JPH0113626Y2 - - Google Patents

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JPH0113626Y2
JPH0113626Y2 JP7423082U JP7423082U JPH0113626Y2 JP H0113626 Y2 JPH0113626 Y2 JP H0113626Y2 JP 7423082 U JP7423082 U JP 7423082U JP 7423082 U JP7423082 U JP 7423082U JP H0113626 Y2 JPH0113626 Y2 JP H0113626Y2
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JP
Japan
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mounting bracket
engine mounting
timing belt
vehicle
engine
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JP7423082U
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JPS58178016U (ja
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、エンジンマウンテイングブラケツト
の構造に関し、とくにタイミングベルトカバー貫
通部のシール部近傍の排水性を向上させたエンジ
ンマウンテイングブラケツトに関するものであ
る。
[従来の技術] 自動車エンジンのタイミングベルトカバーに
は、内部のタイミングベルトを保護するため、外
部からの水、ほこり、小石等の侵入を防止するこ
とが要求される。とくに、フロントエンジンフロ
ントドライブ車の如く横置きエンジンの場合に
は、エンジン本体に取付けられたエンジンマウン
テイングブラケツトは、車輌巾方向に延びてタイ
ミングベルトカバーを貫通するので、エンジンマ
ウンテイングブラケツトのタイミングベルトカバ
ー貫通部には、タイミングベルトカバーとの間に
隙間ができ、しかも前記のようなエンジン搭載方
式にあつては、前記エンジンマウンテイングブラ
ケツトの位置が前輪の上方となるので、エンジン
マウンテイングブラケツトのタイミングベルトカ
バー貫通部近傍への巻上がり水が多く、巻上げら
れた水がエンジンマウンテイングブラケツトのタ
イミングベルトカバー貫部部とタイミングベルト
カバーとの間の隙間を通つてタイミングベルトカ
バー内部に侵入してタイミングベルトの劣化を早
めるおそれがあり、その対策が必要となる。
[考案が解決しようとする課題] 本考案は、エンジンマウンテイングブラケツト
のタイミングベルトカバー貫通部とタイミングベ
ルトカバーとの間の隙間からタイミングベルトカ
バー内への水の侵入を抑制するために、エンジン
マウンテイングブラケツトの排水性を向上させる
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段] この目的を達成するために、本考案のエンジン
マウンテイングブラケツトにおいては、エンジン
マウンテイングブラケツトのインシユレータ取付
座面の裏側に下方に向けて突出するリブが設けら
れており、かつエンジンマウンテイングブラケツ
トの、タイミングベルトカバー貫通部とインシユ
レータ取付座面との間の部分の上面が水平面に対
して傾斜されている。
[作用] このようにすることによつて、前輪によつて巻
上げられた水は、エンジンマウンテイングブラケ
ツトのインシユレータ取付座面の裏面に当たつた
とき、下方に向けてはね返るかあるいは前記リブ
に沿つて下方に向けて落下し、上面のインシユレ
ータ取付座面に水が巻上げられることが抑制さ
れ、たとえエンジンマウンテイングブラケツト上
面に水が巻上げられて付着しても、エンジンマウ
ンテイングブラケツトのタイミングベルトカバー
貫通部近傍の上面は傾斜面になつているので水の
自重で自然に排水される。したがつて、エンジン
マウンテイングブラケツトのタイミングベルトカ
バー貫通部近傍の上面には、水が滞留することが
抑制され、シール部からタイミングベルトカバー
内への水の侵入防止が促進される。
[実施例] 以下に、本考案に係るエンジンマウンテイング
ブラケツトの望ましい実施例を図面を参照して説
明する。
第1図ないし第3図は本考案のエンジンマウン
テイングブラケツトの一実施例を示している。図
中、1は車輌進行方向に対し横置きに配置された
エンジン本体であり、矢印のA方向が車輌の前方
向、B方向が車輌の後方向を示している。エンジ
ン本体1の前面には、クランクシヤフト2に取付
けられたタイミングプーリ3とカムシヤフトタイ
ミングプーリ4との間に張られたタイミングベル
ト5を覆うように、タイミングベルトカバー6,
7,8が三分割構造にて取付けられている。また
エンジン本体1には、エンジン懸架用のエンジン
マウンテイングブラケツト9が取付けられてお
り、該エンジンマウンテイングブラケツト9はタ
イミングベルトカバー6,7を貫通して外部に突
出している。さらに詳しくは、エンジンマウンテ
イングブラケツト9は、タイミングベルトカバー
6,7の接合部位に設けられた略矩形の開口10
を貫通して外部に延びている。
エンジンマウンテイングブラケツト9のタイミ
