JPS63295715A - 不融化ピツチ繊維 - Google Patents

不融化ピツチ繊維

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JPS63295715A
JPS63295715A JP1751187A JP1751187A JPS63295715A JP S63295715 A JPS63295715 A JP S63295715A JP 1751187 A JP1751187 A JP 1751187A JP 1751187 A JP1751187 A JP 1751187A JP S63295715 A JPS63295715 A JP S63295715A
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JP
Japan
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fibers
pitch
fiber
strength
infusible
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Pending
Application number
JP1751187A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Sudo
須藤 義則
Hideyuki Nakajima
秀行 中嶋
Toshiyuki Ito
敏幸 伊藤
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Kashima Oil Co Ltd
Original Assignee
Kashima Oil Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明はピッチから得られる加工性の優れたU&維に関
する0本発明のピッチ繊維は、さらに炭化処理すること
により高性能を有する炭素繊維を形成する1m力を有す
る。さらに詳しくは、本発明は炭素分子の結晶および配
向ま■織が不完全であり、しかも弛緩状邪での熱処理に
より結晶および配向組繊が成長して強度および弾性下が
大幅に向上する能力を有する不mlヒビッチ1aiaに
関する。
本発明はピッチから得られる4atliのうち、不融化
処理を終わったF1階のものであって、炭化がまだほと
んど進んでいないが炭化状態の高いものより加工が容易
であり、しかも炭化程度が高いものより低コストである
ため、加工ロスを生じても製品コストにひびく割合が小
さい利点を有する。
本発明の不融化ピッチ繊維は炭(ヒを進めた繊維に比べ
て曲率半径の小さい曲げに対して丈夫であり、しかむそ
の曲げた部分がf&段の炭化処理により応力緩和し、そ
の曲げた部分のIll rtI粍性、耐屈曲性および耐
スクラッチ性が1乏れている特徴を有する。
(ロ)従来の技術 高軟化点のビッヂを熔融紡糸して得た繊維の表面を酸化
させて不敗化した後、不活性雰囲気中で炭化し、炭素繊
維を得る方法は特公昭4115728号に開示されてい
る。この方法はたしかに潰れたピッチ系炭′f8繊維の
製造法であるが、開示されている方法によると、高弾性
率の繊維を得るには炭化の際に緊張状態を保つ必要があ
る。不融化したピッチ繊維は極めて脆いため、緊張状態
で把持することが田難であり、この方法によって高弾性
率繊維を得ることは事実上不可能と考えられる。
この問題点を解決するために、特公昭49−8034号
、特IM昭441−19127号などに開示されている
ように光学異方性ピッチを用いる方法が提案された。
光学異方性ピッチは易炭化、易黒鉛化材料であり、高強
度、高弾性率の炭素繊維の原料としてずぐれた性質を示
す、とくに炭化の際に緊張状態に置く必要がないなめ、
コスト的にも晶買的にも有利な方法と考えられる。
光学異方性ピッチからの炭素繊維は、容易に高強度、高
弾性率にすることが可能である!r!因、加工時に折れ
るなど傷付き易いlff1 m点を有している。このよ
うな問題点は脆い繊維には多かれ少なかれ存在し、ガラ
ス繊維やI’AN系炭素繊維などでは潤滑性と集束性を
付祭するため、サイジング剤を塗布している。光学異方
性ピッチからの炭素繊維の場合、易黒鉛化性がわざわい
してサイジング剤をはじく傾向があり、均一に塗布しに
くいため潤滑性も集束性も不足する151 m点がある
このIF、1題点を解決するために特公昭53−412
8号では不融fヒエ程での酸化を、酸素含有率が17〜
30重麗%になるまで進行させ、架橋度が高<、W1r
m伸度が大きいピッチ繊維と′し、これを更に加工して
製品化する方法を開示している。この方法は炭素繊維の
低伸度、高弾性率による加工性の悪さを解決するために
は優れた方法であるが、炭化峙の強度および弾性率の上
昇が小さく、とくに黒ta化した場合それが顕著である
という問題点を有する。
(ハ)発明が解決しようとする一1題点本発明は光学異
方性ピッチもしくはそれと近似の炭化特性を有する高軟
化点のピッチから製造される炭素繊維の、脆さ、潤滑性
の不足および集束性の不足、さらにこれらの特性から来
る加工性の悪さを解決することを目的とする。
(ニ)問題点を解決する手段 本発明は高軟化点のピッチを熔融紡糸したのち、不融化
処理を行った不融化ピッチ繊維であり、該ピッチm l
li ノ酸素含71 rt−が6.0% 以上、17.
