JPH0517660A - 複合型制振材料用組成物 - Google Patents
複合型制振材料用組成物Info
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- JPH0517660A JPH0517660A JP19501391A JP19501391A JPH0517660A JP H0517660 A JPH0517660 A JP H0517660A JP 19501391 A JP19501391 A JP 19501391A JP 19501391 A JP19501391 A JP 19501391A JP H0517660 A JPH0517660 A JP H0517660A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 特に常温から高温域での優れた制振性能を付
与し、金属材料に対して極めて良好な接着性を有し、優
れた耐水性を兼ね備えた複合型制振材料を製造するのに
適した複合型制振材料用組成物を提供する。 【構成】 共役ジエンとビニル芳香族炭化水素とのブロ
ック共重合体を官能基を有するビニル化合物で変性して
得られた変性ブロック共重合体A20〜95重量部と、
重量平均分子量が300〜10,000であるビニル芳
香族炭化水素系重合体B5〜80重量部とを含有する複
合型制振材料用組成物である。
与し、金属材料に対して極めて良好な接着性を有し、優
れた耐水性を兼ね備えた複合型制振材料を製造するのに
適した複合型制振材料用組成物を提供する。 【構成】 共役ジエンとビニル芳香族炭化水素とのブロ
ック共重合体を官能基を有するビニル化合物で変性して
得られた変性ブロック共重合体A20〜95重量部と、
重量平均分子量が300〜10,000であるビニル芳
香族炭化水素系重合体B5〜80重量部とを含有する複
合型制振材料用組成物である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複合型制振材料用組成
物に係り、より詳しくは、車両、電気部品、機械や構造
物の構成部材又はその一部を構成し、常温で使用する際
にこれらの振動を減少させ、騒音を低減させることがで
きる振動吸収性能の高い複合型制振材料を製造する際に
使用される組成物に関する。
物に係り、より詳しくは、車両、電気部品、機械や構造
物の構成部材又はその一部を構成し、常温で使用する際
にこれらの振動を減少させ、騒音を低減させることがで
きる振動吸収性能の高い複合型制振材料を製造する際に
使用される組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、交通機関の発達や住居の工場への
接近に伴って騒音や振動の問題が公害として社会問題化
するようになり、また職場においてもその作業環境の改
善を目的として騒音や振動を規制する傾向にある。この
ような動向に対応し、騒音源や振動源である金属材料等
の剛性のある基板に対して、制振性能を付与することや
その制振性能の向上を図ることが要請されている。そこ
で、従来より、かかる制振性能を発揮する材料の一つと
して、ふたつの剛性のある基板の中間に粘弾性樹脂から
なる粘弾性中間層を挟み込んだ3層構造を有する複合型
制振材料が提案されており、例えば剛性のある基板が金
属である場合、自動車のオイルパン、エンジンカバー、
ダッシュボードパネル及びフロアー、ホッパーのシュー
ト部、搬送設備のストッパー、家電製品、その他金属加
工機械の振動低減部材や振動防止が望まれる精密機械の
構成部材等において種々検討され採用されている。
接近に伴って騒音や振動の問題が公害として社会問題化
するようになり、また職場においてもその作業環境の改
善を目的として騒音や振動を規制する傾向にある。この
ような動向に対応し、騒音源や振動源である金属材料等
の剛性のある基板に対して、制振性能を付与することや
その制振性能の向上を図ることが要請されている。そこ
で、従来より、かかる制振性能を発揮する材料の一つと
して、ふたつの剛性のある基板の中間に粘弾性樹脂から
なる粘弾性中間層を挟み込んだ3層構造を有する複合型
制振材料が提案されており、例えば剛性のある基板が金
属である場合、自動車のオイルパン、エンジンカバー、
ダッシュボードパネル及びフロアー、ホッパーのシュー
ト部、搬送設備のストッパー、家電製品、その他金属加
工機械の振動低減部材や振動防止が望まれる精密機械の
構成部材等において種々検討され採用されている。
【0003】この様な複合型制振材料において、2つの
金属層を構成する金属材料としては、互いに相対面し中
間に粘弾性樹脂を挟み込んで制振材料を構成し得る多く
のものが採用されており、例えば2枚の金属板、2本の
同心金属管、2本の形鋼、互いに重ね合わせることがで
きる2つの成形体、金属成形体と当て板、その他の2層
構造を有するものが挙げられる。そして、ここにいう金
属層を形成する金属としても、特に制限されているもの
ではなく、例えば、鉄、アルミニウム、銅、鉛あるいは
これらを一成分とする合金類、更には亜鉛、錫、クロム
等でメッキされた金属材料及びエポキシ樹脂、メラミン
樹脂等で表面処理されたものが使用されている。
金属層を構成する金属材料としては、互いに相対面し中
間に粘弾性樹脂を挟み込んで制振材料を構成し得る多く
のものが採用されており、例えば2枚の金属板、2本の
同心金属管、2本の形鋼、互いに重ね合わせることがで
きる2つの成形体、金属成形体と当て板、その他の2層
構造を有するものが挙げられる。そして、ここにいう金
属層を形成する金属としても、特に制限されているもの
ではなく、例えば、鉄、アルミニウム、銅、鉛あるいは
これらを一成分とする合金類、更には亜鉛、錫、クロム
等でメッキされた金属材料及びエポキシ樹脂、メラミン
樹脂等で表面処理されたものが使用されている。
【0004】また、この種の複合型制振材料の粘弾性中
間層を構成する粘弾性樹脂としては、ポリエステル系樹
脂あるいはポリエステル系樹脂とポリオレフィン系樹脂
からなる樹脂組成物(特開昭61−89,842号公
報)や、非晶性ポリエステル樹脂と低晶性ポリエステル
樹脂からなる樹脂組成物(特開昭62−18,160号
公報)や、アクリルニトリル・ブタジエン共重合体(特
開昭60−245,550号公報)や、水酸基含有液状
ジエン系重合体からなる組成物(特開昭60−190,
350号、特開昭61−207,746号、特開昭61
−261,020号、特開昭62−167,042号の
各公報)や、エチレン・無水マレイン酸共重合体及び/
又はエチレン・無水マレイン酸・(メタ)アクリル酸ア
ルキルの3元共重合体からなる組成物(特開昭62−4
6,638号公報、特開昭62−46,639号公報)
