JPH0514954Y2 - - Google Patents
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- JPH0514954Y2 JPH0514954Y2 JP1046987U JP1046987U JPH0514954Y2 JP H0514954 Y2 JPH0514954 Y2 JP H0514954Y2 JP 1046987 U JP1046987 U JP 1046987U JP 1046987 U JP1046987 U JP 1046987U JP H0514954 Y2 JPH0514954 Y2 JP H0514954Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chain
- swing arm
- sprocket
- vehicle body
- axle
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 9
- 239000013618 particulate matter Substances 0.000 description 2
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 1
- 230000004888 barrier function Effects 0.000 description 1
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 1
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この考案はチエーン駆動形式の自動2輪車等に
係り、特にスプロケツト等の回転に伴つて飛散す
るオイル等を効率的に車体外方へ排除して、スイ
ングアームに対するオイルの汚れを極力防止する
ようにしたものに関する。
係り、特にスプロケツト等の回転に伴つて飛散す
るオイル等を効率的に車体外方へ排除して、スイ
ングアームに対するオイルの汚れを極力防止する
ようにしたものに関する。
[従来の技術]
チエーン駆動形式の自動2輪車にあつては、チ
エーンに沿つてチエーンケースを配設することが
一般的である。チエーンケースは断面略逆U字状
の部材であり、チエーンを覆うように設けられて
いる。このようにしてチエーン及びスプロケツト
から飛散するオイルがさらに周囲へ飛散しないよ
うにしている。また片持式スイングアームを有す
るチエーン駆動形式の自動2輪車も公知であり、
この場合、チエーンケースは片持式スイングアー
ムの上方に位置している。
エーンに沿つてチエーンケースを配設することが
一般的である。チエーンケースは断面略逆U字状
の部材であり、チエーンを覆うように設けられて
いる。このようにしてチエーン及びスプロケツト
から飛散するオイルがさらに周囲へ飛散しないよ
うにしている。また片持式スイングアームを有す
るチエーン駆動形式の自動2輪車も公知であり、
この場合、チエーンケースは片持式スイングアー
ムの上方に位置している。
[考案が解決しようとする問題点]
ところでチエーンやスプロケツトの回転に伴つ
て飛散したオイルは、まずチエーンケースの頂部
内側に主として付着し、その後走行風や振動等に
よつて自然落下する。ゆえにチエーンケースが片
持式スイングアームの上方に位置すると、片持式
スイングアームの表面が落下したオイルによつて
広範囲に汚され易い。そのうえオイルが車体内側
に落下すると、これを除去することが難しい。
て飛散したオイルは、まずチエーンケースの頂部
内側に主として付着し、その後走行風や振動等に
よつて自然落下する。ゆえにチエーンケースが片
持式スイングアームの上方に位置すると、片持式
スイングアームの表面が落下したオイルによつて
広範囲に汚され易い。そのうえオイルが車体内側
に落下すると、これを除去することが難しい。
ゆえに本考案はかかる飛散オイルを効率よく車
体外方へ排除させることを目的とする。
体外方へ排除させることを目的とする。
[問題点を解決するための手段]
本考案に係る自動2輪車の後輪支持装置は、自
動2輪車の車体後部に一端を回動自在に取付け、
かつ他端に車軸を支持するための車軸支持部を設
け、この一側に後輪を他側にチエーン駆動のため
のスプロケツトとそれぞれ配設してなる片持式ス
イングアームを有し、該片持式スイングアームの
上方へ前記チエーンを覆う断面略逆U字状のチエ
ーンケースを配設したものであつて、該チエーン
ケースの頂部内面で少なくとも前記スプロケツト
近傍部分に、後端部が車体外方へ向くよう進行方
向に対して斜交配置される壁部を垂設したことを
特徴とする。
動2輪車の車体後部に一端を回動自在に取付け、
かつ他端に車軸を支持するための車軸支持部を設
け、この一側に後輪を他側にチエーン駆動のため
のスプロケツトとそれぞれ配設してなる片持式ス
イングアームを有し、該片持式スイングアームの
上方へ前記チエーンを覆う断面略逆U字状のチエ
