JPS6330630Y2 - - Google Patents

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JPS6330630Y2
JPS6330630Y2 JP3851984U JP3851984U JPS6330630Y2 JP S6330630 Y2 JPS6330630 Y2 JP S6330630Y2 JP 3851984 U JP3851984 U JP 3851984U JP 3851984 U JP3851984 U JP 3851984U JP S6330630 Y2 JPS6330630 Y2 JP S6330630Y2
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JP
Japan
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rib
engine cover
drive chain
engine
mud
Prior art date
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JP3851984U
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JPS60150185U (ja
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Publication date
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Priority to JP3851984U priority Critical patent/JPS60150185U/ja
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Granted legal-status Critical Current

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  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動二輪車のエンジン・カバーに係
り、さらに詳しく言えば、エンジンの駆動力伝達
部材であるドライブ・スプロケツトとドライブ・
チエーンを覆うエンジン・カバーに関するもので
ある。
エンジンの駆動力を、ドライブ・チエーンを介
して後輪に伝達するタイプの自動二輪車では、通
常、エンジンの出力軸に付されたドライブ・スプ
ロケツトと、ドライブ・チエーンの一部を覆つて
エンジン・カバーが取付けられる。このエンジ
ン・カバーは、エンジン軽量化のために薄肉に形
成されるが、薄肉であるが故にエンジンの振動と
共振し易い。その共振による騒音発生を抑制する
ために、エンジン・カバー内壁(ドライブ・スプ
ロケツトおよびドライブ・チエーンに対向する側
面)に、多数のリブ(突条)を形成する。制振用
部片を貼着する等の手段が採用される。前者の手
段が一般的であるが、その手段は、別の問題を招
来する。即ち、第1図において、エンジン・カバ
ー01の内壁に沿つて矢印方向に進行するドライ
ブ・チエーン03に付髄して来た泥、埃が剥離し
て飛散した時、それ等がリブ02に衝突、付着し
て符号04で示す様に堆積、成長、固化し、やが
てはドライブ・チエーン03に接触して動力損失
を惹起するのみならず、清掃を行う際に、リブ0
2が支障となつて作業能率を損なう。
本考案は、斯かる事情の下に創案されたもので
あり、その目的とする処は、その内壁に形成され
たリブが、泥、埃等を堆積を助長することのない
エンジン・カバーを提供する点にある。
本考案による自動二輪車のエンジン・カバーで
は、ドライブ・チエーンの進行方向と交差する方
向に沿つて該エンジン・カバー内壁に形成された
リブの形状につき、ドライブ・チエーンの進行方
向に向かつて傾斜して立ち上がる側のリブ側面が
緩斜面になされていることを特徴としている。
以下、本考案の一実施例を第2図乃至第8図に
則して説明する。
第2図は、自動二輪車の左サイドを示した正面
図であり、前、後車輪FW,RW間に位置するエ
ンジンEの側面に、エンジン・カバー3が螺着さ
れている。このエンジン・カバー3は、出力軸の
端部に嵌着されたドライブ・スプロケツト1と、
該ドライブ・スプロケツト1に噛合して後輪RW
に動力を伝達するドライブ・チエーン2の一部と
を覆つている。エンジン・カバー3は、第3図
(外表面図)、第4図(内壁面図)に示す形状にな
され、四点41,42,43,44にて、クランクケ
ースの左壁に螺着固定される。
そして、エンジン・カバー3は、その前半部5
にて、クランク軸端部に付された発電機を覆い、
その後半部6にてドライブ・スプロケツト1およ
びドライブ・チエーン2の一部を覆う。エンジ
ン・カバー3の内壁には、多数の補強用のリブが
網目状に形成され、薄肉板状体としてのエンジ
ン・カバー3に鋼性を与えている。
しかして、前記多数のリブのうち、第一のリブ
7は、最も丈が高く、その彎曲形状の内方に位置
するドライブ・チエーン2に付随してくる泥、
埃、水等が外方に飛散することのない様にこれを
遮断する機能を有する。
また、第一のリブ7の内方(正しくは、車体後
方寄り)には、略ぼドライブ・チエーン2に沿う
形状の第二のリブ8が形成されている。この第二
のリブ8の内方に位置して円形の第三のリブ9が
形成されており、該円形の中心はドライブ・スプ
ロケツト1を支持する出力軸の軸心Lに対応する
(以上、第4図乃至第6図参照。但し、第5図は
第4図における−線矢視図、第6図は第4図
における−線断面図である)。
そして、ドライブ・チエーン2の進行方向と略
ぼ直角に交差する方向に指向して複数条の防振用
の第四のリブ101,102……,106(以下、全
てのリブを指す時には符号10で示す)が形成さ
れている。該第四のリブ10は、その幅方向中央
