JPH0732350Y2 - 自動車 - Google Patents
自動車Info
- Publication number
- JPH0732350Y2 JPH0732350Y2 JP1988140042U JP14004288U JPH0732350Y2 JP H0732350 Y2 JPH0732350 Y2 JP H0732350Y2 JP 1988140042 U JP1988140042 U JP 1988140042U JP 14004288 U JP14004288 U JP 14004288U JP H0732350 Y2 JPH0732350 Y2 JP H0732350Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- recess
- bumper
- guard
- deck
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はテールランプに泥、埃等が付着して視認性が害
されることを防止した自動車に関する。
されることを防止した自動車に関する。
〈従来の技術及び考案が解決しようとする課題〉 自動車のテールランプは夜間後方への車の存在を表示す
るために設けられるものであるが、例えばオフロード等
の悪環境下での走行においては、後輪によって跳ね上げ
られた泥や埃が巻込まれてテールランプに付着し、簡単
にその機能が損われてしまう。一方、付着物を除去する
ために、ワイパ方式あるいは洗浄水噴射方式等のランプ
クリーナを装備することも考えられるが、機構が複雑と
なってコスト高になるばかりでなく故障の可能性も高
い。
るために設けられるものであるが、例えばオフロード等
の悪環境下での走行においては、後輪によって跳ね上げ
られた泥や埃が巻込まれてテールランプに付着し、簡単
にその機能が損われてしまう。一方、付着物を除去する
ために、ワイパ方式あるいは洗浄水噴射方式等のランプ
クリーナを装備することも考えられるが、機構が複雑と
なってコスト高になるばかりでなく故障の可能性も高
い。
本考案は、上述の実状に鑑みて成されたものであり、走
行時に跳ね上げられた泥等の異物がテールランプに付着
しにくいボデー構造を有する自動車を提供することを目
的としている。
行時に跳ね上げられた泥等の異物がテールランプに付着
しにくいボデー構造を有する自動車を提供することを目
的としている。
〈課題を解決するための手段〉 上述の目的を達成するため、本考案にかかる自動車で
は、後方に突出して後輪のマッドガードを兼ねるリヤバ
ンパの上方に位置するリヤデッキの左右両端側にテール
ランプが配設されると共に該リヤデッキの後面と上面に
レンズを設け、前記リヤバンパと前記リヤデッキとの間
のボデー側面にそれらを上下に仕切ると共に後端が前記
後面のレンズ下方に位置して開口する凹部が形成され、
該凹部を流通する走行風により前記後面のレンズ下方に
空気流を形成させ、かつボデー上面を流通する走行風に
より該上面のレンズ上方に空気流を形成させ、該レンズ
への塵埃付着を防止するように構成した。
は、後方に突出して後輪のマッドガードを兼ねるリヤバ
ンパの上方に位置するリヤデッキの左右両端側にテール
ランプが配設されると共に該リヤデッキの後面と上面に
レンズを設け、前記リヤバンパと前記リヤデッキとの間
のボデー側面にそれらを上下に仕切ると共に後端が前記
後面のレンズ下方に位置して開口する凹部が形成され、
該凹部を流通する走行風により前記後面のレンズ下方に
空気流を形成させ、かつボデー上面を流通する走行風に
より該上面のレンズ上方に空気流を形成させ、該レンズ
への塵埃付着を防止するように構成した。
〈作用〉 後輪に跳ね上げられた泥水等はリヤバンパに当たり、そ
こで下方へ跳ね返される。一方、その上方に位置する凹
部内を流通する走行風が下方からの泥水等の流れをそこ
で遮断し、泥水等がそれよりも上方へ飛んでテールラン
プの後面レンズに付着するのを防止する。一方、テール
ランプの上面レンズはボデー上面を流通する走行風によ
り塵埃付着が防止される。
こで下方へ跳ね返される。一方、その上方に位置する凹
部内を流通する走行風が下方からの泥水等の流れをそこ
で遮断し、泥水等がそれよりも上方へ飛んでテールラン
プの後面レンズに付着するのを防止する。一方、テール
ランプの上面レンズはボデー上面を流通する走行風によ
