JPS6328708Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6328708Y2 JPS6328708Y2 JP1983170956U JP17095683U JPS6328708Y2 JP S6328708 Y2 JPS6328708 Y2 JP S6328708Y2 JP 1983170956 U JP1983170956 U JP 1983170956U JP 17095683 U JP17095683 U JP 17095683U JP S6328708 Y2 JPS6328708 Y2 JP S6328708Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reinforcing material
- backrest
- opening
- rear bulkhead
- bulkhead
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000012779 reinforcing material Substances 0.000 claims description 18
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は自動車のリヤバルクヘツド部構造に関
するものである。
するものである。
自動車のリヤシート後部のリヤバルクヘツド
は、その中央部分が大きく開口し後方の荷物室
(トランクルーム)と車室内を連通した構造とな
つており、リヤフロア上にリヤシートを装着する
ことにより該リヤシートのバツクレストが上記リ
ヤバツクヘツドの開口部を覆うようになつてい
る。そして上記リヤバルクヘツドの開口部にV状
或はX状の補強材を固着して開口部周縁部分を補
強しているのが普通である(例えば特公昭51−
27049号公報、実開昭53−24021号公報等参照)。
は、その中央部分が大きく開口し後方の荷物室
(トランクルーム)と車室内を連通した構造とな
つており、リヤフロア上にリヤシートを装着する
ことにより該リヤシートのバツクレストが上記リ
ヤバツクヘツドの開口部を覆うようになつてい
る。そして上記リヤバルクヘツドの開口部にV状
或はX状の補強材を固着して開口部周縁部分を補
強しているのが普通である(例えば特公昭51−
27049号公報、実開昭53−24021号公報等参照)。
本考案はリヤバルクヘツドの開口部の中央部附
近にほぼ水平状の1本の補強材をその両端部をリ
ヤバルクヘツド両側部にボルト、ナツト等により
固着させて取付けることにより、リヤシートのバ
ツクレストにかかる乗員のもたれかかり荷重によ
つて上記補強材がたわみ、その補強材のスプリン
グ効果にて乗り心地の向上をはかると共に、リヤ
シートのセンタアームレストを上記補強材に係合
させることにより該センタアームレストの支持剛
性の向上をはかり、更にトランクルーム内から車
室内側への荷物の進入を防止し得るようにしたも
のであり、以下本考案を附図実施例を参照して説
明する。
近にほぼ水平状の1本の補強材をその両端部をリ
ヤバルクヘツド両側部にボルト、ナツト等により
固着させて取付けることにより、リヤシートのバ
ツクレストにかかる乗員のもたれかかり荷重によ
つて上記補強材がたわみ、その補強材のスプリン
グ効果にて乗り心地の向上をはかると共に、リヤ
シートのセンタアームレストを上記補強材に係合
させることにより該センタアームレストの支持剛
性の向上をはかり、更にトランクルーム内から車
室内側への荷物の進入を防止し得るようにしたも
のであり、以下本考案を附図実施例を参照して説
明する。
第1図及び第2図において、1はリヤフロア、
2はリヤバルクヘツドで、該リヤバルクヘツド2
の中央部分には後方のトランクルーム3と連通す
る大きな開口部2aが形成されている。4はリヤ
ホイールエプロンである。
2はリヤバルクヘツドで、該リヤバルクヘツド2
の中央部分には後方のトランクルーム3と連通す
る大きな開口部2aが形成されている。4はリヤ
ホイールエプロンである。
5は両端部を第4図に示すようにリヤバルクヘ
ツド2の両側部2b,2bにボルト7及びナツト
8等の固着手段によつて固着され開口部2aをほ
ぼ水平方向にブリツジする1本の補強材であり、
リヤフロア1にリヤシート6を設置した状態にお
いて、該リヤシート6のバツクレスト6aが第2
図に示すようにリヤバルクヘツド2及び補強材5
の前面部に寄りかかつた構造となるよう構成され
る。
ツド2の両側部2b,2bにボルト7及びナツト
8等の固着手段によつて固着され開口部2aをほ
ぼ水平方向にブリツジする1本の補強材であり、