や、スチレン系共重合体とオレフィン系共重合体からな
る組成物(特開昭62−64,844号公報)等が提案
されている。また、発明者らも、共役ジエンとビニル芳
香族炭化水素のブロック共重合体/粘着付与樹脂/架橋
剤からなる組成物(特願平2−185,992号)や、
共役ジエン及びビニル芳香族炭化水素/ビニル芳香族炭
化水素と官能基を有するビニル化合物との重合体/粘着
付与樹脂からなる組成物(特願平2−185,993
号)を提案している。
間層を構成する粘弾性樹脂としては、ポリエステル系樹
脂あるいはポリエステル系樹脂とポリオレフィン系樹脂
からなる樹脂組成物(特開昭61−89,842号公
報)や、非晶性ポリエステル樹脂と低晶性ポリエステル
樹脂からなる樹脂組成物(特開昭62−18,160号
公報)や、アクリルニトリル・ブタジエン共重合体(特
開昭60−245,550号公報)や、水酸基含有液状
ジエン系重合体からなる組成物(特開昭60−190,
350号、特開昭61−207,746号、特開昭61
−261,020号、特開昭62−167,042号の
各公報)や、エチレン・無水マレイン酸共重合体及び/
又はエチレン・無水マレイン酸・(メタ)アクリル酸ア
ルキルの3元共重合体からなる組成物(特開昭62−4
6,638号公報、特開昭62−46,639号公報)
や、スチレン系共重合体とオレフィン系共重合体からな
る組成物(特開昭62−64,844号公報)等が提案
されている。また、発明者らも、共役ジエンとビニル芳
香族炭化水素のブロック共重合体/粘着付与樹脂/架橋
剤からなる組成物(特願平2−185,992号)や、
共役ジエン及びビニル芳香族炭化水素/ビニル芳香族炭
化水素と官能基を有するビニル化合物との重合体/粘着
付与樹脂からなる組成物(特願平2−185,993
号)を提案している。
【0005】ところで、この様な複合型制振材料に要求
される特性としては、第一に制振性能が高いことが挙げ
られ、これは一般に損失係数の大小によって表現され
る。そして、第二には複合型制振材料が構造部材として
使用され、また、プレス加工等の二次加工も受けるため
粘弾性樹脂で構成される粘弾性中間層との間の接着強
度、特に剪断接着強度が高いことが挙げられる。更に、
第三にはプレス加工を受けた複合型制振材料は200℃
程度まで加熱される焼付塗装工程を経ることがあり、こ
の温度付近で中間層樹脂組成物が流出しないこと、及び
第四には実用に共した時に水等により中間層樹脂組成物
が侵されて接着力が著しく低下することのない耐水性が
要求される。特に、0〜60℃の常温域で優れた制振性
能を発揮する制振材料の場合、粘弾性中間層樹脂組成物
のガラス転移領域は常温付近若しくはそれ以下にある必
要があり、常温では弾性率の低い組成物である。一方、
プレス加工性に重要な影響を及ぼす剪断接着強度は一般
に高い弾性率を示す組成物の方が優れている。すなわ
ち、複合型制振材料に要求される制振性能とプレス加工
性に関連する剪断接着強度とは粘弾性中間層樹脂の弾性
率に関して相反する要求特性となっており、また、耐久
性に関しても特に水に対して非常に厳しい性能が要求さ
れている。
される特性としては、第一に制振性能が高いことが挙げ
られ、これは一般に損失係数の大小によって表現され
る。そして、第二には複合型制振材料が構造部材として
使用され、また、プレス加工等の二次加工も受けるため
粘弾性樹脂で構成される粘弾性中間層との間の接着強
度、特に剪断接着強度が高いことが挙げられる。更に、
第三にはプレス加工を受けた複合型制振材料は200℃
程度まで加熱される焼付塗装工程を経ることがあり、こ
の温度付近で中間層樹脂組成物が流出しないこと、及び
第四には実用に共した時に水等により中間層樹脂組成物
が侵されて接着力が著しく低下することのない耐水性が
要求される。特に、0〜60℃の常温域で優れた制振性
能を発揮する制振材料の場合、粘弾性中間層樹脂組成物
のガラス転移領域は常温付近若しくはそれ以下にある必
要があり、常温では弾性率の低い組成物である。一方、
プレス加工性に重要な影響を及ぼす剪断接着強度は一般
に高い弾性率を示す組成物の方が優れている。すなわ
ち、複合型制振材料に要求される制振性能とプレス加工
性に関連する剪断接着強度とは粘弾性中間層樹脂の弾性
率に関して相反する要求特性となっており、また、耐久
性に関しても特に水に対して非常に厳しい性能が要求さ
れている。
【0006】しかしながら、上記従来の粘弾性組成物で
製造される複合型制振材料では、この制振性能と剪断接
着強度の両特性及び耐水性の全てを充分に満足すること
はできず、制振材料用の粘弾性組成物としては完全なも
のとはいえない。例えば、上述した従来の技術のうち、
特開昭62−46,638号公報及び特開昭62−4
6,639号公報に記載の各技術は、高温領域での制振
性能は優れているが、常温での制振性能が低く、複合型
制振材料組成物としては充分に満足し得るものではな
い。また、特開昭59−80,454号公報記載の技術
は、結晶性ポリオレフィンが不飽和カルボン酸で変性さ
れた重合体と無定形重合体を必須成分とするものであ
り、必須成分の内のカルボン酸で変性された結晶性ポリ
オレフィンは結晶性のために常温域での制振性能が依然
として低く、複合型制振材料用組成物としては充分に満
足できるというものではない。また、特開昭62−1
8,160号のポリエステル樹脂からなる組成物の場合
は、その親水性のために耐水性が不足しており、複合型
制振材料用組成物としては充分に満足できるものではな
い。更に、特願平2−185,992号及び特願平2−
185,993号の共役ジエンとビニル芳香族炭化水素
のブロック共重合体を主成分とする組成物は、常温での
制振性能、接着強度及び耐水性が充分なものであり、常
温用の複合型制振材料用組成物としては満足できるもの
であるが、高温域での制振性能が低く、常温から高温域
に亘って制振性能を必要とする複合型制振材料用組成物
としては充分に満足できるものであるとはいえない。
製造される複合型制振材料では、この制振性能と剪断接
着強度の両特性及び耐水性の全てを充分に満足すること
はできず、制振材料用の粘弾性組成物としては完全なも
のとはいえない。例えば、上述した従来の技術のうち、
特開昭62−46,638号公報及び特開昭62−4
6,639号公報に記載の各技術は、高温領域での制振
性能は優れているが、常温での制振性能が低く、複合型
制振材料組成物としては充分に満足し得るものではな
い。また、特開昭59−80,454号公報記載の技術
は、結晶性ポリオレフィンが不飽和カルボン酸で変性さ
れた重合体と無定形重合体を必須成分とするものであ
り、必須成分の内のカルボン酸で変性された結晶性ポリ
オレフィンは結晶性のために常温域での制振性能が依然
