JPS63291787A

JPS63291787A - スクータ形自動２輪車

Info

Publication number: JPS63291787A
Application number: JP63003022A
Authority: JP
Inventors: 博幸高橋; 明文大石; 辰巳　晴夫
Original assignee: Yamaha Motor Co Ltd
Current assignee: Yamaha Motor Co Ltd
Priority date: 1988-01-08
Filing date: 1988-01-08
Publication date: 1988-11-29
Also published as: JPH0470194B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明はアンダーボーン形のフレームを儂え、かつシー
トの下方に位置する燃料タンクおよびエンジンの周囲を
カバーで覆ったスクータ形自動２輪車に関する。

近年、省エネルギ一対策に伴い燃料消費量や維持費等が
少なくて済み経済的な小型の自動２輪車、いわゆるソフ
トバイクが脚光をあび、種々の機種が開発されている。

このような小型の自動２輪車はアンダーボーン形のフレ
ームを備え、かつシート下に燃料タンクや電装部品等を
配した構造が多く採用されているが、フレームのダウン
チューブに通常のフートレストとは異なり平板状のステ
ップボードを取付けたスクータ形の自動２輪車にあって
は、エンジンをステップボードよりも後方側つまり上記
シートや燃料タンクの下方に配置するとともに、これら
エンジンや燃料タンク等の外周囲を外観向上のために７
レームに対して着脱可能なカバーで覆った構造となって
いる。したがって、シート下には十分な数置スペースが
必要となるものであるが、この種の自動２輪車は初心者
や女性等でも寥易に乗車できるようにフレーム自体がコ
ンパクトに設計されているため、上記シート下のスペー
スは着しく狭くなる傾向にある。このため上記狭いスペ
ースにエンジン等の各＃ｇＡ機能部品を合理的に配置で
きる構造が要求されるものである。

本発明は、この上うな事情にもとづいてなされたもので
、その目的とするところは、エンノンのシリンダを前傾
させ、かつそのシリンダヘッドを７レ一ム部材の立上が
り部間に臨ませることにより、エンジンや気化器および
吸気サイレンサ等の各種機能部品の合理的な配置が可能
となって、狭いスペースを効率的に利用することができ
、しかもこの場合上記各種ｍ能部品の保守点検も容易に
行え、！備性の優れたスクータ形自動２輪車を得ようと
するものである。

以下、本発明を図面に示す一実施例にもとづいて説明す
る。

第１図はスクータ形自！！ｌＪ２輪車を示し、１は７レ
ーム、２はボトムリンク形のフロント７オーク、３は操
向輪、４はハンドルである。上記７レーム１はアンダー
ボーン形のものであって、ヘッドバイブ５の下部後面に
は１本のダウンチューブ６が溶接されている。ダウンチ
ューブ６の後端側は水平に曲成されており、この後端部
の両側面にはプセント７．７を介して後方に延びる左右
１対のバックステー８．８が溶接すれている。そして、
これらダウンチューブ６とバックステー８．８との接続
部分の上面には平板状をなしたフートレストボード９が
固定されているとともに、ヘッドパイプ５およびダウン
チューブ６には車体の側方に張り出すレッグシールド１
０が固定されている。バックステー８．８の後方側は、
後方斜め上部側に向って立上げられて立上がり部１１．
１１をなしているとともに、これら立上がり部１１．１
１の上ｊＩｆｆｌＳは、後方に向って略水平に延長され
て左右１対のシートレール１２．１２をなしている。そ
して立上がり部１１．１１の上端部間には図示しないク
ロスメンバおよびＵ字状のクロスチューブ１３が横架さ
れており、このクロスチューブ１３は前方上部側に向っ
て延出されている。クロスチューブ１３の延出部にはシ
ートブラケット１４を介してシート１５の前層部が支持
されており、このシート１５は前端部を枢支点として後
側が上方に回動するように開田可能に枢支されている。

またシート１５は上記シートレール１２．１２の略前半
分の上方に離間対向されており、このシート１５の直下
には燃料タンク１６およびオイルタンク１７が設置され
ている。この燃料タンク１６はシートレール１２．１２
間に配置されでいるとともに、オイルタンク１７はクロ
スチューブ１３の内側に配置されており、これら燃料タ
ンク１６およびオイルタンク１７の上部側は、夫々シー
トレール１２．１２およびクロスチューブ１３よりも上
方に突出されて上面がシート１５のシートボトムに近接
されている。そして燃料タンク１６およびオイルタンク
１７の外周囲は、上面および下面が開口さ紅た略筒状の
上部カバー１８によって包囲されている。

