JPS63306014A - 複層インサ−ト射出成形品 - Google Patents

複層インサ−ト射出成形品

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JPS63306014A
JPS63306014A JP62142196A JP14219687A JPS63306014A JP S63306014 A JPS63306014 A JP S63306014A JP 62142196 A JP62142196 A JP 62142196A JP 14219687 A JP14219687 A JP 14219687A JP S63306014 A JPS63306014 A JP S63306014A
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resin
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layer
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高志 渡辺
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は一層が柔軟で傷がつきにくくゴム弾性、防振性
能を有する熱可塑性エラストマーから成り、他層は剛性
、強靭性に富む熱可塑性樹脂から成る金属部品をインサ
ートした複層インサート射出成形品に関する。
(従来の技術と問題点〕 最近は熱可塑性樹脂に金属部品をインサートした成形品
が数多く使用されている。例えば家電、0AII器、自
動車部品等に使用例が多い。この場合の問題点としては
、例えば小型モーターを、熱可塑性樹脂の台にインサー
トされているボルトで固定する等の場合に、防振性を上
げるため加硫ゴムをパツキンとして挟む必要がある点、
ざらに成形時或いは使用時に、一般にインサート成形品
に於てはインサートされた金属部品によって熱可塑性樹
脂に亀裂が発生する場合があり改善が必要である点等が
あげられる。
(問題点を解決するための手段〕 本発明は上記問題点を解決した、熱可塑性エラストマー
と熱可塑性樹脂とからなる複層のインサート射出成形品
を提供するものである。熱可塑性エラストマーとしては
、ゴム弾性、防撮性を有し、金属及び熱可塑性樹脂との
接着性、相溶性に優れ、且つ製品の実用条件下での耐熱
老化、耐候性に最も優れることが条件で、本発明記載の
特定のエラストマーを用いることが必須である。
すなわち、本発明は a)少なくとも2ケのビニル芳香族化合物を主体とする
重合体ブロックAと少なくとも1ケの共役ジエン化合物
を主体とする重合体ブロックBとから成るブロック共重
合体を水素添加してえられろ水添ブロック共重合体に、
有機カルボン酸又はその誘導体を付加させて得られた変
性水添ブロック共重合体又は該変性水添ブロック共重合
体と水添ブロック共重合体との混合物とb)ポリオレフ
ィン樹脂、ポリスチレン樹脂、ABS樹脂、ポリアミド
樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアセタール樹脂、変性P
PE樹脂等から選ばれた熱可塑性樹脂と C)金属部品とから成る複層インサート射出成形品を提
供するものである。
本発明では、上記a)エラストマー成分と C)金属と
の接着が良好であり剥離することもない。又、a)エラ
ストマー成分と b)熱可塑性樹脂成分との接着も強固
であり、且つ双方の相溶性も良好でおるため、スクラッ
プを再度b)層へ混合することも可能で、経済性の点か
らも極めて有利となった。
本発明の複層成形品の重合体成分のうち(a)成分又は
その原料として用いられろ水添ブロック共重合体は、少
なくとも2個のビニル芳香族化合物を主体とする重合体
ブロックAと、少なくとも1個の共役ジエン化合物を主
体とする重合体ブロックBとから成るブロック共重合体
を水素添加して得られるものであり、 例えば、A−B−A、  B−A−B−A、(A−B)
S i、A−B−A−B−A等の構造をそれぞれの重合
体ブロックにおける分子鎖中の水素添加された共役ジエ
ン化合物またはビニル芳香族化合物の分布がランダム、