0% 未満であり、強度が5〜50kgr/mm’、沖
度カ1.0〜5.0%であり、該炭素繊維が弛桜状便で
の熱処理により強度が150kgr/sm”以上、カッ
fl 性率h’ 30.0001++r/s議1以上に
上昇する能力を有することを特徴とする。
本発明の不融化ピッチ繊維は好ましくは、高畝1じ点の
ピッチを熔融紡糸したのち、不融化処理するに際し、紡
糸したピッチm維を巻き取った後、あるいは巻き取らず
して、該ピッチm維を搬送用ベルトに載せて最高200
〜400℃のM1ヒ性雰囲気中に連続的に導入して該ピ
ッチ繊維の酸素含有率が6.0%以上、17.0%未満
になる条件で、該ピッチ繊維の強度が5〜50kgf/
m−鵞、伸度が1.0〜5.0%になるまで不融化処理
を行った後1次段の加工に移すことを11徴とする。
本発明において高軟化点のピッチとは光学異方性ピッチ
のような易黒鉛化性ピッチである。易黒鉛化性ピッチは
吃音によってニードルコークスを生じ、またピッチ繊維
の炭1ヒ時に、m緊張の炭化においてら高弾性率の炭素
繊維を生じる。易黒鉛化性ピッチには光学異方性ピッチ
のほかに、これと近似の黒鉛化性を示すドーマント メ
ソフェース ピッチやプリメソフェース炭素質が3よれ
る。
高軟化点のピッチは好ましくはメンフェース含有率がs
o1nm%以上の光学異方性ピッチである。もつとも好
ましくは光学的に見て、実費的に100%メソフェース
のピッチである。
本発明の不融化ピッチm維は酸素含有率6゜0%以上、
1フ、05未満、強度が5〜50kIIr/IIIII
I′、伸度力l。
O〜5,0%であり、弛緩状態で熱処理することにより
強度が15011gf/sm’以上、弾性率が30.0
00 kgf/am諺以上に上FF、する能力を有する
。酸素含有率がこの範囲より小さくなると炭1ヒ処理時
に繊維1flflが融着し易くなり1強度が小さいので
好ましくない。
酸素含有率がこの範囲より大きくなると、ピッチ繊維と
しての強度および伸度はさらに大きくなるが、炭化後お
よび熱油化後の強度および伸度が小さくなるので好まし
くない、a索よ有率は好ましくは9.0〜16.0%で
ある。fll!素3有率がこの範囲より小さくなると繊
維の耐摩耗性が小さくなり、復雑な織物や編物を1する
ような、繊維を小さい曲率で曲げて牽擦するような加工
が困難になる0強度がこの範囲より小さくなると加工時
に繊維が1付き易くなるので好ましくない0強度がこの
範囲より大きくなると繊維の対衝撃性が低「し、製品の
中の繊維がループを形成している部分が毛羽だち易くな
るので好ましくない9強度は好ましくは10〜30kg
f/−−!である。伸度がこの範囲より小さくなると加
工特に繊維が傷付き易くなるので好ましくない、伸度が
この範囲より大きくなると製品の形態および寸法安定性
が悪くなるので好ましくない、 1111度は好ましく
は2.0〜4.0%である。弛緩状聾での熱処理による
強度の上昇および弾性率の上昇は、易黒鉛化ピッチでは
通常見られる現象であるが、熱処理によって上昇した後
の強度がこの範囲より小さいものでは製品の耐疲労性、
耐酸化性が劣るので好ましくない、また熱処理によって
1封した後の強度がこの範囲より小さいものでは熱処理
によってサイジング剤をはじくようになる傾向が小さく
、本発明の方法を用いる必要性が小さい、熱処理による
上lt、 t&の強度は好ましくは200〜450ki
f/am”である、熱処理による上昇後の弾性率がこの
R囲より小さいものでは耐妓労性、耐酸化性が劣り、加
工時の寸法変化が大きいので好ましくない、熱処理によ
る上昇後の弾性率は好ましくは40,000〜100,
000kgr/mi+’である。
本発明の不融化ピッチmixは、好ましくは比重が1.