り塵埃付着が防止される。
〈実施例〉 以下、本考案の一実施例を図面により具体的に説明す
る。
る。
第1図は本考案の一実施例にかかる自動車の後部斜視
図、第2図はその側面図、第3図は同じくその平面図、
第4図は同じくその後面図、第5図は同じくその斜め後
方から見た斜視図、第6図は第1図のVI−VI断面図であ
る。
図、第2図はその側面図、第3図は同じくその平面図、
第4図は同じくその後面図、第5図は同じくその斜め後
方から見た斜視図、第6図は第1図のVI−VI断面図であ
る。
これらの図面に示されるように、本実施例の自動車は、
ボデー11の中央部にエンジンが配置されたミッドシップ
型のものであり、中央部から前部にかけて車室12が形成
される。車輪は前二輪及び後二輪の全輪駆動型であり、
前輪13及び後輪14は各々サスペンションアーム15,16の
先端に取付けられている。
ボデー11の中央部にエンジンが配置されたミッドシップ
型のものであり、中央部から前部にかけて車室12が形成
される。車輪は前二輪及び後二輪の全輪駆動型であり、
前輪13及び後輪14は各々サスペンションアーム15,16の
先端に取付けられている。
前輪13の前方にはフロントバンパ17が配設されると共
に、前輪13の後方のボデー11にはマッドスカッタ18が形
成されている。また、前輪13の上方には、フロントバン
パ17とマッドスカッタ18との間に前後方向に沿って形成
された凹部19を介してフロントガード20が前輪13を覆う
ようにボデー11の側面に突設されている。このガード20
は板状をなし、その後部は前輪13の後方まで略水平に延
びており、ボデー11の前後方向に連続する前記凹部19を
流れる空気流及びガード20の上面を流れる空気流のガイ
ドの役目も併有するものである。
に、前輪13の後方のボデー11にはマッドスカッタ18が形
成されている。また、前輪13の上方には、フロントバン
パ17とマッドスカッタ18との間に前後方向に沿って形成
された凹部19を介してフロントガード20が前輪13を覆う
ようにボデー11の側面に突設されている。このガード20
は板状をなし、その後部は前輪13の後方まで略水平に延
びており、ボデー11の前後方向に連続する前記凹部19を
流れる空気流及びガード20の上面を流れる空気流のガイ
ドの役目も併有するものである。
一方、後輪14の前方のボデー11にはリヤマッドスカッタ
21が形成されると共に、後輪14の後方にはリヤバンパ22
が配設されている。このリヤバンパ22は後輪14の後方の
全体を覆い後輪マッドガードを兼ねる大形の形状を有す
ると共にボデー11の後方に突出して形成される。また、
後輪14の上方には、前輪13に関すると同様に、リヤマッ
ドスカッタ21とリヤバンパ22との間に前後方向に沿って
形成された凹部23を介してリヤガード24が後輪14を覆う
ようにボデー11の側面に突設されている。このガード24
も前述のフロントガード20と同様に略水平な板状をなし
ており、フロントガード20の延長線上に並んで形成さ
れ、凹部19に繋がる凹部23内や上面を流れる空気流のガ
イドの役目も果たす。
21が形成されると共に、後輪14の後方にはリヤバンパ22
が配設されている。このリヤバンパ22は後輪14の後方の
全体を覆い後輪マッドガードを兼ねる大形の形状を有す
ると共にボデー11の後方に突出して形成される。また、
後輪14の上方には、前輪13に関すると同様に、リヤマッ
ドスカッタ21とリヤバンパ22との間に前後方向に沿って
形成された凹部23を介してリヤガード24が後輪14を覆う
ようにボデー11の側面に突設されている。このガード24
も前述のフロントガード20と同様に略水平な板状をなし
ており、フロントガード20の延長線上に並んで形成さ
れ、凹部19に繋がる凹部23内や上面を流れる空気流のガ
イドの役目も果たす。
このリヤガード24はボデー11の後部のリヤデッキを構成
するリヤアッパガード25に連続している。リヤアッパガ
ード25は、第4図及び第5図によく示されるように、ボ
デー11の後端に左右水平方向(車幅方向)に延びると共
に、ボデー11にはその下部に前記凹部23と連続する凹部
26が形成され、その凹部26の下方に前記リヤバンパ22が
配設されている。つまり、リヤバンパ22及びその上方に
位置するリヤアッパガード25はこの凹部26によって上下