一方、上記立上がり部１１．１１の後面に溶接した、エ
ンジンブラケット１つ、１つには、揺動リンク２０．２
０が枢支されており、これら揺動リンク２０，２０間に
はピボット紬２１を介して動力ユニット２２が吊支され
ている。この動力ユニット２２は２サイクルエンノン２
３とこのエンノン２３のクランクケース２４およびクラ
ンクケース２４の左側から後方へ一体に延びる伝動ケー
ス２５とから構成され、この伝動ケース２５の後端上部
は左側のシートレール１２にン！Ｉ−／クアブソーパ２
６を介して懸架されている。そして、伝動ケース２５の
後端部には後輪２７が片持ち支持されており、この後輪
２７は伝動ケース２５内に張設された図示しない■ベル
トによって回転駆動されるようになっている。

しかして、上記エンジン２３のシリンダ２８は上記クラ
ンクケース２４の前面に取着されており、シリング紬が
車体の略前後方向に沿っている。

したがって、エンジン２３のシリングヘッド２９は、前
方を指向するとともに上記バックステー８．８の立上が
りｇｉ　ｉ、１１の下端部間に臨在されている。

そして、このようなエンノン２３のシリンダ２８および
シリングヘッド２９は、略箱状をなすエアンユラウド３
０によって覆われており、この工７シュラクト３０内に
は、その右側方から上記クランクケース２４の右側に配
された図示しないクランク軸と一体に口伝する７アン３
１によって冷却風が強制的に送風されるようになってい
る。このエアシュラウド３０の左側面は側方に膨出され
ており、この膨出ｇ分には、円弧状に湾曲された上記ク
ランクケース２４の前端面側に向って開口する吹き出し
口３２が形成されている。そして、この吹き出し口３２
は、上記クランクケース２４の前端面下部側に指向され
ている。したがって、吹き出し口３２から吹き出された
冷却風は、第３図および第４図中矢印で示す如くクラン
クケースＺ４の前端面下部側に当接し、その吹き出し方
向が曲率に沿ってクランクケース２４の下部側に偏向さ
れるようになっている。

なお、符号３３は上記立上がり部１１．１１の下端間に
臨在された点火プラグ、３４はキックスタータである。

一方、エンジン２３のシリング２８を前傾させたことに
より、このエンジン２３のクランクケース２４上面と上
記燃料タンク１６およびオイルタンク１７下面との間に
は、空間３５が形成され、この空間３５には気化器３６
および吸気サイレンサ３７が配置されている。すなわち
、上記気化器３６は、吸気パイプ３Ｂを介してクランク
ケース２４の前部上面に近接して連結されるとともに、
その吸入側が前方を指向されており、この気化器３６の
吸入側には後方上部側に向って曲成されたシタインド３
９を介して上記吸気サイレンサ３７が連結されている。

したがって、この吸気サイレンサ３７は気化器３６の後
方であり、かつ燃料タンク１Ｇの下方に配置されており
、これら気化器３６および吸気サイレンサ３７は上記動
力ユニット２２と一体的に揺動されるものである。この
吸気サイレンサ３７は上記ジヨイント３９が連結される
ケース本体４０とこのケース本体４０の後部に連結され
たエアフィルタケース４１とから構成され、これらケー
ス本体４０とエアフィルタケース４１との間には図示し
ないエアフィルタが介装されている。そして、この吸気
サイレンサ３７はシタインド３９との連結を単に解除す
るだ（すで、単体の右側に着脱可能に引き出せるように
なっている。また、上記ケース本体４０の前面には、前
方側に向って突出するエアダクト４２が突設されており
、このエアダクト４２はその突出端側下面に吸気口４３
を備えている。なお、吸気サイレンサ３７は、上記ピボ
ット紬２１の上方に位置しており、そのケース本体４０
の下面には上記ピボット紬２１に係止する１対の挟持片
４４．４４が突設されている。そしてまた、上記エアフ
ィルタケース４１の後面は後輪２７に近接されでおり、
この後面は後輪２７の曲率に沿うように曲成されてマッ
ドガードを兼ねている。さらに上記シートレール１２．
１２には後輪２７の上部側を覆うリヤ７エング４５が固
定されており、このリヤ７エング４５の前縁部は上記エ
アフィルタケース４１の後部上縁に近接されている。そ
してリヤ７２ング４５の前端部には、ゴム製の保護カバ
ー４６が取付けられており、この保護カバー４６は前端
側かエアフィルタケース４１の後部側上面および側面に
重合されてエアフィルタケース４１とリヤ７エング４５
との間の隙間を塞いでいる。