ーンケースを配設したものであつて、該チエーン
ケースの頂部内面で少なくとも前記スプロケツト
近傍部分に、後端部が車体外方へ向くよう進行方
向に対して斜交配置される壁部を垂設したことを
特徴とする。
[考案の作用]
本考案に係るチエーンケースの頂部内面には、
少なくともスプロケツト近傍に進行方向に対して
斜交する壁部が垂設されている。またこの壁部の
後端部は車体外方へ向つている。そこでスプロケ
ツト部分から上方側へ向つて飛散したオイルは、
まずチエーンケースの頂部に付着する。その後走
行風等によつて後方の壁部まで押し流され、さら
に壁部に沿つて斜め後方へ押し流れる。そして壁
部の後端部に至ると、車体外方へ落下する。ゆえ
にチエーンケースがスイングアーム上に位置して
も、これをあまり広範囲に汚さない。
少なくともスプロケツト近傍に進行方向に対して
斜交する壁部が垂設されている。またこの壁部の
後端部は車体外方へ向つている。そこでスプロケ
ツト部分から上方側へ向つて飛散したオイルは、
まずチエーンケースの頂部に付着する。その後走
行風等によつて後方の壁部まで押し流され、さら
に壁部に沿つて斜め後方へ押し流れる。そして壁
部の後端部に至ると、車体外方へ落下する。ゆえ
にチエーンケースがスイングアーム上に位置して
も、これをあまり広範囲に汚さない。
[実施例]
第1図乃至第5図に本考案の一実施例を示す。
第1図は本考案を適用して自動2輪車の内部構造
の左側面を示し、第2図は自動2輪車の後輪支持
装置を分解して示すものである。第3図乃至第5
図は自動2輪車後輪支持装置の側面、平面及び後
部側側面をそれぞれ示している。
第1図は本考案を適用して自動2輪車の内部構造
の左側面を示し、第2図は自動2輪車の後輪支持
装置を分解して示すものである。第3図乃至第5
図は自動2輪車後輪支持装置の側面、平面及び後
部側側面をそれぞれ示している。
この自動2輪車は、第1図に示すように車体フ
レームの主体的部分であるメインフレーム1の前
部にフロントフオーク2が回動自在に支持されて
おり、これに前輪3が支持されている。前輪3は
フロントフオーク2上部のハンドル4によつて回
動される。さらにメインフレーム1の後端部には
片持式スイングアーム5の前端が回動自在に取付
けられている。この片持式スイングアーム5のス
イング運動はリヤクツシヨンユニツト6によつて
受けられている。またその後端部一側には後輪7
が取付けられている。後輪7はメインフレーム1
に取付けられているエンジン8によりチエーン9
を介して駆動される。
レームの主体的部分であるメインフレーム1の前
部にフロントフオーク2が回動自在に支持されて
おり、これに前輪3が支持されている。前輪3は
フロントフオーク2上部のハンドル4によつて回
動される。さらにメインフレーム1の後端部には
片持式スイングアーム5の前端が回動自在に取付
けられている。この片持式スイングアーム5のス
イング運動はリヤクツシヨンユニツト6によつて
受けられている。またその後端部一側には後輪7
が取付けられている。後輪7はメインフレーム1
に取付けられているエンジン8によりチエーン9
を介して駆動される。
片持式スイングアーム5は第2図に示すように
平面形状が略Y字状をなし、前端部が二又状に分
枝して取付腕部10をなす。取付腕部10の先端
にはピボツト部11が設けられ、ここで前述のメ
インフレーム1の後部へ回動自在に取付けられて
いる。一方片持式スイングアーム5の後端部は自
由端をなし、ここに車軸支持部12が形成され
る。車軸支持部12にはその一側より出入自在と
なつている多段の車軸13が回転自在に支持され
ている。車軸13の大径側端部にはフランジ14
が形成され、これに後端7が取付けられている。
(第4図参照)また車軸13の他端は車軸支持部
12を貫いて他側へ突出し、ここにチエーン駆動
用のスプロケツト15並びに公知の緩衝体16が
取付けられ、さらにその先端部がアクスルナツト
17によつて締結されている。これにより車軸1
3は片持式スイングアーム5の一側においてアク
スルナツト17一個によつて取付けられる。また
フランジ14には、ブレーキデイスク18が一体
回転可能に取付けられている。さらにブレーキデ
イスク18側の車軸支持部12側部には、仮想線
で示すキヤリパブラケツト19が設けられ、これ
に支持されたキヤリパ20がブレーキデイスク1
8と摺接可能となつている(第4図参照)。また
スプロケツト7近くの片持式スイングアーム5側
方には、略コ字状のスプロケツトガード21が外
方へ突設され、スプロケツト15の一部を覆つて
いる。スプロケツトガード21は片持式スイング
アーム5の上下両面にその両端を取付けられてお
り、その上辺にはステー22が設けられている。
ステー22は内方へ延出し、さらに上方へ屈曲す
る部材であり、この先端にチエーンケース23の
後方取付部24がボルト17によつて取付けられ
ている。このようにしてステー22を設けると、
チエーンケース23を支持するために長尺のステ
ーを片持式スイングアーム5から一体に形成する
