【0028】続いて、前記パレット移載装置26のアー
ム32を所要方向に水平旋回させると、該アーム32先
端が幅方向へ最も張り出す位置において係合部材33が
ガイド部材34に係合し、前記アーム32の水平旋回に
伴い前記係合部材33がガイド部材34に沿って転動
し、前記シャーシ19が載置されたパレット3が入出庫
口2c側からエレベータ5側に引き寄せられ、該エレベ
ータ5のパレットスライド機構14上に載置される。
【0029】次に、エレベータ5を所要高さ位置まで上
昇させ、前記パレット移載装置26のアーム32を前述
と反対方向に水平旋回させると、前記パレットスライド
機構14上に載置されているパレット3が保管棚2b側
へ送り出され、該保管棚2b上のパレットスライド機構
15上に載置され、一台目のシャーシ19の格納庫2の
所望の保管棚2bに対する搬入が完了する。
【0030】引き続き、次の二台目のシャーシ19の搬
入を行う場合には、前記エレベータ5によってシャーシ
19を載置したパレット3を搬送している間に、ピット
1内のパレットスライド機構35上に積み重ねられた複
数枚(図の例では五枚)のパレット3のうち最上段に位
置するパレット3をパレット供給装置36により入出庫
口2cの入出庫レベルまで上昇させる。
【0031】即ち、パレット供給装置36のパレットス
ライド機構45を退避位置Bに、又、フォーク部材46
を退避位置Dにそれぞれシフトさせた状態で、供給フレ
ーム40を所要量だけ下降させた後、前記フォーク部材
46をパレット支持位置Cに移動させると、該フォーク
部材46によって、前記ピット1内のパレットスライド
機構35上に積み重ねられた複数枚のパレット3のうち
最上段に位置するパレット3が支持され、この状態で、
前記供給フレーム40を所要量だけ上昇させ、前記フォ
ーク部材46に支持されたパレット3を入出庫レベルま
で持ち上げ、前記パレットスライド機構45を退避位置
Bからパレット支持位置Aに移動させた後、前記フォー
ク部材46をパレット支持位置Cから退避位置Bへ引き
抜くように移動させると、前記パレット3がパレットス
ライド機構45上に載置され且つ入出庫レベルに位置し
た状態となる。
【0032】この後、前述の一台目のシャーシ19の搬
入時と同様の操作により、二台目のシャーシ19の格納
庫2の所望の保管棚2bへの搬入が行われる。
【0033】更に、三台目、四台目のシャーシ19の格
納庫2の所望の保管棚2bへの搬入が行われ、ピット1
内に最後の一枚のパレット3が残った後、それ以降も複
数台のシャーシ19の搬入が行われる場合には、前記エ
レベータ5によって四台目のシャーシ19を所望の保管
棚2bへ搬入した後、空の保管棚2bのパレットスライ
ド機構15上に仮置きされた複数枚(図の例では五枚)
のパレット3を、パレット移載装置26によってエレベ
ータ5のパレットスライド機構14上に移載し、該エレ
ベータ5を昇降空間2aからピット1内へ下降させると
共に、前記ピット1内に残る最後の一枚のパレット3を
前記パレット供給装置36の作動により入出庫口2cの
入出庫レベルまで上昇させ、前記エレベータ5のパレッ
トスライド機構14上に載置された複数枚のパレット3
を前記パレット移載装置26のアーム32の旋回により
ピット1内のパレットスライド機構35上へ移載し、こ
の後、前記エレベータ5を入出庫レベルまで上昇させ、
以下、前述と同様に、パレット3上にシャーシ19を載
置し、エレベータ5により格納庫2の所望の保管棚2b
へ順次シャーシ19を搬入して行く。
【0034】一方、格納庫2内からシャーシ19を搬出
する場合、搬出すべきシャーシ19が保管された保管棚
2bのレベルまでエレベータ5を上昇させ、前記パレッ
ト移載装置26のアーム32の旋回により保管棚2bの
パレットスライド機構15上に載置されたパレット3を
エレベータ5のパレットスライド機構14上に引き寄せ
て移載した後、該エレベータ5を入出庫口2cの入出庫
レベルまで下降させる。
【0035】ここで、入出庫口2cの入出庫レベルにパ
レット3がある場合には、パレット供給装置36のフォ
ーク部材46をパレット支持位置Cへ移動させ且つパレ
ットスライド機構45を退避位置Bへシフトさせ、前記
フォーク部材46によって前記パレット3を支持した状
態で、供給フレーム40を下降させ、前記パレット3を
ピット1内のパレットスライド機構35上に下降させ載
置させてから、パレット供給装置36のパレットスライ
ド機構45を入出庫レベル近傍の高さ位置まで復帰させ
且つパレット支持位置Aに移動させると共に、フォーク
部材46を退避位置Dにシフトさせた状態で、前記エレ
ベータ5のパレットスライド機構14上に載置されたパ
レット3を、パレット移載装置26のアーム32の旋回
により入出庫口2cのパレットスライド機構45上に送
り出し、パレット3上のシャーシ19に牽引車20を連
結すると共に、シャーシ19のアウトリガ21を収縮さ
せ、牽引車20によってシャーシ19を牽引し、前記入
出庫口2cの入出庫レベルのパレット3を空とした後、
該空のパレット3を前記パレット供給装置36の作動に
よりピット1内のパレットスライド機構35上に載置さ
れたパレット3の上に積み重ね、以下、前述と同様に順
次、格納庫2の所望の保管棚2bからシャーシ19を搬
出して行く。
【0036】尚、前述の如きシャーシ19の搬出時に、
前記ピット1内のパレットスライド機構35上に複数枚
(図の例では五枚)のパレット3が積み重ねられ、ピッ
ト1内が満杯状態になった場合には、前記エレベータ5
を一旦ピット1内に下降させ、前記ピット1内のパレッ
トスライド機構35上に積み重ねられた複数枚のパレッ
ト3を、パレット移載装置26のアーム32の旋回によ
