JPS6217341Y2 - - Google Patents

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JPS6217341Y2
JPS6217341Y2 JP1982051269U JP5126982U JPS6217341Y2 JP S6217341 Y2 JPS6217341 Y2 JP S6217341Y2 JP 1982051269 U JP1982051269 U JP 1982051269U JP 5126982 U JP5126982 U JP 5126982U JP S6217341 Y2 JPS6217341 Y2 JP S6217341Y2
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JP
Japan
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radiator
guard member
mud
shielding plates
rough roads
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JP1982051269U
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JPS58156075U (ja
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  • Tires In General (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本案は、例えば自動二輪車等の水冷式エンジン
のラジエータに泥が付着しまたは侵入することを
防止したラジエータの防泥装置に関するものであ
る。
自動二輪車に搭載される水冷式エンジンのラジ
エータの前部には防塵や異物の付着防止のために
金網を備えたラジエータガードが取付けられてい
るが、自動二輪車が不整地を走行するオフロード
走行の場合には、路面から跳上げられた泥がラジ
エータガードの金網に付着して金網に目詰りが発
生しまたは泥が金網を通過してラジエータの放熱
面に付着して空気流通性が損なわれ、ラジエータ
の冷却性能が低下する。
これを解決するために、複数の遮蔽板を傾斜並
設して同遮蔽板間に導風口を形成したガード部材
をラジエータの前方に取付けたラジエータ装置で
は、前記傾斜並設遮蔽板による整流作用で空気流
通性を保持しながら、前方から飛来する泥を前記
傾斜遮蔽板に付着させ、ラジエータ放熱面への泥
の付着を防止するようになつていた。
しかしながら、前記傾斜並設遮蔽板に一旦付着
した泥は除去されず、次々に泥が付着して重ねら
れるため、前記遮蔽板間の隙間が狭くなり、走行
を停止して前記付着泥を除去しない限りラジエー
タの冷却性能が回復しえなかつた。
本案は、このような難点を克服したラジエータ
の防泥装置の改良に係り、その目的とする処は、
何等の除泥作業を行なわなくとも、前記遮蔽板よ
り付着泥を除去することができるラジエータの防
泥装置を供する点にある。
以下第1図ないし第5図に図示された本案の一
実施例について説明する。
1はオフロード用自動二輪車の車体フレーム
で、同車体フレーム1に水冷式ガソリンエンジン
2が搭載され、同エンジン2の冷却用ラジエータ
3は車体上方に位置した燃料タンク4の前部に配
置され、その外側はラジエータカバー5で覆われ
るようになつている。
またラジエータ3は、前輪懸架用フロントフオ
ーク6を左右回動自在に枢着保持するヘツドパイ
プ7の背後に位置されれ、エンジン2とはウオー
タホース8,9を介して接続されている。
さらに第2図に図示されるように、ラジエータ
3は上下のブラケツト部3a,3bにおいてボル
ト10,11によりセンターフレーム12の側面
に組付けられている。
さらにまたラジエータ3の上下枠片13および
左右枠片14の中央に、前方へ指向してステー1
5,16が突設されている。
またラジエータ3の前面を被うに足る広さのガ
ード部材17は、左右方向に指向するとゝもに斜
前下方にαだけ傾斜した多数の遮蔽板18と、同
遮蔽板18を上下方向に一定の間隔lを存して固
定支持した周枠19と、同周枠19の上下左右部
分においてそれぞれ外方へ突設された四対の突片
20,21とよりなり、同四対の突片20,21
間にそれぞれゴムバンド22が張設され、同各ゴ
ムバンド22の中央部は前記ステー15,16に
それぞれ一体に結着されている。
なお前記ガード部材17は表面が平滑で泥が付
着しにくいステンレスあるいは樹脂で形成されて
いる。または金属製ガード部材17の表面に平滑
で泥が付着しにくい渡金が施され、あるいは、樹
脂製ガード部材17の表面に平滑で泥が付着しに
くい金属被膜が形成されてもよい。
第1図ないし第5図に図示の実施例は前記した
ように構成されているので、泥路を走行して、泥
23が冷却風24とゝもにラジエータ3の前方に
飛来すると、第5図に図示されるように、冷却風
24は遮蔽板18の間を同遮蔽板18と略平行し
て斜上方へ方向を変えてラジエータ3の放熱面間
を通過しうるが、慣性の大きな泥はそのまゝ後水
平方向に進んで遮蔽板18の前面に付着する。
そして自動二輪車が泥路を走行して車体フレー
ム1が上下に振動し、あるいはエンジン2が振動
した場合、ガード部材17の質量およびゴムバン
ド22のばね常数で設定される振動系の固有振動
数に前記振動数が接近した時に、前記ガード部材
17が上下左右に激しく振動し、同ガード部材1
7に付着した泥が振い落される。
このため、泥路を長時間に亘つて走行しても、
遮蔽板18に泥23が積層されてその間隙が塞が
ることはなく、また泥23が遮蔽板18の間隙を
通過してラジエータ3の放熱面に付着することが
ないので、ラジエータ3の冷却性能が損なわれな
い。
第1図ないし第5図に図示の実施例では、ラジ
エータ3の枠片13,14にステー15,16を
突設し、同ステー15,16とガード部材17の
突片20とをゴムバンド22で弾性的に連結した
が、第6図ないし第7図に図示するように、ゴム
製ステー25の基端に焼付けで一体に固着された
基板26を接着剤、その他の固着手段でラジエー
タ3の枠片13,14に一体に取付け、ゴム製ス
テー25の先端スリーブ部27にカラー28を嵌