場合と比較して製造上有利なものとなる。このチ
エーンケース23は、第3図及び第4図に示すよ
うに、スプロケツト15と噛み合うチエーン9を
覆うよう片持式スイングアーム5の前後方向に配
設される部材であり、その前方取付部26は片持
式スイングアーム5の上面に突出形成されたブラ
ケツト27にボルト28で取付けられている。
平面形状が略Y字状をなし、前端部が二又状に分
枝して取付腕部10をなす。取付腕部10の先端
にはピボツト部11が設けられ、ここで前述のメ
インフレーム1の後部へ回動自在に取付けられて
いる。一方片持式スイングアーム5の後端部は自
由端をなし、ここに車軸支持部12が形成され
る。車軸支持部12にはその一側より出入自在と
なつている多段の車軸13が回転自在に支持され
ている。車軸13の大径側端部にはフランジ14
が形成され、これに後端7が取付けられている。
(第4図参照)また車軸13の他端は車軸支持部
12を貫いて他側へ突出し、ここにチエーン駆動
用のスプロケツト15並びに公知の緩衝体16が
取付けられ、さらにその先端部がアクスルナツト
17によつて締結されている。これにより車軸1
3は片持式スイングアーム5の一側においてアク
スルナツト17一個によつて取付けられる。また
フランジ14には、ブレーキデイスク18が一体
回転可能に取付けられている。さらにブレーキデ
イスク18側の車軸支持部12側部には、仮想線
で示すキヤリパブラケツト19が設けられ、これ
に支持されたキヤリパ20がブレーキデイスク1
8と摺接可能となつている(第4図参照)。また
スプロケツト7近くの片持式スイングアーム5側
方には、略コ字状のスプロケツトガード21が外
方へ突設され、スプロケツト15の一部を覆つて
いる。スプロケツトガード21は片持式スイング
アーム5の上下両面にその両端を取付けられてお
り、その上辺にはステー22が設けられている。
ステー22は内方へ延出し、さらに上方へ屈曲す
る部材であり、この先端にチエーンケース23の
後方取付部24がボルト17によつて取付けられ
ている。このようにしてステー22を設けると、
チエーンケース23を支持するために長尺のステ
ーを片持式スイングアーム5から一体に形成する
場合と比較して製造上有利なものとなる。このチ
エーンケース23は、第3図及び第4図に示すよ
うに、スプロケツト15と噛み合うチエーン9を
覆うよう片持式スイングアーム5の前後方向に配
設される部材であり、その前方取付部26は片持
式スイングアーム5の上面に突出形成されたブラ
ケツト27にボルト28で取付けられている。
またブレーキデイスク18側に立設するチエー
ンケース23の車体内方側に上下方向へ延びて設
けられる上部隔壁29の下辺は、片持式スイング
アーム5上面に近接配置されている。さらに壁部
29のうち、スプロケツト15及びブレーキデイ
スク18の配設範囲には、断面U字形の弾性部材
からなるシール30が取付けられており、これに
より片持式スイングアーム5上に密接している。
ゆえにこの範囲においては、壁部29がスプロケ
ツト15とクレーキデイスク18間の連絡を断つ
隔壁をなしている。さらにチエーンケース23の
頂部31内側でスプロケツト15の近傍位置に
は、複数のリブ32が下方へ向つて垂設されてい
る。このリブ32(本考案の壁部の具体例に相当
する)は第4図に示すように、進行方向(矢示X
方向)に対して斜交配置されており、その前端部
33は車体中心側に向い、後端部34は車体外方
(矢示Y方向)へ向つている。ゆえにスプロケツ
ト15が第3図の矢示方向へ回転し、これにより
はね上げられて頂部31内面へ付着されたオイル
35は、第4図に矢示するように走行風によつて
リブ32まで押し流され、さらにこれに沿つて斜
め後方へ流れて後端部34へ至り、ついには落下
する。このとき落下位置は最も車体中心から遠い
車体外方側となる。ゆえに落下したオイルの多く
はそのまま車体外方へ落ち、片持式スイングアー
ム5上を汚さない。また仮に片持式スイングアー
ム5上へ落ちても、手の届き易い車体外方側であ
つて、しかもその量は少ないものとなる。ゆえに
最も手の届きにくい車体中心側には殆ど落下しな
いので、表面に付着したオイルの除去が容易とな
る。またスプロケツト15が上方へはね上げたオ
イルは、リブ32の存在によつて、あまりチエー
ンケース23内前方まで広がらないようにされて
いる。
ンケース23の車体内方側に上下方向へ延びて設
けられる上部隔壁29の下辺は、片持式スイング
アーム5上面に近接配置されている。さらに壁部
29のうち、スプロケツト15及びブレーキデイ
スク18の配設範囲には、断面U字形の弾性部材
からなるシール30が取付けられており、これに
より片持式スイングアーム5上に密接している。
ゆえにこの範囲においては、壁部29がスプロケ
ツト15とクレーキデイスク18間の連絡を断つ
隔壁をなしている。さらにチエーンケース23の
頂部31内側でスプロケツト15の近傍位置に
は、複数のリブ32が下方へ向つて垂設されてい
る。このリブ32(本考案の壁部の具体例に相当