に仕切られた恰好となる。
するリヤアッパガード25に連続している。リヤアッパガ
ード25は、第4図及び第5図によく示されるように、ボ
デー11の後端に左右水平方向(車幅方向)に延びると共
に、ボデー11にはその下部に前記凹部23と連続する凹部
26が形成され、その凹部26の下方に前記リヤバンパ22が
配設されている。つまり、リヤバンパ22及びその上方に
位置するリヤアッパガード25はこの凹部26によって上下
に仕切られた恰好となる。
リヤアッパガード25の左右方向(車幅方向)両端角部に
はテールランプ27が取付けられている。このテールラン
プ27は上方及び後方からの視認性を考慮したものであ
り、第6図に示すように、一個の電球28の光をそれぞれ
上面レンズ29及び後面レンズ30を介して上方及び後方へ
照射するようになっている。
はテールランプ27が取付けられている。このテールラン
プ27は上方及び後方からの視認性を考慮したものであ
り、第6図に示すように、一個の電球28の光をそれぞれ
上面レンズ29及び後面レンズ30を介して上方及び後方へ
照射するようになっている。
さらに、ボデー11の左右上面後部には、吸排気ダクト31
が盛り上がって形成されている。この吸排気ダクト31は
その前部からエンジンの吸気及びラジエータの冷却風を
取り入れ、その後部からラジエータ冷却後の冷却風を後
方へ向って排出する。また、ボデー11の後面の前記凹部
26内にはエンジンの排気口32が配設されている。
が盛り上がって形成されている。この吸排気ダクト31は
その前部からエンジンの吸気及びラジエータの冷却風を
取り入れ、その後部からラジエータ冷却後の冷却風を後
方へ向って排出する。また、ボデー11の後面の前記凹部
26内にはエンジンの排気口32が配設されている。
このような構成において、オフロード等悪環境下での走
行時、後輪14に跳ね上げられた泥水等はマッドガードを
兼ねる大形のリヤバンパ22に当り、そこで大部分は下方
へ跳ね返される。一方、走行時はボデー11の前後方向に
連なる凹部19,23内に高速の走行風が流通し、それがボ
デー11の後面の凹部26内を流れる。そのため、跳ね上げ
られた泥水の一部がリヤバンパ22を通り越して上方へ向
かおうとしても、この走行風によって凹部26より上方へ
行くのが阻止される。すなわち、リヤバンパ22のマッド
ガードとしての泥除け効果及び凹部26内の空気流による
スプラッシュ遮断効果によって、テールランプ27に泥水
等が付着するのが有効に防止される。
行時、後輪14に跳ね上げられた泥水等はマッドガードを
兼ねる大形のリヤバンパ22に当り、そこで大部分は下方
へ跳ね返される。一方、走行時はボデー11の前後方向に
連なる凹部19,23内に高速の走行風が流通し、それがボ
デー11の後面の凹部26内を流れる。そのため、跳ね上げ
られた泥水の一部がリヤバンパ22を通り越して上方へ向
かおうとしても、この走行風によって凹部26より上方へ
行くのが阻止される。すなわち、リヤバンパ22のマッド
ガードとしての泥除け効果及び凹部26内の空気流による
スプラッシュ遮断効果によって、テールランプ27に泥水
等が付着するのが有効に防止される。
さらに、ボデー11の上面に向くテールランプ27にあって
は、リヤガード24上面を流れる走行風及び吸排気ダクト
31から後方へ向けて排出された冷却風によって泥水等が
吹飛ばされることで、汚れの付着が防止される。また、
ボデー11の側面に向くテールランプ27については、リヤ
マッドスカッタ21によって泥水が効果的にカットされる
と共に、リヤガード24の側面に沿って流れる走行風が泥
水等を吹飛ばすことで、汚れの付着が防止される。
は、リヤガード24上面を流れる走行風及び吸排気ダクト
31から後方へ向けて排出された冷却風によって泥水等が
吹飛ばされることで、汚れの付着が防止される。また、
ボデー11の側面に向くテールランプ27については、リヤ
マッドスカッタ21によって泥水が効果的にカットされる
と共に、リヤガード24の側面に沿って流れる走行風が泥
水等を吹飛ばすことで、汚れの付着が防止される。
〈考案の効果〉 以上、一実施例を挙げて詳細に説明したように本考案に
よれば、後方に突出して後輪のマッドガードを兼ねるリ
ヤバンパの上方に位置するリヤデッキにテールランプを
配設し、リヤバンパとリヤデッキとの間にそれらを上下