リヤフロア1にリヤシート6を設置した状態にお
いて、該リヤシート6のバツクレスト6aが第2
図に示すようにリヤバルクヘツド2及び補強材5
の前面部に寄りかかつた構造となるよう構成され
る。
又第3図に示されるように、リヤシート6のバ
ツクレスト6aのセンタアームレスト6b取付部
分の後部には左右2個の係合部材6c,6cが取
付けられ、該係合部材6c,6cが前記補強材5
に係合した構造となつている。
ツクレスト6aのセンタアームレスト6b取付部
分の後部には左右2個の係合部材6c,6cが取
付けられ、該係合部材6c,6cが前記補強材5
に係合した構造となつている。
以上のように構成した本考案によれば、一般に
リヤシート6のバツクレスト6aは第2図に示す
ようにスプリングとワイヤで構成されており、着
座した乗員の過大な寄りかかり荷重Wに対しては
バツクレスト6a自体では受け切れずバツクレス
ト6aは変形をおこすが、上記バツクレスト6a
の変形は本考案では補強材5にて受け止められ、
該バツクレスト6aの大きな変形を防止すると共
に、補強材5はその両端固着部間のスパンが長い
ので、該荷重Wにて補強材5自体にたわみが生
じ、そのたわみによるスプリング効果にて乗員の
乗心地の向上をはかり得るものである。
リヤシート6のバツクレスト6aは第2図に示す
ようにスプリングとワイヤで構成されており、着
座した乗員の過大な寄りかかり荷重Wに対しては
バツクレスト6a自体では受け切れずバツクレス
ト6aは変形をおこすが、上記バツクレスト6a
の変形は本考案では補強材5にて受け止められ、
該バツクレスト6aの大きな変形を防止すると共
に、補強材5はその両端固着部間のスパンが長い
ので、該荷重Wにて補強材5自体にたわみが生
じ、そのたわみによるスプリング効果にて乗員の
乗心地の向上をはかり得るものである。
又第3図ハのようにセンタアームレスト6bに
W′のような横方向荷重が作用した場合、2個の
係合部材6c,6cにはそれぞれ互に逆方向の力
F1及びF2が作用し補強材5にはMo1及びMo2のモ
ーメントが発生するが、この各々のモーメントは
互に逆方向であるので互に相殺し合い、結局補強
材5には極めて小なるモーメントしか生じないこ
とになり、上記のようにリヤシートのバツクレス
トへの寄りかかり荷重によつてたわみスプリング
効果を発揮し得る程度の小なる剛性の補強材5に
て充分センタアームレスト6bの荷重支持を行い
得る。
W′のような横方向荷重が作用した場合、2個の
係合部材6c,6cにはそれぞれ互に逆方向の力
F1及びF2が作用し補強材5にはMo1及びMo2のモ
ーメントが発生するが、この各々のモーメントは
互に逆方向であるので互に相殺し合い、結局補強
材5には極めて小なるモーメントしか生じないこ
とになり、上記のようにリヤシートのバツクレス
トへの寄りかかり荷重によつてたわみスプリング
効果を発揮し得る程度の小なる剛性の補強材5に
て充分センタアームレスト6bの荷重支持を行い
得る。
更に又、例えば急減速時トランクルーム3内の
荷物が前方にせり出して来た場合、第4図に示す
ように該荷物Aは補強材5に当つて補強材5を前
方にたわませる。この場合補強材5の両端部を接
合固着したリヤバルクヘツド2の両側部分2bも
第4図ロからハのように折曲変形するが、上記補
強材5のたわみ及びリヤバルクヘツド両側部分2
bの変形によつて荷物Aの補強材5への衝突エネ
ルギーは吸収されて荷物Aは静止し、車室内への
突出を防止することができるものである。
荷物が前方にせり出して来た場合、第4図に示す
ように該荷物Aは補強材5に当つて補強材5を前
方にたわませる。この場合補強材5の両端部を接
合固着したリヤバルクヘツド2の両側部分2bも
第4図ロからハのように折曲変形するが、上記補
強材5のたわみ及びリヤバルクヘツド両側部分2
bの変形によつて荷物Aの補強材5への衝突エネ
ルギーは吸収されて荷物Aは静止し、車室内への
突出を防止することができるものである。
以上のように本考案によれば、リヤバルクヘツ
ドの開口部の補強をほぼ水平な1本の補強材にて
行うことにより構造の著しい簡素化、軽量化をは
かり得ると共に、該補強材をリヤシートバツクレ
ストへの寄りかかり荷重に対するスプリング効果
賦与部材、センタアームレストの荷重支持部材及
びトランクルーム内荷物が車室内側に移動したと
きの衝突エネルギー吸収部材等として兼用させる
ことができるもので、コスト低廉、取付作業が極
めて容易なることと相俟つて実用上多大の効果を
もたらし得るものである。
ドの開口部の補強をほぼ水平な1本の補強材にて
行うことにより構造の著しい簡素化、軽量化をは
かり得ると共に、該補強材をリヤシートバツクレ