りエレベータ5のパレットスライド機構14上に引き寄
せて載置した後、該エレベータ5を空となっている所望
の保管棚2bのレベルまで上昇させ、該保管棚2bに前
記複数枚のパレット3を仮置きしてから、引続き、前述
と同様に順次、格納庫2の所望の保管棚2bからシャー
シ19を搬出して行けばよい。
【0037】こうして、限られたスペースに多数のシャ
ーシ19を保管でき、且つ所望のシャーシ19を格納庫
の所望の位置に効率よく入出庫し得、省スペース化を図
ることができ、更に、格納庫2の昇降空間2aと入出庫
口2c或いは保管棚2bとの間でパレット3を水平旋回
自在なアームを用いたパレット移載装置26によって移
載するようにしたことにより、保管棚2bの高さを最小
限に抑えられると共に、空のパレット3を空いている保
管棚2bに仮置きするようにしたことにより、ピット1
の深さも浅くて済み、工事費等の削減にも有効となる。
【0038】尚、本発明のコンテナ用シャーシ貯蔵装置
は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得
ることは勿論である。
【0039】
【発明の効果】以上、説明したように本発明のコンテナ
用シャーシ貯蔵装置によれば、限られたスペースに多数
のシャーシを保管でき、且つ所望のシャーシを格納庫の
所望の位置に効率よく入出庫し得、省スペース化を図る
ことができ、更に、格納庫の昇降空間と入出庫口或いは
保管棚との間でパレットを水平旋回自在なアームを用い
たパレット移載装置によって移載するようにしたことに
より、保管棚の高さを最小限に抑えられると共に、空の
パレットを空いている保管棚に仮置きするようにしたこ
とにより、ピットの深さも浅くて済み、工事費等の削減
にも有効となるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例の正面図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】図1のIII−III矢視図である。
【図4】図1のIV−IV矢視図である。
【図5】図2のV部詳細図である。
【図6】図5のVI−VI矢視図である。
【図7】図5のVII−VII矢視図である。
【図8】図7のVIII−VIII矢視図である。
【図9】図5のIX−IX矢視図である。
【符号の説明】
1 ピット 2 格納庫 2a 昇降空間 2b 保管棚 2c 入出庫口 3 パレット 5 エレベータ 14 パレットスライド機構 15 パレットスライド機構 19 シャーシ 20 牽引車 26 パレット移載装置 32 アーム 33 係合部材 34 ガイド部材 35 パレットスライド機構 36 パレット供給装置 40 供給フレーム 45 パレットスライド機構 46 フォーク部材 A パレット支持位置 B 退避位置 C パレット支持位置 D 退避位置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピット上に昇降空間を形成すると共に、
    該昇降空間と隣接するよう入出庫口と多段の保管棚とを
    配設して格納庫を形成し、 該格納庫に、昇降空間とピットとの間で昇降可能となる
    ようエレベータを配設し、 該エレベータ内と各保管棚とに、シャーシを積載可能な
    パレットを支持し且つ幅方向にスライドさせ得るパレッ
    トスライド機構を配設すると共に、 前記エレベータ内に、水平旋回可能で且つ水平旋回時に
    先端部がエレベータ外側へ所要量張り出すアームと、パ
    レット下面に取り付けられたガイド部材に係合離脱可能
    となるよう前記アーム先端部に突設された係合部材とを
    有し、前記パレットをエレベータ側に引き寄せ可能且つ
    エレベータ側から送り出し可能なパレット移載装置を設
    け、 前記入出庫口下方のピット内における深さ方向所要位置
    に、前記パレットを支持し且つ幅方向にスライドさせ得
    るパレットスライド機構を配設し、 該入出庫口下方のピット内のパレットスライド機構上に
    積層されるパレットを入出庫口の入出庫レベルに上昇せ
    しめる一方、入出庫口の入出庫レベルに位置するパレッ
    トを下降させて前記ピット内のパレットスライド機構上
    に積層せしめるパレット供給装置を、前記ピット内に配
    設し、 複数枚積み重ねたパレットを空の保管棚のパレットスラ
    イド機構上に仮置き可能とし且つ該空の保管棚に仮置き
    された複数枚のパレットを前記エレベータのパレット移
    載装置の作動により前記入出庫口下方のピット内との間
    で受け渡し可能となるよう構成したことを特徴とするコ
    ンテナ用シャーシ貯蔵装置。
  2. 【請求項2】 入出庫口下方のピット内に昇降可能に配
    設した供給フレームに、パレットを支持し且つ幅方向に
    スライドさせ得るパレットスライド機構を、パレット支
    持位置と退避位置との間でパレットの長手方向へ移動可
    能となるよう配設すると共に、パレットの長手方向両端
    部を支持可能なフォーク部材を、パレット支持位置と退
    避位置との間でパレットの長手方向へ移動可能となるよ
    う配設して、パレット供給装置を構成した請求項1記載
    のコンテナ用シャーシ貯蔵装置。
JP20046596A 1996-07-30 1996-07-30 コンテナ用シャーシ貯蔵装置 Withdrawn JPH1037511A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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