JPS63289030A - ポリエステルフイルム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、例えば写真フィルムベース、特に反射写真材
料等の記録材料の支持体として好適な白色パールｐｔ−
肩するポリエステルフィルムに関するものである。

（従来の技術） 近年、一般的に写真印画紙と呼ばれる反射写真材料に於
いて、従来のポリオレフィン等の高分子材料を被覆した
ラミネート紙に代わり、ポリエステルフィルムにＴ　ｉ
　Ｏ２、Ｂ　ａ　Ｓ　０４等の白色顔料を含有させた白
色フィルムが広く用いられる様になってきた。その１几
る理由は、上記ラミネート紙に比べ該白色ポリエステル
フィルムが光沢度。

平滑変に優れるため、形成される画像のシャープネスが
エリ強調され商品の高級感が増すためである。

ところで、この様な高分子フィルムに白色顔料を練り込
む技術は一般的に公知のものであり以下の様な提案が過
去なされている。

例えば特開昭ゲタ−７ｌ弘り２１号公報には。

平均粒度／、ｊμ以下の白色顔料を含有させたスチレン
樹脂シート感光Ｎ／ｊ′（＋−設ける反射写真材料が開
示されている。

また、特開昭ｊコーよμ弘２１号公報に特定粒径のＢａ
ＳＯ４に含有させたポリエステルのシートを用いた反射
写真材料が、特開昭ｚ３−ｉｕｒｔ３コ号公報ではＴｉ
０２ｉ含有させる艶消しポリエステルフィルムが開示さ
れている。さらには、特開昭４／−／／１７≠６号公報
には、特定粒径でなおかつ表面処理し７’？−Ｔｉ０２
に含有してなる反射写真材料について開示されている。

（発明が解決しようとする問題点） 残念ながら、従来公知である白色顔料単独では高い白色
度が得られるもののパール光沢７発現させるのは困難で
あり、友とえ延伸の際、形成される顔料粒子周囲の層状
の空隙（ボイド）を持ってしても我々の目的とするパー
ル光沢を得るには不十分であつ几。

そこで本発明は、白色度が高くかつ真珠光沢と呼ばれる
パール光沢を持つポリエステルフィルムを提供しようと
するものである。

また本発明は、隠ぺい性が高く反射記録材料の支持体と
して用いることができるポリエステルフィルムを提供し
ようとするものである。

また本発明は、反射記録材料の支持体として用いること
に工って画像の７ヤープネスが向上し、高い白色度とパ
ール光沢に工って特殊な画像効果が得られるポリエステ
ルフィルムを提供しょうとするものである。

（問題点を解決するための手段） 本発明の目的は、白色顔料及びパール顔料の混合物を多
くとも２０ｗｔ％　　含有してなるポリエステルフィル
ムにエリ達成される。

通常の顔料が光の散乱や選択吸収を生じるのに対し、パ
ール光沢は入射した光が多重反射することに工って得ら
ｎるものである。（パール光沢の例としては天然には魚
類の体表の銀りんの光輝として見られるものがある。） パール顔料としては、古くは鉛白結晶、ＡＩ系顔料等が
用いられてきたが、本発明では％Ｔｉで表面被覆された
雲母顔料（以下チタンコーティングマイカと称する）が
最も好適である。これはチタン自体が高屈折率であるた
め、本発明で必要な・ξ−ル光沢を得るためのポリエス
テル中の添加量が少量ですみ、かつＡＩ系顔料の様に粉
塵爆発等の懸念も無く安全に使用できる定めである。具
体的には、メルク社のパール顔料イリオジンが挙げられ
、中でもム≠ｓｒ弘が平均粒径が小さく製膜性の観点か
ら最適である。

またパール顔料の粒子は平板状であることが好ましく％
１ｏ−ｉｏｏｏｏμ２の平面で、かつｊｏｏｈ以下の粒
子が好ましい。

また粒子の光学的厚さく厚さＸ屈折率）は−〇〇ＯＡ以
下であることが好ましく、特に／　４００λ以下である
ことが好ましい。また粒子の屈折率は高い方が好ましい
。

白色顔料としては、ＴｉＯ２，ＢａＳＯ４等特に限定さ
れないが高屈折率を持つという観点から。

Ｔ　ｉ　０２が最も有効であり、アナターゼ、ルチル型
等の結晶系を限定するものではない。しかし。

特別に対候性を求めるならば白亜化の少ないルチル型を
選定することが望ましい。ま九、Ｔ　ｉ　Ｏ２の粒径と
しては、製膜性（延伸性、溶融物のろ過性）、表面光沢
の観点から、０．２μ以下が望ましく更に１０μ以上の
粗大粒子ｔき有しないことが好ましい。この粗大粒子は
、−炭粒子の凝集に裏っても形成されることがあるため
、凝集防止の表面処理等も有効な手段として用いられる
。