ストへの寄りかかり荷重に対するスプリング効果
賦与部材、センタアームレストの荷重支持部材及
びトランクルーム内荷物が車室内側に移動したと
きの衝突エネルギー吸収部材等として兼用させる
ことができるもので、コスト低廉、取付作業が極
めて容易なることと相俟つて実用上多大の効果を
もたらし得るものである。
附図は本考案の実施例を示すもので、第1図は
リヤバルクヘツド部の正面図、第2図は第1図の
X−X断面図、第3図イ,ロ,ハはリヤシートの
センタアームレスト取付部の縦断側面図、Y部の
拡大断面図及びセンタアームレスト取付部と補強
材との関係を示す平面図である。第4図イ,ロ,
ハは補強材取付部の平面図、Z部の拡大図及びZ
部の変形態様を示す図である。 1……リヤフロア、2……リヤバルクヘツド、
3……トランクルーム、4……リヤホイールエプ
ロン、5……補強材、6……リヤシート、6a…
…バツクレスト、6b……センタアームレスト、
6c……係合部材。
リヤバルクヘツド部の正面図、第2図は第1図の
X−X断面図、第3図イ,ロ,ハはリヤシートの
センタアームレスト取付部の縦断側面図、Y部の
拡大断面図及びセンタアームレスト取付部と補強
材との関係を示す平面図である。第4図イ,ロ,
ハは補強材取付部の平面図、Z部の拡大図及びZ
部の変形態様を示す図である。 1……リヤフロア、2……リヤバルクヘツド、
3……トランクルーム、4……リヤホイールエプ
ロン、5……補強材、6……リヤシート、6a…
…バツクレスト、6b……センタアームレスト、
6c……係合部材。
Claims (1)
- 中央部分に開口部を設けたリヤバルクヘツドの
両側部に、上記開口部をほぼ水平状にまたぐ1本
の補強材の両端部を固着し、リヤシートをそのバ
ツクレストが上記リヤバルクヘツド及び補強材の
前面部に寄りかかつた状態においてリヤフロア上
に装着すると共に、上記バツクレストのセンタア
ームレスト取付部附近の後部に左右2個の係合部
材を設け、該係合部材を上記補強材に係合させた
ことを特徴とする自動車のリヤバルクヘツド部構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983170956U JPS6078674U (ja) | 1983-11-04 | 1983-11-04 | 自動車のリヤバルクヘツド部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983170956U JPS6078674U (ja) | 1983-11-04 | 1983-11-04 | 自動車のリヤバルクヘツド部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6078674U JPS6078674U (ja) | 1985-06-01 |
JPS6328708Y2 true JPS6328708Y2 (ja) | 1988-08-02 |
Family
ID=30373059
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1983170956U Granted JPS6078674U (ja) | 1983-11-04 | 1983-11-04 | 自動車のリヤバルクヘツド部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6078674U (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100365231B1 (ko) * | 2000-12-06 | 2002-12-18 | 기아자동차주식회사 | 해치백형 자동차의 수화물 차단부재 |
JP2009126197A (ja) * | 2007-11-19 | 2009-06-11 | Suzuki Motor Corp | 後部車体構造 |
JP2010115996A (ja) * | 2008-11-12 | 2010-05-27 | Kanto Auto Works Ltd | リアシートバックの支持構造 |
JP6358014B2 (ja) * | 2014-09-26 | 2018-07-18 | スズキ株式会社 | 車両後部構造 |
-
1983
- 1983-11-04 JP JP1983170956U patent/JPS6078674U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6078674U (ja) | 1985-06-01 |
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