ングベルトカバー貫通部には、外周形状が略矩形
のフランジ11が形成されている。タイミングベ
ルトカバー6,7には、前記開口10の周縁に、
リブ11に対向させてフランジ12,13が形成
されている。フランジ12,13にはスポンジ等
の弾性材からなるガスケツト14が装着されてお
り、タイミングベルトカバー6,7とエンジンマ
ウンテイングブラケツト9側のフランジ11との
間をシールするシール部15を構成している。
エンジンマウンテイングブラケツト9の、前記
ガスケツト14によるシール部15からタイミン
グベルトカバー6,7の外方に向けて突出する部
分の先端部近傍の上面には、水平でかつ平坦な、
インシユレータ取付座面16が形成されており、
このインシユレータ取付座面16に図示を省略し
たインシユレータが取付けられてエンジン前部を
懸架するようになつている。
エンジンマウンテイングブラケツト9の、イン
シユレータ取付座面16の裏側には、前記シール
部15からエンジンマウンテイングブラケツト9
の先端部にかけて、下方に向けて突出するリブ1
7,18が形成されている。このうち、リブ17
はエンジンマウンテイングブラケツト9の車輌前
側Aの先端部下面に設けられており、リブ18は
エンジンマウンテイングブラケツト9の車両前後
方向のほぼ中央部の下面に設けられている。エン
ジンマウンテイングブラケツト9の下面の車輌後
側Bにはリブは設けられていない。
インシユレータ取付座面16に連なる、シール
部15近傍のエンジンマウンテイングブラケツト
9の上面19、すなわち、エンジンマウンテイン
グブラケツト9のインシユレータ取付座面16と
タイミングベルトカバー貫通部との間の部分の上
面19は、インシユレータ取付座面16よりも若
干低位置にされており、該上面19は、第3図に
示すように、水平面に対し車輌前側A方向に徐々
に下がるように傾斜されている。この上面19
は、このような平面状の傾斜面に限らず、曲率半
径の大なる円弧面または球面であつてもよい。ま
た、この上面19の傾斜方向は、前記車輌前後方
向における傾斜に加えて、車輌巾方向に、第2図
における上面19のシール部15側の端部20が
上面19のインシユレータ取付座面16側の端部
21よりも高くなるように傾斜されていてもよ
い。
エンジンマウンテイングブラケツト9のシール
部15からタイミングベルトカバー6,7外への
突出部分の板厚、すなわち第3図における板厚t
1,t2は、前記リブ17,18が存在しても、
エンジンマウンテイングブラケツト9が車輌前後
方向にほぼ均一な断面係数を有するように、t1
>t2となつている。すなわち、リブ17,18
が車輌前方側にかたよつて位置するのでエンジン
マウンテイングブラケツト9の断面係数は車輌前
方側が大になろうとするが、車輌後方側において
エンジンマウンテイングブラケツト9は板厚が大
になつているので、その増大された板厚によつて
エンジンマウンテイングブラケツト9の断面係数
は車輌後方側においても増加され、これによつて
エンジンマウンテイングブラケツト9の断面係数
は車輌前後方向に均一化されるようになる。
上記の構成を有する本考案のエンジンマウンテ
イングブラケツト9にあつては、第3図に矢印C
で示す如く、前輪により巻上げられてくる水のう
ちリブ17,18の間に巻上がつてくる水は、エ
ンジンマウンテイングブラケツト9の下面に当た
り下方に向けてはね返るか、リブ17,18の、
互いに対向する側面に沿つて下方に落下するの
で、リブ17,18でさえぎられることにより周
囲に散乱することはなく、また第3図に矢印Dで
示すように、リブ18より車輛後部B側の下面に
巻上がつてくる水は、下方に向けてはね返るか、
水滴の車輛進行時の慣性力により車輛後方すなわ
ちシール部15に向かう方向と直角の方向に飛ば
されるので、エンジンマウンテイングブラケツト
9の下面に巻上げられてくる水がエンジンマウン
テイングブラケツト9の下面に沿つてシール部1
5側に大量に流れることは防止される。
また、エンジンマウンテイングブラケツト9の
うち、インシユレータ取付座面16とシール部1
5間との間の部分の上面19は水平に対して傾斜
されているので、この部分に飛んでくる水は上面
19にたまることなく傾斜された上面19に沿つ
て自重で流れ、該上面19の端部から下方に向け
て自然に落下して排水される。この傾斜された上
面19は車輛前側Aに向けて下がるように傾斜さ
れているので、車輛減速時におけるエンジンマウ
ンテイングブラケツト9上の水の慣性力は、水を
傾斜された上面19に沿つて低い部分側に流す方
向に働き、車輛が減速されて停止しそのまま放置
される場合であつても、エンジンマウンテイング
ブラケツト9上の水は、そのまま傾斜された上面
19に滞留することはなく前記慣性力により前記
上面19からふり切られて下方に落される。
[考案の効果] 以上の通りであるから、本考案のエンジンマウ
ンテイングブラケツトによるときは、次の効果が
得られる。
まず、エンジンマウンテイングブラケツト9
の、タイミングベルトカバー6,7から外側への
突出部の下面側に、下方に突出しかつ互いに隔て
られた一対のリブ17,18を設けたので、エン
ジンマウンテイングブラケツト下面に巻上げられ
てくる水が、リブ17,18でさえぎられて周囲
に飛散することが抑制され、エンジンマウンテイ
ングブラケツトとタイミングベルトカバーとのシ
ール部に向つて大量に流れることを防止すること
ができる。
また、インシユレータ取付座面16とシール部