チーバード(分子鎖に沿ってモノマー成分が増加または
減少するもの)一部ブロック状またはこれらの任意の組
合ゼで成っていてもよく、該ビニル芳香族化合物を主体
とする重合体ブロックおよび該水素添加された共役ジエ
ン化合物を主体とする重合体ブロックがそれぞれ2個以
上ある場合は、各重合体ブロックはそれぞれが同一構造
であってもよく、異なる構造であってもよい。
水添ブロック共重合体を構成するビニル芳香族化合物と
しては、例えばスチレン、α−メチルスチレン、ビニル
トルエン、p−第3級ブチルスチレン等のうちから1種
または2種以上が選択でき、中でもスチレンが好ましい
。また水素添加された共役ジエン化合物を構成する水添
前の共役ジエン化合物としては、例えば、ブタジェン、
イソプレン、1・3−ペンタジェン、2・3−ジメチル
−1・3−ブタジェン等のうちから1種または2種以上
が選ばれ、なかでもブタジェン、イソプレン及びこれら
の組合せが好ましい。そして、水添される前の共役ジエ
ン化合物を主体とする重合体ブロックは、そのブロック
におけるミクロ構造を任意に選ぶことができ、例えばポ
リブタジェンブロックにおいては、1・2−ミクロ構造
が20〜50%、好ましくは25〜45%である。
また、上記した構造を有する本発明に供する水。
添ブロック共重合体の数平均分子量はs 、 ooo〜
1、000.000.好ましくはio、ooo〜800
.000.更に好ましくは30. ODD〜500.0
00の範囲であり、分子量分布〔重量平均分子量(MW
)と数平均分子量(■π)との比(■W/M五)〕は1
0以下である。
ざらに水添ブロック共重合体の分子構造は、直鎖状、分
岐状、放射状あるいはこれらの任意の組合せのいずれで
あってもよい。
これらのブロック共重合体の製造方法としては上記した
構造を有するものであればどのような製造方法でとるこ
ともできる。例えば、特公昭40−23798@公報に
記載された方法により、リチウム触媒等を用いて不活性
溶媒中でビニル芳香族化合物−共役ジエン化合物ブロッ
ク共重合体を合成し、次いで、例えば特公昭42−87
04号公報、特公昭43−6636号公報、あるいは特
開昭59−133203@公報に記載された方法により
、不活性溶媒中で水素添加触媒の存在下に水素添加して
、本発明に供する水添ブロック共重合体を合成すること
ができる。
その際、ビニル芳香族化合物−共役ジエン化合物ブロッ
ク共重合体の共役ジエン化合物に基づく脂肪族二重結合
は少なくとも80%を水素添加せしめ、共役ジエン化合
物を主体とする重合体ブロックを形態的にオレフィン性
化合物重合体ブロックに変換させることができる。また
、ビニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロックAお
よび必要に応じて共役ジエン化合物を主体とする重合体
ブロックBに共重合されているビニル芳香族化合物に基
づく芳香族二重結合の水素添加率については特に制限は
ないが、水素添加率を20%以下にするのが好ましい。
該水添ブロック共重合体中に含まれる未水添の脂肪族二
重結合の量は、赤外分光光度計、核磁気共鳴装置等によ
り容易に知ることができる。
次に(a)成分として用いられる変性水添ブロック共重
合体について説明する。
上記のように製造された水添ブロック共重合体に有機カ
ルボン酸及びその誘導体例えばマレイン酸、イタコン酸
、アクリル酸、アクリル酸エステル、クロトン酸、フマ
ール酸等を0.02〜30重量部、好ましくは0.05
〜20重量部を付加すると変性水添ブ。
ロック共重合体が得られる。付加の方法は公知の手段を
用い得る。具体的な製造例については実施例の中で説明
する。
(a)成分としては、変性水添ブロック共重合体を単独
で用いる他に、該共重合体に変性前の水添ブロック共重
合体とを混合して用いることもできる。
混合の割合は特に制限はないが、熱可塑性樹脂との相溶
性や金属部品との接着性を考慮して選択する。好ましい
範囲は、水添ブロック共重合体の混合割合いが90%以
下である。
次に本発明の(b)成分で用いられる熱可塑性樹脂とし
ては、日本分析化学会及び高分子分析研究懇談全編の「
高分子分析ハンドブック」■、応用編2、プラスチック