として低く、複合型制振材料用組成物としては充分に満
足できるというものではない。また、特開昭62−1
8,160号のポリエステル樹脂からなる組成物の場合
は、その親水性のために耐水性が不足しており、複合型
制振材料用組成物としては充分に満足できるものではな
い。更に、特願平2−185,992号及び特願平2−
185,993号の共役ジエンとビニル芳香族炭化水素
のブロック共重合体を主成分とする組成物は、常温での
制振性能、接着強度及び耐水性が充分なものであり、常
温用の複合型制振材料用組成物としては満足できるもの
であるが、高温域での制振性能が低く、常温から高温域
に亘って制振性能を必要とする複合型制振材料用組成物
としては充分に満足できるものであるとはいえない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者ら
は、上記のような観点から、常温から高温域まで優れた
制振性能を発揮する複合型制振材料を開発すべく鋭意検
討した結果、共役ジエンとビニル芳香族炭化水素のブロ
ック共重合体と分子量300〜10,000のビニル芳
香族炭化水素重合体とを配合してなる組成物が常温から
高温域まで優れた制振性能を発揮し、接着強度のバラン
スにも優れ、かつ優れた耐水性をも兼ね備えていること
を見出し、本発明に到達した。従って、本発明の目的
は、特に常温から高温域での優れた制振性能を付与し、
金属材料に対して極めて良好な接着性を有し、優れた耐
水性を兼ね備えた複合型制振材料を製造するのに適した
複合型制振材料用組成物を提供するものである。
は、上記のような観点から、常温から高温域まで優れた
制振性能を発揮する複合型制振材料を開発すべく鋭意検
討した結果、共役ジエンとビニル芳香族炭化水素のブロ
ック共重合体と分子量300〜10,000のビニル芳
香族炭化水素重合体とを配合してなる組成物が常温から
高温域まで優れた制振性能を発揮し、接着強度のバラン
スにも優れ、かつ優れた耐水性をも兼ね備えていること
を見出し、本発明に到達した。従って、本発明の目的
は、特に常温から高温域での優れた制振性能を付与し、
金属材料に対して極めて良好な接着性を有し、優れた耐
水性を兼ね備えた複合型制振材料を製造するのに適した
複合型制振材料用組成物を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、共
役ジエンとビニル芳香族炭化水素とのブロック共重合体
を官能基を有するビニル化合物で変性して得られた変性
ブロック共重合体A20〜95重量部と、重量平均分子
量が300〜10,000であるビニル芳香族炭化水素
系重合体B5〜80重量部とを含有する複合型制振材料
用組成物である。以下、本発明を詳細に説明する。
役ジエンとビニル芳香族炭化水素とのブロック共重合体
を官能基を有するビニル化合物で変性して得られた変性
ブロック共重合体A20〜95重量部と、重量平均分子
量が300〜10,000であるビニル芳香族炭化水素
系重合体B5〜80重量部とを含有する複合型制振材料
用組成物である。以下、本発明を詳細に説明する。
【0009】先ず、本発明において複合型制振材料と
は、最初に述べたような2つの金属層の中間にこれらの
金属層を互いに接合する粘弾性中間層が挟み込まれた、
いわゆる3層構造を有するものである。
は、最初に述べたような2つの金属層の中間にこれらの
金属層を互いに接合する粘弾性中間層が挟み込まれた、
いわゆる3層構造を有するものである。
【0010】そして、この粘弾性中間層を形成する樹脂
組成物の第一成分は、共役ジエンとビニル芳香族炭化水
素とのブロック共重合体を、官能基を有するビニル化合
物で変性した変性ブロック共重合体Aである。この様な
変性ブロック重合体Aは、共役ジエン化合物の重合体ブ
ロックを少なくとも1個以上有し、また、ビニル芳香族
炭化水素の重合体ブロックを少なくとも1個、好ましく
は2個以上有するブロック共重合体を、官能基を有する
ビニル化合物で変性した熱可塑性エラストマーであり、
かなり高温で熱可塑性を示し、常温ではゴムとしての性
質を示すポリマーである。
組成物の第一成分は、共役ジエンとビニル芳香族炭化水
素とのブロック共重合体を、官能基を有するビニル化合
物で変性した変性ブロック共重合体Aである。この様な
変性ブロック重合体Aは、共役ジエン化合物の重合体ブ
ロックを少なくとも1個以上有し、また、ビニル芳香族
炭化水素の重合体ブロックを少なくとも1個、好ましく
は2個以上有するブロック共重合体を、官能基を有する
ビニル化合物で変性した熱可塑性エラストマーであり、
かなり高温で熱可塑性を示し、常温ではゴムとしての性
質を示すポリマーである。
【0011】上記変性ブロック共重合体Aを構成する共
役ジエン化合物としては、炭素数4〜8のものがよく、
ブタジエン、イソプレン、2,3−ジメチル−1,3−
ブタジエン、1,3−ペンタジエン等を挙げることがで
きるが、特に好適な共役ジエンはブタジエンである。ま
た、ビニル芳香族炭化水素としては、スチレン、o−メ
チルスチレン、p−メチルスチレン、1,3−ジメチル
スチレン、α−メチルスチレン、ビニルナフタレン等を
挙げることができるが、好適なビニル芳香族化合物はス
チレンである。そして、この変性ブロック共重合体Aに
おいて、共役ジエン化合物とビニル芳香族化合物との重
量比は95/5〜60/40の範囲が好ましく、重量平
均分子量は10,000〜100,000の範囲が好ま
しい。また、その分子構造は直鎖状、分岐状あるいは放
射状若しくはこれらの組み合わせの何れでもよい。
役ジエン化合物としては、炭素数4〜8のものがよく、
ブタジエン、イソプレン、2,3−ジメチル−1,3−
ブタジエン、1,3−ペンタジエン等を挙げることがで
きるが、特に好適な共役ジエンはブタジエンである。ま
た、ビニル芳香族炭化水素としては、スチレン、o−メ
チルスチレン、p−メチルスチレン、1,3−ジメチル
スチレン、α−メチルスチレン、ビニルナフタレン等を
挙げることができるが、好適なビニル芳香族化合物はス
チレンである。そして、この変性ブロック共重合体Aに
おいて、共役ジエン化合物とビニル芳香族化合物との重
量比は95/5〜60/40の範囲が好ましく、重量平
均分子量は10,000〜100,000の範囲が好ま
しい。また、その分子構造は直鎖状、分岐状あるいは放
射状若しくはこれらの組み合わせの何れでもよい。
【0012】本発明の変性ブロック共重合体Aの製造に
用いられるブロック共重合体は、一般に、ベンゼン等の
不活性炭化水素系溶媒中で有機リチウム化合物を触媒と
して共役ジエン化合物とビニル芳香族化合物とをアニオ
ンリビング重合することにより合成される。また、官能
基を有するビニル化合物によりこのブロック共重合体を
変性する方法については、特に制限はないが、一般に溶