301.70、電気比抵抗が5X10弓〜5X10’Ω
’am、含Uする黒鉛結晶のfltJFJJ’XさLa
 (002)が32Å以下、黒鉛結晶の面間隔d1..
が3.54Å以上のものであり、熱処理によって高強度
高弾性率化した後の黒鉛結晶の積層厚さLa(002)
が36Å以上、黒鉛結晶の面間隔d・・雪が3.55Å
以下である。nも好ましくは比重が1.35〜1.65
、を気化抵抗が1×10−’〜5x10”Ω’em、熱
処理によって高強度高弾性率化した後の黒鉛結晶の積層
厚さLe(002)が60〜250人、黒鉛結晶の面間
:召d0..が3.36〜3.54人である。
本発明においては高軟化点のピッチを熔融紡糸した後、
−Il″aき取るがあるいは巻き取らずして、得られた
ピッチ繊維を搬送用ベルトに栽せてn高200〜400
℃の酸化性雰囲気中に連続的に導入して該ピッチ1R1
1tを不融化させ、該ピッチ繊維の酸素含有率が6.0
%以上、1フ、0%未満、強度が5〜50kgf/am
”、伸度が1.0〜5.0%になるまで酸化処理を行っ
た後、次段の加工に移行する。油剤およびサイジング剤
は紡糸後、要すればさらに不MlL後にけり・する、こ
れらの薬剤の存在は、不融化処理後にこれらがなくなっ
ていても11&lの巻き取り、あるいは種々の加工時に
収り汲い性を改善する効果がある。この理由は明らかで
ないが、不融化装置の種類によって収り扱い性が異なる
ことから、不融(ヒ前に与えられた繊維の配列形態が不
融化処理中に保たれるか否かが原因である可能性が大き
い。
不融化処理時にピッチ繊維を耐熱性ボビンに巻いて処理
したもの、ケンス中で処理したもの、ベルトに載せて処
理したものを比較した。これらは強度、伸度および弾性
率では大差ない値を示したが、巻き取り、*i、製編な
どの加工に際してベルトに載ぜて処理したものの集束性
が浸れていた。
紡糸後のピッチm維を搬送用ベル!・に載せる様式は、
形成された繊&!層が、すでに形成された繊維層の中に
後から載せられた繊維が潜り込んで形成されるような繊
維の順番の逆転が形成されない様式であれば、どのよう
なものでも良い、Ifi送川ベ用トに戟ぜられた繊維が
、振動や気流によって移動しないように、搬送用ベルト
は多孔質のものとし、背面から吸引して繊維をベルトに
圧着することが好ましい、1送用ベルトに送り込まれる
繊維は、ベルト面に垂直に近い方向から送り込まれると
、ベルトの孔やすでに形成された繊!171gの中に突
さ刺さることがあるので、走行する繊維を円運動、8の
字運動など種々のパターンで揺動させて、ベルト面と繊
維が送り込まれる方向とのなす角度を小さくすることが
好ましい、繊維とベルトが街突する際に、ショックでI
fJ繊されることがあり、繊維の順番の逆転の原因にな
ったり、以後のか工において欠点を生じる原因になる。
搬送用ベルトに載せたピッチ繊維は、酸化性雰囲気の巾
で最高200〜400℃に加熱して不融化する。加熱温
度は一定であるよりも、入口では200℃以下の低温で
あり、徐々に昇温して出口では400℃付近の高温とす
ることが好ましい、最高温度は好ましくは250〜35
0℃である。
不融化を終わったピッチat維は一般的には極めて弱い
ものであるが、酸化の程度を強めて、酸素含fr l 
カ6.0以上、17.0X 未満、m tW ノWt 
17i f+I+ 度が1.0〜5.0%にすることに
より、加工性の優れた繊維とすることが出来る。
炭化は!l1編、msのような二次加工後、あるいは巻
取った後、400℃以上の不活性雰囲気中で、繊維の強
度が1501++f/−一2以上になるまでの処理を行
う、炭化処理の初期は、400℃付近の温度で酸化性雰
囲気の不活性ガスによ装置1負から始めることが好まし
い、不活性ガスによるT1損が不十分である場合、繊維