(225頁)の項に記載の各樹脂が用い得る。
ポリオレフィンとしては、1)同、235頁Aポリエチ
レン系の項に記載される高密度ポリエチレン、低密度ポ
リエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン及び変性ポリエ
チレン、2)同、249頁Bポリプロピレン系の項に記
載されるポリプロピレン、エチレンやブテンとの共重合
体及び変性ポリプロピレン、3)同、244頁、2,2
.3項に記載のEVA等が用いられる。又、ポリスチレ
ン樹脂としてはポリブタジェンやスチレン−ブタジェン
ゴムを2〜15%含有する同、265頁(ii)項に記
載のHIPS等が用いられる。更にABS樹脂としては
同、272頁(ii)項に記載の各種ABS及びAES
、AAs更にスチレンの代りにα−メチルスチレンを使
用したものなどが用いられる。
またポリアミド樹脂としては、例えば日刊工業新聞社刊
行のプラスチック材料講座[16]ボリアミド樹脂に記
載されているものを含み、いわゆる酸アミド結合を有す
る合成高分子をいいナイロン6、ナイロン66、ナイロ
ン610.ナイロン11.ナイロン12.共重合ナイロ
ン5.66、12.ナイロン4、ナイロン9.ナイロン
13.芳香族ナイロン、芳香族−脂肪族ナイロンが含ま
れる。又、ガラス繊維入りナイロン、無機フィラー入り
ナイロンも含まれる。
ポリエステル樹脂は例えば日刊工業新聞社刊行の同一シ
リーズ[10]ポリエステル樹脂に記載されているもの
で、飽和ポリエステル樹脂(PET)ポリブチラール樹
脂(PBT)が代表的なもので、ガラス繊維入りのPE
T、PBTも含まれる。
ポリアセタール樹脂は同一シリーズ(13)ポリアセタ
ール樹脂に記載されているものでホルムアルデヒドの単
独重合体であるポリオキシメチレンや、ホルムアルデヒ
ドとエチレンオキサイドとの共重合体及びそれらにガラ
ス繊維が入ったもの等が含まれる。
変性PPE樹脂は、下記芳香族ポップエニレン工−テル
系樹脂と補強剤とからなる。即ち、芳香族ポリフェニレ
ンエーテル樹脂としでは、一般式(式中のR+、及びR
2は非立体障害性の炭素数1〜4のアルキル基、アリー
ル基、ハロゲン原子、水素原子などがあり、これらは同
一であっても異なっていてもよい) で示される構成単位、又はこの構成単位と一般式(式中
の出、南及びR5,R6は非立体障害性の炭素数1〜4
のアルキル基、アリール基、ハロゲン原子、水素原子な
どであり、これらは同一であっても異なっていてもよい
が、R5およびR6は同時に水素原子ではない) で示される構成単位とからなる単独重合体又は共重合体
、該重合体にスチレンなどをグラフト重合させてなるグ
ラフト共重合体等があげられる。
芳香族ポリフェニレンエーテル系樹脂に対する補強剤と
してブレンド可能な樹脂は例えば一般式(式中のRは低
級アルキル基又はハロゲン原子、Zは低級アルキル基、
水素原子及びハロゲン原子の中から選ばれたものであり
、pは1〜5の整数である) で表わされる芳香族モノビニル単量体の単独重合又は共
重合して得られたゴム変性なし、又はゴム変性重合体等
があげられる。また必要ならば、他のビニル単量体、例
えば、アクリロニトリル、メチルメタクリレート、メタ
クリロニトリルなどの中から選ばれた少なくとも1種と
、前記の芳香族モノビニル単量体との共重合体からなる
ゴム変性なし、又はゴム変性重合体等も含有される。
本発明の(C)成分として用いられる金属部品の材質、
形状には特に制限はない。代表的なものは鉄、ステンレ
ス、銅、真ちゅう、ニッケル等で出来たボルト、金属芯
等が含まれる。
(a)成分のブロック共重合体には、硬度や可塑性を調
整するために必要により熱可塑性樹脂、無機充填剤や可
塑剤を配合することができる。好ましい配合量は、ブロ
ック共重合体100部に対して、熱可塑性樹脂1〜20
0部、無機充填剤1〜300部、可塑剤1〜300部で
ある。ざらに好ましくは、それぞれ1〜150部、1〜
250部、1〜250部であり、最も好ましくは、それ
ぞれ1〜100部、1〜200部、1〜200部である
以下に上記a)成分に配合する熱可塑性樹脂、無機充填
剤、可塑剤の具体例をあげる。
熱可塑性樹脂としては、ポリプロピレン樹脂、ポリエチ