部に第二のリブ8が位置する溝状部A(外壁側に
膨出している)の底部に突設され、第二のリブ8
と交差する。第四のリブ102は、第一乃至第三
のリブ7、8,9に比して十分丈が低く、その断
面形状は、第7図図示の如くになされ、ドライ
ブ・チエーン2の進行方向に向かつて立ち上がる
側の側面が緩斜面11として形成され、逆側面が
急斜面12として形成されている。他の第四のリ
ブ10についても、その断面形状は同様であり、
例えば第四のリブ105の形状を第8図に示す
(なお、第7図、第8図は、夫れ夫れ第4図にお
ける−線断面図、−線断面図である)。
本実施例は、前記の様に構成されており、エン
ジン・カバー3は、その内壁に付された多数のリ
ブによつて、剛性を与えられ、エンジン自体が発
生する振動と共振を起こし難い。取り付け、第四
のリブ10が、裾広がりの比較的大きな断面形状
になされるとともに、放射方向に指向しているた
め、エンジン・カバー3の振動防止に効果があ
り、騒音発生を抑制できる。
また、ドライブ・チエーン2に付随してエンジ
ン・カバー3の内側に進入した泥、埃、水が飛散
して、チエーン進行方向に対して略ぼ直角に交差
する第四のリブ10に衝突しても、その衝突面が
緩斜面として形成されているため、前記泥等が塞
き止められて強固に付着、堆積することはなく、
スムーズに下方に流動する。故に、エンジン・カ
バーに対する付着泥土とドライブ・チエーン2と
の摩擦接触が生じ難く、動力損失を低減化させ得
る。
しかも、第四のリブ10が、前記の様に大きな
断面形状になされているため、その数を減らして
相互間隔を大きくすることができ、リブ間の泥詰
まりがより少なくなり、清掃性が向上するととも
に、軽量化に寄与し得る。
さらに、第二のリブ8は、ドライブ・チエーン
2に付随してエンジン・カバー3の内側に進入し
た泥等が上段から下段へ落下する現象を防ぎ、下
段の緩み側ドライブ・チエーン2と、泥、埃との
摩擦接触が低減化せしめ、もつて駆動力の損失を
抑制することができる。なお、上段にてドライ
ブ・チエーン2から剥離した泥、埃、水は、第二
のリブ8に誘導されて車体前方側へ流れ、溝状部
Aに沿いながら外部に排出される。
以上、実施例の説明から明らかな様に、本考案
のエンジン・カバーでは、ドライブ・チエーンの
進行方向と支差する方向に沿つて該エンジン・カ
バー内壁に形成されたリブの形状につき、ドライ
ブ・チエーンの進行方向に向かつて傾斜して立ち
上がる側のリブ側面を緩斜面にしたので、ドライ
ブ・チエーンに付着した泥、埃、水等が跳ね飛ば
されて前記リブに衝突しても、塞止められて付
着、蓄積することはなく、スムーズに流動して外
部に排出される。従つて、エンジン・カバーに付
着、蓄積した泥土とドライブ・チエーンとの摩擦
接触による動力損失が生ずることはなく、加えて
エンジン・カバーの清掃も容易に行うことが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は公知に係るエンジン・カバーの要部断
面図、第2図は本考案の一実施例に係るエンジ
ン・カバーを備えた自動二輪車の左側正面図、第
3図は該エンジン・カバーの外壁面図、第4図は
同内壁面図、第5図、第6図、第7図、第8図は
夫れ夫れ第4図における−線矢視図、−
線断面図、−線断面図、−線断面図であ
る。 1……ドライブ・スプロケツト、2……ドライ
ブ・チエーン、3……エンジン・カバー、10…
…第四のリブ、11……緩斜面、12……急斜
面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンの駆動力伝達部材であるドライブ・ス
    プロケツトと、ドライブ・チエーンの一部を覆う
    エンジン・カバーを備える自動二輪車において、
    前記駆動力伝達部材に対向するその内壁に、ドラ
    イブ・チエーンの進行方向と交差する方向に沿つ
    てリブが形成されるとともに、ドライブ・チエー
    ンの進行方向に向かつて傾斜して立ち上がる側の
    前記リブの側面が緩斜面として形成されている自
    動二輪車のエンジン・カバー。
JP3851984U 1984-03-17 1984-03-17 自動二輪車のエンジン・カバ− Granted JPS60150185U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3851984U JPS60150185U (ja) 1984-03-17 1984-03-17 自動二輪車のエンジン・カバ−

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3851984U JPS60150185U (ja) 1984-03-17 1984-03-17 自動二輪車のエンジン・カバ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60150185U JPS60150185U (ja) 1985-10-05
JPS6330630Y2 true JPS6330630Y2 (ja) 1988-08-16

Family

ID=30545606

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3851984U Granted JPS60150185U (ja) 1984-03-17 1984-03-17 自動二輪車のエンジン・カバ−

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JP (1) JPS60150185U (ja)

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Publication number Publication date
JPS60150185U (ja) 1985-10-05

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