がやせたり、強度上昇が不十分となるなどの問題を生じ
る。処理時間は初期には10〜b気の不活性ガスによる
置換を行い、終期には数秒ないし数百秒の間一定温度に
保つことが好ましい。
得られた繊維は引き続きボビン等に巻き取って次段の加
工を行うことができる。また引き続きさらに炭化を進め
て高強度、高弥性率の炭素繊維とすることができる。ま
たさらに高温で処理して黒SG繊維とすることができる
。引き続き炭化を進めるに当たっては、繊維に緊張を与
えながら行うことができ、強度、弾性率を大きくするこ
とができる。
得られた繊維を搬送用ベルトの上がらボビン等に巻き取
ったり1次段の高温処理に送る場合、ローラー等により
引っ張ることが必要である。この際、搬送用ベルト上の
繊IIM!Jを逆転さぜな後、引き出して張力を加え、
直線状に形を修正してやることが好ましい、搬送用ベル
ト上の繊liPgJを逆転させるためには、種々の方法
が考えられるが、繊維層の上に第二のベルトを接触させ
、両方のベルトで11i1層を挟んで上下を反転させた
後、第二のベルト上に繊維層を栽ぜ、その上から得られ
たtttmを引き出す方法が最も好ましい。
得られた繊維に張力をクーえる場合、炭素繊維の弾性率
は池の繊維に比べて非常に大きいので。
通常の張力付与、装置では張力の均一化が困難である。
流体の粘性により抵抗を与えることが好ましく、油剤や
サイジング剤を含んだ液を通して抵抗を与えることがと
くに好ましい、この際液は清や管の中を流して置くこと
が好ましい。
このようにして得られた繊維は高度に炭化を進めた繊維
と異なり1弾性率が小さく、油剤やサイン〉′グ剤のよ
うな液体に濡れやず<、集束性が漬れており、ioや製
編などの小さい曲率半径で曲げる工程を存する加工に対
して潰れた加工性を有する。また炭化を進めた繊維より
も低コストであるため、加工ロスの多い製品の場合非常
に有利である。また加工に際して歪みの緩和が起こるた
め、小さい曲率半径で曲げた部分の耐摩耗性や耐妓労性
が優れている。また堂耗により毛羽だち難く、耐屈曲性
や耐スクラッチ性も優れている。
好ましくはこのような後加工を行った陵、本発明の炭素
繊維は炭化処理を行って製品とする。
実施例 l 熱接触分解(FCC)残油の初溜り50℃終溜5GG℃
(常圧1M :tW )の溶分にメタンガスを送入しな
がら400℃で6時間熱処理し、さらに330℃で8時
間加熱してメソフェースを成長させ比重差によりメンフ
ェースを沈降分離した。このピッチは光学異方性成分を
100%含有し、キノリンネ溶分43%、トルエン不溶
分82%、を含有していた。
このピッチを出口に拡張部を有する紡糸孔より紡出し、
油剤を常法により塗布したf&270m/分で引き取り
、搬送用ベルトの上に螺旋状の軌跡を描くように、揺動
させながら堆積させた。
引き続き入口150℃、出口300℃の炉の巾で、釘温
速度り℃/分で空気による酸化処理を行い、さらに10
分間300℃に保って不FI&lヒした。
得られた繊維は酸素含有率13.2%、強度13kgf
/am”、弾性率530kgf/am’、伸度2.5%
、X線による黒10 &、晶の??IWJ’XさLc(
002)は8人、黒鉛結晶の面間隔d o、が3.62
人、比重は1.38、電気比抵抗は2x101Ω・CI
+であった。
この繊維を20℃7分の昇温速度で昇温しつつ、雰囲気
の窒素ガス置換を行−)た渣、1700℃で3分間炭化
処理を行い、さらに2800℃のアルゴン中で2分間処
理したところ、強度294kgf/m−”、弾性率72
゜000kgf/am”、伸度0.4%、の高強度、高
弾性率繊維となった。
不融化処理後の繊維およびアルゴン中での熱処理後のt
tX雄の製織性を比較した。平織りの場合には両者の差