液又は溶融状態において、ラジカル開始剤を使用し、あ
るいは、使用しないで官能基含有ビニル化合物を付加さ
せることにより行うことができる。
用いられるブロック共重合体は、一般に、ベンゼン等の
不活性炭化水素系溶媒中で有機リチウム化合物を触媒と
して共役ジエン化合物とビニル芳香族化合物とをアニオ
ンリビング重合することにより合成される。また、官能
基を有するビニル化合物によりこのブロック共重合体を
変性する方法については、特に制限はないが、一般に溶
液又は溶融状態において、ラジカル開始剤を使用し、あ
るいは、使用しないで官能基含有ビニル化合物を付加さ
せることにより行うことができる。
【0013】この目的で使用される官能基含有ビニル化
合物としては、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン
酸、フマル酸、シス−4−シクロヘキサン−1,2−カ
ルボン酸等のα、β−不飽和カルボン酸や、脂環式不飽
和カルボン酸及びこれらの無水物や、エステル、アミ
ド、イミド、金属塩等の誘導体等が挙げられる。また、
ビニルトリエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピ
ルトリエトキシシラン等のビニル基含有シラン化合物及
びN−ビニルカプロラタム、N−ビニルコハク酸イミド
等のビニル基含有有機窒素化合物が挙げられるが、特に
好適な官能基含有ビニル化合物は無水マレイン酸であ
る。
合物としては、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン
酸、フマル酸、シス−4−シクロヘキサン−1,2−カ
ルボン酸等のα、β−不飽和カルボン酸や、脂環式不飽
和カルボン酸及びこれらの無水物や、エステル、アミ
ド、イミド、金属塩等の誘導体等が挙げられる。また、
ビニルトリエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピ
ルトリエトキシシラン等のビニル基含有シラン化合物及
びN−ビニルカプロラタム、N−ビニルコハク酸イミド
等のビニル基含有有機窒素化合物が挙げられるが、特に
好適な官能基含有ビニル化合物は無水マレイン酸であ
る。
【0014】本発明で共役ジエンとビニル芳香族炭化水
素とのブロック共重合体を、官能基を有するビニル化合
物で変性することを必要とする理由は、この様に官能基
を有するビニル化合物で変性することにより、金属との
接着性が著しく向上すると共に、上記官能基と反応し得
る架橋剤を加えた時にこの官能基と架橋剤とが反応して
ブロック共重合体の一部が三次元的に架橋して熱硬化性
となり、これによって耐熱性や耐油性が著しく向上し、
加えて接着強度についても更に向上するためである。
素とのブロック共重合体を、官能基を有するビニル化合
物で変性することを必要とする理由は、この様に官能基
を有するビニル化合物で変性することにより、金属との
接着性が著しく向上すると共に、上記官能基と反応し得
る架橋剤を加えた時にこの官能基と架橋剤とが反応して
ブロック共重合体の一部が三次元的に架橋して熱硬化性
となり、これによって耐熱性や耐油性が著しく向上し、
加えて接着強度についても更に向上するためである。
【0015】また、本発明において、変性ブロック共重
合体Aは水素化されていることがより好ましい。この理
由は、変性ブロック共重合体A中の共役ジエンに由来す
る不飽和結合が水素化されることにより、機械的強度が
著しく向上すると共に、熱に対して非常に安定になり、
塗料の焼付けを行った後でもほとんど接着強度の低下を
なくすることができるという優れた耐熱性を付与するこ
とができるからである。この水素化変性ブロック共重合
体Aの製造は、一般には、Ni、Pd、Co等の触媒を
使用し、溶液又は溶融状態でブロック共重合体を水素添
加することにより行うことができる。なお、先に述べた
ブロック共重合体Aの変性反応とこの水素化反応とはそ
の何れを先に行ってもよい。
合体Aは水素化されていることがより好ましい。この理
由は、変性ブロック共重合体A中の共役ジエンに由来す
る不飽和結合が水素化されることにより、機械的強度が
著しく向上すると共に、熱に対して非常に安定になり、
塗料の焼付けを行った後でもほとんど接着強度の低下を
なくすることができるという優れた耐熱性を付与するこ
とができるからである。この水素化変性ブロック共重合
体Aの製造は、一般には、Ni、Pd、Co等の触媒を
使用し、溶液又は溶融状態でブロック共重合体を水素添
加することにより行うことができる。なお、先に述べた
ブロック共重合体Aの変性反応とこの水素化反応とはそ
の何れを先に行ってもよい。
【0016】一方、変性ブロック共重合体Aと共に用い
られる第二成分は、重量平均分子量が300から10,
000のビニル芳香族炭化水素からなるビニル芳香族炭
化水素系重合体Bである。このビニル芳香族炭化水素系
重合体Bは、重量平均分子量が300より小さいと、組
成物の凝集力が著しく低下するために接着強度が極端に
低下し、反対に、重量平均分子量が10,000より大
きくなると、制振性能が低下し実用に耐え得るものにな
らない。更に、このビニル芳香族炭化水素系重合体Bの
重量平均分子量は、変性ブロック共重合体A中のビニル
芳香族ブロックの分子量より小さいことが好ましい。
られる第二成分は、重量平均分子量が300から10,
000のビニル芳香族炭化水素からなるビニル芳香族炭
化水素系重合体Bである。このビニル芳香族炭化水素系
重合体Bは、重量平均分子量が300より小さいと、組
成物の凝集力が著しく低下するために接着強度が極端に
低下し、反対に、重量平均分子量が10,000より大
きくなると、制振性能が低下し実用に耐え得るものにな
らない。更に、このビニル芳香族炭化水素系重合体Bの
重量平均分子量は、変性ブロック共重合体A中のビニル
芳香族ブロックの分子量より小さいことが好ましい。
【0017】上記ビニル芳香族炭化水素系重合体Bを構
成するビニル芳香族炭化水素としては、前述の変性ブロ
ック共重合体Aの説明中に述べた化合物、すなわちスチ
レン、o−メチルスチレン、p−メチルスチレン、1,
3−ジメチルスチレン、α−メチルスチレン、ビニルナ
フタレン等が挙げられ、特に好適なビニル芳香族炭化水
素は、変性ブロック共重合体Aとの相溶性の観点から、
α−メチルスチレンである。このビニル芳香族炭化水素
系重合体Bの製造法には制限がなく、一般に、溶液又は
溶融状態においてラジカル開始剤を使用し溶液重合又は
塊状重合等の重合法により達成できる。そして、本発明
において、このビニル芳香族炭化水素系重合体Bを必要
とする理由は、前述の変性ブロック共重合体Aと混合す
ることにより、変性ブロック共重合体A中のビニル芳香