する)は第4図に示すように、進行方向(矢示X
方向)に対して斜交配置されており、その前端部
33は車体中心側に向い、後端部34は車体外方
(矢示Y方向)へ向つている。ゆえにスプロケツ
ト15が第3図の矢示方向へ回転し、これにより
はね上げられて頂部31内面へ付着されたオイル
35は、第4図に矢示するように走行風によつて
リブ32まで押し流され、さらにこれに沿つて斜
め後方へ流れて後端部34へ至り、ついには落下
する。このとき落下位置は最も車体中心から遠い
車体外方側となる。ゆえに落下したオイルの多く
はそのまま車体外方へ落ち、片持式スイングアー
ム5上を汚さない。また仮に片持式スイングアー
ム5上へ落ちても、手の届き易い車体外方側であ
つて、しかもその量は少ないものとなる。ゆえに
最も手の届きにくい車体中心側には殆ど落下しな
いので、表面に付着したオイルの除去が容易とな
る。またスプロケツト15が上方へはね上げたオ
イルは、リブ32の存在によつて、あまりチエー
ンケース23内前方まで広がらないようにされて
いる。
なお第2図及び第3図等において明らかなよう
に、片持式スイングアーム5の下面でブレーキデ
イスク18近傍にも板状の下部隔壁36が垂設さ
れている。この下部隔壁36はシール37を介し
て片持式スイングアーム5下面に密接し、かつそ
の一端部で片持式スイングアーム5下面へ取付け
られている。さらに車軸支持部12の後方にも後
部隔壁38がキヤリパブラケツト19の直線状の
辺部に当接して取付けられている。ゆえにこれら
下部隔壁36及び後部隔壁38はスプロケツト1
5側とブレーキデイスク18側との間を仕切り、
両者間の直接の連絡を断つ隔壁となつている。し
たがつて本実施例においては、第5図に示すよう
にスプロケツト15が回転すると、オイル35の
みならずチエーンとの摩耗による粒状の金属片や
砂粒等からなる粒状物39も周囲にはね飛ばされ
る。このうちオイル35は前述したようにリブ3
2によつて車体外方へ排除されるが、粒状物39
も上部隔壁29及び下部隔壁36並びに後部隔壁
38(第2図参照)によつてはね返され、ついに
は下方へ落下する。なおリブ32をスプロケツト
15上方位置に設けたので、リブ32の沿つて流
れたオイル35の多くがスプロケツト15上に落
下する。ゆえにはね上げオイルの回収率が上がり
好都合である。しかもリブ32によりチエーンケ
ース23の剛性も上がる。
に、片持式スイングアーム5の下面でブレーキデ
イスク18近傍にも板状の下部隔壁36が垂設さ
れている。この下部隔壁36はシール37を介し
て片持式スイングアーム5下面に密接し、かつそ
の一端部で片持式スイングアーム5下面へ取付け
られている。さらに車軸支持部12の後方にも後
部隔壁38がキヤリパブラケツト19の直線状の
辺部に当接して取付けられている。ゆえにこれら
下部隔壁36及び後部隔壁38はスプロケツト1
5側とブレーキデイスク18側との間を仕切り、
両者間の直接の連絡を断つ隔壁となつている。し
たがつて本実施例においては、第5図に示すよう
にスプロケツト15が回転すると、オイル35の
みならずチエーンとの摩耗による粒状の金属片や
砂粒等からなる粒状物39も周囲にはね飛ばされ
る。このうちオイル35は前述したようにリブ3
2によつて車体外方へ排除されるが、粒状物39
も上部隔壁29及び下部隔壁36並びに後部隔壁
38(第2図参照)によつてはね返され、ついに
は下方へ落下する。なおリブ32をスプロケツト
15上方位置に設けたので、リブ32の沿つて流
れたオイル35の多くがスプロケツト15上に落
下する。ゆえにはね上げオイルの回収率が上がり
好都合である。しかもリブ32によりチエーンケ
ース23の剛性も上がる。
なお本考案は上記実施例に限定されるものでな
く、種々の変形や応用が可能である。例えばスイ
ングアームは実施例の片持式のものと異り、一般
的に用いられている両持式のフオークタイプのも
のであつても、少なくとも一部分がチエーンケー
スと交叉するような配置になつていれば適用可能
である。
く、種々の変形や応用が可能である。例えばスイ
ングアームは実施例の片持式のものと異り、一般
的に用いられている両持式のフオークタイプのも
のであつても、少なくとも一部分がチエーンケー
スと交叉するような配置になつていれば適用可能
である。
[考案の効果]
本考案に係るチエーン駆動装置においては、少
なくともスプロケツト近傍のチエーンケース頂部
内面に壁部を垂設し、かつこの壁部を後端部が車
体外方へ向うよう進行方向に対して斜交配置した
ので、スプロケツト及びチエーンによつて飛ばさ
れたオイルは壁部によつて車体外方へ案内排除さ
れる。ゆえにオイルによるスイングアーム上の汚
れを極力防止できると共に、もしスイングアーム
表面に付着して汚れても、これを容易に除去する
ことができる。
なくともスプロケツト近傍のチエーンケース頂部
内面に壁部を垂設し、かつこの壁部を後端部が車
体外方へ向うよう進行方向に対して斜交配置した
ので、スプロケツト及びチエーンによつて飛ばさ