に仕切ると共に走行風が流通する凹部を形成したので、
前記凹部を流れる走行風とボデー上面を流れる走行風と
により、走行時に跳ね上げられた泥等がテールランプに
付着することを有効に防止でき、特別なランプクリーナ
を用いることなくテールランプの視認性を常に良好に保
つことが可能となる。
よれば、後方に突出して後輪のマッドガードを兼ねるリ
ヤバンパの上方に位置するリヤデッキにテールランプを
配設し、リヤバンパとリヤデッキとの間にそれらを上下
に仕切ると共に走行風が流通する凹部を形成したので、
前記凹部を流れる走行風とボデー上面を流れる走行風と
により、走行時に跳ね上げられた泥等がテールランプに
付着することを有効に防止でき、特別なランプクリーナ
を用いることなくテールランプの視認性を常に良好に保
つことが可能となる。
第1図は本考案の一実施例にかかる自動車の後部斜視
図、第2図はその側面図、第3図は同じくその平面図、
第4図は同じくその後面図、第5図は同じくその斜め後
方から見た斜視図、第6図は第1図のVI−VI断面図であ
る。 図面中、 11はボデー、22はリヤバンパ、25はリヤアッパガード
(リヤデッキ)、26は凹部、27はテールランプである。
図、第2図はその側面図、第3図は同じくその平面図、
第4図は同じくその後面図、第5図は同じくその斜め後
方から見た斜視図、第6図は第1図のVI−VI断面図であ
る。 図面中、 11はボデー、22はリヤバンパ、25はリヤアッパガード
(リヤデッキ)、26は凹部、27はテールランプである。
Claims (1)
- 【請求項1】後方に突出して後輪のマッドガードを兼ね
るリヤバンパの上方に位置するリヤデッキの左右両端側
にテールランプが配設されると共に該リヤデッキの後面
と上面にレンズを設け、前記リヤバンパと前記リヤデッ
キとの間のボデー側面にそれらを上下に仕切ると共に後
端が前記後面のレンズ下方に位置して開口する凹部が形
成され、該凹部を流通する走行風により前記後面のレン
ズ下方に空気流を形成させ、かつボデー上面を流通する
走行風により該上面のレンズ上方に空気流を形成させ、
該レンズへの塵埃付着を防止するように構成したことを
特徴とする自動車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988140042U JPH0732350Y2 (ja) | 1988-10-28 | 1988-10-28 | 自動車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988140042U JPH0732350Y2 (ja) | 1988-10-28 | 1988-10-28 | 自動車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0260685U JPH0260685U (ja) | 1990-05-07 |
JPH0732350Y2 true JPH0732350Y2 (ja) | 1995-07-26 |
Family
ID=31403854
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988140042U Expired - Lifetime JPH0732350Y2 (ja) | 1988-10-28 | 1988-10-28 | 自動車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0732350Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57153079U (ja) * | 1981-03-24 | 1982-09-25 | ||
JPS6057447U (ja) * | 1983-09-28 | 1985-04-22 | 三菱自動車工業株式会社 | テ−ルランプの汚れ防止構造 |
-
1988
- 1988-10-28 JP JP1988140042U patent/JPH0732350Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0260685U (ja) | 1990-05-07 |
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