族炭化水素鎖と相溶し、これによって高温域にあるビニ
ル芳香族炭化水素鎖に由来する損失正接が大きくなり、
高温域での制振性能が向上するからである。
成するビニル芳香族炭化水素としては、前述の変性ブロ
ック共重合体Aの説明中に述べた化合物、すなわちスチ
レン、o−メチルスチレン、p−メチルスチレン、1,
3−ジメチルスチレン、α−メチルスチレン、ビニルナ
フタレン等が挙げられ、特に好適なビニル芳香族炭化水
素は、変性ブロック共重合体Aとの相溶性の観点から、
α−メチルスチレンである。このビニル芳香族炭化水素
系重合体Bの製造法には制限がなく、一般に、溶液又は
溶融状態においてラジカル開始剤を使用し溶液重合又は
塊状重合等の重合法により達成できる。そして、本発明
において、このビニル芳香族炭化水素系重合体Bを必要
とする理由は、前述の変性ブロック共重合体Aと混合す
ることにより、変性ブロック共重合体A中のビニル芳香
族炭化水素鎖と相溶し、これによって高温域にあるビニ
ル芳香族炭化水素鎖に由来する損失正接が大きくなり、
高温域での制振性能が向上するからである。
【0018】また、この変性ブロック共重合体Aとビニ
ル芳香族炭化水素系重合体Bとの配合割合は、これら両
者の総量(A+B)を100重量部とした場合、変性ブ
ロック共重合体Aが20〜95重量部、好ましくは40
〜90重量部である。変性ブロック共重合体Aが20重
量部より少ないと、中間層樹脂組成物が硬くなり常温で
の制振性能が低下し、また、90重量部より多くなる
と、高温での制振性能が発現せず好ましくない。
ル芳香族炭化水素系重合体Bとの配合割合は、これら両
者の総量(A+B)を100重量部とした場合、変性ブ
ロック共重合体Aが20〜95重量部、好ましくは40
〜90重量部である。変性ブロック共重合体Aが20重
量部より少ないと、中間層樹脂組成物が硬くなり常温で
の制振性能が低下し、また、90重量部より多くなる
と、高温での制振性能が発現せず好ましくない。
【0019】本発明においては、組成物中に架橋剤を配
合することも可能である。この架橋剤は、変性ブロック
共重合体Aの構成成分である官能基含有ビニル化合物に
由来する官能基と反応するものであり、架橋反応により
組成物の耐熱性を著しく向上させ、塗料の焼付温度付近
の流出性を抑制すると共に、架橋剤を配合しない組成物
に欠けていた耐油性を著しく向上させることができる。
また、接着強度(T剥離、剪断)をより一層向上させる
こともでき、非常に好ましい組成物とすることができ
る。
合することも可能である。この架橋剤は、変性ブロック
共重合体Aの構成成分である官能基含有ビニル化合物に
由来する官能基と反応するものであり、架橋反応により
組成物の耐熱性を著しく向上させ、塗料の焼付温度付近
の流出性を抑制すると共に、架橋剤を配合しない組成物
に欠けていた耐油性を著しく向上させることができる。
また、接着強度(T剥離、剪断)をより一層向上させる
こともでき、非常に好ましい組成物とすることができ
る。
【0020】この様な架橋剤としては、上記の官能基含
有ビニル化合物に由来する官能基と特定の条件下で反応
し得る化合物であって、エポキシ化合物、アミン化合
物、イソシアネート化合物、金属アルコラート化合物、
グアナミン・メラミン化合物、アジリジル化合物及びオ
キサゾリン化合物の中から選ばれた何れか1種の化合物
又は2種以上の混合物を挙げることができる。この中
で、官能基がカルボン酸やカルボン酸無水物である場
合、特にこれらと反応性の高いジフェニルメタンジイソ
シアネートを始めとするイソシアネート化合物や、ビス
フェノールA型エポキシ樹脂を始めとするエポキシ化合
物が好ましい。これらの架橋剤の使用量については、そ
の種類によって異なるが、変性ブロック共重合体A及び
ビニル芳香族炭化水素系重合体Bの総量(A+B)10
0重量部に対して0.01〜40重量部、好ましくは
0.01〜30重量部である。使用量が0.01重量部
未満では使用効果が得られず、一方、40重量部を越え
ると組成物が非常に硬くなり、常温での制振性能が低下
して好ましくない。なお、架橋剤は、上記の配合範囲で
あれば、その配合方法や配合順序等は問わない。
有ビニル化合物に由来する官能基と特定の条件下で反応
し得る化合物であって、エポキシ化合物、アミン化合
物、イソシアネート化合物、金属アルコラート化合物、
グアナミン・メラミン化合物、アジリジル化合物及びオ
キサゾリン化合物の中から選ばれた何れか1種の化合物
又は2種以上の混合物を挙げることができる。この中
で、官能基がカルボン酸やカルボン酸無水物である場
合、特にこれらと反応性の高いジフェニルメタンジイソ
シアネートを始めとするイソシアネート化合物や、ビス
フェノールA型エポキシ樹脂を始めとするエポキシ化合
物が好ましい。これらの架橋剤の使用量については、そ
の種類によって異なるが、変性ブロック共重合体A及び
ビニル芳香族炭化水素系重合体Bの総量(A+B)10
0重量部に対して0.01〜40重量部、好ましくは
0.01〜30重量部である。使用量が0.01重量部
未満では使用効果が得られず、一方、40重量部を越え
ると組成物が非常に硬くなり、常温での制振性能が低下
して好ましくない。なお、架橋剤は、上記の配合範囲で
あれば、その配合方法や配合順序等は問わない。
【0021】更に、本発明では、軟化点180℃以下の
粘着付与樹脂を配合することも可能である。この様な粘
着付与樹脂としては、テルペン、水添テルペン等のテル
ペン系樹脂や、ロジン、ロジンエステル、水添ロジンエ
ステル等のロジン系樹脂や、脂肪族系石油樹脂、芳香族
系石油樹脂、ポリジシクロペンタジエン等の石油系樹脂
等を挙げることができるが、その中で特に好ましいのは
テルペン又は水添テルペン等のテルペン系樹脂である。
この様に粘着付与樹脂を添加することにより、変性ブロ
ック共重合体Aとビニル芳香族炭化水素系重合体Bとの
2成分系の時に比べて、粘着付与樹脂が変性ブロック共
重合体A中の共役ジエン鎖と相溶し、低温域にある損失
正接が大きくなり、従って低温域の制振性能が向上す
る。また、粘着付与樹脂の配合割合は、変性ブロック共
重合体A及びビニル芳香族炭化水素系重合体Bの総量
(A+B)100重量部に対して10〜150重量部で
あり、好ましくは20〜100重量部である。これら3
種類の樹脂の配合割合が上記の範囲から外れると、常温
での制振性能及び/又は接着強度が低いものとなり、優
れた複合型制振材料用組成物が得られなくなる。
粘着付与樹脂を配合することも可能である。この様な粘
着付与樹脂としては、テルペン、水添テルペン等のテル
ペン系樹脂や、ロジン、ロジンエステル、水添ロジンエ
ステル等のロジン系樹脂や、脂肪族系石油樹脂、芳香族
系石油樹脂、ポリジシクロペンタジエン等の石油系樹脂