本発明に用いられるポリエステル樹脂としては、−ｆｆ
的に芳香族ポリエステルと呼称される熱ｒｉ′ｆ塑性ポ
リエステルが好適であり、例としてはポリエチレンテレ
フタレート、ポリブチレンテレフタレート等が挙けられ
る。もちろん、その他す７タレー）、／、≠７クロヘキ
サンジメタノール等から構成されるポリエステルを混合
あるいは共重合させることも可能である。

上記し友白色顔料及びノに一ル顔料の混合物のポリエス
テル中への添加量としては、製膜性、特にフィルムの延
伸時の破れを防止する観点から多くとも２０ｗ１％　　
とすることが必要であり、また反射写真材料用の支持体
として必要な隠蔽率を得るためには少なくとも１０ｗｔ
％の添加が望ましい。

更に、上記顔料中のノに一ル顔料比率は、パール光沢の
発現変合いから多くともｊ　Ｏｗｔ％　以下が望ましい
。それ以上の添加を行った場合は、光沢が不自然になる
ばかりが製膜性が著しく悪化する。

また、顔料の添加方法としてｔ工、特に限定を加える所
ではなく重合反応時、押出し直前等、任意の方法全採用
することが可能であるが、ＴｉＯ２、チタンコーティン
グマイカの凝集を避け、かつ取り扱い性に優れた形とし
て使用するには、バンバリーミキサ−１二軸押出機等に
エリ顔料を強制的にせん断力を加え分散させマスターパ
ッチの形態とすることが望ましい。

製膜方法としては、常法によるが、共押出し等の特殊成
型方法も採用可能である。

パール光沢は前記した通り入射した光の多重反射に工っ
て生じるものであるから、バール顔料はポリエステルフ
ィルムの膜中にできるだけ膜に平行に配列させて層状構
造を作らせることが好ましいのでポリエステルフィルム
を二軸延伸することが効果的である。

又、更に白色変の向上を図る友めに、螢光増白剤が白色
顔料と併用されることが多いが１本発明において好適な
例としてはヘキスト社の’ＫＳＮ″、イーストマンケミ
カル社のＯＢ”等が挙げられる。

本発明のポリエステルフィルムは白黒ま九はカラーの反
射写真材料の支持体として好適に用いることができるが
１例えば特開昭１９−１７７１１１１号公報に記載され
た写真印画材料の支持体の代わりに用いることができる
。また符開昭Ａ／−／７？７１ｒ≠号公報に記載された
感圧記録用顕色シート、特開昭！？−ｌりｏｒｒｔ号公
報に記載され几感熱紙、特開昭Ａ／−コアＪ＃≠？号公
報に記載され友画像記録方法に用いる受像７−ト等の支
持体として、まｔ感熱転写記録、インクジェット記録等
の支持体として用いることができる。

実施例 平均粒径０．３μのアナターゼ型Ｔ　ｉ　０２　ｆ　ｊ
Ｏｗｔ％含肩させ含有スターパンチならびにバール顔料
イリオジン（Ａ４４ｊＪｌ）？Ｌ−１０ｗｔ％含有すせ
友マスターパンチを用い、ポリエチレンテレフタレート
中に最終的に顔料コンテント／ｊｗｔ％（Ｔｉ０２：パ
ール顔料＝Ｊ：２）ｉ含むシート’２成型し、まず縦方
向に３．μ倍さらに横方向に３．μ倍廷伸し最終的に１
００μの二軸延伸ポリエステルフィルムを得た。

比較例 上記ｂ　Ｔ　ｒ　０２マスターバツチを用い、バール顔
料を含まない以外は実施例と同様にして延伸を行い、最
終的に顔料濃度／　７ｗ１％の二軸延伸ポリエステルフ
ィルムヲ得た。

得られたポリエステルフィルムについて、光沢Ｉｎグロ
スメーターＶＧ−７０（日本電色■製）に工りｔｏｏで
測定しｔ、、ま几全光線透過率を積分球式（ヘイズメー
ターＨ８ＤＲ型（日本精密光学■）により測定した。

次に抗張力をテンシロンＵＴＭ−ＩＬ型（東洋ボールド
ウィン■製）にエリサンプルの大きさく幅）／□ｍｉ＋
Ｘ（長さ）１００ｔｍ、引っ張り速度２００Ｈ／ｍｉｎ
　　の条件を測定した。

なお、ノ（−ル光沢については視覚にエリパール光沢の
有無を調べた。以上の結果を第１表に示す。

第１表かられかる通り、本発明によって得られるポリエ
ステルフィルムは光沢度が高く、パール光沢ヲ有し、か
つ抗張力は従来のものと同様であり優れたものであった
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 白色顔料及びパール顔料の混合物を、多くとも２０ｗｔ
   ％含有してなるポリエステルフィルム。