れたオイルは壁部によつて車体外方へ案内排除さ
れる。ゆえにオイルによるスイングアーム上の汚
れを極力防止できると共に、もしスイングアーム
表面に付着して汚れても、これを容易に除去する
ことができる。
第1図乃至第5図は本考案の一実施例を示し、
第1図は自動2輪車の内部構造を示す側面図、第
2図は分解斜視図、第3図は要部の側面図、第4
図はその平面図、第5図は第4図のZ視図であ
る。 符号の説明、5……片持式スイングアーム、7
……後輪、12……車軸支持部、13……車軸、
15……スプロケツト、18……ブレーキデイス
ク、23……チエーンケース、29……上部隔
壁、31……頂部、32……リブ(壁部)、33
……前端部、34……後端部。
第1図は自動2輪車の内部構造を示す側面図、第
2図は分解斜視図、第3図は要部の側面図、第4
図はその平面図、第5図は第4図のZ視図であ
る。 符号の説明、5……片持式スイングアーム、7
……後輪、12……車軸支持部、13……車軸、
15……スプロケツト、18……ブレーキデイス
ク、23……チエーンケース、29……上部隔
壁、31……頂部、32……リブ(壁部)、33
……前端部、34……後端部。
Claims (1)
- 自動2輪車の車体後部に一端を回動自在に取付
け、かつ他端に車軸を支持するための車軸支持部
を設け、該車軸側に後輪とチエーン駆動のための
スプロケツトとをそれぞれ配設してなるスイング
アームを有し、該スイングアームの上方へ前記チ
エーンを覆う断面略逆U字状のチエーンケースを
配設したものにおいて、該チエーンケースの頂部
内面で少なくとも前記スプロケツト近傍部分に、
後端部が車体外方へ向くよう進行方向に対して斜
交配置される壁部を垂設したことを特徴とする自
動2輪車の後輪支持装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1046987U JPH0514954Y2 (ja) | 1987-01-27 | 1987-01-27 | |
FR8800853A FR2609958B1 (fr) | 1987-01-27 | 1988-01-26 | Dispositif de support pour roues arriere de motocyclettes |
US07/404,054 US4993508A (en) | 1987-01-27 | 1989-09-07 | Rear wheel supporting device for a motorcycle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1046987U JPH0514954Y2 (ja) | 1987-01-27 | 1987-01-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63117682U JPS63117682U (ja) | 1988-07-29 |
JPH0514954Y2 true JPH0514954Y2 (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=30796791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1046987U Expired - Lifetime JPH0514954Y2 (ja) | 1987-01-27 | 1987-01-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0514954Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009073296A (ja) * | 2007-09-19 | 2009-04-09 | Honda Motor Co Ltd | 自動二輪車のスプロケットガード構造 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5718113B2 (ja) * | 2011-03-18 | 2015-05-13 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗型車両のチェーンケース構造 |
-
1987
- 1987-01-27 JP JP1046987U patent/JPH0514954Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009073296A (ja) * | 2007-09-19 | 2009-04-09 | Honda Motor Co Ltd | 自動二輪車のスプロケットガード構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63117682U (ja) | 1988-07-29 |
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