等を挙げることができるが、その中で特に好ましいのは
テルペン又は水添テルペン等のテルペン系樹脂である。
この様に粘着付与樹脂を添加することにより、変性ブロ
ック共重合体Aとビニル芳香族炭化水素系重合体Bとの
2成分系の時に比べて、粘着付与樹脂が変性ブロック共
重合体A中の共役ジエン鎖と相溶し、低温域にある損失
正接が大きくなり、従って低温域の制振性能が向上す
る。また、粘着付与樹脂の配合割合は、変性ブロック共
重合体A及びビニル芳香族炭化水素系重合体Bの総量
(A+B)100重量部に対して10〜150重量部で
あり、好ましくは20〜100重量部である。これら3
種類の樹脂の配合割合が上記の範囲から外れると、常温
での制振性能及び/又は接着強度が低いものとなり、優
れた複合型制振材料用組成物が得られなくなる。
【0022】また、本発明組成物の接着強度(T剥離、
剪断)をより向上させるために、更に無機フィラーを添
加してもよい。この目的で使用される無機フィラーは、
250℃程度まで加熱しても熱分解しないものである必
要があり、例えばタルク、クレー、酸化チタン、シリ
カ、アルミナ、マイカ、亜鉛華、カーボンブラック、黒
鉛等が挙げられるが、特に剪断接着強度を向上させる効
果が大きい点から、好ましくはタルク、クレー、シリカ
あるいはカーボンブラックの1種又は2種以上を用いる
のがよい。
剪断)をより向上させるために、更に無機フィラーを添
加してもよい。この目的で使用される無機フィラーは、
250℃程度まで加熱しても熱分解しないものである必
要があり、例えばタルク、クレー、酸化チタン、シリ
カ、アルミナ、マイカ、亜鉛華、カーボンブラック、黒
鉛等が挙げられるが、特に剪断接着強度を向上させる効
果が大きい点から、好ましくはタルク、クレー、シリカ
あるいはカーボンブラックの1種又は2種以上を用いる
のがよい。
【0023】また、本発明の組成物には、その制振材料
としての総合的な性能を損なわない範囲で、制振性能の
改良あるいは弾性率の向上を図るために、上記変性ブロ
ック共重合体A、重量平均分子量300〜10,000
のビニル芳香族炭化水素系重合体B及び粘着付与樹脂以
外の樹脂を混合して使用してもよい。この目的で使用し
得る樹脂としては、例えばポリスチレン、AS樹脂、A
BS樹脂、SBR(ブロック又はランダム)樹脂等の高
分子量スチレン系樹脂や、エチレン・α−オレフィン共
重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、プロピレン・
エチレン共重合体、プロピレン・ブテン共重合体等のオ
レフィン系樹脂や、天然ゴム、ポリイソプレンゴム(I
R)、ブチルゴム(IIR)等のゴム系樹脂や、ポリエ
ステルエラストマー、ポリアミドエラストマー等のエラ
ストマー等の樹脂を例示することができる。
としての総合的な性能を損なわない範囲で、制振性能の
改良あるいは弾性率の向上を図るために、上記変性ブロ
ック共重合体A、重量平均分子量300〜10,000
のビニル芳香族炭化水素系重合体B及び粘着付与樹脂以
外の樹脂を混合して使用してもよい。この目的で使用し
得る樹脂としては、例えばポリスチレン、AS樹脂、A
BS樹脂、SBR(ブロック又はランダム)樹脂等の高
分子量スチレン系樹脂や、エチレン・α−オレフィン共
重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、プロピレン・
エチレン共重合体、プロピレン・ブテン共重合体等のオ
レフィン系樹脂や、天然ゴム、ポリイソプレンゴム(I
R)、ブチルゴム(IIR)等のゴム系樹脂や、ポリエ
ステルエラストマー、ポリアミドエラストマー等のエラ
ストマー等の樹脂を例示することができる。
【0024】更に、樹脂組成物のガラス転移温度を所望
の値に移行するために可塑剤を添加してもよい。この目
的で使用される可塑剤としては、例えばポリエステル系
可塑剤、ポリエーテルエステル系可塑剤、リン酸エステ
ル類、エポキシ系可塑剤、フタル酸ジエステルセバシン
酸ジエステル等のエステル系可塑剤、トリメリット酸系
可塑剤、塩素化パラフィン等を挙げることができ、使用
する変性ブロック共重合体A、ビニル芳香族炭化水素系
重合体B及び粘着付与樹脂等の種類に応じて適宜選定し
て用いる。
の値に移行するために可塑剤を添加してもよい。この目
的で使用される可塑剤としては、例えばポリエステル系
可塑剤、ポリエーテルエステル系可塑剤、リン酸エステ
ル類、エポキシ系可塑剤、フタル酸ジエステルセバシン
酸ジエステル等のエステル系可塑剤、トリメリット酸系
可塑剤、塩素化パラフィン等を挙げることができ、使用
する変性ブロック共重合体A、ビニル芳香族炭化水素系
重合体B及び粘着付与樹脂等の種類に応じて適宜選定し
て用いる。
【0025】加えて、金属材料との接着性を向上させる
ために、シラン、チタン等のカップリング剤を添加して
もよい。そして、耐熱性向上のために、フェノール系、
リン系、硫黄系の酸化防止剤を添加してもよい。
ために、シラン、チタン等のカップリング剤を添加して
もよい。そして、耐熱性向上のために、フェノール系、
リン系、硫黄系の酸化防止剤を添加してもよい。
【0026】更に、充填剤として導電性固体物質を配合
することにより上記粘弾性組成物に導電性を付与し、得
られた制振材料をスポット溶接可能な材料とすることも
できる。この様な目的で使用される導電性物質として
は、ステンレス、亜鉛、錫、銅、黄銅、ニッケル等の金
属を粉末状、フレーク状、ファイバー状、ワイヤー状等
に加工した金属物質を挙げることができる。これらの導
電性物質は単独で使用してもよく、また、2種以上を組
み合わせて混合物として使用することもできる。そして
この際に、より良好なスポット溶接性を得るためには、
上記導電性物質が粉末状である場合にはその最大粒径
を、またフレーク状である場合にはその最大の厚さを、
更にファイバー状である場合にはその最大直径をそれぞ
れの代表長さ(L)としたとき、この代表長さ(L)と
複合型制振材料の中間樹脂層の厚さ(T)との比(L/
T)を0.5以上、好ましくは0.8以上、より好まし
くは1.0以上とするのがよい。
することにより上記粘弾性組成物に導電性を付与し、得
られた制振材料をスポット溶接可能な材料とすることも
できる。この様な目的で使用される導電性物質として
は、ステンレス、亜鉛、錫、銅、黄銅、ニッケル等の金
属を粉末状、フレーク状、ファイバー状、ワイヤー状等
に加工した金属物質を挙げることができる。これらの導
電性物質は単独で使用してもよく、また、2種以上を組
み合わせて混合物として使用することもできる。そして
この際に、より良好なスポット溶接性を得るためには、
上記導電性物質が粉末状である場合にはその最大粒径
を、またフレーク状である場合にはその最大の厚さを、