装し、ガード部材17の突片29の孔30とカラ
ー28とにボルト31を挿入し、同ボルト31の
先端にナツト32を螺合緊締してもよく、このよ
うな実施例でも、ガード部材17を弾性支持させ
ることができ、第1図ないし第5図に図示の実施
例と同様な作用効果を奏しうる。
なお33はナツト32に嵌合されるワツシヤで
ある。
また第8図ないし第9図に図示するように、ラ
ジエータ3およびガード部材17の両側部上下下
端にカラーホルダー34,35を一体に形成し、
連結部材36の両端に一体にゴム製カラー37,
38を焼付け等で装着し、同カラー37,38を
前記ホルダー34,35に嵌合してもよく、この
ような実施例ではゴム製カラー37,38が弾性
変形し、平行リンクたる連結部材36によりラジ
エータ3に対して平行な状態を保持したまゝガー
ド部材17は上下に振動し、同ガード部材17に
付着した泥は落下する。
さらに前記実施例では、ガード部材17におけ
る遮蔽板18は一定の間隔lを存しかつ斜下方へ
α傾斜するようにガード部材17は形成されてい
たが、間隔lおよび傾斜角αを適宜変更できる
とゝもに、必要に応じて遮蔽板18を左右に変向
させるとゝもに、左右方向に亘り所定間隔毎に配
設してもよい。
本案では、複数の遮蔽板を傾斜並設して同遮蔽
板間に導風口を形成したガード部材をラジエータ
の前方に取付けてなるラジエータ装置において、
前記ガード部材と前記ラジエータとの間に所定間
隔を存し、前記ガード部材の上下方向の振動を許
容する弾性部材を介して前記ガード部材を支持し
たゝめ、前記ラジエータを備えた車両が泥路を走
行して、その泥が前方から前記ラジエータに飛来
しても、慣性の大きな泥は前記遮蔽板に付着し、
ラジエータの放熱面への付着が防止される。そし
て本考案では、弾性部材のばね常数と前記ガード
部材の質量とで設定される振動系の固有振動数が
悪路走行による車体上下振動数に合致しまたは近
似するように前記弾性部材のばね常数を設定した
ため、前記ガード部材の質量と弾性部材のばね常
数とで設定される振動系が、悪路走行中によつて
起される車体上下強制振動力でもつて共振または
共振に近い状態で上下に激しく振動し、この激し
い上下方向の振動でもつて前記ガード部材に付着
した泥が確実に振い落され、ラジエータの冷却性
能の低下が未然に阻止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案に係るラジエータの防泥装置の一
実施例を備えたオフロード用自動二輪車の側面
図、第2図は前記実施例の一部正面図、第3図は
その側面図、第4図はその斜視図、第5図はその
要部拡大縦断側面図、第6図は他の実施例の側面
図、第7図はその分解斜視図、第8図はさらに他
の実施例の側面図、第9図はその斜視図である。 1……車体フレーム、2……水冷式ガソリンエ
ンジン、3……ラジエータ、4……燃料タンク、
5……ラジエータカバー、6……前輪懸架用フロ
ントフオーク、7……ヘツドパイプ、8,9……
ウオータホース、10,11……ボルト、12…
…センターフレーム、13……上下枠片、14…
…左右枠片、15,16……ステー、17……ガ
ード部材、18……遮蔽板、19……周枠、2
0,21……突片、22……ゴムバンド、23…
…泥、24……冷却風、25……ゴム製ステー、
26……基板、27……先端スリーブ部、28…
…カラー、29……突片、30……孔、31……
ボルト、32……ナツト、33……ワツシヤ、3
4……ゴムホルダー、35……ゴムホルダー、3
6……連結部材、37,38……ゴム製カラー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数の遮蔽板を傾斜並設して同遮蔽板間に導風
    口を形成したガード部材をラジエータの前方に取
    付けてなる悪路走行用小型車両のラジエータ装置
    において、前記ガード部材と前記ラジエータと間
    に所定間隔を存し、前記ガード部材の上下方向の
    振動を許容する弾性部材を介して前記ガード部材
    を支持し、該弾性部材のばね常数と前記ガード部
    材の質量とで設定される振動系の固有振動数が悪
    路走行による車体上下振動数に合致しまたは近似
    するように前記弾性部材のばね常数を設定したこ
    とを特徴とする悪路走行用小型車両におけるラジ
    エータの防泥装置。
JP5126982U 1982-04-10 1982-04-10 悪路走行用小型車両におけるラジエ−タの防泥装置 Granted JPS58156075U (ja)

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JP5126982U JPS58156075U (ja) 1982-04-10 1982-04-10 悪路走行用小型車両におけるラジエ−タの防泥装置

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JP5126982U JPS58156075U (ja) 1982-04-10 1982-04-10 悪路走行用小型車両におけるラジエ−タの防泥装置

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JPS58156075U JPS58156075U (ja) 1983-10-18
JPS6217341Y2 true JPS6217341Y2 (ja) 1987-05-02

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55145810A (en) * 1979-04-30 1980-11-13 Toyoda Gosei Co Ltd Hinge structure

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JPS55145810A (en) * 1979-04-30 1980-11-13 Toyoda Gosei Co Ltd Hinge structure

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JPS58156075U (ja) 1983-10-18

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