このように配置された勤カニニット２２、気化器３６、
吸気サイレンサ３７およびバックステー８．８の立上が
り部１１．１１ならびにシートレール１２．１２の側方
、つまり収容空間３５の側方は、車体の左右方向に分割
可能な左右１対のサイドカバー４７．４７によって覆わ
れており、これらサイドカバー４７．４７の後部側上縁
は、夫夫内側に延長されてシートレール１２．１２の略
後半分の上方を覆うよるになっている。また、バックス
テー８．８の立上がり部１１．１１の前方は前面カバー
４８によって覆われており、この前面カバー４８は、そ
の下端縁部を上記７−４レストボード９の後縁に引掛け
るとともに、上部側を上記メンバーから導出された支持
ステー４９にスクリュー５０を介して支持させることに
より立上がり部１１．１１の前面側に着脱可能に取着さ
れている。

このような構成によれば、エンジン２３のシリンダ２８
を前傾させたので、このエンノン２３のクランクケース
２４と燃料タンク１６およびオイルタンク１７どの間に
比較的広い容積の空間３５を確保することができ、この
空間３５内に配置される動力ユニットを吊支する揺動リ
ンクの大きさなどの形状を自由に選択できる。また、シ
リングへソド２９は、バックステー８．８の立上がり部
１１．１１間に前方を向いて臨在されているので、前面
カバー４８を取外すだけで点火プラグ３３を露出させる
ことができる。

吸気サイレンサ３７のエアフィルタケース４１をマッド
が−ドとして兼用しているので、別体のマッドが−ドを
設ける必要がなくなり、部品点数を削減できるとともに
、格別な取付構造も不用となって構造の簡略化を図れる
。しかもこの場合、エアフィルタケース４１とリヤフェ
ンダ４５との間の隙間を保護カバー４６によって覆った
ので、後輪２７が巻き上げた泥等の異物が上記隙間を伝
って空間３５内に侵入するのを防止できる。特にこの実
施例では空間３５内に吸気サイレンサ３７の吸気口４３
が開口しているので、吸気サイレンサ３７内への異物の
侵入を防止でき、その実用上の効果は大である。また、
リヤ７エング４５が固定であるのに対してエフフィルタ
ケース４１は動力ユニット２２と一体的に揺動するので
、走行中これらリヤフェンダ４５とエアフィルタケース
４１の相対位置関係は種々変化するが、上記保護カバー
４６はゴム製で可撓性を有するので何らの支障もなく、
上記隙間を確実に塞ぐことができる。

なお、上記実施例はバックステーの立上がり部の前方を
前面カバーで覆うようにしたが、例えば左右のサイドカ
バーの前縁部を内側に延長し、この延長部分で覆うよう
にしてもよい。

以上詳述した本発明は、エンジンのシリングヘッドを前
方を指向させかつフレーム部材の立上がり部間に臨゛ま
せたので、動力ユニットの上方に広い空間を確保でき、
勤カニニットを吊支する揺動リンク等の機能部品を無理
なく配置できる。加えてシリングヘッドは７レ一ム部材
の立上がり部間に臨んでいるので、カバーを取外すだけ
で点火プラグを露出させることができ、プルカバードタ
イプであるにも拘わらず整備性が良好となる等の優れた
効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、ｔｔ＆１図は全体の側
面図、第２図はフレームとカバーとの取付構造を示す分
解斜視図、第３図は要部の側面図、第４図はドライブユ
ニットの平面図である。５・・・ヘッドパイプ、８・・・フレーム部材（バック
ステー）、１１・・・立上がり部、２３・・・エンジン
（２サイクルエンジン）、２９・・・シリングヘッド、
２０・・・揺動リンク、２２・・・動力ユニット、２４
・・・クランクケース、２５・・・伝導ケース、２７・
・・後輪。

Claims

【特許請求の範囲】

ヘッドパイプに連なる左右１対のフレーム部材の後方側
を立上げ、かつこの立上がり部の上部側を車体後方に向
って延長させてなり、上記立上がり部にエンジンとその
クランクケースおよび伝動ケースより構成される動力ユ
ニットの上方を揺動リンクにより揺動自在に吊支してな
るスクータ形自動２輪車において、上記エンジンはその
クランクケースが上記伝動ケースの後端部に支持された
後輪の前方に配置されるとともに、シリンダヘッドが前
方を指向し、かつ上記フレーム部材の立上がり部間に臨
在するように配置したことを特徴とするスクータ形自動
２輪車。