更にファイバー状である場合にはその最大直径をそれぞ
れの代表長さ(L)としたとき、この代表長さ(L)と
複合型制振材料の中間樹脂層の厚さ(T)との比(L/
T)を0.5以上、好ましくは0.8以上、より好まし
くは1.0以上とするのがよい。
【0027】本発明の組成物で形成される粘弾性中間層
の厚さは、要求される制振性能等から適宜選定されるも
のであるが、制振性能の観点からは10μm以上、好ま
しくは20μm以上であり、複合型制振材料におけるプ
レス加工性等の観点からは300μm以下、好ましくは
200μm以下である。
の厚さは、要求される制振性能等から適宜選定されるも
のであるが、制振性能の観点からは10μm以上、好ま
しくは20μm以上であり、複合型制振材料におけるプ
レス加工性等の観点からは300μm以下、好ましくは
200μm以下である。
【0028】本発明の組成物を使用して複合型制振材料
を製造する方法については、特に制限されるものではな
く、切板を使用するバッチ法、コイルを使用する連続法
等任意の方法を採用することができる。一方、粘弾性樹
脂と金属材料とを複合化する方法としては、粘弾性樹脂
を溶剤に溶解させて塗料状としたものを金属材料に塗布
して貼り合わせる方法や、Tダイ押出機等で金属材料上
に粘弾性樹脂の中間層を形成する方法や、オフラインで
製造したフィルム状の粘弾性樹脂を中間層として金属材
料の間に挟み込み、ホットメルト接着により接着する方
法等が挙げられ、樹脂組成物の性状あるいは得られる複
合型制振材料の種類等の目的に合わせて任意の方法を採
用することができる。
を製造する方法については、特に制限されるものではな
く、切板を使用するバッチ法、コイルを使用する連続法
等任意の方法を採用することができる。一方、粘弾性樹
脂と金属材料とを複合化する方法としては、粘弾性樹脂
を溶剤に溶解させて塗料状としたものを金属材料に塗布
して貼り合わせる方法や、Tダイ押出機等で金属材料上
に粘弾性樹脂の中間層を形成する方法や、オフラインで
製造したフィルム状の粘弾性樹脂を中間層として金属材
料の間に挟み込み、ホットメルト接着により接着する方
法等が挙げられ、樹脂組成物の性状あるいは得られる複
合型制振材料の種類等の目的に合わせて任意の方法を採
用することができる。
【0029】
【実施例】以下、実施例及び比較例に基づいて、本発明
を具体的に説明するが、実施例によって本発明の範囲が
制限されるものではない。以下の実施例及び比較例で用
いた変性ブロック共重合体Aは、スチレンとブタジエン
とのブロック共重合体を無水マレイン酸変性及び水素化
を行った変性SEBS樹脂であり、スチレンとブタジエ
ンの重量比が20/80であって、酸価(mgCH3 O
Na/g)10の共重合体である「変性SEBS」であ
る。また、以下の実施例で用いたビニル芳香族炭化水素
重合体Bは、α−メチルスチレンの重合体で、重量平均
分子量(スチレン換算)が664のポリα−メチルスチ
レンである。そして、架橋剤としては、エポキシ当量1
84〜194のビスフェノールA型エポキシ樹脂(油化
シェルエポキシ(株)製商品名:エピコート828)を
用いた。更に、以下の比較例及び実施例で用いた粘着付
与樹脂は、軟化点が85℃の水素化テルペン樹脂であ
る。
を具体的に説明するが、実施例によって本発明の範囲が
制限されるものではない。以下の実施例及び比較例で用
いた変性ブロック共重合体Aは、スチレンとブタジエン
とのブロック共重合体を無水マレイン酸変性及び水素化
を行った変性SEBS樹脂であり、スチレンとブタジエ
ンの重量比が20/80であって、酸価(mgCH3 O
Na/g)10の共重合体である「変性SEBS」であ
る。また、以下の実施例で用いたビニル芳香族炭化水素
重合体Bは、α−メチルスチレンの重合体で、重量平均
分子量(スチレン換算)が664のポリα−メチルスチ
レンである。そして、架橋剤としては、エポキシ当量1
84〜194のビスフェノールA型エポキシ樹脂(油化
シェルエポキシ(株)製商品名:エピコート828)を
用いた。更に、以下の比較例及び実施例で用いた粘着付
与樹脂は、軟化点が85℃の水素化テルペン樹脂であ
る。
【0030】実施例1〜4及び比較例1〜3
以下の実施例及び比較例において、試験のために使用し
た組成物及び制振鋼板は次に述べる方法で作製した。水
素化変性ブロック共重合体A(変性SEBS)及びビニ
ル芳香族炭化水素重合体B及び場合によって粘着付与樹
脂を溶剤(キシレン及び/又はシクロヘキサノン)に溶
解し、塗料型の組成物を得た。この塗料型組成物にエポ
キシ樹脂を加える場合には所定量のエポキシ樹脂を加え
てよく混合した後、バーコーターを使用して冷延鋼板上
に組成物を塗布し、180℃の温度で3分間乾燥した後
に重ね合わせ、180℃の温度で3分間加熱圧着し、厚
さ50μm前後の粘弾性樹脂中間層を有する複合型制振
材料を調製した。
た組成物及び制振鋼板は次に述べる方法で作製した。水
素化変性ブロック共重合体A(変性SEBS)及びビニ
ル芳香族炭化水素重合体B及び場合によって粘着付与樹
脂を溶剤(キシレン及び/又はシクロヘキサノン)に溶
解し、塗料型の組成物を得た。この塗料型組成物にエポ
キシ樹脂を加える場合には所定量のエポキシ樹脂を加え
てよく混合した後、バーコーターを使用して冷延鋼板上
に組成物を塗布し、180℃の温度で3分間乾燥した後
に重ね合わせ、180℃の温度で3分間加熱圧着し、厚
さ50μm前後の粘弾性樹脂中間層を有する複合型制振
材料を調製した。
【0031】このように調製された複合型制振材料につ
いて、その接着強度(T剥離接着強度及び剪断接着強
度)と制振性能とを測定した。結果を表1に示す。な
お、T剥離接着強度はJIS−K−6854試験法に基
づいて50mm/minの引張速度で評価し、剪断接着
強度はJIS−K−6850試験法の基づいて5mm/
minの引張速度で評価した。また、制振性能は機械イ
ンピーダンス法で各温度における振動吸収能を表す損失
係数(η)を測定した。
いて、その接着強度(T剥離接着強度及び剪断接着強
度)と制振性能とを測定した。結果を表1に示す。な
お、T剥離接着強度はJIS−K−6854試験法に基
づいて50mm/minの引張速度で評価し、剪断接着
強度はJIS−K−6850試験法の基づいて5mm/
minの引張速度で評価した。また、制振性能は機械イ
ンピーダンス法で各温度における振動吸収能を表す損失
係数(η)を測定した。
【0032】
【表1】
【0033】表1の結果より明らかなように、本発明の
実施例1〜4においては制振性能が発揮される指標であ
る損失係数が0.05以上を示す温度範囲及び充分に制
振性能があると認められる損失係数0.1以上を示す温
度範囲が広がっており、また、接着強度も高く安定して