レン樹脂、ポリスチレン樹脂、芳香族ポリフェニレンエ
ーテル樹脂等があげられる。
無機充填剤としては酸化チタン、炭酸カルシウム、クレ
ー、タルク、マイカ、ベントナイト等があげられる。
可塑剤としてはパラフィン系オイル、ナフテン系オイル
、ジブチルフタレート、ジー(−2エチルヘキシル)フ
タレート、ジー(2−エチルヘキシル)アジペート、ジ
エチレングリコールジベンゾエート、ブチルステアレー
ト、ブチルエポキシステアレート、トリー(2−エチル
ヘキシル)ホスフェート等があげられる。
熱可塑性樹脂材料に添加する一般的添加剤である安定剤
や顔料等は、本発明の場合でも従来重合体樹脂と同様に
適宜添加することができる。
本発明におけるa)成分とb)成分の割合いは、製品の
用途、形状により任意に選ぶことができるが、好ましい
範囲はa)成分が3%乃至90%、より好ましくは5%
乃至80%である。
本発明の複層インサート射出成形品を成形するには、イ
ンサート射出成形機、2色射出成形機を単独又は組み合
わせて使用する。
インサート射出成形機としては、竪型のシステム成形機
、つまり自動インサート装置、製品取り出し装置を備え
た、前処理、後加工も含めた複合自動成形機等が好まし
い。
2色射出成形機としては、一般的なコアバック方式金型
を装備したものや、DC型機と呼ばれる金型が18f)
度回転するタイプのもの等が好ましい。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明の複層インサート射出成形
品は一層が熱可塑性エラストマーであるブロック共重合
体を用いるため、柔軟で、耐傷つき性、防振性に優れ、
且つ耐熱老化、耐候性にも優れている。一方他層は熱可
塑性樹脂であるため剛性、強靭性に優れている。又、エ
ラストマ一層は熱可塑性樹脂層および金属部品と強固に
接合している。そのため本発明の複層インサート射出成
形機は家電、OA機器、自動車等の部品としてハウジン
グ、ボックス、ギヤー、ハンドル、シャーシー、パネル
等種々の用途に幅広く使用することができる。
〔実施例〕
以下に実施例、参考例を示し、本発明を具体的に説明す
るが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではない
なお実施例で用いた試験法は次に示す通りのものを用い
た。
硬さくショアD)     :ASTM  D2240
硬さくロックウェルR):ASTM  D785引張強
度       :JIS  K2SO3伸  び  
       : 同  上アイゾツト衝撃強ざ  :
ASTM  D74B接着強度       :JIS
  K6854金属インサート部の亀裂二目視 エラストマ一層の防振性 :粘弾性スペクトロメーターによるtand値条件 室
温 初期歪・5% 動歪・ 100μ 周波数・15Hz サンプル形状 ・4簡X2mX30m 参考例  変性水添ブロック共重合体の合成方法参考例
1 変性水添ブロック共重合体(A)水素添加されたポ
リブタジェン−ポリスチレン−水素添加されたポリブタ
ジェン−ポリスチレンの構造を有し、結合スチレン量1
8重量%、水素添加前のポリブタジェン部の1,2−ビ
ニル結合量が40%、数平均分子量56,000、分子
量分布1.04、水添率98%の水添ブロック共重合体
を特開昭59−133203号公報記載のTi系水素添
加触媒で合成した。この水添ブロック共重合体100重
量部当り、無水マレイン酸1重量部、2,5−ジメチル
−2゜5−ジ(第3ブチルパーオキシ)ヘキサンを0.
1重量部混合し、250℃に設定した50m径の二軸押
出機で変性反応を行った。得られた変性水添ブロック共
重合体は無水マレイン酸が0.75重量部付加していた
参考例2  変性水添ブロック共重合体(B)つぎに、
(ポリスチレン−水素添加されたポリブタジェン+−4
Siの構造を有し、結合スチレン量30重量%、水素添
加前のポリブタジェン部の1゜2−ビニル結合量が60
%、数平均分子193.000、分子量分布1.48、
水添率97%の水添ブロック共重合体を特開昭59−1
33203 @公報記載のT1素水素添加触媒で合成し
た。この水素ブロック共重合体100重量部当り、無水
マレイン酸0.5重量部、ジクミルパーオキサイド0.