は!1′I著で無かったが、二ffi織りでは熱処理前
のia維が製織し易く、多軸織りや三次元織りでは熱処
理後の繊維のg!織が困難であった。
不融出処Fll t&の繊維およびアルゴン中での熱処
理後の繊維を平織りしたものの性能を調べた。
不融化処p!後の繊維のta物はアルゴン中で熱処理し
て比較した0両者とも強度、伸度、弾性率についてはお
おきな差がなかったが繊維で熱処理したものはやや嵩高
く、摩耗時に毛羽だち易い傾向があり、耐屈曲性、耐ス
クラッチ性がやや劣り、耳部の耐摩耗性が大幅に劣って
いた。
比較P/41 実施例 lの紡糸後のピッチ繊維をアルミナ磁器製のボ
ビンに巻き収り、実施例 lとほぼ同様の昇温条件で不
融化処理をおこなった。得られた繊維の強度、伸度、弾
性率、結晶の状態は実施例 1と大差無かったが、製織
性は大幅に劣り、多軸織物や三次元織物の製織は困難で
あった。
比較例 2 実施例 lの紡糸後のピッチ繊維を耐熱合金製のケンス
に取り、実施例 lとほぼ同様の昇温条件で不融化処理
をおこなった。得られた繊維の強度、伸度、弾性率、結
晶の状態は実施例 1と大差無かノたが、ケンスから取
り出すことが難しく、製織性の計価は困難であった。
実施例 2〜5、比較例 3〜4 実施例 1と同じピッチを用い、同じ紡糸条件で紡糸し
、搬送ベルト上に載せて不融化し、その際不融化条件を
変えてl々の!l!素倉有率にしたものを作り、製織に
より加工性を計価した。
またこれらの不融化ピッチ繊維を実施例 1と同様にし
て最高温度2,800℃で炭化し、その性能を測定した
酸素3有率が本発明の範囲より小さいものは加工性が劣
り、大きいものは炭1ヒ後の強度、伸度が小さかった。
その結果を第1表に示す。
(ホ)発明の効果 本発明の不融化ピッチ繊維は炭化処理を行った後の炭素
繊維より加工が容易であり、低コストである0本発明の
不融化ピッチ繊維は炭化処理を行った後の炭素繊維に比
べて、曲率半径の小さい曲げに対して丈夫であり、その
曲げた部分が後段の炭化処理によって応力緩和し、その
曲げた部分の耐摩耗性、耐屈曲性および耐スクラッチ性
が優れている。
以上 手続補正書 昭和62年2月竹日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 高軟化点のピッチを熔融紡糸したのち、不融化処理を行
    って得た繊維であり、該ピッチ繊維の酸素含有率が6.
    0%以上、17.0%未満、強度が5〜50kgf/m
    m^2、伸度が1.0〜5.0%であり、該ピッチ繊維
    が弛緩状態での熱処理により強度が150kgf/mm
    ^2以上、かつ弾性率が30,000kgf/mm^2
    以上に上昇する能力を有することを特徴とする不融化ピ
    ッチ繊維。
JP1751187A 1987-01-28 1987-01-28 不融化ピツチ繊維 Pending JPS63295715A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63303120A (ja) * 1987-05-31 1988-12-09 Toa Nenryo Kogyo Kk 高強度、超高弾性率炭素繊維

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63303120A (ja) * 1987-05-31 1988-12-09 Toa Nenryo Kogyo Kk 高強度、超高弾性率炭素繊維
JPH0545686B2 (ja) * 1987-05-31 1993-07-09 Tonen Corp

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