15との間のエンジンマウンテイングブラケツト
部分の上面19を水平に対して傾斜させたので、
この傾斜された上面19にのつた水を自重により
自然に排水することができ、シール部15の近傍
のエンジンマウンテイングブラケツト上面に水が
たまることを防止することができる。
これらにより、タイミングベルトカバー6,7
とエンジンマウンテイングブラケツト9とのシー
ル部15からのタイミングベルトカバー6,7内
への水の侵入を大幅に抑制することが可能とな
り、タイミングベルトの効果的な保護をはかるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るエンジンマウ
ンテイングブラケツトの正面図、第2図は第1図
の−線に沿う部分縦断面図、第3図は第2図
の−線に沿う縦断面図、第4図は第1図のエ
ンジンマウンテイングブラケツトの下側から斜め
上側に見たときのエンジンマウンテイングブラケ
ツトの斜視図、第5図は第1図のエンジンマウン
テイングブラケツトの上側から斜め下側に見たと
きのエンジンマウンテイングブラケツトの斜視
図、である。 1……エンジン本体、5……タイミングベル
ト、6,7,8……タイミングベルトカバー、9
……エンジンマウンテイングブラケツト、10…
…タイミングベルトカバー6,7の開口、11…
…フランジ(エンジンマウンテイングブラケツト
側)、12,13……フランジ(タイミングベル
トカバー側)、14……ガスケツト、15……シ
ール部、16……インシユレータ取付座面、1
7,18……リブ、19……エンジンマウンテイ
ングブラケツトの、インシユレータ取付座面とシ
ール部との間の部分の、傾斜された上面、A……
車輛前側、B……車輛後側、t1,t2……エン
ジンマウンテイングブラケツトの板厚。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) エンジン本体側から車輌左右方向に延びかつ
    タイミングベルトカバーを貫通してタイミング
    ベルトカバーの外側に突出し該突出部の先端側
    部分の上面に水平なインシユレータ取付座面を
    設けたエンジンマウンテイングブラケツトにお
    いて、前記エンジンマウンテイングブラケツト
    の前記突出部の下面に、下方に向けて突出し車
    輌前後方向に互いに隔てられた一対のリブを形
    成するとともに、前記エンジンマウンテイング
    ブラケツトの、前記水平なインシユレータ取付
    座面とタイミングベルトカバー貫通部との間の
    部分の上面を、水平に対し車輌前後方向に傾斜
    させたことを特徴とするエンジンマウンテイン
    グブラケツト。 (2) 前記リブを、インシユレータ取付座面の裏側
    のうち、エンジンマウンテイングブラケツトの
    車輌前方側部分にかたよらせて設けた実用新案
    登録請求の範囲第1項記載のエンジンマウンテ
    イングブラケツト。 (3) 前記エンジンマウンテイングブラケツトの、
    前記インシユレータ取付座面とタイミングベル
    トカバー貫通部との間の部分の上面の傾斜を、
    車輌前方に向けて下がるように形成した実用新
    案登録請求の範囲第1項または第2項記載のエ
    ンジンマウンテイングブラケツト。
JP7423082U 1982-05-22 1982-05-22 エンジンマウンテイングブラケツト Granted JPS58178016U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7423082U JPS58178016U (ja) 1982-05-22 1982-05-22 エンジンマウンテイングブラケツト

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JP7423082U JPS58178016U (ja) 1982-05-22 1982-05-22 エンジンマウンテイングブラケツト

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Publication Number Publication Date
JPS58178016U JPS58178016U (ja) 1983-11-29
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ID=30083678

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JP7423082U Granted JPS58178016U (ja) 1982-05-22 1982-05-22 エンジンマウンテイングブラケツト

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6760010B2 (ja) * 2016-11-22 2020-09-23 アイシン精機株式会社 内燃機関
JP2020069822A (ja) * 2018-10-29 2020-05-07 トヨタ自動車株式会社 エンジンカバー

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JPS58178016U (ja) 1983-11-29

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