1重量部、水酸化マグネシウム0.2重量部を混合し、
4011ff+径単軸押出機で230℃の温度条件下で
変性反応を行った。
得られた変性水添ブロック共重合体は0.16重量部の
無水マレイン酸が付加していた。
参考例3  変性水添ブロック共重合体(C)さらに、
ポリスチレン−水素添加されたポリブタジェン−ポリス
チレンの構造を有し、結合スチレン量30重量%、水素
添加前のポリブタジェン部の1,2−ビニル結合量が3
2%、数平餉分子量44.000、分子量分布1.05
、水添率99%の水添ブロック共重合体を特開昭59−
133203号公報記載の素水素添加触媒で合成した。
この水素ブロック共重合体100重量部当り、無水マレ
イン酸3.0重量部、n−ブチル4,4−ビス(第3ブ
チルパーオキシ)バレレート0.3重量部を混合し、3
0M径二軸押出機で260℃の温度条件下で変性反応を
行った。
得られた変性水添ブロック共重合体は2.1重1部の無
水マレイン酸が付加していた。
実施例1〜3 日清樹脂製のTSD−3E型堅型インサ一ト射出成形機
2台を用い第1図に示すシャーシ一部品を成形した。熱
可塑性樹脂の種類および成形品性能等を表1に示す。
エラストマ一層としては次の組成物を用いた。
参考例Aの変性水添ブロック共重合体90重量部(以下
同じ)、水添ブロック共重合体10(結合スチレン30
%、ビニル含有量35%2分子量5万)、ポリプロピレ
ン樹脂20、パラフィンオイル135、炭酸カルシウム
30゜ 成形手順は、最初に1台のインサート射出成形機の金型
にボルトをはめこみ、熱可塑性樹脂を射出成形し、イン
サート成形品を得る。次にこの成形品を取り出し、2台
目のインサート射出成形機の金型に移し、引き続きエラ
ストマー組成物を射出成形し、一体化し、複層インサー
ト射出成形品を得る方式とした。
表1 注)ポリプロピレン:旭化成ポリプロ81600ABS
     ニスタイラック八83183変性PPE  
 :サイロン300 N実施例4 実施例2と全く同じ組み合わせの複層インサート射出成
形品を日清樹脂製のコアパック方式金型を装着した2色
射出成形機を用いて成形した。
つまり、コア前進の状態で金属ボルトをインサートした
金型にABS樹脂を1次側より射出成形し、次いでコア
バックさせ、2次側より前記エラストマー組成物を射出
成形して最終的な複層インサート射出成形品を得た。得
られたものの性能は実施例2のものと同等であった。
実施例5〜7 日清樹脂製のTSD−8E型堅型インサ一ト射出成形機
1台を用い第2図に示すギヤ一部品を成形した。
熱可塑性樹脂の種類および成形品性能等を表2に示す。
エラストマ一層としては次の参考例Cの変性水添ブロッ
ク共重合体を単用した。
成形手順は、別途成形した熱可塑性樹脂性のギヤ一部品
および鉄芯を金型にインサートし、両者のすきまにエラ
ストマーを射出成形品する方式とした。
表2 (ミネラル繊維強化) ポリエステル樹脂:サンペット3300G(ガラス繊維
強化) ポリアセタール樹脂:テナック5010 (ホモポリマ
ー)実施例8〜12 実施例5においてエラストマ一層を参考例Bのタイプで
且つ表3に記載の変性剤を用いた以外は全て実施例5と
同じ方法で、同一成形品を得た。
(以下余白)
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例であるシャーシ一部品の断面
図であり、第2図(イ)は他の実施例であるギヤ一部品
の断面図であり、第2図(ロ)はその斜視図である。 1・・・熱可塑性樹脂層 2・・・エラストマ一層 3・・・真ちゅう類ボルト 4・・・鉄芯

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 a)少なくとも2ケのビニル芳香族化合物を主体と
    する重合体ブロックAと少なくとも1ケの共役ジエン化
    合物を主体とする重合体ブロックBとから成るブロック
    共重合体を水素添加して得られる水添ブロック共重合体
    に、有機カルボン酸またはその誘導体を付加させて得ら
    れた変性水添ブロック共重合体又は該変性水添ブロック
    共重合体と水添ブロック共重合体との混合物と b)ポリオレフィン樹脂、ポリスチレン樹脂、ABS樹
    脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアセター
    ル樹脂、変性PPE樹脂から選ばれた熱可塑性樹脂と c)金属部品とから成る複層インサート射出成形品。 2 有機カルボン酸またはその誘導体が無水マレイン酸
    である特許請求の範囲第1項記載の複層インサート射出
    成形品。
JP62142196A 1987-06-09 1987-06-09 複層インサ−ト射出成形品 Granted JPS63306014A (ja)

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