いる。一方、比較例1〜3で示した様に、変性ブロック
共重合体Aのみの比較例1では接着強度は高いが、どの
温度においても損失係数が0.1より小さく、変性ブロ
ック共重合体Aと粘着付与樹脂との2成分である比較例
2では、接着強度及び常温での制振性能は充分に高く常
温型の複合型制振材料用組成物としては極めて適してい
るが、高温域での損失係数が低く広い温度範囲で制振性
能を発揮し得る組成物ではない。また、変性ブロック共
重合体Aと重量平均分子量が100,000のスチレン
系重合体を用いた比較例3では、どの温度においても損
失係数が0.1以上を示さず制振性能が低く好ましい組
成物ではない。以上の結果より、共役ジエンとビニル芳
香族炭化水素とのブロック共重合体を、官能基を有する
ビニル化合物で変性した変性ブロック共重合体Aと重量
平均分子量300〜10,000のビニル芳香族炭化水
素重合体Bからなる組成物は、広い温度範囲で優れた制
振性能を発揮し、充分な接着強度が得られる優れた複合
型制振材料用組成物であることが判明した。
実施例1〜4においては制振性能が発揮される指標であ
る損失係数が0.05以上を示す温度範囲及び充分に制
振性能があると認められる損失係数0.1以上を示す温
度範囲が広がっており、また、接着強度も高く安定して
いる。一方、比較例1〜3で示した様に、変性ブロック
共重合体Aのみの比較例1では接着強度は高いが、どの
温度においても損失係数が0.1より小さく、変性ブロ
ック共重合体Aと粘着付与樹脂との2成分である比較例
2では、接着強度及び常温での制振性能は充分に高く常
温型の複合型制振材料用組成物としては極めて適してい
るが、高温域での損失係数が低く広い温度範囲で制振性
能を発揮し得る組成物ではない。また、変性ブロック共
重合体Aと重量平均分子量が100,000のスチレン
系重合体を用いた比較例3では、どの温度においても損
失係数が0.1以上を示さず制振性能が低く好ましい組
成物ではない。以上の結果より、共役ジエンとビニル芳
香族炭化水素とのブロック共重合体を、官能基を有する
ビニル化合物で変性した変性ブロック共重合体Aと重量
平均分子量300〜10,000のビニル芳香族炭化水
素重合体Bからなる組成物は、広い温度範囲で優れた制
振性能を発揮し、充分な接着強度が得られる優れた複合
型制振材料用組成物であることが判明した。
【0034】
【発明の効果】本発明の複合型制振材料用組成物は、2
つの金属材料に挟み込まれ、得られた複合型制振材料が
優れた接着性を有し、広い範囲の温度領域において優れ
た制振性能を発揮すると共に、優れた耐久性(耐高温流
出性、耐水性)を発揮するものであり、産業上極めて有
用なものである。
つの金属材料に挟み込まれ、得られた複合型制振材料が
優れた接着性を有し、広い範囲の温度領域において優れ
た制振性能を発揮すると共に、優れた耐久性(耐高温流
出性、耐水性)を発揮するものであり、産業上極めて有
用なものである。
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(72)発明者 門脇 伸生
千葉県富津市新富20−1、新日本製鐵株式
会社技術開発本部内
(72)発明者 遠藤 紘
千葉県富津市新富20−1、新日本製鐵株式
会社技術開発本部内
Claims (4)
- 【請求項1】 共役ジエンとビニル芳香族炭化水素との
ブロック共重合体を官能基を有するビニル化合物で変性
して得られた変性ブロック共重合体A20〜95重量部
と、重量平均分子量が300〜10,000であるビニ
ル芳香族炭化水素系重合体B5〜80重量部とを含有す
ることを特徴とする複合型制振材料用組成物。 - 【請求項2】 重合体Aと重合体Bの総量(A+B)1
00重量部に対し、上記重合体Aの官能基と反応し得る
架橋剤0.01〜40重量部を配合した請求項1記載の
複合型制振材料用組成物。 - 【請求項3】 重合体Aと重合体Bの総量(A+B)1
00重量部に対し、軟化点が180℃以下の粘着付与樹
脂10〜150重量部を配合した請求項1又は2記載の
複合型制振材料用組成物。 - 【請求項4】 共役ジエンとビニル芳香族炭化水素との
ブロック共重合体を官能基を有するビニル化合物で変性
して得られた変性ブロック共重合体Aが、水素化された
水素化変性ブロック共重合体である請求項1〜3のいず
れかに記載の複合型制振材料用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19501391A JPH0517660A (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 複合型制振材料用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19501391A JPH0517660A (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 複合型制振材料用組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0517660A true JPH0517660A (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=16334085
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19501391A Pending JPH0517660A (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 複合型制振材料用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0517660A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63306014A (ja) * | 1987-06-09 | 1988-12-14 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 複層インサ−ト射出成形品 |
-
1991
- 1991-07-10 JP JP19501391A patent/JPH0517660A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63306014A (ja) * | 1987-06-09 | 1988-12-14 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 複層インサ−ト射出成形品 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970107 |